JP5523793B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5523793B2
JP5523793B2 JP2009249899A JP2009249899A JP5523793B2 JP 5523793 B2 JP5523793 B2 JP 5523793B2 JP 2009249899 A JP2009249899 A JP 2009249899A JP 2009249899 A JP2009249899 A JP 2009249899A JP 5523793 B2 JP5523793 B2 JP 5523793B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
lid
inflator
peripheral wall
outer bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009249899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011093446A (ja
Inventor
直樹 山路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ashimori Industry Co Ltd
Original Assignee
Ashimori Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2009249899A priority Critical patent/JP5523793B2/ja
Application filed by Ashimori Industry Co Ltd filed Critical Ashimori Industry Co Ltd
Priority to US13/394,492 priority patent/US8419048B2/en
Priority to KR1020127009737A priority patent/KR20120099012A/ko
Priority to MX2012002595A priority patent/MX2012002595A/es
Priority to CN2010800490458A priority patent/CN102574496A/zh
Priority to EP10826497A priority patent/EP2495136A4/en
Priority to PCT/JP2010/067777 priority patent/WO2011052363A1/ja
Priority to CA2771880A priority patent/CA2771880A1/en
Publication of JP2011093446A publication Critical patent/JP2011093446A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5523793B2 publication Critical patent/JP5523793B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/205Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in dashboards
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/201Packaging straps or envelopes for inflatable members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/217Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together

Description

この発明は、車両の衝突時等に膨張展開して乗員を保護するエアバッグ装置に関する。
助手席用のエアバッグ装置は、通常状態では、インストルメントパネル内に配設されている。そして、車両衝突時等には、エアバッグが、インストルメントパネルに設けられたリッドを割開いて膨張展開することで乗員を保護する。
上記のようなエアバッグ装置では、エアバッグがインストルメントパネル内でリッドを割開く方向に膨張展開するように、エアバッグは樹脂或は金属等によって形成されたプレートによって取囲まれている。このため、エアバッグ装置は、重量化する傾向にある。
そこで、特許文献1は、インフレータ装置を固定するショートアセンブリを織物等によって形成し、このショートアセンブリを金属等によって形成された方形枠状のカラーに固定し、当該カラーを自動車に取付けるようにしたエアバッグモジュールを開示している。
特表2008−544920号公報
しかしながら、特許文献1に開示のエアバッグモジュールでは、ショートアセンブリを、金属等で形成された方形枠状のカラーを介して自動車に取付けるため、重量削減効果は不十分である。
そこで、本発明は、エアバッグがラジアル方向に広がることを抑制するための構成を、なるべく軽量化することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るエアバッグ装置は、割開き可能なリッド部と、前記リッド部の外周囲に立設されたリッド側周壁部とを有するエアバッグ組込パネルに組込まれるエアバッグ装置であって、前記リッド部の内側に配設され、ガスを発生可能なインフレータと、前記リッド部と前記インフレータとの間に配設可能な状態に折畳まれ、前記インフレータから導入されるガスによって袋状に膨張展開可能なエアバッグと、シート状部材によりアウターバッグ側底部と前記アウターバッグ側底部の外周囲に設けられたアウターバッグ側周壁部とを有する立体形状に縫製され、前記アウターバッグ側底部が前記インフレータに固定されると共に、前記アウターバッグ側周壁部が折畳まれた前記エアバッグを囲みかつ膨張展開中の前記エアバッグと前記リッド側周壁部との間に挟込み可能に配設されたアウターバッグと、前記インフレータと前記リッド側周壁部とに連結されて、前記インフレータを前記リッド部の内側の一定位置に保持するベルト部とを備え、前記ベルト部の一端部がインフレータに接合され、前記ベルト部の他端部が前記リッド側周壁部に形成された取付孔を通って前記アウターバッグ側周壁部に接合されている。
第2の態様に係るエアバッグ装置は、第1の態様に係るエアバッグ装置であって、前記アウターバッグ側周壁部の先端部に、膨張展開中の前記エアバッグと前記エアバッグ組込パネルのうち前記リッド部の外周側外面との間に挟込み可能な延設部が設けられている。
第3の態様に係るエアバッグ装置は、割開き可能なリッド部と、前記リッド部の外周囲に立設されたリッド側周壁部とを有するエアバッグ組込パネルに組込まれるエアバッグ装置であって、前記リッド部の内側に配設され、ガスを発生可能なインフレータと、前記リッド部と前記インフレータとの間に配設可能な状態に折畳まれ、前記インフレータから導入されるガスによって袋状に膨張展開可能なエアバッグと、シート状部材によりアウターバッグ側底部と前記アウターバッグ側底部の外周囲に設けられたアウターバッグ側周壁部とを有する立体形状に縫製され、前記アウターバッグ側底部が前記インフレータに固定されると共に、前記アウターバッグ側周壁部が折畳まれた前記エアバッグを囲みかつ膨張展開中の前記エアバッグと前記リッド側周壁部との間に挟込み可能に配設されたアウターバッグと、前記インフレータと前記リッド側周壁部とに連結されて、前記インフレータを前記リッド部の内側の一定位置に保持するベルト部を備え、前記ベルト部の長手方向中間部が前記リッド側周壁部に形成された取付孔に通され、前記ベルト部の両端部が前記インフレータに接合されている。
第4の態様に係るエアバッグ装置は、第3の態様に係るエアバッグ装置であって、前記アウターバッグ側周壁部の先端部に、膨張展開中の前記エアバッグと前記エアバッグ組込パネルのうち前記リッド部の外周側外面との間に挟込み可能な延設部が設けられている。
