JP3900008B2 - エアバッグ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されるエアバッグ装置のエアバッグに関し、特に、外形形状を略同一とする二枚のエアバッグ用基布の外周縁相互を結合させて、形成される平面エアバッグタイプのエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、この種のエアバッグとしては、特開平9−263204号公報に記載されているように、外形形状を略同一とする二枚のエアバッグ用基布の外周縁相互を結合させて、形成される平面エアバッグタイプのものが知られている。
【0003】
上記公報のエアバッグは、略同一の円形とした二枚の車体側(ステアリングホイール側)壁部と乗員側(運転者側)壁部とを備えていた。そして、エアバッグは、車体側壁部と乗員側壁部との外周縁相互を縫合して、形成されていた。また、エアバッグ内には、膨張完了時の乗員側壁部と車体側壁部との相互の離隔距離を規制するテザーが、配設されていた。テザーは、車体側壁部の中央に設けられたインフレーター挿入用の開口の周縁と、その開口に対向する乗員側壁部の部位と、を連結するように配設されていた。
【0004】
しかし、このような平面エアバッグタイプのエアバッグでは、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁相互を結合させていることから、膨張完了時の周縁の厚さを厚くして、例えば、乗員(運転者)の腹部とステアリングホイールのリング部との間に、容積を大きくした部位を、配設させることに課題があった。
【0005】
なお、エアバッグの外周縁の厚さを増加させるために、立体エアバッグタイプのように、エアバッグ用基布を三次元状に縫合して、エアバッグを形成することが考えられる。しかし、このような立体エアバッグでは、平面エアバッグタイプのように、単に、平らに展開させて、乗員側壁部と車体側壁部とを重ね、外周縁を平らにした状態で縫合できる製造工程の容易さが、無く、製造に手間がかかってしまう。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するものであり、平面エアバッグタイプとしても、簡便に、外周縁の所定部位を厚く膨張させることができるエアバッグを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るエアバッグは、外形形状を略円形として略同一とする二枚のエアバッグ用基布の外周縁相互を結合させて、形成され、
二枚のエアバッグ用基布の一方が、膨張完了時に乗員側に位置する乗員側壁部を構成し、他方が、膨張完了時に車体側に位置する車体側壁部を構成して、ステアリングホイール用エアバッグ装置に使用されるエアバッグであって、
内部に、膨張完了時の乗員側壁部と車体側壁部との外周縁を、エアバッグの中央付近に引き込む引き込み片が、配設され、
引き込み片が、車両搭載時の膨張完了時に、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁における左右両縁側をエアバッグの中央付近に引き込み可能に、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁における左右両縁側の二箇所に、配設されていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係るエアバッグでは、膨張完了状態で、乗員側壁部と車体側壁部とを結合させている外周縁が、引き込み片によって、エアバッグの中央付近に引き込まれていることから、引き込まれたエアバッグの外周縁部位では、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁が、エアバッグ内に食い込む状態となって、実質的な厚みを増加させることができる。
【0009】
そして、このようなエアバッグの外周縁の厚みを増加させる手段が、単に、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁をエアバッグの中央付近に引き込む引き込み片によって、構成できることから、縫合等を利用する壁部相互の結合や引き込み片の所定位置への結合が、容易に行なえ、平面エアバッグタイプの製造の容易さを、阻害しない。
