JP2003341455A - エアバッグ - Google Patents

エアバッグ

Info

Publication number
JP2003341455A
JP2003341455A JP2002148127A JP2002148127A JP2003341455A JP 2003341455 A JP2003341455 A JP 2003341455A JP 2002148127 A JP2002148127 A JP 2002148127A JP 2002148127 A JP2002148127 A JP 2002148127A JP 2003341455 A JP2003341455 A JP 2003341455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
side wall
wall portion
vehicle body
body side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002148127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3900008B2 (ja
Inventor
Tadashi Yamada
正 山田
Sunao Yamamoto
直 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2002148127A priority Critical patent/JP3900008B2/ja
Priority to US10/438,934 priority patent/US6929285B2/en
Priority to DE10322717A priority patent/DE10322717A1/de
Publication of JP2003341455A publication Critical patent/JP2003341455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3900008B2 publication Critical patent/JP3900008B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
    • B60R21/233Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration comprising a plurality of individual compartments; comprising two or more bag-like members, one within the other
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
    • B60R21/2334Expansion control features
    • B60R21/2338Tethers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
    • B60R21/2334Expansion control features
    • B60R21/2338Tethers
    • B60R2021/23382Internal tether means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】平面エアバッグタイプとしても、簡便に、外周
縁の所定部位を厚く膨張させることができるエアバッグ
を提供すること。 【解決手段】エアバッグ20は、外形形状を略同一とす
る二枚のエアバッグ用基布24・25の外周縁24a・
25a相互を結合させて、形成される。二枚のエアバッ
グ用基布24・25は、一方が、膨張完了時に乗員側に
位置する乗員側壁部25を構成し、他方が、膨張完了時
に車体側に位置する車体側壁部24を構成する。エアバ
ッグ20の内部には、膨張完了時の乗員側壁部25と車
体側壁部24との外周縁25a・24aを、エアバッグ
20の中央付近に引き込む引き込み片27・27が、配
設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
エアバッグ装置のエアバッグに関し、特に、外形形状を
略同一とする二枚のエアバッグ用基布の外周縁相互を結
合させて、形成される平面エアバッグタイプのエアバッ
グに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、この種のエアバッグと
しては、特開平9−263204号公報に記載されてい
るように、外形形状を略同一とする二枚のエアバッグ用
基布の外周縁相互を結合させて、形成される平面エアバ
ッグタイプのものが知られている。
【0003】上記公報のエアバッグは、略同一の円形と
した二枚の車体側(ステアリングホイール側)壁部と乗
員側(運転者側)壁部とを備えていた。そして、エアバ
ッグは、車体側壁部と乗員側壁部との外周縁相互を縫合
して、形成されていた。また、エアバッグ内には、膨張
完了時の乗員側壁部と車体側壁部との相互の離隔距離を
規制するテザーが、配設されていた。テザーは、車体側
壁部の中央に設けられたインフレーター挿入用の開口の
周縁と、その開口に対向する乗員側壁部の部位と、を連
結するように配設されていた。
【0004】しかし、このような平面エアバッグタイプ
のエアバッグでは、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁
相互を結合させていることから、膨張完了時の周縁の厚
さを厚くして、例えば、乗員(運転者)の腹部とステア
リングホイールのリング部との間に、容積を大きくした
部位を、配設させることに課題があった。
【0005】なお、エアバッグの外周縁の厚さを増加さ
せるために、立体エアバッグタイプのように、エアバッ
グ用基布を三次元状に縫合して、エアバッグを形成する
ことが考えられる。しかし、このような立体エアバッグ
では、平面エアバッグタイプのように、単に、平らに展
開させて、乗員側壁部と車体側壁部とを重ね、外周縁を
平らにした状態で縫合できる製造工程の容易さが、無
く、製造に手間がかかってしまう。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するものであ
り、平面エアバッグタイプとしても、簡便に、外周縁の
所定部位を厚く膨張させることができるエアバッグを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
は、外形形状を略同一とする二枚のエアバッグ用基布の
外周縁相互を結合させて、形成され、二枚のエアバッグ
用基布の一方が、膨張完了時に乗員側に位置する乗員側
壁部を構成し、他方が、膨張完了時に車体側に位置する
車体側壁部を構成するエアバッグであって、内部に、膨
張完了時の乗員側壁部と車体側壁部との外周縁を、エア
バッグの中央付近に引き込む引き込み片が、配設されて
いることを特徴とする。
【0008】本発明に係るエアバッグでは、膨張完了状
態で、乗員側壁部と車体側壁部とを結合させている外周
縁が、引き込み片によって、エアバッグの中央付近に引
き込まれていることから、引き込まれたエアバッグの外
周縁部位では、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁が、
エアバッグ内に食い込む状態となって、実質的な厚みを
増加させることができる。
【0009】そして、このようなエアバッグの外周縁の
厚みを増加させる手段が、単に、乗員側壁部と車体側壁
部との外周縁をエアバッグの中央付近に引き込む引き込
み片によって、構成できることから、縫合等を利用する
壁部相互の結合や引き込み片の所定位置への結合が、容
易に行なえ、平面エアバッグタイプの製造の容易さを、
阻害しない。
【0010】したがって、本発明に係るエアバッグで
は、平面エアバッグタイプとしても、製造に手間取るこ
となく、簡便に製造できて、立体エアバッグと同様に、
外周縁の所定部位を容易に厚く膨張させることができ
る。
【0011】なお、引き込み片は、一つ、若しくは、複
数設けてもよい。そして、複数の引き込み片を使用する
場合には、任意の箇所に設けてもよいが、エアバッグの
中央付近を基準に、対称的な位置に設けたり、あるい
は、放射状に設けても良い。
【0012】また、本発明に係るエアバッグとしては、
引き込み片で引き込まれた部位が、引き込まれない状態
に比べて、容積を狭めることとなる。そのため、引き込
まれないエアバッグの容積と本発明のエアバッグの容積
とが同一であれば、本発明のエアバッグでは、引き込ま
れる部位以外の部位の容積を、大きくすることが可能と
なる。すなわち、引き込み部位以外の所定部位の乗員側
壁部と車体側壁部との外周縁を外方へ延ばして、その部
位の容積を大きくすることができる。そして、例えば、
その外周縁を延ばす部位を、ステアリングホイールのリ
ング部と乗員(運転者)の腹部との間に配設される部位
とすれば、運転者の腹部を効果的に保護することが可能
となる。勿論、その場合でも、本発明のエアバッグで
は、引き込まれない状態のエアバッグと同一の容積であ
れば、膨張完了までの時間を遅らせることなく、同一の
出力のインフレーターを使用することができる。
【0013】そして、請求項2のように、引き込み片
が、乗員側壁部若しくは車体側壁部の外周縁から延設さ
れるように、乗員側壁部若しくは車体側壁部と一体的に
形成されていれば、引き込み片を別部材で配設する必要
がなく、エアバッグの構成部品点数を増加させない。そ
して、引き込み片の先端部側だけをエアバッグの中心付
近に結合させるだけで、引き込み片の配設が完了するこ
とから、エアバッグの製造工数・コストの増加を、極
力、抑えることができる。
【0014】また、請求項3のように、エアバッグの内
部に、膨張完了時の乗員側壁部と車体側壁部との相互の
離隔距離を規制するテザーが、配設されていれば、エア
バッグの外周縁が厚くなっても、乗員側壁部の平面状態
を確保することができ、乗員側壁部の乗員との干渉時、
乗員に対して、部分的な圧力を加えず、乗員の保護性能
を向上させることができる。
【0015】この場合、請求項4のように、テザーが、
乗員側壁部に縫合して結合される乗員側部と、車体側壁
部に縫合して結合される車体側部と、を備えるととも
に、乗員側部と車体側部との端部相互を縫合して、形成
される構成としていれば、引き込み片は、一方の端部
を、乗員側壁部若しくは車体側壁部の外周縁に結合さ
せ、他方の端部を、テザーの乗員側部と車体側部との端
部相互の縫合時に、共縫いして、テザーに結合させるこ
とが望ましい。
【0016】このような構成であれば、引き込み片のエ
アバッグの中心側へ延びる先端部の結合作業を、別途、
行なわなくともよく、エアバッグ内に引き込み片を配設
させていても、エアバッグの製造工数・コストの増加
を、極力、抑えることができる。ちなみに、この場合、
引き込み片が、乗員側壁部若しくは車体側壁部の外周縁
と一体化されていれば、一層、エアバッグの製造工数・
コストの増加を、極力、抑えることができる。
【0017】さらに、請求項5のように、乗員側壁部と
車体側壁部とが略円形に形成されていれば、つぎの作用
・効果を得ることができる。すなわち、従来の乗員側壁
部と車体側壁部とを略円形として外周縁が引き込まれな
いエアバッグ(従来タイプのエアバッグ)と、本発明の
乗員側壁部と車体側壁部とが略円形に形成されているエ
アバッグと、を比べれば、請求項5の発明では、大きな
外径寸法の乗員側壁部と車体側壁部とを使用して、従来
タイプのエアバッグと同容積のエアバッグを製造するこ
とができる。そして、乗員側壁部と車体側壁部とが略円
形に形成されていれば、従来タイプのエアバッグと同様
な、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁相互の結合作業
で、容易に、本発明のエアバッグを製造することができ
る。換言すれば、従来タイプのエアバッグの製造工程
を、極力、変更することなく、所定部位の容積を増加さ
せた本発明のエアバッグを、簡単に、製造することがで
きる。
【0018】この場合、請求項6のように、エアバッグ
が、ステアリングホイール用エアバッグ装置に使用され
る構成とすれば、引き込み片は、車両搭載時の膨張完了
時に、乗員側壁部と車体側壁部との外周縁における左右
両縁側をエアバッグの中央付近に引き込み可能に、乗員
側壁部と車体側壁部との外周縁における左右両縁側の二
箇所に、配設することが望ましい。
【0019】このような構成であると、膨張完了時のエ
アバッグは、繭形状(瓢箪形状)のような、外周縁にお
ける左右両側部位を凹ませて前後両側部位を延ばした形
状となって、ステアリングホイール側に接近してくる際
の運転者の頭部と腹部(若しくは胸部)とを保護するエ
リアとなるエアバッグの前後両端付近が、容積を大きく
して、前後両側に延ばした形状となることから、運転者
を効果的に保護することができる。さらに、膨張完了時
のエアバッグの左右両縁は、厚さを増しているものの、
従来タイプのエアバッグより、左右を引き込んだ分、中
央側に凹んでいることから、ステアリングホイールのリ
ング部を把持している運転者の腕付近と干渉し難くなっ
て、エアバッグの膨張に伴う腕付近への不要な押圧を、
防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明すると、図1・2に示すように、実施形
態のエアバッグ20は、ステアリングホイールW用のエ
アバッグ装置Mに使用されるものである。
【0021】なお、実施形態における前後上下左右方向
は、特に断らない限り、車両に搭載させたステアリング
ホイールWの直進操舵時を基準とするものであり、ステ
アリングホイールWを組み付けるステアリングシャフト
SS(図9参照)の軸方向に沿った上下を上下方向と
し、ステアリングシャフトSSの軸直交方向である車両
の前後方向を前後方向とし、ステアリングシャフトSS
の軸直交方向である車両の左右方向を左右方向として、
前後上下左右方向を示すものである。
【0022】また、エアバッグ装置Mは、図1・2に示
すように、ステアリングホイールWの中央のボス部Bに
おける上部に配置されている。ステアリングホイールW
は、操舵時に把持するリング部Rと、中央に配置されて
ステアリングシャフトSS(図9参照)に連結されるボ
ス部Bと、ボス部Bとリング部Rとを連結する四本のス
ポーク部Sと、を備えて構成されている。また、ステア
リングホイールWは、構成部品上では、エアバッグ装置
Mとステアリングホイール本体1とを備えて、構成され
ている。
【0023】ステアリングホイール本体1は、リング部
R・ボス部B・スポーク部Sの各部を連結するように配
置されるアルミニウム合金等からなる芯金2と、リング
部Rとリング部R側の各スポーク部Sとの芯金2を被覆
する合成樹脂製の被覆層3と、ボス部Bの下部に配置さ
れる合成樹脂製のロアカバー4と、を備えて構成されて
いる。
【0024】エアバッグ装置Mは、図2に示すように、
折り畳まれたエアバッグ20と、エアバッグ20に膨張
用ガスを供給するインフレーター8と、エアバッグ20
とインフレーター8とを収納して保持するケース10
と、を備えて構成されている。
【0025】インフレーター8は、上部に膨張用ガスを
吐出するガス吐出口8bを備えた略円柱状の本体8a
と、本体8aの外周面から突出して配置される略四角板
状のフランジ部8cと、を備えている。フランジ部8c
には、後述するリテーナ6から突出するボルト6aを挿
通させるための挿通孔8dが、形成されている。
【0026】リテーナ6は、略四角環状体の板金製とし
て、四隅に、下方へ突出するボルト6aを備えている。
このリテーナ6は、エアバッグ20の後述する開口21
の周縁を押えるとともに、ボルト6aを、開口21の周
縁や後述するバッグホルダ11を経て、インフレーター
8のフランジ部8cから突出させる。そして、各ボルト
6aにナット7を締結することにより、エアバッグ20
が、リテーナ6を利用して、ケース10のバッグホルダ
11に取り付けられている。
【0027】ケース10は、板金製のバッグホルダ11
と、エアバッグカバーとしての合成樹脂製のパッド15
と、から構成されている。
【0028】バッグホルダ11は、上方を開口させた略
直方体形状のホルダプレート12と、ホルダプレート1
2と協動してパッド15を挟持するバックアッププレー
ト13と、から構成されている。各プレート12・13
は、インフレーター8の本体8aを下方から挿入させる
挿入孔12a・13aと、挿入孔12a・13aの周囲
に配置されてリテーナ6の各ボルト6aを挿通させる取
付孔12b・13bと、を備える。また、バックアップ
プレート13は、ステアリングホイール本体1の芯金2
に接続される図示しないブラケットを備える。
【0029】パッド15は、ボス部Bの上部を覆う蓋体
部16と、蓋体部16の周縁の下面から略四角筒形状に
下方へ突出する側壁部17と、を備える。蓋体部16
は、側壁部17に囲まれた部位に、エアバッグ20の膨
張時、ステアリングホイールWの前後方向へ開く2つの
扉部(図符号省略)を備えて構成され、それらの扉部の
周囲には、エアバッグ20に押されて破断して、扉部を
円滑に開かせる薄肉の破断予定部(図符号省略)が、形
成されている。側壁部17は、バッグホルダ11を構成
するホルダプレート12とバックアッププレート13と
により、下端付近を挟持されて、バッグホルダ11に保
持されている。
【0030】なお、折り畳まれたエアバッグ20は、実
施形態の場合、下面側が、バッグホルダ11のホルダプ
レート12とインフレーター8の本体8aとで規制さ
れ、上面側が、パッド15の蓋体部16と側壁部17と
で規制されることとなる。
【0031】エアバッグ20は、図3〜6に示すよう
に、外形形状を略同一とする二枚のエアバッグ用基布2
4・25の外周縁24a・25a相互を結合させて、形
成され、二枚のエアバッグ用基布の一方が、膨張完了時
に乗員(運転者)側に位置する乗員側(運転者側)壁部
25を構成し、他方が、膨張完了時に車体側(ステアリ
ングホイール側)に位置する車体側壁部24を構成して
いる。
【0032】また、エアバッグ20は、下部側の車体側
壁部24の中央に、膨張用ガスを流入させるために、イ
ンフレーター8の本体8aを挿入する円形の開口、すな
わち、ガス流入口21が、形成されている。ガス流入口
21の周縁には、リテーナ6の各ボルト6aを挿入させ
る取付孔22が形成されている。さらに、エアバッグ2
0には、車体側壁部24の前部側に、膨張完了後の余剰
の膨張用ガスを排気するための図示しない複数のベント
ホールが、開口されている。
【0033】そして、実施形態の場合、車体側壁部24
と乗員側壁部25とは、ポリアミドやポリエステル糸等
を平織りして形成したエアバッグ用基布を、略円形に裁
断して、形成されている。詳しくは、車体側壁部24
は、外周縁24aを円形としており、乗員側壁部25
は、引き込み片27・27を除いて、外周縁25aを車
体側壁部24の外周縁24aと同形とした円形に形成さ
れている。乗員側壁部25に形成される引き込み片27
は、二つ形成されており、各引き込み片27は、乗員側
壁部25の外周縁25aにおける左右両縁から外方に延
びるように、乗員側壁部25と一体的に形成されてい
る。各引き込み片27の乗員側壁部25の円形の外周縁
25aから延びる長さL1(図6参照)は、壁部24・
25の外周縁24a・25aをエアバッグ20の中央付
近となるガス流入口21付近に引き込めるように、乗員
側壁部25の円形の外周縁25aの半径寸法より、短
く、設定されている。
【0034】また、エアバッグ20のガス流入口21の
周縁には、高温の膨張用ガスから保護するための四枚の
略円形の補強布29・30が形成されている。ガス流入
口21と取付孔22とは、各補強布29・30にも形成
されている。
【0035】さらに、エアバッグ20内には、膨張完了
時において、車体側壁部24のガス流入口21付近か