第1〜第4の態様に係るエアバッグ装置によると、エアバッグが膨張展開すると、アウターバッグ側周壁部は膨張展開しようとする前記エアバッグと前記リッド側周壁部との間に挟込まれる。このため、アウターバッグ側周壁部が、リッド側周壁部とインフレータとの間でエアバッグを取囲む状態が維持される。これにより、リッド側周壁部とインフレータとの間で、エアバッグがラジアル方向に広がることを抑制することができる。また、そのようにエアバッグがラジアル方向に広がることを抑制するための構成を、主としてシート状部材により立体形状に縫製されたアウターバッグによって実現できるため、なるべく軽量化することもできる。
第2又は第4の態様によると、エアバッグの膨張展開時に、アウターバッグ側周壁部の先端部に設けられた延設部が膨張展開中の前記エアバッグと前記エアバッグ組込パネルのうち前記リッド部を割開いた後の開口外側周縁部との間に挟込まれるため、アウターバッグ側周壁部が膨張展開中の前記エアバッグと前記リッド側周壁部との間から抜出難くなる。これにより、リッド側周壁部とインフレータとの間で、エアバッグがラジアル方向に広がることをより確実に抑制することができる。
第1〜第4の態様によると、インフレータをベルト部によってリッド部の内側の一定位置に保持するため、インフレータの保持構成を軽量化することができる。
第1の態様によると、ベルト部の他端部がリッド側周壁部に形成された取付孔を通って前記アウターバッグ側周壁部に接合されているため、アウターバッグ側周壁部が膨張展開中の前記エアバッグと前記リッド側周壁部との間から抜出難くなる。これにより、リッド側周壁部とインフレータとの間で、エアバッグがラジアル方向に広がることをより確実に抑制することができる。
第3の態様によると、ベルト部の両端部をインフレータに接合すればよいため、その接合構造を簡易化することができる。
第1実施形態に係るエアバッグ装置を示す断面図である。 同上のエアバッグ装置を示す分解断面図である。 アウターバッグを示す斜視図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 エアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 エアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 エアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 第1実施形態の変形例に係るエアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 第1実施形態の変形例に係るエアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 第1実施形態の変形例に係るエアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 第2実施形態に係るエアバッグ装置を示す断面図である。 同上のエアバッグ装置を示す分解断面図である。 アウターバッグを示す斜視図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 アウターバッグの製造工程を示す説明図である。 エアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 エアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 エアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 第2実施形態の変形例に係るエアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 第2実施形態の変形例に係るエアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 第2実施形態の他の変形例に係るエアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 第2実施形態の他の変形例に係るエアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 第2実施形態の他の変形例に係るエアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。 第2実施形態の他の変形例に係るエアバッグ装置の展開動作を示す説明図である。
{第1実施形態}
以下、第1実施形態に係るエアバッグ装置について説明する。図1は本実施形態に係るエアバッグ装置20の全体構成を示す断面図であり、図2は同エアバッグ装置20を示す分解断面図である。なお、図1及び図2は、車両の前後方向に沿った面における断面を示している。
このエアバッグ装置20は、車両の助手席前方にあるインストルメントパネル10に組込まれ、車両衝突時等に助手席乗員前方に膨張展開して、助手席乗員を受止めて衝撃を吸収する装置として構成されている。
すなわち、車両の助手席の車両前方には、エアバッグ組込パネルとしてインストルメントパネル10が配設されている。インストルメントパネル10には、割開き可能なリッド部12が形成されている。ここでは、インストルメントパネル10は樹脂により形成されている。また、インストルメントパネル10の内周面には、その略方形状の部分領域を3方から囲むように溝状のティアライン13が形成されており、そのティアライン13によって囲まれる領域部分がリッド部12とされている。エアバッグ装置20は、本リッド部12の内側に組込まれている。そして、エアバッグ装置20の作動時には、インストルメントパネル10がティアライン13に沿って裂けることにより、リッド部12が割開かれて開口が形成されるようになっている。また、インストルメントパネル10の内面には、上記リッド部12の外周囲に立設されたリッド側周壁部14が形成されている。リッド側周壁部14は、ティアライン13よりも外周側にあり、リッド部12を外周囲全体に亘って囲っている。なお、上記ティアライン13の形成位置は上記例に限られず、エアバッグ装置20の動作時にエアバッグ展開用の開口を形成可能な位置に形成されていればよい。
また、上記インストルメントパネル10の内側には、車両のボディに固定された部材である車体側部材18が配設されている。ここでは、車体側部材18として、ボディに固定され、インストルメントパネル10内で車幅方向に沿って配設された部材(いわゆるリーンホースと呼ばれる部材)を想定している。上記インストルメントパネル10は周知構造を含む取付構造によって車両のボディに固定され、また、本車体側部材18も車両のボディに固定されているので、インストルメントパネル10と車体側部材18とは一定の位置関係に保たれている。
本エアバッグ装置20は、上記のようなインストルメントパネル10に組込まれる。なお、ここで、エアバッグ装置20がインストルメントパネル10に組込まれるとは、エアバッグ装置20がインストルメントパネル10から膨張展開可能な位置に配設される場合を含み、エアバッグ装置20がインストルメントパネル10に対して物理的機械的に固定されていることは必須ではない。
本エアバッグ装置20は、インフレータ22と、エアバッグ30と、アウターバッグ50とを備えている。
インフレータ22は、点火装置及びガス発生剤等を有しており、上記リッド部12の内側に配設されている。このインフレータ22は、車両自体に設置された衝撃検知部等からの点火命令信号等を受けて前記点火装置によりガス発生剤を点火燃焼させ、これによりガスを発生可能に構成されている。
エアバッグ30は、布等でガス導入口を有する袋状に形成されている。上記インフレータ22は、ガス導入口を介してエアバッグ30内にガスを導入可能な位置及び姿勢で、エアバッグ30に取付けられている。このエアバッグ30は、通常状態では、折畳まれて、リッド部12とインフレータ22との間に配設されている。また、車両衝突時等の膨張展開時には、エアバッグ30は、インフレータ22よりガス導入口を介して導入されるガスによって、リッド部12を割開いてインストルメントパネル10外に突出膨張して、車室内側である助手席乗員側に向けて袋状に膨張展開するようになっている。
図3はアウターバッグ50を示す斜視図である。図1〜図3に示すように、アウターバッグ50は、布或は樹脂シート等、折畳み可能でかつ縫製可能な柔軟なシート状部材を立体形状に縫製することにより構成されており、アウターバッグ側底部52と、アウターバッグ側周壁部54とを有している。
