JPH10102886A - 引戸の上部調整装置 - Google Patents
引戸の上部調整装置Info
- Publication number
- JPH10102886A JPH10102886A JP27733296A JP27733296A JPH10102886A JP H10102886 A JPH10102886 A JP H10102886A JP 27733296 A JP27733296 A JP 27733296A JP 27733296 A JP27733296 A JP 27733296A JP H10102886 A JPH10102886 A JP H10102886A
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- Japan
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- main body
- adjusting
- sliding door
- body case
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 引戸の歪み、建具等の取付誤差が生じた場合
に、引戸の上部に配設したガイドローラを、引戸の厚み
方向に移動させて、鴨居の溝又は上部レールに対する調
整を簡単、かつ、高精度に行うことができる引戸の上部
調整装置を提供すること。 【解決手段】 引戸Dの上端部に固定する本体ケース1
内に、ガイドローラ2を回転自在に支持し、かつガイド
ローラ2を本体ケース1の横幅方向に移動調整可能にす
る調整部材4を配設するとともに、調整部材4を調整、
固定する固定部材3を本体ケース1の露出面10に配設
する。
に、引戸の上部に配設したガイドローラを、引戸の厚み
方向に移動させて、鴨居の溝又は上部レールに対する調
整を簡単、かつ、高精度に行うことができる引戸の上部
調整装置を提供すること。 【解決手段】 引戸Dの上端部に固定する本体ケース1
内に、ガイドローラ2を回転自在に支持し、かつガイド
ローラ2を本体ケース1の横幅方向に移動調整可能にす
る調整部材4を配設するとともに、調整部材4を調整、
固定する固定部材3を本体ケース1の露出面10に配設
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引戸(片開戸、引
違戸、引分戸、吊戸等を含む。以下同じ。)の上部調整
装置、特に、引戸の歪み、建具等の取付誤差が生じた場
合に、引戸の上部に配設したガイドローラを、引戸の厚
み方向に移動させて、鴨居の溝又は上部レールに対する
調整を簡単に行えるようにした引戸の上部調整装置に関
するものである。
違戸、引分戸、吊戸等を含む。以下同じ。)の上部調整
装置、特に、引戸の歪み、建具等の取付誤差が生じた場
合に、引戸の上部に配設したガイドローラを、引戸の厚
み方向に移動させて、鴨居の溝又は上部レールに対する
調整を簡単に行えるようにした引戸の上部調整装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、引戸には、鴨居及び敷居にそれぞ
れ設けた溝に引戸の上下端部をそれぞれ嵌合し、鴨居及
び敷居の溝に導かれて開閉する片開戸、引違戸、両側に
開く引分戸や、上部レールに垂設支持されて移動する吊
戸等がある。これらの引戸は、特に、その下端部を敷居
の溝や床面上に敷設したレールにて導かれる方式の引戸
においては、使用による経時的な歪み、建具枠の建付時
の誤差等によって、引戸が、他方の引戸、建具枠、柱等
と干渉し、円滑な開閉操作を行うことができなくなるこ
とがある。このため、従来では、引戸の歪み、建具等の
取付誤差が生じることを予測して、予め引戸と他方の引
戸、建具枠、柱等の間に隙間を形成するようにしてい
る。
れ設けた溝に引戸の上下端部をそれぞれ嵌合し、鴨居及
び敷居の溝に導かれて開閉する片開戸、引違戸、両側に
開く引分戸や、上部レールに垂設支持されて移動する吊
戸等がある。これらの引戸は、特に、その下端部を敷居
の溝や床面上に敷設したレールにて導かれる方式の引戸
においては、使用による経時的な歪み、建具枠の建付時
の誤差等によって、引戸が、他方の引戸、建具枠、柱等
と干渉し、円滑な開閉操作を行うことができなくなるこ
とがある。このため、従来では、引戸の歪み、建具等の
取付誤差が生じることを予測して、予め引戸と他方の引
戸、建具枠、柱等の間に隙間を形成するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この引
戸と他方の引戸、建具枠、柱等の間に形成する隙間は、
将来発生する引戸の歪み等にも対処できるように大きめ
に設定されるため、開閉時等に引戸ががたついたり、ま
た、室内の断熱気密性能を低下させる要因となる等の問
題があった。さらに、予測していた以上の引戸の歪み、
建具等の取付誤差が生じた場合には、引戸が、他方の引
戸、建具枠、柱等と干渉し、円滑な開閉操作を行うこと
ができなくなるという問題があった。
戸と他方の引戸、建具枠、柱等の間に形成する隙間は、
将来発生する引戸の歪み等にも対処できるように大きめ
に設定されるため、開閉時等に引戸ががたついたり、ま
た、室内の断熱気密性能を低下させる要因となる等の問
題があった。さらに、予測していた以上の引戸の歪み、
建具等の取付誤差が生じた場合には、引戸が、他方の引
戸、建具枠、柱等と干渉し、円滑な開閉操作を行うこと
ができなくなるという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の引戸の有する問題に
鑑み、引戸の歪み、建具等の取付誤差が生じた場合に、
引戸の上部に配設したガイドローラを、引戸の厚み方向
に移動させて、鴨居の溝又は上部レールに対する調整を
簡単、かつ、高精度に行うことができる引戸の上部調整
装置を提供することを目的とする。
鑑み、引戸の歪み、建具等の取付誤差が生じた場合に、
引戸の上部に配設したガイドローラを、引戸の厚み方向
に移動させて、鴨居の溝又は上部レールに対する調整を
簡単、かつ、高精度に行うことができる引戸の上部調整
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の引戸の上部調整装置は、引戸の上端部に固
定する本体ケース内に、ガイドローラを回転自在に支持
し、かつ該ガイドローラを本体ケースの横幅方向に移動
調整可能にする調整部材を配設するとともに、該調整部
材を調整、固定する固定部材を本体ケースの露出面に配
設したことを特徴とする。
め、本発明の引戸の上部調整装置は、引戸の上端部に固
定する本体ケース内に、ガイドローラを回転自在に支持
し、かつ該ガイドローラを本体ケースの横幅方向に移動
調整可能にする調整部材を配設するとともに、該調整部
材を調整、固定する固定部材を本体ケースの露出面に配
設したことを特徴とする。
【0006】本発明の引戸の上部調整装置は、ガイドロ
ーラを引戸の上端部に固定する本体ケースの横幅方向、
すなわち、引戸の厚み方向に移動調整可能にするととも
に、このガイドローラを回転自在に支持する調整部材を
調整、固定する固定部材を本体ケースの露出面に配設す
ることにより、引戸を設置した状態で、外部からガイド
ローラの移動調整を容易に行うことができる。
ーラを引戸の上端部に固定する本体ケースの横幅方向、
すなわち、引戸の厚み方向に移動調整可能にするととも
に、このガイドローラを回転自在に支持する調整部材を
調整、固定する固定部材を本体ケースの露出面に配設す
ることにより、引戸を設置した状態で、外部からガイド
ローラの移動調整を容易に行うことができる。
【0007】この場合において、調整部材を、本体ケー
ス内に回転可能に配設した調整部材本体の軸心に対して
偏心してガイドローラの支軸を取り付けるとともに、調
整部材本体の基端にベベルギヤを形成して構成するとと
もに、固定部材の先端に前記ベベルギヤと噛合するベベ
ルギヤを形成することができ、これにより、固定部材を
ドライバ等にて回動操作することにより、ベベルギヤを
介してガイドローラの支軸を取り付けた調整部材本体を
所要角度回転させ、ガイドローラの移動調整を行うこと
ができる。
ス内に回転可能に配設した調整部材本体の軸心に対して
偏心してガイドローラの支軸を取り付けるとともに、調
整部材本体の基端にベベルギヤを形成して構成するとと
もに、固定部材の先端に前記ベベルギヤと噛合するベベ
ルギヤを形成することができ、これにより、固定部材を
ドライバ等にて回動操作することにより、ベベルギヤを
介してガイドローラの支軸を取り付けた調整部材本体を
所要角度回転させ、ガイドローラの移動調整を行うこと
ができる。
【0008】また、調整部材を、本体ケース内に摺動可
能に配設した調整部材本体にガイドローラの支軸が貫通
する斜行ガイド孔を形成して構成するとともに、固定部
材を前記調整部材本体に螺合する調整ねじとして構成す
ることができ、これにより、固定部材としての調整ねじ
をドライバ等にて回動操作することにより、ガイドロー
ラの支軸が貫通する斜行ガイド孔を形成した調整部材本
体を摺動させ、ガイドローラの移動調整を行うことがで
きる。
能に配設した調整部材本体にガイドローラの支軸が貫通
する斜行ガイド孔を形成して構成するとともに、固定部
材を前記調整部材本体に螺合する調整ねじとして構成す
ることができ、これにより、固定部材としての調整ねじ
をドライバ等にて回動操作することにより、ガイドロー
ラの支軸が貫通する斜行ガイド孔を形成した調整部材本
体を摺動させ、ガイドローラの移動調整を行うことがで
きる。
【0009】また、調整部材を、本体ケース内に揺動可
能に配設した調整部材本体に、本体ケースの内面に形成
した歯形と噛合する歯形を形成して構成するとともに、
固定部材を前記調整部材本体に螺合する調整ねじとして
構成することができ、これにより、固定部材としての調
整ねじをドライバ等にて緩め、両歯形の噛合を解除して
ガイドローラを回転自在に支持した調整部材の調整部材
本体を揺動し、ガイドローラの移動調整を行うことがで
きる。
能に配設した調整部材本体に、本体ケースの内面に形成
した歯形と噛合する歯形を形成して構成するとともに、
固定部材を前記調整部材本体に螺合する調整ねじとして
構成することができ、これにより、固定部材としての調
整ねじをドライバ等にて緩め、両歯形の噛合を解除して
ガイドローラを回転自在に支持した調整部材の調整部材
本体を揺動し、ガイドローラの移動調整を行うことがで
きる。
【0010】また、調整部材を、本体ケース内に揺動可
能に配設した調整部材本体として構成するとともに、固
定部材3を本体ケース内に回転可能に配設した回転体と
して構成し、該回転体に前記調整部材本体と係合する偏
心した係止ピンを形成することができ、これにより、固
定部材としての回転体をドライバ等にて回動操作するこ
とにより、係止ピンを介してガイドローラを回転自在に
支持した調整部材の調整部材本体を揺動し、ガイドロー
ラの移動調整を行うことができる。
能に配設した調整部材本体として構成するとともに、固
定部材3を本体ケース内に回転可能に配設した回転体と
して構成し、該回転体に前記調整部材本体と係合する偏
心した係止ピンを形成することができ、これにより、固
定部材としての回転体をドライバ等にて回動操作するこ
とにより、係止ピンを介してガイドローラを回転自在に
支持した調整部材の調整部材本体を揺動し、ガイドロー
ラの移動調整を行うことができる。
【0011】また、調整部材を、本体ケース内に遊嵌し
た調整部材本体に、本体ケースの内面に形成した歯形と
噛合する歯形を形成して構成するとともに、固定部材を
前記調整部材本体に螺合する調整ねじとして構成するこ
とができ、これにより、固定部材としての調整ねじをド
ライバ等にて緩め、両歯形の噛合を解除してガイドロー
ラを回転自在に支持した調整部材の調整部材本体を移動
し、ガイドローラの移動調整を行うことができる。
た調整部材本体に、本体ケースの内面に形成した歯形と
噛合する歯形を形成して構成するとともに、固定部材を
前記調整部材本体に螺合する調整ねじとして構成するこ
とができ、これにより、固定部材としての調整ねじをド
ライバ等にて緩め、両歯形の噛合を解除してガイドロー
ラを回転自在に支持した調整部材の調整部材本体を移動
し、ガイドローラの移動調整を行うことができる。
【0012】また、調整部材を、本体ケース内に回転可
能に配設した調整部材本体の軸心に対して偏心してガイ
