JPH0683225A - 定着ロール - Google Patents

定着ロール

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JPH0683225A
JPH0683225A JP36109292A JP36109292A JPH0683225A JP H0683225 A JPH0683225 A JP H0683225A JP 36109292 A JP36109292 A JP 36109292A JP 36109292 A JP36109292 A JP 36109292A JP H0683225 A JPH0683225 A JP H0683225A
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siloxane
molecular
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Takehide Okami
健英 岡見
Nobuyuki Hasebe
信幸 長谷部
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 長期間使用しても複写が鮮明であると共に、
複写機等の機器の小型化にも寄与する付加型シリコーン
ゴムを用いた定着ロールを提供する。 【構成】 オルガノポリシロキサン中に含まれる低分子
シロキサンを0.5mmHg以下の減圧下において18
0〜300℃で加熱ストリップするか、又は30mmH
g以下の減圧下で加熱ストリップした後、溶剤抽出する
ことにより除去することによって、低分子シロキサンの
含有量を簡単かつ確実に0.2重量%以下にすることが
でき、このようにして低分子シロキサンを減少させたオ
ルガノポリシロキサンを使用し、これに充填剤、架橋剤
等を配合して付加型シリコーンゴム組成物を製造し、こ
れを硬化させることにより、200℃で10mmHg以
上の蒸気圧を有する低分子シロキサンの含有量が0.2
重量%より少ないシリコーンゴムからなる定着ロール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ、
プリンター等の乾式電子写真のトナー粉末像を加熱及び
/又は加圧によりコピー紙等に複写する際に使用する定
着ロールに関し、更に詳述すれば、低分子シロキサンを
含有しない付加型シリコーンゴムからなる定着ロールに
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、乾式電子写真法においては、転写ドラム等から紙な
どの支持体上に転写されるトナー粉末像を定着する方法
として、加熱されたゴムロール(定着ロール)によりト
ナー粉末像を紙などの支持体上に加熱及び/又は加圧し
て定着させる方法が慣用的に採用されている。この場
合、かかる方法に使用される定着ロールとしては、付加
反応で架橋する加熱硬化型シリコーンゴムから形成され
たものが注目されている。
【0003】しかしながら、近年複写機自体がコンパク
ト化し、内部機器、部品が装置内に密集して設置される
傾向がある。これに伴い、機器内部に使用されているシ
リコーンゴム製の定着ロールから揮散する低分子シロキ
サンが反射ミラー部やレンズ部或いは高電圧発生装置部
等に付着してその表面を汚し、そのためミラーの反射率
及びレンズの光透過率が低下したり、また高電圧発生装
置でスパーク現象を生じたりするトラブルが発生し、複
写機の機能を損なう状態がしばしば見られる。この現象
は本発明者らの検討では付加型シリコーンゴムを用いた
場合にもかなりの程度で認められた。
【0004】このような現象に対処する方法として、複
写機内にファンを取付け、発生した低分子シロキサン蒸
気を機械的に系外に排気する方法(特開昭60−213
968号)も提案されているが、この方法は排気ファン
を機内に設置するため機械の小型化の傾向に反し、根本
的な対策とはなっていない。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、長期間使用しても複写が鮮明であると共に、複写機
等の機器の小型化にも寄与する付加型シリコーンゴムを
用いた定着ロールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは上
記目的を達成するため、前述の問題点につき鋭意研究を