アウターバッグ側底部52はインフレータ22に固定される部分である。ここでは、アウターバッグ側底部52は、略方形に形成されており、その略中央部にエアバッグ30の導入口に対応する形状及び大きさの開口52hが形成されている。また、アウターバッグ側底部52のうち前記開口52hの外周に複数のアウターバッグ固定用孔52aが形成されている。本アウターバッグ側底部52は、後述するようにアウターバッグ固定用孔52aを利用してインフレータ22に固定される。なお、エアバッグ30と、インフレータ22の周りに設けられた環状突部22Fにも、複数のアウターバッグ固定用孔52aに対応する各位置に固定用孔が形成されている。
アウターバッグ側周壁部54は、アウターバッグ側底部52の外周囲に設けられ、当該アウターバッグ側底部52の一主面側を略方形環状に囲むように設けられている。より具体的には、アウターバッグ側周壁部54は、アウターバッグ側底部52の対向する一対の短辺より延設された第1側壁部54a、54bと、アウターバッグ側底部52の対向する一対の長辺より延設された第2側壁部54c、54dとを有している。そして、各第1側壁部54a、54bの側縁部と、第2側壁部54c、54dの側縁部とが隣合うもの間で縫合されることで、略方形筒状のアウターバッグ側周壁部54を構成している。つまり、アウターバッグ50は、アウターバッグ側底部52とアウターバッグ側周壁部54とで、一方が開口する略筺状形状を構成しているともいえる。もちろん、アウターバッグ50の形状としては、リッド側周壁部14の内周面状に合わせて、楕円筒状、円筒状或は多角形筒状の一端部を閉塞したような形状であってもよい。
また、アウターバッグ側底部52からのアウターバッグ側周壁部54の突出寸法は、エアバッグ30が膨張展開する際に、アウターバッグ側周壁部54の少なくとも一部が膨張展開するエアバッグ30とリッド側周壁部14との間に挟込まれる程度(換言すれば膨張展開時にリッド側周壁部14の内側に重なって配設される程度)の寸法に設定されている(図12参照)。例えば、エアバッグ30の膨張展開時におけるインフレータ22の外周囲とリッド側周壁部14の先端外周囲との間の寸法をMとすると、アウターバッグ側底部52からのアウターバッグ側周壁部54の突出寸法Lは、前記寸法Mに付加寸法αを付加した寸法であることが好ましい。付加寸法αは、例えば、エアバッグ30の膨張展開によるアウターバッグ側底部52の外方向への膨出を考慮した上で、アウターバッグ側周壁部54の少なくとも一部が膨張展開するエアバッグ30とリッド側周壁部14との間に挟込まれる状態を維持できる程度の寸法である。かかる付加寸法αは、エアバッグ30或はインフレータ22の性能等を加味して実験的経験的に設定することができる。ここでは、アウターバッグ側底部52からのアウターバッグ側周壁部54の突出寸法は、折畳まれたエアバッグ30の厚み寸法と略同一に設定されている。なお、このアウターバッグ側周壁部54は、通常状態では、折畳まれたエアバッグ30の四方を取囲んでいる。
また、上記第1側壁部54a、54bの先端部に第1延設部55a、55bが設けられ、第2側壁部54c、54dの先端部に第2延設部55c、55dが設けられている。一方の第1延設部55a及び第2延設部55c、55dは、先端側に向けて順次幅狭となる略台形状に形成され、折畳まれたエアバッグ30の上部を、それぞれの大部分を重複させないで覆えるようになっている。また、他方の第1延設部55bは略方形に形成され、その先端部に包込用延設部55fが延設されている。他方の第1延設部55bと包込用延設部55fとはエアバッグ30の膨張展開により分断可能な弱化部分55eを介して連結されている。ここでは、弱化部分55eは、第1延設部55bと包込用延設部55fとの間を部分的に直線状に切込むことにより形成されている。包込用延設部55fの先端部には、インフレータ22の外周形状に応じて弧状凹部55gが形成され、その弧状凹部55gの外周であって上記アウターバッグ固定用孔52aの一部に対応する位置に固定用孔55hが形成されている。この第1延設部55bと包込用延設部55fとは、折畳まれたエアバッグ30の上部を、第1延設部55a及び第2延設部55c、55dの外側から覆っている。この状態で、弱化部分55eは、折畳まれたエアバッグ30の上部の略中央部に位置するように設定されている。また、包込用延設部55fは、折畳まれたエアバッグ30の上部から側方を通って底部側(インフレータ22側)に回り込み、インフレータ22に固定されている。
上記第1延設部55a、55b及び第2延設部55c、55dは、エアバッグ30の膨張展開時において、膨張展開中のエアバッグ30とインストルメントパネル10のうちリッド部12の外周面との間に挟込み可能に構成されている(図12参照)。つまり、第1延設部55a、55b及び第2延設部55c、55dは、エアバッグ30の膨張展開時において、リッド側周壁部14を越えてインストルメントパネル10に形成された開口を通って外方に延出可能な程度の寸法に設定されている。
なお、本実施形態では、アウターバッグ50は、インフレータ22に固定されており、インストルメントパネル10及びリッド部12には、固定されない。
上記アウターバッグ50の製造方法の一例について説明しておく。
まず、図4に示すように、布等のシート状部材を適宜切断して、略方形状のアウターバッグ側底部52の四方に第1側壁部54a、54b及び第2側壁部54c、54d等が延出する略十字形状のシート状部材を形成する。なお、第1側壁部54a及び第2側壁部54c、54dの先端には、それぞれ第1延設部55a及び第2延設部55c、55dが延設され、他方の第1側壁部54bの先端には、第1延設部55b及び包込用延設部55fが延設されている。
そして、図5に示す縫合ライン54Lにて、第1側壁部54a、54b及び第2側壁部54c、54dの側縁部同士を縫い合せる。これにより、図6及び図7に示すように、アウターバッグ50は、一方側(上側)が開口する略筺状形状に立体縫製される。次に、縫製直後のアウターバッグ50を、表裏反転させると、図8及び図9に示すように、一方側(上側)が開口する略筺状形状でかつ縫目が内側に配設されたアウターバッグ50を得ることができる。そして、このアウターバッグ50内に、折畳まれたエアバッグ30が収容配置され、また、その収容状態で、第1延設部55a、55b、第2延設部55c、55d及び包込用延設部55fが折畳まれたエアバッグ30の外周状に折込まれる。
なお、上記アウターバッグ50は、強度上の必要性等に応じて、全体的或は部分的に適宜複数枚の重合構造等が採用されるとよい。
上記インフレータ22、エアバッグ30及びアウターバッグ50の取付構造について説明する。
図1及び図2に示すように、インフレータ22、エアバッグ30及びアウターバッグ50を取付けるための構成は、内部リング部材40と、インフレータ固定部材42とを備えている。
内部リング部材40は、金属板等により形成されており、エアバッグ30に形成された導入口と略同じ孔を有するリング状部材に形成されている。この内部リング部材40は、クッションリングとも呼ばれる部材である。この内部リング部材40には、上記した複数のアウターバッグ固定用孔52a(或はエアバッグ30の固定用孔)に対応する各位置に、固定部材として固定ボルト40Bが複数突設されている。
インフレータ固定部材42は、リアクションプレート43と、固定ブラケット45とを有している。
リアクションプレート43は、金属板等により形成されており、リッド側周壁部14の内側開口を少なくとも部分的に閉塞可能な板状、ここでは、リッド側周壁部14の内側開口よりも小さい板状に形成されている。また、リアクションプレート43には、エアバッグ30に形成された導入口と略同じ大きさ及び形状の取付孔43hが形成されている。さらに、リアクションプレート43のうち取付孔43hの外周囲に、上記した複数のアウターバッグ固定用孔52a(或はエアバッグ30の固定用孔)に対応する各位置に、取付孔が複数形成されている。
そして、上記内部リング部材40をエアバッグ30内の導入口周縁部に配設し、エアバッグ30を折畳んだ後、その固定ボルト40Bをエアバッグ30、アウターバッグ50、リアクションプレート43及びインフレータ22に形成された取付用孔にこの順で通し、その固定ボルト40Bに固定ナット40Nを螺合締結する。これにより、エアバッグ30、アウターバッグ50及びリアクションプレート43が、内部リング部材40とインフレータ22の環状突部22Fとの間に挟まれた状態で取付固定される。
もっとも、上記各構成の固定構造は上記例に限られない。例えば、アウターバッグが、リアクションプレート等に固定され、リアクションプレート等を介して間接的にインフレータ22に固定されていてもよい。また、リアクションプレートは省略されてもよい。
固定ブラケット45は、金属板等により形成された部材であり、リアクションプレート43に固定されるプレート側固定部分45aと車体側部材18に固定される車体側固定部分45bとを有している。プレート側固定部分45aは、リアクションプレート43の裏面に沿って配設され、リアクションプレート43に突設された固定ボルト43Bを当該部分45aに挿通し、固定ボルト43Bにナット43Nを螺合締結等することにより、リアクションプレート43に固定されている(図2参照)。また、車体側固定部分45bは、プレート側固定部分45aから車体側部材18に向けて延在し、当該車体側部材18に固定されている。ここでは、車体側部材18に突設された車体側固定ボルト18Bを車体側固定部分45bに挿通し、当該車体側固定ボルト18Bにナット18Nを螺合締結することにより、車体側固定部分45bが車体側部材18に固定されている(図1参照)。
そして、本固定ブラケット45が車体側部材18に固定されることで、リアクションプレート43を介してインフレータ22がリッド部12の内側の一定位置(つまり、リッド部12とインフレータ22との間に折畳まれたエアバッグ30を配設可能な空間をあけた位置)に固定されるようになっている。
なお、リアクションプレート或は車体側部材に対する固定ブラケットの固定は、上記例に限られず、カシメ或は溶接、嵌め込み構造、或はこれらの複合構成等であってもよい。また、固定ブラケットは、上記のようにリアクションプレート等を介して間接的にインフレータに固定される構成であっても、インフレータに直接的に固定される構成であってもよい。また、固定ブラケットは、通常状態でエアバッグ装置20を覆い隠す取付パネル以外であれば、車体側のいかなる部位に固定されていてもよい。
図10〜図12は、上記エアバッグ装置20の展開動作を示す説明図である。なお、これらの展開動作を示す説明図は、説明の便宜上簡略化して記載されている。
まず、展開動作前の通常状態では、図10に示すように、折畳まれたエアバッグ30は、リッド部12とインフレータ22との間に配設されている。この状態では、リッド側周壁部14は、折畳まれたエアバッグ30を周囲四方から取囲んでいる。また、アウターバッグ50の第1側壁部54a、54b及び第2側壁部54c、54dは、折畳まれたエアバッグ30を周囲四方から取囲んでおり、第1延設部55a、55b及び第2延設部55c、55dは、折畳まれたエアバッグ30の上部を覆っている。
この状態で、インフレータ22からのガスがエアバッグ30内に導入されると、図11に示すように、エアバッグ30は、リッド部12とリッド側周壁部14とインフレータ22とで囲まれる空間内で膨張を開始する。
この際、エアバッグ30の主突出方向(インフレータ22からリッド部12に向う方向)では、インフレータ固定部材42によりインフレータ22はリッド部12に対して一定距離離れた位置で固定されているため、エアバッグ30の突出方向の膨張展開力は、リッド部12のティアライン13を分断する力として作用する。これにより、リッド部12が割開かれ、インストルメントパネル10に開口が形成される。
この際、エアバッグ30は、その主突出方向(インフレータ22からリッド部12に向う方向)を中心としてその周囲に向うラジアル方向にも膨張展開しようとする。この場合、リッド側周壁部14が存在する部分では、膨張展開しようとするエアバッグ30は、リッド側周壁部14の内面に向けて押付けられるので、エアバッグ30とリッド側周壁部14との間でアウターバッグ側周壁部54が挟込まれるように保持される。これにより、アウターバッグ側周壁部54のうちリッド側周壁部14とインフレータ22との間に介在する部分が、膨張展開しようとするエアバッグ30のうちのインフレータ22近傍部分を周囲全体に亘って受止めることになり、エアバッグ30がリッド側周壁部14とインフレータ22との間でラジアル方向に広がるように外方に膨張展開してしまうことを抑制することができる。
そして、リッド部12が割開かれると、図12に示すように、エアバッグ30がインストルメントパネル10の開口を通って外方に膨張展開する。また、エアバッグ30がリッド部12を割開く前後に、エアバッグ30の膨張展開力によって、アウターバッグ50の弱化部分55eも分断される。そして、エアバッグ30がインストルメントパネル10の開口を通って外方に膨張展開すると、第1延設部55a、55b及び第2延設部55c、55dは、インストルメントパネル10の開口を通って外方に押出され、インストルメントパネル10のうち前記開口周縁部或は割開かれたリッド部12と、膨張展開中のしたエアバッグ30との間に挟込まれるように保持される。従って、エアバッグ30がインストルメントパネル10の外方に膨張展開した状態では、アウターバッグ側周壁部54がエアバッグ30とリッド側周壁部14との間に挟込まれる構成、及び、第1延設部55a、55b及び第2延設部55c、55dがインストルメントパネル10の開口周縁部と膨張展開中のエアバッグ30との間に挟込まれる構成の少なくとも一方によって、アウターバッグ側周壁部54がリッド側周壁部14に部分的に重複した状態が維持される。これにより、上記と同様に、アウターバッグ側周壁部54のうちリッド側周壁部14とインフレータ22との間に介在する部分が、膨張展開するエアバッグ30のうちのインフレータ22近傍部分を周囲全体に亘って受止めて、エアバッグ30がリッド側周壁部14とインフレータ22との間でラジアル方向に広がることを抑制する。
そして、エアバッグ30がインストルメントパネル10と助手席乗員との間に膨張展開することで、助手席乗員を受止めて衝撃を吸収する。
以上のように構成されたエアバッグ装置20によると、エアバッグ30が膨張展開すると、アウターバッグ側周壁部54は膨張しようとするエアバッグ30とリッド側周壁部14との間に挟込まれる。この挟込み保持力によって、アウターバッグ側周壁部54が、リッド側周壁部14とインフレータ22との間でエアバッグ30を取囲む状態が維持される。これにより、リッド側周壁部14とインフレータ22との間で、エアバッグ30がラジアル方向に広がってしまうことを抑制できる。なお、エアバッグ30がインストルメントパネル10の外方に十分に膨張展開した後等、インストルメントパネル10内でのエアバッグ30のラジアル方向への広がり抑制の必要性が減少した段階では、アウターバッグ側周壁部54は、リッド側周壁部14の内面側から脱してもよい。
しかも、上記第1側壁部54a、54b及び第2側壁部54c、54dの側縁部同士が縫合されて、アウターバッグ側周壁部54が略角筒状に形成されているため、エアバッグ30がラジアル方向に膨張展開しようとする力は、アウターバッグ側周壁部54によるエアバッグ30の包囲構造によっても受止められる。このため、エアバッグ30とリッド側周壁部14との間からアウターバッグ側周壁部54を抜出させるような力が作用し難くなり、この点からも、アウターバッグ側周壁部54が、リッド側周壁部14とインフレータ22との間でエアバッグ30を取囲む状態が維持され、より確実にリッド側周壁部14とインフレータ22との間で、エアバッグ30がラジアル方向に広がってしまうことを抑制できる。
また、そのようにエアバッグ30がラジアル方向に広がることを抑制するための構成を、主としてシート状部材より立体形状に縫製されたアウターバッグ50によって実現できる。このため、例えば、リアクションプレート43にエアバッグ30のラジアル方向への膨張抑制用の立ち壁等を設ける必要はなくなり、当該立ち壁を省略或は小さくすることができる。このため、エアバッグ装置20をなるべく軽量化することができる。
さらに、エアバッグ30の膨張展開時に、アウターバッグ側周壁部54の先端部に設けられた第1延設部55a、55b及び第2延設部55c、55dが膨張展開中のエアバッグ30とインストルメントパネル10の開口外側周縁部との間に挟込まれるため、エアバッグ30が外方に膨張展開した後でも、アウターバッグ側周壁部54がエアバッグ30とリッド側周壁部14との間から抜出難くなる。これにより、リッド側周壁部14とインフレータ22との間で、エアバッグ30がラジアル方向に広がることをより確実に抑制できる。
