JPH068116U - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

Info

Publication number
JPH068116U
JPH068116U JP5312492U JP5312492U JPH068116U JP H068116 U JPH068116 U JP H068116U JP 5312492 U JP5312492 U JP 5312492U JP 5312492 U JP5312492 U JP 5312492U JP H068116 U JPH068116 U JP H068116U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
opening
cloth piece
housing
supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5312492U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2600009Y2 (ja
Inventor
和夫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP1992053124U priority Critical patent/JP2600009Y2/ja
Publication of JPH068116U publication Critical patent/JPH068116U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2600009Y2 publication Critical patent/JP2600009Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】取り付け用スタッドを挿通する小円孔25部分
に大きな引っ張り力が加わった場合でも、この小円孔2
5と開口17との間部分が破れにくくする。 【構成】それぞれ多数の第一の糸31、31と第二の糸
32、32とを編組してなる第一の布片14の中央部
に、四角形の開口17を形成する。この開口17の第
一、第二の辺21と第一の糸31、31とを、第三、第
四の辺23、24と第二の糸32、32とを、互いに平
行にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係るエアバッグ装置は、衝突事故の際に運転者を保護するもので、 エアバッグ装置作動時に、エアバッグのハウジングに対する支持が失われるのを 防止する。
【0002】
【従来の技術】
衝突事故の際には、自動車が他の自動車等とぶつかる所謂一次衝突に続いて、 運転者がステアリングホイールにぶつかる、所謂二次衝突が発生する。この二次 衝突の際に運転者の身体に加わる衝撃を緩和し、運転者を保護する事を目的とし て、エアバッグ装置を使用する事が増えている。
【0003】 エアバッグ装置は、衝突事故の際にエアバッグを急激に膨らませ、運転者の身 体をこのエアバッグにより受け止めるもので、従来から例えば、特公昭57−6 0166号公報、特開平2−256541号公報、実開平2−91051号公報 、同3−37050号公報、同3−42760号公報、同3−72057号公報 に記載されたものが知られている。図15はこの内の、実開平3−42760号 公報に記載されたエアバッグ装置を示している。
【0004】 ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト2を回転させる為、このス テアリングシャフト2の後端部に結合固定する。そして、エアバッグモジュール と呼ばれるユニット3を、このステアリングホイール1の中央部に支持固定する 。
【0005】 このユニット3は、上記ステアリングホイール1に固定されるハウジング4と 、このハウジング4の中央部に支持固定され、衝突事故の発生に伴なって、窒素 ガス等の圧力ガスを噴出するインフレータ5と、折り畳まれた状態で上記ハウジ ング4に支持され、衝突事故の際、上記圧力ガスによって膨張させられる袋状の エアバッグ6と、上記ハウジング4に支持され、通常時にはこのエアバッグ6を 覆うカバー7とから構成される。
【0006】 この内のエアバッグ6には、上記インフレータ5のガス吐出部8を挿入可能な 内径を有する、円形の開口9を形成している。そして、この開口9を上記インフ レータ5のガス吐出部8の周囲部分に於いて、上記ハウジング4に突き当て、こ のハウジング4と円輪状の抑え板10との間で上記開口9の周縁部を挟持し、図 示しない取付螺子により、この抑え板10をハウジング4に固定する。
