JP2574833Y2 - 覆土保持用構造体 - Google Patents
覆土保持用構造体Info
- Publication number
- JP2574833Y2 JP2574833Y2 JP1989095290U JP9529089U JP2574833Y2 JP 2574833 Y2 JP2574833 Y2 JP 2574833Y2 JP 1989095290 U JP1989095290 U JP 1989095290U JP 9529089 U JP9529089 U JP 9529089U JP 2574833 Y2 JP2574833 Y2 JP 2574833Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- sheet
- water
- synthetic resin
- thickness
- Prior art date
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Revetment (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は特に法面に施工した場合に、遮水とともに覆
土の保持が良好な覆土保持用構造体に関するものであ
る。
土の保持が良好な覆土保持用構造体に関するものであ
る。
[従来の技術] 貯水池等の法面に遮水シートを施工する場合、シート
の曝露劣化、破れの防止のため、あるいは芝等の植生を
するため、シート上に覆土することが行われる。シート
上の覆土は滑落したり降雨によって流失するため、これ
を防止するため種々の工夫が為されているが施工、性能
の両面で十分満足し得る方法ではなかった。
の曝露劣化、破れの防止のため、あるいは芝等の植生を
するため、シート上に覆土することが行われる。シート
上の覆土は滑落したり降雨によって流失するため、これ
を防止するため種々の工夫が為されているが施工、性能
の両面で十分満足し得る方法ではなかった。
[考案の目的] 本考案は法面への施工が容易で覆土保持が良好な覆土
保持用構造体を提供しようとするものである。
保持用構造体を提供しようとするものである。
[考案の構成] 本考案の要旨は、遮水性の合成樹脂シートの片面又は
両面に、太さ1〜5m/mφの熱可塑性合成樹脂線条を捲、
褶曲させその相互接点を溶融接着させた、空隙率が80〜
95%、厚み20〜100mmの立体網状構造体を接合しシート
と一体化してなる覆土保持用構造体、に存する。
両面に、太さ1〜5m/mφの熱可塑性合成樹脂線条を捲、
褶曲させその相互接点を溶融接着させた、空隙率が80〜
95%、厚み20〜100mmの立体網状構造体を接合しシート
と一体化してなる覆土保持用構造体、に存する。
以下詳細に説明する。
本考案で用いる遮水性の合成樹脂シートの材質は遮水
性と可撓性があればどのようなものでもよいが、例えば
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイ
ロン、ポリエチレンテレフタレート、EPDM、EVA等の熱
可塑性樹脂を用いるのがよい。具体的には例えば、三菱
化成ビニル(株)製のサンプレーン シート、ビニカ
シート、ジオプレーン等が好適に用いられる。
性と可撓性があればどのようなものでもよいが、例えば
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイ
ロン、ポリエチレンテレフタレート、EPDM、EVA等の熱
可塑性樹脂を用いるのがよい。具体的には例えば、三菱
化成ビニル(株)製のサンプレーン シート、ビニカ
シート、ジオプレーン等が好適に用いられる。
又、本考案で用いる立体網状構造体は、太さ1〜5m/m
φの熱可塑性合成樹脂線条を捲、褶曲させその相互接点
を溶融接着させた、空隙率が80〜95%、厚み20〜100mm
の立体網状構造体である。熱可塑性合成樹脂としては、
合成樹脂シートの材質として例示したものが挙げられ
る。
φの熱可塑性合成樹脂線条を捲、褶曲させその相互接点
を溶融接着させた、空隙率が80〜95%、厚み20〜100mm
の立体網状構造体である。熱可塑性合成樹脂としては、
合成樹脂シートの材質として例示したものが挙げられ
る。
更に、熱可塑性合成樹脂線条の断面は円のみならず多
角形であってもよい。
角形であってもよい。
このような構造体は例えば実開昭49−48307号に記載
されており、製造法の例としては例えば特公昭50−3918
5に記載されている。
されており、製造法の例としては例えば特公昭50−3918
5に記載されている。
具体的には例えば新光ナイロン(株)製のヘチマロン
等が挙げられる。
等が挙げられる。
厚みを大とするために薄い集合体を重ねて用いること
も出来る。その場合、構造体同士の接合は集合体の対向
面の一方又は両方に鈎状のフックを設ける、あるいはワ
イヤーにより結束する等種々の方法をとることが出来
る。
も出来る。その場合、構造体同士の接合は集合体の対向
面の一方又は両方に鈎状のフックを設ける、あるいはワ
イヤーにより結束する等種々の方法をとることが出来
る。
遮水シートと立体網状構造体との接合は第1図に示す
ように線条とフィルムの接触部を溶融接合するのが強度
的に有利であるが他の接合方法でもよい。
ように線条とフィルムの接触部を溶融接合するのが強度
的に有利であるが他の接合方法でもよい。
覆土の保持をより効果的に行うために、第2図に示す
ように遮水シートに凸部を設けて堰とする、あるいは第
3図に示すように立体網状構造体に空間部を設け、その
部分に透水性の布、不織布、フェルト等を挿入する等の
態様をとることが出来る。これらの態様は勾配の大きな
法面に有利に適用できる。
ように遮水シートに凸部を設けて堰とする、あるいは第
3図に示すように立体網状構造体に空間部を設け、その
部分に透水性の布、不織布、フェルト等を挿入する等の
態様をとることが出来る。これらの態様は勾配の大きな
法面に有利に適用できる。
第5図は遮水シートの両面に立体網状構造体を接合し
