JPS61146989A - 窓ガラスの昇降装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、取付部において上下に摺動して開閉する窓ガ
ラスの昇降装置に関し、自動車の窓に用いられるもので
ある。

「従来の技術」 従来の窓ガラスの昇降装置としては、例えば特公昭５５
−１４２３１号公報に開示されたものがある。

すなわち、同公報には、カイトレールを取付部たるドア
のインナパネルの前後にそれぞれ配置し、このガイドレ
ールに、キャリヤプレートたる案内板をそれぞれ昇降可
能に嵌合させ、両案内板に窓ガラスを固結して昇降させ
るものが開示されている。このような昇降装置では、並
設したガイドレールの並行度およびそれぞれの取付精度
が作動の円滑性に太きく影響する。また、案内板はガイ
ドレールに対して窓ガラスに沿った方向には逃げがある
ローラーにより案内している。

「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の窓ガラスの開閉装置で
は、窓ガラスに沿った方向では窓ガラスが移動可能なよ
う逃げが設けられているので、自動車の走行中に窓ガラ
スが振れてガタついたり異音を発生して乗員に不快感を
与えるという問題点があった。

本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、窓ガラスがいずれの方向にも振れないよう支持
するとともに、精度上の逃げも設けることができるよう
にして上記問題点を解決した窓ガラスの昇降装置を提供
することを目的としている。

「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、取付部に摺動可能に支持された窓ガラスの昇降装置
において、窓ガラスの昇降軌跡に沿い一対のガイドレー
ルを並設し、該両ガイドレールに前記窓ガラスの下端部
に固結されるキャリヤプレートをそれぞれ昇降方向以外
は拘束して昇降可能に嵌合させ、前記両ガイドレールの
主たる拘束方向を異ならしめて配置したことを特徴とす
る窓ガラスの昇降装置に存する。

「作用」 しかして１両ガイドレールの主たる拘束方向を異ならせ
、一方のガイドレールはその主たる拘束方向について窓
ガラスを強く拘束するとともに他の方向には逃げを持ち
　他方のガイドレールでは。

前記一方のガイドレールとは異なる主たる拘束方向で窓
ガラスを強く拘束するとともに、主たる拘束方向以外に
は逃げを持ち、両ガイドレールを併せて窓ガラスを確実
に規制するとともに、逃げもとって組付作業性に悪影響
を与えないようにしたものである。

「実施例」 以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説明する。な
お、各実施例につき同様の部位には同一符号を付し重複
した説明を省略する。

第１図〜第４図は本発明の第１実施例を示している。

第１図および第２図に示すように、昇降装置ｌＯはドア
Ａに装着され、窓ガラスＡＩを昇降させるためのもので
ある。

昇降装置ｌＯは、枠状のベース部材２０が、取付部たる
ドアＡに窓ガラスＡ１の昇降方向に沿って前後一対で相
互に並行して配置されたガイドレール３０゜３０ａと両
ガイドレール３０，３０ａの上部および下部を夫々連結
する連結ブラケット４０とにより一体的に連結して形成
されており、一方のガイドレール３０に並行する作動区
間を有するケーブル１１が上下のガイドプーリ１２．１
２　と駆動部１３とに掛は渡して張設されて成る。

連結ブラケット４０の一部を除く周囲に立設されたフラ
ンジ４１にガイドレール３０．３０ａの上部あるいは下
部が溶接固着されている。

連結ブラケット４０の一方の端部にはプーリ支持面４２
と取付面４３，４３ａとが段状に形成され、プーリ支持
面４２にガイドプーリ１２が支持されており、連結ブラ
ケット４０の他方の端部にもプーリ支持面４２と取付面
４３ｂが形成され、プーリ支持面４２にガイドプーリ１
２が支持されている。また、取付面４３゜４３ａ、４３
ｂには取付ポルト２１が螺合するウェルドナツト４４．
４４・・・が溶着されている。

ガイドレール３０．３０ａの中間部を連結している支持
プレート２２に設置された駆動部１３には、駆動プーリ
１３ａ、駆動モータ１３ｂを備えている。

第１図および第３図でわかるように、ガイドレール３０
．３０＆はチャンネル状で同様の断面形状をしており、
それぞれ一方の側壁３１には略■字形断面の溝３２が形
成され、他方の側壁３３は平面状に形成されている。そ
して、ガイドレール３０はその開口溝が窓ガラスＡ１に
向け、ガイドレール３０ａは開口溝が窓ガラスＡＩに沿
う方向を向き、方向を異ならせ、相尾に略直角に交差す
る方向に配置されている。

さらに第１図、第３図、第４図でわかるように。

それぞれローラユニット５０を介してキャリヤプレート
６０，８０ａが両ガイドレール３０，３０ａに転勤可能
に嵌合されている。

ローラユニット５０は、キャリヤプレート８０．ｆ３Ｑ
ａと一体的でその一部をなしており、ケーブル１１に連
結される一方のキャリヤプレート６０で説明すれば、キ
ャリヤプレート６０のローラ支持部６１の上下端に、外
周が凸状のローラ５１，５１が枢軸５２．５２を介して
枢支され、ローラ５１，５１の間に平面用ローラ５３が
装着されて成る。各ローラの軸線はガイドレール３０の
開口溝の開口方向を向いている。

ローラ５１，５＋の外周はガイドレール３０の側壁３１
の溝３２に転勤可能に摺接している。

平面用ローラ５３は、側壁３３に転勤可能に摺接してお
り、キャリヤプレート６０のローラ支持部６１に揺動レ
バー５５の基端部が枢軸５６を介して枢着され、平面用
ローラ５３は、この揺動レバー５５の基端部に、枢軸５
Ｂに対して少し偏心した偏心軸５７を介して枢支されて
いる。

揺動し／＜−５５は、キャリヤプレート６０との間に張
設されたばね５日により第４図において時計方向に付勢
され、平面用ローラ５３は側壁３３に圧接されている。

これによりローラユニット５０はガイドレール３０に摺
動可能に嵌合されている。ローラユニット５０を介した
ガイドレール３０の窓ガラスＡＩの拘束は、ガイドレー
ル３０の開口溝の開口方向が主たるものであり、開口溝
の巾方向は従たるものである。

キャリヤプレート６０にはローラ支持部６１を支持し窓
ガラスＡ１に沿って延びる支持片部６２と反対側に延び
るケーブル連結片部θ３とが設けられている。

ケーブル連結片部６３には、上方から下がってきたケー
ブル１１の端部１１ａと下方から延びてきたケーブル１
１の端部１１ｂとが夫々連結されている。

他方のキャリヤプレート８０ａにも同様にガイドレール
３０ａに嵌合するローラユニット５０が装備されている
が、各ローラの軸線はキャリヤプレート６０に装備した
ローラユニット５０の各ローラの軸線に対して略直角を
なしており、ガイドレール３０ａの開口溝の開口の方向
を向いている。ガイドレール３０ａに嵌合するローラユ
ニット５０の主たる拘束方向はガイドレール３０に嵌合
するローラユニ・ソト５０に対して方向を異にしている
。

キャリヤプレートＥｌＯａにも窓ガラスＡＩに沿う支持
片部６２ａが設けられている。キャリヤプレート８０ａ
はガイドレール３０ａに対しては遊動自在である。

上記構成を有する窓ガラスの昇降装置１０を組付けるに
は、昇降装置１０はベース部材２０を基礎にして全体と
してユニット化されているので、ドアＡ内に全体を持ち
込み、各取付面４３．４３ａ、４３ｂのウェルドナツト
４４．４４・・・に取付ポルト２１を螺合させれば、は
ぼ全体としての位置が定まり、微妙な調整を除き極めて
容易に組付けることができる。

駆動部１３の駆動モータ１３ｂを作動させれば駆動プー
リ１３ａが回動じ、ケーブル１１が縦動されるので、ケ
ーブル１１に連結されたキャリヤプレート６０も昇降す
る。それにより窓カラスＡ１が昇降開閉される。