重ねた結果、複写機内のミラー部、レンズ部、高電圧発
生装置等にて低分子シロキサンが検出され、この低分子
シロキサンは主として定着用ゴムロールが加熱された際
に材料のシリコーンゴムより揮散されたものであること
を知見した。
【0007】一般に、付加反応で架橋する加熱硬化型シ
リコーンゴムには、200℃で10mmHg以上の蒸気
圧を有する低分子シロキサンが約1.0〜4.0重量%
含まれており、かかる低分子シロキサンを含有するシリ
コーンゴムから定着ロールを形成し、複写機内に設置し
た場合、ロールの加熱によりシリコーンゴムから低分子
シロキサンが徐々に揮散して、複写枚数が10,000
〜30,000枚程度になると、ミラー部、高電圧発生
装置部等にこれら低分子シロキサンが付着し、複写に黒
点等の汚れが起きたり、字が写らなくなる等の不都合が
生ずるようになる。
【0008】この場合、これらの低分子シロキサンには
線状のものと環状のものがあるが、大部分は下記の環状
のシロキサンであり、s=3〜25ぐらいまでのものが
検出されるが、複写時の不都合が発生した際の低分子シ
ロキサンの内容を調べてみるとs=3〜10の範囲のも
のが多く見出され、s=11以上のものは量が少なく、
殆ど問題がないことが判明した。
【0009】
【化2】
【0010】これは低分子シロキサンの揮発し易さ、即
ち蒸気圧との関係と考えられ、s≧11では低分子シロ
キサンの蒸気圧が極めて低くなるために揮散量も少なく
なるものと考えられる。
【0011】従って、200℃で10mmHg以上の蒸
気圧を有する低分子シロキサンの含有量が0.2重量
%、より好ましくは0.05重量%より少ない付加型シ
リコーンゴム定着ロールを用いることがコピー寿命を大
幅に向上させるために有効であることを知見した。
【0012】しかし、この場合、200℃で10mmH
g以上の蒸気圧を有する低分子シロキサンの含有量が
0.2重量%より少ない付加型シリコーンゴムを得る方
法として、硬化シリコーンゴムを常圧又は減圧下で加熱
し、硬化シリコーンゴム中に含有されている低分子シロ
キサンを蒸発除去する方法は特に硬化シリコーンゴムに
よる成型品が大型のロール又は肉厚の厚い物品の場合に
は十分に低分子シロキサンが除去されず、上記目的を確
実に達成し得ない上、芯金を含めたロール全体を加熱す
るため、大きな熱エネルギーを必要とし、工業的に有利
でないことを知見した。
【0013】これに対し、付加型シリコーンゴムの原料
である各種オルガノポリシロキサン、特に後述する式
(i)のオルガノポリシロキサン中に含まれる低分子シ
ロキサンを0.5mmHg以下の減圧下において180
〜300℃で加熱ストリップするか、又は30mmHg
以下の減圧下で加熱ストリップした後、溶剤抽出するこ
とにより除去することによって、低分子シロキサンの含
有量を簡単かつ確実に0.2重量%以下にすることがで
き、このようにして低分子シロキサンを減少させたオル
ガノポリシロキサンを使用し、これに充填剤、架橋剤等
を配合して付加型シリコーンゴム組成物を製造し、これ
を硬化させることにより、200℃で10mmHg以上
の蒸気圧を有する低分子シロキサンの含有量が0.2重
量%より少ないシリコーンゴムからなる定着ロールを得
ることができ、このシリコーンゴムを用いて形成した定
着ロールは加熱しても揮散する低分子シロキサンの量は
少なく、長期間に亘り複写を行なっても複写機内のミラ
ー部、レンズ部、高電圧発生装置等に汚れが蓄積され
ず、従って常に新鮮な複写が得られるものであることを
知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0014】従って、本発明は、(1)一般式(i)で
示され、0.5mmHg以下の減圧下において180〜
300℃で加熱ストリップするか又は30mmHg以下
の減圧下で加熱ストリップした後、溶剤抽出することに
より、200℃で10mmHg以上の蒸気圧を有する低
分子シロキサンの含有量を0.2重量%より少ない量と
した分子鎖両末端ビニル基封鎖オルガノポリシロキサン
100重量部、
【0015】
【化3】 (但し、R1及びR2はメチル基、エチル基、フェニル
基、トリフルオロプロピル基及びビニル基から選択され
る同種又は異種の基を示し、kは5以上の整数を表
す。)
【0016】(2)一分子中にケイ素原子に結合した水