た態様を示すもので、主として土中への埋立に使用す
る。
た態様を示すもので、主として土中への埋立に使用す
る。
土中にシートを埋込むとシート面で滑りが発生し、土
壌が不安定となって崩壊を起す。土壌の安定は土質固有
の剪断強さによるところが大きい。遮水シートの両面に
網状形を設けたものを土中に埋設すると、土が網状体の
空隙に入り込み、土壌と連続した形状になるので、土の
剪断力を保つことが可能である。この場合立体網状構造
体には土の剪断による力が加わるので、これに耐える立
体網状構造体及び遮水シートの強度が要求されるが、立
体網状構造体の径を1〜5m/mφの範囲内で大きくした
り、遮水シートの厚みを厚くすることで対応することが
可能である。
壌が不安定となって崩壊を起す。土壌の安定は土質固有
の剪断強さによるところが大きい。遮水シートの両面に
網状形を設けたものを土中に埋設すると、土が網状体の
空隙に入り込み、土壌と連続した形状になるので、土の
剪断力を保つことが可能である。この場合立体網状構造
体には土の剪断による力が加わるので、これに耐える立
体網状構造体及び遮水シートの強度が要求されるが、立
体網状構造体の径を1〜5m/mφの範囲内で大きくした
り、遮水シートの厚みを厚くすることで対応することが
可能である。
[考案の効果] 本考案は法面に適用して遮水とともに覆土の保持を行
うのに好適であり、又、態様により土中に埋設して遮水
を行う場合の土壌強度の保持に有効である。
うのに好適であり、又、態様により土中に埋設して遮水
を行う場合の土壌強度の保持に有効である。
第1〜3図は本考案に係る覆土保持用構造体の側面の概
念図を示す。 第4図は、遮水シートの両面に立体網状構造体を設けた
本考案の覆土保持用構造体を斜めに土中に埋設した使用
態様の概念図を示す。 図中1は立体網状構造体、2は遮水シート、3は溶融接
合部、4は凸部、5はフェルト等の透水性材、6は土
壌、7は地表面である。
念図を示す。 第4図は、遮水シートの両面に立体網状構造体を設けた
本考案の覆土保持用構造体を斜めに土中に埋設した使用
態様の概念図を示す。 図中1は立体網状構造体、2は遮水シート、3は溶融接
合部、4は凸部、5はフェルト等の透水性材、6は土
壌、7は地表面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 河口 武志 千葉県千葉市幕張町5―407―7 (56)参考文献 実開 昭63−190330(JP,U) 実開 昭58−134442(JP,U) 実開 昭63−130543(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】遮水性の合成樹脂シートの片面又は両面
に、太さ1〜5m/mφの熱可塑性合成樹脂線条を捲、褶曲
させその相互接点を溶融接着させた、空隙率が80〜95
%、厚み20〜100mmの立体網状構造体を接合しシートと
一体化してなる覆土保持用構造体 - 【請求項2】請求項1に記載の覆土保持用構造体よりな
る植生材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989095290U JP2574833Y2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 覆土保持用構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989095290U JP2574833Y2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 覆土保持用構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0336029U JPH0336029U (ja) | 1991-04-09 |
JP2574833Y2 true JP2574833Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=31644564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989095290U Expired - Fee Related JP2574833Y2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 覆土保持用構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574833Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3260650B2 (ja) * | 1997-02-14 | 2002-02-25 | 大和紡績株式会社 | 遮水性植生基盤材 |
JP4520348B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2010-08-04 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 遮水性植生基盤材 |
JP4791902B2 (ja) * | 2006-07-21 | 2011-10-12 | 味岡株式会社 | 盛土工法用遮水シート、盛土構造、及び、盛土工法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58134442U (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-09 | 三星産業株式会社 | 法面保護用防水防草シ−ト |
-
1989
- 1989-08-11 JP JP1989095290U patent/JP2574833Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0336029U (ja) | 1991-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |