JPS6334026Y2 - - Google Patents

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JPS6334026Y2
JPS6334026Y2 JP1845484U JP1845484U JPS6334026Y2 JP S6334026 Y2 JPS6334026 Y2 JP S6334026Y2 JP 1845484 U JP1845484 U JP 1845484U JP 1845484 U JP1845484 U JP 1845484U JP S6334026 Y2 JPS6334026 Y2 JP S6334026Y2
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JP
Japan
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head
waterproof layer
valve
valve seat
cylindrical part
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JP1845484U
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English (en)
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JPS60129426U (ja
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は脱気用装置に係り、詳しくは下地に敷
設する防水層の膨れの要因となる水分、水蒸気を
排気し、かつ、外部からの湿気、水の逆流を防止
し得る逆止弁機能を有する脱気用装置に関するも
のである。
(従来技術) 建築屋根等の下地にはゴムあるいはゴムアスフ
アルト等からなる防水シートが敷設され下地への
水の流入を防止している。
ところが、上記下地は通常、コンクリートが一
般に使用されているため、環境温度が高くなると
下地に内在している水分が水蒸気となつて下地の
表面に到達し防水シートを膨れさせていた。
この膨れは防水機能に関係ないとはいえ、建築
物の美観を損うばかりか、接着性能の低下を誘発
したり、あるいは膨れの伸縮により防水層の劣化
を促進させていた。
従来、この防水層の膨れを防止するために、不
織布とか、あるいは連続気泡の発泡プラスチツク
体を下地と防水層の間に格子状もしくは線状に貼
り付け防水層の端末あるいは脱気装置に連結させ
ることによつて内在する水蒸気を放出したり、あ
るいは単に脱気装置を防水層に連結していた。
上記脱気装置を防水層に連結させる構造は、例
えば第1図に図示するように筒状体1の円盤体2
を下地3に設置すると共に筒状部1を脱気シート
付の防水層4に貫通させ、この上に脱気塔5を設
置すると共にキヤツプ体6をかぶせて外部からの
雨水の侵入を防止する構造からなる。
しかし、この脱気装置の構造は通常の雨では水
分の脱気装置内部への侵入はないけれども、豪雨
や豪雪になるとキヤツプ体6と脱気塔5の排気用
隙間から水分が侵入することがあるため、水密性
に不安を残していた。
しかも、又、前記脱気塔5と防水層4とは重ね
合せ接合であるため防水層の接合が極めてやつか
いな問題になつていた。
(考案の目的) 本考案は、上述のような問題点を改善し、防水
層固定用スリーブと弾性シート弁を組み合せ用い
ることによつて防水層を容易に取り付けることが
可能で、しかも水密性に富み、確実に防水層と下
地間の水蒸気を外部へ排出することを目的とする
ものである。
(考案の構成) 即ち、本考案の特徴とするところは、つば部と
筒部を有する脱気塔の筒部外周面に防水層固定用
スリーブを嵌め込み、一方、該筒部の上端に、緩
やかな傾斜面をもつ複数個の排気孔を有する弁座
部の頭部を固定すると共に前記緩やかな傾斜面を
もつた弁座部の頭部表面に弾性シート弁を密接す
るように固定し、かつ前記弁座部を上蓋によつて
被せた脱気装置の構成にある。
(実施例) 以下、添付図面を参照しつつ本考案の実施例を
具体的に説明する。
第2図は本考案に係る脱気装置の1例を示す縦
断面図であり、第3図は第2図の平面図で上半部
を示す。
これら図より明らかな如く、本考案脱気装置主
要部は大別して脱気塔7、弁座部8及び上蓋9の
各部より構成されている。このうち、脱気塔7は
下地と接するつば部10とこれより垂直に立ち上
つた筒部11からなり、筒部11の外表面にはネ
ジ部12が設けられ防水層固定用スリーブ13が
このネジ部12に嵌め込まれるようになつてい
る。従つて、脱気塔のつば部10上に設置される
防水層、例えば加硫ゴムシート、樹脂シート等は
