JP2002189365A - 定着部材用液状付加硬化型シリコーンゴム組成物 - Google Patents

定着部材用液状付加硬化型シリコーンゴム組成物

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JP2002189365A
JP2002189365A JP2000385654A JP2000385654A JP2002189365A JP 2002189365 A JP2002189365 A JP 2002189365A JP 2000385654 A JP2000385654 A JP 2000385654A JP 2000385654 A JP2000385654 A JP 2000385654A JP 2002189365 A JP2002189365 A JP 2002189365A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れたトナー初期離型性及び離型耐久性を有す
る定着ロール等の定着部材を形成することができる定着
部材用シリコーンゴム組成物を提供する。 【解決手段】(a)一分子中に珪素原子と結合するアルケ
ニル基を2個以上含有し、25℃における粘度が1,000〜10
0,000cPであるオルガノポリシロキサン 100重量部、 (b)一分子中に少なくとも2個以上の珪素原子に直結した
水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン (a)成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基1個当
り、(b)成分中のケイ素原子に結合した水素原子数の比
が0.1〜3.0となる量、 (c)有効量の白金系触媒、並びに (d)25℃における粘度が(a)成分の粘度の3倍〜10倍であ
るオルガノポリシロキサン 1〜10重量部 を含有してなる定着部材用液状付加硬化型シリコーンゴ
ム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンター、FAXなどに使用する定着部材用液状
付加硬化型シリコーンゴム組成物に関し、詳しくは優れ
たトナー初期離型性及び離型耐久性を有する定着部材を
形成することができる定着部材用液状付加硬化型シリコ
ーンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、レーザービームプリンタ
ー、FAXなどに使用する定着ロール等の定着部材にはシ
リコーンゴムが使用されている。これはシリコーンゴム
のトナー対する離型性、耐熱性、圧縮永久歪などが他の
ゴム材料に比較して優れているからである。しかしなが
ら、最近この種の機器の高速化及びトナーの微粒子化に
伴い、トナーがシリコーンゴムロールに付着する、所謂
オフセット現象が問題になっている。
【0003】この問題を防止するためにシリコーンゴム
組成物中にシリコーンオイルやガム状のシリコーンを内
添したり、含浸させることにより離型性を高める方法や
フッ素樹脂層をシリコーンローラー表面に形成する方法
が知られている。ローラーの寸法安定性やコスト面で有
利なことからシリコーンオイルやガム状のシリコーンを
内添する方法が通常とられている。
【0004】例えば、25℃における粘度が20〜5000cSt
のジメチルシリコーンオイルと同粘度が5000〜6000cSt
のジメチルシリコーンオイルを併用する方法(特公平6-4
6337号公報)、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基
を有し、25℃における粘度が100〜100,000cPであるジオ
ルガノポリシロキサン10〜90重量部、1分子中に少なく
とも2個のアルケニル基を有し、25℃における粘度が1,0
00,000cP以上であるジオルガノポリシロキサン10〜90重
量部、オルガノシロキサンレジン、1分子中に少なくと
も2個の珪素原子に結合した水素原子を有するオルガノ
ポリシロキサン、及び白金系触媒を含有してなる定着ロ
ール用組成物(特開平7-41679)が知られているが、何れ
の場合も初期のトナー離型性が低かったり、トナー離型
性の耐久性が低く、トナー離型性が徐々に低下するとい
う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の問題を解決すること、即ち、優れたトナー初期離型性
及び離型耐久性を有する定着ロール等の定着部材を形成
することができる定着部材用シリコーンゴム組成物を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明らは上記課題を解
決するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。即
ち、本発明は、該課題の解決手段として、 (a)一分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を2個以
