JPH0421996Y2 - - Google Patents

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JPH0421996Y2
JPH0421996Y2 JP1196785U JP1196785U JPH0421996Y2 JP H0421996 Y2 JPH0421996 Y2 JP H0421996Y2 JP 1196785 U JP1196785 U JP 1196785U JP 1196785 U JP1196785 U JP 1196785U JP H0421996 Y2 JPH0421996 Y2 JP H0421996Y2
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cable
window glass
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roller
eccentric
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、取付部において上下に摺動して開閉
する窓ガラスの昇降装置に関し、特に自動車の窓
に用いられるものである。
「従来の技術」 従来の窓ガラスの昇降装置としては、例えば特
開昭55−161173号公報に開示されたものがある。
すなわち、同公報には、案内プーリをワイヤ緊
張方向に押し出すよう付勢したものが開示されて
いる。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の窓ガラスの開
閉装置では、単純に案内プーリをワイヤ緊張方向
に押し出すよう付勢しただけなので、案内プーリ
の移動量には制限がある為、ワイヤの伸びを十分
に吸収できないという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、簡単な構成によつてワイヤたる
ケーブルの伸びの吸収量が大きく、かつケーブル
に十分な張力を与えることができるようにして上
記問題点を解決した窓ガラスの昇降装置を提供す
ることを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とする
ところは、取付部に摺動可能に指示された窓ガラ
スをケーブルで駆動する窓ガラスの昇降装置にお
いて、 前記ケーブルの経路の途中に対応する部位に伸
び取り部材の基端部を枢着し、該基端部の枢軸に
対して偏心したケーブル案内溝を該伸び取り部材
の基端部に設け、該伸び取り部材の先端部にはケ
ーブル押部を形成し、該ケーブル押部と前記ケー
ブル案内溝とに巻掛けた前記ケーブルが張るよう
に前記伸び取り部材を付勢して揺動可能に配置し
たことを特徴とする窓ガラスの昇降装置に存す
る。
「作用」 しかして、伸び取り部材が揺動することによ
り、伸び取り部材の基端部に設けた偏心したケー
ブル案内溝の揺動時の増巾作用と先端部に設けた
ケーブル押部の押圧力とにより広いスペースを要
することなく十分にケーブルの伸びを吸収し、ケ
ーブルを適度の強さに張らせるものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
図は本考案の一実施例を示している。
第1図および第3図に示すように、昇降装置1
0はドアAに装着され、窓ガラスA1を昇降させ
るためのものである。
昇降装置10は、枠状のベース部材20が、取
付部たるドアAに窓ガラスA1の昇降方向に沿つ
て前後一対で相互に並行して配置されたガイドレ
ール30,30と両ガイドレール30,30の上
部および下部を夫々連結する連結ブラケツト2
1,21とにより一体的に連結して形成されてお
り、一方のガイドレール30に並行する作動区間
を有するケーブル11が上下の伸び取り部材4
0,40と駆動部13とに掛け渡して張設されて
成る。
連結ブラケツト21,21は基本的には同一形
状であつて、180度平面的に回転させれば上と下
とに用いることができるものであり、一部を除く
周囲に立設されたフランジ22にガイドレール3
0の上部あるいは下部が溶接固着されている。
連結ブラケツト21の両端部には案内支持面2
3と取付支持面24とが段状に形成され、案内支
持面23に伸び取り部材40が支持され、取付支
持面24には取付ボルト25が螺合するウエルド
ナツト26が溶着されている。
ガイドレール30,30の中間部を連結してい
る支持プレート27に設置された駆動部13に
は、駆動プーリ13a、駆動モータ13bを備え
ている。
第1図でわかるように、ガイドレール30,3
0はチヤンネル状で、一方の側壁31には略V字
形断面の溝32が形成され、他方の側壁33は平
面状に形成されている。
第1図、第3図〜第6図でわかるように、ケー
ブル11が並行する部位を有するガイドレール3
0の上下端に対応する部位であり、ケーブル11
の経路の途中に対応する部位に伸び取り部材4
0,40が配設されている。
伸び取り部材40は基端部41がローラ形状を
しており、基端部41の外周にはケーブル案内溝
42が刻設され、このケーブル案内溝42の中心
すなわちローラ形状の中心から相当量偏心した枢
軸43を介して基端部41がベース部材20の案
内支持面23に枢着されている。
伸び取り部材40の基端部41から揺動アーム
部44が延ばされ、その先端部にローラ形状のケ
ーブル押部45が設けられ、ケーブル押部45の
外周にはケーブル係合溝46が刻設されている。
伸び取り部材40の基端部41のケーブル案内
溝42とケーブル押部45のケーブル係合溝46
とには、ケーブル11が揺動アーム部44に交錯
するように巻掛けられていて、枢軸43に巻装さ
れた付勢ばね47により、伸び取り部材40がケ
ーブル11を張るように、すなわち、上部の伸び
取り部材40であれば第4図において反時計方向
に付勢されている。
第1図〜第3図でわかるように、キヤリヤプレ
ート60,60aが、それぞれローラユニツト5
0を介して両ガイドレール30,30に転動可能
に嵌合されている。
ローラユニツト50は、キヤリヤプレート6
0,60aと一体的でその一部をなしており、一
方はケーブル11に連結され、他方は連結されず
に遊動可能にガイドレール30に嵌合している。
ケーブル11に連結されたキヤリヤプレート60
で説明すれば、キヤリヤプレート60のローラ支
持部61の上下端に、外周が凸状のローラ51,
51が枢軸52,52を介して枢支され、ローラ
51,51の間に平面ローラ53が装着されて成
る。
ローラ51,51の外周はガイドレール30の
側壁31の溝32に転動可能に摺接している。
平面ローラ53は、側壁33に転動可能に摺接
しており、キヤリヤプレート60のローラ支持部
61と止め板54との間に揺動レバー55の基端
部が枢軸56を介して枢着され、平面ローラ53
は、この揺動レバー55の基端部に、枢軸56に
対して相当量偏心した偏心軸57を介して枢支さ
れている。
揺動レバー55は、キヤリヤプレート60との
間に張設されたばね58により第2図において時
計方向に付勢され、平面ローラ53は側壁33に
圧接されている。これによりローラユニツト50
はガイドレール30に摺動可能に嵌合されてい
る。他方のキヤリヤプレート60aにも同様にロ
ーラユニツト50が装備されている。
キヤリヤプレート60にはローラ支持部61か
ら窓ガラスA1に沿つてガラス固結片62および
ケーブル連結片63が延設されている。ケーブル
連結片63には、上方から下がつてきたケーブル
11の端部11aと下方から延びてきたケーブル
11の端部11bとが連結されている。
キヤリヤプレート60aにもガラス固結片67
が窓ガラスA1に沿つて沿設されている。
上記構成を有する窓ガラスの昇降装置10を組
付けるには、昇降装置10はベース部材20を基
礎にして全体としてユニツト化されているので、
ドアA内に全体を持ち込み、各取付支持面24の
ウエルドナツト26に取付ボルト25を螺合させ
れば、ほぼ全体としての位置が定まり、微妙な調
整を除き極めて容易に取付部に固定することがで
きる。
駆動部13の駆動モータ13bを作動させれば
駆動プーリ13aが回動し、ケーブル11が縦動
されるので、ケーブル11に連結されたキヤリヤ
プレート60も昇降する。それにより窓ガラスA
1が昇降開閉される。
窓ガラスA1が昇降する際、ケーブル11の端
部11a側あるいは端部11b側の一方は緊張し
他方はたるむが、第7図に示すように、たるむ側
では、付勢ばね47の付勢力により伸び取り部材
40が揺動することにより、偏心したケーブル案
内溝42に対するケーブル11の巻付き量の増巾
作用とケーブル押部45の移動による押圧力とに
よりケーブル11が巻込まれてたるみが吸収され
るので、その変位の割合にはその吸収量は大き
い。
窓ガラスA1が昇降開閉される際、ガイドレー
ル30,30に嵌合したローラユニツト50,5
0が案内されて昇降するのであるが、平面ローラ
53がばね58の弾撥力により側壁33に押し付
けられているので、ローラ51と平面ローラ53
とは相互に拡巾方向に付勢されていることになり
ローラ51は溝32に嵌合して側壁31に圧接
し、平面ローラ53は側壁33に圧接する。
揺動レバー55を枢支する枢軸56と偏心軸5
7との偏位によるてこ作用でばね58の付勢力が
増巾され、平面ローラ53は側壁33に強く圧接
されているので、溝32が側壁33に対して離間
する方向に誤差があつても、ばね58の付勢力に
よりローラユニツト50はローラ51、平面ロー
ラ53を介してガタつくことなくガイドレール3
0に嵌合している。
溝32は一方の側壁31に設けられていて、他
方の側壁33には溝がなく平面状であるので、溝
32が側壁33に平行な方向で誤差を生じていて
も平面ローラ53が側壁33の面上で移動するだ
けで支障がなく、ガイドレール30自体の寸法精
度をだすうえでの逃げとなつている。
「考案の効果」 本考案に係る窓ガラスの昇降装置によれば、基
端部に偏心したケーブル案内溝、先端部にケーブ
ル押部とを形成した伸び取り部材をケーブルの経
路の途中に設け、この偏心したケーブル案内溝の
ケーブル巻付き量の増巾作用とケーブル押部の移
動による押圧力とにより、ケーブルの伸びを吸収
してケーブルを適当な強さに張らせるようにした
ので伸び取り部材の変位量、即ち、設置空間スペ
ースを小さくして、ケーブルの伸びを十分に吸収
することができる。また、案内溝とケーブル押部
とが一体的に形成されているので、構成が極めて
簡単であり、組付性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示しており、第1図は
昇降装置の斜視図、第2図は第1図矢視図、第
3図は昇降装置を取付けたドアの略示正面図、第
4図は伸び取り部材近傍の正面図、第5図は第4
図矢視図、第6図は第4図−線断面図、第
7図はケーブルを巻込んだ状態の伸び取り部材の
正面図である。 A……ドア、A1……窓ガラス、10……昇降
装置、11……ケーブル、20……ベース部材、
30……ガイドレール、40……伸び取り部材、
41……基端部、42……ケーブル案内溝、43
……枢軸、45……ケーブル押部、50……ロー
ラユニツト、51……ローラ、60,60a……
キヤリヤプレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付部に摺動可能に指示された窓ガラスをケー
    ブルで駆動する窓ガラスの昇降装置において、 前記ケーブルの経路の途中に対応する部位に伸
    び取り部材の基端部を枢着し、該基端部の枢軸に
    対して偏心したケーブル案内溝を該伸び取り部材
    の基端部に設け、該伸び取り部材の先端部にはケ
    ーブル押部を形成し、該ケーブル押部と前記ケー
    ブル案内溝とに巻掛けた前記ケーブルが張るよう
    に前記伸び取り部材を付勢して揺動可能に配置し
    たことを特徴とする窓ガラスの昇降装置。
JP1196785U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH0421996Y2 (ja)

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JP1196785U JPH0421996Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JPS61129088U JPS61129088U (ja) 1986-08-13
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