ら、ガス流入口21に対向する乗員側壁部25の中央2
5b付近まで、の離隔距離を短く規制するように、二本
のテザー32・32が、配設されている。各テザー32
は、乗員側壁部25に結合される乗員側部(運転者側
部)33と、車体側壁部24に結合される車体側部(ス
テアリングホイール側部)34と、を備えて構成され、
乗員側部33と車体側部34との相互に接近する先端部
33a・34a相互を縫合によって結合させて、形成さ
れている。実施形態の場合、二つの乗員側部33は、一
つのテザー用布材36から形成され、二つの車体側部3
4は、一つの補強布30から形成されている。
【0036】そして、テザー用布材36は、円形の本体
36aと、各テザー32における乗員側部33の先端部
33a側を構成する舌片36b・36bと、を備えて構
成されている。補強布30は、補強布29と同じ形状の
本体30aと、各テザー32における車体側部34の先
端部34a側を構成する舌片30b・30bと、を備え
て構成されている。
【0037】なお、補強布29・30とテザー用布材3
6とは、車体側壁部24や乗員側壁部25と同様に、ポ
リアミドやポリエステル糸等を平織りして形成したエア
バッグ用基布から形成されている。
【0038】そして、実施形態のエアバッグ20では、
各引き込み片27・27の先端部27bは、それぞれ、
近い側の各テザー32における乗員側部33と車体側部
34との先端部33a・34a相互の結合時に、共縫い
されて、エアバッグ20の中央付近側に、取り付けられ
ている。
【0039】また、実施形態のエアバッグ20は、膨張
完了時の容量を、引き込み片27・27で引き込ませて
いない状態で、テザー32・32を配設させた従来タイ
プのエアバッグと、同容量としている。そのため、この
エアバッグ20の乗員側壁部25と車体側壁部24は、
従来タイプのエアバッグの乗員側壁部や車体側壁部の外
周縁の外径寸法より、大きく設定されている。
【0040】つぎに、このエアバッグ20の製造につい
て述べる。まず、乗員側壁部25に、縫合糸40を利用
して、テザー用布材36の本体36aの外周縁を縫合す
る。ついで、車体側壁部24に、縫合糸40を利用し
て、補強布29・30を縫合する。なお、ガス流入口2
1や各取付孔22は、予め形成しておいてもよいが、こ
の縫合後、車体側壁部24と補強布29・30とに、一
体的に、孔明け加工により、ガス流入口21や各取付孔
22を、形成することが望ましい。なお、車体側壁部2
4の図示しないベントホールは、予め形成しておいた
り、あるいは、孔明け加工時に、同時に形成してもよ
い。
【0041】その後、車体側壁部24と乗員側基布25
とを、それぞれ、外表面側が対向するように重ねて平ら
にし、外周縁24a・25a相互を、縫合糸40により
縫合する。外周縁24a・25aの縫合後、縫合代がエ
アバッグ20の外表面に表れないように、エアバッグ2
0を、ガス流入口21を利用して、反転させる。そし
て、反転後に、補強布30とテザー用布材36の舌片3
0b・36bと、さらに、各引き込み片27の先端部2
7bと、を、それぞれ、ガス流入口21から引き出し、
対応する舌片30b・36b・先端部27bを、重ねる
とともに、縫合糸40により、縫合して、各テザー32
を形成すると共に、各引き込み片27の先端部27bの
エアバッグ20の中心側への取り付けを、完了させる。
【0042】そして、上記のようにして製造したエアバ
ッグ20を使用して、エアバッグ装置Mを組み立てる場
合には、まず、各ボルト6aを取付孔22から突出させ
るように、リテーナ6をエアバッグ20内に配設させ、
エアバッグ20内にリテーナ6を配設させた状態で、エ
アバッグ20を折り畳む。エアバッグ20の折り畳み
は、例えば、乗員側壁部25を車体側壁部24に重ねて
平らに展開した状態から、ガス流入口21の近傍で前後
方向に沿った複数の折り目をつけて、エアバッグ20の
左右の外周縁をエアバッグ20の中央付近に接近させ
る。ついで、左右方向に沿うように複数の折り目をつけ
て、エアバッグ20の前後の周縁をエアバッグ20の中
央付近に接近させれば、エアバッグ20の折り畳みを完
了させることができる。
【0043】つぎに、折り畳んだエアバッグ20のケー
ス10内への収納について説明すると、まず、折り畳ん
だエアバッグ20から突出しているリテーナ6の各ボル
ト6aを、バッグホルダ11のホルダプレート12に形
成された各取付孔12bに貫通させて、エアバッグ20
をホルダプレート12上に載置する。
【0044】その後、パッド15を、エアバッグ20の
上方から被せて、ホルダプレート12に係止させ、さら
に、バックアッププレート13をホルダプレート12の
下方に配置させて、パッド15の側壁部17を、ホルダ
プレート12とバックアッププレート13とで挟持し
て、パッド15をバッグホルダ11に保持させる。この
時、リテーナ6の各ボルト6aは、バックアッププレー
ト13に形成された取付孔13bに貫通させておく。
【0045】その後、インフレーター8の本体8aを、
下方から、バッグホルダ11の挿入孔12a・13a・
開口21に挿入させるとともに、リテーナ6の各ボルト
6aを、インフレーター8のフランジ部8cに形成され
た挿通孔8dから下方へ突出させ、各ボルト6aにナッ
ト7を螺合させれば、エアバッグ20・バッグホルダ1
1・インフレーター8を一体的に組み付けることができ
て、エアバッグ装置Mの組み立てが完了することとな
る。
【0046】そして、ステアリングホイール本体1のボ
ス部Bの芯金2を、車両のステアリングシャフトSSに
締結させた状態で、バッグホルダ11の図示しないブラ
ケットを利用すれば、エアバッグ装置Mを、ステアリン
グホイールWに取り付けることができる。
【0047】ステアリングホイールWが車両に装着され
て、インフレーター本体8aのガス吐出口8bから膨張
用ガスが吐出されれば、折り畳まれていたエアバッグ2
0が、パッド15の所定位置を破断させて、大きく膨張
する。
【0048】そして、エアバッグ20は、図7に示すよ
うに、膨張完了状態で、乗員側壁部25と車体側壁部2
4とを結合させている外周縁が、引き込み片27・27
によって、エアバッグ20の中央付近に引き込まれてい
る。そのため、引き込まれたエアバッグ20の左右の外
周縁部位20a・20bでは、乗員側壁部25と車体側
壁部24との外周縁25a・24aが、エアバッグ20
内に食い込む状態とって、実質的な厚みT1を増加させ
ることができる。なお、引き込み片27を設けずに、壁
部24・25の外周縁24a・25aを引き込まない状
態では、図7の二点鎖線に示すように、エアバッグ20
Aの左右の外周縁部位20a・20bは、エアバッグ2
0の厚さT1の半分以下の厚さT0となってしまう。
【0049】そして、このようなエアバッグ20の外周
