JPH0684204B2 - 懸吊式円筒ベルトコンベヤのトロリハンガ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、工場や工場現場等において粉粒体やスラリー
状の運搬物を比較的長い距離搬送する懸吊式円筒コンベ
ヤに用いられる懸吊式円筒ベルトコンベヤのトロリハン
ガに関する。

従来の技術 工場や工事現場等においては粉粒体やスラリー状の原材
料、半製品及び製品等の運搬物を比較的長い距離搬送す
る場合に懸吊式円筒コンベヤが用いられている。

この懸吊式円筒ベルトコンベヤにおいてはベルトに前記
運搬物を載置した後に運搬物がベルトから落下するのを
防止するために、ベルトの両端の耳部をトロリハンガの
クランプ部で把持して前記運搬物をベルトで包み込んで
ベルトから運搬物が落下するのを防止している。

しかし、従来の懸吊式円筒ベルトコンベヤに用いられる
トロリハンガのクランプ部にはバネの付勢力だけでクラ
ンプ部を閉じていたために搬送途中にトロリハンガのク
ランプ部が開いてベルトがトロリハンガから外れ運搬物
が落下する虞れがあった。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、上記不具合を解消すべく開発されたものであ
り、懸吊式円筒ベルトコンベヤに用いられるトロリハン
ガのクランプ部が不用意に開くことを防いで搬送途中に
運搬物が落下することのない懸吊式円筒ベルトコンベヤ
のトロリハンガを提供するものである。

問題点を解決するための手段 本発明に係る懸吊式円筒ベルトコンベヤのトロリハンガ
は、レール（４）に垂下されてレール（４）を走行する
ローラ部（５）と、 フレーム（6a）に垂設した二本の軸（6b），（6b′）
と、該軸に夫々回動自在且つ互いに交差するように軸着
された略Ｊ字状の挟持アーム（6c），（6c′）と、夫々
水平杆（6d），（6d′）及び垂直杆（6e），（6e′）か
ら成り前記軸（6b），（6b′）に夫々回動自在に設けら
れ、且つ前記各水平杆（6d），（6d′）が下方に回動し
た際に夫々前記挟持アーム（6c），（6c′）と当接する
ように形成された作動レバー（6f），（6f′）と、該作
動レバー（6f），（6f′）の各水平杆（6d），（6d′）
を略水平位置で係止するレバーストッパー（6g），（6
g′）と、前記挟持アーム（6c），（6c′）が閉状態に
あって前記水平杆（6d），（6d′）と前記レバーストッ
パー（6g），（6g′）が当接している時に前記垂直杆
（6e），（6e′）の下端と当接するように前記挟持アー
ム（6c），（6c′）に設けられた突子（6h），（6h′）
と、前記挟持アーム（6c），（6c′）を開方向に押圧し
且つ前記各水平杆（6d），（6d′）を上方に押圧するよ
うに設けられたバネ（6i），（6i′）と、前記挟持アー
ム（6c），（6c′）の交差部分にあって一方の挟持アー
ム（6c）に設けられたピン（6j）と、該ピン（6j）と係
合するように他方の挟持アーム（6c′）に設けられた切
欠き（6k）とから成るクランプ部（６）と、 を有して成ることを特徴としている。

作用 以下、本発明の懸吊式円筒ベルトコンベヤのトロリハン
ガの作用について説明する。

先ず、テール側に於いて、投入シュート（12）より運搬
物を投入してベルト（１）に載せる。このベルト（１）
は、ヘッド側に於いてベルト駆動装置（２）によって駆
動されている。

運搬物を載せたベルト（１）は、先に進むに連れてテー
ル側の位置決め機（９）によって平坦状から次第に円筒
状に成って行き、位置決め機（９）を通過する時にはベ
ルト（１）の両耳部が合わせられて完全に円筒状に成
る。この間、ベルト（１）はキャリアローラ（８）に支
えられている。

