JP2017115297A - 戸車 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を削減できて構造及び組み立ての簡略化を図れると共に、コストの低減を図れるようにする。【解決手段】引戸の下端部に取り付けられる外側本体1内に収容され、下面が開放されたケース状の内側本体2と、内側本体2内に鉛直回転自在に支持され、外周縁部分が外側本体1及び内側本体2の下端から下方へ突出する車輪3と、車輪3を上下動させて車輪3の高さ調整を行う上下方向調整機構4とを備えた戸車であって、前記上下方向調整機構4は、上下方向調整用ネジ8と、上下方向調整用ネジ8に回転不能且つ軸線方向へ移動可能に螺合され、対向する両側面に上下方向へ傾斜するカム溝9bを形成したスライダ9と、内側本体2の対向する両側壁内面に上下動可能に支持され、上端部がスライダ9のカム溝9bに摺動自在に嵌合されると共に、下端部に車輪3が鉛直回転自在に支持された一対の支持アーム10とを備えている。【選択図】図5
Description
本発明は、引戸の下端部両端に取り付けられて引戸の開閉を円滑に行わせる戸車に係り、特に、車輪を上下動させて車輪の高さ調整を行えるようにした戸車の改良に関するものである。
一般に、引戸においては、引戸の開閉を円滑にするため、引戸の下端部両端に敷居の溝上又はレール上を転動する車輪を備えた戸車が取り付けられている。
また、引戸の開閉を更に円滑にするため、戸車には、車輪を上下動させて車輪の高さ位置を調整可能とした戸車や、車輪を幅方向(戸車の厚さ方向)へ移動させて車輪の幅方向位置を調整可能とした戸車が使用されている。
従来、この種の戸車としては、例えば、特許第3001179号公報(特許文献1参照)、特開平9−125799号公報(特許文献2参照)、特許第4474627号公報(特許文献3参照)及び特開2002−13337号公報(特許文献4参照)に記載された戸車が知られている。
即ち、前記特許文献1〜3に記載された戸車は、何れも図示していないが、引戸の下端部に取り付けられる下面が開放された箱状のケース本体と、ケース本体に架設された支持軸と、支持軸に上下方向へ揺動可能且つ幅方向(戸車の厚さ方向)へ移動可能に支持されたスライダを有する車輪ホルダーと、車輪ホルダーに鉛直回転自在に支持された車輪と、ケース本体と車輪ホルダーとの間に設けられ、車輪ホルダーを上下方向へ揺動させて車輪の高さ調整を行うネジ構造の上下方向調整機構と、ケース本体と車輪ホルダーとの間に設けられ、車輪ホルダーを支持軸に沿って移動させて車輪の幅方向位置を調整するカム構造の幅方向調整機構とを備えている。
また、前記特許文献4に記載された戸車は、図示していないが、引戸の下端部に取り付けられる下辺が開放されたコ字形の枠状に形成された本体と、枠状の本体内に幅方向(本体の厚さ方向)に移動可能に嵌挿された下面が開放された幅方向移動ケースと、幅方向移動ケース内に上下方向に移動可能に収容された上下方向移動ケースと、上下方向移動ケースに鉛直回転自在に支持された車輪と、本体と幅方向移動ケースとの間に設けられ、幅方向移動ケースを幅方向へ移動させて車輪の幅方向位置を調整するラック及びピニオン等から成る幅方向調整機構と、幅方向移動ケースと車輪との間に設けられ、車輪を上下方向へ移動調整する上下方向調整機構とを備えている。
前記各戸車は、何れも、車輪の高さ調整及び幅方向調整を行えるため、熟練した職人でなくても、引戸の開閉が円滑に行われるように戸車を引戸の下端部に取り付けることができると共に、使用中に引戸の立て付けが悪くなっても、簡単に直すことができると言う利点がある。