縁部位20a・20bの厚みT1を増加させる手段が、
単に、乗員側壁部25と車体側壁部24との外周縁25
a・24aをエアバッグ20の中央付近に引き込む引き
込み片27・27によって、構成できることから、縫合
等を利用する壁部24・25相互の結合や引き込み片2
7の所定位置への結合が、容易に行なえ、平面エアバッ
グタイプの製造の容易さを、阻害しない。
【0050】したがって、実施形態のエアバッグ20で
は、平面エアバッグタイプとしても、製造に手間取るこ
となく、簡便に製造できて、立体エアバッグと同様に、
外周縁の所定部位20a・20bを容易に厚く膨張させ
ることができる。
【0051】また、実施形態のエアバッグ20では、引
き込み片27・27で引き込まれた部位20a・20b
が、引き込まれない状態に比べて、容積を狭めることと
なる。そのため、引き込まれないエアバッグ20Aの容
積と実施形態のエアバッグ20の容積とが同一であれ
ば、実施形態のエアバッグ20では、引き込まれる部位
以外の部位、実施形態では、前後の外周縁部位20c・
20dの容積を、大きくすることが可能となる(図9参
照)。すなわち、引き込み部位20a・20b以外の部
位20c・20dに位置する乗員側壁部25と車体側壁
部24との外周縁25a・24aを延ばして、その部位
20c・20dの容積を大きくすることができる。
【0052】そして、実施形態のように、外周縁24a
・25aを延ばす部位を、ステアリングホイールWのリ
ング部Rと乗員(運転者)Dの腹部DBとの間に配設さ
れる部位20dを含む構成とすれば、運転者Dの腹部D
Bを効果的に保護することが可能となる。勿論、その場
合でも、エアバッグ20では、引き込まれない状態のエ
アバッグ20Aと同一の容積であれば、膨張完了までの
時間を遅らせることなく、同一の出力のインフレーター
8を使用することができる。
【0053】そして、実施形態では、各引き込み片27
が、乗員側壁部25の外周縁25aから外方へ延設され
るように、元部27a側を乗員側壁部25と一体的に形
成していることから、引き込み片27・27を別部材で
配設する必要がなく、エアバッグ20の構成部品点数を
増加させない。そして、引き込み片27の先端部27a
側だけをエアバッグ20の中心付近に結合させるだけ
で、引き込み片27・27の配設が完了することから、
エアバッグ20の製造工数・コストの増加を、極力、抑
えることができる。
【0054】なお、実施形態では、引き込み片27・2
7を乗員側壁部25と一体的に形成した場合を示した
が、各引き込み片27を車体側壁部24と一体的に形成
しても良く、さらに、複数の引き込み片27を使用する
場合、元部27a側を、乗員側壁部25に一体的に連結
させるものと、車体側壁部24に一体的に連結させるも
のと、に適宜分けてもよい。
【0055】勿論、上記の作用・効果を考慮しなけれ
ば、引き込み片27を別部材として、元部27a側を、
乗員側壁部25や車体側壁部24の外周縁25a・24
aに対して、縫合・接着等を利用して、結合させてもよ
い。
【0056】また、実施形態では、エアバッグ20の内
部に、膨張完了時の乗員側壁部25と車体側壁部24と
の相互の離隔距離を規制するテザー32・32が、配設
されているため、エアバッグ20の外周縁部位20a・
20bが厚くなっても、乗員側壁部25の中央25b付
近の平面状態を確保することができ、乗員側壁部25の
乗員(運転者)Dとの干渉時、運転者Dに対して、部分
的な圧力を加えず、運転者Dの保護性能を向上させるこ
とができる。
【0057】さらに、実施形態の場合には、テザー32
・32が、乗員側壁部25に縫合して結合される乗員側
部33と、車体側壁部24に縫合して結合される車体側
部34と、を備えるとともに、乗員側部33と車体側部
34との端部33a・34a相互を縫合して、形成され
ている。そして、各引き込み片27は、一方の端部27
aを、乗員側壁部25の外周縁25aに一体的に結合さ
せ、他方の端部27bを、各テザー32の乗員側部33
と車体側部34との端部33a・34a相互の縫合時
に、共縫いして、各テザー32に結合させている。
【0058】このような構成では、各引き込み片27の
エアバッグ20の中心側へ延びる先端部27bの結合作
業を、別途、行なわなくともよく、エアバッグ20内に
引き込み片27・27を配設させていても、エアバッグ
20の製造工数・コストの増加を、極力、抑えることが
できる。特に、実施形態の場合、引き込み片27・27
が、乗員側壁部25の外周縁25aと一体化されている
ため、元部27aを外周縁25aに結合させる作業も不
要となるため、一層、エアバッグ20の製造工数・コス
トの増加を、極力、抑えることができる。
【0059】なお、上記の作用・効果を考慮しなけれ
ば、引き込み片27の先端部27bを、例えば、エアバ
ッグ20のガス流入口21の周縁、若しくは、乗員側壁
部25の中央25b付近、あるいは、テザー32等のエ
アバッグ20の中心付近に、縫合・接着等を利用して、
結合させてもよい。
【0060】また、上記の作用・効果を考慮しなけれ
ば、テザー32を、ガス流入口21の周縁の前後両側に
配置させたり、あるいは、ガス流入口21の周縁の前後
左右の四箇所、あるいは、ガス流入口21を中心とした
放射状の三箇所・五箇所等の適数個の位置に、配置させ
てもよい。
【0061】さらに、実施形態のエアバッグ20では、
乗員側壁部25と車体側壁部24とが略円形に形成され
ているため、つぎの作用・効果を得ることができる。
【0062】すなわち、従来の乗員側壁部25と車体側
壁部24とを略円形として外周縁25a・24aが引き
込まれないエアバッグ(従来タイプのエアバッグ20
A)と、実施形態のエアバッグ20と、を比べれば、大
きな外径寸法L0(図6参照)の乗員側壁部25と車体
側壁部24とを使用して、従来タイプのエアバッグ20
Aと同容積のエアバッグ20を製造することができる。
そして、乗員側壁部25と車体側壁部24とが略円形に
形成されていれば、従来タイプのエアバッグ20Aと同
様な、乗員側壁部25と車体側壁部24との外周縁25
a・24a相互の結合作業で、容易に、実施形態のエア
バッグ20を製造することができる。換言すれば、従来
タイプのエアバッグ20Aの製造工程を、極力、変更す
ることなく、所定部位20c・20dの容積を増加させ
た実施形態のエアバッグ20を、簡単に、製造すること
ができる。
【0063】この場合、特に、エアバッグ20が、ステ
アリングホイール用エアバッグ装置Mに使用される構成
として、引き込み片27・27が、車両搭載時の膨張完
了時に、乗員側壁部25と車体側壁部24との外周縁2
5a・24aにおける左右両縁側をエアバッグ20の中
央付近に引き込み可能に、乗員側壁部25と車体側壁部