【0010】
したがって、本発明に係るエアバッグでは、平面エアバッグタイプとしても、製造に手間取ることなく、簡便に製造できて、立体エアバッグと同様に、外周縁の所定部位を容易に厚く膨張させることができる。
また、従来の乗員側壁部と車体側壁部とを略円形として外周縁が引き込まれないエアバッグ(従来タイプのエアバッグ)と、本発明の乗員側壁部と車体側壁部とが略円形に形成されているエアバッグと、を比べれば、本発明では、大きな外径寸法の乗員側壁部と車体側壁部とを使用して、従来タイプのエアバッグと同容積のエアバッグを製造することができる。そして、乗員側壁部と車体側壁部とが略円形に形成されていれば、従来タイプのエアバッグと同様な、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁相互の結合作業で、容易に、本発明のエアバッグを製造することができる。換言すれば、従来タイプのエアバッグの製造工程を、極力、変更することなく、所定部位の容積を増加させた本発明のエアバッグを、簡単に、製造することができる。
さらに、エアバッグが、ステアリングホイール用エアバッグ装置に使用される構成であり、引き込み片が、車両搭載時の膨張完了時に、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁における左右両縁側をエアバッグの中央付近に引き込み可能に、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁における左右両縁側の二箇所に、配設されている。このような構成であると、膨張完了時のエアバッグは、繭形状(瓢箪形状)のような、外周縁における左右両側部位を凹ませて前後両側部位を延ばした形状となって、ステアリングホイール側に接近してくる際の運転者の頭部と腹部(若しくは胸部)とを保護するエリアとなるエアバッグの前後両端付近が、容積を大きくして、前後両側に延ばした形状となることから、運転者を効果的に保護することができる。さらに、膨張完了時のエアバッグの左右両縁は、厚さを増しているものの、従来タイプのエアバッグより、左右を引き込んだ分、中央側に凹んでいることから、ステアリングホイールのリング部を把持している運転者の腕付近と干渉し難くなって、エアバッグの膨張に伴う腕付近への不要な押圧を、防止することができる。
【0013】
そして、請求項2のように、引き込み片が、乗員側壁部若しくは車体側壁部の外周縁から延設されるように、乗員側壁部若しくは車体側壁部と一体的に形成されていれば、引き込み片を別部材で配設する必要がなく、エアバッグの構成部品点数を増加させない。そして、引き込み片の先端部側だけをエアバッグの中心付近に結合させるだけで、引き込み片の配設が完了することから、エアバッグの製造工数・コストの増加を、極力、抑えることができる。
【0014】
また、請求項3のように、エアバッグの内部に、膨張完了時における車体側壁部の中央に設けられたガス流入口付近から乗員側壁部の中央付近までの離隔距離を規制するテザーが、配設されていれば、エアバッグの外周縁が厚くなっても、乗員側壁部の平面状態を確保することができ、乗員側壁部の乗員との干渉時、乗員に対して、部分的な圧力を加えず、乗員の保護性能を向上させることができる。
【0015】
この場合、請求項4のように、テザーが、乗員側壁部に縫合して結合される乗員側部と、車体側壁部に縫合して結合される車体側部と、を備えるとともに、乗員側部と車体側部との端部相互を縫合して、形成される構成として、ガス流入口の周縁の左右の二箇所に配設されていれば、引き込み片は、それぞれ、一方の端部を、乗員側壁部若しくは車体側壁部の外周縁に結合させ、他方の端部を、近い側のテザーの乗員側部と車体側部との端部相互の縫合時に、共縫いして、テザーに結合させることが望ましい。
【0016】
