JP2002322858A - 引戸装置 - Google Patents

引戸装置

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JP2002322858A
JP2002322858A JP2001128396A JP2001128396A JP2002322858A JP 2002322858 A JP2002322858 A JP 2002322858A JP 2001128396 A JP2001128396 A JP 2001128396A JP 2001128396 A JP2001128396 A JP 2001128396A JP 2002322858 A JP2002322858 A JP 2002322858A
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sliding door
upper guide
frame
guide rail
rail
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JP2001128396A
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Masahiro Nagata
将宏 永田
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SHIMODAIRA KK
Shimodaira Co Ltd
Original Assignee
SHIMODAIRA KK
Shimodaira Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食器棚,本棚,陳列棚等の種々の収納家具に
おける引戸において、特に家具本体への取付が極めて容
易であり、且つ家具本体に僅かの製造上の不良による引
戸装着箇所のたおれ等の不正確箇所が存在しても、その
不正確箇所に対応しつつ、引戸を正確に装着することが
できる引戸装置を提供すること。 【解決手段】 上枠部1に位置調整機構部4を介して幅
方向に位置調整可能に上部ガイドレール2を設けた上部
ガイド枠Aと、該上部ガイド枠Aの上部ガイドレール2
に案内される上部ガイド輪14を備えた引戸Cと、該引
戸Cの下端を移動自在に支持する下部ガイド枠Bとから
なること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器棚,本棚,陳
列棚等の種々の収納家具における引戸において、特に家
具本体への取付が極めて容易であり、且つ家具本体に僅
かの製造上の不良による引戸装着箇所のたおれ等の不正
確箇所が存在しても、その不正確箇所に対応しつつ、引
戸を正確に装着することができる引戸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器棚,本棚,陳列棚等の種
々の収納家具には、ガラス窓を備えた引戸が装着される
ことが多い。この引戸は、小さい間口の収納家具であれ
ば、間口箇所の上下に下部ガイドレールが形成され、ガ
ラス板の上下端部がその下部ガイドレールに挿入された
極めて簡単な構造のものでよい。しかし、比較的大きな
収納家具では、引戸自体も大型となり、引戸の自重も大
きくなって、開閉時にその引戸を移動させるのに大きな
力が必要である。また、引戸自体にも移動時に負担がか
かってしまい、特にガラスからなる引戸では、開閉する
ときに注意が必要となる。そのために、引戸には、ロー
ラが装着され、そのローラの回動により引戸がスムーズ
に移動することができるようにしたものが多く使用され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した引戸にローラ
等の戸車が装着されたタイプには、種々のものが存在す
る。この種のものは、構造が複雑であり、さらに、家具
本体への取付も困難となる。特に、この種の引戸は、取
付作業に極めて高精度が要求される。しかも、収納家具
の製造不良による引戸装着箇所のたおれ等の不正確箇所
が存在することにより、引戸装置の装着の精度も大きく
狂ってくるおそれがあることである。
【0004】特に、家具本体の引戸装着箇所である収納
開口部の開口上部と開口下部との間に寸法誤差が生じた
場合に、そのまま引戸を装着すると、引戸に倒れが生じ
