JPH054538Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH054538Y2
JPH054538Y2 JP11318986U JP11318986U JPH054538Y2 JP H054538 Y2 JPH054538 Y2 JP H054538Y2 JP 11318986 U JP11318986 U JP 11318986U JP 11318986 U JP11318986 U JP 11318986U JP H054538 Y2 JPH054538 Y2 JP H054538Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
pulley
wire
frame
smoke exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11318986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6319682U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11318986U priority Critical patent/JPH054538Y2/ja
Publication of JPS6319682U publication Critical patent/JPS6319682U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH054538Y2 publication Critical patent/JPH054538Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ワイヤの引張、弛緩により動滑車の
原理を利用して排煙窓を開閉させる所謂ワイヤ操
作式の排煙窓を開閉装置に於いて、窓滑車、窓枠
滑車、操作用ワイヤを閉窓時に窓の開放端端面と
窓枠の水平、垂直枠材内面との間で形成される空
間部に収納するようにした排煙窓の開閉装置に関
するものである。
従来この種の装置として例えば「排煙用高窓の
開閉装置」(特公昭58−21077号公報)なるものが
あるが、これは窓側の滑車が窓の開放端端面に水
平に固定して取付けられていたため、開窓時窓の
開放角度が大きくなるにつれて、ワイヤの引張方
向と滑車のプーリーの溝の方向のずれが生じ、窓
が全開放する迄にワイヤが滑車のプーリーの溝か
ら外れる所謂脱輪事故が起きる虞れがあり、これ
を防止するため該滑車に隣接する窓縁部にワイヤ
の引張方向を滑車のプーリーの溝方向に変更させ
るワイヤ案内部材を固定していた。
然し乍ら、この案内部材の固定位置は滑車より
僅かでも離れた位置でなければならないので、窓
の開放端端面の巾が滑車の最小の巾つまりワイヤ
が滑車のプーリーの溝に沿うて屈曲しても劣化し
ない最小限度の巾よりも狭い場合には適用できな
い欠点を有していた。
然るに、本考案は上記欠点を除去解決するため
に、上記窓側の滑車を上下揺動自在に枢着し、か
つワイヤ案内部材を閉窓の際には邪魔にならない
ように窓側の滑車方向に後退させ、開窓時には滑
車から離れた位置に突出させるようにして窓の開
放端端面の巾が滑車の直径より狭い場合であつて
もワイヤが滑車のプーリーの溝から外れることな
くかつワイヤが窓の端縁と擦れることなく円滑に
窓を開閉することができるようにした排煙窓の開
閉装置を提供するもので、以下図示する実施例に
ついて本案装置の具体的構成を説明する。
即ち、1は窓枠2に下端が適宜蝶着され、(図
示せず)、ガススプリング等により常時外方の開
放方向に付勢される上部開放型の従来公知の排煙
窓で、その開放端の水平片11にはこれに固着さ
れる取付板3aを介して窓滑車3が上下揺動自在
に枢着され、窓枠2の上部水平枠材21にはこれ
に固着される取付板4aを介して窓滑車4,4が
上下揺動自在に枢着されている。両滑車3,4は
それぞれケース31,41、プーリー32,42及び
これをケースに枢支する軸33,43より構成さ
れ、両滑車のプーリー42,32,42間に開閉操
作用のワイヤ5がこの順で掛け渡され、この排煙
窓が一つではなく複数つまり連窓の場合にはこの
ワイヤ5が順次隣接する窓及び窓枠に設けられた
滑車のプーリーに掛け渡され、終端の窓に於いて
ワイヤの一端が適宜固定され、他端は引手、巻取
装置等のワイヤ引張装置(図示せず)に連結され
ている。また、窓滑車3は閉窓時に於いて枠滑車
4,4間に収納されるように位置決めして取付け
られている。6は前記窓滑車3の取付板3aを基
台とし、この左右端のの起立片3′a,3′aに案
内され、かつこの基台3a上に植設されたピン
3″a,3″aに長孔6a,6aが案内されて前後
摺動するスライド板61と、このスライド板61
左右端の起立片6′1,6′1の前方と前方中央部の
起立片6″1の間に枢支された長尺のローラ62
2及びこのスライド板61を常時前方つまり窓滑
車3から離れる方向に付勢するスプリング63
から構成されるワイヤの案内部材である。
次に、本考案の上記構成に従い、図示する実施
例について本案装置の具体的用法並びに作用、効
果を説明する。
即ち、第1図の閉窓状態に於いてワイヤ引張装
置のワイヤ係止機構を非常ボタン、煙感知器等の
作動に連動して解除し、ワイヤ5の繰り出しを可
能とすると窓1は開放方向への付勢力によりワイ
ヤ5を引張装置から引き出し乍ら第1図二点鎖線
の如く開放していく。このとき、窓滑車3並びに
枠滑車4はワイヤ5がプーリー42,32,42
溝から外れることがないように揺動して傾くが、
ある角度以上窓が開放すると、窓滑車3は窓の端
部に当接してこれ以上傾かないので、プーリー3
の溝とワイヤ5の方向にずれが生じてワイヤ5
がプーリー32から外れることになるが、閉窓時
窓枠2の上部垂直枠材22にローラ62,62が当
接して後退していた案内部材6が窓1の開放と同
時にスプリング63の復元力により第1図の2点
鎖線図に於て右方向へ摺動し、ローラ62,62
窓滑車3の前方位置に突出しているから、ワイヤ
5はこのローラ62,62に案内されてプーリー3
の溝方向に曲げられ、プーリー32の溝から外れ
ることなく円滑にワイヤ5は繰り出され、窓1は