上含有し、25℃における粘度が1,000〜100,000cPである
オルガノポリシロキサン 100重量部 (b)一分子中に少なくとも2個以上の珪素原子に直結した
水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン (a)成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基1個当
り、(b)成分中のケイ素原子に結合した水素原子数の比
が0.1〜3.0となる量 (c)有効量の白金系触媒 (d)25℃における粘度が(a)成分の粘度の3倍〜10倍であ
るオルガノポリシロキサン 1〜10重量部 を含有してなる定着部材用液状付加硬化型シリコーンゴ
ム組成物を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下にシリコーン組成物の各成分
について説明する。 [(a)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン]本発
明に使用される(a)成分のアルケニル基含有オルガノポ
リシロキサンは通常、付加硬化型シリコーンゴムのベー
スポリマーとして使用されている公知のオルガノポリシ
ロキサンであり、25℃で1000cP(センチポイズ)から100,
000cP、好ましくは5,000〜100,000cP、より好ましくは1
0,000〜100,000cPの粘度を有するものである。
【0008】該アルケニル基含有オルガノポリシロキサ
ンは、通常、平均組成式: RaSiO(4-a)/2 (ここで、Rは独立にメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ヘキシ
ル、シクロヘキシル等のアルキル基、ビニル、アリル、
プロペニル、イソプロペニル、ブテニル等のアルケニル
基、フェニル、トリル、キシリル等のアリール基、ベン
ジル等のアラルキル基などの非置換の一価炭化水素基;
3,3,3-トリフルオロプロピル基、シアノメチル基等の上
記一価炭化水素基の水素原子の少なくとも一部がハロゲ
ン原子やシアノ基で置換された置換アルキル基などの置
換一価炭化水素基である。複数の置換基は、異なってい
ても同一であってもよいが、分子中にアルケニル基を2
個以上含んでいることが必要である。aは1.9〜2.4、好
ましくは1.95〜2.05の範囲の数である。)
【0009】このオルガノポリシロキサンは直鎖状であ
ってもよいし、RSiO3/2単位(Rは前記の通り)或いはS
iO4/2単位を含んだ分岐状であってもよいが、通常は主
鎖がジオルガノシロキサン単位(R2SiO2/2)の繰り返し
からなり、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基(R3
SiO1/2)で封鎖された、直鎖状のジオルガノポリシロキ
サンであることが好適である。珪素原子に結合した置換
基は、基本的には上記のいずれであってもよいが、アル
ケニル基は好ましくはビニル基が挙げられ、その他の置
換基としてはメチル基、フェニル基が望ましい。
【0010】このオルガノポリシロキサンは、当業者に
とって周知の方法によって製造される。例えば、目的と
する分子構成に対応するオルガノシクロポリシロキサン
とヘキサオルガノジシロキサンとをアルカリ又は酸触媒
の存在下に平衡化反応を行うことによって得ることが出
来る。この成分の例示としては、
【0011】
【化1】 (ここでRは前記の通りであり、n、mはそれぞれ下記
の粘度を満足する様な1以上の整数である。)等が挙げ
られる。
【0012】(a)成分のアルケニル基含有オルガノポリ
シロキサンは、25℃における粘度が1,000〜100,000cPで
あることが必要である。好ましくは5,000〜100,000cP、
より好ましくは10,000〜100,000cPである。該オルガノ
ポリシロキサンの粘度が低すぎる場合、組成物の硬化に
より得られるシリコーンゴムの機械的強度が低下し、ロ
ールとして、実用上問題がある。又、粘度が100,000cP
より高いと、組成物の粘度が高くなりすぎてロール成形
上取り扱いが困難になることが多い。
【0013】[(b)オルガノハイドロジェンポリシロキ
サン]本発明に使用される(b)成分のオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンは分子中のケイ素原子結合水素原
子(即ち、SiH基)が(a)成分のアルケニル基含有オルガ
ノポリシロキサン中のアルケニル基とヒドロシリル化付
加反応し、架橋剤とし働くものである。該オルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンの分子構造に特に制限はなく
従来製造されている例えば線状、環状、分岐状、三次元
網状等、各種の構造のものを使用可能であるが、一分子
中に少なくとも2個、好ましくは3個以上の珪素原子に
直接結合した水素原子(SiH基)を含むことが必要があ
る。この化合物の水素以外の珪素原子に結合する置換基
は(a)成分のオルガノポリシロキサンについて説明した