てしまう。その引戸の倒れを補正することは極めて困難
である。この種の引戸装置の中には、そのような補正す
る調整機能を備えたものが存在するが、構造が極めて複
雑であったり、その調整手段もかなり面倒であったりす
る等の欠点がある。特に引戸が2枚(或いはそれ以上)
ある場合では、その2枚の引戸の間隔は常時一定でなけ
ればならず、その引戸の倒れの調整も、2枚の引戸の間
隔が一定を維持するように調整しなければならない。本
発明の目的は、ローラを設けた従来タイプの引戸装置の
ように構造が複雑で、且つその取付が面倒で、取付調整
が困難である等の問題を解決することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、上枠部に位置調整機構部を介して幅方向に位置調整
可能に上部ガイドレールを設けた上部ガイド枠と、該上
部ガイド枠の上部ガイドレールに案内される上部ガイド
輪を備えた引戸と、該引戸の下端を移動自在に支持する
下部ガイド枠とからなる引戸装置としたことにより、家
具本体への取付が極めて容易であり、且つ家具本体に僅
かの製造上の不良による引戸装着箇所のたおれ等の不正
確箇所が存在しても、その不正確箇所に対応しつつ、引
戸を正確に装着することができるようにしたことで、上
記課題を解決したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。まず、上部ガイド枠Aは上枠部1
と、 上部ガイドレール2とから構成され、上枠部1に上
部ガイドレール2が装着されている。また、下部ガイド
枠Bは、下枠部6と下部ガイドレール7とから構成され
ている。その下枠部6は、下部ガイドレール7が装着さ
れ、前記上枠部1及び下枠部6が家具本体20の収納開
口部21の上下にそれぞれ装着される(図1,図2参
照)。
【0007】その上枠部1は、上部ガイドレール2を装
着するレール支持部1aの幅方向一端側に立上り状に取
付部1bが形成されている。また、前記レール支持部1
aの他端側は立上側部1cが形成されている。前記レー
ル支持部1aは、その上面が平坦面をなし、後述する上
部ガイドレール2が載置される。前記取付部1bは、そ
の断面形状が略逆L字形状をなしており、家具本体20
の開口上端に装着されるものである。また、立上側部1
cは、上枠部1の内部を隠す役目をなしており、その立
上側部1cの外面側は、化粧仕上げにすることが好適で
ある。その上枠部1は、形鋼でありアルミ引き抜き加工
によって成形されることが、製造性及び耐久性等の観点
から好ましい。
【0008】次に、上部ガイドレール2は、レールベー
ス2a上に2本のレール部2b1 ,2b2 が形成された
ものである。該レール部2b1 ,2b2 は、それぞれが
突出条タイプであり、家具本体20側に近い側を内側の
レール部2b1 とし、家具本体20から離れた側をレー
ル部2b2 とする。そして、後述する上部ガイド輪14
がプーリタイプのものに対応するものであり、具体的に
はレール部2bは、断面略半円形状に形成されたもので
ある。該レール部2b1 ,2b2 は、所定間隔に設定さ
れたもので、後述する第1引戸C1 と第2引戸C2 との
間隔を適正に設定するものである。
【0009】その上部ガイドレール2は、前記上枠部1
のレール支持部1a上に載置され、上枠部1の長手方向
の両端箇所で押え具3を介して幅方向に移動可能となる
ように固定される。レールベース2aの下面側は平坦状
に形成されており、レール支持部1a上に滑り易い状態
となっている。前記押え具3は、上枠部1の取付部1b
側にビス等の固着具を介して固着される〔図3(A)参
照〕。
【0010】次に、位置調整機構部4は、前記上部ガイ
ドレール2を前記上枠部1のレール支持部1a上におい
て、その幅方向に適宜量移動させて上部ガイドレール2
の位置を調整するものである〔図4(A),(B)参
照〕。その位置調整機構部4は、カム4aと、該カム4
aに形成された操作部4bと、前記レールベース2aの
裏面側に形成されたカム溝4cとから構成される。前記
カム4aは、円板状をなし、カム溝4cに収納される。
【0011】そのカム溝4cの幅方向寸法は、カム溝4
cの直径に等しい。また、前記操作部4bは、円筒状に
形成され且つ前記カム4aの円形中心からずれた位置に
形成されている。即ち、操作部4bはカム4aに対して
偏心位置に形成されたものである。そして、その操作部
4bが上枠部1のレール支持部1aに形成された回動中
心孔4dに挿入される。これによって、カム4aは、回
動中心孔4dを回動中心として回動し、そのカム4aの
回動角度により、該カム4aが前記カム溝4cの両壁面
4c1 ,4c1 を押圧し、上部ガイドレール2を幅方向
に移動させて、その位置調整をすることができる〔図4
(B),(D)及び図6(A),(B)等参照〕。前記
操作部4bは、その円筒状の頂部箇所にドライバ用の係
止溝が形成されたり、或いは六角レンチ用の六角穴等が
形成されている〔図4(C),(E)参照〕。
【0012】次に、下部ガイド枠Bは、下枠部6と下部
ガイドレール7とから構成されている。その下枠部6
は、頂板部6aと、取付部6bと、垂下状側部6cとか
ら構成され、前記頂板部6aの幅方向の一端側に取付部
6bが形成され、他端側に垂下状側部6cが形成されて
いる。そして、前記頂板部6aの下面側に下部ガイドレ
ール7が装着される。また下部ガイドレール7は、断面
略下向き門形状をなし、下方に開口し且つ長手方向に溝
形状となるガイド溝7aが形成されている。該下部ガイ
ドレール7には後述する下部ガイド輪17が挿入するも
のである。該ガイド溝7aは、後述する第1引戸C1
び第2引戸C2 に合わせて2本形成されている。
【0013】次に、引戸Cについて説明する。該引戸C
は、第1引戸C1 と第2引戸C2 があり、その第1引戸
1 は、上部引戸枠10と,下部引戸枠11と,縦枠1
2,12と、面板13とからなる。そして、前記上部引
戸枠10には、二つの上部ガイド輪14、 14が装着さ
れ、下部引戸枠11には二つの下部ガイド輪17,17
が装着される〔図2(B)参照〕。
【0014】その上部引戸枠10は、面板13を支持固
定する溝部を有する面板固定部10aの上端より、略直
角に屈曲形成されたハンガー頂部10bが形成されてい
る。該ハンガー頂部10bの幅方向他端側にはガイド輪
支持片10cが形成されている。該ガイド輪支持片10
cには、上部ガイド輪14が装着される。その上部ガイ
ド輪14には高さ位置調整部15が装着されている。
【0015】その高さ位置調整部15は、揺動板15a
及び調整ネジ軸15bから構成されており、その揺動板
15aを枢支部15cを介してガイド輪支持片10cに
揺動自在に装着され、その揺動板15aの一端に上部ガ
イド輪14が装着されている〔図15(A),(B),
(C)参照〕。その揺動板15aには、回動自在な内ネ
ジ部15dが形成され、調整ネジ軸15bが前記内ネジ
部15dに螺合されている。そして、前記調整ネジ軸1
5bの操作により前記揺動板15aが枢支部15cを回
動中心として揺動し、上部ガイド輪14の高さ位置を調
整することができる。なお、第2引戸C2 も前記第1引
戸C1 と同様に高さ位置調整部15が装着され、上部ガ
イド輪14の高さ位置を調整することができる〔図5
(D)参照〕。
【0016】その前記下部引戸枠11は、面板13の下
端箇所を支持する面板支持部11aが形成され、該面板
支持部11aから下部ガイド片11bが形成され、該下
部ガイド片11bに前記下部ガイド輪17が装着されて
いる。その下部ガイド片11bには、切除部11b1
形成されている。また、前記下部ガイド輪17は、板片
状の取付ベース18に装着されている。
【0017】該取付ベース18には、嵌合突起部19,
19が形成され、前記下部ガイド輪17は、前記二つの
嵌合突起部19,19の間に位置して装着されている
〔図8(B)参照〕。また、前記下部ガイド輪17は、
輪部17a1 と外輪部17a2とから構成され、前記輪
部17a1 の周囲に円周状の溝条が形成され、該溝条に
輪部17a1 が装着されている〔図8(C)参照〕。そ
して、前記輪部17a1は、取付ベース18上に固着さ
れた輪軸部17bにより回動自在に支持されている。
【0018】該嵌合突起部19は、上部が膨大状に形成
された嵌合膨大部19aが形成され、該嵌合膨大部19
aが収縮可能となる区割部19bが形成されている〔図
8(D)参照〕。図中の実施例では、前記区割部19b
により前記嵌合膨大部19aは、4区切りされている。
これによって、前記嵌合突起部19が嵌合する下部ガイ
ド片11bに形成された嵌合孔11b2 に挿入嵌合し
て、前記取付ベース18が下部ガイド片11bに装着さ
