JPH06866B2 - ポリクロロプレンエラストマ−組成物及びその製造方法 - Google Patents
ポリクロロプレンエラストマ−組成物及びその製造方法Info
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- JPH06866B2 JPH06866B2 JP59047935A JP4793584A JPH06866B2 JP H06866 B2 JPH06866 B2 JP H06866B2 JP 59047935 A JP59047935 A JP 59047935A JP 4793584 A JP4793584 A JP 4793584A JP H06866 B2 JPH06866 B2 JP H06866B2
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- Japan
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- polychloroprene
- weight
- polyether
- chloroprene
- elastomer composition
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F236/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
- C08F236/02—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
- C08F236/04—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
- C08F236/14—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated containing elements other than carbon and hydrogen
- C08F236/16—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated containing elements other than carbon and hydrogen containing halogen
- C08F236/18—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated containing elements other than carbon and hydrogen containing halogen containing chlorine
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- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、加硫物強度を保持したまま、耐油性、耐候
性、耐熱性及び耐寒性が大幅に改善されたポリクロロプ
レンエラストマー組成物及びその製造方法に関するもの
である。
性、耐熱性及び耐寒性が大幅に改善されたポリクロロプ
レンエラストマー組成物及びその製造方法に関するもの
である。
ポリクロロプレンエラストマーは物性的に最もバランス
のとれたエラストマーとして種々の用途分野において使
用されて来た。一概に、ポリクロロプレンと言っても、
種々のタイプがあり、例えば耐油性改善ポリクロロプレ
ンとして、電気化学工業(株)のDCR-50、耐熱性改善ポ
リクロロプレンとして電気化学工業(株)のDCR-34があ
る。しかしながら、こうした単一の特性の改善されたポ
リクロロプレンは種々あるも、ポリクロロプレン全体の
特性がレベルアップされたタイプは皆無であり、しかも
ある特性の改善が他の物性の悪化を招く事が多く、例え
ば前述のDCR-50、DCR-34においては低温脆化点は一般の
ポリクロロプレンに比べて改悪される傾向にある。
のとれたエラストマーとして種々の用途分野において使
用されて来た。一概に、ポリクロロプレンと言っても、
種々のタイプがあり、例えば耐油性改善ポリクロロプレ
ンとして、電気化学工業(株)のDCR-50、耐熱性改善ポ
リクロロプレンとして電気化学工業(株)のDCR-34があ
る。しかしながら、こうした単一の特性の改善されたポ
リクロロプレンは種々あるも、ポリクロロプレン全体の
特性がレベルアップされたタイプは皆無であり、しかも
ある特性の改善が他の物性の悪化を招く事が多く、例え
ば前述のDCR-50、DCR-34においては低温脆化点は一般の
ポリクロロプレンに比べて改悪される傾向にある。
本発明者は、かかる現状に付き、鋭意検討した結果、
(a)クロロプレン50〜95重量%と2,3−ジクロロブ
タジエン−1,3、1−クロロブタジエン−1,3、硫黄、
スチレン、メタクリル酸メチル及びメタクリル酸の群か
ら選ばれた1種以上のモノマー0〜10重量%と下記式
で表わされるポリエーテルジ(メタ)アクリレート5〜
50重量%とをラジカル共重合して得られたポリクロロ
プレンと(b)ベンゼン可溶性ポリクロロプレンとの緊密
な配合物であつて、(a):(b)の重量割合が9:1から
1:9の範囲にあるポリクロロプレンエラストマー組成
物が従来のポリクロロプレンに比べ、加硫物の強度を保
持したまま、耐油性、耐候性、耐熱性及び耐寒性が著し
く改善されることを見い出し、本発明に到つたわけであ
る。
(a)クロロプレン50〜95重量%と2,3−ジクロロブ
タジエン−1,3、1−クロロブタジエン−1,3、硫黄、
スチレン、メタクリル酸メチル及びメタクリル酸の群か
ら選ばれた1種以上のモノマー0〜10重量%と下記式
で表わされるポリエーテルジ(メタ)アクリレート5〜
50重量%とをラジカル共重合して得られたポリクロロ
プレンと(b)ベンゼン可溶性ポリクロロプレンとの緊密
な配合物であつて、(a):(b)の重量割合が9:1から
1:9の範囲にあるポリクロロプレンエラストマー組成
物が従来のポリクロロプレンに比べ、加硫物の強度を保
持したまま、耐油性、耐候性、耐熱性及び耐寒性が著し
く改善されることを見い出し、本発明に到つたわけであ
る。
(但し式中、R1は−Hまたは−CH3、R2は平均炭素
数が2.5〜6の直鎖または分岐構造を有するアルキレン
基、R3は−Hまたは−CH3、そしてnは4を越え20
までの数である。) 即ち、本発明の特徴は、クロロプレン重合体鎖中にポリ
エーテル鎖がブロツク的に導入された本質的にベンゼン
不溶性のポリクロロプレンとベンゼン可溶性ポリクロロ
プレンを1:9〜9:1の範囲で緊密な配合物にするこ
とにより、従来のポリクロロプレンの加硫物強度を保持
したまま耐油性、耐候性、耐熱性及び耐寒性が著しく改
善されたポリクロロプレンエラストマー組成物に関する
ものである。
数が2.5〜6の直鎖または分岐構造を有するアルキレン
基、R3は−Hまたは−CH3、そしてnは4を越え20
までの数である。) 即ち、本発明の特徴は、クロロプレン重合体鎖中にポリ
エーテル鎖がブロツク的に導入された本質的にベンゼン
不溶性のポリクロロプレンとベンゼン可溶性ポリクロロ
プレンを1:9〜9:1の範囲で緊密な配合物にするこ
とにより、従来のポリクロロプレンの加硫物強度を保持
したまま耐油性、耐候性、耐熱性及び耐寒性が著しく改
善されたポリクロロプレンエラストマー組成物に関する
ものである。
元来、ポリエーテル鎖は耐油性、耐寒性及び耐候性等の
優れた分子鎖であるが、クロラプレンゴムとの相溶性が
不良のため、例えば単にクロロプレンゴムとポリプロピ
レングリコール等をゴム練り機で混ぜ合わせて加硫して
も物性改善効果がないばかりか、極端に加硫物強度が低
下し、更には加硫物の表面にポリエーテルがブルームし
てくるという現象が見られる。
優れた分子鎖であるが、クロラプレンゴムとの相溶性が
不良のため、例えば単にクロロプレンゴムとポリプロピ
レングリコール等をゴム練り機で混ぜ合わせて加硫して
も物性改善効果がないばかりか、極端に加硫物強度が低
下し、更には加硫物の表面にポリエーテルがブルームし
てくるという現象が見られる。
しかるに、本発明者は、ポリエーテル鎖の両末端にラジ
カル共重合可能であるアクリロイル基またはメタクリロ
イル基を付加したポリエーテルジ(メタ)アクリレート
をクロロプレンモノマーの重合時に共重合成分として添
加する事により、ポリクロロプレン鎖とポリエーテル鎖
の間に化学的結合を介在せしめ、ポリクロロプレンエラ
ストマーにポリエーテルの特性を付与し、本質的にベン
ゼン不溶性のポリクロロプレンが得られることを見い出
し、更には、ベンゼン不溶性ポリクロロプレンの宿命的
欠陥である加硫物強度の悪化を、当該ベンゼン不溶性ポ
リクロロプレンとベンゼン可溶性ポリクロロプレンとを
重量割合で1/9〜9/1の緊密な配合物とすることにより抑
制できる事を見い出し、本発明に到ったわけである。
カル共重合可能であるアクリロイル基またはメタクリロ
イル基を付加したポリエーテルジ(メタ)アクリレート
をクロロプレンモノマーの重合時に共重合成分として添
加する事により、ポリクロロプレン鎖とポリエーテル鎖
の間に化学的結合を介在せしめ、ポリクロロプレンエラ
ストマーにポリエーテルの特性を付与し、本質的にベン
ゼン不溶性のポリクロロプレンが得られることを見い出
し、更には、ベンゼン不溶性ポリクロロプレンの宿命的
欠陥である加硫物強度の悪化を、当該ベンゼン不溶性ポ
リクロロプレンとベンゼン可溶性ポリクロロプレンとを
重量割合で1/9〜9/1の緊密な配合物とすることにより抑
制できる事を見い出し、本発明に到ったわけである。
本発明によれば、前述の(a)のポリクロロプレンの重合
の際クロロプレンモノマーは50〜95重量%が用いら
れる。50重量%未満では、生成される重合体がもはや
クロロプレン重合体の特性を有せず、従来から用いられ
て加工法が適用できなくなる。95重量%を越えれば、
ポリエーテルジ(メタ)アクリレートによる改質効果が
充分でない。ポリエーテルジ(メタ)アクリレートは5
〜50重量%が用られる。5重量%未満では、改質効果
が充分でなく、50重量%を越えれば、生成される重合
体が、もはやポリクロロプレンの特性を有さない。
の際クロロプレンモノマーは50〜95重量%が用いら
れる。50重量%未満では、生成される重合体がもはや
クロロプレン重合体の特性を有せず、従来から用いられ
て加工法が適用できなくなる。95重量%を越えれば、
ポリエーテルジ(メタ)アクリレートによる改質効果が
充分でない。ポリエーテルジ(メタ)アクリレートは5
〜50重量%が用られる。5重量%未満では、改質効果
が充分でなく、50重量%を越えれば、生成される重合
体が、もはやポリクロロプレンの特性を有さない。
当該ポリエーテルジ(メタ)アクリレートの構造は下記
式に示す様に規定される。R2は直鎖または分岐構造を
有する平均炭素数2.5〜6のアルキレン基である。ここ
でアルキレン基は、例えばテトラメチレン基のような基
が1種でも当然よいが、−(C2H4−O)L−(C3
H6−O)m−のようにエチレン基とプロピレン基が混
ざっている場合でもよく、この場合は、もしL=mであ
れば、アルキレン基の平均炭素数は(2L+3m)/
(L+m)=2.5となる。平均炭素数2.5未満では
耐油性及び耐候性の改質は可能であるが、耐寒性の改良
が充分でなく、6を越えれば、耐油性の改善が充分では
ない。ポリエーテル単位の繰り返し数nは4を越え20
までの数に限定される。4以下では充分な改質効果が得
られず、20を越えれば、加硫物強度の低下をまねくこ
とがある。
式に示す様に規定される。R2は直鎖または分岐構造を
有する平均炭素数2.5〜6のアルキレン基である。ここ
でアルキレン基は、例えばテトラメチレン基のような基
が1種でも当然よいが、−(C2H4−O)L−(C3
H6−O)m−のようにエチレン基とプロピレン基が混
ざっている場合でもよく、この場合は、もしL=mであ
れば、アルキレン基の平均炭素数は(2L+3m)/
(L+m)=2.5となる。平均炭素数2.5未満では
耐油性及び耐候性の改質は可能であるが、耐寒性の改良
が充分でなく、6を越えれば、耐油性の改善が充分では
ない。ポリエーテル単位の繰り返し数nは4を越え20
までの数に限定される。4以下では充分な改質効果が得
られず、20を越えれば、加硫物強度の低下をまねくこ
とがある。
(但し式中R1は−Hまたは−CH3、R2は平均炭素
数が2.5〜6の直鎖又は分岐構造を有するアルキレン
基、R3は−Hまたは−CH3、そしてnは4を越え20
までの数である。) 本発明に用いられるポリエーテルジ(メタ)アクリレー
トには例えばポリプロピレングリコールジメタクリレー
ト、〔例えば商品名:NKエステル−9PG、新中村化
学工業(株)製〕、ポリテトラメチレングリコールジア
クリレート〔例えば、 (但しm=15〜16)〕等がある。
数が2.5〜6の直鎖又は分岐構造を有するアルキレン
