JPH068181Y2 - 脱気用装置 - Google Patents

脱気用装置

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JPH068181Y2
JPH068181Y2 JP1988070917U JP7091788U JPH068181Y2 JP H068181 Y2 JPH068181 Y2 JP H068181Y2 JP 1988070917 U JP1988070917 U JP 1988070917U JP 7091788 U JP7091788 U JP 7091788U JP H068181 Y2 JPH068181 Y2 JP H068181Y2
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JP
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cylinder
waterproof sheet
joining
support plate
cap body
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JP1988070917U
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光 加納
岩夫 兵井
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は脱気用装置に係り、詳しくは現場に設置し、現
場において防水シートの接合を容易ならしめるのに適し
た脱気用装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に下地に防水シートを敷設する場合、日射等の環境
温度によって下地に含まれる水分が蒸発し、水蒸気とな
って防水シートに膨れを生ぜしめる。
この膨れは直接、防水機能に関係はないとは云え、建築
物の美観を損なうのみならず、防水シートの接着性能の
低下を誘発し、あるいは膨れの伸縮により防水層の劣化
を促進させていた。
そこで、従来、かかる防水シートの膨れを防止すべく、
不織布あるいは連続気泡の発泡プラスチック体を用いて
下地と防水シートの端末や脱気用装置に連絡し、防水シ
ートと下地間に内存する気体を外部に排出することが行
われていた。
なかでも、上記脱気用装置を防水シートに連絡させる構
造はよく用いられるところであり、第8図に示すように
筒状体(14)の円盤体(15)を下地(16)に設置すると共に筒
状体(14)を脱気シート付の防水シート(17)に貫通させて
この上に脱気筒(18)を設置し、その上部にキャップ(19)
を被せて外部からの雨水の進入を防止する構造からなっ
ている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記構造からなる脱気用装置はこれを防水シー
トの敷設現場において設置するのみ多大の手間を必要と
すると共に、防水シートと脱気用装置間の防止性も必ら
ずしも確実とはいえない難点を有していた。
本考案は叙上の如き実状に対処し、特に防水シートと脱
気用装置との間の防水性をより確実にし、また現場での
設置をより容易ならしめる脱気用装置の提供を目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 即ち、上記目的に適合する本考案の特徴とするところ
は、前記下地に敷設した防水シートと、下地間に内存す
る気体を外部へ排出するための脱気用装置において、気
体流通路を有する支持板を脱気筒下部に具備させ、脱気
筒上部にキャップ体を気体排出可能に嵌入すると共に、
前記支持板に防水シートと同質材からなる接合用の補助
シート片を予め一体に接着し、構成せしめた点にある。
ここで、脱気筒下部の気体流通路は、例えば支持板の裏
面に通気路を形成する支台を配設することによって形成
され、また脱気筒上部の排気可能構造は脱気筒上部外周
壁にキャップ体との間に複数の突起部を形成し、かつ脱
気筒上部に排気用溝部を形成することなどによって実施
される。
なお、脱気筒下部の支持板に対する接合用補助シート片
に予め脱気筒底部の支持板と脱気筒下部とを併せ覆うよ
うな形状の成型体を使用することによっても可能であ
り、この場合には脱気筒を上下に分割構成し、前記成型
体を脱気筒下部に設置せしめるようにするのが好適であ
る。
(作用) 叙上の如き構成を有する脱気用装置はこれを現場にて設
置するにあたり、該装置を現場に敷設されている防水シ
ートの切欠き部にその接合用補助シート片を重ね合わ
せ、該補助シート片と防水シートとを接合することによ
って容易に設置される。
そして、このとき、内存する気体は支持板裏面の気体流
通路より脱気筒を通り、キャップ体との間の排気通路を
通じて外部へ排出される。
(実施例) 以下、添付図面を参照し、本考案の具体的実施例につい
て説明する。
第1図乃至第4図は本考案に係る脱気用装置の1例を示
し、これら図において(1)は脱気用装置、(2)はその要部
をなす脱気筒、(3)はその下部に設けられ、脱気筒(2)を
安定して立てておくための支持板、(4)は脱気筒(2)上部
に嵌入され雨やごみ、その他のものが脱気筒(2)内へ入
り込むのを防止するためのキャップ体であって、これら
脱気筒(2),支持板(3),キャップ体(4)によって脱気用
装置の本体要部が形成されており、前記脱気筒(2)は防
水シートと下地間の気体を外部へ排出するため防水シー
トの下側と外側をつなぐように設置される。
しかして、上記構成において、脱気筒(2)には第2図及
び第3図に示すようにその外周壁上部に複数個の突起部
(5)が設けられ、前記キャップ体(4)を被せたとき、該キ
ャップ体を安定した状態で位置させ、かつ、排気を可能
ならしめていると共に、脱気筒(2)の頂部には溝部(6)が
設けられ、前記キャップ体(4)を被せたときの排気用通
路を形成している。
一方、前記脱気筒(2)を支持する支持板(3)には適宜、脱
気筒(2)を下地に固定しておくための孔(7)が設けられて
おり、これにアンカーピン等(図示せず)を用いること
によって固定が可能となっている。