しかし、前記特許文献1〜3に記載された戸車は、車輪の高さ調整を行う上下方向調整機構が、車輪ホルダー、幅方向へ移動するスライダ、支持軸、上下方向調整ネジ、上下方向調整ねじに沿って移動するスライダ等から構成されているため、部品点数が増えて構造の複雑化及び組み立ての煩雑化を招くと共に、コストが高く付くと言う問題があった。
また、前記特許文献4に記載された戸車も、車輪を高さ調整する上下方向調整機構が、上下方向移動ケース、ボス部、上下方向調整ネジ、上下方向調整ネジ保持具、傾斜状のカム面を形成した幅方向移動ケース等から構成されているため、部品点数が増えて構造の複雑化及び組み立ての煩雑化を招くと共に、コストが高く付くと言う問題があった。
しかも、下面が開放された幅方向移動ケースの上壁内面に傾斜状のカム面を形成しなければならず、加工も行い難いと言う問題があった。
しかも、下面が開放された幅方向移動ケースの上壁内面に傾斜状のカム面を形成しなければならず、加工も行い難いと言う問題があった。
更に、前記特許文献1〜4に記載された戸車は、何れも車輪をケース状に形成した車輪ホルダーや上下方向移動ケースにより鉛直回転自在に支持するようにしているため、車輪ホルダーや上下方向移動ケースの形成に手数が掛かると言う問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、部品点数を削減できて構造及び組み立ての簡略化を図れると共に、コストの低減を図れるようにした戸車を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る戸車は、引戸の下端部に取り付けられる下辺が開放された枠状の外側本体又は下面が開放されたケース状の外側本体と、外側本体内に収容され、少なくとも下面が開放されたケース状の内側本体と、内側本体内に鉛直回転自在に支持され、外周縁部分が外側本体及び内側本体の下端から下方へ突出する車輪と、内側本体と車輪との間に設けられ、車輪を上下動させて車輪の高さ調整を行う上下方向調整機構とを備えた戸車であって、前記上下方向調整機構は、内側本体に回転自在且つ軸線方向へ移動不能に架設され、内側本体の長手方向に沿う上下方向調整ネジと、上下方向調整ネジに回転不能且つ軸線方向へ移動可能に螺合され、対向する両側面に上下方向へ傾斜するカム溝を形成したスライダと、内側本体の対向する両側壁内面に上下動可能に支持され、上端部がスライダのカム溝に摺動自在に嵌合されると共に、下端部に車輪が鉛直回転自在に支持された一対の支持アームとを備えていることを特徴とする。
前記スライダの下端面の少なくとも一部分を、車輪の外周縁部に沿う円弧面又は傾斜面に形成することが好ましい。
前記内側本体の対向する両側壁内面に、一対の支持アームを鉛直姿勢で上下方向へ移動可能に案内する案内部をそれぞれ設け、各案内部は、内側本体の両側壁内面に支持アームに沿って突出形成された一対のガイド突条から成ることが好ましい。
前記外側本体と内側本体との間に、内側本体を外側本体の厚さ方向へ移動させて車輪の幅方向位置を調整する幅方向調整機構を設けることが好ましい。
本発明の戸車は、車輪を高さ調整する上下方向調整機構が、上下調整用ネジ、カム溝を形成したスライダ及び一対の支持アームから構成されているため、従来の戸車に比較して上下方向調整機構の部品点数を削減することができ、戸車の構造及び組み立ての簡略化を図れると共に、コストの低減を図れる。
また、本発明の戸車は、スライダの下端面の少なくとも一部分を、車輪の外周縁部に沿う円弧面又は傾斜面に形成しているため、内側本体に上下調整用ネジを車輪に近接させた状態で架設することができ、内側本体の高さを低くすることができ、その結果、戸車全体の高さを低く抑えることができる。
更に、本発明の戸車は、スライダの両側面にカム溝を形成しているため、カム溝の加工も簡単且つ容易に行える。