もっとも、第1延設部55a、55b及び第2延設部55c、55dは必須ではない。この場合でも、図13〜図15に示すように、アウターバッグ側周壁部54が膨張展開中のエアバッグ30とリッド側周壁部14との間に挟込まれるため、この挟込み保持力によって、アウターバッグ側周壁部54が、リッド側周壁部14とインフレータ22との間でエアバッグ30を取囲む状態が維持され、リッド側周壁部14とインフレータ22との間で、エアバッグ30がラジアル方向に広がってしまうことを抑制できる。
また、固定ブラケット45によってインフレータ22をリッド部12の内側の一定位置に固定しているため、インフレータ22とインストルメントパネル10との固定構造を簡略化或は省略することができる。例えば、固定ブラケット45を用いてインフレータ22、エアバッグ30、アウターバッグ50等を車体側に固定し、エアバッグ30部分をリッド部12及びリッド側周壁部14とで囲まれる空間に配設するように、インストルメントパネル10を組込めばよいため、エアバッグ装置20及びインストルメントパネル10の組立て作業が容易となる。
もっとも、インフレータ或はリアクションプレートは、インストルメントパネルに固定されていてもよい。この場合でも、そのための固定構造は、エアバッグ膨張展開時の力を受止める程強固な固定とする必要はなく、簡易な固定構造とすることができる。
{第2実施形態}
第2実施形態に係るエアバッグ装置について説明する。図16は本実施形態に係るエアバッグ装置120の全体構成を示す断面図であり、図17は同エアバッグ装置120を示す分解断面図である。図16及び図17は、車両の前後方向に沿った面における断面を示している。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態で説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
まず、このエアバッグ装置120は、次のようにしてインストルメントパネル110に組込まれる。すなわち、インストルメントパネル110は、上記インストルメントパネル10と同様に助手席の車両前方に配設されている。インストルメントパネル110は、車体に固定されるインストルメントパネル本体部110Aと、そのインストルメントパネル本体部110Aに取付けられるリッドパネル部110Bとを有している。インストルメントパネル本体部110Aには、開口(ここでは略方形開口)が形成されており、当該開口にリッドパネル部110Bが嵌込み固定されている。リッドパネル部110Bの固定は、たとえば、リッドパネル部110Bに形成された係合部110Baをインストルメントパネル本体部110Aに形成された被係合部(図示省略)に係合させること等により行われる。
リッドパネル部110Bは、樹脂等により形成されており、エアバッグ装置120が組込まれるエアバッグ組込パネルとして用いられる。このリッドパネル部110Bには、上記リッド部12と同様のリッド部112が形成されている。
また、リッドパネル部110Bの内面には、リッド部112の外周囲に立設されたリッド側周壁部114が形成されている。このリッド側周壁部114は、上記リッド側周壁部14と同様に、リッド部112を外周囲全体に亘って囲っている。但し、リッド側周壁部114は、上記リッド側周壁部14とは異なり、リッドパネル部110Bの主面に対して傾斜しており、インストルメントパネル本体部110Aへのリッドパネル部110Bの取付状態では、略直下を向くように延出している。また、この状態で、リッド側周壁部114のうち車両前方に位置する一方側の側壁部114A(図16において左側)の下端部は、車両後方に位置する他方側の側壁部114B(図16において右側)の下端部よりも上方に位置している。また、各側壁部114A、114Bには、後述するベルト部170を連結するための取付孔114Ah、114Bhが形成されている。
本エアバッグ装置120は、インフレータ22と、エアバッグ30と、アウターバッグ50とを備え、さらにベルト部170、172を備えている。
図18は、組立途中状態でのアウターバッグ50及びベルト部170、172を示す斜視図である。図16〜図18に示すように、ベルト部170、172は、インフレータ22とリッド側周壁部114とに連結されて、インフレータ22をリッド部112の内側の一定位置に保持する部材である。ここでは、ベルト部170、172の一端部がインフレータ22に接合され、ベルト部170、172の他端部がリッド側周壁部114に形成された取付孔114Ah、114Bhを通ってアウターバッグ側周壁部54に接合された例について説明する。
すなわち、アウターバッグ50の一方側の第2側壁部54cに一対のベルト部170が接合され、他方側の第2側壁部54dに一対のベルト部172が接合されている。
一対のベルト部170は、基端部で一体化され、長手方向中間部で穴部(ここでは基端側から先端側に向けて順次幅狭になる形状)を介して分離され、先端部で切断等により分離された構成とされている。また、一対のベルト部170の先端部は、インフレータ22の外周形状に応じた弧状の凹状縁部を有しており、その凹状縁部の外周であってエアバッグ30のエア導入口回りに形成された取付用孔に対応する箇所に取付用孔が形成されている。この一対のベルト部170の基端部は、一方側の第2側壁部54cの外周面に縫合等により接合されており、リッド側周壁部114に対する取付前の状態(図18参照)では、第2側壁部54cから上方に延出している。
また、一対のベルト部172は、上記一対のベルト部170に対して長さ寸法が異なる点を除いて、当該一対のベルト部170と略同様構成を有している。この一対のベルト部172の基端部は、他方側の第2側壁部54dの外周面に縫合等により接合されており、リッド側周壁部114に対する取付前の状態(図18参照)では、第2側壁部54dから上方に延出している。
上記アウターバッグ50及び一対のベルト部170、172の製造方法の一例について説明しておく。
まず、布等のシート状部材を適宜切断して、図19〜図22に形状のシート状部材を製造する。
図19は、第1実施形態で説明した図14に示すシート状部材と同様のシート状部材である。図20は、図19に示す部材に重ね合される略十字状のシート状部材である。なお、この製造例では、図20に示すシート状部材によってアウターバッグ50を2重構成とする例で説明するが、当該シート状部材は必須ではない。本製造方法における説明以外の箇所では、図20に示すシート状部材を省略して説明する。図21は一対のベルト部170を構成するシート状部材であり、図22は一対のベルト部172を構成するシート状部材であり、それぞれ2枚ずつ準備される。
そして、図21に示すシート状部材を2枚重ね合せて縫合することで、図23に示すように、一対のベルト部170を製造する。また、図22に示すシート状部材を2枚重ね合せて縫合することで、図24に示すように、一対のベルト部172を製造する。
また、図25に示すように、図19に示すシート状部材と図20に示すシート状部材とを重ね合せる。
そして、図26に示すように一対のベルト部170、172の基端部を、図25に示す重ね合されたシート状部材のうち第2側壁部54c、54dに相当する部分に縫合等により接合する。
この後、上記第1実施形態と同様に、図27に示す縫合ライン54Lにて、第1側壁部54a、54b及び第2側壁部54c、54dの側縁部同士を縫い合せる。これにより、図28及び図29に示すように、一方側(上側)が開口する略筺状形状に立体縫製されたアウターバッグ50が得られる。
次に、縫製直後のアウターバッグ50を、表裏反転させると、図30及び図31に示すように、一方側(上側)が開口する略筺状形状でかつ縫目が内側に配設され、さらに、一対のベルト部170、172が第2側壁部54c、54dの外面に縫合されたアウターバッグ50が得られる。アウターバッグ50内に、上記第1実施形態と同様にして、折畳まれたエアバッグ30が包まれるように収容される。
上記インフレータ22、エアバッグ30、アウターバッグ50及び一対のベルト部170、172の取付構造について説明する。
まず、インフレータ22、エアバッグ30及びアウターバッグ50は、上記第1実施形態と同様に、内部リング部材40と、インフレータ固定部材142とを用いて相互固定されている。
インフレータ固定部材142は、上記リアクションプレート43と同様のリアクションプレート143を有している。
