JPH068582B2 - ウインドレギュレータ装置 - Google Patents
ウインドレギュレータ装置Info
- Publication number
- JPH068582B2 JPH068582B2 JP6661091A JP6661091A JPH068582B2 JP H068582 B2 JPH068582 B2 JP H068582B2 JP 6661091 A JP6661091 A JP 6661091A JP 6661091 A JP6661091 A JP 6661091A JP H068582 B2 JPH068582 B2 JP H068582B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- rail
- guide rails
- regulator device
- wind
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車に最適なウイン
ドレギュレータ装置に関するものである。
ドレギュレータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サッシュレスタイプのウインドレギュレ
ータ装置としては、例えば実開昭54−3724号公報
記載のものが知られている。このウインドレギュレータ
装置の概要は、ドアインナパネルに前,後ガイドレール
がそれぞれ固設され、これらガイドレールにウインドパ
ネル側に設けられた前,後ガイドローラが係合してい
る。一方、ドアインナパネルには、昇降機構を構成する
メインアームとメインアームの中間部にX状に枢支され
たサブアームとが設けられ、各アームの一端部はウイン
ドパネル下縁に沿って設けられたメインガイドチャンネ
ルに係合している。各アームの他端部の内サブアーム
は、ドアインナパネルに固設されたサブガイドチャンネ
ルと係合し、メインアームは駆動部と係合しており、こ
れらメインアーム,サブアームで構成するXアーム状の
昇降機構によりウインドパネルをガイドレールに沿って
昇降させる構造となっている。
ータ装置としては、例えば実開昭54−3724号公報
記載のものが知られている。このウインドレギュレータ
装置の概要は、ドアインナパネルに前,後ガイドレール
がそれぞれ固設され、これらガイドレールにウインドパ
ネル側に設けられた前,後ガイドローラが係合してい
る。一方、ドアインナパネルには、昇降機構を構成する
メインアームとメインアームの中間部にX状に枢支され
たサブアームとが設けられ、各アームの一端部はウイン
ドパネル下縁に沿って設けられたメインガイドチャンネ
ルに係合している。各アームの他端部の内サブアーム
は、ドアインナパネルに固設されたサブガイドチャンネ
ルと係合し、メインアームは駆動部と係合しており、こ
れらメインアーム,サブアームで構成するXアーム状の
昇降機構によりウインドパネルをガイドレールに沿って
昇降させる構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるウインドレギュ
レータ装置にあっては、前,後ガイドレールを別々にド
アインナパネルに取付けた後、昇降機構を構成する各ア
ーム及びウインドパネル等の機能部品を組付けるため作
業工数が非常に多くかかる問題がある。また、ウインド
パネルの組付けにあたり、前,後ガイドレールの平行度
を出す調整作用が必要になることと、更にウインドパネ
ル下縁のメインガイドチャンネルとドアインナパネルに
固設したサブガイドチャンネルとの平行度を出す必要が
あって、この組付調整作業にも多くの工数がかかるよう
になる。また、ウインドパネル下縁のメインガイドチャ
ンネルとメインアーム端との係合部分がレギュレータ操
作力の作用点となるが、メインアーム端の回動軌跡が弧
状となるため、ウインドパネルの重心線と前記レギュレ
ータ操作力作用点との間隔が変化して、ウインドパネル
昇降時に該ウインドパネルが前後方向に揺動する傾向に
あり、この結果、ガイドレールとガイドローラとの間に
ガタツキを招来してしまう不具合があった。
レータ装置にあっては、前,後ガイドレールを別々にド
アインナパネルに取付けた後、昇降機構を構成する各ア
ーム及びウインドパネル等の機能部品を組付けるため作
業工数が非常に多くかかる問題がある。また、ウインド
パネルの組付けにあたり、前,後ガイドレールの平行度
を出す調整作用が必要になることと、更にウインドパネ
ル下縁のメインガイドチャンネルとドアインナパネルに
