JPH0317026Y2 - - Google Patents

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JPH0317026Y2
JPH0317026Y2 JP17849984U JP17849984U JPH0317026Y2 JP H0317026 Y2 JPH0317026 Y2 JP H0317026Y2 JP 17849984 U JP17849984 U JP 17849984U JP 17849984 U JP17849984 U JP 17849984U JP H0317026 Y2 JPH0317026 Y2 JP H0317026Y2
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roller
window glass
guide rail
side wall
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、取付部位に固定されたチヤンネル状
のガイドレールにローラを介して昇降可能に支持
された窓ガラスの昇降装置に関する。
「従来の技術」 従来の窓ガラスの昇降装置としては、例えば、
特公昭50−20327公報に示されるようにガイドレ
ールの内側にローラを抱持するように嵌合し、ロ
ーラは回転自在ではあるがその回転軸方向には移
動できないように支持されているものがある。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の窓ガラスの昇
降装置では、ローラが確実にガイドレールに嵌合
しているので、ガタつきのない具合のよい構造に
なつているものの、介装されたローラの支持関係
がいずれの方向をとつても逃げがなく、断面の誤
差や並設したガイドレール間の位置ずれによりロ
ーラがこじられ、作動の円滑性を損なうおそれが
あり、精度をあげて位置ずれのない製品とするた
めに製造コストが嵩むという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、ローラを介してウインドウガラ
スを昇降させるものであるが、多少の位置ずれを
吸収できるようローラを支持し、誤差を吸収して
円滑にウインドウガラスを昇降することができる
ようにした窓ガラスの昇降装置を提供することを
目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、取付部位に固設されたチヤンネル状
のガイドレールにローラを介して昇降可能に支持
された窓ガラスの昇降装置において、該ローラの
軸方向の両側を弾性部材で挟持して支持し、該ロ
ーラの軸方向の多小の移動を許容できるようにし
たことを特徴とする窓ガラスの昇降装置に存す
る。
「作用」 しかして、製品誤差や取付誤差によりローラが
軸方向に変位する必要が生じた場合、両側の弾性
部材が撓んでローラの変位を許容し、こじること
なく円滑にガイドレール上を転動するようにした
ものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の各種実施例を説明
する。なお、各図において同様の部位には同一符
号を付し重複した説明を省略する。
第1図〜第7図は本考案の第1実施例を示して
いる。
第2図〜第4図に示すように、昇降装置10は
ドアAに装着され、ウインドウガラスA1を昇降
させるためのものである。
昇降装置10は、プレートBの両側縁B1,B
1に固着され且つウインドウガラスA1の昇降方
向に沿つて前後一対の相互に平行なガイドレール
20,20が該プレートBを介してドアAに固着
して配設され、一方のガイドレール20に並行す
る作動区間を有するケーブル11が上下のガイド
プーリ12,12と駆動部13とに掛け渡して張
設されて成り、駆動部13には、駆動プーリ13
a、駆動モータ13bを備えている。
第1図でわかるように、ガイドレール20,2
0はチヤンネル状で、一方の側壁21には略V字
形断面の溝22が形成され、他方の側壁23は平
面状に形成されている。
さらに第5図〜第7図でわかるように、ローラ
ユニツト30がガイドレール20に転動可能に嵌
合されている。
ローラユニツト30は、ウインドウガラスA1
に固結されるキヤリヤプレート31のローラ支持
部31aの上下端に外周が凸状のローラ32,3
2が枢軸33,33を介して枢支され、ローラ3
2,32の間に平面ローラ34が装着されて成
る。
ローラ32,32の外周はガイドレール20の
側壁21の溝22に転動可能に摺接しており、各
ローラ32の片側に当接してキヤリヤプレート3
