JPH06840B2 - 光学素子用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

光学素子用エポキシ樹脂組成物

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JPH06840B2
JPH06840B2 JP61008983A JP898386A JPH06840B2 JP H06840 B2 JPH06840 B2 JP H06840B2 JP 61008983 A JP61008983 A JP 61008983A JP 898386 A JP898386 A JP 898386A JP H06840 B2 JPH06840 B2 JP H06840B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学素子用エポキシ樹脂組成物に関する。更に
詳しくは無色透明性に優れ、高温時長時間に亘り変色せ
ず、更に耐湿性も優れた硬化物を与えるエポキシ樹脂組
成物に関する。
〔従来技術〕
近年オプトエレクトロニクス関連技術の発展は目覚しく
光学素子として各種発光素子、受光素子、光電変換素
子、光伝送関連部品などに光透過性の良好な無色透明エ
ポキシ樹脂が使用されている。又これら光学素子は実用
時の信頼性を保証するために十分な耐湿性が要求されて
いる。このような光学素子は外部から水分や塵埃の浸入
を防ぐため従来はガラスなどの無機材料を用い封入加工
されていたが、近頃に至り生産性の高さが注目されてエ
ポキシ樹脂組成物を用いた注型又はRIM成形などによる
封入方法が急速に拡大しつつある。しかし無機材料と異
なり有機材料であるエポキシ樹脂硬化物に対し長期間の
耐熱変色性や耐湿劣化性を付与させることは難しく、こ
れまで種々の技術的改良に関する提案がなされている
が、いずれも技術革進の激しい市場の技術的要求を十分
に満足しているとは云えないのである。
即ち耐熱変色性が良好なエポキシ樹脂硬化物を得るため
の従来技術としては、 (1)エポキシ樹脂組成物にフェノール系酸化防止剤を含
有させる、 (2)エポキシ樹脂組成物にフェノール系酸化防止剤と亜
燐酸エステルとを含有させる、 (3)エポキシ樹脂組成物に有機燐化合物を含有させる、 などの方法が知られている。
しかしフェノール系酸化防止剤のみでは耐熱変色を防止
するためには不十分であり、又フェノール系酸化防止剤
と亜燐酸エステルとを併用した場合は亜燐酸エステルが
加水分解され、エポキシ樹脂硬化物中に亜燐酸を放出
し、光学素子を劣化させたり、エポキシ樹脂の耐湿性低
下させる。一方有機燐化合物は一般に融点が高く、エポ
キシ樹脂組成物との相溶性も十分でなくエポキシ樹脂組
成物に有機燐化合物を含有させるためには高温に加熱す
る工程が必要となる。
該加熱工程においてエポキシ樹脂及び/又はエポキシ硬
化剤などの組成物の成分は着色し易く、その結果無色透
明なエポキシ樹脂組成物を得ることは難しいのである。
以上述べたように無色透明で、耐熱変色性と耐湿性が共
に著しく優れたエポキシ樹脂組成物は未だ開発されてい
ない。
〔発明の目的〕
本発明者らは上記した問題点を解決するため鋭意研究を
重ねた結果、室温で液状又は低融点のエポキシ樹脂と、
同様の性状を有するポリカルボン酸無水物及び硬化促進
剤に加えて、室温で液状又は低融点の還元性有機燐化合
物と室温で液状又は低融点のフェノール系酸化防止剤と
を併用することにより、無色透明で耐熱着色性に優れ、
且つエポキシ樹脂本来の優秀な耐湿性が損われない組成
物が容易に得られることを知り、本発明を完成するに至
ったものである。
〔発明の構成〕
本発明は、室温で液状又は融点80℃以下のエポキシ樹
脂(A)、室温で液状又は融点80℃以下のポリカルボン
酸無水物(B)及び硬化促進剤(C)を含有してなるエポキシ
樹脂組成物において、 一般式(1) (但し、式中R1〜R8は水素、ハロゲン又はC1〜CCC10
の一価の脂肪族又は芳香族の置換基であり、R1〜R8は同
一であっても異っていてもよい。更にR9はC420の一価
の脂肪族基である。)で表わされる室温で液状又は融点
80℃以下の還元性有機燐化合物(D)と室温で液状又は
融点80℃以下のフエノール系酸化防止剤(E)とを併せ
含有し、上記(A)〜(C)成分の総量に対し、上記(D)が0.