そして、上記第1実施形態と同様に、上記内部リング部材40を折畳まれたエアバッグ30内の導入口周縁部に配設し、その固定ボルト40Bをエアバッグ30、アウターバッグ50、リアクションプレート143及びインフレータ22に形成された取付用孔にこの順で通し、その固定ボルト40Bに固定ナット40Nを螺合締結する。これにより、エアバッグ30、アウターバッグ50及びリアクションプレート143が、内部リング部材40とインフレータ22の環状突部22Fとの間に挟まれた状態で取付固定される。
なお、図16及び図17では、リアクションプレート143の裏面側に裏面側補助ブラケット144が延設されている。この裏面側補助ブラケット144は、例えば、車体側部材18にネジ止等により取付固定される。また、図17では、リアクションプレート143の側方に側方補助ブラケット145が延設されている。この側方補助ブラケット145は、例えば、リッド側周壁部114にネジ止或は嵌め込み構造等により取付固定される。
もっとも、これらの裏面側補助ブラケット144及び側方補助ブラケット145は、省略されてもよく、省略されない場合でも、エアバッグ膨張展開時の力を受止める程強固な固定とする必要はなく、簡易な固定構造とすることができる。
もっとも、上記各構成の固定構造は上記例に限られない。例えば、アウターバッグが、リアクションプレート等に固定され、リアクションプレート等を介して間接的にインフレータ22に固定されていてもよい。
上記インフレータ22、エアバッグ30及びアウターバッグ50の一体化構造物を、リッドパネル部110Bに取付けるための構成について説明する。
まず、一対のベルト部170及び一対のベルト部172それぞれを、リッド側周壁部114の側壁部114A、114Bの取付孔114Ah、114Bhに内側から通しつつ、折畳まれたエアバッグ30及びこれを包むアウターバッグ50とをリッド側周壁部114内に押込む。
この後、一対のベルト部170及び一対のベルト部172それぞれを、リッド側周壁部114の外面からリアクションプレート143の裏面側沿ってインフレータ22に向けて折返す。そして、インフレータ22の環状突部22Fの裏面側に突出する、内部リング部材40の固定ボルト40Bを、一対のベルト部170及び一対のベルト部172の先端側の取付孔に通す。そして、固定ナット40Nを固定ボルト40Bに螺合締結する。なお、この状態に至るまで、固定ナット40Nを固定ボルト40Bに対して緩く締結しておき、必要に応じて固定ナット40Nを取外せる状態にしておくとよい。これにより、インフレータ22がリッド部112に対して一定距離離れた位置で保持されることになる。別の見方をすれば、一対の各ベルト170、172は、エアバッグ30の膨張展開時において、エアバッグ30がインフレータ22から離れる方向に上昇することを抑制する役割を有している。
そして、上記のように、インフレータ22、エアバッグ30及びアウターバッグ50が取付けられたリッドパネル部110Bを、インストルメントパネル本体部110Aの開口内にその外方から嵌め込むと、本エアバッグ装置120がインストルメントパネル110に組込まれることになる。この際、エアバッグ装置120と車体側部材18との強固な固定構造は不要であるため、エアバッグ装置120を比較的容易に組込むことができる。
図32〜図34は上記エアバッグ装置20の展開動作を示す説明図である。なお、これらの図では、説明の便宜上、リッド側周壁部114の側壁部114A、側壁部114Bを略同高さ位置に示し、また、アウターバッグ50の第1延設部55a、55b及び第2延設部55c、55dを省略する等、簡略化している。
まず、展開動作前の通常状態では、図32に示すように、折畳まれたエアバッグ30は、リッド部112とインフレータ22との間に配設されている。この状態では、リッド側周壁部114は、折畳まれたエアバッグ30の上端部を周囲四方から取囲んでいる。また、アウターバッグ50の第1側壁部54a、54b及び第2側壁部54c、54dは、折畳まれたエアバッグ30を周囲四方から取囲んでいる。
この状態で、インフレータ22からのガスがエアバッグ30内に導入されると、図33に示すように、エアバッグ30は、リッド部112とリッド側周壁部114とインフレータ22とで囲まれる空間内で膨張を開始する。
この際、エアバッグ30の主突出方向(インフレータ22からリッド部112に向う方向)では、ベルト部170、172によって、インフレータ22はリッド部112に対して一定距離離れた位置で保持されているため、エアバッグ30の突出方向の膨張展開力は、リッド部112が割開く力として作用する。
この際、第1実施形態の場合と同様に、エアバッグ30は、その主突出方向(インフレータ22からリッド部112に向う方向)を中心としてその周囲に向うラジアル方向にも膨張展開しようとする。そして、第1実施形態と同様に、リッド側周壁部114が存在する部分では、膨張展開しようとするエアバッグ30は、リッド側周壁部114の内面に向けて押付けられるので、エアバッグ30とリッド側周壁部114との間でアウターバッグ側周壁部54が挟込まれるように保持される。また、アウターバッグ側周壁部54のうちリッド側周壁部114とインフレータ22との間に介在する部分が、膨張展開しようとするエアバッグ30のうちのインフレータ22近傍部分を周囲全体に亘って受止めることになり、エアバッグ30がリッド側周壁部114とインフレータ22との間でラジアル方向に広がるように外方に膨張展開してしまうことを抑制することができる。
そして、リッド部112が割開かれると、図34に示すように、エアバッグ30がインストルメントパネル110の開口を通って外方に膨張展開する。この状態でも、アウターバッグ側周壁部54がエアバッグ30とリッド側周壁部114との間に挟込まれる構成によって、アウターバッグ側周壁部54がリッド側周壁部114に部分的に重複した状態が維持される。これにより、上記と同様に、アウターバッグ側周壁部54のうちリッド側周壁部114とインフレータ22との間に介在する部分が、膨張展開するエアバッグ30のうちのインフレータ22近傍部分を周囲全体に亘って受止めて、エアバッグ30がリッド側周壁部114とインフレータ22との間でラジアル方向に広がることを抑制する。
そして、エアバッグ30がインストルメントパネル110と助手席乗員との間に膨張展開することで、助手席乗員を受止めて衝撃を吸収する。
このように構成されたエアバッグ装置120によると、上記第1実施形態と同様に、リッド側周壁部114とインフレータ22との間で、エアバッグ30がラジアル方向に広がってしまうことを抑制しつつ、なるべく軽量化することができるという作用効果を得ることができる。
また、インフレータ22を主としてベルト部170、172によってリッド部112の内側一定位置に保持するため、インフレータ22の保持構成をより軽量化することができる。
しかも、ベルト部170、172の基端部が取付孔114Ah、114Bhを通って第2側壁部54c、54dに接合されているため、アウターバッグ側周壁部54は、膨張展開中のエアバッグ30とリッド側周壁部114との間から抜出難くなる。これにより、アウターバッグ側周壁部54がより確実にリッド側周壁部114とインフレータ22との間により確実に維持され、その間部分でのエアバッグ30のラジアル方向への広がりを撚り確実に抑制することができる。
また、ベルト部170、172によってインフレータ22を、リッド部112の内側の一定位置に固定しているため、インフレータ22と車体側部材との固定構造を簡略化或は省略することができる。これにより、例えば、インストルメントパネル本体部110Aに対して、インフレータ22、エアバッグ30等を取付けたリッドパネル部110Bを取付ければよいため、インストルメントパネル110へのエアバッグ装置120の組込作業が容易となる。
なお、上記ベルト部170、172自体の主機能は、リッド部112に対するインフレータ22の位置を一定に保持することである。このため、ベルト部170、172は、エアバッグ30の外周回り全体に連続的に存在するのではなく、エアバッグ30の外周回りに間欠的に少なくとも2カ所(ここでは、エアバッグ30回りの4カ所)に存在していればよい。
また、ベルト部170、172は、必ずしもインフレータ22に直接接合されている必要はなく、リアクションプレート143にネジ止等により接合され、当該リアクションプレート143を介してインフレータ22に間接的に接合されていてもよい。
また、ベルト部を、リッド側周壁部に連結する構成は、上記例に限られない。