素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンを上記一般式(i)のオルガノポリシロキサン
のビニル基1個に対しこのケイ素原子に結合した水素原
子を0.5〜5個供給し得るに十分な量、(3)充填剤
0〜300重量部、(4)触媒量の白金系化合物からな
る付加型シリコーンゴム組成物を硬化することによって
得られ、200℃で10mmHg以上の蒸気圧を有する
低分子シロキサンの含有量が0.2重量%より少ないシ
リコーンゴムでアルミニウムや鉄等の芯金を被覆するこ
とを特徴とする定着ロールを提供する。
【0017】以下、更に詳しく本発明を説明する。
【0018】本発明に係る定着ロールは、上述したよう
に芯金を200℃で10mmHg以上の蒸気圧を有する
低分子シロキサンの含有量が0.2重量%、より好まし
くは0.05重量%より少ないシリコーンゴムで被覆し
たものであるが、本発明の定着ロールの製造に使用する
シリコーンゴムを与える原料シリコーンゴム組成物とし
ては、下記の(1)〜(4)の成分が配合されてなる付
加硬化型のものを使用する。
【0019】即ち、(1)一般式(i)で示されると共
に、200℃で10mmHg以上の蒸気圧を有する低分
子シロキサンの含有量が0.2重量%より少ない分子鎖
両末端ビニル基封鎖オルガノポリシロキサン100重量
部、
【0020】
【化4】 (但し、R1及びR2はメチル基、エチル基、フェニル
基、トリフルオロプロピル基及びビニル基から選択され
る同種又は異種の基を示し、kは5以上の整数を表
す。)
【0021】(2)一分子中にケイ素原子に結合した水
素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンを上記一般式(i)のオルガノポリシロキサン
のビニル基1個に対しこのケイ素原子に結合した水素原
子を0.5〜5個供給し得るに十分な量、(3)充填剤
0〜300重量部、(4)触媒量の白金系化合物からな
る付加型シリコーンゴム組成物である。
【0022】ここで、上記(1)成分である分子鎖両末
端ビニル基封鎖オルガノポリシロキサンは、いずれも単
位式(ia)
【0023】
【化5】 (但し、R2はメチル基、エチル基、フェニル基、トリ
フルオロプロピル基及びビニル基から選択される同種又
は異種の基を示し、mは正の整数を表す。)で示される
ポリシロキサン骨格からなり、このポリシロキサンとし
ては例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン、ヘキ
サメチルシクロトリシロキサン、テトラメチルテトラビ
ニルシクロテトラシロキサン、オクタフェニルシクロテ
トラシロキサン、テトラメチルテトラフェニルシクロテ
トラシロキサン、ヘキサフェニルシクロトリシロキサ
ン、オクタエチルシクロテトラシロキサン、トリメチル
トリス(フルオロプロピル)シクロトリシロキサン等の
環状シロキサンから選ばれる1種又は2種以上を適宜混
合してなるものを出発物質として用いて製造することが
できる。
【0024】この場合、(1)成分の分子鎖両末端ビニ
ル基封鎖オルガノポリシロキサンは、分子鎖両末端がビ
ニル基よりなるものであるから、その製造に際し、末端
ビニル基封鎖のために、一般式(ib)で示されるジビ
ニルジシロキサンが用いられる。
【0025】
【化6】 (但し、R1はメチル基、エチル基、フェニル基、トリ
フルオロプロピル基及びビニル基から選択される同種又
は異種の基を示す。)
【0026】このジビニルジシロキサンとしては、例え
ば1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジ
シロキサン、1,1,3,3−テトラビニル−1,3−
ジメチルジシロキサン、1,1,1,3,3,3−ヘキ
サビニルジシロキサン、1,3−ジビニル−1,1,
3,3−テトラフェニルジシロキサン、1,3−ジビニ
ル−1,3−ジフェニル−1,3−ジメチルジシロキサ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ビス(フルオロプロピ
ル)−1,3−ジメチルジシロキサン、1,3−ジビニ
ル−1,1,3,3−テトラエチルジシロキサン等が挙
げられる。
【0027】一般式(i)で示される分子鎖両末端ビニ
ル基封鎖オルガノポリシロキサンは、上述した単位式
(ia)で示される環状シロキサン等の1種又は2種以
