JP2004100400A - 引戸装置 - Google Patents

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Masahiro Nagata
永田 将宏
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Abstract

【課題】食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具における上部にガイド輪を設け上部のガイドレールに沿って開閉移動を行う引戸において、引戸或いは家具本体側に僅かの製造上の不良が生じても、引戸の開閉時における脱輪を防止すること。
【解決手段】引戸枠を構成する下部支持部材2と、該下部支持部材2に着脱自在で,且つほぼ水平面上を回動自在な下部ガイド輪8を備えた案内部B1 と、該案内部B1 とともに前記下部支持部材2に装着され,垂直面上を回動する押えロール10と,該押えロール10の高さ方向の位置を適宜に設定する押え部B2 とからなる下部ガイド体Bと、断面ほぼ門形状で,且つ前記下部ガイド輪8及び押えロール10が遊挿される下部ガイドレール18とからなること。該下部ガイドレール18に対して前記下部ガイド体Bの押え部B2 にてロール高さ調節可能に設けること。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具における上部にガイド輪を設け上部のガイドレールに沿って開閉移動を行う引戸において、引戸或いは家具本体側に僅かの製造上の不良が生じても、引戸の開閉時における脱輪を防止することができる引戸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具には、ガラス窓を備えた引戸が装着されることが多い。この引戸は、小さい開口の収納家具であれば、開口箇所の上下にガイドレールが形成され、ガラス板の上下端部がその上下両ガイドレールに挿入された極めて簡単な構造のものでよい。しかし、比較的大きな収納家具では、引戸自体も大型となり、引戸の自重も大きくなって、開閉時にその引戸を移動させるのに大きな力が必要である。この種の引戸では、下記特許文献1に図示されたように、枠体上部にガイド輪を設け、ガイドレール上を転動して開閉移動が行われるものが好適である。このようなガイド輪による引戸では、引戸自体の重量が重くても、比較的スムーズに開閉動作を行うことができるからである。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−138739号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に見られるような引戸装置において、操作が極めて良好である反面、その組付精度が高く、正確でなければ、その動作は極めてぎこちないものになりかねない。特に、引戸の枠自体が不正確に組み立てられている場合、たとえば枠体の上枠材と下枠材等が平行でなく、枠体がねじれた状態にあると、たとえガイド輪が具備された引戸であっても、引戸はスムーズに動作せず、図8に示すように、引戸Aが移動方向に沿って角度θだけ傾いてしまうことがある。
【0005】
このような状態になると、ガイドレールを転動するガイド輪はガイドレールから浮いた状態になってしまい、脱輪するおそれがある。また、引戸Aが移動中に傾くことがなくとも、ガイド輪にはガイドレールの方向以外に荷重がかかり、やはり脱輪の原因となる。そして、一旦,引戸Aが脱輪した場合には、引戸A自体の重量が極めて重い場合には、ガイド輪をガイドレールに戻すことは極めて困難となり、専門家でないと修理できないものである。本発明の目的は、引戸Aの枠体が不正確に組み立てられたものであっても、ガイド輪がガイドレールから脱輪しないようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、引戸枠を構成する下部支持部材と、該下部支持部材に着脱自在で,且つほぼ水平面上を回動自在な下部ガイド輪を備えた案内部と、該案内部とともに前記下部支持部材に装着され,垂直面上を回動する押えロールと,該押えロールの高さ方向の位置を適宜に設定する押え部とからなる下部ガイド体と、断面ほぼ門形状で,且つ前記下部ガイド輪及び押えロールが遊挿される下部ガイドレールとからなり、該下部ガイドレールに対して前記下部ガイド体の押え部にてロール高さ調節可能に設けてなる引戸装置としたことにより、食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具における上部にガイド輪を設け上部のガイドレールに沿って開閉移動を行う引戸において、引戸或いは家具本体側に僅かの製造上の不良が生じても、引戸の開閉時における脱輪を防止することができ、上記課題を解決したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。