また、前記脱気筒(2)下部の支持板(3)裏面には更に第4
図に示すように円弧状の支台(8)が断続的に複数個設け
られていて、その各支台(8)の間に気体流通路が作られ
ている。
なお、上記脱気用装置(1)を構成する脱気筒(2)及びキャ
ップ体(4)は通常、ポリエチレン,ポリ塩化ビニル等の
合成樹脂又は銅,スチール等の金属材からなっている。
(9)は上記脱気用装置の支持板(3)に装着された本考案の
もう1つの特徴をなす接合用補助シート片を示し、通
常、防水シートで作られており、前記支持板(3)への装
着には公知の各手段が用いられる。
即ち、第1図にあっては支持板(3)に対し重ね代(10)を
もって重合し、両部材の材質にもよるが熱融着または接
着剤等を用いて接着が行われる。
しかし、予め、支持板(3)から脱気筒(2)下部を覆うよう
な形状の成型体を作成し、これを脱気筒(2)下部でクラ
ンプ等を使用して機械的に、又は接着剤等で取り着ける
ことも可能である。
何れにしても現場で設置する前に予め、一体化しておけ
ば現場での簡易的な接合より、より確実な防水性が確保
することができる利点がある。
第6図及び第7図はその各例であり、第6図にあって
は、接合用補助シート片(9)を脱気筒(2)の下部と支持板
(3)に沿うような成型体として予め作成し、これを脱気
筒(2)の径に合わせて適宜ラップさせ、接着せしめてい
る。
一方、第7図は脱気筒(2)を接合用補助シート成型体(9)
に覆われる部より上部で、かつ突起部(5)より下の部分
において上部(2a)と下部(2b)に分離可能な構造となして
おり、第6図の如くラップさせることなく脱気筒(2)下
部に成型体の接合用補助シート(9)を設置せしめてい
る。
この場合には前記の各場合に比し遥かに作業性が良好と
なる。
なお、接合用補助シート片(9)としてはEPDM等のゴム系
又はポリエチレン,ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂が使
用可能であるが、接合する防水シート(12)の材質に合わ
せてこれと同じ材質のものとすることが実効的である。
第5図は上記の如き脱気用装置(1)の設置態様を示して
おり、上記脱気用装置(1)を現場に敷設されている防水
シート(12)の切欠き部(13)に重ね合わせ接合用補助シー
ト片(9)と防水シート(12)との接合を行うことによって
設置している。
このとき、本考案脱気用装置(1)において上部のキャッ
プ体(9)が第1図に示すように脱気筒(2)を比較的長く覆
うようにすることにより、雨水や塵埃が極めて脱気筒
(2)内へ入り難く、またキャップ体(4)に多少の衝撃が加
わってもキャップ体(4)が外れたり、折損したりするこ
とが少なくなる。
(考案の効果) 本考案は以上のように脱気用装置として脱気筒の上部を
キャップ体によって排気可能に被覆すると共に、脱気筒
下部の支持板に予め接合用補助シート片を装着したもの
であり、上部のキャップ体によって雨水や塵埃等が脱気
筒内から防水シート下へ入り込むことがなく、防水,防
汚を完全ならしめると共に、特に、接合用補助シートを
予め一体に設けたことによって下地に敷設された防水シ
ートとの現場接合がより簡易化され、従来手間を要して
いた現場接合の作業性をより良好ならしめるばかりでな
く、接合後は防水シートとして利用し得る効果を奏す
る。
特に請求項2に示す如く支持板裏面に気体流通路を形成
することにより防水シートと下地間に内存する気体の流
通をより効率的に確保する。
また、請求項3の如く脱気筒上部に突起部を設け、脱気
筒頂部に通気溝部を切欠したことにより気体排出を妨げ
ることなく、キャップ体の固定を確実にする。
更に請求項4の如く脱気筒を上下に分離可能な構造と
し、下部に接合用補助シート片を装着せしめることによ
り接合用補助シート片の装着がより簡単となり、現場接
合作業の一層の簡易化を可能ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る脱気用装置の1例を示す断面図、
第2図は同装置を構成する脱気筒の平面図、第3図は第
2図におけるA−A断面図、第4図は前記脱気筒の底面
図、第5図は上記脱気用装置の設置状況を示す説明斜視
図、第6図は本考案装置の変形実施例を示す部分斜視
図、第7図は更に本考案装置の他の実施例を示す断面
図、第8図は従来の脱気筒の設置態様を示す断面図であ
る。 (1)…脱気用装置,(2)…脱気筒, (4)…キャップ体,(5)…突起部, (9)…接合用補助シート,(10)…重ね代,

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地に敷設した防水シートと下地間に内存
    する気体を外部へ排出するための脱気用装置であって、
    気体の流通路を有する支持板を下部に具備した脱気筒の
    上部にキャップ体を気体排出可能に嵌入せしめると共
    に、上記支持板に防水シートと同質材からなる接合用補
    助シート片を予め一体に装着せしめたことを特徴とする
    脱気用装置。
  2. 【請求項2】脱気筒下部に設けられた支持板の裏面に気
    体流通路を形成する支台が配設されている請求項1記載
    の脱気用装置。
  3. 【請求項3】脱気筒外周壁上部に複数の突起部が設けら
    れると共に、頂部には排気用通路をなす溝部が形成さ
    れ、キャップ体を安定した状態で配置すると共に排気を
    可能ならしめている請求項1又は2記載の脱気用装置。
  4. 【請求項4】脱気筒を上部と下部に分離可能に形成し、
    下部に接合用補助防水シート片を設置せしめる請求項
    1,2又は3記載の脱気用装置。
JP1988070917U 1988-05-27 1988-05-27 脱気用装置 Expired - Lifetime JPH068181Y2 (ja)

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JPH01173231U JPH01173231U (ja) 1989-12-08
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