このようにして完全に円筒状に成ったベルト（１）と、
これに同調してレール（４）上を走行するトロリハンガ
（７）がテール側の着機（10）を通過すると、トロリハ
ンガ（７）のクランプ部（６）は着機（10）によって円
筒状に成ったベルト（１）の両耳部を挟持し、ベルト
（１）はトロリハンガ（７）に円筒状に吊り下げられ
る。この際、ベルト（１）の両耳部は位置決め機（９）
によって一定位置を通過するようになっているので、こ
の耳部をクランプ部（６）は確実に挟持することができ
る。

前記トロリハンガ（７）は一定間隔に連結してレール
（４）上に配置してあるので、一つのトロリハンガ
（７）がベルト（１）の両耳部を挟持すると、ベルト
（１）の駆動力によって他のトロリハンガ（７）も引っ
張られ、ベルト（１）と同調してレール（４）上を循環
することになる。

以上のようにしてトロリハンガ（７）に円筒状に吊り下
げられたベルト（１）が、ヘッド側の脱機（11）に進入
すると、今度はトロリハンガ（７）のクランプ部（６）
が脱機（11）によって開かれ、ベルト（１）を離し、ベ
ルト（１）は次第に平坦状に戻り、排出シュート（13）
より運搬物を排出する。

運搬物を排出したベルト（１）は、ベルト駆動装置
（２）のドライブプーリー（2a），（2a′）に捲き付け
られて駆動力を加えられる。

ベルト駆動装置（２）を通過したベルト（１）は、テン
ションプーリー（14）を通り、ヘッド側のベルト裏返し
装置（３）によって180°捩じられて往路に於いて上を
向いていた面が復路に於いても上を向くようになり、そ
してベルト（１）は復路へと移行する。

ヘッド側のベルト裏返し装置（３）を通過したベルト
（１）は、ヘッド側の位置決め機（９）を通過し、再度
ベルト（１）が平坦状から円筒状になり、そしてヘッド
側の着機（10）を通過してベルト（１）が再度トロリハ
ンガ（７）に円筒状に吊り下げられ、テール側へと進
む。

テール側に戻ったベルト（１）は、テール側の脱機（1
1）を通過し、トロリハンガ（７）から外され、そして
テール側のベルト裏返し装置（３）を通過して180°捩
じられてベルト（１）は復路から往路へと移行し、最初
の投入シュート（12）の位置に戻り、再度投入シュート
（12）より運搬物を投入される。

以上の動作が連続的に繰り返されてテール側からヘッド
側へと運搬物が輸送される。

尚、復路に於いても、ヘッド側から運搬物を投入すれ
ば、これを輸送することが可能である。

次に図示実施例のトロリハンガ（７）のクランプ部
（６）と着機（10）並びに脱機（11）の作用を詳説す
る。

第８図（イ）はトロリハンガ（７）のクランプ部（６）
が着機（10）に進入した状態を示す構成略図であるが、
この時クランプ部（６）の挟持アーム（6c），（6c′）
はバネ（6i），（6i′）の力によって開状態にある。

しかし、着機（10）は、先に行くに従ってその間隔が狭
まるように取り付けてあるので、クランプ部（６）の挟
持アーム（6c），（6c′）は先に進むにつれて着機（1
0）によって閉じられ、第８図（ロ）の状態になる。

第８図（ロ）の状態になる時作動レバー（6f），（6
f′）の各垂直杆（6e），（6e′）はその下端面に於い
て夫々突子（6h），（6h′）と当接するようになる。こ
れによって挟持アーム（6c），（6c′）がバネ（6i），
（6i′）の力によって開状態に戻ろうとしても、挟持ア
ーム（6c），（6c′）に設けられた突子（6h），（6
h′）が夫々垂直杆（6e），（6e′）に係止されるの
で、開状態に戻ることができず、挟持アーム（6c），
（6c′）は閉状態でロックされた状態になる。従って、
クランプ部（６）が着機（10）を通過した後でもクラン
プ部（６）は閉状態でロックされており、過重が下向き
に懸かると挟持アーム（6c），（6c′）は更にベルト
（１）を締め付ける方向に働くので、確実にベルト
（１）の両耳部を挟持する。また、この結果、不用意に
挟持アーム（6c），（6c′）が開状態となってベルト
（１）が外れ、ベルト（１）から運搬物が落下すること
を確実に防止することができる。