このような構成であれば、引き込み片のエアバッグの中心側へ延びる先端部の結合作業を、別途、行なわなくともよく、エアバッグ内に引き込み片を配設させていても、エアバッグの製造工数・コストの増加を、極力、抑えることができる。ちなみに、この場合、引き込み片が、乗員側壁部若しくは車体側壁部の外周縁と一体化されていれば、一層、エアバッグの製造工数・コストの増加を、極力、抑えることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1・2に示すように、実施形態のエアバッグ20は、ステアリングホイールW用のエアバッグ装置Mに使用されるものである。
【0021】
なお、実施形態における前後上下左右方向は、特に断らない限り、車両に搭載させたステアリングホイールWの直進操舵時を基準とするものであり、ステアリングホイールWを組み付けるステアリングシャフトSS(図9参照)の軸方向に沿った上下を上下方向とし、ステアリングシャフトSSの軸直交方向である車両の前後方向を前後方向とし、ステアリングシャフトSSの軸直交方向である車両の左右方向を左右方向として、前後上下左右方向を示すものである。
【0022】
また、エアバッグ装置Mは、図1・2に示すように、ステアリングホイールWの中央のボス部Bにおける上部に配置されている。ステアリングホイールWは、操舵時に把持するリング部Rと、中央に配置されてステアリングシャフトSS(図9参照)に連結されるボス部Bと、ボス部Bとリング部Rとを連結する四本のスポーク部Sと、を備えて構成されている。また、ステアリングホイールWは、構成部品上では、エアバッグ装置Mとステアリングホイール本体1とを備えて、構成されている。
【0023】
ステアリングホイール本体1は、リング部R・ボス部B・スポーク部Sの各部を連結するように配置されるアルミニウム合金等からなる芯金2と、リング部Rとリング部R側の各スポーク部Sとの芯金2を被覆する合成樹脂製の被覆層3と、ボス部Bの下部に配置される合成樹脂製のロアカバー4と、を備えて構成されている。
【0024】
エアバッグ装置Mは、図2に示すように、折り畳まれたエアバッグ20と、エアバッグ20に膨張用ガスを供給するインフレーター8と、エアバッグ20とインフレーター8とを収納して保持するケース10と、を備えて構成されている。
【0025】
インフレーター8は、上部に膨張用ガスを吐出するガス吐出口8bを備えた略円柱状の本体8aと、本体8aの外周面から突出して配置される略四角板状のフランジ部8cと、を備えている。フランジ部8cには、後述するリテーナ6から突出するボルト6aを挿通させるための挿通孔8dが、形成されている。
【0026】
リテーナ6は、略四角環状体の板金製として、四隅に、下方へ突出するボルト6aを備えている。このリテーナ6は、エアバッグ20の後述する開口21の周縁を押えるとともに、ボルト6aを、開口21の周縁や後述するバッグホルダ11を経て、インフレーター8のフランジ部8cから突出させる。そして、各ボルト6aにナット7を締結することにより、エアバッグ20が、リテーナ6を利用して、ケース10のバッグホルダ11に取り付けられている。
【0027】
ケース10は、板金製のバッグホルダ11と、エアバッグカバーとしての合成樹脂製のパッド15と、から構成されている。
【0028】
バッグホルダ11は、上方を開口させた略直方体形状のホルダプレート12と、ホルダプレート12と協動してパッド15を挟持するバックアッププレート13と、から構成されている。各プレート12・13は、インフレーター8の本体8aを下方から挿入させる挿入孔12a・13aと、挿入孔12a・13aの周囲に配置されてリテーナ6の各ボルト6aを挿通させる取付孔12b・13bと、を備える。また、バックアッププレート13は、ステアリングホイール本体1の芯金2に接続される図示しないブラケットを備える。
【0029】
パッド15は、ボス部Bの上部を覆う蓋体部16と、蓋体部16の周縁の下面から略四角筒形状に下方へ突出する側壁部17と、を備える。蓋体部16は、側壁部17に囲まれた部位に、エアバッグ20の膨張時、ステアリングホイールWの前後方向へ開く2つの扉部(図符号省略)を備えて構成され、それらの扉部の周囲には、エアバッグ20に押されて破断して、扉部を円滑に開かせる薄肉の破断予定部(図符号省略)が、形成されている。側壁部17は、バッグホルダ11を構成するホルダプレート12とバックアッププレート13とにより、下端付近を挟持されて、バッグホルダ11に保持されている。
