JP3312643B2 - ウインドレギュレータ装置 - Google Patents

ウインドレギュレータ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウインドレギュレ
ータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウインドレギュレータ装置には、ガラス
ランチャンネルを配置されたサッシュフレームと、ガイ
ドレールとをインナパネルに個別に固定し、この固定さ
れたガイドレールに摺動自在に支持されたキャリアプレ
ートでガラスの下端中央を支持し、駆動モータやレバー
等の駆動手段で駆動されるワイヤによってキャリアプレ
ートを摺動して、ガラスの両端をサッシュフレームでガ
イドしながらガラスを昇降させるワイヤ式のものがあ
る。特開昭64−71986号公報には、一対のガイド
レールに摺動可能に支持され、同ガイドレール内に配置
されたワイヤによって駆動されるスライダプレートに、
ガラス端部に設けたホルダを連結して一体化したワイヤ
式のウインドレギュレータ装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したワイヤ式のウ
インドレギュレータ装置では、キャリアプレートがガラ
ス下端中央を支持するので、この支持部を中心としてガ
ラスが昇降方向と交差する方向に揺動し易く、ガラスと
サッシュとの間隔を一定に保持するのが難しい。両者の
間隔を保持できないと、昇降動作に伴い発生するガラス
の揺動によってガラス端部とサッシュとが接触して摺動
抵抗や摺接音が増大する。サッシュ内には、普通、ガラ
スランチャンネルが挿入されるので、ガラスの揺動は、
ガラスランチャンネルとガラス端部とを接触させて同ラ
ンチャンネルの摩耗やそれによる摺動抵抗の変化を起こ
させる。このような結果、ガラスの昇降不良が発生する
おそれが大きくなってしまう。また、この構成である
と、キャリアプレートとそれを摺動自在に支持するガイ
ドレールとの間でのガタつき音や擦れ音の発生も考えら
れる。
【0004】特開昭64−71986号公報に提案のウ
インドレギュレータ装置では、スライダプレートを駆動
するワイヤがガイドレール内に配置されているので、ガ
ラスの昇降動作時にワイヤがガラスやホルダに噛み込み
昇降不良やスムーズなガラス昇降動作の妨げとなるおそ
れがある。本発明は、静粛で耐久性が良く、安定したガ
ラスの昇降動作を行えるウインドレギュレータ装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるウインド
レギュレータ装置は、互いに対向して平行に配置された
一対のサッシュ部内に両端を案内されたガラスを、駆動
手段と連結して張設されたワイヤに2つの取付部材を介
して装着し、ワイヤをガラス昇降方向にそれぞれ位置す
るベルトラインビーム及びアンダービームにそれぞれ取
り付けられた2個のプーリにより各サッシュ部に平行に
張設して上記取付部材でプーリを結ぶ線分に対してサッ
シュ部よりも内側に押圧し、上記取付部材を上記サッシ
ュに向けて付勢することを特徴としている。
【0006】このような構成とすると、取付部材が、2
のつプーリによりサッシュ部と平行に張設されて取付部
材でプーリを結ぶ線分に対してサッシュ部の反対側に押
圧されるワイヤにより、ガラス昇降時にサッシュ部に向
かって付勢されるので、昇降動作に伴うガラス支持部を
中心とするガラスの揺動を抑えられる。また、ワイヤが
サッシュ部と平行に張設されることで、ガラス昇降時の
サッシュ部やガラスとの噛み込みのおそれが低減する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明にかかるウインドレギュレ
ータ装置は、一対のサッシュ部を互いに対向して平行に
配置し、駆動手段と連結して張設されたワイヤに取付部
材を介してガラスを装着してサッシュ部でガラスの両端
を案内する。そして取付部材をサッシュ部に摺動可能に
設けて、2個のプーリでサッシュに平行に張設されて取
付部材でサッシュ部と対向する側に押圧されたワイヤ
で、取付部材をサッシュ部に向けて付勢するようにす
る。このようにすると、取付部材にサッシュ部に向かっ