【0007】 衝突事故の発生時には、図示しない衝撃検知センサの信号に基づいて、上記イ ンフレータ5が圧力ガスを噴出し、上記エアバッグ6を勢い良く膨張させる。こ の際に上記カバー7は、薄肉部11、11で破れ、上記エアバッグ6がカバー7 の外に出るのを許容する。この結果上記エアバッグ6が、上記ステアリングホイ ール1の後側(図15の右上側)で膨張し、運転者の身体を受け止める。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案のエアバッグ装置は、エアバッグ6の開口9の形状を、四角形若しくは 略四角形とした場合に、この開口9部分に十分な強度を持たせる事により、上記 エアバッグ6の膨張時に、このエアバッグ6が上記開口9部分から破れる事を確 実に防止するものである。
【0009】 即ち、従来のエアバッグ6の場合、上記開口9は円形とされ、インフレータ5 のフランジ5aが開口9の外側に位置していたが、開口9が円形の場合、抑え板 10、或はこの開口9の内径よりも大径とされたフランジ12aを有するインフ レータ12(本考案の実施例を示す図3参照)を、上記開口9を通じてエアバッ グ6内に挿入する作業が面倒になる。この様な面倒を解決する為、上記開口9を 四角形或は略四角形とする事が考えられている(平成4年実用新案登録願第41 885号)。
【0010】 ところが、開口9の形状を単に四角形若しくは略四角形としただけでは、この 開口9周囲部分の強度が低下し、衝突事故の発生に伴なってエアバッグ6が勢い 良く膨らんだ場合に、上記周囲部分が破れる可能性がある。
【0011】 即ち、上記開口9の周囲には、上記エアバッグ6と前記ハウジング4及びイン フレータ5とを結合するボルト等を挿通する為の小孔を形成する必要があるが、 エアバッグ6を構成する布の布目の方向によっては、この布を構成する多数の糸 の内の一部が、この小孔部分で切断される。そして、この小孔により一端を切断 された糸が、上記開口9部分でも切断されていた場合、この布の一部で、上記小 孔と開口9との間部分の強度が弱くなる。
【0012】 この結果、衝突事故の発生に伴なってエアバッグ6が勢い良く膨らみ、上記ボ ルト等を介して上記間部分に大きな引っ張り力が加わると、この間部分がほつれ て、ハウジング4に対する支持力が失われる可能性がある。本考案のエアバッグ 装置は上述の様な事情に鑑みて考案されたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案のエアバッグ装置は何れも、従来のエアバッグと同様に、車体側に支持 されるハウジングと、このハウジングの取付孔周縁部に支持されるエアバッグと 、上記ハウジングに支持され、衝突時にこのエアバッグを膨らませるインフレー タとを備える。
【0014】 そして、請求項1に記載されたエアバッグ装置に於いては、上記エアバッグは 、第一の布片の外周縁と第二の布片の外周縁とを全周に亙って縫い合わせる事に より全体を袋状とし、上記第一の布片の中央部にインフレータ取り付け用の開口 を、この開口を囲む位置に複数の小孔を、それぞれ設けている。
【0015】 更に、上記開口の形状は、互いに平行な第一、第二の辺及び互いに平行で上記 第一、第二の辺と直交する第三、第四の辺を備えた、四角形若しくは略四角形と し、上記複数の小孔は、上記各辺に対向する部分に形成している。そして、少な くとも上記第一の布片は、互いに平行な多数の第一の糸とそれぞれがこの第一の 糸に対して直交し互いに平行な多数の第二の糸とを編組したものとすると共に、 上記第一の糸を上記第一、第二の辺と平行にし、第二の糸を上記第三、第四の辺 と平行にした事を特徴としている。
【0016】 又、請求項2に記載されたエアバッグ装置に於いては、ハウジングに設けた取 付孔の形状を四角形若しくは略四角形とし、上記エアバッグを、第一の布片の外 周縁と第二の布片の外周縁とを全周に亙って縫い合わせる事により全体を袋状と している。
【0017】 更に、本考案のエアバッグ装置を構成する上記エアバッグに於いては、上記第 一の布片の中央部に設けた4枚の曲げ起し部を、それぞれの曲げ起し部の基端同 士を結んで出来る直線を軸として第一の布片の外周面に向け、180度折り返す 事により、上記取付孔と整合する四角形若しくは略四角形のインフレータ取付用 の開口を形成している。これと共に、上記曲げ起し部を折り返した状態で、この 曲げ起し部と第一の布片の開口周縁部との互いに整合する位置に、それぞれ複数 の小円孔を穿設する事により、上記開口を囲む複数の小孔を形成している。
【0018】 更に、上記エアバッグは、総ての曲げ起し部を折り返す事により、ハウジング の取付孔周縁部の表裏面を、その全周に亙り、曲げ起し部と第一の布片の開口周 縁部とで覆った状態で上記ハウジングに支持している。
【0019】
【作用】