固設したサブガイドチャンネルとの平行度を出す必要が
あって、この組付調整作業にも多くの工数がかかるよう
になる。また、ウインドパネル下縁のメインガイドチャ
ンネルとメインアーム端との係合部分がレギュレータ操
作力の作用点となるが、メインアーム端の回動軌跡が弧
状となるため、ウインドパネルの重心線と前記レギュレ
ータ操作力作用点との間隔が変化して、ウインドパネル
昇降時に該ウインドパネルが前後方向に揺動する傾向に
あり、この結果、ガイドレールとガイドローラとの間に
ガタツキを招来してしまう不具合があった。
【0004】そこで、この発明の組付け作業を簡単にし
ながらしかも、ウインドパネルを円滑に昇降することが
できるウインドレギュレータ装置を提供することを目的
としている。
ながらしかも、ウインドパネルを円滑に昇降することが
できるウインドレギュレータ装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、レール面の向きが90度異なる前,後
一対のガイドレールを、ベースプレートで連結してレー
ルユニットを構成し、レールユニットをドアインナパネ
ルに固設する一方、ウインドパネルに装着した前,後摺
動子を対応する前記ガイドレールに摺動自在に係合する
と共に、回転可能なワイヤ・ドラムから繰出されたワイ
ヤを前記ウインドパネルに連結してある。
に、この発明は、レール面の向きが90度異なる前,後
一対のガイドレールを、ベースプレートで連結してレー
ルユニットを構成し、レールユニットをドアインナパネ
ルに固設する一方、ウインドパネルに装着した前,後摺
動子を対応する前記ガイドレールに摺動自在に係合する
と共に、回転可能なワイヤ・ドラムから繰出されたワイ
ヤを前記ウインドパネルに連結してある。
【0006】
【作用】かかるウインドレギュレータ装置によれば、前
後のガイドレールは調整されたレールユニットとなって
いるため、取付けが簡単になると共に取付完了後の調整
が不要となる。しかも、ガイドレールに沿って円滑に昇
降する。また、前後方向及び車巾方向のガタ吸収が図れ
るようになる。
後のガイドレールは調整されたレールユニットとなって
いるため、取付けが簡単になると共に取付完了後の調整
が不要となる。しかも、ガイドレールに沿って円滑に昇
降する。また、前後方向及び車巾方向のガタ吸収が図れ
るようになる。
【0007】
【実施例】以下、図1及び図4の図面を参照しながらこ
の発明の一実施例を詳細に説明する。
の発明の一実施例を詳細に説明する。
【0008】図中1はドア2のドアインナパネル5に固
着されたレールユニットを示しており、レールユニット
1は、ドアインナパネル5に固着されるベースプレート
4と、ベースプレート4に固着され、ウインドパネル7
(ガラス)を昇降案内する前後一対のガイドレール9,
11とから成り、ガイドレール9,11はベースプレー
ト4に対し正しく位置決めされた状態で固着されてい
る。
着されたレールユニットを示しており、レールユニット
1は、ドアインナパネル5に固着されるベースプレート
4と、ベースプレート4に固着され、ウインドパネル7
(ガラス)を昇降案内する前後一対のガイドレール9,
11とから成り、ガイドレール9,11はベースプレー
ト4に対し正しく位置決めされた状態で固着されてい
る。
【0009】ガイドレール9,11の内、一方のガイド
レール9のレール面9a,9aはウインドパネル7のパ
ネル面13に沿う面沿い方向Yに形成されている。他方
のガイドレール11は、ウインドパネル7のほぼ重心線
W上に配設され、レール面11a,11aはウインドパ
ネル7のパネル面13と直交する面直方向Xに形成され
ている。面直方向Xのレール面11aと面沿い方向Yの
レール面9aに接して案内される各摺動子15,15は
ローラタイプに形成されると共にウインドパネル7に固
着された支持ブラケット19に回転自在に支持されてい
る。
レール9のレール面9a,9aはウインドパネル7のパ
ネル面13に沿う面沿い方向Yに形成されている。他方
のガイドレール11は、ウインドパネル7のほぼ重心線
W上に配設され、レール面11a,11aはウインドパ
ネル7のパネル面13と直交する面直方向Xに形成され
ている。面直方向Xのレール面11aと面沿い方向Yの
レール面9aに接して案内される各摺動子15,15は
ローラタイプに形成されると共にウインドパネル7に固
着された支持ブラケット19に回転自在に支持されてい
る。
【0010】図2は面直方向Xのレール面11aに案内
される摺動子15の取付け状態を示したものである。支