て付勢力が作用してサッシュ部に対する取付部材の位置
や当接状態が安定し、サッシュ部に案内されたガラスの
両端とサッシュ部との平行度が保持される。サッシュ部
内にガラスランチャンネルが挿入されている場合には、
同チャンネルとガラス両端との隙間が一定となる。
【0008】ワイヤに設けた取付部材でガラスの両下端
を支持すると、ガラス支持部の間隔が広くとれるので、
昇降動作に伴うガラス支持部を中心としたガラスの揺動
を抑えられる。このようにすると、ガラスの昇降を静粛
で耐久性が良く確実でスムーズに行なえる。
【0009】
【実施例】図1に符号1で示すウインドレギュレータ装
置は、サッシュフレーム2に、ガラス3及びガラス3を
昇降させるレギュレータ機構4を一体化して構成される
もので、図2に示すドアフレーム5に装着される。
【0010】ドアフレーム5は、矢印F,Rで示す車両
の前後方向に配置されたヒンジパネル7とラッチパネル
8とに、サイドインパクトバー9,10の両端を固定
し、ヒンジパネル7とラッチパネル8の上部にベルトラ
インアウタリンフォース11を横架溶接して構成されて
いる。サイドインパクトバー9,10の一端9a,10
aには、開閉ヒンジ6が締結されていて、図示しない車
両に対して軸線Oを中心に開閉自在となっている。ヒン
ジパネル7とラッチパネル8の後面7a,8aの上部に
は、U字溝13,14がそれぞれ下方に向かって形成さ
れている。サイドインパトクバー9,10の上面9b,
10bには、L字状のブラケット15,16が固定され
ている。
【0011】サッシュフレーム2は、図1に示すよう
に、互いに対向して平行に配置された一対のサッシュ部
となるサイドサッシュ2A,2Bにアッパサッシュ2C
が連続して形成され、横桟となる板金製のベルトライン
ビーム25とアンダビーム26とをサイドサッシュ2
A,2Bに横架して構成されている。ベルトラインビー
ム25はサイドサッシュ2A,2Bの略中央に、アンダ
ビーム26はサイドサッシュ2A,2Bの開口端部に配
置されてそれぞれに溶接固定されている。サッシュフレ
ーム2には、サイドサッシュ2A,2Bとベルトライン
ビーム25及びアンダビーム26で囲われた空間Xが形
成される。
【0012】サイドサッシュ2Aよりも前方側に突出し
たベルトラインビーム25の前端25aには、U字溝1
3に落とし込まれて支持されるピン28が突設されてい
る。前端25aの側部には、サイドミラーブラケット2
7が固定される。サイドサッシュ2Bよりも後方に位置
するベルトラインビーム25の後端25bには、後方側
に突出するピン29が固定されている。ピン29は、ピ
ン28と同一中心線上に配置されてU字溝14に落とし
込まれて支持され、ピン28と相まってウインドレギュ
レータ装置1の揺動軸となる。
【0013】サイドサッシュ2Aの前面とサイドサッシ
ュ2Bの後面には、コ字状のアーム部19,20と取付
けブラケット30,31がそれぞれ溶接されている。ア
ーム部19,20は図示しないボルトとナットでブラケ
ット15,16に固定され、取付けブラケット30,3
1はラッチパネル8の後面8aと当接して外側からビス
32が締め込まれて、ウインドレギュレータ装置1をド
アフレーム5に固定する。
【0014】サイドサッシュ2A,2Bより内側に位置
するベルトラインビーム25及びアンダビーム26に
は、図1に示すレギュレータ機構4の構成部材である複
数のプーリ40,41,42,43とワイヤ44の駆動
手段となる巻取り装置45が取り付けられる。
【0015】プーリ40,41は、図3にも示すよう
に、内プーリ40A,41Aと外プーリ40B,41B
から構成されたダブルプーリで、サイドサッシュ2A,
2B近傍のベルトラインビーム25の両端25c,25
dに回転自在に支持される。プーリ42は、サイドサッ
シュ2A近傍のアンダビーム26の一端26aに回転自
在に支持される。プーリ43はブラケット46を介して
アンダビーム26の他端26bに取り付けられる。従っ
て、これらプーリは、空間X内の四隅に配置されること
になる。
【0016】ワイヤ44は、プーリ40B、41B、4
3、41A、40A,42の順で巻き掛けられている。
プーリ40とプーリ42及びプーリ41とプーリ43