加えて、本発明の戸車は、内側本体の対向する両側壁内面に、一対の支持アームを鉛直姿勢で上下方向へ移動可能に案内する案内部をそれぞれ設けているため、車輪の上下動操作を円滑且つスムースに行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図10は本発明の一実施形態に係る戸車を示し、当該戸車は、引戸(図示省略)の下端部に取り付けられる下辺が開放されたコ字形の枠状に形成された外側本体1と、外側本体1内に外側本体1の厚さ方向へ移動調整自在に嵌合支持され、外側本体1の厚さよりも薄く形成されて下面が開放されたケース状の内側本体2と、内側本体2内に鉛直回転自在に収容支持され、外周縁部分が外側本体1及び内側本体2の下端から下方へ突出する車輪3と、内側本体2と車輪3との間に設けられ、車輪3を上下動させて車輪3の高さ調整を行う上下方向調整機構4と、外側本体1と内側本体2との間に設けられ、内側本体2を外側本体1の厚さ方向へ移動させて車輪3の幅方向位置を調整する幅方向調整機構5とを備えている。
図1〜図10は本発明の一実施形態に係る戸車を示し、当該戸車は、引戸(図示省略)の下端部に取り付けられる下辺が開放されたコ字形の枠状に形成された外側本体1と、外側本体1内に外側本体1の厚さ方向へ移動調整自在に嵌合支持され、外側本体1の厚さよりも薄く形成されて下面が開放されたケース状の内側本体2と、内側本体2内に鉛直回転自在に収容支持され、外周縁部分が外側本体1及び内側本体2の下端から下方へ突出する車輪3と、内側本体2と車輪3との間に設けられ、車輪3を上下動させて車輪3の高さ調整を行う上下方向調整機構4と、外側本体1と内側本体2との間に設けられ、内側本体2を外側本体1の厚さ方向へ移動させて車輪3の幅方向位置を調整する幅方向調整機構5とを備えている。
前記戸車は、引戸(図示省略)の下端部角部に形成した取り付け溝に外側本体1の前面及び下面が引戸の一端面及び下面とほぼ面一になるように埋設状態で嵌め込まれており、外側本体1に挿通した止めネジ(図示省略)を引戸にねじ込むことにより引戸に取り付けられている。
尚、この明細書において、上下方向とは、戸車の高さ方向(図2の上下方向)を言い、幅方向とは、戸車の厚み方向(図3の左右方向)を言い、前後方向とは、戸車の長手方向(図2の左右方向)を言う。
前記外側本体1は、図1、図2及び図5に示す如く、金属材により下辺が開放されたコ字形の枠状に形成されており、引戸に沿う上辺部1aと、上辺部1aの一端に下向きに連設され、引戸の一端面側に位置する前側辺部1bと、上辺部1aの他端に下向きに連設され、引戸の取り付け溝の奥側に位置して前側辺部1bに対向する後側辺部1cとを備えている。
また、外側本体1の上辺部1aには、外側本体1を引戸に取り付けるための止めネジ(図示省略)が挿通される取り付け孔1dが前後方向(長手方向)に貫通する状態で形成されている。
更に、内側本体2を外側本体1の厚さ方向へ移動案内するため、外側本体1の上辺部1aの下面には、外側本体1の厚さ方向に沿う突条1eが、外側本体1の前側辺部1bの内面には、外側本体1の厚さ方向に沿う前側ガイド溝1fが、外側本体1の後側辺部1cの内面には、外側本体1の厚さ方向に沿う後側ガイド溝1gが、それぞれ形成されている。
そして、外側本体1の前側辺部1bには、上側から下側に向って上下方向調整機構4を構成する上下方向調整ネジ8が挿入される上下方向調整ネジ用貫通孔1hと、幅方向調整機構5を構成するカム体13が挿入されるカム体用貫通孔1iと、内側本体2を外側本体1に固定するための固定ネジ15が挿通される固定ネジ用貫通孔1jとが外側本体1の前後方向(長手方向)に沿ってそれぞれ形成されている。
尚、上下方向調整ネジ用貫通孔1h及び固定ネジ用貫通孔1jは、内側本体2が外側本体1に対して厚さ方向へ移動しても、それに対応できるように横長の長円形に形成されている(図1参照)。