置換基Rと同様である(但し、アルケニル基等の脂肪族
不飽和結合を含まない。)。
【0014】この(b)成分の添加量は、(a)に含まれるケ
イ素原子に結合したアルケニル基1個に対して該(b)成分
中のケイ素原子に直結した水素原子の数が0.1〜3.0個と
なる量であり、好ましくは0.5〜2.0個となる範囲であ
る。0.1個未満では得られる硬化物の架橋密度が低くな
りすぎ、硬化シリコーンゴムの耐熱性に悪影響を与える
ことが多い。又、3.0個より多い場合には脱水素反応に
よる発泡が生じ易く、やはり耐熱性に悪影響を与える恐
れが生じる。
【0015】このオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンは当業者にとって周知の製造方法によって得ることが
可能である。極く一般的な製造方法を挙げると、例え
ば、オクタメチルシクロテトラシロキサン及び/又はテ
トラメチルシクロテトラシロキサンと末端基となりうる
ヘキサメチルジシロキサン或いは1,1'-ジハイドロ-2,
2',3,3'-テトラメチルジシロキサン単位を含む化合物と
を硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸、メタンスルホ
ン酸等の触媒の存在下に−10〜+40℃程度の温度で平衡
化させることによって容易に得ることが出来る。
【0016】[(c)白金系触媒](c)成分の白金系触媒
は、前記した(a)成分と(b)成分との付加反応(ハイドロ
サイレーション)を促進させるための触媒として使用さ
れるもので、当業者に於いて公知であるものをいずれも
使用することができる。具体的には、白金及び白金化合
物が挙げられ、これには例えば白金ブラック、塩化白金
酸、塩化白金酸のアルコール変性物、塩化白金酸とオレ
フィン、アルデヒド、ビニルシロキサン又はアセチレン
アルコール類等との錯体等が挙げられる。
【0017】該(c)成分の添加量は所謂有効量(即ち、
触媒量)でよく、希望する硬化速度に応じて適宜増減す
ればよい。通常は(a)成分に対して白金量で0.1〜1000pp
m、好ましくは1〜200ppmの範囲とすればよい。
【0018】[(d)高粘度オルガノポリシロキサン](d)
成分は、25℃における粘度が(a)成分のオルガノポリシ
ロキサンの粘度の3倍〜10倍と相対的に高いオルガノポ
リシロキサンである。該(d)成分のオルガノポリシロキ
サンの構造は特に制限されないが、液状の他の成分への
分散性、得られる組成物の粘度上昇が少ないこと、得ら
れるトナー初期離型性が良好であるなどの観点から、通
常、主鎖部分が実質的にジオルガノシロキサン単位の繰
り返しからなる、直鎖状のジオルガノポリシロキサンで
あり、室温で液状であることが好ましい。
【0019】より好ましい例としては、主鎖部分が実質
的にジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなり、分
子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖され、室温
で液状であるオルガノポリシロキサンが挙げられる。該
オルガノポリシロキサンは一分子中に珪素原子と結合す
るアルケニル基を2個以上、好ましくは、分子鎖末端の
ケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上含有した
ものであってもよい。
【0020】該(d)成分のオルガノポリシロキサンは、2
5℃における粘度が(a)成分の粘度の3倍以上かつ10倍以
下、好ましくは3.0倍以上10倍以下であることが必須で
ある。25℃における粘度が3倍より小さい場合、得られ
るトナー初期離型性及び離型耐久性が悪くなり、10倍を
超えると、トナー離型における滑り性を失い、トナー初
期離型性が悪くなる。添加量は(a)成分100重量部に対
し、1〜10重量部が望ましく、特に2〜8重量部が好まし
い。1重量部より小さいと離型耐久性が悪くなりがちで
あり、10重量部より大きいとトナー初期離型性が悪くな
り易い。
【0021】[任意成分]必要に応じて組成物に配合さ
れる他の任意成分としては、例えば充填剤、耐熱向上
剤、白金制御剤が挙げられる。充填剤は液状付加硬化型
シリコーンゴム組成物の硬化物に所定の硬度及び引張り
強さなどの物理的強度を付与するものである。用いる充
填剤としては、従来シリコーンゴム組成物に通常使用さ
れるものでよい。具体的には、たとえばヒュームドシリ
カ、結晶性シリカ(石英粉)、沈降性シリカ、疎水化処
理したシリカ、などが挙げられ、これらは1種単独でも
2種以上組み合わせてもよい。このような材料の例示と
しては、親水性のシリカとしては、Aerosil 130,200,30
0(日本アエロジル社、Degussa社製)、CabosilMS-5,MS-7
(Cabot社製)、RheorosilQS-102,103(徳山曹達社製)、Ni
psilLP(日本シリカ製)等が挙げられる。又疎水性シリカ
としては、AerosilR-812,R-812S,R-972,R-974(Degussa