引戸装置は、図7に示すように、2つ以上の引戸から構成されるが、その引戸装置が装着される家具などによっては、引戸が一つの場合もありうる。本発明では、その引戸の構造は1つの場合でも2つの場合でもほとんど変わりはないので、ここでは引戸が2つで1組として使用される場合について説明する。まず、2つの引戸のうち、その一つを第1引戸A1 称し、他方を第2引戸A2 と称する。また、その第1引戸A1 と第2引戸A2 とは、その構造はほぼ同一であるので、第1引戸A1 を中心にして説明する。
【0008】
その第1引戸A1 は、図7(A),(B)に示すように、上部支持部材1と,下部支持部材2と,縦支持部材3,3と、面板4とからなる。そして、前記上部支持部材1には、その幅方向両側箇所に2つの上部ガイド輪5,5が揺動部材6,6を介して左右対称に装着される。また、揺動部材6は、ガイド輪支持片1cに枢支連結されている。その上部ガイド輪5は、プーリタイプであり、外周に沿って案内溝が形成されたものである。そして、上部ガイド輪5が上部ガイドレール上を転動するときには、その溝に上部ガイドレールが挿入するようになっている。なお、面板4としては、ガラス,アクリル等の透明板或いは木板,金属板等の化粧板等である。
【0009】
下部支持部材2は、図1(B),(C)に示すように、面板4の下端箇所を支持する溝状の面板支持部2aが形成され、該面板支持部2aから下部ガイド片2bが形成されている。下部ガイド片2bは、その上方から見た平面形状においてその幅方向両側箇所が正方形又は長方形等の方形状に切除された被装着部2b1 ,2b1 が形成されている。両被装着部2b1 ,2b1 には、それぞれ下部ガイド体B,Bが装着される。
【0010】
該下部ガイド体Bは、図1(A),図2(A),(C)及び図5等に示すように、案内部B1 及び押え部B2 から構成される。案内部B1 と押え部B2 とは、後述するように一体的に連続形成されたり、或いは案内部B1 と押え部B2 とがそれぞれ別材として単独に構成されて一組としたものも存在する。まず、案内部B1 と押え部B2 とが一体的に形成されたもについて説明する。その案内部B1 は、下部ガイド輪8とガイドベース9とから構成され、該ガイドベース9に下部ガイド輪8が水平面上を回動自在に装着されている。また、ガイドベース9は略長方形状をなしており、上面板9aと下面板9bとが側板9cにて連結されたものである。また上面板9aに前記下部ガイド輪8が装着されている。
【0011】
前記上面板9aと下面板9bとは、図2(B)に示すように、近接しており、これらと前記側板9cとで、ガイドベース9の断面形状がほぼコ字形状に形成される。そして、前記上面板9aと下面板9bとで、図1(B)に示すように、被装着部2b1 が形成された下部ガイド片2bの肉厚部を挟持してクリップ状に固着される。また、上面板9a又は下面板9bには、必要に応じて係止片9dが形成され、且つ前記下部ガイド片2bの被装着部2b1 箇所には前記係止片9dと係止する被係止部2b2 が形成される。前記係止片9dは凸形状で、また被係止部2b2 は、図4(A)に示すように、溝形状又は凹形状としたもので、相互に係止しあう構造である。
【0012】
つぎに、押え部B2 は、上下方向に移動自在で垂直面上を回動する押えロール10と,該押えロール10の高さ方向の位置を適宜に設定するロール高さ調整部11とを設けたものである。該ロール高さ調整部11は、図3(A),(B)に示すように、押えベース11aと調整螺子軸11bとから構成されている。前記押えベース11aは、前記ガイドベース9と一体的に連続形成されている。そして前記押えベース11aには、揺動する揺動軸受部12が装着され、該揺動軸受部12には、押えロール10が回動自在に軸支されている。まず前記揺動軸受部12は、図4(A)に示すように、幅方向両側に腕状部12a,12aが平行となるように配置され、両腕状部12a,12aが被当接片12cにより連結されたものである。