上述の様に構成される本考案のエアバッグ装置の内、請求項1に記載されたエ アバッグ装置の場合、このエアバッグ装置を構成するエアバッグに於いて、開口 と小孔との間部分に存在する糸の内、隣接する辺と平行な糸は、上記開口によっ ても小孔によっても切断されない。又、上記平行な糸の内の一部で、上記小孔に よって一部を切断された糸が、上記開口によって切断される事はない。
【0020】 この為、上記エアバッグを組み込んだ本考案のエアバッグ装置の作動に伴なっ て、上記間部分に大きな引っ張り力が加わった場合でも、この間部分がほつれに くく、ハウジングに対するエアバッグの支持が失われる事を確実に防止出来る。
【0021】 又、請求項2に記載されたエアバッグ装置の場合、ハウジングに設けたエアバ ッグ装置取り付け用の取付孔と、エアバッグに設けたインフレータ取り付け用の 開口とを、互いに整合する四角形若しくは略四角形状とし、取付孔周縁部の表裏 面を、その全周に亙り、曲げ起し部と第一の布片の開口周縁部とで覆った状態で 、このエアバッグをハウジングに支持している為、この支持部分に大きな引っ張 り力が加わった場合でも、この引っ張り力を取付孔全周に亙って受けられる。こ の結果、エアバッグ装置の作動時に、エアバッグの支持が失われる事が防止され る。
【0022】
【実施例】
図1〜5は、請求項1に記載された考案と請求項2に記載された考案とを組み 合わせた、本考案の第一実施例を示している。尚、実施例を示す各断面図に於い ては、布片の厚さ方向の寸法を、同じく面方向の寸法に比べ誇張して描いている 。エアバッグ13は、それぞれが円形に形成された第一の布片14の外周縁と第 二の布片15の外周縁とを、縫目16により全周に亙って縫い合わせた後、次述 する開口17を利用して裏返す事により、上記縫目16を内側に位置させ、全体 を袋状としている。
【0023】 上記第一の布片14の中央部には、補強布18を、縫目19によって縫い付け ると共に、インフレータ12を取り付ける為の開口17を形成している。この開 口17を形成する場合、先ず、上記第一の布片14の中央部並びに補強布18の 中央部にX字形の切目を形成し、次いで、この切目によってそれぞれの2方を囲 まれる、それぞれが直角三角形の4枚の曲げ起こし部20、20を、上記切目の 端部同士を結ぶ直線を軸として折り曲げる。
【0024】 この結果、図1〜2に示す様に、上記第一の布片14の中央部に、四角形の開 口17が形成される。そして、この開口17は、互いに平行な第一、第二の辺2 1、22と、互いに平行で上記第一、第二の辺21、22と直交する、第三、第 四の辺23、24とを備えたものとなる。
【0025】 上記開口17を囲む4個所位置で、上記各辺21〜24の中央部に対向する部 分には、それぞれ小円孔25、25を形成し、上記各曲げ起こし部20、20の 先端部にも、同様の小円孔26、26を形成している。これら両小円孔25、2 6同士は、上記各曲げ起こし部20、20を、それぞれ上記切目の端部同士を結 ぶ直線で180度折り返した場合に互いに整合し、後述するスタッド27、27 (図3〜4)を挿通自在となる。
【0026】 又、上記第一の布片14の一部で、上記開口17よりも外周寄り部分には、排 気口として機能する通孔28を設けると共に、この通孔28の周縁部を補強する 為の補強布29を、縫目30により縫い付けている。
【0027】 上記第一の布片14は、互いに平行な多数の第一の糸31、31と、それぞれ がこの第一の糸31、31に対して直交し、互いに平行な多数の第二の糸32、 32とを編組したものとしている。そして、上記開口17を形成する為、上記第 一の布片14の中央部に形成するX字形の切目の方向を規制する事により、第一 の糸31、31と上記第一、第二の辺21、22とを互いに平行とし、第二の糸 32、32と上記第三、第四の辺23、24とを互いに平行としている。
【0028】 尚、上記開口17部分に添着する補強布18を構成する多数の糸の方向は特に 規制しないが、第一の布片14と同じ方向とする事が好ましい。
【0029】 上述の様に構成されるエアバッグは、図3〜4に示す様にインフレータ12及 びハウジング33と組み合わせて、本考案のエアバッグ装置を構成する。このハ ウジング33には、上記開口17に合わせて、四角形の取付孔34と、前記各小 円孔25、26と整合自在な小円孔(図示省略)とが設けられている。又、イン フレータ12は、上記開口17よりも大径の本体35を有し、この本体35の端 面で、上記各小円孔25、26と整合自在な位置に、スタッド27、27を植設 している。
【0030】 各部材を組み合わせる場合には、先ず上記開口17を通じてインフレータ12 の本体35を、エアバッグ13内に挿入する。又、上記開口17周縁部の曲げ起 こし部20、20は、上記取付孔34の周縁を中心として180度折り返し、第 一の布片14の一部で開口17の周囲部分と、上記各曲げ起こし部20、20と の間に、上記ハウジング33の一部を挟持する。