基、R3は−Hまたは−CH3、そしてnは4を越え20
までの数である。) 本発明に用いられるポリエーテルジ(メタ)アクリレー
トには例えばポリプロピレングリコールジメタクリレー
ト、〔例えば商品名:NKエステル−9PG、新中村化
学工業(株)製〕、ポリテトラメチレングリコールジア
クリレート〔例えば、 (但しm=15〜16)〕等がある。
ポリエーテルジ(メタ)アクリレート以外のクロロプレ
ンとの共重合成分として、2,3−ジクロロブタジエン−
1,3、1−クロロブタジエン−1,3、硫黄、スチレン、
メタクリル酸メチル及びメタクリル酸の内1種以上を1
0重量%まで重合に供することができる。10重量%を
超えれば、種々の物性の低下をまねく。
ンとの共重合成分として、2,3−ジクロロブタジエン−
1,3、1−クロロブタジエン−1,3、硫黄、スチレン、
メタクリル酸メチル及びメタクリル酸の内1種以上を1
0重量%まで重合に供することができる。10重量%を
超えれば、種々の物性の低下をまねく。
(a)のポリクロロプレンの重合の方法及び条件は何ら限
定を受けるものでなないが、通常用いられる常圧乳化重
合で行なう場合、重合温度は20〜50℃が好ましく、
クロロプレンモノマーの転化率は70%以上が好まし
い。また、クロロプレンモノマーを重合時に分括添加す
ることも、更に改質効果を充分なものとするには有効で
ある。
定を受けるものでなないが、通常用いられる常圧乳化重
合で行なう場合、重合温度は20〜50℃が好ましく、
クロロプレンモノマーの転化率は70%以上が好まし
い。また、クロロプレンモノマーを重合時に分括添加す
ることも、更に改質効果を充分なものとするには有効で
ある。
(a)のポリクロロプレンと緊密な配合物を形成する(b)の
ベンゼン可溶性ポリクロロプレンの組成、分子量等は何
ら限定されないが、ムーニー粘度(ML1+4,100
℃で測定)が10〜80のポリマーが好ましい。
ベンゼン可溶性ポリクロロプレンの組成、分子量等は何
ら限定されないが、ムーニー粘度(ML1+4,100
℃で測定)が10〜80のポリマーが好ましい。
上記(a)と(b)2者のポリクロロプレンの配合物の重合割
合は、1:9〜9:1に限定される。ポリエーテルジ
(メタ)アクリレートが供重合された(a)のポリクロロ
プレンの割合が10重量%未満では、改質効果が充分で
なく、90重量%を越えれば、加硫物の強度が低下す
る。
合は、1:9〜9:1に限定される。ポリエーテルジ
(メタ)アクリレートが供重合された(a)のポリクロロ
プレンの割合が10重量%未満では、改質効果が充分で
なく、90重量%を越えれば、加硫物の強度が低下す
る。
(a)と(b)のポリマーの緊密な配合物を形成せしめる手段
には種々考えられるが、(a)と(b)のポリマーのラテツク
スの状態で混ぜ合わせる方法が最も好ましい。
には種々考えられるが、(a)と(b)のポリマーのラテツク
スの状態で混ぜ合わせる方法が最も好ましい。
一般的に、エチレンジメタクリレート又はトリメチロー
ルプロパントリメタクリレート等がクロロプレンの共重
合成分として重合された、ベンゼン不溶性ポリクロロプ
レンとベンゼン可溶性ポリクロロプレンの配合物の場
合、その配合割合に関わらず加硫物の強度が低下するの
が常であるが、本発明では配合割合が1:9〜9:1の
範囲では加硫物強度の低下は見られない。
ルプロパントリメタクリレート等がクロロプレンの共重
合成分として重合された、ベンゼン不溶性ポリクロロプ
レンとベンゼン可溶性ポリクロロプレンの配合物の場
合、その配合割合に関わらず加硫物の強度が低下するの
が常であるが、本発明では配合割合が1:9〜9:1の
範囲では加硫物強度の低下は見られない。
これは、本発明で用いられるポリエーテルジ(メタ)ア
クリレートが、エチレンジメタクリレート等に比べ、極
めて分子量が高いためと思われる。
クリレートが、エチレンジメタクリレート等に比べ、極
めて分子量が高いためと思われる。
本発明によるポリクロロプレンエラストマー組成物は、
加硫物強度を保持したまま、耐油性、耐候性、耐熱性及
び耐寒性が大幅に改善された物性を有し、更には、従来
のクロロプレンゴムの加工に慣用される方法に従つて、
配合、加硫、成形、その他の加工を行なうことができる
ため、従来のクロロプレンエラストマーでは、物性的に