ドローラの支軸を取り付けて構成するとともに、固定部
材を前記調整部材本体に一体的に形成した回転駆動部と
して構成することができ、これにより、固定部材として
の回転駆動部をドライバ等にて回動操作することによ
り、ガイドローラの支軸を取り付けた調整部材本体を所
要角度回転させ、ガイドローラの移動調整を行うことが
できる。
能に配設した調整部材本体の軸心に対して偏心してガイ
ドローラの支軸を取り付けて構成するとともに、固定部
材を前記調整部材本体に一体的に形成した回転駆動部と
して構成することができ、これにより、固定部材として
の回転駆動部をドライバ等にて回動操作することによ
り、ガイドローラの支軸を取り付けた調整部材本体を所
要角度回転させ、ガイドローラの移動調整を行うことが
できる。
【0013】また、調整部材を、本体ケース内に揺動可
能に配設した調整部材本体に、本体ケースの内面に形成
した歯形と噛合する歯形を形成して構成するとともに、
該調整部材本体を前記歯形同士が噛合する方向に付勢す
るばね部材を配設し、固定部材を前記調整部材本体に一
体的に形成したレバー片として構成することができ、こ
れにより、固定部材としてのレバー片をばね部材の付勢
力に抗して操作して、両歯形の噛合を解除してガイドロ
ーラを回転自在に支持した調整部材の調整部材本体を移
動し、ガイドローラの移動調整を行うことができる。
能に配設した調整部材本体に、本体ケースの内面に形成
した歯形と噛合する歯形を形成して構成するとともに、
該調整部材本体を前記歯形同士が噛合する方向に付勢す
るばね部材を配設し、固定部材を前記調整部材本体に一
体的に形成したレバー片として構成することができ、こ
れにより、固定部材としてのレバー片をばね部材の付勢
力に抗して操作して、両歯形の噛合を解除してガイドロ
ーラを回転自在に支持した調整部材の調整部材本体を移
動し、ガイドローラの移動調整を行うことができる。
【0014】また、調整部材を、本体ケース内に揺動可
能に配設した調整部材本体に歯形を形成して構成すると
ともに、固定部材を前記調整部材本体に歯形に噛合する
歯形を形成したレバー片として構成し、該レバー片を前
記歯形同士が噛合する方向に付勢するばね部材を配設す
ることができ、これにより、固定部材としてのレバー片
をばね部材の付勢力に抗して操作して、両歯形の噛合を
解除してガイドローラを回転自在に支持した調整部材の
調整部材本体を移動し、ガイドローラの移動調整を行う
ことができる。
能に配設した調整部材本体に歯形を形成して構成すると
ともに、固定部材を前記調整部材本体に歯形に噛合する
歯形を形成したレバー片として構成し、該レバー片を前
記歯形同士が噛合する方向に付勢するばね部材を配設す
ることができ、これにより、固定部材としてのレバー片
をばね部材の付勢力に抗して操作して、両歯形の噛合を
解除してガイドローラを回転自在に支持した調整部材の
調整部材本体を移動し、ガイドローラの移動調整を行う
ことができる。
【0015】また、調整部材を、本体ケース内に揺動可
能に配設した調整部材本体に歯形を形成して構成すると
ともに、固定部材を前記調整部材本体の歯形に嵌合する
調整ねじとして構成することができ、これにより、固定
部材としての調整ねじをドライバ等にて緩め、調整ねじ
と歯形の嵌合を解除してガイドローラを回転自在に支持
した調整部材の調整部材本体を揺動し、ガイドローラの
移動調整を行うことができる。
能に配設した調整部材本体に歯形を形成して構成すると
ともに、固定部材を前記調整部材本体の歯形に嵌合する
調整ねじとして構成することができ、これにより、固定
部材としての調整ねじをドライバ等にて緩め、調整ねじ
と歯形の嵌合を解除してガイドローラを回転自在に支持
した調整部材の調整部材本体を揺動し、ガイドローラの
移動調整を行うことができる。
【0016】また、調整部材を、本体ケース内に揺動可
能に配設した調整部材本体に、本体ケースの内面に形成
した歯形と噛合する歯形を形成して構成するとともに、
固定部材を前記歯形同士を噛合させる調整ねじとするこ
とができ、これにより、固定部材としての調整ねじをド
ライバ等にて緩め、両歯形の噛合を解除してガイドロー
ラを回転自在に支持した調整部材の調整部材本体を揺動
し、ガイドローラの移動調整を行うことができる。
能に配設した調整部材本体に、本体ケースの内面に形成
した歯形と噛合する歯形を形成して構成するとともに、
固定部材を前記歯形同士を噛合させる調整ねじとするこ
とができ、これにより、固定部材としての調整ねじをド
ライバ等にて緩め、両歯形の噛合を解除してガイドロー
ラを回転自在に支持した調整部材の調整部材本体を揺動
し、ガイドローラの移動調整を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の引戸の上部調整装
置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】図1乃至図2は、本発明の引戸の上部調整
装置の第1実施例を示す。本実施例において、引戸Dの
上端部に埋設、固定され、鴨居の溝又は建具枠の上枠
(ともに図示せず)等に固定したガイドレールGに支持
されて、引戸Dを移動するようにした引戸の上部調整装
置の本体ケース1には、鴨居の溝又は建具枠に固定した
ガイドレールGに嵌合されて引戸Dを開閉方向に移動す
るガイドローラ2と、このガイドローラ2の引戸に対す
る幅方向の取付位置を調整するための調整部材4と、こ
の調整部材4を本体ケース1内で移動調整して所定位置
で固定するための固定部材3を有する。なお、この引戸
Dは、引違戸、左右両側に開く引分戸等とすることがで
きる。
装置の第1実施例を示す。本実施例において、引戸Dの
上端部に埋設、固定され、鴨居の溝又は建具枠の上枠
(ともに図示せず)等に固定したガイドレールGに支持
されて、引戸Dを移動するようにした引戸の上部調整装
置の本体ケース1には、鴨居の溝又は建具枠に固定した
ガイドレールGに嵌合されて引戸Dを開閉方向に移動す
るガイドローラ2と、このガイドローラ2の引戸に対す
る幅方向の取付位置を調整するための調整部材4と、こ
の調整部材4を本体ケース1内で移動調整して所定位置
で固定するための固定部材3を有する。なお、この引戸
Dは、引違戸、左右両側に開く引分戸等とすることがで
きる。
【0019】本体ケース1は、引戸Dの上端部に埋設、
固定することができる大きさと形状を有するとともに、
この本体ケース1内に調整部材4の挿入孔11を縦方向
に、そして挿入孔11の下端部に空洞部12をそれぞれ
形成し、下部位置には本体ケース1を引戸Dに取り付け
るための取付ビス孔13を穿設し、さらに、本体ケース
1を引戸Dの上端部に埋設、固定した場合に、外部に面
する露出面10に、前記空洞部12と連通するように固
定部材3の挿入孔15を形成する。そして、この挿入孔
15の内周面の一部には、挿入孔15の径より大径の固
定部材3の保持溝14を形成し、これにドライバー等に
て回動する固定部材3の鍔31を嵌合して固定部材3を
抜け止め状態で、回動可能に支持するようにする。
固定することができる大きさと形状を有するとともに、
この本体ケース1内に調整部材4の挿入孔11を縦方向
に、そして挿入孔11の下端部に空洞部12をそれぞれ
形成し、下部位置には本体ケース1を引戸Dに取り付け
るための取付ビス孔13を穿設し、さらに、本体ケース
1を引戸Dの上端部に埋設、固定した場合に、外部に面
する露出面10に、前記空洞部12と連通するように固
定部材3の挿入孔15を形成する。そして、この挿入孔
15の内周面の一部には、挿入孔15の径より大径の固
定部材3の保持溝14を形成し、これにドライバー等に
て回動する固定部材3の鍔31を嵌合して固定部材3を
抜け止め状態で、回動可能に支持するようにする。
【0020】この本体ケース1は、一般にはアルミニウ
ム等の金属又は合成樹脂にて形成するが、本体ケース1
内に、固定部材3及び調整部材4を組み込みやすいよう
に、図1(B)に示すように、2つの部分1A、1Bに
分割して形成し、固定部材3及び調整部材4を組み込ん
だ後、組み立てるようにすることが望ましい。
ム等の金属又は合成樹脂にて形成するが、本体ケース1
内に、固定部材3及び調整部材4を組み込みやすいよう
に、図1(B)に示すように、2つの部分1A、1Bに
分割して形成し、固定部材3及び調整部材4を組み込ん
だ後、組み立てるようにすることが望ましい。
【0021】調整部材4は、本実施例では、下端に大径
のベベルギヤ41aを形成した調整部材本体41で構成
され、一方、固定部材3は、上記ベベルギヤ41aと噛
合する小径のベベルギヤ31aを先端に形成して構成さ
れる。そして、調整部材本体41は、挿入孔11内に挿
入され、本体ケース1の側面から挿入したピン41pを
調整部材本体41の外周面に形成したリング状の溝41
bに係止して、調整部材本体41を抜け止め状態で、回
動可能に支持されるようにする。この場合、調整部材本
体41の下端に形成したベベルギヤ41aは、空洞部1
2に配置するようにする。また、調整部材本体41の上
面には、調整部材本体41の軸心と所定量偏心させてガ
イドローラ2の支軸21を突設し、この支軸21にガイ
ドローラ2を回転自在に取り付ける。
のベベルギヤ41aを形成した調整部材本体41で構成
され、一方、固定部材3は、上記ベベルギヤ41aと噛
合する小径のベベルギヤ31aを先端に形成して構成さ
れる。そして、調整部材本体41は、挿入孔11内に挿
入され、本体ケース1の側面から挿入したピン41pを
調整部材本体41の外周面に形成したリング状の溝41
bに係止して、調整部材本体41を抜け止め状態で、回
動可能に支持されるようにする。この場合、調整部材本
体41の下端に形成したベベルギヤ41aは、空洞部1
2に配置するようにする。また、調整部材本体41の上
面には、調整部材本体41の軸心と所定量偏心させてガ
イドローラ2の支軸21を突設し、この支軸21にガイ
ドローラ2を回転自在に取り付ける。
【0022】固定部材3は、先端にドライバー等の工具
にて回動操作するための回動部31dを円柱状に形成
し、この回動部31dの外周部にリング状の鍔31cを
突設し、他端部に小径のベベルギヤ31aを形成すると
ともに、ベベルギヤ31aと鍔31cの間の外周面に多
角形状の弛止部42bを形成する。この固定部材3は、
本体ケース1の挿入孔15内に回動可能に挿入した際、
回動部31dの表面は本体ケース1の側面と望ましくは
面一になるように露出するようにし、本体ケース1外部
からのドライバー等による回動操作を容易に行うことが
できるようにする。また、本体ケース1内に配設した弾
性を有する係止片18を弛止部42bに嵌挿するように
して、ドライバー等の工具にて回動しない限り、固定部
材3が回動しないようにする。
にて回動操作するための回動部31dを円柱状に形成
し、この回動部31dの外周部にリング状の鍔31cを
突設し、他端部に小径のベベルギヤ31aを形成すると
ともに、ベベルギヤ31aと鍔31cの間の外周面に多
角形状の弛止部42bを形成する。この固定部材3は、
本体ケース1の挿入孔15内に回動可能に挿入した際、
回動部31dの表面は本体ケース1の側面と望ましくは
面一になるように露出するようにし、本体ケース1外部
からのドライバー等による回動操作を容易に行うことが
できるようにする。また、本体ケース1内に配設した弾
性を有する係止片18を弛止部42bに嵌挿するように
して、ドライバー等の工具にて回動しない限り、固定部
材3が回動しないようにする。
【0023】次に、このように構成した上記第1実施例
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3をドライバーにて回動すると、固定部材3のベ
ベルギヤ31aと噛合したベベルギヤ41aを介して調
整部材本体41が回動する。これにより、調整部材本体
41の軸心と偏心して調整部材本体41に取り付けられ
た支軸21も共に回動し、ガイドローラ2は、ガイドレ
ールGに対して、支軸21の偏心量に応じた距離だけ移
動し、引戸の歪み、建具等の取付誤差等を吸収して、引
戸Dを常に円滑に移動することができるように調整する
ことができる。
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3をドライバーにて回動すると、固定部材3のベ
ベルギヤ31aと噛合したベベルギヤ41aを介して調
整部材本体41が回動する。これにより、調整部材本体