例えば、図35に示すように、ベルト部270、272の長手方向中間部がリッド側周壁部114の側壁部114A、114Bに形成された取付孔114Ah、114Bhに通され、ベルト部270、272の両端部がインフレータ22に接合された構成であってもよい。
この場合でも、図36及び図37に示すように、ベルト部270、272は、上記の場合と同様に、エアバッグ30の膨張展開時に、リッド部112から一定位置にインフレータ22を保持する。従って、上記の場合と同様に、リッド側周壁部114とインフレータ22との間で、エアバッグ30がラジアル方向に広がってしまうことを抑制しつつ、なるべく軽量化することができるという作用効果を得ることができる。
また、ベルト部270、272の両端部をインフレータ22に接合すればよいため、アウターバッグに縫合等による接合する作業が不要となり、その接合構造を簡易化することができる。
また、例えば、図38に示すように、ベルト部370、372の基端部をインフレータ22に接合し、ベルト部370、372の他端部を、フック部374を介して側壁部114A、114Bに形成された取付孔114Ah、114Bhに係止固定するようにしてもよい。フック部374としては、例えば、金属板材を略U字状に折曲げた部材を用いることができ、ベルト部370、372の他端部とフック部374との接合構造としては、縫合、カシメ等による挟み込み構造、他のクリップ部材等を用いた構成を採用することができる。また、フック部374は、ここでは、側壁部114A、114Bの外面から取付孔114Ah、114Bhに係止される。
この変形例の場合でも、図39及び図40に示すように、ベルト部370、372は、上記の場合と同様に、エアバッグ30の膨張展開時に、リッド部112から一定位置にインフレータ22を保持する。従って、上記の場合と同様に、リッド側周壁部114とインフレータ22との間で、エアバッグ30がラジアル方向に広がってしまうことを抑制しつつ、なるべく軽量化することができるという作用効果を得ることができる。
また、ベルト部370、372の両端部のフック部374をインフレータ22に側壁部114A、114Bに形成された取付孔114Ah、114Bhに引っ掛けるようにして比較的容易に係止して接合することができる。
また、例えば、上記ベルト部370、372にベルト長調整機構を組込めば、ベルト部370、372が比較的長い状態でフック部374を取付孔114Ah、114Bhに容易に引っ掛けることができ、また、この後、ベルト部370、372の長さを短くすれば、インフレータ22を一定位置に保持することができる。
また、エアバッグ30が膨張する際に、エアバッグ30及びリッド側周壁部114が外方に膨らむことで、ベルト部370、372が外方に湾曲するように膨らむと、取付孔114Ah、114Bhに外方から係止されたフック部374の基端部が外方に変位し、フック部374の先端部が取付孔114Ah、114Bhの周縁部でリッド側周壁部114の内面に強く食込む。これにより、フック部374の脱落がより確実に防止される。
<共通する変形例>
{変形例}
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態で説明した例に限られず、インフレータを支持する構成としては種々構成を採用することができる。例えば、第1実施形態に係るインフレータ固定部材と第2実施形態に係るベルト部材とを併用した構成であってもよい。すなわち、リッド部に対してインフレータが一定位置に支持されており、エアバッグの膨張展開時においてアウターバッグが膨張展開中のエアバッグとリッド側周壁部との間に挟込み可能に配設される構成であればよい。
また、上記実施形態では、エアバッグ装置が助手席用としてインストルメントパネルに組込まれる例で説明したが、適用対象はそれに限られない。例えば、運転席、サイドエアバッグ等、何らかの取付パネルに組込まれ、リッドを割開いて膨張する各種エアバッグに適用し得る。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
10、110 インストルメントパネル
12、112 リッド部
14、114 リッド側周壁部
18 車体側部材
20、120 エアバッグ装置
22 インフレータ
30 エアバッグ
40 内部リング部材
42、142 インフレータ固定部材
43、143 リアクションプレート
45 固定ブラケット
50 アウターバッグ
52 アウターバッグ側底部
54 アウターバッグ側周壁部
54a、54b、54c、54d 側壁部
55a、55b、55c、55d 延設部
110A インストルメントパネル本体部
110B リッドパネル部
114Ah、114Bh 取付孔
170、172、270、272、370、372 ベルト部
374 フック部

Claims (4)

  1. 割開き可能なリッド部と、前記リッド部の外周囲に立設されたリッド側周壁部とを有するエアバッグ組込パネルに組込まれるエアバッグ装置であって、
    前記リッド部の内側に配設され、ガスを発生可能なインフレータと、
    前記リッド部と前記インフレータとの間に配設可能な状態に折畳まれ、前記インフレータから導入されるガスによって袋状に膨張展開可能なエアバッグと、
    シート状部材によりアウターバッグ側底部と前記アウターバッグ側底部の外周囲に設けられたアウターバッグ側周壁部とを有する立体形状に縫製され、前記アウターバッグ側底部が前記インフレータに固定されると共に、前記アウターバッグ側周壁部が折畳まれた前記エアバッグを囲みかつ膨張展開中の前記エアバッグと前記リッド側周壁部との間に挟込み可能に配設されたアウターバッグと、
    前記インフレータと前記リッド側周壁部とに連結されて、前記インフレータを前記リッド部の内側の一定位置に保持するベルト部と、
    を備え、
    前記ベルト部の一端部がインフレータに接合され、前記ベルト部の他端部が前記リッド側周壁部に形成された取付孔を通って前記アウターバッグ側周壁部に接合されている、エアバッグ装置。
  2. 請求項1記載のエアバッグ装置であって、
    前記アウターバッグ側周壁部の先端部に、膨張展開中の前記エアバッグと前記エアバッグ組込パネルのうち前記リッド部の外周側外面との間に挟込み可能な延設部が設けられている、エアバッグ装置。
  3. 割開き可能なリッド部と、前記リッド部の外周囲に立設されたリッド側周壁部とを有するエアバッグ組込パネルに組込まれるエアバッグ装置であって、
    前記リッド部の内側に配設され、ガスを発生可能なインフレータと、
    前記リッド部と前記インフレータとの間に配設可能な状態に折畳まれ、前記インフレータから導入されるガスによって袋状に膨張展開可能なエアバッグと、
    シート状部材によりアウターバッグ側底部と前記アウターバッグ側底部の外周囲に設けられたアウターバッグ側周壁部とを有する立体形状に縫製され、前記アウターバッグ側底部が前記インフレータに固定されると共に、前記アウターバッグ側周壁部が折畳まれた前記エアバッグを囲みかつ膨張展開中の前記エアバッグと前記リッド側周壁部との間に挟込み可能に配設されたアウターバッグと、
    前記インフレータと前記リッド側周壁部とに連結されて、前記インフレータを前記リッド部の内側の一定位置に保持するベルト部と、
    を備え、
    前記ベルト部の長手方向中間部が前記リッド側周壁部に形成された取付孔に通され、前記ベルト部の両端部が前記インフレータに接合されている、エアバッグ装置。
  4. 請求項3記載のエアバッグ装置であって、
    前記アウターバッグ側周壁部の先端部に、膨張展開中の前記エアバッグと前記エアバッグ組込パネルのうち前記リッド部の外周側外面との間に挟込み可能な延設部が設けられている、エアバッグ装置。
JP2009249899A 2009-10-30 2009-10-30 エアバッグ装置 Active JP5523793B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009249899A JP5523793B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 エアバッグ装置
KR1020127009737A KR20120099012A (ko) 2009-10-30 2010-10-08 에어백 장치
MX2012002595A MX2012002595A (es) 2009-10-30 2010-10-08 Dispositivo de bolsa de aire.