社製)、Rheorosi1MT-10(徳山曹達社製)、NipsilSSシリ
ーズ(日本シリカ製)、結晶性シリカとしてはクリスタラ
イト、Minusil,Imisilが挙げられる。
【0022】充填剤の配合量は(a)成分100重量部に対し
て通常5〜300重量部が好ましく、より、好ましくは20〜
200重量部である。耐熱性向上剤としてはカーボンブラ
ック、酸化セリウム、水酸化セリウム、酸化鉄(ベンガ
ラ)などを使用することできる。
【0023】カーボンブラックは通常その製造方法によ
って、フェーネスブラック、チャネルブラック、アセチ
レンブラック、サーマルブラック等に類別し得るが、硫
黄、アミン含有量が多いと組成物の付加硬化型反応に硬
化阻害が生じるため、特に、アセチレンブラックが好適
に使用される。カーボンブラックの使用量は(a)成分100
重量部に対して通常0.2〜15重量部、好ましくは2〜10重
量部である。
【0024】ベンガラは黒色ベンガラ(Fe3O4),赤色ベン
ガラ(Fe2O3)が好適に使用させる。ベンガラの使用量は
通常(a)成分100重量部に対して、0.2〜30重量部、好ま
しくは2〜20重量部である。
【0025】酸化セリウムや水酸化セリウムは上記カー
ボンブラックと酸化鉄と共に添加することで相乗的に作
用し、硬度変化を押さえることができる。酸化セリウム
又は水酸化セリウムの使用量は成分(a)成分100重量部に
対して、0.1〜5重量部、好ましくは0.2〜2重量部であ
る。これらの任意成分は一種単独で又は2種以上併用に
て使用することができる。
【0026】更に本発明の組成物を実用に供するために
硬化時間の調整を行う必要がある場合には制御剤(付加
反応抑制剤)を配合してもよい。制御剤としては、例え
ば、ビニルシクロテトラシロキサンのようなビニル基含
有オルガノポリシロキサン、トリアリルイソシアヌレー
ト、アルキルマレエート、アセチレンアルコール類及び
そのシラン、シロキサン変性物、ハイドロパーオキサイ
ド、テトラメチルエチレンジアミン、ベンゾトリアゾー
ル及びそれらの混合物を挙げることができる。
【0027】本発明の組成物を用いて製造する定着部材
としては、定着ロールの他、定着ベルト、オイルフュー
ザーロール等が挙げられる。
【0028】定着ロールを成形する方法は限定されず、
例えば、金属シャフトの外周面に本発明の組成物を均一
に被覆後加熱する方法、金属シャフトの外周面にシリコ
ーンゴム層を形成し、次いで、このシリコーンゴム層表
面に本発明の組成物を被覆後加熱する方法が挙げられ
る。又、本発明の組成物は、近年開発されている定着ベ
ルトにも適用できる。金属又樹脂のフィルムの表面に本
発明の組成物を積層後加熱し、ベルト状の成形体を得
る。
【0029】更にロールの耐久性向上のために、本発明
の組成物をフッ素樹脂被覆シリコーンゴムロール又は、
フッ素ラテックス塗布シリコーンゴムロール用のシリコ
ーンゴム組成物としても使用してもよい。
【0030】
【実施例】以下、実施例によりこの発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、以下の記述において、Viはビニル基を示す。
【0031】−実施例1− (1)以下の手順で液状組成物1と2を調製した。両末
端がジメチルビニルシリル基で封鎖された25℃での粘度
が10,000cPであるジメチルポリシロキサン100重量部、2
5℃での粘度が30,000cPである両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサン3重量部(組成物1の
場合)又は10重量部(組成物2の場合)、平均粒径1.5
μmの結晶性シリカ20重量部、平均粒径0.16μmの酸化
鉄130ED(戸田工業(株))2重量部を均一の混合した。更に
その混合物に下式(1)で表される常温での粘度が約10cP
であるハイドロジェンメチルポリシロキサンを3重量部
(ビニル基含有ジメチルポリシロキサン中のビニル基に
対するSiH基のモル比(H/Vi):2.7mol/molに相当す
る)、珪素原子に直結したビニル基[−Si(CH3)(CH=CH2)
O−]を全シロキサン単位中該シロキサン単位として5モ
ル%含有する常温での粘度が1,000cPであるビニルメチ
ルポリシロキサンを4重量部、反応制御剤として1−エチ
ニル−シクロヘキサノール0.1重量部、白金ビニルシロ
キサン錯体を白金原子として50ppm添加均一になるまで
よく混合した。
【0032】
【化2】 こうして液状組成物1、2を得た。
【0033】(2)直径14mm×長さ250mmのアルミニウムシ
ャフト状に付加反応型液状シリコーンゴム用プライマー
NO.101A/B(信越化学工業製)を塗布した。ロール形状の
成形金型内にアルミニウムシャフトを設置し、液状組成
物1又は2を充填し、150℃で30分加熱硬化し、更に200℃
で4時間ポストキュアーして、外径18mm×長さ200mmのシ
リコーンゴムロールを作製した。更にPPC複写機の定着
ロールとして組み込み、10万枚複写を行ったところ、い