不充分であるため使用できなかつた用途分野に供するこ
とができる。
加硫物強度を保持したまま、耐油性、耐候性、耐熱性及
び耐寒性が大幅に改善された物性を有し、更には、従来
のクロロプレンゴムの加工に慣用される方法に従つて、
配合、加硫、成形、その他の加工を行なうことができる
ため、従来のクロロプレンエラストマーでは、物性的に
不充分であるため使用できなかつた用途分野に供するこ
とができる。
次に本発明を更に一層理解し易くするために本発明の実
施例及び比較例を示す。部及び%は重量基準によつて示
す。
施例及び比較例を示す。部及び%は重量基準によつて示
す。
また、各例で使用したポリエーテルジ(メタ)アクリレ
ートは記号で示してあるが、その内容は下記の通りであ
る。
ートは記号で示してあるが、その内容は下記の通りであ
る。
a;ポリプロピレングリコールジメタクリレート (n=7) 新中村化学(株)製「NKエステル9PG」 b;ポリテトラメチレングリコールジアクリレート 共栄社油脂化学工業(株)試作品 c;ポリエチレングリコールジアクリレート 共栄社油脂化学工業(株)製「14EG-A」 d;トリプロピレングリコールジアクリレート 新中村化学(株)製「NKエステルAPG-200」 また、重合は以下の手法に依つた。
重合は内容積30のステンレス製重合缶中で行なつ
た。すなわち、窒素気流中で水200部、乳化剤として
不均化ロジン酸5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム塩3部、分散剤としてホルムアルデヒド−ナフタ
リンスルホン酸縮合物ナトリウム塩1.5部、その他重
合助剤としてカセイソーダ0.8部を仕込んだ後、撹拌し
ながら、第1表記載の単量体混合物をn−ドデシルメル
カプタンと共に加えた。第1表記載条件で、ラジカル重
合開始剤としてホルムアミンジンスルフイン酸を用いて
重合し、クロロプレンモノマーの任意の重合率で、チオ
ジフエニルアミンを加えて重合を停止した。未反応クロ
ロプレンモノマー及び所定の水をスチームストリツピン
グにより除去し、固型分30%のラテックスを得た。
た。すなわち、窒素気流中で水200部、乳化剤として
不均化ロジン酸5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム塩3部、分散剤としてホルムアルデヒド−ナフタ
リンスルホン酸縮合物ナトリウム塩1.5部、その他重
合助剤としてカセイソーダ0.8部を仕込んだ後、撹拌し
ながら、第1表記載の単量体混合物をn−ドデシルメル
カプタンと共に加えた。第1表記載条件で、ラジカル重
合開始剤としてホルムアミンジンスルフイン酸を用いて
重合し、クロロプレンモノマーの任意の重合率で、チオ
ジフエニルアミンを加えて重合を停止した。未反応クロ
ロプレンモノマー及び所定の水をスチームストリツピン
グにより除去し、固型分30%のラテックスを得た。
実施例1〜5 ポリエーテルジ(メタ)アクリレートが共重合されたベ
ンゼン不溶性ポリクロロプレンのラテツクスとベンゼン
可溶性ポリクロロプレンのラテツクスを第2表に示す内
容で混ぜ合わせ、得られたラテツクスから常法の凍結凝
固法に従つて、乾燥ポリマーを単離した。ポリマーの物
性に付いては、第2表に記載した。
ンゼン不溶性ポリクロロプレンのラテツクスとベンゼン
可溶性ポリクロロプレンのラテツクスを第2表に示す内
容で混ぜ合わせ、得られたラテツクスから常法の凍結凝
固法に従つて、乾燥ポリマーを単離した。ポリマーの物
性に付いては、第2表に記載した。
比較例1〜4 第2表に示す内容で、2者のラテツクスを混ぜ合わせ、
実施例1〜5に示したと同様の処方により、乾燥ポリマ
ーを単離した。ポリマーの物性に付いては、第3表に記
載した。
実施例1〜5に示したと同様の処方により、乾燥ポリマ
ーを単離した。ポリマーの物性に付いては、第3表に記
載した。
なお、実施例1〜5および比較例1〜4では、下記配合
・条件で加硫を行なつて物性を測定した。
・条件で加硫を行なつて物性を測定した。
(イ)配合 ポリマー 100(部) フエニルα−ナフチルアミン 1 マグネシア 4 亜鉛華 5 2−メルカプトイミダゾリン 0.35 (ロ)条件 141℃で25分間プレス加硫
Claims (2)
- 【請求項1】(a)クロロプレン50〜95重量%と
