JPH0439984Y2 - - Google Patents

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JPH0439984Y2
JPH0439984Y2 JP1985011966U JP1196685U JPH0439984Y2 JP H0439984 Y2 JPH0439984 Y2 JP H0439984Y2 JP 1985011966 U JP1985011966 U JP 1985011966U JP 1196685 U JP1196685 U JP 1196685U JP H0439984 Y2 JPH0439984 Y2 JP H0439984Y2
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window glass
guide rail
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groove
roller
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、取付部において上下に摺動して開閉
する窓ガラスの昇降装置に関し、特に自動車の窓
に用いられるものである。
「従来の技術」 従来の窓ガラスの昇降装置としては、例えば、
特公昭55−14231号公報に開示されたものがある。
すなわち、同公報には、ガイドチヤンネルの内
溝にローラが嵌合し、このローラを介して案内板
が移動可能に支持されているものが開示されてい
る。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の窓ガラスの開
閉装置では、ガイドチヤンネルに内側からのみロ
ーラが嵌合している構造なので、支持剛性が弱
く、ガタつきやすいという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、ガイドチヤンネルたるガイドレ
ールに、案内部材たるキヤリヤプレートを内外か
ら嵌合する係合部材を介して摺動可能に嵌合させ
るようにして上記問題点を解決した窓ガラスの昇
降装置を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、取付部に摺動可能に支持された窓ガ
ラスの昇降装置において、 窓ガラスの昇降軌跡に沿いガイドレールを架設
し、窓ガラスの下部が固結されるキヤリヤプレー
トを該ガイドレールに昇降可能に嵌合させ、 前記ガイドレールは、チヤンネル状で、一方の
側壁に略V字形断面の溝を形成して成り、 前記キヤリヤプレートに、前記ガイドレールの
前記一方の側壁に直交する方向で前記略V字形断
面の溝に内側から摺接する内係合部材と、外側か
ら該溝のV字形断面の一方の面に転動可能に摺接
するボールとを備えたことを特徴とする窓ガラス
の昇降装置に存する。
「作用」 しかして、窓ガラスを昇降させるときキヤリヤ
プレートがガイドレールに沿つて移動する際、内
係合部材と外係合部材とが内外からガイドレール
を挾持して支持剛性高く嵌合し、円滑かつ確実に
移動し、窓ガラスをガタつくことなく昇降させる
ものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
第2図および第3図に示すように、昇降装置1
0はドアAに装着され、窓ガラスA1を昇降させ
るためのものである。
昇降装置10は、枠状のベース部材20が、窓
ガラスA1の昇降方向に沿つて前後一対で相互に
並行して取付部たるドアAに配置されたガイドレ
ール30,30と両ガイドレール30,30の上
部および下部を夫々連結する連結ブラケツト4
0,40とにより一体的に連結して形成されてお
り、一方のガイドレール30に並行する作動区間
を有するケーブル11が上下のガイドプーリ1
2,12と駆動部13とに掛け渡して張設されて
成る。
連結ブラケツト40,40は基本的には同一形
状であつて、180度平面的に回転させれば上と下
とに用いることができるものであり、一部を除く
周囲に立設されたフランジ41にガイドレール3
0の上部あるいは下部が溶接固着されている。
連結ブラケツト40の両端部にはプーリ支持面
42と取付支持面43とが段状に形成され、プー
リ支持面42にガイドプーリ12が支持され、取
付支持面43には取付ボルト21が螺合するウエ
ルドナツト44が溶着されベース部材20は上部
2箇所、下部2箇所に設けられた取付支持面43
でドアAに固定されるものである。
ガイドレール30,30の中間部を連結してい