は、それぞれプーリ40Bとプーリ42及びプーリ41
Bとプーリ43に掛け渡されたワイヤ44a,44cを
サイドサッシュ2A,2Bと略平行とすると共に、プー
リ41Aとプーリ43に巻きかけられたワイヤ44cも
含めてサイドサッシュ2A,2Bの外側になるように配
置する。
【0017】巻取り装置45は、図1に示すように、巻
取部45Aとその回転駆動源なる駆動モータ45Bとか
らなる。巻取部45Aは、ワイヤ44の両端44A,4
4Bを内部に設けたリールに係止していて、一端44A
側が巻き取られると他端側44Bを送り出し、他端側4
4Bが巻き取られると一端44A側を送り出すようにな
っている(図3参照)。駆動モータ45Bには、正逆回
転可能なモータが用いられ、図示しない操作スイッチに
よってその駆動を制御する。
【0018】ブラケット46は板金製で、図4に示すよ
うに、その基端46aを軸47でアンダビーム26の他
端26bに回動自在に支持される。ブラケット46の他
端46cには、アンダビーム26に形成したバネ掛け部
49に一端50aが係止される引っ張りバネ50の他端
50bが係止されていて、ブラケット46を矢印Bで示
すガラス3の下降方向に付勢している。プーリ43は、
このブラケット46の中央部46bにスペーサ48を介
してねじ軸51とナット52で回転自在に支持される。
プーリ43の上方に位置するブラケット46には、アン
ダビーム26の上面26cと略平行となる屈曲部46d
が形成されている。屈曲部46dには、上面26cに穿
設した孔59から突出するボルト54の先端54aが当
接するようになっている。
【0019】孔59の上部には、ボルト54と螺合する
ナット53が固定され、ボルト54を締込み方向に回す
とブラケット46を下方に移動させてプーリ43とプー
リ41との距離を開き、ワイヤ44への張力を与えると
共にその調整を可能としている。また、アンダビーム2
6の上面26cには、図1に示すようにプーリ42,4
3に巻きかけられたワイヤ44とアンダビーム26との
干渉を無くすために、開口部26d,26eが形成され
ている。図4において符号57はワッシャ、符号58は
スナップリングをそれぞれ示す。ワイヤ44cには、後
述する取付部材としてのワイヤホルダ60,61がそれ
ぞれ設けらている。
【0020】ガラス3は、ベルトラインビーム25とサ
イドサッシュ2A,2B及びアッパサッシュ2Cで形成
されたサッシュ形状と略同一の形状で、サッシュフレー
ム2よりも幾分小さく形成されている。ガラス3の両端
3A,3Bは、図5に示すように、サイドサッシュ2
A,2B内に挿入してガイドされるようになっている。
サイドサッシュ2A,2Bには、断面略コの字状のガラ
スランチャンネル70が嵌挿されている。このガラスラ
ンチャンネル70は、アッパサッシュ2C内部にも連続
して嵌挿される。サイドサッシュ2A,2B内のガラス
ランチャンネル70の内底部70a,70bとガラス3
の外周縁3A1,3B1との間には、図6にも示すよう
に隙間aが形成されている。
【0021】ガラス3の下部両端3a,3bには、図
1、図5にも示すようにガラスホルダ62,63が装着
され、上述したワイヤホルダ60,61にそれぞれに取
付けられる。ガラスホルダ62,63は、図5,図6,
図7に示すように、その上部にガラス下部両端3a,3
bを挿入する溝部62a,63aが形成された断面略Y
字状をなしている。溝部62a,63aには、ガラス下
部両端3a,3bとの間に薄いゴムシート64,65が
両側に存在するように介装される。このゴムシート6
4,65は、ガラス3と溝部62a,63aとを嵌入状
態とすると共にガラス3の振動等を低減防止する作用を
持つ。ガラスホルダ62,63の下端62b,63b
は、ワイヤホルダ60,61側に向かって突出してい
て、ガラス3とワイヤホルダ60,61とが干渉しない
ようになっている。下端62b,63bには、調整手段
となる長孔62cが矢印A,Bで示すガラス昇降方向に
向かって延出形成されており、ワイヤホルダ60,61
とのガラス昇降方向における相対位置を調整できるよう
になっている。なお、図6,図7は、ガラスホルダ62
側だけを示す。
【0022】ワイヤホルダ60,61は、図5に示すよ
