JPH068611B2 - 内燃機関の機械式過給機制御装置 - Google Patents

内燃機関の機械式過給機制御装置

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JPH068611B2
JPH068611B2 JP60133065A JP13306585A JPH068611B2 JP H068611 B2 JPH068611 B2 JP H068611B2 JP 60133065 A JP60133065 A JP 60133065A JP 13306585 A JP13306585 A JP 13306585A JP H068611 B2 JPH068611 B2 JP H068611B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は内燃機関機械式過給機の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
内燃機関の出力向上のため吸気管に機械式過給機を設け
るものが提案されている。機械式過給機は通常クラッチ
を介してエンジンのクランク軸に連結され、負荷に応じ
て係合または開放されるようになっている。即ち、高負
荷時はクラッチは係合され、過給機が作動することによ
り過給が行われ、軽負荷時はクラッチが開放されること
で過給機は停止され過給は行われない。そして、部分負
荷時の燃料消費率の改善のため、過給機をバイパスする
通路を設置し、同バイパス通路にバイパス制御弁を設置
し、バイパス制御弁を過給機の作動しない低負荷時に開
放し、過給機の駆動による動力損失がないようにしてい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
クラッチ開放時は、過給機と過給機を駆動しようとする
回転数に差が生じておりその差がクラッチ係合時慣性マ
ス差となってトルク低下を発生し、ショックを生じてい
た。このショックは例えば発生出力が小さくトルク低下
の影響を受け易い発生時や、回転数差が大となるエンジ
ン高回転時等に於て発生し易い。
従って、この発明は前記状態等に於けるクラッチが解放
から係合状態に入った瞬間のショック発生を防止するこ
とができる構成を提供することにある。(尚、この発明
の関連技術として実願昭59−98468号ある。) 〔問題点を解決するための手段〕 第1図において、車両用内燃機関は、 内燃機関の吸気管1aに配置される機械式過給機、 機械式過給機を内燃機関の回転軸に選択的に連結するた
めのクラッチ手段3、 機関の負荷因子を検知する負荷検知手段4、 機関の負荷条件に応じてクラッチ手段を駆動するクラッ
チ駆動手段3a、 機械式過給機をバイパスするように吸気管に連結される
バイパス通路5、 バイパス通路5に配置されるバイパス制御弁5a、 機関の負荷に応じてバイパス制御弁5aを閉鎖駆動する
バイパス駆動手段6、 車両の速度SPDが停止に近い所定値cより小さいか、
機関回転数Nが過給領域に移行する手前における所定回
転数dより大きい特定運転状態を検知する状態検知手段
7、 クラッチ手段3を駆動しない負荷条件において前記特定
運転状態にある場合を判別する判別手段8、 クラッチの非係合時に前記場合を判別したときのみにお
いて、バイパス制御弁5aが閉鎖されるようにバイパス
駆動手段を駆動するゲート手段9、より構成される。
〔作用〕
クラッチ駆動手段3aは、負荷検知手段4が検知する負
荷に応じてクラッチ手段3を駆動する。
バイパス駆動手段6は負荷検知手段4が検知する負荷に
応じてバイパス制御弁5aを駆動する。
状態判別手段7は、車両の速度SPDが停止に近い所定
値cより小さいか、機関回転数Nが過給領域に移行する
手前における所定回転数dより大きい特定運転状態を検
知する。
判別手段8はクラッチ手段3を駆動しない負荷条件にお
いて、車両の速度が停止に近い所定値より小さいか、又
過給領域に移行する手前における所定回転数より大きい
場合を判別する。
ゲート手段9はクラッチ非係合時に前記場合のみにおい
て、バイパス制御弁5aが閉鎖されるようにバイパス駆
動手段を駆動する。
〔実施例〕
第2図に実施例の全体構成を示す。10はシリンダブロ
ック、11はピストン、12はコネクティングロッド、
13クランク軸、14は燃焼室、15はシリンダヘッ
ド、16は吸気弁、17はは吸気ポート、18は排気
弁、19は排気ポートである。吸気ポート17は吸気管
20、インタークーラ21、機械式過給機22を介して
スロットルボディ23に接続される。スロットルボディ
23内にスロットル弁24が配置され、その上流にエア
フローメータ25、エアクリーナ26が位置する。イン
タークーラ21は機械式過給機22によって圧縮される