持ブラケット19に支持された上下の摺動子15はレー
ル面11aと接し該レール面11aと反対側のレール面
11aに接する真中の摺動子15はブラケット19に支
持されたばね21によって付勢されている。これによ
り、面直方向Xに対してガタの発生が起きないようにな
っている。一方ベースプレート4には、昇降機構21が
装着されている。昇降機構21は駆動プーリ23,25
及びワイヤドラム27に掛け回されたワイヤ29と該ワ
イヤドラム27を駆動する駆動部31とから成り、駆動
部31はモータMと該モータMの動力を減速してワイヤ
ドラム27への伝動を図る減速機33を備えた動力式と
なっている。なお、駆動部31は手動式とすることも可
能である。
される摺動子15の取付け状態を示したものである。支
持ブラケット19に支持された上下の摺動子15はレー
ル面11aと接し該レール面11aと反対側のレール面
11aに接する真中の摺動子15はブラケット19に支
持されたばね21によって付勢されている。これによ
り、面直方向Xに対してガタの発生が起きないようにな
っている。一方ベースプレート4には、昇降機構21が
装着されている。昇降機構21は駆動プーリ23,25
及びワイヤドラム27に掛け回されたワイヤ29と該ワ
イヤドラム27を駆動する駆動部31とから成り、駆動
部31はモータMと該モータMの動力を減速してワイヤ
ドラム27への伝動を図る減速機33を備えた動力式と
なっている。なお、駆動部31は手動式とすることも可
能である。
【0011】また、駆動プーリ23,25の内、下位側
のプーリ25はベースプレート4に、上位側の駆動プー
リ23は面直方向Xのレール面11aに接した摺動子1
5の支持ブラケット19にそれぞれ支持されている。
のプーリ25はベースプレート4に、上位側の駆動プー
リ23は面直方向Xのレール面11aに接した摺動子1
5の支持ブラケット19にそれぞれ支持されている。
【0012】このように構成されたウインドレギュレー
タ装置において、組付けに際しては、予めレールユニッ
ト1に昇降機構21を組付けた後、インナパネル5に組
付ける。続いて摺動子15,15をガイドレール9,1
1に係合し、さらにワイヤ29を駆動プーリ23に掛回
すことで取付は完了する。この場合、ガイドレールのユ
ニット化とワイヤ・ドラムタイプのレギュレータ機構の
採用により組付作業は簡単となり迅速に完了するように
なる。また、ウインドパネル7の組付調整に関しては、
前,後ガイドレール9,11が前述のように既にユニッ
ト化されているため、レールユニット1自体の前後方向
の傾斜度合いを調整するだけで済み、組付調整作業も非
常に容易である。そして、ワイヤ・ドラムタイプのレギ
ュレータ機構の特徴とも言えるのであるが、ウインドパ
ネル7の重心線に対するワイヤ29の連結点、即ち、レ
ギュレータ操作力作用点か不変であるため、昇降の都度
ウインドパネル7が前後方向に揺動して摺動子15,1
5とガイドレール9,11との間にガタツキを生じるこ
とがなく、円滑な昇降作動を行わせることができる。ま
た、昇降機構21はレールユニット1にサブアツセンブ
リされているのでドア本体内への組付作業性をより一層
向上できるようになる。
タ装置において、組付けに際しては、予めレールユニッ
ト1に昇降機構21を組付けた後、インナパネル5に組
付ける。続いて摺動子15,15をガイドレール9,1
1に係合し、さらにワイヤ29を駆動プーリ23に掛回
すことで取付は完了する。この場合、ガイドレールのユ
ニット化とワイヤ・ドラムタイプのレギュレータ機構の
採用により組付作業は簡単となり迅速に完了するように
なる。また、ウインドパネル7の組付調整に関しては、
前,後ガイドレール9,11が前述のように既にユニッ
ト化されているため、レールユニット1自体の前後方向
の傾斜度合いを調整するだけで済み、組付調整作業も非
常に容易である。そして、ワイヤ・ドラムタイプのレギ
ュレータ機構の特徴とも言えるのであるが、ウインドパ
ネル7の重心線に対するワイヤ29の連結点、即ち、レ
ギュレータ操作力作用点か不変であるため、昇降の都度
ウインドパネル7が前後方向に揺動して摺動子15,1
5とガイドレール9,11との間にガタツキを生じるこ
とがなく、円滑な昇降作動を行わせることができる。ま
た、昇降機構21はレールユニット1にサブアツセンブ
リされているのでドア本体内への組付作業性をより一層
向上できるようになる。
【0013】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、前,後