【0013】
その両腕状部12a,12aは、ほぼ長円形状又は楕円形状をなし、その一端側が押えベース11aに突起又はピン等で枢支連結される。また他方側には押えロール10が突起又はピンにて枢支連結されている。また前記被当接片12cは前記押えベース11aの上面側に当接することにより、図3(A)に示すように、揺動軸受部12は、押えベース11aに対して水平状の位置となるように設定される。さらに、前記押えベース11aには、調整螺子軸11bが押えベース11aに形成された内螺子部11a1 に螺合され、図3(B)に示すように、調整螺子軸11bが押えベース11aに対して上下方向に移動自在となるように螺合されている。
【0014】
前記内螺子部11a1 は、前記押えベース11aの上下方向に貫通して形成され、該押えベース11aの下面側から調整螺子軸11bを回動させることができる。その調整螺子軸11bの軸上端は、前記被当接片12cに当接するようになっており、その調整螺子軸11bの上方移動により前記揺動軸受部12の被当接片12cが突き上げられて、揺動軸受部12が押えベース11aとの枢支箇所を揺動中心として上昇し、前記押えロール10の上下位置を適宜設定することができる。その押えロール10は、後述する下部ガイドレール18の頂面部を適正な押圧力で押圧するものであり、前記上部ガイド輪5,5と上部ガイドレール16との間に押圧力が作用するようにしている。
【0015】
次に、第2引戸A2 は、前記第1引戸A1 と略同様の構成であり、その構成部材も同様であり、同一名称及び同一符号が使用される。第2引戸A2 は、上部支持部材1と,下部支持部材2と,縦支持部材3,3と、面板4とからなる。そして、前記上部支持部材1には、2つの上部ガイド輪5,5が装着され、下部支持部材2には、第1引戸A1 に装着されたものと同様の下部ガイド体Bが装着されるものである。
【0016】
なお、図示された実施形態は、引戸が第1引戸A1 と第2引戸A2 の二枚の引戸から構成されたものであるが、この実施形態に限定されることなく、引戸が一つから構成される場合もある。引戸が一枚から構成されるものでは、前記上部ガイドレール16のレール部は一本のみでよい。また、引戸が3枚から構成される場合もあり、この場合には、上部ガイドレール16には3本のレール部が形成されることになる。
【0017】
第2引戸A2 に装着される揺動部材6及び上部ガイド輪5,5等の装着構造は、前記第1引戸A1 とほぼ同様の構成である。なお、図7(A),(B)に示すように、第2引戸A2 の枠体は、前記第1引戸A1 の枠内の内部に納まるサイズ及び形状となっており、第2引戸A2 の上部支持部材1及び下部支持部材2は、第1引戸A1 よりも部分的にサイズが少し小さくなっている。また、図7(A)に示すように、前記第1引戸A1 と前記第2引戸A2 のそれぞれの上部ガイド輪5,5同士は、相互に干渉しないように設置される。
【0018】
次に、上部ガイド枠材Cは、図7(B)に示すように、上部ケーシング15と、 上部ガイドレール16とから構成され、上部ケーシング15に上部ガイドレール16が装着されている。また、下部ガイド枠材Dは、下部ケーシング17と下部ガイドレール18とから構成されている。その下部ケーシング17は、下部ガイドレール18が装着され、前記上部ケーシング15及び下部ケーシング17が家具本体20の収納開口部21の上下にそれぞれ装着される。
【0019】
上部ケーシング15は上部ガイドレール16を隠す役目をなしており、外面側は、化粧仕上げにすることが好適である。その上部ケーシング15は、形鋼でありアルミ引き抜き加工によって成形されることが、製造性及び耐久性等の観点から好ましい。上部ガイドレール16は、突出条タイプであり、前記プーリタイプの上部ガイド輪5に対応するものである。具体的に上部ガイドレール16は、断面略半円形状に形成されたものである。
【0020】
次に、下部ガイド枠材Dは、図1(B),(C)に示すように、下部ケーシング17と下部ガイドレール18とから構成されている。その下部ケーシング17は、下部ガイドレール18を隠す役目をなしている。そして、下部ケーシング17の下面側に下部ガイドレール18が装着される。また下部ガイドレール18は、断面略下向き門形状をなし、下方に開口し且つ長手方向に溝形状となるガイド溝18aが形成されている。該下部ガイドレール18には前記下部ガイドレール18の下部ガイド輪8及び押えロール10が遊挿するものである。前記ガイド溝18aは、第1引戸A1 及び第2引戸A2 に合わせて2本形成されている。