05〜5.0重量%、上記(E)が0.05〜2.5重量%の範
囲で含有されることを特徴とするエポキシ樹脂組成物に
関するものである。
本発明において、エポキシ樹脂(A)とは、1分子当り平
均2個以上のエポキシ基を有するものであれば化学構造
は特に限定されず、性状として室温で液状又は融点80
℃以下であればよい。
かかる樹脂としては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、レゾルシン等の多価フェノールのグリシジルエーテ
ル、2,2−ビス(4−ヒドロキシヘキシル)プロパン等
の多価フェノールの水添化合物のグリシジルエーテル、
フェノールノボラック、クレゾールノボラック等のグリ
シジルエーテル、ビニルシクロヘキセンオキシド、
(3′,4′−エポキシシクロヘキシルメチル)−3,4−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート、(3′,4′−
エポキシ−6′−メチルシクロヘキシルメチル)−3,4
−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレー
ト等の脂環式エポキシ樹脂、フタル酸ジグリシジル、ヘ
キサヒドロフタル酸ジグリシジル等のグリシジルエステ
ル類、p−オキシ安息香酸グリシジルエーテルエステル
等のグリシジルエーテルエステル類、エチレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等
の脂肪族アルコールのグリシジルエーテル等である。ま
た、これら樹脂類の併用も可能である。
ポリカルボン酸無水物(B)とは性状として室温で液状又
は融点80℃以下であればよく、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ
無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水
フタル酸などの単一又は複数成分の混合による液状化も
しくは80℃以下に低融点化されたものであればよい。
更にポリカルボン酸無水物の変性剤として上記したポリ
カルボン酸無水物及び/又は無水トリメリット酸などと
エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラ
メチレンエーテルグリコール、グリセリン、ペンタエリ
スリトールなどのポリオールとのハーフエステル類を含
有してもよい。
エポキシ樹脂(A)とポリカルボン酸無水物(B)との配合比
は一般のエポキシ樹脂の場合と同じであるが、エポキシ
樹脂に対しポリカルボン酸無水物として0.8〜1.2当量
が好ましく、0.8当量以下の場合では樹脂硬化物の機械
特性が低下し、1.2当量以上の場合では硬化物の耐湿性
が低下する。特に配合比0.95〜1.05当量の場合に
は、無色透明性、耐熱着色性に優れた樹脂硬化物が得ら
れ好適である。
硬化促進剤(C)とはエポキシ基とカルボン酸無水基との
反応を触媒するものであればよく、かかる化合物として
はジメチルベンジルアミンなどの三級アミン、トリス−
ジメチルアミノメチルフェノール、イミダゾール類、1,
8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7(DBU)及
びDBUの塩類、トリフェニルフォスフィンなどの有機フ
ォスフィン類があり、更にオクチル酸錫、アルカリ金属
アルコラートなどが挙げられる。
硬化促進剤の添加量としては(A)と(B)との総量に対し、
0.1〜2.5重量%である。
硬化促進剤が上記範囲より少ない場合には硬化反応性が
著しく劣り、又上記範囲より多い場合には硬化発熱が激
しく、樹脂硬化物に着色や硬化歪を生ずる。
本発明において一般式(1)で表わされる還元性有機燐化
合物(D)の例としては、10−デシロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレ
ン、10−ラウロキシ−6,8−ジクロロ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレ
ン、10−デシロキシ−6,8−ジ−t−ブチル−9,10
−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンス
レンなどがある。
これら有機燐化合物はトリフェニルフォスファイト、ジ
フェニルイソデシルフォスファイトなどの亜燐酸エステ
ルと異なり、燐原子が大きな有機基と強固に結合されて
いるため、加水分解されても遊離した亜燐酸とならず、
又樹脂硬化物の架橋構造に阻げられ殆んど移動出来な
い。このため特徴的な還元作用のみを表わし、亜燐酸エ
ステルの如く樹脂硬化物の耐湿性を低下させる原因とな
らないのである。
特に(2)式で表わされる10−デシロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン
は室温で液状であり、エポキシ樹脂組成物と容易に相溶
し、変色防止効果に優れている。
本発明におけるフェノール系酸化防止剤(E)の例として
は、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル−フェノール、
2,6−ジ−t−ブチル−4−エチル−フェノール、n−