24との外周縁25a・24aにおける左右両縁側の二
箇所に、配設されている。
【0064】このような構成であると、膨張完了時のエ
アバッグ20は、図8に示す繭形状(瓢箪形状)のよう
な、外周縁における左右両側部位20a・20bを凹ま
せて前後両側部位20c・20dを延ばした形状となっ
て、図9に示すように、ステアリングホイールW側に接
近してくる際の運転者Dの頭部DHと腹部DB(若しく
は胸部)とを保護するエリアとなるエアバッグ20の前
後両端付近20c・20dが、容積を大きくして、前後
両側に延ばした形状となることから、運転者Dを効果的
に保護することができる。さらに、膨張完了時のエアバ
ッグ20の左右両縁20a・20bは、厚さを増してい
るものの、従来タイプのエアバッグ20Aより、左右を
引き込んだ分、中央側に凹んでいることから、ステアリ
ングホイールWのリング部Rを把持している運転者Dの
腕付近と干渉し難くなって、エアバッグ20の膨張に伴
う腕付近への不要な押圧を、防止することができる。
【0065】なお、実施形態では、ステアリングホイー
ル用エアバッグ装置Mに使用されるエアバッグ20につ
いて、説明したが、本発明のエアバッグは、平面エアバ
ッグタイプであれば、ステアリングホイール用エアバッ
グ装置Mに限らず、助手席前方のインストルメントパネ
ルに配置される助手席用エアバッグ装置のエアバッグ
や、シートに搭載される側突用エアバッグ装置等のエア
バッグに、適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のエアバッグを使用したエ
アバッグ装置が搭載されるステアリングホイールの平面
図である。
【図2】同実施形態のステアリングホイールの概略断面
図であり、図1のII−II部位に対応する。
【図3】同実施形態のエアバッグにおける非膨張での展
開状態を示す平面図である。
【図4】同実施形態のエアバッグにおける非膨張での展
開状態を示す底面図である。
【図5】同実施形態のエアバッグにおける展開状態の概
略断面図であり、図3・4のV−V部位に対応する。
【図6】同実施形態のエアバッグの構成部材を示す概略
分解斜視図である。
【図7】同実施形態のエアバッグの膨張完了時を示す概
略断面図であり、車両の左右方向に沿った概略断面図で
ある。
【図8】同実施形態のエアバッグの膨張完了時を示す一
部破断概略斜視図である。
【図9】同実施形態の使用状態におけるエアバッグの膨
張完了時を、側方から見た概略図である。
【符号の説明】
20…エアバッグ、 24…車体側(ステアリングホイール側)壁部、 24a…(車体側壁部の)外周縁、 25…乗員側(運転者側)壁部、 25a…(乗員側壁部の)外周縁、 27…引き込み片、 32…テザー、 40…縫合糸、 W…ステアリングホイール、 M…エアバッグ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D054 AA02 AA03 AA06 AA07 AA13 AA14 AA21 BB01 CC11 CC15 CC30 CC34 CC41 CC42 DD11 EE20 FF17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形形状を略同一とする二枚のエアバッ
    グ用基布の外周縁相互を結合させて、形成され、 前記二枚のエアバッグ用基布の一方が、膨張完了時に乗
    員側に位置する乗員側壁部を構成し、他方が、膨張完了
    時に車体側に位置する車体側壁部を構成するエアバッグ
    であって、 内部に、膨張完了時の前記乗員側壁部と前記車体側壁部
    との外周縁を、前記エアバッグの中央付近に引き込む引
    き込み片が、配設されていることを特徴とするエアバッ
    グ。
  2. 【請求項2】 前記引き込み片が、前記乗員側壁部若し
    くは前記車体側壁部の外周縁から延設されるように、前
    記乗員側壁部若しくは前記車体側壁部と一体的に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッ
    グ。
  3. 【請求項3】 内部に、膨張完了時の前記乗員側壁部と
    前記車体側壁部との相互の離隔距離を規制するテザー
    が、配設されていることを特徴とする請求項1若しくは
    請求項2に記載のエアバッグ。
  4. 【請求項4】 前記テザーが、前記乗員側壁部に縫合し
    て結合される乗員側部と、前記車体側壁部に縫合して結
    合される車体側部と、を備えるとともに、前記乗員側部
    と前記車体側部との端部相互を縫合して、形成される構
    成として、 前記引き込み片が、一方の端部を、前記乗員側壁部若し
    くは前記車体側壁部の外周縁に結合させ、他方の端部
    を、前記テザーの前記乗員側部と前記車体側部との端部
    相互の縫合時に、共縫いし、前記テザーに結合させてい
    ることを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ。
  5. 【請求項5】 前記乗員側壁部と前記車体側壁部とが略
    円形に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれかに記載のエアバッグ。
  6. 【請求項6】 前記エアバッグが、ステアリングホイー
    ル用エアバッグ装置に使用される構成として、 前記引き込み片が、車両搭載時の膨張完了時に、前記乗
    員側壁部と前記車体側壁部との外周縁における左右両縁
    側を前記エアバッグの中央付近に引き込み可能に、前記
    乗員側壁部と前記車体側壁部との外周縁における左右両
    縁側の二箇所に、配設されていることを特徴とする請求
    項5に記載のエアバッグ。
JP2002148127A 2002-05-22 2002-05-22 エアバッグ Expired - Fee Related JP3900008B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002148127A JP3900008B2 (ja) 2002-05-22 2002-05-22 エアバッグ
US10/438,934 US6929285B2 (en) 2002-05-22 2003-05-16 Air bag
DE10322717A DE10322717A1 (de) 2002-05-22 2003-05-20 Gassack

