JPH0684767U - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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JPH0684767U
JPH0684767U JP2309493U JP2309493U JPH0684767U JP H0684767 U JPH0684767 U JP H0684767U JP 2309493 U JP2309493 U JP 2309493U JP 2309493 U JP2309493 U JP 2309493U JP H0684767 U JPH0684767 U JP H0684767U
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motor
external
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敏夫 田中
道雄 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板に設けられたコネクタとこのコネクタに
相対する外部コネクタとを連結した場合に、簡単に外れ
ることがなくて、十分な抜け強度を確保することができ
る小型モータを提供することを目的とする。 【構成】 基板115に設けられたコネクタ16と、こ
のコネクタ16に相対する外部コネクタ17とを連結す
ると、カバー19の係止突起198が、上記外部コネク
タ17の基端面に係合することにより、外部コネクタ1
7が基板115に設けられたコネクタ16から外れにく
くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、エアコンディショナーの空気吹き出し口に設けられた風向 板を回転させるための小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の小型モータにおいては、モータ本体のボビンに巻かれている巻 線と外部電源とを接続するために、図9に示すように、モータ本体1から引き出 された端子2を接続した基板3に、コネクタ4付きのリード線5を半田付けによ って接続したものや、図10に示すように、上記端子2に、直接、コネクタ4付 きのリード線5を半田付けしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のようにリード線5を小型モータ側に接続した構造に あっては、一旦接続したリード線の長さは変更がきかないために、利用者の要望 に沿って、各種の長さのリード線5を接続した小型モータを用意しておかなけれ ばならないという問題があると共に、当該小型モータを取り扱う際にリード線が 邪魔になり易く、リード線に誤って無理な力がかかる等のおそれがあった。また 、上記問題を解決するために、図11に示すように、基板3にコネクタ6を立設 して、このコネクタ6に、両端にコネクタ4を接続したリード線5を着脱自在に 連結するものが考えられるが、この場合には、立設しているコネクタ6とモータ 本体1の中心との距離Lが大きくなるため、全体としての小型モータが占めるス ペースが増大するという問題があると共に、図11に示す基板3は、端子2とコ ネクタ6の突き出す方向が逆になるために、スルーホールを有する両面基板を使 用する必要があり、製造費が嵩むという問題がある。
【0004】 そこで、本出願人は、上記問題を解決するために、モータ本体と、このモータ 本体を収納する容器と、この容器に形成された開口部において上記モータ本体か ら引き出された端子に接続された基板とを具備した小型モータであって、上記基 板に、上記端子と接続されるコネクタが、相対する外部コネクタとの連結口を上 記モータ本体の回転軸に沿った方向に向けて、あるいはこの回転軸に対して鋭角 に傾斜して設けられた小型モータを提案した(実願平4−13636号、実願平 4−82596号等参照)。
【0005】 ところで、上記各コネクタ方式の小型モータにあっては、一般に、基板に設け られたコネクタに係止孔が形成され、かつこのコネクタに相対する外部コネクタ に、上記係止孔に係合する突起が形成され、上記コネクタ内に外部コネクタを装 着した場合に、上記係止孔に突起が引掛かって外部コネクタが抜けないように構 成されたものが知られているが、この突起はあまり大きくないため、抜け強度の 点でそれほど期待できないという問題がある。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、基板 に設けられたコネクタとこのコネクタに相対する外部コネクタとを連結した場合 に、簡単に外れることがなくて、十分な抜け強度を確保することができる小型モ ータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、モータ本体と、このモータ本体を収納 する容器と、この容器に形成された開口部において上記モータ本体から引き出さ れた端子に接続された基板とを具備した小型モータであって、上記基板に、上記 端子と接続されるコネクタが設けられ、上記開口部に、上記コネクタの外表面及 び基板を覆うカバーが設けられ、かつこのカバーあるいは上記コネクタに、相対 する外部コネクタの基端面に係合する係止突起が設けられたものである。
【0008】
【作用】
本考案の小型モータにあっては、基板に設けられたコネクタと、このコネクタ に相対する外部コネクタとを連結すると、カバーあるいは基板に設けられたコネ クタの係止突起が、上記外部コネクタの基端面に係合することにより、外部コネ クタが基板に設けられたコネクタから外れにくくなる。
【0009】
【実施例】
以下、図1ないし図8に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0010】 これらの図において符号10は、有底円筒状のカップ100とこのカップ10 0を閉塞する取付板101とからなる容器であり、この容器10の内部にはモー タ本体11のロータ(図示せず)が回転自在に設けられている。このロータの外 周にはステータ110が設けられており、上記ロータの回転軸には減速歯車群1 2が連結されている。そして、上記容器10の取付板101の両端にはU字状の 耳部102が形成されており、これらの耳部102に挿し込まれた取付ネジ13 が、エアコンディショナーの取付突起14にねじ込まれて固定されている(図5 参照)。また、上記減速歯車群12の、上記取付板101から突出した出力軸1 20が、カップリング15を介して、エアコンディショナーの風向板に連結され ている。さらに、上記ステータ110は、多数の磁極となる歯を有する複数のヨ ーク111と、底部に磁極となる歯を形成した上記カップ100と、一対のボビ ン112a,112bとから構成されており、各ボビン112a,112bには それぞれコイル巻線113が巻回され、そこから引き出されたコイル巻線113 の末端はそれぞれ所定の端子114に接続されている。そして、これらの各端子 114は、基板115に挿し込まれて基板115の外面側において半田付けされ ており、この基板115は、上記容器10のカップ100の上面に形成されてい る開口部116に露出されている。さらにまた、上記基板115に形成された装 着孔には、上記ボビン112aの装着突起112cが装着されると共に、ボビン 112aの凸部112dに上記基板115が当接させられており、これらのボビ ン112aの装着突起112c及び凸部112dによって基板115が支持され ている。
【0011】 上記基板115には、コネクタ16に挿通された複数のピン160が、基板1 15に垂直に挿し込まれて基板115の外面側において半田付けされている。こ れらのピン160は鈍角に折曲されており、上記コネクタ16の連結口161及 びこのコネクタ16内のピン160は、上記モータ本体11の回転軸に対して鋭 角に(例えば13度程度)傾斜して設けられている。そして、上記コネクタ16 の連結口161には、外部コネクタ17が着脱自在に装着されるようになってお り、この外部コネクタ17に接続されたリード線18の先端は電源(図示せず) へと接続されている。また、上記コネクタ16の裏面には、一対の脚部162が 形成されている。そして、これらの脚部162の切欠面163が上記ボビン11 2aの角部に当接され、あるいは上記コネクタ16の両脚部162間に形成され た凹部164が上記基板115に当接されることにより、上記コネクタ16が上 記ボビン112aあるいは基板115に対して位置決め固定されるようになって いる。さらに、上記コネクタ16の裏面側には、上記両ボビン112a,112 bのフランジ部とこれらの間の一対のヨーク111とからなるヨーク部Yを覆う ように、延出部165が形成されており、この延出部165に形成された一対の U字状の溝部166に、上記ボビン112bに形成された係止突起112eが係 合されるように構成されている。
【0012】 上記基板115とコネクタ16のまわりには、カバー19が設けられている。 このカバー19は、3つの側壁190,191,192と、これらの側壁190 〜192に連なる被覆壁193と、上記各側壁191,192から延出して形成 された延長部194とを主体として構成されている。そして、上記側壁190は 上記取付板101に支持されている。また、上記両側壁191,192には、そ れぞれ、上記ボビン112aの係合部112fに係合する係止部195が形成さ れている。そして、上記被覆壁193の内面は上記コネクタ16に当接されてお り、被覆壁193の内面には、コネクタ16と係合する係止段部196が形成さ れている。さらに、上記被覆壁193には、上記コネクタ16の一対の小孔16 7を露出させる切欠197が形成されており、この切欠197を通して外部から 上記両小孔167を見ることにより、コネクタ16に外部コネクタ17が確実に 装着されたか否かを視認し得るようになっている。