ガイドレールを調整されたレールユニットとしてあるた
め、ドア本体内への組込み作業を容易にすると共に、ウ
インドパネル,レールユニット相互の組付調整も容易に
行うことができるため作業性の向上が図れるようにな
る。またガイドレールのユニット化と合せてワイヤ・ド
ラムタイプのウインドレギュレータ機構の採用により、
前記組付調整をウインドパネルとレールユニットとの関
係だけにとどめることができる利点があり、しかも、ウ
インドパネルの昇降を円滑に行わせることができる。加
えて、前後方向、車巾方向のガタ吸収が図れる。
ガイドレールを調整されたレールユニットとしてあるた
め、ドア本体内への組込み作業を容易にすると共に、ウ
インドパネル,レールユニット相互の組付調整も容易に
行うことができるため作業性の向上が図れるようにな
る。またガイドレールのユニット化と合せてワイヤ・ド
ラムタイプのウインドレギュレータ機構の採用により、
前記組付調整をウインドパネルとレールユニットとの関
係だけにとどめることができる利点があり、しかも、ウ
インドパネルの昇降を円滑に行わせることができる。加
えて、前後方向、車巾方向のガタ吸収が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のウインドレギュレータ装置の概要平
面図である。
面図である。
【図2】ガイドレールのレール面に対する摺動子の組付
け状態を示した切断面図である。
け状態を示した切断面図である。
【図3】面直方向のレール面を有するガイドレールの切
断平面図である。
断平面図である。
【図4】全体の説明図である。
4 ベースプレート 5 ドアインナパネル 7 ウインドパネル 9,11 ガイドレール 15 摺動子 27 ワイヤドラム
Claims (1)
- 【請求項1】 レール面の向きが90度異なる前,後一
対のガイドレールを、ベースプレートで連結してレール
ユニットを構成し、レールユニットをドアインナパネル
に固設する一方、ウインドパネルに装着した前,後摺動
子を対応する前記ガイドレールに摺動自在に係合すると
共に、回転可能なワイヤ・ドラムから繰出されたワイヤ
を前記ウインドパネルに連結したことを特徴とするウイ
ンドレギュレータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6661091A JPH068582B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ウインドレギュレータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6661091A JPH068582B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ウインドレギュレータ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19406484A Division JPS6172187A (ja) | 1984-09-18 | 1984-09-18 | ウインドレギユレ−タ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04213685A JPH04213685A (ja) | 1992-08-04 |
JPH068582B2 true JPH068582B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=13320845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6661091A Expired - Lifetime JPH068582B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ウインドレギュレータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068582B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP6661091A patent/JPH068582B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04213685A (ja) | 1992-08-04 |
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