1のローラ支持部31aとの間に、弾性材料より
成る弾性部材である筒状のブシユ33aが枢軸3
3に嵌合して介装され、ローラ32の他側に当接
して同様にブシユ33bが止め板33cとの間に
枢軸33に嵌合して介装してある。
平面ローラ34は、側壁23転動可能に摺接し
ており、キヤリヤプレート31のローラ支持部3
1aと止め板33cとの間に基端部が枢軸35を
介して枢着された揺動レバー36の該基端部に、
枢軸35に対して少し偏心した偏心軸37により
枢支されている。
揺動レバー36は、キヤリヤプレート31との
間に張設されたばね38により第6図に於いて時
計方向に付勢されて平面ローラ34を側壁23に
圧接するよう付勢している。これによりローラユ
ニツト30はガイドレール20に摺動可能に嵌合
されている。
両ガイドレール20,20に嵌合されたローラユ
ニツト30,30は、第2図でわかるように、一
方のローラユニツト30のキヤリヤプレート31
の支持片部31bにはウインドウガラスA1の前
部が固結され、他方のローラユニツト30のキヤ
リヤプレート31の支持片部31bにはウインド
ウガラスA1の後部が固結されている。
ウインドウガラスA1の後部が固結されるキヤ
リヤプレート31の支持片部31bには駆動連結
プレート14が一体的に固着され、駆動連結プレ
ート14はケーブル11の作動区間に連結端15
が延ばされ、連結端15にはトラニオンピン15
a,15aが上下に装着されていて、上のトラニ
オンピン15aには上方から下がつてきたケーブ
ル11の端部11aが連結され、下のトラニオン
ピン15aには下方から延びてきたケーブル11
の端部11bが連結されている。
上記構成を有する窓ガラスの昇降装置では、駆
動部13の駆動モータ13bを作動させれば駆動
プーリ13aが回動し、ケーブル11が縦動され
るので、ケーブル11に連結された連結端15が
昇降され、連結端15と一体的な駆動連結プレー
ト14およびキヤリヤプレート31も昇降する。
それによりウインドウガラスA1が昇降開閉され
る。
ウインドウガラスA1が昇降開閉される際、ガ
イドレール20,20に嵌合したローラユニツト
30,30が案内されて昇降するのであるが、平
面ローラ34がばね38の弾溌力により側壁23
に押し付けられているので、ローラ32と平面ロ
ーラ34とは相互に拡巾方向に付勢されているこ
とになりローラ32は溝22に嵌合して側壁21
に圧接し、平面ローラ34は側壁23に圧接す
る。
揺動レバー36を枢支する枢軸35と偏心軸3
7との偏位によるてこ作用でばね38の付勢力が
増巾され、平面ローラ34は側壁23に強く圧接
されているので、溝22が側壁23に対して離間
する方向に誤差があつても、ばね38の付勢力に
よりローラユニツト30はローラ32、平面ロー
ラ34を介してガタつくことなくガイドレール2
0に嵌合している。
溝22は一方の側壁21に設けられていて、他
方の側壁23には溝がなく平面状であるので、溝
22が側壁23に並行な方向で誤差を生じていて
も平面ローラ34が側壁23の面上で移動するだ
けで支障がなくガイドレール20自体の寸法精度
をだすうえでの逃げとなつている。
そして、第1図に示すように、第1図aにおい
ては両ガイドレール20,20の並行度あるいは
間隔が正しいのに比較して、並行度あるいは間隔
に誤差がある場合には次のようになる。
例えば第1図bに示すようにガイドレール2
0,20の並行度が良くなくて上が広いようなと
きは、その広い位置にあるとき両ローラユニツト
30,30はキヤリヤプレート31,31がウイ
ンドウガラスA1に固定されていて間隔が変化し
ないので、ローラ32,32がガイドレール2
0,20の溝22に案内されて相互に離間しよう
とする。
ローラ32は両側にブシユ33a、ブシユ33
bが配設されているので、右側のローラユニツト
30の場合であれば、ブシユ33aが圧縮され、
ブシユ33bはローラ32に伸張し追従して圧接
しており、ローラ32は図において右方に移動
し、結果としてローラ32は依然としてガイドレ
ール20の溝22の中心に嵌合している。左のロ
ーラユニツト30の場合も同様にローラ32が左
方に移動して溝22の中心に嵌合している。
この場合平面ローラ34は側壁23の面上で移
動するだけである。
第1図cに示すように、ガイドレール20,2
0の上が狭いような場合にローラユニツト30,
30がその狭い位置にあると、ローラ32,32
は相互に近接しようとする。したがつて、ブシユ
33bが圧縮され、ブシユ33aは伸張してロー
ラ32に追従するので、前記とは逆の方向にロー
ラ32が移動し、ローラ32は依然としてガイド
レール20の溝22の中心に嵌合している。