そして、この切欠197の中 央部には、先端に係止突起198を有する係止爪199が形成されている。さら にまた、上記延長部194は、上記コネクタ16の延出部165に当接して該延 出部165を被覆する被覆体194aと、この被覆体194aに連なる円弧片1 94bとから構成されている。そして、上記コネクタ16の延出部165の端面 が、上記カバー19の被覆体194aの内面に形成された係止部194cに係合 されていると共に、上記延長部194の外面に形成されている段差部194dが 、上記カップ100の開口部116に係合されている。なおまた、上記カバー1 9は、その係止部195及び円弧片194bを上記カップ100内に収容し、か つ側壁190〜192及び被覆壁193と被覆体194aをカップ100の開口 部116から露出した状態で容器10(カップ100及び取付板101)に支持 されている。
【0013】 上記のように構成された小型モータにあっては、まず、図5に示すように、カ バー19を上側にした状態において、上記容器10の取付板101の両端に形成 された耳部102に挿し込んだ取付ネジ13を、エアコンディショナーの取付突 起14にねじ込んで固定すると共に、基板115に取り付けられたコネクタ16 の連結口161に外部コネクタ17を挿し込んで、両者を連結する。この際、図 1に示すように、外部コネクタ17が、コネクタ16を基板115側に向かって 押圧するが、コネクタ16が被覆壁193の内面の係止段部196を介してカバ ー19に支持され、かつこのカバー19が上記取付板101に支持されているた めに、コネクタ16に加わる力が基板115にかかることがなく、従って、基板 115及び端子114に大きな負担が加わることがない。そして、外部コネクタ 17の基端面に、上記被覆壁193の切欠197の中央部に形成された係止爪1 99の先端の係止突起198が係合して、両者は強固に連結されて簡単に外れる ことがない。また、上記外部コネクタ17の基端面とカバー19の係止突起19 8が互いに係合することにより、上記コネクタ16に外部コネクタ17が確実に 装着されたことを円滑に確認することができ、両コネクタ16,17間の接触不 良を確実に防止することができる。このようにして、コネクタ16に外部コネク タ17が装着されると、上記カバー19によって、上記容器10のカップ100 の開口部116に露出している基板115及びコネクタ16が被覆されるから、 結露によって上方から(図1において左方から)滴下する水滴やエアコンディシ ョナー組立時に誤って加わる外力に対して確実にカバー19の内部の基板115 及び端子114等を保護することができる。さらに、外部コネクタ17をコネク タ16に装着した状態で、リード線18をモータ本体11の外方に(図1におい て左方に)引っ張るような力が加わる場合には、コネクタ16がカバー19の被 覆壁193の内面に当接されていると共に、コネクタ16の延出部165が延長 部194の内面に当接されているから、上記コネクタ16がカバー19によって 支持され、かつこのカバー19がカップ100に支持されることにより、コネク タ16がずれ動くことがなく、基板115及び端子114に悪影響を及ぼすこと がない。さらにまた、上記コネクタ16から外部コネクタ17を外す必要が生じ た場合にも、コネクタ16に加わる力を、コネクタ16の延出部165の端面に 係合されているカバー19の被覆体194aの内面の係止部194c及びコネク タ16の溝部166に嵌め合わされているボビン112bの係止突起112eが 受けるから、コネクタ16に加わる力が基板115にかかることがない。
【0014】 このようにして、必要に応じて小型モータ側のコネクタ16に外部コネクタ1 7を連結するようにしたから、小型モータを取り付けた後、所望の長さのリード 線18を有する外部コネクタ17を接続することができる。従って、モータ取付 時にリード線18に無理な力がかかることがないと共に、モータの取付場所に柔 軟に対応できる。また、基板115に取り付ける端子114及びコネクタ16の ピン160が、何れも基板115の外面側において半田付けされているから、基 板115を片面基板にすることができ、安価に製作することができる。さらに、 上記コネクタ16に対して、外部コネクタ17を上記モータ本体11の回転軸に 対して鋭角に傾斜した状態で挿脱するように構成したから、挿脱時の操作性が良 好な上に、コネクタ16とモータ本体11の軸線との距離を小さくすることがで き、モータを小型化することができる。さらにまた、コネクタ16のピン160 を鈍角に形成したから、コネクタ16のピン160を基板115に半田付けする 際に、コネクタ16及びコネクタ16内のピン160をモータ本体11の回転軸 に対して鋭角に傾斜させた状態において、上記ピン160の基板115側を基板 115に対して垂直に装着して容易に半田付けすることができる。この際、コネ クタ16の脚部162の切欠面163がボビン112aの角部に当接され、ある いはコネクタ16の両脚部162間に形成された凹部164が上記基板115に 当接されると共に、コネクタ16の延出部165がボビン112a,112bに 当接されることにより、上記コネクタ16が円滑に位置決めされるから、上記ピ ン160の基板115に対する装着深さが所定値に調整される。