前記内側本体2は、図1、図2及び図5に示す如く、金属部材により下面が開放されて外側本体1の厚さよりも薄い扁平なケース状に形成されており、二枚の対向する側壁2aと、外側本体1の前側辺部1bに対向して両側壁2aの前端同士を連結する前壁2bと、外側本体1の後側辺部1cに対向して両側壁2aの後端同士を連結する後壁2cと、外側本体1の上辺部1aに対向して両側壁2a、前壁2b及び後壁2cの上部開口を閉塞する上壁2dとを備えている。
また、内側本体2の対向する両側壁2a内面には、上下方向調整機構4を構成する一対の支持アーム10を鉛直姿勢で上下方向へ移動可能に案内する案内部がそれぞれ設けられている。各案内部は、内側本体2の両側壁2a内面に上下方向に沿って突出形成された一対のガイド突条2eから成る。この一対のガイド突条2eの間隔は、上下動する支持アーム10が内側本体2に対してがたつかないように、支持アーム10の幅よりも若干大きめに設定されている。
更に、内側本体2の上壁2dの上面には、外側本体1の突条1eに摺動自在に嵌合する上側ガイド溝2fが、内側本体2の前壁2bの外面には、外側本体1の前側ガイド溝1fに摺動自在に嵌合する前側突部2gが、内側本体2の後壁2cの外面には、外側本体1の後側ガイド溝1gに摺動自在に嵌合する後側突条部2hが、内側本体2の厚さ方向に沿ってそれぞれ形成されている。
そして、内側本体2の前壁2b及び後壁2cの上端部には、上下方向調整機構4を構成する上下方向調整ネジ8が架設される貫通孔2iが、また、内側本体2の前壁2bには、幅方向調整機構5を構成するカム体13の一部が係合される縦長のカム溝2jと、内側本体2を外側本体1に固定するための固定ネジ15が螺着される雌ネジ孔2kとがそれぞれ形成されている。
前記車輪3は、図6に示す如く、合成樹脂材により形成されており、中心部には、転がり軸受6を介して車軸7が回転自在に支持されている。この車軸7は、両端が車輪3の両面から外方へ突出する状態で転がり軸受6に支持されている。
前記上下方向調整機構4は、内側本体2に対して車輪3を上下動させて車輪3の高さ調整を行うものであり、図1、図5〜図8に示す如く、内側本体2に回転自在且つ軸線方向へ移動不能に架設され、内側本体2の前後方向(長手方向)に沿う上下方向調整ネジ8と、上下方向調整ネジ8に回転不能且つ軸線方向へ移動可能に螺合され、対向する両側面に上下方向へ傾斜するカム溝9bを形成したスライダ9と、内側本体2の対向する両側壁2a内面に上下動可能に支持され、上端部がスライダ9のカム溝9bに摺動自在に嵌合されると共に、下端部に車輪3が回転自在に支持された一対の支持アーム10とを備えている。
具体的には、前記上下方向調整ネジ8は、内側本体2の前壁2b及び後壁2cに形成した貫通孔2iに回転自在に挿通支持されてEリング11により抜け止めされており、内側本体2の上端部に内側本体2の前後方向(長手方向)に沿って回転自在且つ軸線方向へ移動不能に架設された状態となっている。
前記スライダ9は、金属材により略長方形のブロック状に形成されており、上下方向調整ネジ8に螺合する貫通状の雌ネジ孔9aが前後方向(長手方向)に沿って形成されている。このスライダ9は、その上面が内側本体2の上壁2d内面に摺動自在に接触する状態で上下方向調整ネジ8に螺合されている。その結果、スライダ9は、上下方向調整ネジ8に回転不能且つ軸線方向へ移動可能に支持されることになる。
また、スライダ9の両側面には、上下方向へ傾斜する円弧状のカム溝9bが形成されており、前記カム溝9bは、車輪3の外径にほぼ沿うように形成されている。このカム溝9bは、傾斜状に形成しても良い。
更に、スライダ9は、下端部の一部分が円弧状に切り欠かれており、スライダ9の下端面の一部分は、車輪3の外周縁部及びカム溝9bに沿う円弧面9cに形成されている。この円弧面9cは、傾斜状に形成しても良い。