【0031】 そして、この本体35にそれぞれの基端部を固定したスタッド27、27を、 上記開口17の周囲に設けた小円孔25、25、ハウジング33の取付孔34の 周囲に形成した小円孔、上記各曲げ起こし部20、20の先端部に形成した小円 孔26、26に、エアバッグ13の内側から挿通する。そして、各スタッド27 、27の先端部で、上記各曲げ起こし部20、20から突出した部分にナット3 6、36を螺合し、更に緊締する。
【0032】 又、ハウジング33の開口部で、ステアリングホイール中央部に於いて運転者 側に露出する部分には、カバー37を被着しておく。このカバー37は、エアバ ッグ装置の作動時には薄肉部38、38で破れ、上記エアバッグ13がハウジン グ33外に出るのを許容する。
【0033】 前述の様に構成され、上述の様にインフレータ12等と組み合わせて本考案の エアバッグ装置を構成する、エアバッグ13の場合、開口17と、スタッド27 、27を挿通する為の小円孔25、25との間部分に存在する多数の第一、第二 の糸31、32の内、隣接する辺21〜24と平行な糸31、32は、上記開口 17によっても小円孔25、25によっても切断されない。
【0034】 例えば、図5に示す様に、第一の辺21と対向する小円孔25と開口17との 間に存在する第一の糸31a、31aは、これら小円孔25と開口17との何れ によっても切断されない。又、上記第一の糸31、31の内の一部で、上記小円 孔25によって一部を切断された糸31b、31bが、上記開口17によって切 断される事はない。即ち、この糸31b、31bは、第一の布片14の周縁部迄 の十分に長い距離cにより支持されて、ほつれにくくなる。
【0035】 この為、上記エアバッグ13を組み込んだ本考案のエアバッグ装置の作動に伴 なって、上記小円孔25と開口17との間部分に大きな引っ張り力が加わった場 合でも、この間部分がほつれにくく、ハウジング33に対するエアバッグ13の 支持が失われる事を確実に防止出来る。
【0036】 これに対して、図6に示す様に、第一の布片14を構成する第一、第二の糸3 1、32を、開口17を囲む第一〜第四の辺21〜24(第二の辺22は図1参 照)に対して傾斜させた場合、上記間部分に十分な引っ張り強度を備えた糸が存 在しなくなる。即ち、小円孔25により切断された糸31cの一端は、第一の布 片14の外周縁迄の距離bで支持される為、ほつれにくいが、他端は開口17迄 の距離aでしか支持されない為ほつれ易い。従って、上記小円孔25部分に大き な引っ張り力が加わった場合には、上記間部分が破れる可能性がある。
【0037】 尚、実公昭54−3484号公報、特開平3−197255号公報には、上記 エアバッグ6を構成する2枚の布片の外周縁同士の縫い合わせ部分に於ける布目 の方向を規制する事により、この縫い合わせ部分の強度向上を図る考案が記載さ れているが、本考案の様に、特殊な形状をした開口の周縁部の強度向上を目的と したものではなく、本考案とは異質なものである。
【0038】 更に、本実施例に於いては、ハウジング33の取付孔34の周縁部を、エアバ ッグ13の開口9周縁部と4枚の曲げ起し部20、20とによって挟んだ状態で 、このエアバッグ13をハウジング33に支持している為、上記開口9周縁部は インフレータ12のフランジ部下面とハウジング33の取付孔34の周縁部上面 とで、又、曲げ起し部20、20は取付孔34の周縁部下面とスタッド27、2 7とで、取付孔34の全周に亙りそれぞれ強く挟持される為、ハウジング33に 対するエアバッグ13の支持強度が更に高まる。
【0039】 上述した様に本実施例に於いては、四角形の開口9の各辺の方向と、この開口 9を形成した第一の布片14を構成する糸の方向との規制、並びにエアバッグ1 3の、取付孔34の全周に亙る、強い支持を同時に行なう事により、ハウジング 33に対するエアバッグ13の支持をより強固にしているが、これら糸の方向の 規制と、エアバッグ13の取付孔34全周に亙る支持との何れか一方のみを行な っても、ハウジング33に対するエアバッグ13の支持強度は十分向上し、エア バッグ装置の作動時にエアバッグ6の、ハウジング33に対する支持力が失われ る事が防止される。
【0040】 次に、図7〜10は、請求項1に記載された考案に対応する本考案の第二実施 例を示している。上述の第一実施例が、X字形の切目により区画される直角三角 形の曲げ起こし部20、20(図1〜4参照)を折り返す事で、四角形の開口1 7を形成していたのに対して、本実施例の場合、第一の布片14及びこの第一の 布片14に縫い付けられた2枚の補強布18、18を打ち抜く事で、上記開口1 7を形成している。