オクタデシル−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′
−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、2,4,6−ト
リシクロヘキシルフエノールなどがある。これらはフェ
ノール系酸化防止剤の中でもヒンダードフェノールと呼
ばれ、フェノール性水酸基がt−ブチル基、シクロヘキ
シル基などにより立体障害を受けているため、エポキシ
基及び/又はカルボン酸無水基と反応せず、このためこ
のフェノール性水酸基は特徴的な還元作用のみを表わ
し、前述の還元性有機燐化合物との相乗作用により、エ
ポキシ樹脂硬化物に著しく優れた耐熱変色性を与えるの
である。特に2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル−フ
ェノール及び/又は2,6−ジ−t−ブチル−4−エチ
ル−フェノールとエポキシ樹脂組成物との相溶性が良
く、変色防止効果に優れている。
本発明の樹脂組成物においては上記各成分(A)〜(E)の他
に必要に応じて他の種々の成分を加えてもよい。例えば
モノエポキシ化合物、可塑剤、染料、顔料、更には散乱
効果を有する充填剤、透明性を損なわない充填剤、チキ
ソトロピー性付与剤、シランなどの表面処理剤等を添加
することが出来る。
本発明の樹脂組成物は各成分(A)〜(E)が常温で液状又は
融点80℃以下であるためその製造方法は極めて簡単であ
る。即ちエポキシ樹脂(A)及び/又はポリカルボン酸無
水物(B)を常温又は必要な限り低温度に加熱し、他の(C)
〜(E)成分を速やかに混合溶解させる。硬化促進剤(C)は
通常ポリカルボン酸無水物(B)と予め混合して用いる。
特に硬化促進剤が融点80℃以上の場合には予め混合し
ておくことが変色防止のためには好都合である。該樹脂
組成物を製造する設備としてはディゾルバー、ニーダー
などを用いることが出来る。
〔発明の効果〕
本発明のエポキシ樹脂組成物から得られる樹脂硬化物は
無色透明性が高く、耐熱変色性と耐湿性とが著しく優れ
ており、光学素子の封止用樹脂などとして好適である。
〔実施例〕
以下、実施例により更に詳しく本発明を説明する。以下
部とは重量部を表わす。
実施例1 エピコート828(エポキシ当量190) (液体) (油化シェルエポキシ製) 100部 ヘキサヒドロ無水フタル酸(mp.35℃) 81部 2−エチル−4−メチルイミダゾール(液体) 1部 10−デシロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ −10−フォスファフェナンスレン(液体) 4部 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル−フェノール (mp.70℃) 0.5部 上記、、、を75℃に加熱混合し、常温まで冷却
後、更にを加え混合して得た樹脂組成物を金型に注型
し、80℃4時間、更に130℃4時間硬化させ、50
×50×10mmの注型品を作製した。
実施例2 セロキサイド2021(エポキシ当量136)(液体) (ダイセル化学工業製) 100部 メチルヘキサヒドロ無水フタル酸(液体) 123部 エチレングリコール(液体) 2部 U−cat SANo.102(液体) (サンアボット製) 2部 10−デシロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキ サ−10−フォスファフェナンスレン(液体) 5部 2,6−ジ−t−ブチル−4−エチル−フェノール (mp.39℃) 1部 上記、、、、を40℃に加熱混合し、常温ま
で冷却後、更にを加え混合して得た樹脂組成物を金型
に注型し、100℃4時間、更に150℃3時間硬化さ
せ、50×50×10mmの注型品を作製した。
比較例1 エピコート828(液体) 100部 ヘキサヒドロ無水フタル酸(mp.35℃) 81部 2-エチル-4-メチルイミダゾール(液体) 1部 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール (mp.70℃) 0.5部 上記、、を75℃に加熱混合し、常温まで冷却
後、更にを加え混合して得た樹脂組成物を実施例1と
同様にして注型品を作製した。
比較例2 エピコート828(液体) 100部 ヘキサヒドロ無水フタル酸(mp.35℃) 81部 2−エチル−4−メチルイミダゾール(液体) 1部 トリフェニルフォスファイト(液体) 4部 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル−フェノール (mp.70℃) 0.5部 上記、、、を75℃に加熱混合し、常温まで冷
却後、を加え混合して得た樹脂組成物を実施例1と同
様にして注型品を作製した。
比較例3 エピコート828(液体) 100部 ヘキサヒドロ無水フタル酸(mp.35℃) 81部 2−エチル−4−メチルイミダゾール(液体)1部 9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ ァフェナンスレン−10−オキサイド(mp.117℃) 4部 上記、を125℃に加熱混合し、常温まで冷却後、
を加え混合し、更にを加え混合して得た樹脂組成物