前記一対の支持アーム10は、金属材によりリンク状に形成されており、内側本体2の両側壁2a内面にそれぞれ形成した案内部である一対のガイド突条2e間に鉛直姿勢で上下動可能に配置されている。
また、一対の支持アーム10の上端部には、スライダ9のカム溝9bに摺動自在に嵌合される支持軸12が取り付けられている。この支持軸12は、支持アーム10と別体に形成しているが、支持アーム10と一体的に形成しても良い。
更に、一対の支持アーム10の下端部には、車輪3が鉛直回転自在に支持されている。即ち、一対の支持アーム10は、各支持アーム10の下端部に形成した車軸穴10aに車輪3の車軸7の両端部をそれぞれ嵌合し、車軸7の両端部をカシメ加工して支持アーム10の車軸穴10aから抜け止めすることにより車輪3を鉛直回転自在に支持することができる。
前記幅方向調整機構5は、外側本体1に対して内側本体2を厚さ方向(幅方向)へ移動させて車輪3の幅方向位置を調整するものであり、図1、図5、図8〜図10に示す如く、外側本体1の前壁2bに回転自在に設けられ、内側本体2を厚さ方向へ移動させるカム体13と、内側本体2の前壁2bに形成されてカム体13の一部分が係合する縦長のカム溝2jとを備えている。
具体的には、前記カム体13は、金属材により形成されており、円盤部13aと、円盤部13aの前面に円盤部13aと同軸で且つ一体的に形成され、ドライバ等の工具を差し込む係止溝を有する操作部13bと、円盤部13aの後面に円盤部13aの軸線から偏倚した位置に一体的に形成された円形のカム部13cとを備えている。
そして、カム体13は、外側本体1の前側辺部1bに形成した上下方向調整ネジ用貫通孔1hに嵌着した合成樹脂製の筒状の保持部材14に回転自在且つ軸線方向へ移動に支持されており、円形のカム部13cが内側本体2の縦長のカム溝2jに係合されている。
尚、外側本体1と内側本体2との間には、幅方向調整機構5により外側本体1の厚さ方向へ移動した内側本体2をその位置で固定するため固定ネジ15が設けられている。この固定ネジ15は、外側本体1の前側辺部1bに形成した固定ネジ用貫通孔1jに挿通されており、その先端部が内側本体2の前壁2bに形成した雌ネジ孔2kに螺着されている。この固定ネジ15を緩めたり、締め付けたりすることにより外側本体1に対して内側本体2を移動可能にしたり、固定したりすることができる。
而して、上述した構成の戸車は、上下方向調整機構4の上下方向調整ネジ8をドライバ等の工具により正逆回転操作すると、スライダ9が上下方向調整用ネジ8に沿って前後方向へ移動し、これに伴って一対の支持アーム10の上端部に取り付けた支持軸12がスライダ9のカム溝2j内を摺動案内されて一対の支持アーム10が上下動すると共に、一対の支持アーム10に支持された車輪3も上下動し、車輪3の高さ調整が行われる。
また、前記戸車は、固定ネジ15を緩めた状態で幅方向調整機構5のカム体13をドライバ等の工具により正逆回転操作すると、カム体13のカム部13cが内側本体2のカム溝2j内を移動しながら内側本体2を厚さ方向へ押圧移動させ、これに伴って車輪3が外側本体1の厚さ方向(幅方向)へ往復移動して車輪3の幅方向位置の調整が行われる。
上述した前記戸車は、車輪3を高さ調整する上下方向調整機構4が、上下方向調整用ネジ8、カム溝9bを形成したスライダ9及び一対の支持アーム10から構成されているため、従来の戸車に比較して上下方向調整機構4の部品点数を削減することができ、戸車の構造及び組み立ての簡略化を図れると共に、コストの低減を図れる。
また、この戸車は、スライダ9の下端面に車輪3の外周縁部に沿う円弧面9cを形成しているため、内側本体2に上下方向調整用ネジ8を車輪3に近接させた状態で架設することができ、内側本体2の高さを低くすることができ、その結果、戸車全体の高さを低く抑えることができる。