上を混合してなるものを、アルカリ或いは酸触媒の存在
下通常の工業的に行なわれている公知の方法により重合
させて得ることができ、この際重合度に応じて一般式
(ib)で示されるジビニルジシロキサンを末端封鎖用
に適当量添加して重合させるものである。
【0028】この重合反応は当業界では公知であるが、
工業的に製造されたものは、オクタメチルテトラシクロ
シロキサンをはじめ、デカメチルペンタシクロシロキサ
ン、ドデカメチルヘキサシクロシロキサン等の200℃
で10mmHg以上の蒸気圧を持つ低分子シロキサンが
副生成物として約2〜7重量%含有するのが一般であ
る。
【0029】本発明においては、前記オルガノポリシロ
キサンとして、この低分子シロキサンを0.5mmHg
以下の減圧下において180〜300℃で加熱ストリッ
プするか、又は30mmHg以下の減圧下で加熱ストリ
ップした後、エタノール、プロパノール、ブタノール或
いはアセトンなどの溶剤で抽出処理を行なうことにより
除去したものを用いるもので、このような方法を採用す
ることにより、上記低分子シロキサンの含有量が0.2
重量%以下のオルガノポリシロキサンが得られ、このオ
ルガノポリシロキサンを主成分として用いる付加硬化型
シリコーンゴム組成物を硬化することによってシリコー
ンゴム中の低分子シロキサン含有量を0.2重量%より
少ない量とした定着ロールが得られるものである。
【0030】なお、(1)成分の分子鎖両末端ビニル基
封鎖オルガノポリシロキサンとしては、粘度が25℃に
おいて50〜500,000センチストークスであり、
特に、400〜100,000センチストークスのもの
が好適に使用される。
【0031】次に、(2)成分であるオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンは、(1)成分である分子鎖両末
端ビニル基封鎖オルガノポリシロキサンの架橋剤として
作用するものであり、これは1分子中に2個以上の≡S
iH結合を含有するものであって直鎖状、分岐状、環状
のいずれの構造のものであってもよい。
【0032】このオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンの配合量は通常(1)成分の分子鎖両末端ビニル基封
鎖オルガノポリシロキサンの5重量%程度であるので、
このオルガノハイドロジェンポリシロキサンを精製せず
にそのまま使用しても、本発明の定着ロールの硬化シリ
コーンゴムに含まれる低分子シロキサンは0.2重量%
を越えることは殆どないが、もしも0.2重量%を越え
る場合はオルガノハイドロジェンポリシロキサンを0.
5mmHgの減圧下において180〜300℃で加熱し
て、副生成物の低分子シロキサンをストリップ除去した
ものを用いることが好ましい。
【0033】このオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンとしては具体的には下記に示すものが例示できる。
【0034】
【化7】 (但し、b,c,d,e,f,g,iは0又は正の整数
を表し、hは2以上の整数を表す。)
【0035】なお、(2)成分として、一分子中に2個
以上の≡SiH結合を含有し、200℃で10mmHg
以上の蒸気圧を有して蒸留可能なオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンも知られている。例えば下記式のもの
があるが、これらは蒸留が可能であること、また一分子
中の少なくとも1個の≡SiH基は(1)成分中のビニ
ル基と反応して揮発性を失うため、シリコーンゴム内に
揮発成分として残存することはない。
【0036】
【化8】
【0037】また、(2)成分として2官能のオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンを用いる場合には、3官
能以上のオルガノハイドロジェンポリシロキサンを添加
して使用するか(特公昭47−40447号)、又は
(1)成分の分子鎖両末端ビニル基封鎖オルガノポリシ
ロキサン中に3官能以上の≡SiCH=CH2基を含有
する分子鎖両末端ビニル基封鎖オルガノポリシロキサン
を使用しなくてはならない。
【0038】更に、(2)成分は(1)成分の分子鎖両
末端ビニル基封鎖オルガノポリシロキサン中の≡SiC
H=CH2基1個に対し≡SiH結合の水素原子を0.