2,3−ジクロロブタジエン−1,3−1−クロロブタ
ジエン−1,3、硫黄、スチレン、メタクリル酸メチル
及びメタクリル酸の群から選ばれた1種以上のモノマー
0〜10重量%と下記式で表されるポリエーテルジ(メ
タ)アクリレート5〜50重量%とをラジカル共重合し
て得られたポリクロロプレンと(b)ベンゼン可溶性ポ
リクロロプレンとの緊密な配合物であって(a):
(b)の重量割合が9:1から1:9の範囲にあること
を特徴とするポリクロロプレンエラストマー組成物。 (但し式中R1は−Hまたは−CH3、R2は平均炭素
数が2.5〜6の直鎖又は分岐構造を有するアルキレン
基、R3は−Hまたは−CH3、そしてnは4を越え2
0までの数である。) - 【請求項2】(a)クロロプレン50〜95重量%と
2,3−ジクロロブタジエン−1,3−1−クロロブタ
ジエン−1,3、硫黄、スチレン、メタクリル酸メチル
及びメタクリル酸の群から選ばれた1種以上のモノマー
0〜10重量%と下記式で表されるポリエーテルジ(メ
タ)アクリレート5〜50重量%とをラジカル共重合し
て得られたポリクロロプレンラテツクスと(b)ベンゼ
ン可溶性ポリクロロプレンラテックスとを、(a):
(b)とのそれぞれのポリマーの重量割合が9:1から
1:9の範囲で混合することを特徴とするポリクロロプ
レンエラストマー組成物の製造方法。 (但し式中R1は−Hまたは−CH3、R2は平均炭素
数が2.5〜6の直鎖又は分岐構造を有するアルキレン
基、R3は−Hまたは−CH3、そしてnは4を越え2
0までの数である。)
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59047935A JPH06866B2 (ja) | 1984-03-13 | 1984-03-13 | ポリクロロプレンエラストマ−組成物及びその製造方法 |
| EP85301670A EP0155805B1 (en) | 1984-03-13 | 1985-03-11 | Chloroprene copolymer and process for producing the same |
| DE8585301670T DE3579245D1 (de) | 1984-03-13 | 1985-03-11 | Copolymer von chloropren und verfahren zu seiner herstellung. |
| US06/936,382 US4957991A (en) | 1984-03-13 | 1986-12-01 | Chloroprene polyether (meth)acrylate copolymer and process for producing same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59047935A JPH06866B2 (ja) | 1984-03-13 | 1984-03-13 | ポリクロロプレンエラストマ−組成物及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60192740A JPS60192740A (ja) | 1985-10-01 |
| JPH06866B2 true JPH06866B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=12789228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59047935A Expired - Lifetime JPH06866B2 (ja) | 1984-03-13 | 1984-03-13 | ポリクロロプレンエラストマ−組成物及びその製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4957991A (ja) |
| EP (1) | EP0155805B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06866B2 (ja) |
| DE (1) | DE3579245D1 (ja) |
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