【0041】 エアバッグ装置を構成する場合には、図9〜10に示す様に、第一の布片14 及び補強布18、18を、インフレータ12の本体35とハウジング33との間 で挟持する。その他の構成及び作用は、上述の第一実施例の場合と同様である為 、同等部分には同一符合を付して、重複する説明を省略する。
【0042】 次に、図11〜14は、請求項1に記載された考案に対応する本考案の第三実 施例を示している。前述の第一実施例が、X字形の切目により区画される直角三 角形の曲げ起こし部20、20を第一の布片14に対して縫い合わせず、各曲げ 起こし部20、20と第一の布片14との間にハウジング33を挟んでいたのに 対して、本実施例の場合、上記各曲げ起こし部20、20を、縫目39、39に よって、第一の布片14に縫い付けている。
【0043】 エアバッグ装置を構成する場合には、図13〜14に示す様に、上記各曲げ起 こし部20、20を第一の布片14ごと、インフレータ12の本体35とハウジ ング33との間で挟持する。その他の構成及び作用は、前述の第一実施例の場合 と同様である為、同等部分には同一符合を付して、重複する説明を省略する。
【0044】
【考案の効果】
本考案のエアバッグ装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、特に多く の補強材を使用する事なく、開口部分の強度を確保して、信頼性の高いエアバッ グ装置を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例を示す、エアバッグを運転
者と反対側から見た図。
【図2】図1の拡大A−A断面図。
【図3】組み付けた状態で示す断面図。
【図4】図3の下方から見た図。
【図5】糸の方向と開口の方向との好ましい関係を示す
為、エアバッグの一部を運転者と反対側から見た図。
【図6】糸の方向と開口の方向との好ましくない関係を
示す、図5と同様の図。
【図7】本考案の第二実施例を示す、図1と同様の図。
【図8】図7の拡大B−B断面図。
【図9】組み付けた状態で示す断面図。
【図10】図9の下方から見た図。
【図11】本考案の第三実施例を示す、図1と同様の
図。
【図12】図11の拡大C−C断面図。
【図13】組み付けた状態で示す断面図。
【図14】図13の下方から見た図。
【図15】従来構造の1例を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 ステアリングシャフト 3 ユニット 4 ハウジング 5 インフレータ 5a フランジ 6 エアバッグ 7 カバー 8 ガス吐出部 9 開口 10 抑え板 11 薄肉部 12 インフレータ 12a フランジ 13 エアバッグ 14 第一の布片 15 第二の布片 16 縫目 17 開口 18 補強布 19 縫目 20 曲げ起こし部 21 第一の辺 22 第二の辺 23 第三の辺 24 第四の辺 25、26 小円孔 27 スタッド 28 通孔 29 補強布 30 縫目 31、31a、31b、31c 第一の糸 32 第二の糸 33 ハウジング 34 取付孔 35 本体 36 ナット 37 カバー 38 薄肉部 39 縫目

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に支持されるハウジングと、この
    ハウジングの取付孔周縁部に支持されるエアバッグと、
    上記ハウジングに支持され、衝突時にこのエアバッグを
    膨らませるインフレータとを備えたエアバッグ装置に於
    いて、上記エアバッグは、第一の布片の外周縁と第二の
    布片の外周縁とを全周に亙って縫い合わせる事により全
    体を袋状とし、上記第一の布片の中央部にインフレータ
    取り付け用の開口を、この開口を囲む位置に複数の小孔
    を、それぞれ設けたものであり、上記開口の形状は、互
    いに平行な第一、第二の辺及び互いに平行で上記第一、
    第二の辺と直交する第三、第四の辺を備えた、四角形若
    しくは略四角形とし、上記複数の小孔は、上記各辺に対
    向する部分に形成し、少なくとも上記第一の布片は、互
    いに平行な多数の第一の糸とそれぞれがこの第一の糸に
    対して直交し互いに平行な多数の第二の糸とを編組した
    ものとすると共に、上記第一の糸を上記第一、第二の辺
    と平行にし、第二の糸を上記第三、第四の辺と平行にし
    た事を特徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 車体側に支持されるハウジングと、この
    ハウジングの取付孔周縁部に支持されるエアバッグと、
    上記ハウジングに支持され、衝突時にこのエアバッグを