41の軸心と偏心して調整部材本体41に取り付けられ
た支軸21も共に回動し、ガイドローラ2は、ガイドレ
ールGに対して、支軸21の偏心量に応じた距離だけ移
動し、引戸の歪み、建具等の取付誤差等を吸収して、引
戸Dを常に円滑に移動することができるように調整する
ことができる。
【0024】図3乃至図6は、本発明の引戸の上部調整
装置の第2実施例を示す。本実施例において、本体ケー
ス1は第1実施例と同じようにアルミニウム等の金属又
は合成樹脂にて2つの部材1A、1Bに分割して形成す
る。本体ケース1の内部には、図4に示すように、本体
ケース1の上方ほど横幅を大きくした長孔状のガイドロ
ーラ2の支軸21の挿入孔11を縦方向に形成し、そし
てこの挿入孔11と直交するように本体ケース1の幅方
向に調整部材4の挿入孔12をそれぞれ形成し、下部位
置には引戸への取付用の取付ビス孔13を穿設し、さら
に、本体ケース1を引戸の上端部に埋設、固定した場合
に、外部に面する露出面10に、調整部材4の挿入孔1
2と連通するように固定部材3の挿入孔15を形成す
る。そして、この挿入孔15の内周面の一部には、挿入
孔15の径より大径の固定部材3の保持溝14を形成
し、これにドライバー等にて回動する固定部材3の鍔3
1を嵌合して固定部材3を抜け止め状態で、回動可能に
支持するようにする。
装置の第2実施例を示す。本実施例において、本体ケー
ス1は第1実施例と同じようにアルミニウム等の金属又
は合成樹脂にて2つの部材1A、1Bに分割して形成す
る。本体ケース1の内部には、図4に示すように、本体
ケース1の上方ほど横幅を大きくした長孔状のガイドロ
ーラ2の支軸21の挿入孔11を縦方向に形成し、そし
てこの挿入孔11と直交するように本体ケース1の幅方
向に調整部材4の挿入孔12をそれぞれ形成し、下部位
置には引戸への取付用の取付ビス孔13を穿設し、さら
に、本体ケース1を引戸の上端部に埋設、固定した場合
に、外部に面する露出面10に、調整部材4の挿入孔1
2と連通するように固定部材3の挿入孔15を形成す
る。そして、この挿入孔15の内周面の一部には、挿入
孔15の径より大径の固定部材3の保持溝14を形成
し、これにドライバー等にて回動する固定部材3の鍔3
1を嵌合して固定部材3を抜け止め状態で、回動可能に
支持するようにする。
【0025】支軸21の挿入孔11内には、球状のガイ
ドローラ2を回転自在に支持する支軸21を、支軸21
の上部が本体ケース1の横幅方向に揺動するようにして
挿入するとともに、この支軸21の下端に、図6に示す
ように、拡大部21aを形成するようにし、この拡大部
21aにより、挿入孔11の底部にてガイドローラ2に
かかる荷重を支持するようにする。また、支軸21が挿
入孔11内で抜け止め状態で、揺動可能に支持されるよ
うにするため、支軸21の挿入孔11の下端は、支軸2
1の拡大部21aに対応して、拡大部11aに形成する
ようにする。この支軸21は、調整部材4の挿入孔12
内に挿入される調整部材本体43の斜行ガイド孔43a
を貫通するようにする。
ドローラ2を回転自在に支持する支軸21を、支軸21
の上部が本体ケース1の横幅方向に揺動するようにして
挿入するとともに、この支軸21の下端に、図6に示す
ように、拡大部21aを形成するようにし、この拡大部
21aにより、挿入孔11の底部にてガイドローラ2に
かかる荷重を支持するようにする。また、支軸21が挿
入孔11内で抜け止め状態で、揺動可能に支持されるよ
うにするため、支軸21の挿入孔11の下端は、支軸2
1の拡大部21aに対応して、拡大部11aに形成する
ようにする。この支軸21は、調整部材4の挿入孔12
内に挿入される調整部材本体43の斜行ガイド孔43a
を貫通するようにする。
【0026】この調整部材本体43は、図5に示すよう
に、斜行ガイド孔43aを穿設するとともに、ねじ孔4
3bを形成し、このねじ孔43bに本体ケース1の挿入
孔15内に挿通したボルト状の固定部材3を螺合する。
固定部材3としての調整ねじは、その外周に鍔31が形
成され、これにより、本体ケース1の固定部材3の保持
溝14に嵌合して、調整ねじを抜け止め状態で、回動可
能に支持するようにする。
に、斜行ガイド孔43aを穿設するとともに、ねじ孔4
3bを形成し、このねじ孔43bに本体ケース1の挿入
孔15内に挿通したボルト状の固定部材3を螺合する。
固定部材3としての調整ねじは、その外周に鍔31が形
成され、これにより、本体ケース1の固定部材3の保持
溝14に嵌合して、調整ねじを抜け止め状態で、回動可
能に支持するようにする。
【0027】次に、このように構成した上記第2実施例
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としての調整ねじをドライバーにて回動する
と、調整ねじは定位置で回動する。この調整ねじが螺合
した調整部材本体43は、調整ねじの回動方向に応じて
調整部材4の挿入孔12内をその長手方向に摺動する。
この調整部材本体43が摺動することによって、斜行ガ
イド孔43を貫通した支軸21は、支軸21の下端の拡
大部21aを支点として本体ケース1の横幅方向に揺動
し、これにより、ガイドローラ2は、支軸21の先端の
揺動量に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、建具等の
取付誤差等を吸収して、引戸を常に円滑に移動すること
ができるように調整することができる。
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としての調整ねじをドライバーにて回動する
と、調整ねじは定位置で回動する。この調整ねじが螺合
した調整部材本体43は、調整ねじの回動方向に応じて
調整部材4の挿入孔12内をその長手方向に摺動する。
この調整部材本体43が摺動することによって、斜行ガ
イド孔43を貫通した支軸21は、支軸21の下端の拡
大部21aを支点として本体ケース1の横幅方向に揺動
し、これにより、ガイドローラ2は、支軸21の先端の
揺動量に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、建具等の
取付誤差等を吸収して、引戸を常に円滑に移動すること
ができるように調整することができる。
【0028】図7乃至図9は、本発明の引戸の上部調整
装置の第3実施例を示す。本実施例において、本体ケー
ス1は第1実施例と同じようにアルミニウム等の金属又
は合成樹脂にて形成する。本体ケース1の内部には、図
7及び図8に示すように、本体ケース1の上方ほど横幅
を大きくした長孔状のガイドローラ2の支軸21を取り
付けた調整部材4の挿入孔12を縦方向に形成し、下部
位置には引戸への取付用の取付ビス孔13を穿設し、さ
らに、本体ケース1を引戸の上端部に埋設、固定した場
合に、外部に面する露出面10に、調整部材4の挿入孔
12と連通するように横幅方向に長い長孔状の固定部材
3の挿入孔15を形成する。挿入孔15内に挿入する固
定部材3は、ビス状の調整ねじとして構成し、先端の雄
ねじ部を調整部材4を構成する調整部材本体43に形成
したねじ孔43hに螺合するようにする。調整部材本体
43は、棒状に形成し、上部先端にガイドローラ2の支
軸21を取り付けるとともに、ねじ孔43hの上部外周
面にローレットその他の方法で歯形43eを形成するよ
うにする。この場合、本体ケース1に形成した調整部材
4の挿入孔12の内周面に、調整部材本体43に形成し
た歯形43eと対応する形状の歯形12aを形成するよ
うにする。そして、本体ケース1の挿入孔12内に調整
部材本体43を挿入するとともに、挿入孔15より固定
部材3としての調整ねじを挿入し、調整ねじの雄ねじ部
を調整部材本体43のねじ孔43hに螺合して、本体ケ
ース1に形成した歯形12aと調整部材本体43に形成
した歯形43eを噛合させ、調整部材本体43を本体ケ
ース1の挿入孔12内の所定位置に固定するようにす
る。
装置の第3実施例を示す。本実施例において、本体ケー
ス1は第1実施例と同じようにアルミニウム等の金属又
は合成樹脂にて形成する。本体ケース1の内部には、図
7及び図8に示すように、本体ケース1の上方ほど横幅
を大きくした長孔状のガイドローラ2の支軸21を取り
付けた調整部材4の挿入孔12を縦方向に形成し、下部
位置には引戸への取付用の取付ビス孔13を穿設し、さ
らに、本体ケース1を引戸の上端部に埋設、固定した場
合に、外部に面する露出面10に、調整部材4の挿入孔
12と連通するように横幅方向に長い長孔状の固定部材
3の挿入孔15を形成する。挿入孔15内に挿入する固
定部材3は、ビス状の調整ねじとして構成し、先端の雄
ねじ部を調整部材4を構成する調整部材本体43に形成
したねじ孔43hに螺合するようにする。調整部材本体
43は、棒状に形成し、上部先端にガイドローラ2の支
軸21を取り付けるとともに、ねじ孔43hの上部外周
面にローレットその他の方法で歯形43eを形成するよ
うにする。この場合、本体ケース1に形成した調整部材
4の挿入孔12の内周面に、調整部材本体43に形成し
た歯形43eと対応する形状の歯形12aを形成するよ
うにする。そして、本体ケース1の挿入孔12内に調整
部材本体43を挿入するとともに、挿入孔15より固定
部材3としての調整ねじを挿入し、調整ねじの雄ねじ部
を調整部材本体43のねじ孔43hに螺合して、本体ケ
ース1に形成した歯形12aと調整部材本体43に形成
した歯形43eを噛合させ、調整部材本体43を本体ケ
ース1の挿入孔12内の所定位置に固定するようにす
る。
【0029】次に、このように構成した上記第3実施例
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としての調整ねじをドライバーにて回動するこ
とにより、調整ねじを緩め、本体ケース1に形成した歯
形12aと調整部材本体43に形成した歯形43eの噛
合を解除した状態で、本体ケース1の挿入孔12内で調
整部材本体43を、その下端を支点として本体ケース1
の横幅方向に揺動させた後、調整ねじを締めて、本体ケ
ース1に形成した歯形12aと調整部材本体43に形成
した歯形43eを噛合させ、調整部材本体43を本体ケ
ース1の挿入孔12内の所定位置に固定するようにす
る。これにより、ガイドローラ2は、調整部材本体43
の先端の揺動量に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、
建具等の取付誤差等を吸収して、引戸を常に円滑に移動
することができるように調整することができる。
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としての調整ねじをドライバーにて回動するこ
とにより、調整ねじを緩め、本体ケース1に形成した歯
形12aと調整部材本体43に形成した歯形43eの噛
合を解除した状態で、本体ケース1の挿入孔12内で調
整部材本体43を、その下端を支点として本体ケース1
の横幅方向に揺動させた後、調整ねじを締めて、本体ケ
ース1に形成した歯形12aと調整部材本体43に形成
した歯形43eを噛合させ、調整部材本体43を本体ケ
ース1の挿入孔12内の所定位置に固定するようにす
る。これにより、ガイドローラ2は、調整部材本体43
の先端の揺動量に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、
建具等の取付誤差等を吸収して、引戸を常に円滑に移動
することができるように調整することができる。
【0030】図10乃至図11は、本発明の引戸の上部
調整装置の第4実施例を示す。本実施例において、本体
ケース1は、中央部に上面が開口した大きな調整部材挿
入孔16を縦方向に、そしてこの調整部材4の挿入孔1
6と直交する方向に、横幅方向に長い長孔状の固定部材
3の挿入孔15を穿設し、また下部位置には引戸への取
付用の取付ビス孔13を穿設するとともに、調整部材4
の挿入孔16の内側面には歯形16aを形成する。
調整装置の第4実施例を示す。本実施例において、本体
ケース1は、中央部に上面が開口した大きな調整部材挿
入孔16を縦方向に、そしてこの調整部材4の挿入孔1
6と直交する方向に、横幅方向に長い長孔状の固定部材
3の挿入孔15を穿設し、また下部位置には引戸への取
付用の取付ビス孔13を穿設するとともに、調整部材4
の挿入孔16の内側面には歯形16aを形成する。
【0031】本体ケース1の調整部材挿入孔16内に挿
入する調整部材4の調整部材本体44は、挿入孔16の
内幅より調整代分だけ小さくした幅を有し、かつ挿入孔
16内に挿入したとき、固定部材3の挿入孔15と対向
する位置にねじ孔44cを形成するとともに、挿入孔1
6の内側面に形成した歯形16aと対向する位置に、こ
れと噛合する歯形(突起)44bを形成し、さらに縦方
向には、ガイドローラ2の支軸22の軸挿入孔44aと
調整部材本体44の長手方向に長い長孔状の止軸孔44
dを穿設して構成する。そして、軸挿入孔44aには、
ガイドローラ2の支軸21を固定し、止軸孔44dには
止軸44eを挿入するようにする。なお、ガイドローラ
2の支軸21の固定方法としては、このほか、調整部材
本体44にねじ孔を形成し、支軸21の先端に雄ねじを
形成して螺合する方法を採用することもできる。
入する調整部材4の調整部材本体44は、挿入孔16の
内幅より調整代分だけ小さくした幅を有し、かつ挿入孔
16内に挿入したとき、固定部材3の挿入孔15と対向
する位置にねじ孔44cを形成するとともに、挿入孔1
6の内側面に形成した歯形16aと対向する位置に、こ
れと噛合する歯形(突起)44bを形成し、さらに縦方
向には、ガイドローラ2の支軸22の軸挿入孔44aと
調整部材本体44の長手方向に長い長孔状の止軸孔44
dを穿設して構成する。そして、軸挿入孔44aには、
ガイドローラ2の支軸21を固定し、止軸孔44dには
止軸44eを挿入するようにする。なお、ガイドローラ
2の支軸21の固定方法としては、このほか、調整部材
本体44にねじ孔を形成し、支軸21の先端に雄ねじを
形成して螺合する方法を採用することもできる。
【0032】そして、ガイドローラ2の支軸21を固定
した調整部材本体44を本体ケース1の挿入孔16内に
挿入し、止軸44eを本体ケース1の内底面に形成した
止軸止孔に貫入して調整部材本体44を揺動可能に配設
し、固定部材3としての調整ねじ3を挿入孔15内に挿
入し、調整ねじの雄ねじ部を調整部材本体44のねじ孔
44cに螺合して、本体ケース1に形成した歯形16a
と調整部材本体44に形成した歯形44bを噛合させ、
調整部材本体44を本体ケース1の挿入孔16内の所定
位置に固定するようにする。
した調整部材本体44を本体ケース1の挿入孔16内に
挿入し、止軸44eを本体ケース1の内底面に形成した
止軸止孔に貫入して調整部材本体44を揺動可能に配設
し、固定部材3としての調整ねじ3を挿入孔15内に挿
入し、調整ねじの雄ねじ部を調整部材本体44のねじ孔
44cに螺合して、本体ケース1に形成した歯形16a
と調整部材本体44に形成した歯形44bを噛合させ、
調整部材本体44を本体ケース1の挿入孔16内の所定
位置に固定するようにする。
【0033】次に、このように構成した上記第4実施例
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としての調整ねじをドライバーにて回動するこ
とにより、調整ねじを緩め、本体ケース1に形成した歯
形16aと調整部材本体44に形成した歯形44bの噛
合を解除した状態で、本体ケース1の挿入孔16内で調
整部材本体44を、止軸44eを支点として本体ケース
1の横幅方向に揺動させた後、調整ねじを締めて、本体
ケース1に形成した歯形16aと調整部材本体44に形
成した歯形44bを噛合させ、調整部材本体44を本体
ケース1の挿入孔16内の所定位置に固定するようにす
る。これにより、ガイドローラ2は、調整部材本体44
の軸挿入孔44aの位置の揺動量に応じた距離だけ移動
し、引戸の歪み、建具等の取付誤差等を吸収して、引戸
を常に円滑に移動することができるように調整すること
ができる。
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としての調整ねじをドライバーにて回動するこ
とにより、調整ねじを緩め、本体ケース1に形成した歯
形16aと調整部材本体44に形成した歯形44bの噛
合を解除した状態で、本体ケース1の挿入孔16内で調
整部材本体44を、止軸44eを支点として本体ケース
1の横幅方向に揺動させた後、調整ねじを締めて、本体
ケース1に形成した歯形16aと調整部材本体44に形
成した歯形44bを噛合させ、調整部材本体44を本体
ケース1の挿入孔16内の所定位置に固定するようにす
る。これにより、ガイドローラ2は、調整部材本体44
の軸挿入孔44aの位置の揺動量に応じた距離だけ移動
し、引戸の歪み、建具等の取付誤差等を吸収して、引戸
を常に円滑に移動することができるように調整すること
ができる。
【0034】なお、調整部材44を本体ケース1内で揺
動するために、上記実施例においては、支点として止軸
44eを用いたが、これに限定されず、止軸44eを省
略することも可能である。止軸44eを省略する場合に
は、図10(D)に示すように、本体ケース1に形成す
る調整部材4の挿入孔16の一端側に狭い幅の支持溝1
6cを形成し、調整部材本体44の端部にも、狭い幅の
支持片44fを突設し、この支持片44fを支持溝16
cに挿入して揺動するように構成することができる。
動するために、上記実施例においては、支点として止軸
44eを用いたが、これに限定されず、止軸44eを省
略することも可能である。止軸44eを省略する場合に
は、図10(D)に示すように、本体ケース1に形成す
る調整部材4の挿入孔16の一端側に狭い幅の支持溝1
6cを形成し、調整部材本体44の端部にも、狭い幅の
支持片44fを突設し、この支持片44fを支持溝16
cに挿入して揺動するように構成することができる。
【0035】図12乃至図13は、上記の第4実施例の
第1変形例を示す。本実施例は、ガイドローラ2の支軸
21を固定した調整部材本体44を本体ケース1の挿入
孔16内に揺動可能に挿入する点で、上記の第4実施例
と基本的な構成は同一であり、本体ケース1に固定部材
3の円形の挿入孔15を形成し、整部材44にねじ孔4
4cに代えて縦方向に長い長孔状のガイド孔44cを形
成するとともに、固定部材3を本体ケース1の側壁内に
嵌挿される円盤状の回転体34で構成するようにしたも
のである。回転体34は、その外周面に回り止め用のく
ぼみ34hを形成し、一方の側面に操作筒34gを、他
の側面には係止ピン34pをそれぞれ突設し、この係止
ピン34pを調整部材本体44に形成したガイド孔44
cに嵌合し、操作筒34gを挿入15に嵌挿するもので
ある。そして、本体ケース1内には、回転体34の回り
止め用のくぼみ34hに挿入されるピン34rと、ピン
34rを付勢するばね部材34sとからなるストッパ機
構を設ける。
第1変形例を示す。本実施例は、ガイドローラ2の支軸
21を固定した調整部材本体44を本体ケース1の挿入
孔16内に揺動可能に挿入する点で、上記の第4実施例
と基本的な構成は同一であり、本体ケース1に固定部材
3の円形の挿入孔15を形成し、整部材44にねじ孔4
4cに代えて縦方向に長い長孔状のガイド孔44cを形
成するとともに、固定部材3を本体ケース1の側壁内に
嵌挿される円盤状の回転体34で構成するようにしたも
のである。回転体34は、その外周面に回り止め用のく
ぼみ34hを形成し、一方の側面に操作筒34gを、他
の側面には係止ピン34pをそれぞれ突設し、この係止
ピン34pを調整部材本体44に形成したガイド孔44
cに嵌合し、操作筒34gを挿入15に嵌挿するもので
ある。そして、本体ケース1内には、回転体34の回り
止め用のくぼみ34hに挿入されるピン34rと、ピン
34rを付勢するばね部材34sとからなるストッパ機
構を設ける。
【0036】次に、このように構成した上記第4実施例
の第1変形例の引戸の上部調整装置の調整方法について
説明する。固定部材3としての回転体34をドライバー
にて回動することにより、回転体34に突設した係止ピ
ン34pを移動させ、係止ピン34pの移動に合わせ
て、係止ピン34pを嵌合したガイド孔44cを有する
調整部材本体44を、止軸44eを支点として本体ケー
ス1の横幅方向に揺動させることにより、ガイドローラ
2は、調整部材本体44の軸挿入孔44aの位置の揺動
量に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、建具等の取付
誤差等を吸収して、引戸を常に円滑に移動することがで
きるように調整することができる。
の第1変形例の引戸の上部調整装置の調整方法について
説明する。固定部材3としての回転体34をドライバー
にて回動することにより、回転体34に突設した係止ピ
ン34pを移動させ、係止ピン34pの移動に合わせ
て、係止ピン34pを嵌合したガイド孔44cを有する
調整部材本体44を、止軸44eを支点として本体ケー
ス1の横幅方向に揺動させることにより、ガイドローラ
2は、調整部材本体44の軸挿入孔44aの位置の揺動
量に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、建具等の取付
誤差等を吸収して、引戸を常に円滑に移動することがで
きるように調整することができる。
【0037】本実施例においても、止軸44eを省略す
ることができ、この場合には、図12(D)に示すよう
に、本体ケース1に形成する調整部材4の挿入孔16の
一端側に狭い幅の支持溝16cを形成し、調整部材本体
44の端部にも、狭い幅の支持片44fを突設し、この
支持片44fを支持溝16cに挿入して揺動するように
構成することができる。
ることができ、この場合には、図12(D)に示すよう
に、本体ケース1に形成する調整部材4の挿入孔16の
一端側に狭い幅の支持溝16cを形成し、調整部材本体
44の端部にも、狭い幅の支持片44fを突設し、この
支持片44fを支持溝16cに挿入して揺動するように
構成することができる。
【0038】図14(A)は、上記の第4実施例の第2
変形例を示す。本実施例は、本体ケース1内に形成した
調整部材4の挿入孔16内に挿入される調整部材本体4
4を、挿入孔16内で自由に移動できる大きな及び形状
に形成し、挿入孔16の内面には歯形16aを形成する
とともに、挿入孔16に挿入される調整部材本体44に
も外側面に歯形44gを形成したものである。そして、
調整部材本体44を本体ケース1の挿入孔16内に遊嵌
し、固定部材3としての調整ねじを挿入孔15内に挿入
し、調整ねじの雄ねじ部を調整部材本体44のねじ孔4
4cに螺合して、本体ケース1に形成した歯形16aと
調整部材本体44に形成した歯形44bを噛合させ、調
整部材本体44を本体ケース1の挿入孔16内の所定位
置に固定するようにする。
変形例を示す。本実施例は、本体ケース1内に形成した
調整部材4の挿入孔16内に挿入される調整部材本体4
4を、挿入孔16内で自由に移動できる大きな及び形状
に形成し、挿入孔16の内面には歯形16aを形成する
とともに、挿入孔16に挿入される調整部材本体44に
も外側面に歯形44gを形成したものである。そして、
調整部材本体44を本体ケース1の挿入孔16内に遊嵌
し、固定部材3としての調整ねじを挿入孔15内に挿入
し、調整ねじの雄ねじ部を調整部材本体44のねじ孔4
4cに螺合して、本体ケース1に形成した歯形16aと
調整部材本体44に形成した歯形44bを噛合させ、調
整部材本体44を本体ケース1の挿入孔16内の所定位
置に固定するようにする。
【0039】次に、このように構成した上記第4実施例
の第2変形例の引戸の上部調整装置の調整方法について
説明する。固定部材3としての調整ねじをドライバーに
て回動することにより、調整ねじを緩め、本体ケース1
に形成した歯形16aと調整部材本体44に形成した歯
形44bの噛合を解除した状態で、本体ケース1の挿入
孔16内で調整部材本体44を、本体ケース1の横幅方
向に揺動させた後、調整ねじを締めて、本体ケース1に
形成した歯形16aと調整部材本体44に形成した歯形
44bを噛合させ、調整部材本体44を本体ケース1の
挿入孔16内の所定位置に固定するようにする。これに
より、ガイドローラ2は、調整部材本体44の軸挿入孔
44aの位置の移動量に応じた距離だけ移動し、引戸の
歪み、建具等の取付誤差等を吸収して、引戸を常に円滑
に移動することができるように調整することができる。
の第2変形例の引戸の上部調整装置の調整方法について
説明する。固定部材3としての調整ねじをドライバーに
て回動することにより、調整ねじを緩め、本体ケース1
に形成した歯形16aと調整部材本体44に形成した歯