5〜5個供するに十分な量、望ましくは1〜2個供する
量が好ましい。
【0039】また、(3)成分である充填剤はシリコー
ンゴム組成物を使用して形成される定着ロールが所定の
硬度と強度を付与するように配合されるもので、その種
類には特に制限はなく、通常付加型シリコーンゴム組成
物に使用されているものが全て使用可能である。例え
ば、ヒュームドシリカ、沈降性シリカ、疎水化処理した
シリカ、カーボンブラック、二酸化チタン、酸化第二
鉄、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、石英粉末、ケイソウ
土、ケイ酸カルシウム、タルク、ベントナイト、アスベ
スト、ガラス繊維、有機繊維等が挙げられ、これらの1
種又は2種以上が配合し得る。
【0040】この充填剤の配合量は、(1)成分の分子
鎖両末端ビニル基封鎖オルガノポリシロキサン100重
量部に対し300重量部以下とされる。
【0041】更に、(4)成分である白金系化合物とし
ては、一般に付加反応用触媒として公知のものを挙げる
ことができ、これには白金黒、或いはアルミナ、シリカ
等の担体に固体白金を担持させたもの、塩化白金酸、ア
ルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィンとの
錯体或いは白金とビニルシロキサンとの錯体等が例示さ
れる。これらの触媒の使用に当たっては、それが固体触
媒であるときは分散性をよくするために細かく砕いた
り、その担体を粒径が小さく、比表面積の大きいものと
することが好ましく、塩化白金酸又はそのオレフィンと
の錯体については、これをアルコール、ケトン、エーテ
ル或いは炭化水素系等の溶剤に溶解して使用することが
望ましい。なお、この触媒の添加量は所望の硬化速度が
得られるように適宜調節すればよいが、経済的見地或い
は良好な硬化物を得るために、塩化白金酸等のようにシ
ロキサンと相溶するものについては、前記した(1)成
分と(2)成分の合計量に対し白金量で1〜100pp
m、白金黒等の固体触媒については白金量で20〜50
0ppmの範囲とすることが好ましい。
【0042】なお、本発明に使用される上述したシリコ
ーンゴム組成物には必要に応じ着色剤、耐熱向上剤(ベ
ンガラ、黒ベンガラ、酸化セリウムなど)、難燃性付与
剤(カーボン、酸化チタン、ベンゾトリアゾール炭酸ア
エン、炭酸マンガンなど)、付加反応抑制剤(ビニル基
含有シロキサン、アセチレン系化合物等)、発泡剤等を
適宜配合して差し支えない。また、補強剤としてSiO
2単位とR3 3SiO0.5とからなるレジン構造のシロキサ
ンや、離型剤として無官能のシリコーンオイルを添加し
ても差し支えないが、この場合でも200℃で10mm
Hg以上の蒸気圧を有する低分子シロキサンが組成物中
に0.2重量%以上含まれないようにすることが必要で
ある。
【0043】また、これらのシリコーンゴム組成物を硬
化してシリコーンゴム製定着ロールを製造する方法は公
知の方法が採用され得る。
【0044】なお、低分子シロキサンの含有量は、該当
するシリコーンゴム硬化物から溶剤により低分子シロキ
サンを抽出し、ガスクロマトグラフのFID法により定
量してその含有量を決めることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明の定着ロールは、付加型シリコー
ンゴムの原料であるオルガノポリシロキサンを0.5m
mHg以下の減圧下において180〜300℃で加熱ス
トリップするという手段、又は30mmHg以下の減圧
下で加熱ストリップした後、溶剤抽出するという手段を
採用したことにより、200℃で10mmHg以上の蒸
気圧を有する低分子シロキサンの含有量が0.2重量%
より少ないオルガノポリシロキサンが得られ、かかるオ
ルガノポリシロキサンを主成分として用いる付加型シリ
コーンゴム組成物より簡単かつ確実に200℃で10m
mHg以上の蒸気圧を有する低分子シロキサンの含有量
が0.2重量%より少ない付加型シリコーンゴム製の定
着ロールが得られるもので、かかる定着ロールは、通常