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002148127A JP3900008B2 (ja) 2002-05-22 2002-05-22 エアバッグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003341455A true JP2003341455A (ja) 2003-12-03
JP3900008B2 JP3900008B2 (ja) 2007-04-04

Family

ID=29766834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002148127A Expired - Fee Related JP3900008B2 (ja) 2002-05-22 2002-05-22 エアバッグ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6929285B2 (ja)
JP (1) JP3900008B2 (ja)
DE (1) DE10322717A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7198290B2 (en) * 2003-09-30 2007-04-03 Toyoda Gosei Co., Ltd. Air bag for steering wheel
JP2007091112A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグ装置
WO2007145028A1 (ja) * 2006-06-16 2007-12-21 Takata Corporation エアバッグ及びエアバッグ装置
JP2009018730A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグ装置
JP2013049326A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Toyoda Gosei Co Ltd ステアリングホイール用エアバッグ
KR20170028757A (ko) * 2015-09-04 2017-03-14 현대모비스 주식회사 조수석 에어백 및 조수석 에어백의 제조방법
JP2020163886A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 豊田合成株式会社 ステアリングホイール用エアバッグ
KR20210008096A (ko) * 2018-06-04 2021-01-20 아우토리브 디벨롭먼트 아베 차량의 운전석 에어백 장치

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10148739B4 (de) * 2001-09-27 2006-05-04 Takata-Petri Ag Ringairbag
JP4534525B2 (ja) * 2004-02-27 2010-09-01 タカタ株式会社 ニーバッグ及び乗員脚部保護装置
US7367586B2 (en) * 2005-05-09 2008-05-06 Ford Global Technologies, Llc Airbag restraint for automotive vehicle
JP2007055577A (ja) * 2005-07-29 2007-03-08 Takata Corp エアバッグ及びエアバッグ装置
US20070284864A1 (en) * 2006-06-08 2007-12-13 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Inflatable vehicle occupant protection device construction
DE102006058704A1 (de) 2006-12-13 2008-06-19 Daimler Ag Gassack bzw. Airbag
JP4940312B2 (ja) * 2007-02-14 2012-05-30 オートリブ ディベロップメント エービー 自動車用エアバッグ
US7658409B2 (en) * 2007-05-21 2010-02-09 Key Safety Systems, Inc Driver side air bag
US20090160171A1 (en) * 2007-12-21 2009-06-25 Cis Tech, Llc Low risk deployment driver airbag system
KR20100082227A (ko) * 2009-01-08 2010-07-16 현대모비스 주식회사 운전자 에어백
DE102010032016B4 (de) * 2010-07-23 2016-12-08 Autoliv Development Ab Gassack mit einem einteiligen, zwei Aufblasstufen definierenden Fangband
CN103442953A (zh) * 2011-03-14 2013-12-11 Trw汽车股份有限公司 用于车辆的气囊
US9022422B2 (en) 2012-10-04 2015-05-05 Cis Tech, Llc Spool airbag
JP6926883B2 (ja) * 2017-09-21 2021-08-25 Joyson Safety Systems Japan株式会社 エアバッグ及びエアバッグ装置
US20230011886A1 (en) * 2019-11-22 2023-01-12 Autoliv Development Ab Driver seat airbag device for vehicle and method for manufacturing same
US11858451B2 (en) * 2022-02-22 2024-01-02 GM Global Technology Operations LLC Airbag module having a vertical restrictor

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01132444A (ja) 1987-11-16 1989-05-24 Nippon Plast Co Ltd 自動車等の乗員保護装置
JP3168591B2 (ja) * 1991-03-12 2001-05-21 トヨタ自動車株式会社 エアバッグ装置
JPH05112194A (ja) * 1991-10-23 1993-05-07 Nissan Motor Co Ltd エアバツグ装置
DE4142326B4 (de) 1991-12-20 2004-07-22 Bayerische Motoren Werke Ag Airbag für ein Kraftfahrzeug