ことによって昇温された空気の温度を下げ、充填効率を
上げるために配置される。
機械式過給機22はスロットル弁24の下流でインター
クーラ21の上流に位置する。機械式過給機22はこの
実施例ではルーツポンプであり、一対のロータ31,3
2を備え、同ロータ31,32がハウジング33に対し
て微小間隙を維持しながら回転することにより圧縮作動
が行われる。一対のロータのうちの一方のロータ32の
回転軸32A上にクラッチ機構34を介してプーリ3
4′が設けられ、このプーリ34′はベルト35を介し
てクランク軸16上のプーリ36に連結される。第2図
に模式的に示すようにこのクラッチ機構は電磁式のクラ
ッチであり、一対の摩擦板37、38とソレノイド39
とより成り、ソレノイド39を通電制御することにより
摩擦板37、38の係合を制御するものである。一方の
摩擦板37は回転軸32Aに連結され、他方の摩擦板3
8はハウジングに対してフリーに回るようになってお
り、かつその外周が前記のプーリ34′をなしている。
過給機22をバイパスするようにバイパス通路41が配
置され、同バイパス通路41の一端はスロットル弁24
の下流で過給機22の上流の吸気管23に接続され、バ
イパス通路41の他端はインタークーラ21の下流の吸
気管20に接続される。バイパス通路41にバイパス制
御弁42が配置される。バイパス制御弁42は電磁駆動
式であり、制御回路からの電気信号によって開閉制御さ
れ、バイパス通路4を流れるバイパス空気量の制御を行
なう。
50はクラッチ34、バイパス制御弁42の作動を制御
する制御回路であり、マイクロコンピュータシステムと
して構成される。制御回路50はマイクロプロセシング
ユニット(MPU)51と、メモリ52と、入力ポート
53と、出力ポート54と、これらを相互に連結するバ
ス55とより成る。入力ポート53には各センサからの
信号が入力される。前記エアフローメータ25からは吸
入空気量Qに関する信号が得られる。また、回転数セン
サ61からはクランク軸13の回転数NEに関する信号
が得られる。さらに車速センサ63が設けられ、車速S
PDに応じた信号が得られる。車速センサ63としては
変速機の出力軸の回転数を検知するように構成すること
ができる。出力ポート54からはメモリ52に格納され
ている制御プログラムに従ってクラッチ34のソレノイ
ド39、バイパス制御弁42に駆動信号が送られる。以
下その制御プログラムの内容を第3図及び第4図のフロ
ーチャート及び第5図のダイヤグラム図によって説明す
る。
第3図は負荷代表値である吸入空気量−回転数比Q/N
の演算ルーチンを示し、このルーチンはメインルーチン
内で実行される。80でプログラムが起動され、82で
はエアフローメータ25からの吸入空気量Qの信号の入
力が行われる。そのため、入力ポート53は図示しない
A/D変換器を備えている。84のステップでは回転数
センサ61からのパルス信号の処理によって回転数Nの
計算が行われる。86ではQ/Nが演算され、メモリ5
2の所定領域に格納される。88はメインルーチンで実
行される他の処理を概括的に表している。
第4図はクラッチ34及びバイパス制御弁42の駆動ル
ーチンのフローチャートであり、一定時間例えば4m秒
毎に実行される時間割り込みルーチンとする。100の
ステップでは吸入空気量−回転数比Q/Nが所定値a
(例えば0.5/rev)以上か否か判定される。Q
/Nが所定値aに達していない場合はNoと判定され、
102に進み出力ポート54よりクラッチ34のソレノ
イド39を消磁する指令が出され、そのためクラッチの
摩板37及び38は離れ、クランク軸13の回転は過給
機22のロータに伝達されない。そのため過給は行われ
ない。また、次の104のステップでは車速センサ63
からの信号によって車速SPDが所定値c(例えば5km
/h)以下か判定され、通常の走行時はNoであること
から106に分岐する。106のステップでは出力ポー
ト54よりバイパス制御弁42に、同制御弁42を開放
する指令が出され、そのためバイパス通路41は開放さ
れ、吸入空気の一部はバイパス通路41を介してエンジ
ンに導入される。
100でQ/Nが所定値aを超えていると判定される
と、108に進み出力ポート54よりクラッチ34のソ
レノイド39を励磁する指令が出され、クラッチの摩擦
板37と38とは係合するに至り、クランク軸13の回
転はプーリ36、ベルト35、プーリ34′を介して過
給機22の回転軸に伝達され、ロータ31及び32は回
転される。次の110のステップではQ/Nが所定値b
(>a:例えば0.6/rev)より大きいか否かが
判定される。Q/Nが所定値bに達していない場合は1
06に進み、バイパス制御弁42は依然開放される。こ