形44bの噛合を解除した状態で、本体ケース1の挿入
孔16内で調整部材本体44を、本体ケース1の横幅方
向に揺動させた後、調整ねじを締めて、本体ケース1に
形成した歯形16aと調整部材本体44に形成した歯形
44bを噛合させ、調整部材本体44を本体ケース1の
挿入孔16内の所定位置に固定するようにする。これに
より、ガイドローラ2は、調整部材本体44の軸挿入孔
44aの位置の移動量に応じた距離だけ移動し、引戸の
歪み、建具等の取付誤差等を吸収して、引戸を常に円滑
に移動することができるように調整することができる。
【0040】なお、上記実施例においては、本体ケース
1を箱形に形成し、これを取付ビスを用いて引戸の上端
部に取り付けるようにしているが、この本体ケースを、
図14(B)に示すように、円筒形に形成し、引戸の上
端部に穿設した丸孔内に叩き込むようにして取り付ける
こともできる。この円筒形の本体ケース1Cの外周面に
は回り止め用の突条1cを形成することが望ましい。
1を箱形に形成し、これを取付ビスを用いて引戸の上端
部に取り付けるようにしているが、この本体ケースを、
図14(B)に示すように、円筒形に形成し、引戸の上
端部に穿設した丸孔内に叩き込むようにして取り付ける
こともできる。この円筒形の本体ケース1Cの外周面に
は回り止め用の突条1cを形成することが望ましい。
【0041】図15乃至図16は、本発明の引戸の上部
調整装置の第5実施例を示す。本実施例において、本体
ケース1内に丸孔状の調整部材4の挿入孔12を穿設
し、下部位置には本体ケース1を引戸に固定するための
取付ビス孔13を穿設するとともに、調整部材4の挿入
孔12の内底面には調整部材4の回り止め用の円環状に
配置した係止孔12bを形成し、挿入孔12内に調整部
材本体45を、抜止用ピンPにて抜け止め状態で、回転
自在にして挿入するようにする。
調整装置の第5実施例を示す。本実施例において、本体
ケース1内に丸孔状の調整部材4の挿入孔12を穿設
し、下部位置には本体ケース1を引戸に固定するための
取付ビス孔13を穿設するとともに、調整部材4の挿入
孔12の内底面には調整部材4の回り止め用の円環状に
配置した係止孔12bを形成し、挿入孔12内に調整部
材本体45を、抜止用ピンPにて抜け止め状態で、回転
自在にして挿入するようにする。
【0042】調整部材本体45は、円柱状で、外周面に
リング状の凹溝45bを形成し、上端面には、係止孔1
2b及び後述の係止ピン45p等で構成された調整部材
4の回り止め機構とともに、調整部材4を調整、固定す
る固定部材3を構成する(固定部材3としての機能を有
する)四角形、六角形等の多角形とした回転駆動部45
dを一体に形成し、さらに、この回転駆動部45dの上
面に調整部材本体45の軸心と偏心して、ガイドローラ
2の支軸21を挿入、固定する軸挿入孔45eを穿設す
るとともに、下面には、ばね部材45gにより付勢され
る係止ピン45pを挿入する。そして、調整部材本体4
5を挿入孔12内に挿入したとき、係止ピン45pは、
挿入孔12の内底面に形成した調整部材4の回り止め用
の係止孔12bのいずれかに挿入され、ばね部材45g
の付勢力により、調整部材本体45の回転駆動部45d
をスパナ等の工具によって回動操作しない限り、調整部
材本体45が回動しないように構成する。
リング状の凹溝45bを形成し、上端面には、係止孔1
2b及び後述の係止ピン45p等で構成された調整部材
4の回り止め機構とともに、調整部材4を調整、固定す
る固定部材3を構成する(固定部材3としての機能を有
する)四角形、六角形等の多角形とした回転駆動部45
dを一体に形成し、さらに、この回転駆動部45dの上
面に調整部材本体45の軸心と偏心して、ガイドローラ
2の支軸21を挿入、固定する軸挿入孔45eを穿設す
るとともに、下面には、ばね部材45gにより付勢され
る係止ピン45pを挿入する。そして、調整部材本体4
5を挿入孔12内に挿入したとき、係止ピン45pは、
挿入孔12の内底面に形成した調整部材4の回り止め用
の係止孔12bのいずれかに挿入され、ばね部材45g
の付勢力により、調整部材本体45の回転駆動部45d
をスパナ等の工具によって回動操作しない限り、調整部
材本体45が回動しないように構成する。
【0043】次に、このように構成した上記第5実施例
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。回
転駆動部45dをスパナ等の工具にて回動すると、調整
部材本体45が回動する。これにより、調整部材本体4
5の軸心と偏心して調整部材本体45に取り付けられた
支軸21も共に回動し、ガイドローラ2は、支軸21の
偏心量に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、建具等の
取付誤差等を吸収して、引戸Dを常に円滑に移動するこ
とができるように調整することができる。
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。回
転駆動部45dをスパナ等の工具にて回動すると、調整
部材本体45が回動する。これにより、調整部材本体4
5の軸心と偏心して調整部材本体45に取り付けられた
支軸21も共に回動し、ガイドローラ2は、支軸21の
偏心量に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、建具等の
取付誤差等を吸収して、引戸Dを常に円滑に移動するこ
とができるように調整することができる。
【0044】なお、上記実施例の場合も、本体ケース
を、図16に示すように、円筒形に形成し、引戸の上端
部に穿設した丸孔内に叩き込むようにして取り付けるこ
ともできる。この円筒形の本体ケース1Cの外周面には
回り止め用の突条1cを形成することが望ましい。
を、図16に示すように、円筒形に形成し、引戸の上端
部に穿設した丸孔内に叩き込むようにして取り付けるこ
ともできる。この円筒形の本体ケース1Cの外周面には
回り止め用の突条1cを形成することが望ましい。
【0045】また、係止ピン45p等で構成された調整
部材4の回り止め機構は、本実施例のものに限定され
ず、係止孔を調整部材側に、係止ピンを本体ケース側に
それぞれ形成したり、係止ピン45pに代えて、図17
に示すように、調整部材本体45を合成樹脂で成形する
場合、その特性を利用して調整部材45の底面近傍に空
間を設けて肉薄部45qを形成し、肉薄部45qの下面
に突起45rを一体成形して構成することもでき、これ
により、上記実施例と同様の作用効果を奏するものとな
る。
部材4の回り止め機構は、本実施例のものに限定され
ず、係止孔を調整部材側に、係止ピンを本体ケース側に
それぞれ形成したり、係止ピン45pに代えて、図17
に示すように、調整部材本体45を合成樹脂で成形する
場合、その特性を利用して調整部材45の底面近傍に空
間を設けて肉薄部45qを形成し、肉薄部45qの下面
に突起45rを一体成形して構成することもでき、これ
により、上記実施例と同様の作用効果を奏するものとな
る。
【0046】図18乃至図19は、本発明の引戸の上部
調整装置の第6実施例を示す。本実施例において、本体
ケース1の基本構成は、第4実施例と同じ形状に、すな
わち、中央部に上面が開口した大きな調整部材挿入孔1
6を縦方向に、そしてこの調整部材4の挿入孔16と直
交する方向に、後述の固定部材3としてのレバー片46
cを挿通する横幅方向に長い長孔状の操作孔17を穿設
し、また下部位置には引戸への取付用の取付ビス孔13
を穿設するとともに、調整部材4の挿入孔16の内側面
には歯形16bを形成する。
調整装置の第6実施例を示す。本実施例において、本体
ケース1の基本構成は、第4実施例と同じ形状に、すな
わち、中央部に上面が開口した大きな調整部材挿入孔1
6を縦方向に、そしてこの調整部材4の挿入孔16と直
交する方向に、後述の固定部材3としてのレバー片46
cを挿通する横幅方向に長い長孔状の操作孔17を穿設
し、また下部位置には引戸への取付用の取付ビス孔13
を穿設するとともに、調整部材4の挿入孔16の内側面
には歯形16bを形成する。
【0047】また、本体ケース1の調整部材挿入孔16
内に挿入する調整部材4の調整部材本体46は、挿入孔
16の内幅より調整代分だけ小さくした幅を有し、挿入
孔16の内側面に形成した歯形16bと対向する位置
に、これと噛合する歯形46dを形成し、さらに縦方向
には、ガイドローラ2の支軸22の軸挿入孔46aと調
整部材本体46の長手方向に長い長孔状の止軸孔46b
を穿設して構成する。さらに、調整部材本体46の前面
には、操作孔17を貫通して設けられるレバー片46c
を突設する。そしてこの軸孔46aにはガイドローラを
取り付けた軸21を挿入固定し、止軸孔46bには止軸
46eを挿通し、かつ本体ケース内に穿設した止軸孔1
6hに嵌合して固定するようにする。
内に挿入する調整部材4の調整部材本体46は、挿入孔
16の内幅より調整代分だけ小さくした幅を有し、挿入
孔16の内側面に形成した歯形16bと対向する位置
に、これと噛合する歯形46dを形成し、さらに縦方向
には、ガイドローラ2の支軸22の軸挿入孔46aと調
整部材本体46の長手方向に長い長孔状の止軸孔46b
を穿設して構成する。さらに、調整部材本体46の前面
には、操作孔17を貫通して設けられるレバー片46c
を突設する。そしてこの軸孔46aにはガイドローラを
取り付けた軸21を挿入固定し、止軸孔46bには止軸
46eを挿通し、かつ本体ケース内に穿設した止軸孔1
6hに嵌合して固定するようにする。
【0048】そして、レバー片46cを操作孔17内に
挿通しながら、本体ケース1の挿入孔16内に調整部材
本体46を挿入し、調整部材本体46を操作孔17側に
付勢するばね部材46sをレバー片46cを突設した側
と反対側の挿入孔16の内面と調整部材本体46間に配
設することにより、本体ケース1に形成した歯形16b
と調整部材本体46に形成した歯形46dを噛合させ、
調整部材本体46を本体ケース1の挿入孔16内の所定
位置に固定するようにする。
挿通しながら、本体ケース1の挿入孔16内に調整部材
本体46を挿入し、調整部材本体46を操作孔17側に
付勢するばね部材46sをレバー片46cを突設した側
と反対側の挿入孔16の内面と調整部材本体46間に配
設することにより、本体ケース1に形成した歯形16b
と調整部材本体46に形成した歯形46dを噛合させ、
調整部材本体46を本体ケース1の挿入孔16内の所定
位置に固定するようにする。
【0049】次に、このように構成した上記第6実施例
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としてのレバー片46cを指等により操作する
ことにより、ばね部材46sの付勢力に抗して、調整部
材本体46を移動させ、本体ケース1に形成した歯形1
6bと調整部材本体46に形成した歯形46dの噛合を
解除した状態で、本体ケース1の挿入孔16内で調整部
材本体46を、止軸46eを支点として本体ケース1の
横幅方向に揺動させた後、レバー片46cの操作を解除
して本体ケース1に形成した歯形16bと調整部材本体
44に形成した歯形46dを噛合させ、調整部材本体4
6を本体ケース1の挿入孔16内の所定位置に固定する
ようにする。これにより、ガイドローラ2は、調整部材
本体46の軸挿入孔46aの位置の揺動量に応じた距離
だけ移動し、引戸の歪み、建具等の取付誤差等を吸収し
て、引戸を常に円滑に移動することができるように調整
することができる。
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としてのレバー片46cを指等により操作する
ことにより、ばね部材46sの付勢力に抗して、調整部
材本体46を移動させ、本体ケース1に形成した歯形1
6bと調整部材本体46に形成した歯形46dの噛合を
解除した状態で、本体ケース1の挿入孔16内で調整部
材本体46を、止軸46eを支点として本体ケース1の
横幅方向に揺動させた後、レバー片46cの操作を解除
して本体ケース1に形成した歯形16bと調整部材本体
44に形成した歯形46dを噛合させ、調整部材本体4
6を本体ケース1の挿入孔16内の所定位置に固定する
ようにする。これにより、ガイドローラ2は、調整部材
本体46の軸挿入孔46aの位置の揺動量に応じた距離
だけ移動し、引戸の歪み、建具等の取付誤差等を吸収し
て、引戸を常に円滑に移動することができるように調整