うにベルクランク状に形成されていて、その一端60
a,61aに孔66A,66Bがそれぞれ穿設されてい
る。これら孔66A,66Bには、長孔62c,63c
まで延びるボルト67A,67Bがそれぞれ挿通され、
ガラスホルダ62,63側からナット68A,68Bを
それぞれ螺合させることでガラスホルダ62とワイヤホ
ルダ60及びガラスホルダ63とワイヤホルダ61とを
固定している。ワイヤホルダ60,61の他端60c,
61cはL字型となっていて、サイドサッシュ2A,2
Bの外面2Aa,2Ab及び外面2Ba,2Bbに、そ
の内面71a,71b及び内面72a,72bをそれぞ
れ当接するようになっている。
【0023】ワイヤホルダ60,61の中央部60b,
61bには、縦溝69A,69Bが設けられている。縦
溝69A,69Bは、図7に示すように矢印A,Bで示
すガラス昇降方向に延出して形成されている。縦溝69
A,69Bには、ワイヤ44a,44bに固定したワイ
ヤエンドG1,G2が挿嵌され、これにより各ワイヤ4
4a,44b上にワイヤホルダ60,61が固定され
る。
【0024】この縦溝69A,69Bは、図6に一点鎖
線で示すように上下に配置されるプーリ40及びプーリ
42によりサイドサッシュ2A,2Bに平行に張力が与
えられるように装着されたワイヤ44a,44bの位置
よりも空間X側、つまり、サイドサッシュ2A,2Bか
ら内側に離れた位置に形成されていて、ワイヤ44a,
44b上に固定したときにワイヤホルダの内面71a,
72bを図5に示すように、サイドサッシュの外面2A
a,2Ba向かって付勢するようになっている。
【0025】このような構成のウインドレギュレータ装
置1では、レギュレータ機構4のプーリ40,41をサ
ッシュフレーム2のベルトラインビーム25の両端25
c,25dに、プーリ42,43をアンダービーム26
の両端26a,26bに回転自在に組み付けると共に、
巻取り装置45をベルトラインビーム25の一端25c
側に装着する。プーリ43は、ブラケット46に支持
し、このブラケット46をアンダビーム26の端部26
bに軸47で回動自在に支持する。これら各プーリに両
端が巻取部45Aに係止されたワイヤ44を図3示すよ
うに巻きかける。そしてブラケット46とアンダビーム
26と係止すると共に、図8に示すようにボルト54を
ナット53に締め込んでプーリ43を下方に移動させ
て、ワイヤ44全体に張力を与えて張る。 このように
各プーリを装着すると、各プーリが空間Xの隅に配置さ
れると共に、サイドサッシュ2A,2Bよりも空間X内
のサッシュ寄りにワイヤ44a,44b,44cが配置
される。
【0026】プーリに張設されて図6に一点鎖線で示す
状態におかれるワイヤ44a,44bにワイヤホルダ6
0,61を平行に固定する。すると、ワイヤ44a,4
4bが空間X内方向に引っ張られた状態でワイヤホルダ
60,61に固定されることになるので、ワイヤホルダ
60,61がサイドサッシュ2A,2Bに向かって付勢
された状態で当接する。
【0027】この結果、ワイヤ44a,44bがサイド
サッシュ2A,2Bからより離されるので、両者の干渉
及びガラス昇降時における噛み込みを防止でき、スムー
ズなガラス3の昇降動作を可能とする。プーリ40,4
1間に掛けられるワイヤ44は、ベルトラインビーム2
5内に配置されるので、空間X内にはレギュレータ機構
4が散在しなくなる。このことは、ドアへの側突時に車
室内へのレギュレータ機構4の移動を極めて少なくして
乗員の保護を確実に行なえて安全性が高まる。また、ガ
ラス3の昇降軌道やワイヤ44の配設部を除く空間X内
全体へ、図示しない衝撃緩衝用のパット部材の配置をも
可能とする。
【0028】次にガラスホルダ62,63を取り付けた
ガラス3を側方あるいは下方からサイドサッシュ2A,
2B内に挿入する。そしてワイヤホルダ60,61とガ
ラスホルダ62,63の両者をボルト67A,67Bと
ナット68A,68Bで一旦締結し、駆動モータ45B
を駆動してガラス3を上死点位置まで移動させてその状
態を保持する。この時、ワイヤホルダ60,61やガラ
スホルダ62,63の組み付け誤差があると、ガラス3
の両端3A,3Bとサイドサッシュ2A,2Bとが平行