を実施例1と同様にして注型品を作製した。
比較例4 エピコート828(液体) 100部 ヘキサヒドロ無水フタル酸(mp.35℃) 81部 2−エチル−4−メチルイミダゾール(液体) 1部 10−デシロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキ サ−10−フォスファフェナンスレン(液体) 4部 2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチ ルフェノール)(mp.117℃) 0.5部 上記、、を125℃に加熱混合し、常温まで冷却
後、を加え混合し、更にを加え混合して得た樹脂組
成物を実施例1と同様にして注型品を作製した。
実施例1〜2及び比較例1〜4において作製した注型品
について、作製直後の受理状態及び耐熱試験として12
0℃500時間処理、耐湿試験としてプレッシャークッ
カー(110℃・200時間)処理を夫々行ない、注型
品の外観と波長500nm光の透過率を第1表に示す。
比較例5 エピコート828(液体) 100部 ヘキサヒドロ無水フタル酸(mp.35℃) 81部 2-エチル-4-メチルイミダゾール(液体) 1部 9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファ フェナンスレン-10-オキサイド(mp.117℃) 4部 2,6-ジ-t-ブチル-4-メチル-フェノール(mp.70
℃) 0.5部 上記、、を125℃に加熱混合し、常温まで冷却
後、を加え混合し、更にを加え混合して得た樹脂組
成物を実施例1と同様にして注型品を作製した。
比較例6 エピコート828(液体) 100部 ヘキサヒドロ無水フタル酸(mp.35℃) 81部 2-エチル-4-メチルイミダゾール(液体) 1部 10-デシロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ -10-フォスファフェナンスレン(液体) 4.5部 上記、、を75℃に加熱混合し、常温まで冷却後、
更にを加え混合して得た樹脂組成物を実施例1と同様
にして注型品を作製した。
比較例5〜6において作製した注型品について同様に試
験した結果を第2表に示す。第1表および第2表から明
らかなように、(D)成分を単独で用いただけでは良好
な結果は得られず(比較例6)、また(E)成分を単独
で用いても良好な結果は得られなかった。(比較例
1)。一方、融点の高い(117℃)燐化合物では良い結
果を得ることは出来なかった(比較例3)。
さらに、還元性有機燐化合物とフェノール系酸化防止剤
とを組合わせて使用しても、燐化合物が特定の(D)成
分とは異なった燐化合物(比較例2)、融点の高い(11
7℃)燐化合物(比較例3)の場合は優れた効果を得る
ことが出来ず、またフェノール系酸化防止剤が融点の高
い(117℃)物である(比較例6)場合にも優れた効果
を得ることが出来なかった。
これらの結果、本発明におけるエポキシ樹脂組成物は無
色透明にして優れた耐熱変色性と耐湿性とを有している
ことが明らかとなった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/24 P 7215−5D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室温で液状又は融点80℃以下のエポキシ
    樹脂(A)、室温で液状又は融点80℃以下のポリカルボ
    ン酸無水物(B)及び硬化促進剤(C)を含有してなるエポキ
    シ樹脂組成物において、 一般式(1) (但し、式中R1〜R8は水素、ハロゲン又はC1〜C10の一
    価の脂肪族又は芳香族の置換基であり、R1〜R8は同一で
    あっても異っていてもよい。更にR9はC420の一価の脂
    肪族基である。)で表わされる室温で液状又は融点80
    ℃以下の還元性有機燐化合物(D)と室温で液状又は融点
    80℃以下のフエノール系酸化防止剤(E)とを併せ含有
    し、上記(A)〜(C)成分の総量に対し、上記(D)が0.05〜
    5.0重量%、上記(E)が0.05〜2.5重量%の範囲で含有さ
    れることを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】還元性有機燐化合物(D)が(2)式で表わされ
    る10−デシロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1
    0−フォスファフェナンスレン であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエ
    ポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】上記(E)のフェノール系酸化防止剤が2,
    6−ジ−t−ブチル−4−メチル−フェノール及び/又
    は2,6−ジ−t−ブチル−4−エチル−フェノールであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエポキ
    シ樹脂組成物。
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