更に、この戸車は、スライダ9の両側面にカム溝9bを形成しているため、カム溝9bの加工も簡単且つ容易に行える。
加えて、この戸車は、内側本体2の対向する両側壁2a内面に、一対の支持アーム10を鉛直姿勢で上下方向へ移動可能に案内する案内部をそれぞれ設けているため、車輪3の上下動操作を円滑且つスムースに行うことができる。
尚、上記の実施形態においては、外側本体1、内側本体2、スライダ9、一対の支持アーム10及びカム体13を金属部材により形成したが、他の実施形態においては、外側本体1、内側本体2、スライダ9、一対の支持アーム10及びカム体13を合成樹脂材により形成しても良い。
上記の実施形態においては、外側本体1を下辺が開放されたコ字形の枠状に形成したが、他の実施形態においては、外側本体1を下面が開放されたケース状に形成しても良い。
上記の実施形態においては、戸車に上下方向調整機構4及び幅方向調整機構5の両方を設けたが、他の実施形態においては、戸車に上下方向調整機構4のみを設けても良い。
1は外側本体、1aは上辺部、1bは前側辺部、1cは後側辺部、1dは取り付け孔、1eは突条、1fは前側ガイド溝、1gは後側ガイド溝、1hは上下方向調整ネジ用貫通孔、1iはカム体用貫通孔、1jは固定ネジ用貫通孔、2は内側本体、2aは側壁、2bは前壁、2cは後壁、2dは上壁、2eはガイド突条、2fは上側ガイド溝、2gは前側突部、2hは後側突条、2iは貫通孔、2jはカム溝、2kは雌ネジ孔、3は車輪、4は上下方向調整機構、5は幅方向調整機構、6は転がり軸受、7は車軸、8は上下方向調整ネジも9はスライダ、9aは雌ネジ孔、9bはカム溝、9cは円弧面、10は支持アーム、10aは車軸穴、11はEリング、12は支持軸、13はカム体、13aは円盤部、13bは操作部、13cはカム部、14は保持部材、15は固定ネジ。
Claims (4)
- 引戸の下端部に取り付けられる下辺が開放された枠状の外側本体又は下面が開放されたケース状の外側本体と、外側本体内に収容され、少なくとも下面が開放されたケース状の内側本体と、内側本体内に鉛直回転自在に支持され、外周縁部分が外側本体及び内側本体の下端から下方へ突出する車輪と、内側本体と車輪との間に設けられ、車輪を上下動させて車輪の高さ調整を行う上下方向調整機構とを備えた戸車であって、前記上下方向調整機構は、内側本体に回転自在且つ軸線方向へ移動不能に架設され、内側本体の長手方向に沿う上下方向調整ネジと、上下方向調整ネジに回転不能且つ軸線方向へ移動可能に螺合され、対向する両側面に上下方向へ傾斜するカム溝を形成したスライダと、内側本体の対向する両側壁内面に上下動可能に支持され、上端部がスライダのカム溝に摺動自在に嵌合されると共に、下端部に車輪が鉛直回転自在に支持された一対の支持アームとを備えていることを特徴とする戸車。
- 前記スライダの下端面の少なくとも一部分を、車輪の外周縁部に沿う円弧面又は傾斜面に形成したことを特徴とする請求項1に記載の戸車。
- 前記内側本体の対向する両側壁内面に、一対の支持アームを鉛直姿勢で上下方向へ移動可能に案内する案内部をそれぞれ設け、各案内部は、内側本体の両側壁内面に支持アームに沿って突出形成された一対のガイド突条から成ることを特徴とする請求項1に記載の戸車。
- 前記外側本体と内側本体との間に、内側本体を外側本体の厚さ方向へ移動させて車輪の幅方向位置を調整する幅方向調整機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の戸車。
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-
2015
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