にならず、ガラスランチャンネル70の底部70a,7
0bとガラス3の外周縁3A1,3B1とが接触してい
まう。このような場合には、ワイヤホルダ60,61及
びガラスホルダ62,63の双方を固定するボルト67
A,67Bとナット68A,68Bを緩めてワイヤホル
ダ60,61に対してガラスホルダ62,63をガラス
昇降方向に移動させる。そして、ワイヤ44a,44b
ガラス3の外周縁3A1,3B1と底部70a,70b
との隙間aが一定となるように調整した後、ボルトとナ
ットとを強固に締め込んで、ガラス3の傾きを調整す
る。
【0029】この調整によりガラスの両側3A,3Bと
サイドサッシュ2A,2Bとが平行に調整され、ガラス
3の外周縁3A1,3B1と底部70a,70bと間の
隙間aが一定に調整される。ワイヤ44への張力を増大
させたい場合には、図8に示すボルト54を締め込み方
向に回転してプーリ43を下方に下げ、張力を減少させ
たい場合にはボルト54を緩み方向に回転すれば良く、
容易に張力調整を行なえる。
【0030】平行度調整を終えた後は、再び駆動モータ
45Bを駆動してガラス3を昇降させる。この時、ガラ
ス3は下部両端3a,3bを支持され、かつワイヤガイ
ド60,61の内面71a,72aがサイドサッシュ2
A,2Bの外面2Aa,2Baに付勢されているので、
昇降動作時の矢印C方向への揺動が規制される。従っ
て、ガラス3がその平行度を保持されたまま昇降するの
で、ガラス3の外周縁3A1,3B1とガラスランチャ
ンネル70の底部70a,70bとの間隔aが一定に保
持される。よって、両者の接触がなくなり摺動抵抗や摺
接音及びガラスランチャンネル70の摩耗を防止でき
る。
【0031】ガラスホルダ62,63とワイヤホルダ6
0,61とが着脱可能であるので、レギュレータ機構4
とガラス3のドアサッシュフレーム2への組付けを個別
に行なえてガラス3の組付性も良い。
【0032】また、駆動モータ45Bが過回転したり、
ワイヤ44に何らかの過負荷がかかると、ワイヤ44が
一時的に延びてしまって弛んでしまう場合がある。この
ような状態となると、図9に示すように、プーリ43を
支持するブラケット46が引っ張りバネ50により実線
位置から2点鎖線で示す下方に向かって引っ張られる。
よって、プーリ43の位置が変位してワイヤ44の弛み
が効率良く吸収され、ワイヤ44bの弛みによる噛み込
みや、プーリからの外れによる昇降不良を防止できる。
【0033】本実施例でのワイヤホルダ60,61の他
端60b,61bは、断面L字型に形成されて、それぞ
れサイドサッシュ2A,2Bの外面2Aa,2Ab及び
外面2Ba,2Bbに当接するようになっているが、図
10,図11に示す変形例のようにしても良い。なお、
図10,図11で示すガラスホルダ610,611は、
サイドサッシュ2Bと対向する側を示し、他端610
b,611bの構成以外をワイヤホルダ61と同一構成
としている。従って、他端610b,611b側以外の
構成には、ワイヤホルダ61と同一符号を付し、詳細な
説明は省略する。
【0034】図10に示すワイヤホルダ610の他端6
10bには、サイドサッシュ2Bの外面2Baに向かっ
て開口する凹部612がサッシュ延出方向に向かって形
成されている。この凹部612には、サイドサッシュの
外面2Baにサッシュ延出方向に延出して設けられた凸
部613が遊嵌するようになっている。ワイヤホルダ6
10は、ワイヤ44bでサイドサッシュ2Bに向かって
付勢されており、凹部612の底部612aを対向する
凸部の面613aに圧接している。
【0035】このように、ワイヤホルダ610の他端6
10bに凹部612を設け凸部613に遊嵌させるよう
にしても、ガラス3の外周縁3A1,3B1とガラスラ
ンチャンネル70の底部70a,70bとの間隔aが一
定に保持される。従って、両者の接触がなくなり摺動抵
抗や摺接音及びガラスランチャンネル70の摩耗を防止
できる。なお、凹部の底部612aと凸部の面613a
とは、面接触となるので、適宜潤滑剤を凹部612内に
塗布したり、あるいは、潤滑剤を含浸させた板材や潤滑
性を有する材料を両者の間に介装すると、摺動抵抗や摺
接音、あるいは両部の摩耗を低減できる。