ずれも良好な複写物が得られた。
【0034】−比較例1− 25℃での粘度が30,000cPである両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサンの代りに、25℃での粘
度が20,O00cPである両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルポリシロキサン3重量部(組成物7の場合)又は1
0重量部(組成物8の場合)を用いる以外は、実施例1
と同様にして、液状組成物7又は8を得た。組成物1又は
2の代りに組成物7又は8を使用した以外は実施例1同
様にして実施例1同様にして外径18mm×長さ200mmのシ
リコーンゴムロールを作製した。更にPPC複写機の定着
ロールとして組み込み、4万枚複写にて、いずれも定着
むらな複写物が得られた。
【0035】−比較例2− 25℃での粘度が30,000cPである両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサンの代りに、25℃での粘
度が30,000cPである両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルポリシロキサン0.5重量部(組成物9の場合)又
は15重量部(組成物10の場合)を用いる以外は、実施例
1と同様にして、液状組成物9,10を得た。組成物1又は
2の代りに組成物9又は10を使用した以外は実施例1同
様にして、外径18mm×長さ200mmのシリコーンゴムロー
ルを作製した。更にPPC複写機の定着ロールとして組み
込み、1万枚複写にて、いずれも定着むらのある複写物
が得られた。
【0036】−比較例3− 25℃での粘度が30,000cPである両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサンの代りに、25℃での粘
度が30,000cPである両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルポリシロキサン7重量部と25℃での粘度が10,000,
000cPであるガム状両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルポリシロキサン3重量部とを用いる以外は実施例
1と同様にして、液状組成物11を得た。組成物1の代り
に液状組成物11を使用した以外は実施例1同様にして、
外径18mm×長さ200mmのシリコーンゴムロールを作製し
た。更にPPC複写機の定着ロールとして組み込み、1万枚
複写にて、定着むらのある複写物が得られた。
【0037】−比較例4− 25℃での粘度が30,000cPである両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサンの代りに、25℃での粘
度が10,000,O00cPであるガム状両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサン5重量部を用いる以外
は実施例1と同様にして、液状組成物12を得た。組成物
1の代りに液状組成物12を使用した以外は実施例1同様
にして、外径18mm×長さ200mmのシリコーンゴムロール
を作製した。更にPPC複写機の定着ロールとして組み込
み、1万枚複写にて、定着むらな複写物が得られた。
【0038】−実施例2− (1)以下の手順で液状組成物3と4を調製した。分子鎖
両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖され、メチルビニ
ルシロキサン単位として側鎖ビニル基を平均約10個含有
し、25℃での粘度が10,000cPである直鎖状ジメチルシロ
キサンポリマー100重量部、25℃での粘度が100,000cPで
ある両末端ジメチルビニル基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン3重量部(組成物3の場合)又は10重量部(組成物4
の場合)、平均粒径5μmの結晶性シリカ20重量部、平
均粒径0.16μmの酸化鉄130ED(戸田工業(株))2重量部を
均一に混合した。更にその混合物に下式(2)で表される
常温での粘度が約10cPであるハイドロジェンメチルポリ
シロキサンを3重量部(組成物3、4につき、それぞ
れ、H/Vi:0.6mol/mol、0.5mol/molに相当する)、珪素
原子に直結したビニル基[−Si(CH3)(CH=CH2)O−]を全シ
ロキサン単位中該シロキサン単位として5モル%含有す
る常温での粘度が1,000cPであるビニルメチルポリシロ
キサンを4重量部、反応制御剤として1−エチニル−1−
シクロヘキサノール0.1重量部、白金ビニルシロキサン
錯体を白金原子として50ppm添加均一になるまでよく混
合した。
【0039】
【化3】 こうして液状組成物3、4を得た。
【0040】(2)次に直径14mm×長さ300mmのアルミニウ
ムシャフト状に付加反応型液状シリコーンゴム用プライ