全開放する。開放後、引張装置を駆動し、ワイヤ
5を巻取るか引張するかすると窓1はワイヤ5の
引張力により窓枠側に引き寄せられ、閉鎖するが
完全閉鎖する際突出していた案内部材6のローラ
2,62は第2図の如く、上部垂直枠材22に当
接して後退し、窓の完全閉鎖に何等支障がないよ
うになる。
爾後、排煙窓の開閉毎に上記操作及び作動を反
覆するものである。
尚、上記案内部材6は窓の開放途中に於いては
傾動した窓滑車3のケース31の下部端縁がロー
ラ62,62を軸支する起立片6″1に当接し、後退
を阻止している。
以上述べた如く、本考案に係る排煙窓の開閉装
置によれば、窓の開放端端面にワイヤの窓滑車か
らり脱輪及び窓の端縁との擦れを防止する案内部
材をスプリングを介して前後に揺動自在に装着
し、閉窓時には窓の開放端端面と窓枠の水平垂直
枠材内面とで形成される空間部への収納に支障が
ないように後退させておき、開窓時に窓滑車より
も離れた位置に突出させるようにしたものである
から、窓の開放端端面の巾が窓滑車の巾より狭い
排煙窓にあつても窓滑車のプーリーの径を小さく
することなくワイヤが窓滑車から脱輪したり、窓
の端縁でワイヤが擦れて摩耗しないように案内す
ることができるようになつたもので、従来公知の
装置のように窓の開放端端面の巾が窓滑車の巾よ
りも広くなければ実施できないという欠点を解消
するに至つたものである。
尚、本実施例にあつては案内部材6のワイヤ5
が擦れる部分をローラ62,62としたが、ローラ
でなくても摩擦抵抗が小さくワイヤに摩耗を生じ
させない部材ならばどのようなものでもよいもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示するもので、第
1図は本案装置を具備した排煙窓の閉鎖時に於け
る縦断側面図、第2図は同閉鎖直前に於ける要部
縦断側面図、第3図aは同装置に使用される取付
板に取着された窓滑車と案内部材の側面図、同図
bは同平面図、同図cは同正面図、第4図aは同
装置に使用される取付板に取着された枠滑車の側
面図、同図bは同底面図、同図cは同正面図であ
る。 1……排煙窓、2……窓枠、3……窓滑車、4
……枠滑車、5……ワイヤ、6……案内部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一部が窓枠に回動自在に枢着され、ガススプリ
    ング等により常時開放方向に付勢された排煙窓の
    開放端端面と、同窓の解放端を収納する窓枠の内
    面にそれぞれ窓滑車、枠滑車を揺動自在に枢着
    し、両滑車のプーリー間に掛け渡されたワイヤを
    引張することにより窓を閉鎖、緩めることにより
    開放させるようにした排煙窓の開閉装置に於い
    て、前記窓の開放端端面にワイヤの窓滑車からの
    脱輪及び窓の端縁の擦れを防止する案内部材をス
    プリングを介して前後に摺動自在に装着して成る
    排煙窓の開閉装置。
JP11318986U 1986-07-22 1986-07-22 Expired - Lifetime JPH054538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11318986U JPH054538Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11318986U JPH054538Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6319682U JPS6319682U (ja) 1988-02-09
JPH054538Y2 true JPH054538Y2 (ja) 1993-02-04

Family

ID=30994750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11318986U Expired - Lifetime JPH054538Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH054538Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2575206Y2 (ja) * 1991-09-13 1998-06-25 中央発條株式会社 窓の開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6319682U (ja) 1988-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH054538Y2 (ja)
JP2842513B2 (ja) エレベータドア装置
JP2903281B2 (ja) 全開放型ドア
JP2832872B2 (ja) 全開放型ドア
JP3920996B2 (ja) エレベーターの可動式ドア係合装置
JP3143667B2 (ja) 戸 車
JP3312643B2 (ja) ウインドレギュレータ装置
JPH10250962A (ja) エレベータ用敷居隙間閉塞装置
JP2642276B2 (ja) 開閉障子におけるベルトの張力調整装置
JP2571908Y2 (ja) 両側引分け式引戸の施錠装置
JP3198963B2 (ja) 上下開閉式扉のストッパー装置
JPS6229581Y2 (ja)
JPH0326219Y2 (ja)
JPS5814457Y2 (ja) カセットテ−プレコ−ダにおけるカセットホルダ開閉機構
JP2621043B2 (ja) 車両のサイドウインド
JP2567432Y2 (ja) 戸車装置
JPH082369Y2 (ja) 揺動開閉窓の閉窓ロツク装置
JPH084551Y2 (ja) 扉の挟み込み防止装置
JPS6210386Y2 (ja)
JPH11336408A (ja) 引戸のストッパー装置
US4185738A (en) Guiding device for endless apron
JPH06288169A (ja) 天井収納梯子
JPS6213654Y2 (ja)
KR950006492Y1 (ko) 카세트 트레이 개폐시의 위치 검출장치
JP2913533B2 (ja) 四節リンクの目隠し装置