れるものである(図9参照)。
【0019】次に、第2引戸C2 は、前記第1引戸C1
と略同様の構成であり、その構成部材も同様であり、同
一名称及び同一符号が使用される。第2引戸C2 は、上
部引戸枠10と,下部引戸枠11と,縦枠12,12
と、面板13とからなる。そして、前記上部引戸枠10
には、二つの上部ガイド輪14、 14が装着され、下部
引戸枠11には、下部ガイド輪17が装着される。
【0020】その上部引戸枠10は、面板13を支持固
定する溝部を有する面板固定部10aの上端より、略直
角に屈曲形成されたハンガー頂部10bが形成されてい
る。該ハンガー頂部10bの幅方向他端側にはガイド輪
支持片10cが形成されている。該ガイド輪支持片10
cには、上部ガイド輪14が装着される。その上部ガイ
ド輪14には高さ位置調整部15が装着されている。そ
の高さ位置調整部15は、揺動板15a及び調整ネジ軸
15bから構成されており、その揺動板15aがガイド
輪支持片15cに揺動自在に装着され、その揺動板15
aの一端に上部ガイド輪14が装着されている。その揺
動板15aと調整ネジ軸15bとが枢支されている。
【0021】第1引戸C1 は、前記上部ガイドレール2
の内方側(家具本体20寄り側)に位置するレール部2
1 に案内される。また、第2引戸C2 の上部ガイド輪
14は、前記上部ガイドレール2の外方側(家具本体2
0から離れた側)に位置するレール部2b2 に案内され
る(図1,図2参照)。
【0022】なお、図示された実施形態は、引戸Cが第
1引戸C1 と第2引戸C2 の二枚の引戸から構成された
ものであるが、この実施形態に限定されることなく、引
戸Cが一つから構成される場合もある。引戸Cが一枚か
ら構成されるものでは、前記上部ガイドレール2のレー
ル部2bは一本のみでよい。また、引戸Cが3枚から構
成される場合もあり、この場合には、上部ガイドレール
2には3本のレール部2bが形成されることになる。
【0023】
【作用】次に、位置調整機構部4による、第1引戸C1
と第2引戸C2 との位置調整について説明する。家具本
体20の収納開口部21における開口上部21a及び開
口下部21bとの間に誤差dが生じている場合に、その
誤差による第1引戸C1と第2引戸C2 との傾きを垂直
になるように位置調整する。まず開口上部21aが開口
下部21bより外方に寸法dだけ突出している場合に
は、位置調整機構部4の操作部4bをドライバー等の工
具22で回転させ、上部ガイドレール2を開口上部21
a側に移動させ、前記の寸法dの誤差が無くなるまで調
整する〔図7(A)参照〕。
【0024】次に、前記収納開口部21の開口上部21
aが開口下部21bより内方に寸法d〔図7(B)では
−dで表記されている〕だけ凹んでいる場合には、上記
同様に位置調整機構部4の操作部4bをドライバー等の
工具22で回転させ、上部ガイドレール2を開口上部2
1a側から離間する方向に移動させ、前記の寸法dの誤
差が無くなるまで調整する〔図7(B)参照〕。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は 上枠部1に位置調整
機構部4を介して幅方向に位置調整可能に上部ガイドレ
ール2を設けた上部ガイド枠Aと、下部ガイド枠Bと、
上方に前記上部ガイドレール2に案内される上部ガイド
輪14を備え,前記上部ガイド枠Aと下部ガイド枠Bに
て案内される引戸Cとからなる引戸装置としたことによ
り、家具本体20に僅かの製造上の不良による引戸装着
箇所のたおれ等の不正確箇所が存在しても、その不正確
箇所に対応しつつ、引戸を正確に装着することができる
し、またその構造を簡単にすることができる等の効果を
奏する。
【0026】上記効果を詳述すると、上部ガイド枠A
は、上枠部1に位置調整機構部4を介して幅方向に位置
調整可能に上部ガイドレール2を設けたものであり、前
記位置調整機構部4を介して上部ガイドレール2を幅方
向に適宜位置変更することができる。これによって、た
とえ家具本体20への引戸装着箇所が上下で傾斜してい
たり寸法上に誤差が生じていても、上部ガイドレール2
を上枠部1に対して上部ガイドレール2を位置調整する
ことができるので下部ガイド枠Bを基準にして位置合わ
せすることができ正確な引戸Cの装着を行うことができ
る。
【0027】請求項2の発明は、平行な2本のレール部
2b1 ,2b2 を有する上部ガイドレール2を上枠部1
に位置調整機構部4を介して幅方向に位置調整可能に設
けた上部ガイド枠Aと、上方に前記上部ガイドレール2
の内方側に位置するレール部2b1 に案内される上部ガ
イド輪14を備え,前記上部ガイド枠Aと下部ガイド枠
Bにて案内される第1引戸C1 と、上方に前記上部ガイ
ドレール2の外方側に位置するレール部2b2 に案内さ
れる上部ガイド輪14を備え,前記上部ガイド枠Aと下
部ガイド枠Bにて案内される第2引戸C2 とからなる引
戸装置としたことにより、第1引戸C1 と第2引戸C2
との間隔を一定に維持しながら、上下の位置合わせを行
うことができる。
【0028】上記効果を詳述すると、上部ガイドレール
2は二つのレール部2b1 ,2b2が成形されており、
第1引戸C1 の上部ガイド輪14及び第2引戸C2 の上
部ガイド輪14がそれぞれ前記二つのレール部2b1
2b2 に案内されており、且つ前記上部ガイドレール2
は上枠部1に対して幅方向に位置調整することができる
ので、第1引戸C1 と第2引戸C2 とを一定の間隔に維
持しながら引戸の上下の位置調整を行うことができるも
のである。
【0029】請求項3の発明は、請求項1において、前
記位置調整機構部4は、前記上部ガイドレール2の裏面
側に形成されたカム溝4cと、該カム溝4cに係合する
円板状のカム4aと、該カム4aの中心に対して偏心位
置に形成された操作部4bと、前記上枠部1に形成され
前記操作部4bが挿入する回動中心孔4dとからなる引
戸装置としたことにより、上部ガイドレール2の幅方向
の調整が簡単にできるとともに、調整時以外では、上部
ガイドレール2は上枠部1に対して極めて安定した状態
で固定することができる。
【0030】上記効果を詳述すると、位置調整機構部4
はカム4aが前記上部ガイドレール2の裏面側に形成さ
れたカム溝4cに挿入して、前記操作部4bがカム4a
に偏心した位置に形成されたことで、操作部4bを回動
させることにより、カム4aが操作部4bを回動中心と
してカム4aが回動することができ、該カム4aがカム
溝4cを介して上部ガイドレール2を幅方向に移動させ
るこことができるものであり、これによって上部ガイド
レール2の位置決め操作を極めて簡単に行うことができ
るのみならず、カム4aがカム溝4cに挿入しているこ
とで上部ガイドレール2がカム4aによって支持され、
ガタつきが生じにくいものにすることができる。
【0031】次に、請求項4の発明は、請求項3におい
て、前記位置調整機構部4は前記上部ガイドレール2の
長手方向両端箇所に設けてなる引戸装置としたことによ
り、二つの位置調整機構部4,4により上部ガイドレー
ル2を長手方向においてその端部でそれぞれ行うことが
でき、上部ガイドレール2をより一層細かく調整するこ
とができる。
【0032】請求項5の発明は、請求項1,2,3又は
4において、前記下部ガイド輪17は、上面側に嵌合突
起部19,19が形成された取付ベース18に装着さ
れ、前記第1引戸C1 ,第2引戸C2 の下部引戸枠11
の下部ガイド輪17の装着箇所には、下部ガイド輪17
が垂直方向に通過可能な切除部11b1 と,前記嵌合
突起部19,19が嵌合する嵌合孔11b2 ,11b2
が形成されてなる引戸装置としたことにより、下部ガイ
ド輪17の装着作業を効率的に行うことができるもので
ある。
【0033】上記効果を詳述すると、前記下部ガイド輪
17は、嵌合突起部19,19を設けた取付ベース18
に装着されたものである。また下部引戸枠11には前記
下部ガイド輪17が通過することができる切除部11b
1 が形成されており、また取付ベース18を固定するた
めに嵌合突起部19,19が形成されており、下部引戸
枠11側には嵌合突起部19,19が挿入嵌合する嵌合
孔11b2 ,11b2が形成され、取付ベース18を下
部引戸枠11の直下位置よりそのまま上方に上げるだけ
で取付ベース18を下部引戸枠11に装着することがで
き、下部ガイド輪17を下部引戸枠11に簡単に装着す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦断側面図
【図2】(A)は上部ガイド枠側の拡大縦断側面図 (B)は下部ガイド枠の側の拡大縦断側面図
【図3】(A)は上部ガイド枠の平面略示図 (B)は上部ガイド枠の要部斜視図 (C) は上部ガイド枠の要部分解斜視図