る支持プレート22に設置された駆動部13に
は、駆動プーリ13a、駆動モータ13bを備え
ている。
第1図および第3図でわかるように、ガイドレ
ール30,30はチヤンネル状で、一方の側壁3
1には略V字形断面の溝32が形成され、他方の
側壁33は平面状に形成されている。
第1図〜第5図でわかるように、それぞれロー
ラユニツト50を有するキヤリヤプレート60,
60aが両ガイドレール30,30に昇降可能に
嵌合されている。
ローラユニツト50は、キヤリヤプレート6
0,60aと一体的でその一部をなしており、ケ
ーブル11に連結される一方のキヤリヤプレート
60で説明すれば、キヤリヤプレート60のロー
ラ支持部61の上下端に、外周が凸状のローラ5
1,51が枢軸52,52を介して枢支され、ロ
ーラ51,51の間に平面ローラ53が装着され
て成る。
ローラ51,51の外周はガイドレール30の
側壁31の溝32に転動可能に摺接している。ロ
ーラ51,51は側壁31に直交するように摺接
している。
平面ローラ53は、側壁33に転動可能に摺接
しており、キヤリヤプレート60のローラ支持部
61と止め板54との間に揺動レバー55の基端
部が枢軸56を介して枢着され、平面ローラ53
は、この揺動レバー55の基端部に、枢軸56に
対して少し偏心した偏心軸57を介して枢支され
ている。
揺動レバー55は、キヤリヤプレート60との
間に張設されたばね58により第5図において時
計方向に付勢され、平面ローラ53はガイドレー
ル30の側壁33に圧接されており、ローラユニ
ツト50のローラ51,51等が側壁31に内側
から摺接する内係合部材をなしている。
キヤリヤプレート60にはローラ支持部61か
ら窓ガラスA1に沿つて両側に支持片部62とケ
ーブル連結片部63とが延びており、ケーブル連
結片部63の基端部には、ガイドレール30の側
壁31の溝32の反対側に形成された溝32aに
対向した段状の溝65が形成され、溝32,65
の間にボール66が介在して挾持されている。ボ
ール66は、前記内係合部材とは反対に側壁31
に外側から溝32のV字形断面の一方の面に転動
可能に摺接している。
ボール66は複数設けられていて、第6図に示
すうように、キヤリヤプレート60のローラ支持
部61と一緒に、略L字形断面をしているリテー
ナ67の基部が固定され、リテーナ67の先端部
に設けられたカール部67a,67aに形成され
た切欠にボール66が嵌合して保持されている。
内係合部材たるローラユニツト50のローラ5
1,51等と外係合部材たるボール66,66を
介してキヤリヤプレート60はガタつくことなく
ガイドレール30に摺動可能に嵌合されている。
ケーブル連結片部63の先端部には長溝63
a,63bがキヤリヤプレート60の移動方向に
穿設され、長溝63a,63bに係合するピン6
4aおよび摺動端64bを介して摺動片64,6
4がケーブル連結片部63の上部と下部とに摺動
可能に支持されており、摺動片64,64間には
両者を近接させるよう付勢するばね64cが張設
されている。
上下の摺動片64,64には、上方から下がつ
てきたケーブル11の端部11aと下方から延び
てきたケーブル11の端部11bとがトラニオン
ピン11c,11dを介して夫々連結されてい
る。
他方のキヤリヤプレート60aにも同様にロー
ラユニツト50が装備されるとともに、窓ガラス
A1に固結される支持片部62aおよびボール支
持片68が窓ガラスA1に沿つて相互に反対側に
延設され、ボール支持片68の溝68aとガイド
レール30の側壁31の溝32aとの間に、リテ
ーナ67に保持されたボール66が介装されてい
る。
上記構成を有する窓ガラスの昇降装置10を組
付けるには、昇降装置10はベース部材20を基
礎にして全体としてユニツト化されているので、
ドアA内に全体を持ち込み、各取付支持面43の
ウエルドナツト44に取付ボルト21を螺合させ
れば、ほぼ全体としての位置が定まり、微妙な調
整を除き極めて容易に組付けることができる。
駆動部13の駆動モータ13bを作動させれば
駆動プーリ13aが回動し、ケーブル11が縦動
されるので、ケーブル11に連結されたキヤリヤ
プレート60も昇降する。それにより窓ガラスA
1が昇降開閉される。昇降の際に弛緩側に生ずる
ケーブル11のたるみは摺動片64がばね64c
の張力により相対的に移動して吸収する。
窓ガラスA1が昇降開閉される際、ガイドレー
ル30,30に嵌合したローラユニツト50,5
0が案内されて昇降するのであるが、平面ローラ
53がばね58の弾撥力により側壁33に押し付
けられているので、ローラ51と平面ローラ53