【0036】図11に示すワイヤホルダ611の他端6
11bには、サイドサッシュ2Bの外面2Baに向かっ
て開口する凹部614がサッシュ延出方向に向かって形
成されている。この凹部614内には、サイドサッシュ
の外面2Baにサッシュ延出方向に延出して設けられた
溝部615に遊嵌されるローラ616が、軸617で回
転自在に支持されている。ワイヤホルダ611は、ワイ
ヤ44bによりサイドサッシュ2Bに向かって付勢され
ており、ローラ616の外周を溝部615の底部615
aに圧接させている。ローラ616は、サッシュ延出方
向に複数間隔を空けて配置されている。
【0037】このように、ワイヤホルダ611の他端6
11bにローラ616を設け、サイドサッシュに形成し
た溝部615に遊嵌させるようにしても、ガラス3の外
周縁3A1,3B1とガラスランチャンネル70の底部
70a,70bとの間隔aが一定に保持される。従っ
て、両者の接触がなくなり摺動抵抗や摺接音及びガラス
ランチャンネル70の摩耗を防止できる。
【0038】上述した各変形例は、サイドサッシュ2B
に対応するワイヤホルダ610,611を用いて説明し
たが、サイドサッシュ2Aに対応するワイヤホルダに適
用しても無論構わない。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス昇降時に発生す
るガラスとガラスホルダとの支持部を中心する揺動
が、サッシュ部と平行に外側に配置したワイヤの張力に
よってサッシュ部に向かって付勢された2つの取付部材
によって抑えられるため、ガラスとサッシュ部との平行
度やガラスランチャンネルとの隙間を一定に保持でき、
静粛で耐久性が良く確実でスムーズなガラスの昇降を行
なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すウインドレギュレータ
装置の分解斜視図である。
【図2】ウインドレギュレータ装置が装着されるドアフ
レームの構成を示す斜視図である。
【図3】プーリの構成及びワイヤの配置状態を示す斜視
図である。
【図4】張力付与手段の一例を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の要部である取付部材とガラス及びワイ
ヤの取付け構成を示す一部破断平面断面図である。
【図6】取付部材とワイヤの配置及びその作用を示す正
面図である。
【図7】取付部材とガラスホルダの構成を示す分解斜視
図である。
【図8】張力付与手段による張力調整動作を示す拡大断
面図である。
【図9】張力付与手段によるワイヤの延び取り動作を示
す拡大図である。
【図10】取付部材の変形例を示す拡大図である。
【図11】取付部材の別の変形例を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 ウインドレギュレータ装置 2 サッシュフレーム 2A,2B サッシュ部 3 ガラス 3a,3b ガラス両下端 40,42 2個のプーリ 41,43 2個のプーリ 44 ワイヤ 45 駆動手段 56 張力付与手段 60,61,610,611 取付部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 11/38 B60J 1/17

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その内部に互いに対向して平行に配置され
    た一対のサッシュ部内にその両端が案内され駆動手段と
    連結して張設されたワイヤに2つの取付部材を介して装
    着されるガラスを昇降するウインドレギュレータ装置で
    あって、 上記ワイヤはガラス昇降方向にそれぞれ位置するベルト
    ラインビーム及びアンダービームにそれぞれ取り付けら
    れた2個のプーリにより各サッシュ部にそれぞれ平行に
    張設されると共に、各取付部材により上記プーリを結ぶ
    線分に対し上記サッシュ部よりも内側に押圧され、各取
    付部材を上記サッシュ部に向けて付勢するウインドレギ
    ュレータ装置。
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