マーNO.101A/B(信越化学工業製)を塗布した。ロール形
状の成形金型内にアルミニウムシャフトを設置し、液状
組成物3,4を充填し、150℃で30分加熱硬化し、更に200
℃で4時間ポストキュアーして、外径18m×長さ250mmの
シリコーンゴムロールを作製した。更にPPC複写機の定
着ロールとして組み込み、10万枚複写を行ったところ、
いずれも良好な複写物が得られた。
【0041】−比較例5− 25℃での粘度が100,000cPである両末端ジメチルビニル
基封鎖ジメチルポリシロキサンの代りに、25℃での粘度
が20,000cPである両末端ジメチルビニル基封鎖ジメチル
ポリシロキサン3重量部(組成物13の場合)又は10重量
部(組成物14の場合)用いる以外は、実施例2と同様に
して液状組成物13又は14を得た。組成物3又は4の代り
に液状組成物13又は14を使用した以外は実施例2と同様
にして外径18mm×長さ250mmのシリコーンゴムロールを
作製した。更にPPC複写機の定着ロールとして組み込
み、5万枚複写にて、いずれも定着むらな複写物が得ら
れた。
【0042】−比較例6− 25℃での粘度が100,000cPである両末端ジメチルビニル
基封鎖ジメチルポリシロキサンの代りに、25℃での粘度
が100,000cPである両末端ジメチルビニル基封鎖ジメチ
ルポリシロキサン0.5重量部(組成物15の場合)又は15
重量部(組成物16の場合)用いる以外実施例2と同様に
して液状組成物15又は16を得た。組成物3又は4の代り
に液状組成物15又は16を使用した以外は実施例2同様に
して外径18mm×長さ250mmのシリコーンゴムロールを作
製した。更にPPC複写機の定着ロールとして組み込み、3
万枚複写にて、いずれも定着むらな複写物が得られた。
【0043】−実施例3− 次のようにして液状組成物5と6を調製した。両末端が
ジメチルビニルシリル基で封鎖された25℃での粘度が10
0,000cPであるジメチルポリシロキサン100重量部、25℃
での粘度が300,000cPである両末端トリメチルシロキシ
基封鎖ジメチルポリシロキサン3重量部(組成物5の場
合)又は10重量部(組成物6の場合)、平均粒径1.5μ
mの結晶性シリカ20重量部、平均粒径0.16μmの酸化鉄
130ED(戸田工業(株))2重量部を均一の混合した。更にそ
の混合物に下式(3)で表される常温での粘度が約10cPで
あるハイドロジェンメチルポリシロキサンを0.6重量部
(H/Vi:1.8mol/molに相当する)、珪素原子に直結した
ビニル基[-Si(CH3)(CH=CH2)O-]を全シロキサン単位中該
シロキサン単位として5モル%含有する常温での粘度が
1,000cPであるビニルメチルポリシロキサンを4重量部、
反応制御剤として1−エチニル−1−シクロヘキサノール
0.1重量部、白金ビニルシロキサン錯体を白金原子とし
て50ppm添加均一になるまでよく混合した。
【0044】
【化4】 こうして液状組成物5、6を得た。
【0045】(2)直径14mm×長さ250mmのアルミニウムシ
ャフト状に付加反応型液状シリコーンゴム用プライマー
N0.101A/B(信越化学工業製)を塗布した。ロール形状の
成形金型内にアルミニウムシャフトを設置し、液状組成
物5又は6を充填し、150℃で30分加熱硬化し、更に200℃
で4時間ポストキュアーして、外径18mm×長さ200mmのシ
リコーンゴムロールを作製した。更にPPC複写機の定着
ロールとして組み込み、10万枚複写を行ったところ、い
ずれも良好な複写物が得られた。
【0046】
【発明の効果】本発明の定着部材用シリコーンゴム組成
物によれば、優れたトナー初期離型性及び離型耐久性を
有する定着ロール等の定着部材を形成することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 13/00 F16C 13/00 B E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一分子中に珪素原子と結合するアルケ
    ニル基を2個以上含有し、25℃における粘度が1,000〜10
    0,000cPであるオルガノポリシロキサン 100重量部、
    (b)一分子中に少なくとも2個以上の珪素原子に直結した
    水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
    ン(a)成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基1個
    当り、(b)成分中のケイ素原子に結合した水素原子数の
    比が0.1〜3.0となる量、(c)有効量の白金系触媒、並び
    に(d)25℃における粘度が(a)成分の粘度の3倍〜10倍で
    あるオルガノポリシロキサン 1〜10重量部を含有し
    てなる定着部材用液状付加硬化型シリコーンゴム組成
    物。
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