とは相互に拡巾方向に付勢されていることになり
ローラ51は溝32に嵌合して側壁31に圧接
し、平面ローラ53は側壁33に圧接する。
揺動レバー55を枢支する枢軸56と偏心軸5
7との偏位によるてこ作用でばね58の付勢力が
増巾され、平面ローラ53は側壁33に強く圧接
されており、さらに、ボール66が外側から両ガ
イドレール30,30の溝32の溝32aに嵌合
して圧接していて、内外両方向から各部材がガイ
ドレール30の溝32に摺接しており、側壁31
に対し、ローラ51,51は側壁31に直交する
ように摺接しボール66は斜めに摺接していて、
第1図において上下方向の例えば車両巾方向と左
右方向の車両前後方向とで振れが抑えられ、ガタ
つきがなく、確実に嵌合している。溝32が側壁
33に対して離間する方向に誤差があつても、ば
ね58の付勢力によりローラユニツト50はロー
ラ51、平面ローラ53を介してガタつくことな
くガイドレール30に嵌合している。
溝32は一方の側壁31に設けられていて、他
方の側壁33には溝がなく平面状であるので、溝
32が側壁33に平行な方向で誤差を生じていて
も平面ローラ53が側壁33の面上で移動するだ
けで支障がなく、ガイドレール30自体の寸法精
度をだすうえでの逃げとなつている。
「考案の効果」 本考案に係る窓ガラスの昇降装置によれば、キ
ヤリヤプレートを昇降可能にガイドレールに嵌合
支持させるに際し、内係合部材とボールとにより
ガイドレールを内外から斜めに挾持して剛性高く
嵌合支持させるようにしたから、キヤリヤプレー
トはガタつくことなく移動し、窓ガラスを円滑に
昇降させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示しており、第1図は
キヤリヤプレート近傍の横断面図、第2図は昇降
装置を取付けたドアの略示正面図、第3図は昇降
装置の斜視図、第4図はキヤリヤプレート近傍の
正面図、第5図は第4図−線断面図、第6図
はリテーナの斜視図である。 A……ドア、A1……窓ガラス、10……昇降
装置、11……ケーブル、20……ベース部材、
30……ガイドレール、40……連結ブラケツ
ト、50……ローラユニツト、51……ローラ
(内係合部材)、60,60a……キヤリヤプレー
ト、66……ボール(外係合部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付部に摺動可能に支持された窓ガラスの昇降
    装置において、 窓ガラスの昇降軌跡に沿いガイドレールを架設
    し、窓ガラスの下部が固結されるキヤリヤプレー
    トを該ガイドレールに昇降可能に嵌合させ、 前記ガイドレールは、チヤンネル状で、一方の
    側壁に略V字形断面の溝を形成して成り、 前記キヤリヤプレートに、前記ガイドレールの
    前記一方の側壁に直交する方向で前記略V字形断
    面の溝に内側から摺接する内係合部材と、外側か
    ら該溝のV字形断面の一方の面に転動可能に摺接
    するボールとを備えたことを特徴とする窓ガラス
    の昇降装置。
JP1985011966U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH0439984Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985011966U JPH0439984Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JPS61129087U JPS61129087U (ja) 1986-08-13
JPH0439984Y2 true JPH0439984Y2 (ja) 1992-09-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011527392A (ja) * 2008-07-09 2011-10-27 ブローゼ ファールツォイクタイレ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニ コマンディートゲゼルシャフト ハルシュタット 自動車の経路制御式のウィンドウリフタ

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JPH0615796B2 (ja) * 1986-09-01 1994-03-02 株式会社大井製作所 窓ガラスの昇降装置
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