【図4】(A)は上部ガイド枠の要部拡大斜視図 (B) は上部ガイド枠の要部拡大縦断側面図 (C)は上部ガイド枠と位置調整機構部の下面側より見
た斜視図 (D)は位置調整機構部の構造を示す一部断面にした要
部平面図 (E) は上部ガイド枠の位置調整機構部箇所の下面図
【図5】(A)は上部引戸枠の背面図 (B)は第1引戸の上部引戸枠の要部斜視図 (C) は第1引戸の上部引戸枠の要部背面図 (D)は第2引戸の上部引戸枠の要部斜視図
【図6】(A)は位置調整機構部を介して上部ガイドレ
ールが家具本体側寄りに位置調整される作用図 (B)は位置調整機構部を介して上部ガイドレールが家
具本体側の反対側寄りに位置調整される作用図 (C)は位置調整機構部を介して引戸が家具本体側に位
置調整される作用図 (D)は位置調整機構部を介して引戸が家具本体側の反
対側寄りに位置調整される作用図
【図7】(A)は引戸の上方を家具本体側寄りに位置調
整して引戸を垂直状とした縦断側面図 (B)は引戸の上方を家具本体側の反対側寄りに位置調
整して引戸を垂直状とした縦断側面図
【図8】(A)は下部ガイド片の斜視図 (B)は下部ガイド輪と取付ベースの斜視図 (C)は(B)のX1 −X1 矢視断面図 (D)は(B)のX2 −X2 矢視断面図
【図9】(A)は下部ガイド輪を下部ガイド片に装着し
ようとする工程図 (B)は下部ガイド輪を下部ガイド片に装着を開始した
工程図 (C)は下部ガイド輪を下部ガイド片に装着完了した工
程図 (D)は下部ガイド輪を下部ガイド片に装着完了した斜
視図
【符号の説明】
A…上部ガイド枠 B…下部ガイド枠 C…引戸 C1 …第1引戸 C2 …第2引戸 1…上枠部 2…上部ガイドレール 2b1 ,2b2 …レール部 4…位置調整機構部 4a…カム 4c…カム溝 4b…操作部 4d…回動中心孔 11…下部引戸枠11 11b1 …切除部 11b2 …嵌合孔 14…上部ガイド輪 17…下部ガイド輪 18…取付ベース 19…嵌合突起部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠部に位置調整機構部を介して幅方向
    に位置調整可能に上部ガイドレールを設けた上部ガイド
    枠と、該上部ガイド枠の上部ガイドレールに案内される
    上部ガイド輪を備えた引戸と、該引戸の下端を移動自在
    に支持する下部ガイド枠とからなることを特徴とする引
    戸装置。
  2. 【請求項2】 平行な2本のレール部を有する上部ガイ
    ドレールを上枠部に位置調整機構部を介して幅方向に位
    置調整可能に設けた上部ガイド枠と、上方に前記上部ガ
    イドレールの内方側に位置するレール部に案内される上
    部ガイド輪を備えた第1引戸と、上方に前記上部ガイド
    レールの外方側に位置するレール部に案内される上部ガ
    イド輪を備えた第2引戸と、前記第1引戸と第2引戸の
    下端を移動自在に支持する下部ガイド枠とからなること
    を特徴とする引戸装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記位置調整機構部
    は、前記上部ガイドレールの裏面側に形成されたカム溝
    と、該カム溝に係合する円板状のカムと、該カムの中心
    に対して偏心位置に形成された操作部と、前記上枠部に
    形成され前記操作部が挿入する回動中心孔とからなるこ
    とを特徴とする引戸装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記位置調整機構部
    は前記上部ガイドレールの長手方向両端箇所に設けてな
    ることを特徴とする引戸装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    下部ガイド輪は、上面側に嵌合突起部が形成された取付
    ベースに装着され、前記第1引戸,第2引戸の下部引戸
    枠の下部ガイド輪の装着箇所には、下部ガイド輪が垂直
    方向に通過可能な切除部と,前記嵌合突起部が嵌合する
    嵌合孔が形成されてなることを特徴とする引戸装置。
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