第8図は第2実施例を示しており、ガイドレー
ル20aの両側壁に溝22を形成したもので、前
記第1実施例における平面ローラ34に代え、外
周が凸状のローラ34aを備えている。このロー
ラ34aはローラ32と同様に両側に弾性部材が
介装されている。
本実施例では、ローラ32、ローラ34aとも
にその支軸の軸方向に移動可能であるので、ガイ
ドレール20aとの位置関係の誤差をこの移動に
より吸収することができる。
第9図は第3実施例を示しており、ガイドレー
ル20bの側壁の内側に突条24を突設し、この
突条24に嵌合するプーリ状のローラ34bを設
けたものである。
本実施例でも、ガイドレール20bとローラ3
4bとの位置関係に誤差が生じた場合、突条24
に嵌合してローラ34bが移動しこの誤差を吸収
することができる。
なお、前記各実施例においては弾性部材として
ブシユを用いたがコイルばねでもよく、要するに
ローラを移動可能に弾性的に保持するものであれ
ばよい。
「考案の効果」 本考案に係る窓ガラスの昇降装置によれば、チ
ヤンネル状のガイドレールにローラユニツトを介
して窓ガラスを昇降可能に支持した場合に、ガイ
ドレールの並行度や間隔あるいは取付位置に多少
の誤差があつても、ローラがその支軸の軸方向に
移動して誤差を吸収し、ガイドローラの中心に安
定して嵌合するようにしたから、製品組立時ある
いは組付時の逃げとなり、精度を落してコストダ
ウンし、それにもかかわらず安定して円滑に作動
する昇降装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示しており、第1図
は、昇降装置の取付状態の水平断面図であつて、
第1図aは組付精度の良好な状態、第1図b,c
は良好でない状態を示し、第2図は昇降装置を装
着したドアを透視して示した正面図、第3図は第
2図−線断面図、第4図は第2図の−線
断面図、第5図はローラユニツト近傍の正面図、
第6図は第5図−線断面図、第7図は第5図
−線断面図、第8図および第9図はそれぞれ
第2実施例および第3実施例に係る昇降装置の要
部水平断面図である。 A……ドア、A1……ウインドウガラス、10
……昇降装置、11……ケーブル、30……ロー
ラユニツト、31……キヤリヤプレート、32…
…ローラ、33……枢軸、33a,33b……ブ
シユ(弾性部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付部位に固設されたチヤンネル状のガイドレ
    ールにローラを介して昇降可能に支持された窓ガ
    ラスの昇降装置において、該ローラの軸方向の両
    側を弾性部材で挟持して支持し、該ローラの軸方
    向の多小の移動を許容できるようにしたことを特
    徴とする窓ガラスの昇降装置。
JP17849984U 1984-11-24 1984-11-24 Expired JPH0317026Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17849984U JPH0317026Y2 (ja) 1984-11-24 1984-11-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17849984U JPH0317026Y2 (ja) 1984-11-24 1984-11-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6191970U JPS6191970U (ja) 1986-06-14
JPH0317026Y2 true JPH0317026Y2 (ja) 1991-04-11

Family

ID=30736061

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17849984U Expired JPH0317026Y2 (ja) 1984-11-24 1984-11-24

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0684706B2 (ja) * 1985-07-08 1994-10-26 日産自動車株式会社 自動車用ドアガラスの昇降ガイド装置

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Publication number Publication date
JPS6191970U (ja) 1986-06-14

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