次に、クランプ部（６）が進んで脱機（11）に進入する
と、第９図（イ）の状態になる。

脱機（11）は先に行くに従ってレール（４）から離れる
ように下方に傾斜させて取り付けてあるので、クランプ
部（６）が先に進むと、第９図（ロ）の如く、脱機（1
1）によって作動レバー（6f），（6f′）は下方に押圧
され、水平杆（6d），（6d′）と挟持アーム（6c），
（6c′）が当接し、一方、垂直杆（6e），（6e′）と突
子（6h），（6h′）の当接が外れ、挟持アーム（6c），
（6c′）のロック状態が開放される。

そして、更にクランプ部（６）が先に進むと、第９図
（ハ）の如く、挟持アーム（6c），（6c′）は作動レバ
ー（6f），（6f′）を介して脱機（11）によって押圧さ
れて開く。

そしてクランプ部（６）が脱機（11）を通過しても、第
９図（ニ）の如く、挟持アーム（6c），（6c′）は、バ
ネ（6i），（6i′）の力によって再度着機（10）に進入
するまで開状態を保つ。

尚、挟持アーム（6c），（6c′）が開閉する際、ピン
（6j）と切欠き（6k）が係合しているので、挟持アーム
（6c），（6c′）は左右均等に開閉する。

実施例 本発明を図面に示す実施例に基づいて更に詳説する。

第１図乃至第９図（イ），（ロ），（ハ），（ニ）には
本発明の懸吊式円筒ベルトコンベヤのトロリハンガが示
されている。

図中（１）はベルトであり、無端状に設けられている。
本実施のベルト（１）は、ベルト（１）の一方の耳部に
突条（1a）及び溝（1b）を設け、他方の耳部にこの突条
（1a）及び溝（1b）に夫々嵌合する溝（1b′）及び突条
（1a′）を設けてある（第５図参照）。

（２）はベルト駆動装置であり、ベルト（１）を駆動し
て循環させる。本実施例のベルト駆動装置（２）は、二
つの並設したドライブプーリー（2a），（2a′）と、こ
のドライブプーリー（2a），（2a′）をチェーン（2
b），（2b′）を介して駆動する電動機（2c）と、この
電動機（2c）の回転を減速する変速機（2d）とから成
る。

（３）はベルト裏返し装置であり、ベルト（１）が一定
面を上にして循環するように設けられている。本実施例
のヘッド側のベルト裏返し装置（３）は、水平ローラ
（3a）とベルト（１）を挟み込むように垂直に並設した
二本の垂直ローラ（3b），（3b′）と、この垂直ローラ
（3b），（3b′）によって90°捩じられたベルト（１）
を更に90°捩じる水平ローラ（3c）とから成る。また、
テール側のベルト裏返し装置（３）は、水平ローラ（3
d）と、ベルト（１）を90°捩じり且つ往路から復路へ
と導くように垂直に近設した二本の垂直ローラ（3e），
（3e′）と、この垂直ローラ（3e），（3e′）によって
90°捩じられたベルト（１）を更に90°捩じる水平ロー
ラ（3f）とから成る。

（４）はレールであり、ベルト（１）に沿って無端状に
設置されている。本実施例ではJIS規格のＩ型鋼を用い
ているが、この外にＣ型鋼、円筒鋼管等を用いても良
い。このレール（４）の支持方式には、支柱支持方式、
天井吊下げ方式、側壁支持方式等が有る。尚、レール
（４）は、第３図のように上下に配置したり、或は第４
図のように左右に配置したりすることができる。

（７）はトロリハンガであり、レール（４）を走行する
ローラ部（５）の下部にベルト（１）の両耳部を合わせ
て挟持するクランプ部（６）を設けて成り、このトロリ
ハンガ（７）はレール（４）上に一定間隔に連結して配
置される（第１図乃至第４図参照）。本実施例のトロリ
ハンガ（７）のローラ部（５）は断面略Ｕ字状の枠体
（5a）の両垂直面部（5b），（5b′）に夫々ローラ（5
c），（5c′）を、レール（４）の下部フランジ面（4
a），（4a′）上を転動するように設けてあり、この枠
体（5a）の下面に垂杆（5d）を介してクランプ部（６）
を取り付けてある。尚、垂杆（5d）は、連結ロープ（7
a）を固定するようになっている（第６図参照）。

また、本実施例のトロリハンガ（７）のクランプ部
（６）はフレーム（6a）に二本の軸（6b），（6b′）を
設け、この軸（6b），（6b′）に夫々略Ｊ字状の挟持ア
ーム（6c），（6c′）を交差するように回動自在に設
け、この挟持アーム（6c），（6c′）と同軸に夫々略Ｌ
字状の作動レバー（6f），（6f′）を設けてある。この
作動レバー（6f），（6f′）は、夫々水平杆（6d），
（6d′）と垂直杆（6e），（6e′）とから成る。挟持ア
ーム（6c），（6c′）と作動レバー（6f），（6f′）の
間には挟持アーム（6c），（6c′）が常時開方向に戻る
ように夫々バネ（6i），（6i′）を介在してある。ま
た、この作動レバー（6f），（6f′）の各水平杆（6
d），（6d′）が略水平位置で止まるようにフレーム（6
a）にレバーストッパー（6g），（6g′）が夫々設けて
あり、また水平杆（6d），（6d′）は、断面略コ字状に
成っており、水平杆（6d），（6d′）が下方に回動した
時に挟持アーム（6c），（6c′）と当接するようになっ
ている。また、挟持アーム（6c），（6c′）には夫々突
子（6h），（6h′）が設けてあり、この突子（6h），
（6h′）は、挟持アーム（6c），（6c′）が閉状態にあ
り、尚且つ、水平杆（6d），（6d′）に夫々レバースト
ッパー（6g），（6g′）が当接している時に、垂直杆
（6e），（6e′）の下端と当接する位置に設けてある。

また、一方の挟持アーム（6c）にはピン（6j）が設けて
ある。このピン（6j）は挟持アーム（6c），（6c′）の
交差部分にある。また他方の挟持アーム（6c′）には、
ピン（6j）と係合する切欠き（6k）が設けてある（第６
図参照）。

尚、挟持アーム（6c），（6c′）が一定位置より下がら
ないように、フレーム（6a）にアームストッパー（6m）
を設けると良い。また、挟持アーム（6c），（6c′）の
上部に夫々ピン（6n），（6n′）を設け、このピン（6
n），（6n′）の間にコイルスプリング（6p）を設ける
と良い。このようにすると、挟持アーム（6c），（6
c′）のばたつきが無くなり、スムーズに動くようにな
る。

尚、本実施例のトロリハンガ（７）は、連絡ロープ（7
a）によって連結してあるので、この連結ロープ（7a）
がレール（４）の折返し部に於いて弛まないようにレー
ル（４）の折返し部には連結ロープ用受シーブ（15）が
回転自在に設けてある。

（８）はキャリアローラである。ベルト（１）は折返し
点近傍に於いてトロリハンガ（７）から外され、懸吊さ
れた状態になっていないので、この間トロリハンガ
（７）に代わってベルト（１）をスムーズに搬送するよ
うに設けてある。尚、キャリアローラ（８）のトラフ角
度はその位置に於けるベルト（１）の形状に合致する角
度にすると良い。

（９）は位置決め機であり、キャリアローラ（８）の近
傍に在って、ベルト（１）の耳部が合わさった状態で一
定位置を通過させるように成されている。本実施例では
位置決め機（９）としては、シールローラ（９）を用い
ており、これは上ローラ（9a）と下ローラ（9b）から成
る断面略エ字状のローラ（9c）を対向させて断面略コ字
状のブラケット（9d）に設けて成り、このようにローラ
（9c）を対向させて出来た空隙にベルト（１）の耳部を
合わせた状態で通過させることによってベルト（１）の
耳部が合わさった状態で一定位置を通過するようになっ
ている（第７図参照）。

（10）は着機であり、位置決め機（９）を通過したベル
ト（１）の両耳部をトロリハンガ（７）のクランプ部
（６）に挟持させて、ベルト（１）をトロリハンガ
（７）に吊り下げるように成っている。本実施例の着機
（10）は、並設した二本の堰板から成っており、この堰
板は先に行くに従ってその間隙が狭まるように取り付け
てある。このため、この着機（10）は、並設した二本の
堰板から成っているので従来の着機に比べて構造が極め
て簡単でコストも安いという利点がある。

（11）は脱機であり、トロリハンガ（７）のクランプ部
（６）を開放させて、円筒状に吊り下げられたベルト
（１）を、トロリハンガ（７）から外すように成ってい
る。本実施例の脱機（11）は、並設した二本の堰板から
成っており、この堰板は、先に行くに従ってレール
（４）から離れるように傾斜させて取り付けてある。こ
のため、この脱機（11）は、並設した二本の堰板から成
っているので従来の脱機に比べて構造が極めて簡単でコ
ストも安いという利点がある。

発明の効果 本発明に係る懸吊式円筒ベルトコンベヤのトロリハンガ
は、クランプ部に突子を設けたのでクランプ部の挟持ア
ームは確実にベルトコンベヤの耳部を把持することがで
き、運搬物が不用意に落下することを防止できるという
優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は本発明の
懸吊式円筒ベルトコンベヤのトロリハンガが用いられる
懸吊式円筒ベルトコンベヤの構成を示す側面図、第２図
は同平面図、第３図及び第４図は懸吊式円筒ベルトコン
ベヤのレールの配置状態を示す構成略図、第５図はベル
トの正面図、第６図はトロリハンガの構造を示す正面
図、第７図は位置決め機の一部切欠正面図、第８図
（イ），（ロ）はクランプ部と着機の作用を示す工程略
図、第９図（イ），（ロ），（ハ），（ニ）はクランプ
部と脱機の作用を示す工程略図である。 （４）……レール （５）……ローラ部 （６）……クランプ部 （6c）……挟持アーム （6c′）……挟持アーム （6h）……突子 （6h′）……突子 （７）……トロリハンガ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】レール（４）に垂下されてレール（４）を
   走行するローラ部（５）と、 フレーム（6a）に垂設した二本の軸（6b），（6b′）
   と、該軸に夫々回動自在且つ互いに交差するように軸着
   された略Ｊ字状の挟持アーム（6c），（6c′）と、夫々
   水平杆（6d），（6d′）及び垂直杆（6e），（6e′）か
   ら成り前記軸（6b），（6b′）に夫々回動自在に設けら
   れ、且つ前記各水平杆（6d），（6d′）が下方に回動し
   た際に夫々前記挟持アーム（6c），（6c′）と当接する
   ように形成された作動レバー（6f），（6f′）と、該作
   動レバー（6f），（6f′）の各水平杆（6d），（6d′）
   を略水平位置で係止するレバーストッパー（6g），（6
   g′）と、前記挟持アーム（6c），（6c′）が閉状態に
   あって前記水平杆（6d），（6d′）と前記レバーストッ
   パー（6g），（6g′）が当接している時に前記垂直杆
   （6e），（6e′）の下端と当接するように前記挟持アー
   ム（6c），（6c′）に設けられた突子（6h），（6h′）
   と、前記挟持アーム（6c），（6c′）を開方向に押圧し
   且つ前記各水平杆（6d），（6d′）を上方に押圧するよ
   うに設けられたバネ（6i），（6i′）と、前記挟持アー
   ム（6c），（6c′）の交差部分にあって一方の挟持アー
   ム（6c）に設けられたピン（6j）と、該ピン（6j）と係
   合するように他方の挟持アーム（6c′）に設けられた切
   欠き（6k）とから成るクランプ部（６）と、 を有して成ることを特徴とする懸吊式円筒ベルトコンベ
   ヤのトロリハンガ。