【0015】 なお、本実施例においては、被覆壁193の内面に、コネクタ16と係合する 係止段部196を形成する構成について説明したが、これに限らず、コネクタ1 6と係合する係止段部を側壁191,192の内面に形成してもよい。また、本 実施例においては、コネクタ16の連結口161をモータ本体11の回転軸に対 して鋭角に傾斜した構成について説明したが、これに限らず、コネクタ16の連 結口161をモータ本体11の回転軸に沿った方向に向けた構成でもよい。この 場合には、コネクタ16に外部コネクタ17を着脱する際の操作性が若干悪くな るが、上記実施例のその他の効果を同様に奏することができる。
【0016】 さらに、上記実施例においては、カバー19の被覆壁193に係止突起198 を有する係止爪199を形成した構成により説明したが、これに限らず、図6と 図7に示すように、カバー19の延長部194の外面に係止突起200を形成し てもよく、また、図8に示すように、カバー19の両側壁191,192の、上 記延長部194寄りの内面に、係止突起201をそれぞれ形成してもよい。さら にまた、上記各係止突起198,200,201を適宜組み合わせた構成でもよ いことはいうまでもない。なおまた、上記各実施例のように、カバー19の各部 に形成された係止突起198,200,201の代わりに、コネクタ16を外部 コネクタ17側に延出して、この延出部に係止突起を形成して、外部コネクタ1 7の基端面に、その外方から、あるいはモータ本体11の回転軸に近い側から、 または両側から係合するようにしてもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、モータ本体と、このモータ本体を収納する容 器と、この容器に形成された開口部において上記モータ本体から引き出された端 子に接続された基板とを具備した小型モータであって、上記基板に、上記端子と 接続されるコネクタが設けられ、上記開口部に、上記コネクタの外表面及び基板 を覆うカバーが設けられ、かつこのカバーあるいは上記コネクタに、相対する外 部コネクタの基端面に係合する係止突起が設けられたものであるから、基板に設 けられたコネクタと、このコネクタに相対する外部コネクタとを連結すると、カ バーあるいは基板に設けられたコネクタの係止突起が、上記外部コネクタの基端 面に係合することにより、基板に設けられたコネクタとこのコネクタに相対する 外部コネクタとを連結した場合に、簡単に外れることがなくて、十分な抜け強度 を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1のカバーを除いた状態の平面図である。
【図3】コネクタの一例を示す斜視図である。
【図4】図1に使用するカバーの一例を示す斜視図であ
る。
【図5】モータの取付部を示す斜視図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図7】図6に使用するカバーの一例を示す斜視図であ
る。
【図8】本考案の第3実施例を示す斜視図である。
【図9】従来の基板にリード線を半田付けによって接続
した状態の説明図である。
【図10】従来の端子に直接リード線を半田付けした状
態の説明図である。
【図11】基板に立設されたコネクタに外部コネクタを
連結する状態の説明図である。
【符号の説明】
10 容器 11 モータ本体 16 コネクタ 17 外部コネクタ 19 カバー 114 端子 115 基板 116 開口部 161 連結口 198・200・201 係止突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 日沼 淳一 静岡県裾野市千福46の1 株式会社東富士 製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ本体と、このモータ本体を収納す
    る容器と、この容器に形成された開口部において上記モ
    ータ本体から引き出された端子に接続された基板とを具
    備した小型モータであって、上記基板に、上記端子と接
    続されるコネクタが設けられ、上記開口部に、上記コネ
    クタの外表面及び基板を覆うカバーが設けられ、かつこ
    のカバーあるいは上記コネクタに、相対する外部コネク
    タの基端面に係合する係止突起が設けられたことを特徴
    とする小型モータ。
JP1993023094U 1993-04-30 1993-04-30 小型モータ Expired - Lifetime JP2569274Y2 (ja)

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