【0030】
なお、折り畳まれたエアバッグ20は、実施形態の場合、下面側が、バッグホルダ11のホルダプレート12とインフレーター8の本体8aとで規制され、上面側が、パッド15の蓋体部16と側壁部17とで規制されることとなる。
【0031】
エアバッグ20は、図3〜6に示すように、外形形状を略同一とする二枚のエアバッグ用基布24・25の外周縁24a・25a相互を結合させて、形成され、二枚のエアバッグ用基布の一方が、膨張完了時に乗員(運転者)側に位置する乗員側(運転者側)壁部25を構成し、他方が、膨張完了時に車体側(ステアリングホイール側)に位置する車体側壁部24を構成している。
【0032】
また、エアバッグ20は、下部側の車体側壁部24の中央に、膨張用ガスを流入させるために、インフレーター8の本体8aを挿入する円形の開口、すなわち、ガス流入口21が、形成されている。ガス流入口21の周縁には、リテーナ6の各ボルト6aを挿入させる取付孔22が形成されている。さらに、エアバッグ20には、車体側壁部24の前部側に、膨張完了後の余剰の膨張用ガスを排気するための図示しない複数のベントホールが、開口されている。
【0033】
そして、実施形態の場合、車体側壁部24と乗員側壁部25とは、ポリアミドやポリエステル糸等を平織りして形成したエアバッグ用基布を、略円形に裁断して、形成されている。詳しくは、車体側壁部24は、外周縁24aを円形としており、乗員側壁部25は、引き込み片27・27を除いて、外周縁25aを車体側壁部24の外周縁24aと同形とした円形に形成されている。乗員側壁部25に形成される引き込み片27は、二つ形成されており、各引き込み片27は、乗員側壁部25の外周縁25aにおける左右両縁から外方に延びるように、乗員側壁部25と一体的に形成されている。各引き込み片27の乗員側壁部25の円形の外周縁25aから延びる長さL1(図6参照)は、壁部24・25の外周縁24a・25aをエアバッグ20の中央付近となるガス流入口21付近に引き込めるように、乗員側壁部25の円形の外周縁25aの半径寸法より、短く、設定されている。
【0034】
また、エアバッグ20のガス流入口21の周縁には、高温の膨張用ガスから保護するための四枚の略円形の補強布29・30が形成されている。ガス流入口21と取付孔22とは、各補強布29・30にも形成されている。
【0035】
さらに、エアバッグ20内には、膨張完了時において、車体側壁部24のガス流入口21付近から、ガス流入口21に対向する乗員側壁部25の中央25b付近まで、の離隔距離を短く規制するように、二本のテザー32・32が、ガス流入口21の周縁の左右の二箇所に配設されている。各テザー32は、乗員側壁部25に結合される乗員側部(運転者側部)33と、車体側壁部24に結合される車体側部(ステアリングホイール側部)34と、を備えて構成され、乗員側部33と車体側部34との相互に接近する先端部33a・34a相互を縫合によって結合させて、形成されている。実施形態の場合、二つの乗員側部33は、一つのテザー用布材36から形成され、二つの車体側部34は、一つの補強布30から形成されている。
【0036】
そして、テザー用布材36は、円形の本体36aと、各テザー32における乗員側部33の先端部33a側を構成する舌片36b・36bと、を備えて構成されている。補強布30は、補強布29と同じ形状の本体30aと、各テザー32における車体側部34の先端部34a側を構成する舌片30b・30bと、を備えて構成されている。
【0037】
なお、補強布29・30とテザー用布材36とは、車体側壁部24や乗員側壁部25と同様に、ポリアミドやポリエステル糸等を平織りして形成したエアバッグ用基布から形成されている。
【0038】
そして、実施形態のエアバッグ20では、各引き込み片27・27の先端部27bは、それぞれ、近い側の各テザー32における乗員側部33と車体側部34との先端部33a・34a相互の結合時に、共縫いされて、エアバッグ20の中央付近側に、取り付けられている。
【0039】
また、実施形態のエアバッグ20は、膨張完了時の容量を、引き込み片27・27で引き込ませていない状態で、テザー32・32を配設させた従来タイプのエアバッグと、同容量としている。そのため、このエアバッグ20の乗員側壁部25と車体側壁部24は、従来タイプのエアバッグの乗員側壁部や車体側壁部の外周縁の外径寸法より、大きく設定されている。
【0040】
つぎに、このエアバッグ20の製造について述べる。まず、乗員側壁部25に、縫合糸40を利用して、テザー用布材36の本体36aの外周縁を縫合する。ついで、車体側壁部24に、縫合糸40を利用して、補強布29・30を縫合する。なお、ガス流入口21や各取付孔22は、予め形成しておいてもよいが、この縫合後、車体側壁部24と補強布29・30とに、一体的に、孔明け加工により、ガス流入口21や各取付孔22を、形成することが望ましい。なお、車体側壁部24の図示しないベントホールは、予め形成しておいたり、あるいは、孔明け加工時に、同時に形成してもよい。
【0041】
その後、車体側壁部24と乗員側基布25とを、それぞれ、外表面側が対向するように重ねて平らにし、外周縁24a・25a相互を、縫合糸40により縫合する。外周縁24a・25aの縫合後、縫合代がエアバッグ20の外表面に表れないように、エアバッグ20を、ガス流入口21を利用して、反転させる。そして、反転後に、補強布30とテザー用布材36の舌片30b・36bと、さらに、各引き込み片27の先端部27bと、を、それぞれ、ガス流入口21から引き出し、対応する舌片30b・36b・先端部27bを、重ねるとともに、縫合糸40により、縫合して、各テザー32を形成すると共に、各引き込み片27の先端部27bのエアバッグ20の中心側への取り付けを、完了させる。
【0042】
そして、上記のようにして製造したエアバッグ20を使用して、エアバッグ装置Mを組み立てる場合には、まず、各ボルト6aを取付孔22から突出させるように、リテーナ6をエアバッグ20内に配設させ、エアバッグ20内にリテーナ6を配設させた状態で、エアバッグ20を折り畳む。エアバッグ20の折り畳みは、例えば、乗員側壁部25を車体側壁部24に重ねて平らに展開した状態から、ガス流入口21の近傍で前後方向に沿った複数の折り目をつけて、エアバッグ20の左右の外周縁をエアバッグ20の中央付近に接近させる。ついで、左右方向に沿うように複数の折り目をつけて、エアバッグ20の前後の周縁をエアバッグ20の中央付近に接近させれば、エアバッグ20の折り畳みを完了させることができる。
【0043】
つぎに、折り畳んだエアバッグ20のケース10内への収納について説明すると、まず、折り畳んだエアバッグ20から突出しているリテーナ6の各ボルト6aを、バッグホルダ11のホルダプレート12に形成された各取付孔12bに貫通させて、エアバッグ20をホルダプレート12上に載置する。
【0044】
その後、パッド15を、エアバッグ20の上方から被せて、ホルダプレート12に係止させ、さらに、バックアッププレート13をホルダプレート12の下方に配置させて、パッド15の側壁部17を、ホルダプレート12とバックアッププレート13とで挟持して、パッド15をバッグホルダ11に保持させる。この時、リテーナ6の各ボルト6aは、バックアッププレート13に形成された取付孔13bに貫通させておく。
【0045】
その後、インフレーター8の本体8aを、下方から、バッグホルダ11の挿入孔12a・13a・開口21に挿入させるとともに、リテーナ6の各ボルト6aを、インフレーター8のフランジ部8cに形成された挿通孔8dから下方へ突出させ、各ボルト6aにナット7を螺合させれば、エアバッグ20・バッグホルダ11・インフレーター8を一体的に組み付けることができて、エアバッグ装置Mの組み立てが完了することとなる。
【0046】
そして、ステアリングホイール本体1のボス部Bの芯金2を、車両のステアリングシャフトSSに締結させた状態で、バッグホルダ11の図示しないブラケットを利用すれば、エアバッグ装置Mを、ステアリングホイールWに取り付けることができる。
【0047】
ステアリングホイールWが車両に装着されて、インフレーター本体8aのガス吐出口8bから膨張用ガスが吐出されれば、折り畳まれていたエアバッグ20が、パッド15の所定位置を破断させて、大きく膨張する。
【0048】
そして、エアバッグ20は、図7に示すように、膨張完了状態で、乗員側壁部25と車体側壁部24とを結合させている外周縁が、引き込み片27・27によって、エアバッグ20の中央付近に引き込まれている。そのため、引き込まれたエアバッグ20の左右の外周縁部位20a・20bでは、乗員側壁部25と車体側壁部24との外周縁25a・24aが、エアバッグ20内に食い込む状態とって、実質的な厚みT1を増加させることができる。なお、引き込み片27を設けずに、壁部24・25の外周縁24a・25aを引き込まない状態では、図7の二点鎖線に示すように、エアバッグ20Aの左右の外周縁部位20a・20bは、エアバッグ20の厚さT1の半分以下の厚さT0となってしまう。
【0049】
そして、このようなエアバッグ20の外周縁部位20a・20bの厚みT1を増加させる手段が、単に、乗員側壁部25と車体側壁部24との外周縁25a・24aをエアバッグ20の中央付近に引き込む引き込み片27・27によって、構成できることから、縫合等を利用する壁部24・25相互の結合や引き込み片27の所定位置への結合が、容易に行なえ、平面エアバッグタイプの製造の容易さを、阻害しない。
【0050】
したがって、実施形態のエアバッグ20では、平面エアバッグタイプとしても、製造に手間取ることなく、簡便に製造できて、立体エアバッグと同様に、外周縁の所定部位20a・20bを容易に厚く膨張させることができる。
【0051】
また、実施形態のエアバッグ20では、引き込み片27・27で引き込まれた部位20a・20bが、引き込まれない状態に比べて、容積を狭めることとなる。そのため、引き込まれないエアバッグ20Aの容積と実施形態のエアバッグ20の容積とが同一であれば、実施形態のエアバッグ20では、引き込まれる部位以外の部位、実施形態では、前後の外周縁部位20c・20dの容積を、大きくすることが可能となる(図9参照)。すなわち、引き込み部位20a・20b以外の部位20c・20dに位置する乗員側壁部25と車体側壁部24との外周縁25a・24aを延ばして、その部位20c・20dの容積を大きくすることができる。
【0052】
そして、実施形態のように、外周縁24a・25aを延ばす部位を、ステアリングホイールWのリング部Rと乗員(運転者)Dの腹部DBとの間に配設される部位20dを含む構成とすれば、運転者Dの腹部DBを効果的に保護することが可能となる。勿論、その場合でも、エアバッグ20では、引き込まれない状態のエアバッグ20Aと同一の容積であれば、膨張完了までの時間を遅らせることなく、同一の出力のインフレーター8を使用することができる。
【0053】
そして、実施形態では、各引き込み片27が、乗員側壁部25の外周縁25aから外方へ延設されるように、元部27a側を乗員側壁部25と一体的に形成していることから、引き込み片27・27を別部材で配設する必要がなく、エアバッグ20の構成部品点数を増加させない。そして、引き込み片27の先端部27a側だけをエアバッグ20の中心付近に結合させるだけで、引き込み片27・27の配設が完了することから、エアバッグ20の製造工数・コストの増加を、極力、抑えることができる。
【0054】
なお、実施形態では、引き込み片27・27を乗員側壁部25と一体的に形成した場合を示したが、各引き込み片27を車体側壁部24と一体的に形成しても良く、さらに、複数の引き込み片27を使用する場合、元部27a側を、乗員側壁部25に一体的に連結させるものと、車体側壁部24に一体的に連結させるものと、に適宜分けてもよい。
【0055】
勿論、上記の作用・効果を考慮しなければ、引き込み片27を別部材として、元部27a側を、乗員側壁部25や車体側壁部24の外周縁25a・24aに対して、縫合・接着等を利用して、結合させてもよい。
【0056】
また、実施形態では、エアバッグ20の内部に、膨張完了時の乗員側壁部25と車体側壁部24との相互の離隔距離を規制するテザー32・32が、配設されているため、エアバッグ20の外周縁部位20a・20bが厚くなっても、乗員側壁部25の中央25b付近の平面状態を確保することができ、乗員側壁部25の乗員(運転者)Dとの干渉時、運転者Dに対して、部分的な圧力を加えず、運転者Dの保護性能を向上させることができる。
【0057】
さらに、実施形態の場合には、テザー32・32が、乗員側壁部25に縫合して結合される乗員側部33と、車体側壁部24に縫合して結合される車体側部34と、を備えるとともに、乗員側部33と車体側部34との端部33a・34a相互を縫合して、形成されている。そして、各引き込み片27は、一方の端部27aを、乗員側壁部25の外周縁25aに一体的に結合させ、他方の端部27bを、各テザー32の乗員側部33と車体側部34との端部33a・34a相互の縫合時に、共縫いして、各テザー32に結合させている。
【0058】
このような構成では、各引き込み片27のエアバッグ20の中心側へ延びる先端部27bの結合作業を、別途、行なわなくともよく、エアバッグ20内に引き込み片27・27を配設させていても、エアバッグ20の製造工数・コストの増加を、極力、抑えることができる。特に、実施形態の場合、引き込み片27・27が、乗員側壁部25の外周縁25aと一体化されているため、元部27aを外周縁25aに結合させる作業も不要となるため、一層、エアバッグ20の製造工数・コストの増加を、極力、抑えることができる。
【0059】
なお、上記の作用・効果を考慮しなければ、引き込み片27の先端部27bを、例えば、エアバッグ20のガス流入口21の周縁、若しくは、乗員側壁部25の中央25b付近、あるいは、テザー32等のエアバッグ20の中心付近に、縫合・接着等を利用して、結合させてもよい。
【0060】
また、上記の作用・効果を考慮しなければ、テザー32を、ガス流入口21の周縁の左右の二箇所でなく、ガス流入口21の周縁の前後両側に配置させたり、あるいは、ガス流入口21の周縁の前後左右の四箇所、あるいは、ガス流入口21を中心とした放射状の三箇所・五箇所等の適数個の位置に、配置させてもよい。
【0061】
さらに、実施形態のエアバッグ20では、乗員側壁部25と車体側壁部24とが略円形に形成されているため、つぎの作用・効果を得ることができる。
【0062】
すなわち、従来の乗員側壁部25と車体側壁部24とを略円形として外周縁25a・24aが引き込まれないエアバッグ(従来タイプのエアバッグ20A)と、実施形態のエアバッグ20と、を比べれば、大きな外径寸法L0(図6参照)の乗員側壁部25と車体側壁部24とを使用して、従来タイプのエアバッグ20Aと同容積のエアバッグ20を製造することができる。そして、乗員側壁部25と車体側壁部24とが略円形に形成されていれば、従来タイプのエアバッグ20Aと同様な、乗員側壁部25と車体側壁部24との外周縁25a・24a相互の結合作業で、容易に、実施形態のエアバッグ20を製造することができる。換言すれば、従来タイプのエアバッグ20Aの製造工程を、極力、変更することなく、所定部位20c・20dの容積を増加させた実施形態のエアバッグ20を、簡単に、製造することができる。
【0063】
この場合、特に、エアバッグ20が、ステアリングホイール用エアバッグ装置Mに使用される構成として、引き込み片27・27が、車両搭載時の膨張完了時に、乗員側壁部25と車体側壁部24との外周縁25a・24aにおける左右両縁側をエアバッグ20の中央付近に引き込み可能に、乗員側壁部25と車体側壁部24との外周縁25a・24aにおける左右両縁側の二箇所に、配設されている。
【0064】
このような構成であると、膨張完了時のエアバッグ20は、図8に示す繭形状(瓢箪形状)のような、外周縁における左右両側部位20a・20bを凹ませて前後両側部位20c・20dを延ばした形状となって、図9に示すように、ステアリングホイールW側に接近してくる際の運転者Dの頭部DHと腹部DB(若しくは胸部)とを保護するエリアとなるエアバッグ20の前後両端付近20c・20dが、容積を大きくして、前後両側に延ばした形状となることから、運転者Dを効果的に保護することができる。さらに、膨張完了時のエアバッグ20の左右両縁20a・20bは、厚さを増しているものの、従来タイプのエアバッグ20Aより、左右を引き込んだ分、中央側に凹んでいることから、ステアリングホイールWのリング部Rを把持している運転者Dの腕付近と干渉し難くなって、エアバッグ20の膨張に伴う腕付近への不要な押圧を、防止することができる。
【0065】
なお、実施形態では、ステアリングホイール用エアバッグ装置Mに使用されるエアバッグ20について、説明したが、本発明のエアバッグは、平面エアバッグタイプであれば、ステアリングホイール用エアバッグ装置Mに限らず、助手席前方のインストルメントパネルに配置される助手席用エアバッグ装置のエアバッグや、シートに搭載される側突用エアバッグ装置等のエアバッグに、適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のエアバッグを使用したエアバッグ装置が搭載されるステアリングホイールの平面図である。
【図2】同実施形態のステアリングホイールの概略断面図であり、図1のII−II部位に対応する。
【図3】同実施形態のエアバッグにおける非膨張での展開状態を示す平面図である。
【図4】同実施形態のエアバッグにおける非膨張での展開状態を示す底面図である。
【図5】同実施形態のエアバッグにおける展開状態の概略断面図であり、図3・4のV−V部位に対応する。
【図6】同実施形態のエアバッグの構成部材を示す概略分解斜視図である。
【図7】同実施形態のエアバッグの膨張完了時を示す概略断面図であり、車両の左右方向に沿った概略断面図である。
【図8】同実施形態のエアバッグの膨張完了時を示す一部破断概略斜視図である。
【図9】同実施形態の使用状態におけるエアバッグの膨張完了時を、側方から見た概略図である。
【符号の説明】
20…エアバッグ、
24…車体側(ステアリングホイール側)壁部、
24a…(車体側壁部の)外周縁、
25…乗員側(運転者側)壁部、
25a…(乗員側壁部の)外周縁、
27…引き込み片、
32…テザー、
40…縫合糸、
W…ステアリングホイール、
M…エアバッグ装置。
Claims (4)
- 外形形状を略円形として略同一とする二枚のエアバッグ用基布の外周縁相互を結合させて、形成され、
前記二枚のエアバッグ用基布の一方が、膨張完了時に乗員側に位置する乗員側壁部を構成し、他方が、膨張完了時に車体側に位置する車体側壁部を構成して、ステアリングホイール用エアバッグ装置に使用されるエアバッグであって、
内部に、膨張完了時の前記乗員側壁部と前記車体側壁部との外周縁を、前記エアバッグの中央付近に引き込む引き込み片が、配設され、
前記引き込み片が、車両搭載時の膨張完了時に、前記乗員側壁部と前記車体側壁部との外周縁における左右両縁側を前記エアバッグの中央付近に引き込み可能に、前記乗員側壁部と前記車体側壁部との外周縁における左右両縁側の二箇所に、配設されていることを特徴とするエアバッグ。 - 前記引き込み片が、前記乗員側壁部若しくは前記車体側壁部の外周縁から延設されるように、前記乗員側壁部若しくは前記車体側壁部と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
- 内部に、膨張完了時における前記車体側壁部の中央に設けられたガス流入口付近から前記乗員側壁部の中央付近までの離隔距離を規制するテザーが、配設されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のエアバッグ。
- 前記テザーが、前記乗員側壁部に縫合して結合される乗員側部と、前記車体側壁部に縫合して結合される車体側部と、を備えるとともに、前記乗員側部と前記車体側部との端部相互を縫合して、形成される構成として、前記ガス流入口の周縁の左右の二箇所に配設され、
前記引き込み片が、それぞれ、一方の端部を、前記乗員側壁部若しくは前記車体側壁部の外周縁に結合させ、他方の端部を、近い側の前記テザーの前記乗員側部と前記車体側部との端部相互の縫合時に、共縫いし、前記テザーに結合させていることを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ。
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