    膨らませるインフレータとを備えたエアバッグ装置に於
    いて、上記ハウジングは、四角形若しくは略四角形の取
    付孔を備え、上記エアバッグは、第一の布片の外周縁と
    第二の布片の外周縁とを全周に亙って縫い合わせる事に
    より全体を袋状とし、上記第一の布片の中央部に設けた
    4枚の曲げ起し部を、それぞれの曲げ起し部の基端同士
    を結んで出来る直線を軸として第一の布片の外周面に向
    け、180度折り返す事により、上記取付孔と整合する
    四角形若しくは略四角形のインフレータ取付用の開口を
    形成すると共に、上記曲げ起し部を折り返した状態で、
    この曲げ起し部と第一の布片の開口周縁部との互いに整
    合する位置に、それぞれ複数の小円孔を穿設する事によ
    り、上記開口を囲む複数の小孔を形成し、更に、このエ
    アバッグは総ての曲げ起し部を折り返す事により、ハウ
    ジングの取付孔周縁部の表裏面を、その全周に亙り、曲
    げ起し部と第一の布片の開口周縁部とで覆った状態で支
    持したものである事を特徴とするエアバッグ装置。
JP1992053124U 1992-07-07 1992-07-07 エアバッグ装置 Expired - Lifetime JP2600009Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992053124U JP2600009Y2 (ja) 1992-07-07 1992-07-07 エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992053124U JP2600009Y2 (ja) 1992-07-07 1992-07-07 エアバッグ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH068116U true JPH068116U (ja) 1994-02-01
JP2600009Y2 JP2600009Y2 (ja) 1999-09-27

Family

ID=12934063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992053124U Expired - Lifetime JP2600009Y2 (ja) 1992-07-07 1992-07-07 エアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2600009Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2600009Y2 (ja) 1999-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7380822B2 (en) Airbag and airbag apparatus
JP5523793B2 (ja) エアバッグ装置
EP1514743B1 (en) Airbag device
JP3900008B2 (ja) エアバッグ
EP1759936A1 (en) Driver's leg protection apparatus
JP4952077B2 (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
US5511821A (en) Vehicle restraint system cushion with sacrificial tear seam
CN217022436U (zh) 用于将圆形卷帘式安全气囊垫安装到车身的设备
JPH03159836A (ja) エアバッグ装置
JP2008114616A (ja) エアバッグ
JPH1120586A (ja) エアバッグおよびエアバッグの製造方法
JP2005193881A (ja) エアバッグ装置
JPH1095294A (ja) 車両用エアバッグ装置
JPH068116U (ja) エアバッグ装置
JP3279643B2 (ja) エアバッグ
GB2268124A (en) An air-bag arrangement
JPH03292236A (ja) スリット型挿入孔付きエアーバッグ
JPH05294202A (ja) 運転席用エアバッグ
JP4082271B2 (ja) エアバッグ
JP4052611B2 (ja) エアバッグ装置のエアバッグ本体
JP2536698B2 (ja) エアバッグ装置
JPH11222090A (ja) 車両用エアバッグ
JP5968704B2 (ja) エアバッグ装置
JP2601467Y2 (ja) エアバッグ
JPH0769150A (ja) 車両用エアバッグ