【0021】
本発明の第2実施形態としては、前記下部ガイド体Bにおいて、図5(A),(B)に示すように、案内部B1 と押え部B2 とが分離した別体として形成されたものである。この実施形態では、前記案内部B1 には、第1実施形態と同様に、上面板9a,下面板9b及び側板9cからなるガイドベース9が存在し、これがクリップ状の役目をなしている。このガイドベース9とほぼ同様の構造とした装着部13が押え部B2 に形成されている。その装着部13は、前記上面板13aと下面板13b及び側板13cとからなり、これが前記ガイドベース9と同様にクリップ状の役目をなしており、前記下部支持部材2の下部ガイド片2bの肉厚部をクリップ状に挟持することにより、押え部B2 が下部ガイド片2bに固着される。この場合には、下部ガイド片2bの被装着部2b1 は、図6に示すように、凹形状の切欠をなしており、その対向する縁に案内部B1 及び押え部B2 が対向するようにして装着されている。また、前記案内部B1 と別材とした押え部B2 は、前記案内部B1 に近接して装着されることが好ましい。
【0022】
【作用】
引戸(第1引戸A1 及び第2引戸A2 )の上部ガイド輪5,5が上部ガイドレール16に案内されるように配置され、下部ガイドレール18には、案内部B1 の下部ガイド輪8と押え部B2 の押えロール10がそれぞれ遊挿されている。前記下部ガイド輪8は、引戸の下部における移動時の案内の役目をなす。前記押え部B2 のロール高さ調整部11に螺合された調整螺子軸11bを下部支持部材2の下面側より、ドライバ等の工具にて回転させ、その調整螺子軸11bの軸頂部にて揺動軸受部12を上昇させ、図1(C)に示すように、押えロール10を下部ガイドレール18の頂部に適正な圧力にて押さえ付ける。
【0023】
一方、第1引戸A1 又は第2引戸A2 が開き方向又は閉じ方向に移動する際に組付けの不具合等の何らかの原因により、図8に示すように、その引戸が移動方向に対して微小角度θ傾いたときに、上部ガイド輪5が上部ガイドレール16から浮き上がろうとし、脱輪のおそれが生じるものである。そこで前記押えロール10の下部ガイドレール18の頂部への適正な押圧力により、図6(B)に示すように、上部ガイド輪5,5側は上部ガイドレール16に対して常時適正な圧力をかけて転動することができ、上部ガイドレール16から浮き上がったり、外れることなく引戸の移動ができるものである。
【0024】
【発明の効果】
請求項1の発明は、引戸枠を構成する下部支持部材2と、該下部支持部材2に着脱自在で,且つほぼ水平面上を回動自在な下部ガイド輪8を備えた案内部B1 と、該案内部B1 とともに前記下部支持部材2に装着され,垂直面上を回動する押えロール10と,該押えロール10の高さ方向の位置を適宜に設定する押え部B2 とからなる下部ガイド体Bと、断面ほぼ門形状で,且つ前記下部ガイド輪8及び押えロール10が遊挿される下部ガイドレール18とからなり、該下部ガイドレール18に対して前記下部ガイド体Bの押え部B2 にてロール高さ調節可能に設けてなる引戸装置としたことにより、引戸の上部ガイド輪5,5が上部ガイドレール16から脱輪することを防止でき、且つその構造を極めて簡単なものにすることができる。
【0025】
上記効果を詳述すると、下部ガイド体Bの案内部B1 は、ほぼ水平面上を回動自在な下部ガイド輪8を備えたものであり、押え部B2 は上下方向に移動自在で垂直面上を回動する押えロール10と,該押えロール10の高さ方向の位置を適宜に設定するロール高さ調整部11とを設けたものである。この案内部B1 と押え部B2 とが前記下部支持部材2に装着され、押えロール10の高さを適宜の位置に調節することで、その押えロール10を断面ほぼ門形状とした下部ガイドレール18の頂部に押さえつけるように設定することができる。
【0026】
そして、その押えロール10の適正な押圧力が上部ガイド輪5,5に伝わり、上部ガイド輪5,5が上部ガイドレール16に対して適正な圧力で当接しつつ、転動することができる。これによって脱輪を防止し、且つ脱輪しにくい構造とすることができるものである。
【0027】