することができる。
【0050】なお、本実施例においても、調整部材46
を本体ケース1内で揺動させるために、止軸46eを省
略することができ、この場合には、図19(B)に示す
ように、本体ケース1に形成する調整部材4の挿入孔1
6の一端側に狭い幅の支持溝16cを形成し、調整部材
本体46の端部にも、狭い幅の支持片46fを突設し、
この支持片46fを支持溝16cに挿入して揺動するよ
うに構成することができる。
を本体ケース1内で揺動させるために、止軸46eを省
略することができ、この場合には、図19(B)に示す
ように、本体ケース1に形成する調整部材4の挿入孔1
6の一端側に狭い幅の支持溝16cを形成し、調整部材
本体46の端部にも、狭い幅の支持片46fを突設し、
この支持片46fを支持溝16cに挿入して揺動するよ
うに構成することができる。
【0051】図20乃至図21は、本発明の引戸の上部
調整装置の第7実施例を示す。本実施例において、本体
ケース1内に形成する調整部材4の挿入孔16は、その
底面を図示のように階段状とし、後述の固定部材3とし
てのレバー片38を挿通する操作孔15が穿設される側
壁側底部が深くなるように形成するとともに、この側壁
側底部と対向して、操作孔15を穿設する。
調整装置の第7実施例を示す。本実施例において、本体
ケース1内に形成する調整部材4の挿入孔16は、その
底面を図示のように階段状とし、後述の固定部材3とし
てのレバー片38を挿通する操作孔15が穿設される側
壁側底部が深くなるように形成するとともに、この側壁
側底部と対向して、操作孔15を穿設する。
【0052】また、本体ケース1の調整部材挿入孔16
内に挿入する調整部材4の調整部材本体47は、挿入孔
16の内幅より調整代分だけ小さくした幅を有し、縦方
向には、ガイドローラ2の支軸22の軸挿入孔47aと
調整部材本体47の長手方向に長い長孔状の止軸孔47
dを穿設するとともに、軸挿入孔47aの側端下部には
垂片47bを一体に形成し、この垂片47bの内側面に
歯形47cを形成する。
内に挿入する調整部材4の調整部材本体47は、挿入孔
16の内幅より調整代分だけ小さくした幅を有し、縦方
向には、ガイドローラ2の支軸22の軸挿入孔47aと
調整部材本体47の長手方向に長い長孔状の止軸孔47
dを穿設するとともに、軸挿入孔47aの側端下部には
垂片47bを一体に形成し、この垂片47bの内側面に
歯形47cを形成する。
【0053】調整部材本体47の垂片47bの内側か
ら、本体ケース1に形成した操作孔15にかけて、固定
部材3としてのレバー片38を延設する。このレバー片
38は、図21に示すように、調整部材4の挿入孔16
の側壁側底部内に、しかも調整部材本体47の垂片47
bと対向して挿入されるもので、先端に本体ケース1に
形成した操作孔15内に挿入する操作片38aを突設
し、垂片47bと対向する面には歯形47cと噛合する
歯形38cを形成する。
ら、本体ケース1に形成した操作孔15にかけて、固定
部材3としてのレバー片38を延設する。このレバー片
38は、図21に示すように、調整部材4の挿入孔16
の側壁側底部内に、しかも調整部材本体47の垂片47
bと対向して挿入されるもので、先端に本体ケース1に
形成した操作孔15内に挿入する操作片38aを突設
し、垂片47bと対向する面には歯形47cと噛合する
歯形38cを形成する。
【0054】そして、レバー片38を本体ケース1の側
壁側底部に配設した時、レバー片38を操作孔15側に
付勢するばね部材38bを操作孔15と反対側の挿入孔
16の内面とレバー片38間に配設することにより、レ
バー片38に形成した歯形38cと調整部材本体47の
垂片47bの内側面に形成した歯形47cを噛合させ、
調整部材本体47を本体ケース1の挿入孔16内の所定
位置に固定するようにする。
壁側底部に配設した時、レバー片38を操作孔15側に
付勢するばね部材38bを操作孔15と反対側の挿入孔
16の内面とレバー片38間に配設することにより、レ
バー片38に形成した歯形38cと調整部材本体47の
垂片47bの内側面に形成した歯形47cを噛合させ、
調整部材本体47を本体ケース1の挿入孔16内の所定
位置に固定するようにする。
【0055】次に、このように構成した上記第7実施例
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としてのレバー片38の操作片38aを指等に
より操作することにより、ばね部材48bの付勢力に抗
して、レバー片38を移動させ、レバー片38に形成し
た歯形38cと調整部材本体47の垂片47bの内側面
に形成した歯形47cの噛合を解除した状態で、本体ケ
ース1の挿入孔16内で調整部材本体47を、止軸47
eを支点として本体ケース1の横幅方向に揺動させた
後、レバー片38の操作片38aの操作を解除してレバ
ー片38に形成した歯形38cと調整部材本体47の垂
片47bの内側面に形成した歯形47cを噛合させ、調
整部材本体47を本体ケース1の挿入孔16内の所定位
置に固定するようにする。これにより、ガイドローラ2
は、調整部材本体46の軸挿入孔46aの位置の揺動量
に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、建具等の取付誤
差等を吸収して、引戸を常に円滑に移動することができ
るように調整することができる。
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としてのレバー片38の操作片38aを指等に
より操作することにより、ばね部材48bの付勢力に抗
して、レバー片38を移動させ、レバー片38に形成し
た歯形38cと調整部材本体47の垂片47bの内側面
に形成した歯形47cの噛合を解除した状態で、本体ケ
ース1の挿入孔16内で調整部材本体47を、止軸47
eを支点として本体ケース1の横幅方向に揺動させた
後、レバー片38の操作片38aの操作を解除してレバ
ー片38に形成した歯形38cと調整部材本体47の垂
片47bの内側面に形成した歯形47cを噛合させ、調
整部材本体47を本体ケース1の挿入孔16内の所定位
置に固定するようにする。これにより、ガイドローラ2
は、調整部材本体46の軸挿入孔46aの位置の揺動量
に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、建具等の取付誤
差等を吸収して、引戸を常に円滑に移動することができ
るように調整することができる。
【0056】この場合において、この引戸の上部調整装
置を吊戸用として用いる場合には、本体ケース1と調整
部材本体47にピンPを挿通し、調整部材47が本体ケ
ース1から抜け出ないようにする。なお、ピンPを挿通
するために調整部材47に形成するピン孔47fの径
は、ピンPの径よりかなり大きく形成して、調整部材4
7が、抜け止め状態で、揺動可能に支持されるようにす
る。
置を吊戸用として用いる場合には、本体ケース1と調整
部材本体47にピンPを挿通し、調整部材47が本体ケ
ース1から抜け出ないようにする。なお、ピンPを挿通
するために調整部材47に形成するピン孔47fの径
は、ピンPの径よりかなり大きく形成して、調整部材4
7が、抜け止め状態で、揺動可能に支持されるようにす
る。
【0057】図22乃至図23は、本発明の引戸の上部
調整装置の第8実施例を示す。本実施例において、本体
ケース1には、調整部材4の挿入孔16を底面が階段状
となるように形成し、浅く形成した側の底部には止軸1
8を突設するとともに、深く形成した底部の側壁に、固
定部材3としての調整ねじを螺合するねじ孔15と、そ
の下方位置には引戸への取付用の取付ビス孔13とを穿
設する。
調整装置の第8実施例を示す。本実施例において、本体
ケース1には、調整部材4の挿入孔16を底面が階段状
となるように形成し、浅く形成した側の底部には止軸1
8を突設するとともに、深く形成した底部の側壁に、固
定部材3としての調整ねじを螺合するねじ孔15と、そ
の下方位置には引戸への取付用の取付ビス孔13とを穿
設する。
【0058】この調整部材4の挿入孔16内に挿入する
調整部材本体48は、下面を挿入孔16の形状に合わせ
て階段状とし、後端側には止軸孔48bを、先端側には
ガイドローラ2の支軸22の軸挿入孔48aをそれぞれ
穿設するとともに、先端側面を円弧形に形成し、かつ歯
形48dを形成する。そして、調整部材本体48は、挿
入孔16内に嵌挿した時、止軸孔48bに止軸18が挿
入されるとともに、ねじ孔15に螺合した先が尖った調
整ねじの先端が調整部材48の歯形48dのいずれかに
嵌合されることにより、調整部材本体48を本体ケース
1の挿入孔16内の所定位置に固定するようにしてい
る。
調整部材本体48は、下面を挿入孔16の形状に合わせ
て階段状とし、後端側には止軸孔48bを、先端側には
ガイドローラ2の支軸22の軸挿入孔48aをそれぞれ
穿設するとともに、先端側面を円弧形に形成し、かつ歯
形48dを形成する。そして、調整部材本体48は、挿
入孔16内に嵌挿した時、止軸孔48bに止軸18が挿
入されるとともに、ねじ孔15に螺合した先が尖った調
整ねじの先端が調整部材48の歯形48dのいずれかに
嵌合されることにより、調整部材本体48を本体ケース
1の挿入孔16内の所定位置に固定するようにしてい
る。
【0059】次に、このように構成した上記第8実施例
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としての調整ねじを緩めることにより、調整ね
じの先端を調整部材48の歯形48dに嵌合することに
よる調整部材48の固定を解除した状態で、本体ケース
1の挿入孔16内で調整部材本体48を、止軸18を支
点として本体ケース1の横幅方向に揺動させた後、調整
ねじを締めて、調整ねじの先端を調整部材48の歯形4
8dに嵌合させ、調整部材本体48を本体ケース1の挿
入孔16内の所定位置に固定するようにする。これによ
り、ガイドローラ2は、調整部材本体48の先端の揺動
量に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、建具等の取付
誤差等を吸収して、引戸を常に円滑に移動することがで
きるように調整することができる。レバー片38の操作
片38aの操作を解除してレバー片38に形成した歯形
38cと調整部材本体47の垂片47bの内側面に形成
した歯形47cを噛合させ、調整部材本体47を本体ケ
ース1の挿入孔16内の所定位置に固定するようにす
る。これにより、ガイドローラ2は、調整部材本体48
の軸挿入孔48aの位置の揺動量に応じた距離だけ移動
し、引戸の歪み、建具等の取付誤差等を吸収して、引戸
を常に円滑に移動することができるように調整すること
ができる。
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としての調整ねじを緩めることにより、調整ね
じの先端を調整部材48の歯形48dに嵌合することに
よる調整部材48の固定を解除した状態で、本体ケース
1の挿入孔16内で調整部材本体48を、止軸18を支
点として本体ケース1の横幅方向に揺動させた後、調整
ねじを締めて、調整ねじの先端を調整部材48の歯形4
8dに嵌合させ、調整部材本体48を本体ケース1の挿
入孔16内の所定位置に固定するようにする。これによ
り、ガイドローラ2は、調整部材本体48の先端の揺動
量に応じた距離だけ移動し、引戸の歪み、建具等の取付
誤差等を吸収して、引戸を常に円滑に移動することがで
きるように調整することができる。レバー片38の操作
片38aの操作を解除してレバー片38に形成した歯形
38cと調整部材本体47の垂片47bの内側面に形成
した歯形47cを噛合させ、調整部材本体47を本体ケ
ース1の挿入孔16内の所定位置に固定するようにす
る。これにより、ガイドローラ2は、調整部材本体48
の軸挿入孔48aの位置の揺動量に応じた距離だけ移動
し、引戸の歪み、建具等の取付誤差等を吸収して、引戸
を常に円滑に移動することができるように調整すること
ができる。
【0060】図24は、本発明の引戸の上部調整装置の
第9実施例を示す。本実施例において、本体ケース1に
は、調整部材4の挿入孔16を形成するとともに、一方
の側壁に、固定部材3としての調整ねじを螺合するねじ
孔15を穿設し、他方の側壁に歯形16dを形成する。
第9実施例を示す。本実施例において、本体ケース1に
は、調整部材4の挿入孔16を形成するとともに、一方
の側壁に、固定部材3としての調整ねじを螺合するねじ
孔15を穿設し、他方の側壁に歯形16dを形成する。
【0061】この調整部材4の挿入孔16内に揺動可能
に嵌挿する調整部材本体49は、後端側にはガイドロー
ラ2の支軸22を配設するとともに、後端側面を円弧形
に形成し、本体ケース1に形成した歯形16dと噛合す
る歯形49dを形成し、先端側面を平端面49bに形成
する。そして、調整部材本体49は、挿入孔16内に嵌
挿した時、ねじ孔15に螺合した調整ねじの先端が調整
部材49の平端面49bを押圧することにより、本体ケ
ース1に形成した歯形16dと調整部材本体49に形成
した歯形49aを噛合させ、調整部材本体49を本体ケ
ース1の挿入孔16内の所定位置に固定するようにす
る。
に嵌挿する調整部材本体49は、後端側にはガイドロー
ラ2の支軸22を配設するとともに、後端側面を円弧形
に形成し、本体ケース1に形成した歯形16dと噛合す
る歯形49dを形成し、先端側面を平端面49bに形成
する。そして、調整部材本体49は、挿入孔16内に嵌
挿した時、ねじ孔15に螺合した調整ねじの先端が調整
部材49の平端面49bを押圧することにより、本体ケ
ース1に形成した歯形16dと調整部材本体49に形成
した歯形49aを噛合させ、調整部材本体49を本体ケ
ース1の挿入孔16内の所定位置に固定するようにす
る。
【0062】次に、このように構成した上記第9実施例
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としての調整ねじを緩めることにより、調整部
材本体49を移動可能にし、本体ケース1に形成した歯
形16dと調整部材本体49に形成した歯形49aの噛
合を解除した状態で、本体ケース1の挿入孔16内で調
整部材本体49を本体ケース1の横幅方向に揺動させた
後、調整ねじを締めて調整ねじの先端で調整部材49の
平端面49bを押圧することにより、本体ケース1に形
成した歯形16dと調整部材本体49に形成した歯形4
9aを噛合させ、調整部材本体49を本体ケース1の挿
入孔16内の所定位置に固定するようにする。これによ
り、ガイドローラ2は、調整部材本体49のガイドロー
ラ2の支軸22を配設した位置の揺動量に応じた距離だ
け移動し、引戸の歪み、建具等の取付誤差等を吸収し
て、引戸を常に円滑に移動することができるように調整
することができる。
の引戸の上部調整装置の調整方法について説明する。固
定部材3としての調整ねじを緩めることにより、調整部
材本体49を移動可能にし、本体ケース1に形成した歯
形16dと調整部材本体49に形成した歯形49aの噛
合を解除した状態で、本体ケース1の挿入孔16内で調
整部材本体49を本体ケース1の横幅方向に揺動させた
後、調整ねじを締めて調整ねじの先端で調整部材49の
平端面49bを押圧することにより、本体ケース1に形
成した歯形16dと調整部材本体49に形成した歯形4
9aを噛合させ、調整部材本体49を本体ケース1の挿
入孔16内の所定位置に固定するようにする。これによ
り、ガイドローラ2は、調整部材本体49のガイドロー
ラ2の支軸22を配設した位置の揺動量に応じた距離だ
け移動し、引戸の歪み、建具等の取付誤差等を吸収し
て、引戸を常に円滑に移動することができるように調整
することができる。
【0063】以上、図1乃至図24に示す実施例は、図
25に示すような、引違戸、引分戸等の引戸の下端部で
その荷重を支える方式の引戸に使用する引戸の上部調整
装置に関するものであるが、これを吊戸方式の引戸に使
用する場合には、ガイドローラ2を、図26に示すよう
に、吊戸用のガイドローラ(ランナー)Rに代えて使用
するとともに、ガイドローラRを固定する軸21や調整
部材4等の部材を引戸の荷重に耐える強固なものとする
とともに、上記実施例においても述べたように、ピン等
の部材を用いて調整部材が本体ケースから抜け出ないよ
うにする必要がある。
25に示すような、引違戸、引分戸等の引戸の下端部で
その荷重を支える方式の引戸に使用する引戸の上部調整
装置に関するものであるが、これを吊戸方式の引戸に使
用する場合には、ガイドローラ2を、図26に示すよう
に、吊戸用のガイドローラ(ランナー)Rに代えて使用
するとともに、ガイドローラRを固定する軸21や調整
部材4等の部材を引戸の荷重に耐える強固なものとする
とともに、上記実施例においても述べたように、ピン等
の部材を用いて調整部材が本体ケースから抜け出ないよ
うにする必要がある。
【0064】図27は、吊戸に用いる引戸の上部調整装
置の一実施例を示す。本実施例は、本体ケース1を吊戸
Dの上端部に埋設、固定した時、吊戸Dの重量が本体ケ
ース1にかかって本体ケース1と吊戸Dが分離すること
がないようにするための構造の一例を示す。具体的に
は、本体ケース1の下部に幅広形状の拡大部1Dを形成
して、本体ケース1の拡大部1Dを吊戸Dに嵌合するよ
うにし、この拡大部1Dにより吊戸Dの重量を保持し、
本体ケース1と吊戸Dが分離するのを防止するようにし
たものである。
置の一実施例を示す。本実施例は、本体ケース1を吊戸
Dの上端部に埋設、固定した時、吊戸Dの重量が本体ケ
ース1にかかって本体ケース1と吊戸Dが分離すること
がないようにするための構造の一例を示す。具体的に
は、本体ケース1の下部に幅広形状の拡大部1Dを形成
して、本体ケース1の拡大部1Dを吊戸Dに嵌合するよ
うにし、この拡大部1Dにより吊戸Dの重量を保持し、
本体ケース1と吊戸Dが分離するのを防止するようにし
たものである。
【0065】
【発明の効果】本発明の引戸の上部調整装置によれば、
ガイドローラを引戸の上端部に固定する本体ケースの横
幅方向、すなわち、引戸の厚み方向に移動調整可能にす
るとともに、このガイドローラを回転自在に支持する調
整部材を調整、固定する固定部材を本体ケースの露出面
に配設することにより、引戸を設置した状態で、外部か
らガイドローラの移動調整を容易、かつ高精度に行うこ
とができる。これにより、引戸の歪み、建具等の取付誤
差等を容易に調整することができ、引戸を常に円滑に移
動できるように調整することができるとともに、引戸と
他方の引戸、建具枠、柱等の間に形成する隙間を、将来
発生する引戸の歪み等にも対処できるように大きめに設
定する必要がなくなり、隙間を設けることによる引戸の
開閉時等に引戸ががたついたり、また、室内の断熱気密
性能を低下させるといった問題点を解消することができ
る。
ガイドローラを引戸の上端部に固定する本体ケースの横
幅方向、すなわち、引戸の厚み方向に移動調整可能にす
るとともに、このガイドローラを回転自在に支持する調
整部材を調整、固定する固定部材を本体ケースの露出面
に配設することにより、引戸を設置した状態で、外部か
らガイドローラの移動調整を容易、かつ高精度に行うこ
とができる。これにより、引戸の歪み、建具等の取付誤
差等を容易に調整することができ、引戸を常に円滑に移
動できるように調整することができるとともに、引戸と
他方の引戸、建具枠、柱等の間に形成する隙間を、将来
発生する引戸の歪み等にも対処できるように大きめに設
定する必要がなくなり、隙間を設けることによる引戸の
開閉時等に引戸ががたついたり、また、室内の断熱気密
性能を低下させるといった問題点を解消することができ
る。
【図1】本発明の引戸の上部調整装置の第1実施例を示
し、(A)は断面図、(B)は側面図である。
し、(A)は断面図、(B)は側面図である。
【図2】同分解した斜視図である。
【図3】本発明の引戸の上部調整装置の第2実施例を示
し、(A)は断面図、(B)は側面図である。
し、(A)は断面図、(B)は側面図である。
【図4】同本体ケースを示し、(A)は正面図、(B)
は側面図、(C)は平面図である。
は側面図、(C)は平面図である。
【図5】同調整部材を示し、(A)は正面図、(B)は
側面図、(C)は平面図である。
側面図、(C)は平面図である。
【図6】同ガイドローラを示し、(A)は正面図、
(B)は側面図である。
(B)は側面図である。
【図7】本発明の引戸の上部調整装置の第3実施例を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図8】同の本体ケースを示し、(A)は正面図、
(B)は側面図、(C)は平面図である。
(B)は側面図、(C)は平面図である。
【図9】同ガイドローラ及び調整部材を示し、(A)は
正面図、(B)は側面図である。
正面図、(B)は側面図である。
【図10】本発明の引戸の上部調整装置の第4実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)及び
(D)は平面図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)及び
(D)は平面図である。
【図11】同分解した斜視図である。
【図12】同第1変形例を示し、(A)は正面図、
(B)は側面図、(C)及び(D)は平面図である。
(B)は側面図、(C)及び(D)は平面図である。
【図13】同分解した斜視図である。
【図14】同第2変形例を示し、(A)は箱形の本体ケ
ースを、また(B)は円筒形の本体ケースを、それぞれ
使用した場合の分解した斜視図である。
ースを、また(B)は円筒形の本体ケースを、それぞれ
使用した場合の分解した斜視図である。
【図15】本発明の引戸の上部調整装置の第5実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面
図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面
図である。
【図16】同分解した斜視図である。
【図17】同変形例を示し、(A)は調整部材の正面
図、(B)は同底面図である。
図、(B)は同底面図である。
【図18】本発明の引戸の上部調整装置の第6実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面
図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面
図である。
【図19】同分解した斜視図である。
【図20】本発明の引戸の上部調整装置の第7実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図21】同分解した斜視図である。
【図22】本発明の引戸の上部調整装置の第8実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図23】同分解した斜視図である。
【図24】本発明の引戸の上部調整装置を引戸に適用し
た一実施例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図で
ある。
た一実施例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図で
ある。
【図25】本発明の引戸の上部調整装置を吊戸に適用し
た例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
た例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図26】本発明の引戸の上部調整装置を吊戸に適用し
た例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
た例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図27】同変形例を示し、(A)は正面図、(B)は
側面図である。
側面図である。
1 本体ケース 2 ガイドローラ 21 支軸 3 固定部材 4 調整部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の引戸の上部調整装置の第1実施例を示
し、(A)は断面図、(B)は側面図である。
し、(A)は断面図、(B)は側面図である。
【図2】同分解した斜視図である。
【図3】本発明の引戸の上部調整装置の第2実施例を示
し、(A)は断面図、(B)は側面図である。
し、(A)は断面図、(B)は側面図である。
【図4】同本体ケースを示し、(A)は正面図、(B)
は側面図、(C)は平面図である。
は側面図、(C)は平面図である。
【図5】同調整部材を示し、(A)は正面図、(B)は