窓ガラスＡ１が昇降開閉される際、ガイドレール３０．
３０ａに嵌合したローラユニット５０，５０が案内され
て昇降するのであるが、平面用ローラ５３がばね５８の
弾撥力により側壁３３に押し付けられているので、ロー
ラ５１と平面用ローラ５３とは相互に拡巾方向に付勢さ
れていることになりローラ５１は溝３２に嵌合して側壁
３１に圧接し、平面用ローラ５３は側壁３３に圧接する
。

揺動し八−５５を枢支する枢軸５６と偏心軸５７との偏
位によるてこ作用でばね５８の付勢力が増巾され、平面
用ローラ５３は側壁３３に強く圧接されているので、溝
３２が側壁３３に対して離間する方向に誤差があっても
、ばね５８の付勢力によりローラユニット５０はローラ
５１．平面用ローラ５３を介してガタつくことなぐガイ
ドレール３０，３０ａに嵌合している。

溝３２は−・方の側壁３１に設けられていて、他方の側
壁３３には溝がなく平面状であるので、溝３２が側壁３
３に平行な方向で誤差を生じていても平面用ローラ５３
が側壁３３の面上で移動するだけで支障がなく、ガイド
レール３０．３０ａ自体の寸法精度をだすうえでの逃げ
となっている。

この逃げは前記ばね５８の付勢力による誤差吸収可能な
逃げに比べ大きくかつ変位しやすいものであり、その意
味でガイドレール３０　、３０ａの開口溝の開口方向は
従たる拘束方向であり、巾方向は王たるものである。そ
して、主たる拘束方向がガイトレール３０．３０ａによ
り異なるので、窓ガラスＡＩはいずれの方向にも拘束さ
れるとともに逃げがある。

本実施例では昇降装置１０をベース部材２０によりユニ
ー／　ト化したから組付けが容易になるという利点があ
る。

第５図および第６図は第２実施例および第３実施例を示
しており、第５図はガイドレール３０ａの両側壁の関係
を前記第１実施例に比し逆にしたもの、第６図はカイト
レール３０の開口方向を窓カラスＡ１に沿わせ、カイト
レール３０ａの開口を窓ガラスＡＩに向けたものである
。このようにガイドレール３０，３０ａの開口の方向は
適宜設定することができる。

第７図および第８図は第４実施例および第５実施例を示
しており、ガイドレール３０．３０ａの側壁３３に外周
を円形にしたローラが嵌まり込む条溝３４を形成したも
のである。

「発明の効果」 本発明に係る窓ガラスの昇降装置によれば、並設したが
イドレールの主たる拘束方向を異ならせ、窓ガラスをい
ずれの方向からも拘束するとともに、いずれの方向にも
逃げを有するようにしたから、組付精度を落して組付性
をよくすることができ、かつ窓ガラスのガタつきも効果
的に抑えることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図〜第４図は本発明の一実施例を示しており、第１
図は昇降装置の斜視図、第２図は昇降装置を取付けたド
アの略示正面図、第３図は第１図■−ｍ線断面図、第４
図はキャリヤプレート近傍の第３図■矢視図、第５図お
よび第６図はそれぞれ第２実施例、第３実施例に係る昇
降装置のベース部材の横断面図、第７図および第８図は
それぞれ第４実施例、第５実施例に係る昇降装置のガイ
ドレールの要部横断面図である。 Ａ・・・ドア　　　　　　　Ａ１・・・窓ガラスｌＯ・
・・昇降装置　　　　　１１・・・ケーブル２０・・・
ベース部材　　　　３０・・・ガイドレール４０・・・
連結ブラケット　　５０・・・ローラユニット第１図 第２図 第３図　Ｉ ↓ ｂどσ５２　ｊｌ　１５σ　ｔｚｂｂ　　　　ｅ）ど第
４図 パｌ 第７図 第５図 第６図 第８図 イｎ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 取付部に摺動可能に支持された窓ガラスの昇降装置にお
   いて、窓ガラスの昇降軌跡に沿い一対のガイドレールを
   並設し、該両ガイドレールに前記窓ガラスの下端部に固
   結されるキャリヤプレートをそれぞれ昇降方向以外は拘
   束して昇降可能に嵌合させ、前記両ガイドレールの主た
   る拘束方向を異ならしめて配置したことを特徴とする窓
   ガラスの昇降装置。