防水層固定用スリーブ13によつて締め付けら
れ、容易に防水層を脱気用装置に取り付けること
ができる。
一方、前記脱気塔の筒部11の上部において
は、弁座部8が筒部11上端にネジ込まれた状態
で取り付けられ、該弁座部8は排気孔14を複数
個分散した頭部15と該頭部の裏面より下方へ一
体に延出する筒状脚16を有し、筒状脚16の外
周面に設けたネジ17によつて前記筒部11に固
定されている。
そして、上記弁座部の頭部15表面は中央部が
隆起した状態の傾斜面となつており、中央部を開
放した弾性シート弁18が該弁座部頭部15の排
気孔14を被覆するように頭部15の外周部にお
いてボルト19で固定されている。そのため、弾
性シート弁18と頭部15との密着力は適度に大
きくなつて外部の水や湿気を脱気用装置内へ入れ
ないようになり、また、弾性シート弁18もそれ
ほど伸ばされていないため、防水層と下地間に内
在する水蒸気の排気能力を充分存在する。
次に、前記弁座部の頭部15には、更にこれに
被せる屋根型の上蓋20がこれの裏面に一体に取
付けられた支柱21を頭部15の中央部に嵌合す
ることによつて固定されており、これによつて外
部からの雨水が頭部15に設けた排気孔14から
侵入しないように構成している。
なお、脱気装置を構成する前記脱気塔7、弁座
部8、防水層固定用スリーブ13あるいは上蓋2
0は何れもポリエチレン、硬質ポリ塩化ビニール
等の合成樹脂や、あるいは金属を素材とし、また
弾性シート弁18はエチレン・プロピレンターポ
リマー、ブチルゴムを初めとする弾性材料が好ま
しく、その厚さは0.3〜1.5mm程度が好適である。
(考案の効果) 本考案の脱気装置は以上のように脱気塔の筒部
外側に防水層固定用スリーブを設けたことによつ
て防水層を該スリーブと脱気塔のつば部に容易に
挾持固定することが可能となり、脱気塔と防水層
との接合が極めて簡易化され、従来の接合を大巾
に改善すると共に、弾性シート弁を緩やかに傾斜
した弁座部の頭部に密着させることによつて弾性
シート弁の頭部表面との密着力も高まり、外部か
らの水分、湿気の侵入を確実に防止し、従つて、
水密性が充分確保され、しかも、弾性シート弁も
殆んど伸ばされていないために排気能力も低下す
ることがなく、防水層の脱気用装置として頗る有
効、かつ実用性大なる装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の脱気装置を防水層へ取り付けた
ときの概要断面図、第2図は本考案の脱気用装置
の断面図、第3図は同第2図の平面図で、上半部
のみを示す。 7……脱気塔、8……弁座部、9……上蓋、1
0……つば部、11……筒部、13……防水層固
定用スリーブ、14……排気孔、15……頭部、
18……弾性シート弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. つば部と筒部を有する脱気塔の該筒部外表面に
    防水層固定用スリーブを嵌め込み、一方、該筒部
    の上端に緩やかな傾斜面に複数個の排気孔を分散
    せしめた頭部をもつ弁座部を設置すると共に、前
    記緩やかな傾斜面もつた弁座部の頭部表面に弾性
    シート弁を密接するように固定し、かつ上記弁座
    部の頭部を上蓋によつて被覆してなることを特徴
    とする脱気用装置。
JP1845484U 1984-02-09 1984-02-09 脱気用装置 Granted JPS60129426U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1845484U JPS60129426U (ja) 1984-02-09 1984-02-09 脱気用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1845484U JPS60129426U (ja) 1984-02-09 1984-02-09 脱気用装置

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Publication Number Publication Date
JPS60129426U JPS60129426U (ja) 1985-08-30
JPS6334026Y2 true JPS6334026Y2 (ja) 1988-09-09

Family

ID=30507110

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JPS60129426U (ja) 1985-08-30

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