請求項2の発明は、請求項1において、前記押え部B2 は、押えベース11aに螺合されて上下方向に移動する調整螺子軸11bとからなるロール高さ調整部11と、揺動軸受部12とからなり、前記押えロール10は前記揺動軸受部12にてを軸支されるとともに前記調整螺子軸11bにて上下方向に揺動する引戸装置としたことにより、その押えロール10の高さ位置の調整を調整螺子軸11bにて簡単に行うことができ、調整作業の効率化を図ることが出来る。
【0028】
上記効果を詳述すると、押えロール10は揺動軸受部12により軸支されており、また前記揺動軸受部12は調整螺子軸11bにて、上下方向に適宜の高さ位置に調整することができる。すなわち調整螺子軸11bを回動させるのみで、極めて簡単に調整することができる。また螺合された調整螺子軸11bは、微小な移動が可能であり、これによって、前記押えロール10の下部ガイドレール18との微妙な当接圧の調整が可能となり、引戸の移動動作を最良の状態にすることができる。
【0029】
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記案内部B1 と押え部B2 とは一体として連結形成されてなる引戸装置としたことにより、案内部B1 と押え部B2 とが一体の下部ガイド体Bとすることにより、組付時の作業効率を向上させることができる。
【0030】
請求項4の発明は、請求項1又は2において、前記案内部B1 と押え部B2 とは分離した別体として形成されてなる引戸装置としたことにより、案内部B1 と押え部B2 とを引戸にそれぞれ別々に装着することができ、案内部B1 又は押え部B2 の耐久性及び寿命が異なる場合には、いずれか一方が消耗した場合には、その消耗した部位のみを取り替えればよく、保守,管理及び維持性が極めて良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施形態における下部支持部材に装着された下部ガイド体と下部ガイド枠材との構成を示す一部断面とした正面図
(B)は(A)のX1 −X1 矢視断面図
(C) は(A)のX2 −X2 矢視断面図
【図2】(A)は第1実施形態における下部ガイド体の正面図
(B)は(A)の側面図
(C) は(A)の平面図
【図3】(A)は押え部において押えロールが最も低位置の状態の要部縦断正面図
(B)は押え部において押えロールが最も高位置の状態の要部縦断正面図
【図4】(A)は第1実施形態における下部ガイド体及び下部支持部材の斜視図
(B)は下部ガイド体の押えロールを高位置にした斜視図
(C)は下部支持部材に下部ガイド体が装着された斜視図
【図5】(A)は第2実施形態における下部ガイド体の案内部の斜視図
(B)は第2実施形態における下部ガイド体の押え部の斜視図
【図6】第2実施形態における下部ガイド体を下部支持部材に装着した状態の斜視図
【図7】(A)は引戸装置の縦断側面図
(B)は(A)の要部拡大縦断側面図
【図8】引戸が開閉時に傾いた状態の略示図
【符号の説明】
1 …案内部
2 …押え部
2…下部支持部材
8…下部ガイド輪
10…押えロール
11…ロール高さ調整部
11a…押えベース
11b…調整螺子軸
18…下部ガイドレール

Claims (4)

  1. 引戸枠を構成する下部支持部材と、該下部支持部材に着脱自在で,且つほぼ水平面上を回動自在な下部ガイド輪を備えた案内部と、該案内部とともに前記下部支持部材に装着され,垂直面上を回動する押えロールと,該押えロールの高さ方向の位置を適宜に設定する押え部とからなる下部ガイド体と、断面ほぼ門形状で,且つ前記下部ガイド輪及び押えロールが遊挿される下部ガイドレールとからなり、該下部ガイドレールに対して前記下部ガイド体の押え部にてロール高さ調節可能に設けてなることを特徴とする引戸装置。
  2. 請求項1において、請求項1において、前記押え部は、押えベースに螺合されて上下方向に移動する調整螺子軸とからなるロール高さ調整部と、揺動軸受部とからなり、前記押えロールは前記揺動軸受部にてを軸支されるとともに前記調整螺子軸にて上下方向に揺動することを特徴とする引戸装置。
  3. 請求項1又は2において、前記案内部と押え部とは一体として連結形成されてなることを特徴とする引戸装置。
  4. 請求項1又は2において、前記案内部と押え部とは分離した別体として形成されてなることを特徴とする引戸装置。
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