のとき過給機22は駆動されている。
Q/Nが所定値bを超えると110より112に流れ、
出力ポート54よりバイパス制御弁42に閉鎖指令が出
され、バイパス通路41は閉鎖されるそのため過給機か
らの空気はバイパスされることなくエンジンに導入され
る。
車速SPDが所定値cより低い発進時は104のステッ
プでYesとなるため過給機が作動されないにもかかわ
らず112に進みバイパス制御弁42は閉鎖される。そ
のため、バイパス通路41は閉鎖され、空気は全量が過
給機22を介してエンジンに供給され、過給機22のロ
ータの回転を高くする。そのため、次に加速運転に移行
し、Q/Nが所定値aを超えクラッチ34が解放から係
合に移ったときにロータ31,32の回転数が高められ
ているためのトルクの降下が少なく、ショックのない運
転を実現することができる。
第5図はこの実施例の作動線図であり、Q/Nの増大に
応じてlの線を超えると、過給機22は作動され、l
の線を超えるとバイパス制御弁42は閉鎖される。そ
して、車速SPDがl未満では負荷がlを超えてい
なくともバイパス制御弁は閉鎖される。
第6図は第2実施例を示す。この実施例ではエンジンの
低負荷の高回転時にバイパス制御弁を閉鎖するものであ
る。即ち、この運転時は過給機が停止から作動に移る切
替え点に隣接し、過給機作動条件に移行したときに過給
機22のロータ31,32の回転数が上がるまでにトル
ク降下がありショックになるが、この実施例はこれを解
消するものである。このフローチャートは第4図のフロ
ーチャートと比較して、ステップ104′で回転数Nが
所定値d(たとえば3000rev/min)より大き
いか否か判定していることだけが相違し、それ以外は共
通である。エンジン回転数が所定値d以上ではクラッチ
の解放条件があってもバイパス制御弁42が閉鎖され
る。そのため、過給機22を空気が通過され、ロータ3
1,32の回転数を高めるため過給機作動条件に移行し
たときのトルク低下を抑制し、切替えショックを防止す
ることができる。
第7図は作動ダイヤグラムを示す。Q/Nがlの線を
超えると過給機は作動に入り、lの線を超えるとバイ
パス制御弁42が閉鎖される。回転数がlの線を超え
ると過給機22の作動条件でなくてもバイパスは閉鎖さ
れる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、クラッチ非係合時に始動時等の過給
機機の停止から作動への切り替え条件に隣接した過給機
の非作動条件のみにおいて、バイパスを閉鎖し、それ以
外ではバイパスを開放することで、切り替えショックの
発生は抑制しつつ、燃料消費効率の悪化の防止を図るこ
とができる効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成図。 第2図はこの発明の構成全体概略図。 第3図及び第4図はこの発明の制御作動を説明するフロ
ーチャート図。 第5図は第1実施例の作動ダイヤグラム図。 第6図は第2実施例のフローチャート図。 第7図は第2実施例の作動ダイヤグラム図。 13…クランク軸、 22…過給機、 24…スロットル弁、 25…エアフローメータ、 34…クラッチ、 41…バイパス通路、 42…バイパス制御弁、 50…制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用内燃機関において、 内燃機関の吸気管に配置される機械式過給機、 機械式過給機を内燃機関の回転軸に選択的に連結するた
    めのクラッチ手段、 機関の負荷因子を検知する負荷検知手段、 機関の負荷因子に応じてクラッチ手段を駆動するクラッ
    チ駆動手段、 機械式過給機をバイパスするように吸気管に連結される
    バイパス通路、 バイパス通路に配置されるバイパス制御弁、 機関の負荷因子に応じてバイパス制御弁を閉鎖駆動する
    バイパス駆動手段、 車両の速度が停止に近い所定値より小さいか、機関回転
    数が過給領域に移行する手前における所定回転数より大
    きい特定運転状態を検知する状態検知手段、 クラッチ手段を駆動しない負荷条件において前記特定運
    転状態にある場合を判別する判別手段、 クラッチ非係合時に前記場合を判別したときのみにおい
    て、バイパス制御弁が閉鎖されるようにバイパス駆動手
    段を駆動するゲート手段、 よりなる機械式過給機制御装置。
JP60133065A 1985-06-20 1985-06-20 内燃機関の機械式過給機制御装置 Expired - Lifetime JPH068611B2 (ja)

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