側面図、(C)は平面図である。
側面図、(C)は平面図である。
【図6】同ガイドローラを示し、(A)は正面図、
(B)は側面図である。
(B)は側面図である。
【図7】本発明の引戸の上部調整装置の第3実施例を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図8】同の本体ケースを示し、(A)は正面図、
(B)は側面図、(C)は平面図である。
(B)は側面図、(C)は平面図である。
【図9】同ガイドローラ及び調整部材を示し、(A)は
正面図、(B)は側面図である。
正面図、(B)は側面図である。
【図10】本発明の引戸の上部調整装置の第4実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)及び
(D)は平面図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)及び
(D)は平面図である。
【図11】同分解した斜視図である。
【図12】同第1変形例を示し、(A)は正面図、
(B)は側面図、(C)及び(D)は平面図である。
(B)は側面図、(C)及び(D)は平面図である。
【図13】同分解した斜視図である。
【図14】同第2変形例を示し、(A)は箱形の本体ケ
ースを、また(B)は円筒形の本体ケースを、それぞれ
使用した場合の分解した斜視図である。
ースを、また(B)は円筒形の本体ケースを、それぞれ
使用した場合の分解した斜視図である。
【図15】本発明の引戸の上部調整装置の第5実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面
図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面
図である。
【図16】同分解した斜視図である。
【図17】同変形例を示し、(A)は調整部材の正面
図、(B)は同底面図である。
図、(B)は同底面図である。
【図18】本発明の引戸の上部調整装置の第6実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面
図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面
図である。
【図19】同分解した斜視図である。
【図20】本発明の引戸の上部調整装置の第7実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図21】同分解した斜視図である。
【図22】本発明の引戸の上部調整装置の第8実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図23】同分解した斜視図である。
【図24】本発明の引戸の上部調整装置の第9実施例を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図25】本発明の引戸の上部調整装置を吊戸に適用し
た例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
た例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図26】本発明の引戸の上部調整装置を吊戸に適用し
た例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
た例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図27】同変形例を示し、(A)は正面図、(B)は
側面図である。
側面図である。
【符号の説明】 1 本体ケース 2 ガイドローラ 21 支軸 3 固定部材 4 調整部材
Claims (11)
- 【請求項1】 引戸(D)の上端部に固定する本体ケー
ス(1)内に、ガイドローラ(2)を回転自在に支持
し、かつ該ガイドローラ(2)を本体ケース(1)の横
幅方向に移動調整可能にする調整部材(4)を配設する
とともに、該調整部材(4)を調整、固定する固定部材
(3)を本体ケース(1)の露出面(10)に配設した
ことを特徴とする引戸の上部調整装置。 - 【請求項2】 調整部材(4)を、本体ケース(1)内
に回転可能に配設した調整部材本体(41)の軸心に対
して偏心してガイドローラ(2)の支軸(21)を取り
付けるとともに、調整部材本体(41)の基端にベベル
ギヤ(41a)を形成して構成するとともに、固定部材
(3)の先端に前記ベベルギヤ(41a)と噛合するベ
ベルギヤ(31a)を形成したことを特徴とする請求項
1記載の引戸の上部調整装置。 - 【請求項3】 調整部材(4)を、本体ケース(1)内
に摺動可能に配設した調整部材本体(42)にガイドロ
ーラ(2)の支軸(21)が貫通する斜行ガイド孔(4
2a)を形成して構成するとともに、固定部材(3)を
前記調整部材本体(42)に螺合する調整ねじとして構
成したことを特徴とする請求項1記載の引戸の上部調整
装置。 - 【請求項4】 調整部材(4)を、本体ケース(1)内
に揺動可能に配設した調整部材本体(43,44)に、
本体ケース(1)の内面に形成した歯形(11a,16
a)と噛合する歯形(43h,44b)を形成して構成
するとともに、固定部材(3)を前記調整部材本体(4
3,44)に螺合する調整ねじとして構成したことを特
徴とする請求項1記載の引戸の上部調整装置。 - 【請求項5】 調整部材(4)を、本体ケース(1)内
に揺動可能に配設した調整部材本体(44)として構成
するとともに、固定部材(3)を本体ケース(1)内に
回転可能に配設した回転体(34)として構成し、該回
転体(34)に前記調整部材本体(44)と係合する偏
心した係止ピン(34p)を形成したことを特徴とする
請求項1記載の引戸の上部調整装置。 - 【請求項6】 調整部材(4)を、本体ケース(1)内
に遊嵌した調整部材本体(44)に、本体ケース(1)
の内面に形成した歯形(16a)と噛合する歯形(44
g)を形成して構成するとともに、固定部材(3)を前
記調整部材本体(44)に螺合する調整ねじとして構成
したことを特徴とする請求項1記載の引戸の上部調整装
置。 - 【請求項7】 調整部材(4)を、本体ケース(1)内
に回転可能に配設した調整部材本体(45)の軸心に対
して偏心してガイドローラ(2)の支軸(21)を取り
付けて構成するとともに、固定部材(3)を前記調整部
材本体(45)に一体的に形成した回転駆動部(45
d)として構成したことを特徴とする請求項1記載の引
戸の上部調整装置。 - 【請求項8】 調整部材(4)を、本体ケース(1)内
に揺動可能に配設した調整部材本体(46)に、本体ケ
ース(1)の内面に形成した歯形(16b)と噛合する
歯形(46d)を形成して構成するとともに、該調整部
材本体(46)を前記歯形(16b,46d)同士が噛
合する方向に付勢するばね部材(46s)を配設し、固
定部材(3)を前記調整部材本体(46)に一体的に形
成したレバー片(46c)として構成したことを特徴と
する請求項1記載の引戸の上部調整装置。 - 【請求項9】 調整部材(4)を、本体ケース(1)内
に揺動可能に配設した調整部材本体(47)に歯形(4
7c)を形成して構成するとともに、固定部材(3)を
前記調整部材本体(47)に歯形(47c)に噛合する
歯形(38b)を形成したレバー片(48)として構成
し、該レバー片(48)を前記歯形(38b,47c)
同士が噛合する方向に付勢するばね部材(38b)を配
設したことを特徴とする請求項1記載の引戸の上部調整
装置。 - 【請求項10】 調整部材(4)を、本体ケース(1)
内に揺動可能に配設した調整部材本体(48)に歯形
(48d)を形成して構成するとともに、固定部材
(3)を前記調整部材本体(48)の歯形(48d)に
嵌合する調整ねじとして構成したことを特徴とする請求
項1記載の引戸の上部調整装置。 - 【請求項11】 調整部材(4)を、本体ケース(1)
内に揺動可能に配設した調整部材本体(49)に、本体
ケース(1)の内面に形成した歯形(16d)と噛合す
る歯形(49a)を形成して構成するとともに、固定部
材(3)を前記歯形(16d,49a)同士を噛合させ
る調整ねじとしたことを特徴とする請求項1記載の引戸
の上部調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08277332A JP3118425B2 (ja) | 1996-09-28 | 1996-09-28 | 引戸の上部調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08277332A JP3118425B2 (ja) | 1996-09-28 | 1996-09-28 | 引戸の上部調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10102886A true JPH10102886A (ja) | 1998-04-21 |
JP3118425B2 JP3118425B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=17582058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08277332A Expired - Fee Related JP3118425B2 (ja) | 1996-09-28 | 1996-09-28 | 引戸の上部調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3118425B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255754A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Skb:Kk | ランナーユニット |
JP2009263867A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Murakoshi Mfg Corp | 引戸などのガイド装置 |
CN103097636A (zh) * | 2010-10-13 | 2013-05-08 | 黑蒂赫-海因泽有限及两合公司 | 用于滑动门的配件 |
CN105507715A (zh) * | 2016-01-06 | 2016-04-20 | 上海洋洋大多利五金制品有限公司 | 一种安装调节方便的移门吊轮 |
CN106088889A (zh) * | 2016-08-16 | 2016-11-09 | 广州市西恩电气设备有限公司 | 一种中心旋转的隔断门 |
CN107806300A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-03-16 | 中山启家移门五金科技有限公司 | 导轨吊门类调节机构 |
CN107939202A (zh) * | 2017-10-27 | 2018-04-20 | 佛山市金砥柱建筑装饰材料有限公司 | 滑轮尾部安装结构 |
CN108266079A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-07-10 | 南京康尼机电股份有限公司 | 一种带有行程误差矫正功能的球笼式直线导轨及矫正方法 |
CN112696109A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-04-23 | 中山市福瑞卫浴设备有限公司 | 转向旋转调节机构及淋浴房门 |
-
1996
- 1996-09-28 JP JP08277332A patent/JP3118425B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN112696109A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-04-23 | 中山市福瑞卫浴设备有限公司 | 转向旋转调节机构及淋浴房门 |
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---|---|
JP3118425B2 (ja) | 2000-12-18 |
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