CN2010800490458A CN102574496A (zh) 2009-10-30 2010-10-08 气囊装置
US13/394,492 US8419048B2 (en) 2009-10-30 2010-10-08 Airbag device
EP10826497A EP2495136A4 (en) 2009-10-30 2010-10-08 AIRBAG DEVICE
PCT/JP2010/067777 WO2011052363A1 (ja) 2009-10-30 2010-10-08 エアバッグ装置
CA2771880A CA2771880A1 (en) 2009-10-30 2010-10-08 Airbag device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009249899A JP5523793B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 エアバッグ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011093446A JP2011093446A (ja) 2011-05-12
JP5523793B2 true JP5523793B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=43921789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009249899A Active JP5523793B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 エアバッグ装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8419048B2 (ja)
EP (1) EP2495136A4 (ja)
JP (1) JP5523793B2 (ja)
KR (1) KR20120099012A (ja)
CN (1) CN102574496A (ja)
CA (1) CA2771880A1 (ja)
MX (1) MX2012002595A (ja)
WO (1) WO2011052363A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6091772B2 (ja) * 2011-06-10 2017-03-08 芦森工業株式会社 エアバッグ装置
WO2013018863A1 (ja) * 2011-08-03 2013-02-07 芦森工業株式会社 エアバッグ装置
DE102012003351A1 (de) 2012-02-21 2013-08-22 Trw Automotive Gmbh Gassack-Modul sowie Baugruppe mit einer Instrumententafel und einem Gassack-Modul
DE102013007734B4 (de) * 2013-05-07 2016-09-22 Autoliv Development Ab Airbagmodul und Airbageinrichtung
US9193324B2 (en) * 2013-06-21 2015-11-24 Tk Holdings Inc. Airbag module and module housing
CN105473387B (zh) * 2013-08-23 2017-08-04 本田技研工业株式会社 安全气囊装置
JP6208025B2 (ja) * 2014-01-23 2017-10-04 芦森工業株式会社 エアバッグ装置
DE102014008973A1 (de) * 2014-06-23 2015-12-24 Trw Automotive Gmbh Gassackmodul
JP6459523B2 (ja) 2015-01-08 2019-01-30 Joyson Safety Systems Japan株式会社 エアバッグ装置
DE102015006128A1 (de) * 2015-05-09 2016-11-10 Trw Automotive Gmbh Gassack-Modul sowie Baugruppe
CN107921198B (zh) * 2015-07-08 2020-11-10 塞比卡有限公司 输注器
CN106809166B (zh) * 2015-11-27 2019-08-06 奥托立夫开发公司 用于安全气袋的裹布
US9925946B2 (en) * 2015-12-04 2018-03-27 Fca Us Llc Low mass passenger airbag
US11034319B2 (en) * 2016-06-10 2021-06-15 Key Safety Systems, Inc. Air bag module
CN106043203A (zh) * 2016-07-29 2016-10-26 芜湖新泉汽车饰件系统有限公司 仪表板气囊弱化结构
CN106828397B (zh) * 2017-01-16 2023-05-05 上海临港均胜汽车安全系统有限公司 一种安全气囊装置及其制造方法
CN114174129B (zh) * 2019-08-22 2023-10-17 奥托立夫开发公司 安全气囊用保护罩及车辆用安全气囊装置
US11465580B2 (en) * 2020-04-08 2022-10-11 Autoliv Asp, Inc. Bi-directional airbag cushion wrappers and related airbag assemblies and methods
US11814000B1 (en) * 2022-08-30 2023-11-14 Nissan North America, Inc. Expandable deployment flaps for vehicular airbag systems

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143142A (ja) 1990-10-02 1992-05-18 Nissan Motor Co Ltd エアバッグ装置用カバー
JPH06156176A (ja) 1992-11-30 1994-06-03 Takata Kk 助手席用エアバッグ装置
JPH07215156A (ja) 1994-01-28 1995-08-15 Ikeda Bussan Co Ltd エアバッグ装置のエアバッグカバー
US5630614A (en) * 1995-11-13 1997-05-20 General Motors Corporation Bias apparatus for air bag module
JPH10217897A (ja) 1997-02-10 1998-08-18 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 側部用エアバッグ装置
DE19705829C1 (de) 1997-02-15 1998-05-20 Mst Automotive Gmbh Flexibler Airbag-Behälter
DE19813054A1 (de) * 1998-03-25 1999-10-07 Daimler Chrysler Ag Airbag-Vorrichtung für ein Kraftfahrzeug
JP4156121B2 (ja) * 1999-02-25 2008-09-24 富士重工業株式会社 エアバッグ装置
JP4075212B2 (ja) 1999-05-24 2008-04-16 日本プラスト株式会社 エアバッグ装置
US6371510B1 (en) * 1999-07-09 2002-04-16 Breed Automotive Technology, Inc. Air bag module with internal deployment flap
JP2002220020A (ja) * 2000-11-24 2002-08-06 Takata Corp エアバッグ装置
JP4465872B2 (ja) * 2000-12-19 2010-05-26 豊田合成株式会社 エアバッグ装置
US6692018B2 (en) * 2001-05-22 2004-02-17 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Dual seam air bag module cover and method
US6540252B2 (en) * 2001-06-06 2003-04-01 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Dual seam air bag module cover
JP3696560B2 (ja) * 2002-03-04 2005-09-21 本田技研工業株式会社 エアバッグ装置
JP2004314934A (ja) * 2003-04-02 2004-11-11 Takata Corp エアバッグ装置
JP2004314763A (ja) 2003-04-15 2004-11-11 Toyoda Gosei Co Ltd 膝保護用エアバッグ装置
JP4475902B2 (ja) 2003-09-09 2010-06-09 日本プラスト株式会社 エアバッグ装置
JP2005206142A (ja) * 2003-12-24 2005-08-04 Takata Corp エアバッグ装置
JP4486849B2 (ja) 2004-06-01 2010-06-23 オートリブ ディベロップメント エービー エアバッグ装置
JP4453493B2 (ja) * 2004-09-08 2010-04-21 豊田合成株式会社 助手席用エアバッグ装置
JP2006151015A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Nippon Plast Co Ltd エアバッグ装置
US20060131843A1 (en) * 2004-12-22 2006-06-22 Ford Global Technologies, Llc Air bag module
JP4666690B2 (ja) * 2005-03-31 2011-04-06 日本プラスト株式会社 エアバッグ装置およびこれを取り付けるためのインストルメントパネル構造
US7530599B2 (en) * 2005-07-05 2009-05-12 Autoliv Asp, Inc. Flexible housing for an airbag module
KR100699173B1 (ko) * 2005-12-16 2007-03-28 현대모비스 주식회사 조수석 에어백 모듈
JP4746980B2 (ja) * 2005-12-19 2011-08-10 タカタ株式会社 エアバッグ装置
JP4753247B2 (ja) * 2005-12-21 2011-08-24 タカタ株式会社 エアバッグ装置
JP4898271B2 (ja) * 2006-04-18 2012-03-14 タカタ株式会社 エアバッグ装置、車両、エアバッグ装置の製造方法
JP4890339B2 (ja) * 2007-04-25 2012-03-07 本田技研工業株式会社 エアバッグ装置
JPWO2009008221A1 (ja) 2007-07-11 2010-09-02 オートリブ ディベロップメント エービー エアバッグ装置
JP2010158914A (ja) * 2007-08-10 2010-07-22 Autoliv Development Ab エアバッグ装置
US8272664B2 (en) * 2007-12-13 2012-09-25 Autoliv Asp, Inc. Airbag lateral flap
JP5366444B2 (ja) * 2008-05-30 2013-12-11 タカタ株式会社 助手席用エアバッグ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20120161424A1 (en) 2012-06-28
CA2771880A1 (en) 2011-05-05
EP2495136A1 (en) 2012-09-05
KR20120099012A (ko) 2012-09-06
CN102574496A (zh) 2012-07-11
MX2012002595A (es) 2012-04-02
WO2011052363A1 (ja) 2011-05-05
JP2011093446A (ja) 2011-05-12
US8419048B2 (en) 2013-04-16
EP2495136A4 (en) 2013-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5523793B2 (ja) エアバッグ装置
US9428139B2 (en) Airbag device for front passenger seat
JP4747716B2 (ja) エアバッグ装置
JP6451559B2 (ja) 膝保護用エアバッグ装置
JP6067490B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP5098975B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP2007230395A (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
JP5972833B2 (ja) サイドエアバッグ装置
WO2006132280A1 (ja) エアバッグ装置
JP6217447B2 (ja) エアバッグ装置
JP4211479B2 (ja) 乗員脚部保護装置
JP4407548B2 (ja) 歩行者用エアバッグ装置
JP2008114616A (ja) エアバッグ
JP4281637B2 (ja) 助手席用エアバッグ装置
JP2006327360A (ja) 歩行者用エアバッグ装置
JP6091772B2 (ja) エアバッグ装置
JP5424947B2 (ja) エアバッグ
JP2003267178A (ja) 膝保護用エアバッグ装置
JP4297001B2 (ja) エアバッグ装置
JP6206310B2 (ja) 乗物用シートのシートバック
JP3870831B2 (ja) 膝保護用エアバッグ装置
JP5968704B2 (ja) エアバッグ装置
JP2016117386A (ja) エアバッグ装置
JP2005247001A (ja) 膝保護用エアバッグ装置
JP6756323B2 (ja) エアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5523793

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250