の低分子シロキサンを含有するシリコーンゴム組成物を
用いて形成された定着ロールの場合と異なり、使用中に
複写機等のミラー部や高電圧発生装置部が汚れて、複写
に際してコピー紙に黒点や空白が発生するといった不都
合がないので鮮明な複写が得られると共に、定着ロール
の寿命が一段と向上し、更に部品の清掃等の回数も大幅
に減少し、従って、複写機、ファクシミリ、プリンター
等の電子写真プロセスを利用した機器等の加熱及び/又
は加圧定着ロールとして有効に使用される。
【0046】
【実施例】次に、200℃で10mmHg以上の蒸気圧
を有する低分子シロキサンの含有量が0.2重量%より
少ないオルガノポリシロキサンの製造例を示す。
【0047】[製造例1]下記式で示される1,3−ジ
ビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン
と、下記式で示されるオクタメチルシクロテトラシロキ
サンとをK−シラノレート触媒を用いて重合した後、中
和することにより、両末端にビニル基を有するジメチル
ポリシロキサン(I)を得た。
【0048】
【化9】
【0049】このジメチルポリシロキサン(I)を圧力
30mmHg、温度180℃の条件下で3時間ストリッ
プ処理を行ない。低分子シロキサンを除去して粘度1
0,050センチストークスのジメチルポリシロキサン
(II)を得た。
【0050】上記のジメチルポリシロキサン(I)及び
(II)中に含まれる低分子シロキサンの量をガスクロ
マトグラフ(島津製作所製GC−9A,FID仕様)を
用いて定量したところ、ジメチルシロキサン単位(D単
位)の10量体(D10,bp.200℃/10mmH
g)までの低分子シロキサンの含有量はジメチルポリシ
ロキサン(I)は13.4重量%、ジメチルポリシロキ
サン(II)は1.8重量%であった。
【0051】更に、ジメチルポリシロキサン(II)を
0.5mmHgの減圧下で200℃,12時間加熱スト
リップを行ない、低分子ポリシロキサンを除去し、10
量体(D10)までの低分子ポリシロキサンの含有量が
0.06重量%のジメチルポリシロキサン(III)を
得た。
【0052】[製造例2]下記式で示されるテトラメチ
ルハイドロジェンジシロキサンと、下記式で示される
1,1,3,3−オクタメチルシクロテトラシロキサン
と、下記式で示されるテトラメチルハイドロジェンシク
ロテトラシロキサンとを硫酸を触媒として用いて重合し
た後、中和することにより、下記平均組成式で示される
メチルハイドロジェンポリシロキサン(IV)を得た。
【0053】
【化10】
【0054】このメチルハイドロジェンポリシロキサン
(IV)を0.5mmHgの減圧下で260℃,2時間
加熱ストリップし、低分子シロキサン含量の減少したメ
チルハイドロジェンポリシロキサン(V)を得た。これ
らメチルハイドロジェンポリシロキサン(IV),
(V)中に含まれる10量体(D10)までの低分子シロ
キサンの含有量は、(IV)は16.0重量%、(V)
は0.041重量%であった。
【0055】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。なお、下記例において部はいずれも重量部を示し、
また、粘度はいづれも25℃での値を示す。
【0056】[実施例]製造例1で製造した両末端ビニ
ル基を有するジメチルビニルポリシロキサン(III)
100部、比表面積が300m2/gのフュームドシリ
カ5部、平均粒径2μの結晶性シリカ40部、ベンガラ
5部、製造例2で製造したメチルハイドロジェンポリシ
ロキサン(V)1.8部、変性塩化白金酸のオクタノー
ル変性触媒(白金濃度2.0重量%)を白金として10
ppmを均一に混合して付加型シリコーンゴム組成物を
得た。このシリコーンゴム組成物を用い、primer
No. 101(信越化学(株)製)で処理したアルミ
ニウム芯金に170℃で80秒間の射出成型を行ない、
得られた成型品を200℃で4時間ポストキュアーし、
ゴム厚8mmで表面が鏡面状の加圧定着ロール(A0
(実施例1)を得た。この加圧定着ロール(A0)より
硬化シリコーンゴムを切り取り、トルエンを用いてこの
硬化シリコーンゴム中に含まれる低分子シロキサンを抽
出してその含有量を定量した。また、加圧定着ロール
(A0)を複写機に実装し、複写機内に設置されたミラ
ー部に曇りが発生するまでのコピー枚数を調べた。
【0057】ここで、トルエンにより抽出された硬化シ
リコーンゴム中の低分子シロキサンのガスクロマトグラ
ムを図1に示す。また、硬化シリコーンゴムの物性及び
加圧定着ロール(A0)を複写機へ実装した場合の結果
を表1に示す。
【0058】[比較例1,2]実施例で使用したジメチ
ルポリシロキサン(III)の代わりにジメチルポリシ
ロキサン(I)を用い、メチルハイドロジェンポリシロ
キサン(V)の代わりにメチルハイドロジェンポリシロ
キサン(IV)を用いた以外は実施例と同様にして定着
ロール(A1)(比較例1)を得た。
【0059】更に、ジメチルポリシロキサン(III)
の代わりにジメチルポリシロキサン(II)を用い、メ
チルハイドロジェンポリシロキサンとして(IV)を用
いた以外は実施例と同様にして定着ロール(A2)(比
較例2)を得た。
【0060】比較例1及び比較例2の硬化シリコーンゴ
ム中の低分子シロキサンのガスクロマトグラムをそれぞ
れ図2及び図3に示す。また、これら比較例1,2の硬
化シリコーンゴムの物性及び加圧定着ロールを複写機へ
実装した場合の結果を表1に示す。
【0061】
【表1】 *2mmシート物性はJIS−K−6301に準拠し測
定した。
【0062】なお、シートの硬化条件は、 付加型: 150℃×10分+200℃×2時間 有機過酸化物型:170℃×10分+200℃×2時間 室温硬化型: 25℃×96時間
【0063】表1の結果より、本発明に係る定着ロール
はミラー部の曇りを発生させ難く、コピー寿命を飛躍的
に向上させると共に、良好な物性を有していることが認
められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る定着ロール中に
含まれる200℃で10mmHg以上の蒸気圧を有する
低分子シロキサンのガスクロマトグラムである。
【図2】図2は比較例の定着ロール中に含まれる低分子
シロキサンのガスクロマトグラムである。
【図3】図3は比較例の定着ロール中に含まれる低分子
シロキサンのガスクロマトグラムである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)一般式(i) 【化1】 (但し、R1及びR2はメチル基、エチル基、フェニル
    基、トリフルオロプロピル基及びビニル基から選択され
    る同種又は異種の基を示し、kは5以上の整数を表
    す。)で示され、0.5mmHg以下の減圧下において
    180〜300℃で加熱ストリップするか又は30mm
    Hg以下の減圧下で加熱ストリップした後、溶剤抽出す
    ることにより200℃で10mmHg以上の蒸気圧を有
    する低分子シロキサンの含有量を0.2重量%より少な
    い量とした分子鎖両末端ビニル基封鎖オルガノポリシロ
    キサン100重量部、(2)一分子中にケイ素原子に結
    合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェ
    ンポリシロキサンを上記一般式(i)のオルガノポリシ
    ロキサンのビニル基1個に対しこのケイ素原子に結合し
    た水素原子を0.5〜5個供給し得るに十分な量、
    (3)充填剤0〜300重量部、(4)触媒量の白金系
    化合物からなる付加型シリコーンゴム組成物を硬化する
    ことによって得られ、200℃で10mmHg以上の蒸
    気圧を有する低分子シロキサンの含有量が0.2重量%
    より少ないシリコーンゴムで芯金を被覆してなることを
    特徴とする定着ロール。
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