JPH05201301A (ja) * 1992-01-24 1993-08-10 Takata Kk エアバッグの吊紐の縫着構造
US5358273A (en) 1992-03-09 1994-10-25 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Inflatable bags for airbag passive restraint systems for driver and method for production thereof
US5380038A (en) * 1993-11-01 1995-01-10 General Motors Corporation Offset inflatable restraint system
JPH07156733A (ja) 1993-12-02 1995-06-20 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 運転席用エアバッグ
US5683109A (en) * 1995-10-31 1997-11-04 Alliedsignal Inc. Two piece air bag with built in tether
JP3227559B2 (ja) 1996-03-29 2001-11-12 東洋ゴム工業株式会社 車両用エアバッグ装置のためのバッグ
JP2002046562A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Takata Corp エアバッグ
DE20022016U1 (de) 2000-12-28 2001-11-08 Trw Automotive Safety Sys Gmbh Gassackmodul

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7198290B2 (en) * 2003-09-30 2007-04-03 Toyoda Gosei Co., Ltd. Air bag for steering wheel
JP2007091112A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグ装置
WO2007145028A1 (ja) * 2006-06-16 2007-12-21 Takata Corporation エアバッグ及びエアバッグ装置
JP2009018730A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグ装置
JP2013049326A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Toyoda Gosei Co Ltd ステアリングホイール用エアバッグ
KR20170028757A (ko) * 2015-09-04 2017-03-14 현대모비스 주식회사 조수석 에어백 및 조수석 에어백의 제조방법
KR102438077B1 (ko) 2015-09-04 2022-08-29 현대모비스 주식회사 조수석 에어백 및 조수석 에어백의 제조방법
KR20210008096A (ko) * 2018-06-04 2021-01-20 아우토리브 디벨롭먼트 아베 차량의 운전석 에어백 장치
KR102501269B1 (ko) * 2018-06-04 2023-02-17 아우토리브 디벨롭먼트 아베 차량의 운전석 에어백 장치
JP2020163886A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 豊田合成株式会社 ステアリングホイール用エアバッグ
JP7093014B2 (ja) 2019-03-28 2022-06-29 豊田合成株式会社 ステアリングホイール用エアバッグ

Also Published As

Publication number Publication date
US6929285B2 (en) 2005-08-16
DE10322717A1 (de) 2005-02-10
US20040026912A1 (en) 2004-02-12
JP3900008B2 (ja) 2007-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003341455A (ja) エアバッグ
JP6702216B2 (ja) 乗員保護装置
JP2001080440A (ja) エアバッグ、エアバッグ装置及びステアリング
JP4962468B2 (ja) エアバッグ装置
JP7188153B2 (ja) 助手席用エアバッグ
JP2007022306A (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
JP2003034208A (ja) エアバッグ
JP3239118B2 (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
JP2008074248A (ja) エアバッグ装置
JP2009040259A (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
JP2009061970A (ja) 運転席用エアバッグ、運転席用エアバッグ装置及びステアリングデバイス
JP2007296980A (ja) エアバッグ
CN111746454B (zh) 气囊的预折叠体
JP5527890B2 (ja) エアバッグ
JP5632814B2 (ja) エアバッグ装置
JP2002308039A (ja) エアバッグ
JP2000159045A (ja) エアバッグおよびエアバッグの製造方法
JPH1095294A (ja) 車両用エアバッグ装置
JP5424947B2 (ja) エアバッグ
JP4297001B2 (ja) エアバッグ装置
JP3873761B2 (ja) エアバッグ装置
JP2003226213A (ja) エアバッグ装置
JP4935549B2 (ja) エアバッグ装置
JP3915533B2 (ja) エアバッグ装置
JP7298530B2 (ja) エアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3900008

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140112

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees