JPH0681016U - クリック機構 - Google Patents

クリック機構

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JPH0681016U
JPH0681016U JP2271593U JP2271593U JPH0681016U JP H0681016 U JPH0681016 U JP H0681016U JP 2271593 U JP2271593 U JP 2271593U JP 2271593 U JP2271593 U JP 2271593U JP H0681016 U JPH0681016 U JP H0681016U
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JP
Japan
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contact
cam surface
slide type
roller
type operation
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JP2271593U
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Inventor
将雄 山口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】所定の位置への移動部材の安定した配置の度に
生じるクリック音を低下させることが出来ると共に、い
わゆるオーバーシュートも防止出来、しかも明確なクリ
ック感を維持出来るクリック機構を提供することであ
る。 【構成】第1部材30の開口34中の相互に対向し相互
に平行な第1及び第2カム面32a,32bの中間位置
を1対のばね足36b,36cを有した第2部材36が
第1及び第2カム面に対して平行に延出している。1対
のばね足の先端には第1及び第2カム面に対応して1対
の当接ローラ42a,42bが回転自在に支持され、第
1カム面の第1当接突起44a及び第2カム面の第2当
接突起46bが1対の当接ローラの左右に当接しこれら
に正反対の方向に向かう反力を与えている。第1カム面
の第2当接突起44bは第1当接突起の左方に離間し、
第2カム面の第1当接突起44aは第2当接突起の右方
に離間している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、相対的な直線運動または相対的な円弧運動を行う2つの部材に対 して所定の位置で上記運動に対する抵抗を生じさせ上記運動を選択的に停止させ るいわゆるクリック感を生じさせるクリック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
クリック機構は例えば電気機器における操作スイッチに組み込まれて、電気機 器の使用者に操作スイッチの複数の操作位置を触覚で伝達する。
【0003】 この種のクリック機構は例えば実公昭62−5703号公報から公知であると ともに、例えばテ−プレコーダの如き電気機器において広く使用されている。
【0004】 上記公報のクリック機構は、第3図の(A)に示す如く、テ−プレコーダのシ ャーシ上の複数の固定ピン10a,10bに直線状に往復動自在に設けられたス ライド式操作レバー12が第1の部材を構成しており、スライド式操作レバー1 2においてその移動方向に延出した一側縁にカム面14が形成されている。
【0005】 スライド式操作レバー12のカム面14に沿って上記シャーシの一部16の一 側縁が延出しており、上記シャーシの一部16はスライド式操作レバー12が相 対的に移動する第2の移動部材となっている。
【0006】 上記シャーシの一部16の一側縁にはこの一側縁と交差する方向に延出した1 対の案内孔18a,18bが開口しており、案内孔18a,18b中にはローラ 20a,20bとコイルばねの如き付勢手段22a,22bとが格納されている 。ローラ20a,20bは付勢手段22a,22bに付勢されてスライド式操作 レバー12のカム面14に当接している。
【0007】 カム面14には2つのローラ20a,20bに両側から当接した2つの位置決 め突起14a,14bが形成されており、スライド式操作レバー12上でカム面 14とは反対側に位置した操作部12aに左または右方向に向かう所定以上の力 が負荷されるまでスライド式操作レバー12を図3の(A)の状態に保持する。
【0008】 スライド式操作レバー12が図3の(A)の状態にあるとき、上記テ−プレコ ーダには例えばストップ(停止)モードが設定されている。即ち、スライド式操 作レバー12をストップモード位置に安定して保持している。
【0009】 図3の(A)の状態において、スライド式操作レバー12の操作部12aに右 方向に向かう所定以上の力が負荷されれば、カム面14中の左側の位置決め突起 14bが左側のローラ20bを付勢手段22bの付勢力に抗して下方に押圧し対 応する左側の案内孔18b中に没入させ、左側のローラ20bの上を通過する。
【0010】 左側のローラ20bの上を通過した左側の位置決め突起14bは次に右側のロ ーラ20aに当接し、左側の位置決め突起14bが通過した後の左側のローラ2 0bは対応する付勢手段22bの付勢力により左側の位置決め突起14bの左側 で再度カム面14に当接する位置に復帰される。
【0011】 ここにおいて左側の位置決め突起14bは、図3の(B)に示す如く、2つの ローラ20a,20bに挟持され、左側の位置決め突起14bに対して左側のロ ーラ20bから負荷されていた反力が急になくなり、スライド式操作レバー12 の操作者はスライド式操作レバー12の操作部12aに懸けた指を介していわゆ るクリック感を得ることが出来る。
【0012】 図3の(B)に示した位置においてスライド式操作レバー12は上記テ−プレ コーダに例えばリワインド(早送り)モードを設定していて、右側のローラ20 aは図3の(B)に示したリワインドモード設定位置からさらに右方に向かおう とするスライド式操作レバー12に対する新たな抵抗となっている。即ち、スラ イド式操作レバー12をリワインドモード設定位置に安定して保持している。
【0013】 図3の(A)の状態において、スライド式操作レバー12の操作部12aに左 方向に向かう所定以上の力が負荷されれば、カム面14中の右側の位置決め突起 14aが右側のローラ20aを付勢手段22aの付勢力に抗して下方に押圧し対 応する右側の案内孔18a中に没入させ、右側のローラ20aの上を通過する。
【0014】 右側のローラ20aの上を通過した右側の位置決め突起14aは次に左側のロ ーラ20bに当接し、右側の位置決め突起14aが通過した後の右側のローラ2 0aは対応する付勢手段22aの付勢力により右側の位置決め突起14aの右側 で再度カム面14に当接する位置に復帰される。
【0015】 ここにおいて右側の位置決め突起14bは、図3の(C)に示す如く、2つの ローラ20a,20bに挟持され、右側の位置決め突起14aに対して右側のロ ーラ20aから負荷されていた反力が急になくなり、スライド式操作レバー12 の操作者はスライド式操作レバー12の操作部12aに懸けた指を介していわゆ るクリック感を得ることが出来る。
【0016】 図3の(C)に示した位置においてスライド式操作レバー12は上記テ−プレ コーダに例えばプレイ(再生)モードを設定していて、左側のローラ20bは図 3の(C)に示したプレイモード設定位置からさらに左方に向かおうとするスラ イド式操作レバー12に対する新たな抵抗となっている。即ち、スライド式操作 レバー12をプレイモード設定位置に安定して保持している。
【0017】
【考案が解決しようとする課題】
このように構成されている従来のクリック機構では、モード切り替えの為にス ライド式操作レバー12を移動させる度に右側または左側の位置決め突起14a ,14bが2つのローラ20a,20bのいずれか一方を押圧し押圧されたロー ラ20aまたは20bが引っ込み位置から突出位置へと対応する付勢手段22a または22bにより復帰された際にスライド式操作レバー12のカム面14と衝 突し比較的大きなクリック音を生じさせている。
【0018】 比較的大きなクリック音は静かな場所でクリック機構が組み込まれている例え ば電気機器における操作スイッチを操作する場合に耳障りになることがある。
【0019】 この考案は上記事情の下でなされ、この考案の目的は、所定の位置への摺動部 材の安定した配置の度に生じるクリック音を低下させることが出来ると共に、所 定の位置への移動の際に所定の位置に停止出来ず所定の位置を越えてしまういわ ゆるオーバーシュートも防止出来、しかも明確なクリック感は維持出来るクリッ ク機構を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成する為に、この考案に従ったクリック機構は:所定形状の 第1及び第2のカム面を有した第1の部材と;第1の部材に対して上記第1及び 第2のカム面に沿って相対的に移動し、上記第1及び第2のカム面に向かい付勢 手段により付勢された第1及び第2の当接部材を有した第2の部材と;を備えて おり、上記第1及び第2のカム面は、上記第1の部材と第2の部材とが相対的に 移動される際に、上記第1及び第2の当接部材のいずれか一方と一方向への移動 において当接して上記一方向への上記第2の部材の相対的な移動に抵抗するとと もにいずれか他方と他方向への移動において当接し上記他方向への上記第2の部 材の相対的な移動に抵抗し、また上記第1及び第2の当接部材に相反する方向に 向かい相互に均衡する反力を負荷する、ことを特徴としている。
【0021】
【作用】
上記第1の部材と第2の部材とが相対的に移動される際に、上記第1及び第2 のカム面は、上記第1及び第2の当接部材のいずれか一方と一方向への移動にお いて当接して上記一方向への上記第2の部材の相対的な移動に抵抗する。また、 いずれか他方と他方向への移動において当接し上記他方向への上記第2の部材の 相対的な移動に抵抗する。これによって所定の位置への安定した配置と明確なク リック感を得る。
【0022】 さらに上記第1及び第2のカム面は、上記第1及び第2の当接部材に相反する 方向に向かい相互に均衡する反力を負荷することにより所定の位置への安定した 配置の度に生じるクリック音を低下させる。
【0023】
【実施例】
以下、この考案の一実施例に従ったクリック機構を例えば洋服のポケットに入 れて携帯することが可能なハンディタイプのテープレコーダの如き電気機器の為 のリモートコントロール装置のスライド式操作釦を有する操作スイッチに適用し た場合について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】 図1の(A)において、参照符号30は上述したリモートコントロール装置の シャーシであり、この考案における第1の部材に相当している。
【0025】 シャーシ30には相互に対向し相互に平行に延出した第1及び第2のカム面3 2a,32bを有した開口34が形成されている。
【0026】 シャーシ30の開口34の上方には第1及び第2のカム面32a,32bの間 の略中間を第1及び第2のカム面32a,32bに沿い延出したばね部材36が 配置されている。
【0027】 ばね部材36は、上記リモートコントロール装置の外装ハウジング38上の図 示しないスライド式操作釦と連結ピン40により連結された連結部36aと、連 結部36aから第1及び第2のカム面32a,32bに沿い略同じ方向に延出し た1対の第1及び第2のばね足部36b,36cとを備えている。
【0028】 連結部36aは第1及び第2のカム面32a,32bに対して平行な方向にの み移動するよう図示しない案内部材により移動を案内されていて、第1及び第2 のばね足部36b,36cの先端には第1及び第2のカム面32a,32bに対 向して第1及び第2のローラ42a,42bが回転自在に保持されている。
【0029】 第1及び第2のカム面32a,32bには2対の当接突起44a,44b及び 46a,46bが形成されており、これら2対の当接突起44a,44b及び4 6a,46bの夫々は相互に等しい略3角形の平面形状を有している。
【0030】 図1の(A)の状態では、第1のカム面32aの右側の当接突起44aの左辺 がばね部材36の第1のばね足部36bの第1のローラ42aに対して右側から 当接しており、また第2のカム面32bの左側の当接突起46bの右辺がばね部 材36の第2のばね足部36cの第2のローラ42bに対して左側から当接して いる。
【0031】 第1のカム面32aの右側の当接突起44a及び第2のカム面32bの左側の 当接突起46bは夫々に当接している第1及び第2のローラ42a,42bを介 してばね部材36の第1及び第2のばね足部36b,36cの先端に相互に接近 する方向に向かう略同じ大きさの力を負荷しており、第1及び第2のばね足部3 6b,36cには相互に離間する方向に向かう略同じ大きさの反力が生じている 。
【0032】 そして第1及び第2のローラ42a,42bのいずれもが夫々が対応する第1 及び第2のカム面32a,32bの底面に当接していない。
【0033】 第1のカム面32aの左側の当接突起44bは右側の当接突起44a及び第1 のローラ42aから左方に所定距離離間しており、また第2のカム面32bの右 側の当接突起46aは左側の当接突起46b及び第2のローラ42bから右方に 所定距離離間している。
【0034】 図1の(A)の状態からばね部材36を右方または左方に移動させるには、前 述の図示しない操作レバーに右方または左方に向かう所定以上の力を加えなけれ ばならない。従って前述の図示しないスライド式操作釦は第1図の(A)の状態 に比較的安定して保持され、この状態で前述のテープレコーダにはストップ(停 止)モードが設定される。
【0035】 上述した如く構成されたばね部材36は、この実施例においてこの考案の第1 の部材に相当しているシャーシ30に対して相対的に移動するこの考案の第2の 部材に相当しており、ばね部材36の第1及び第2のローラ42a,42bはば ね部材36の第1及び第2のばね足部36b,36cにより構成された付勢手段 により第1の部材に相当しているシャーシ30の第1及び第2のカム面32a, 32bに向かい付勢されているこの考案における第1及び第2の当接部材に相当 している。
【0036】 図1の(A)の状態において前述の図示しないスライド式操作釦に左方に向か う所定以上の力が負荷されると、第2のカム面32bの左側の当接突起46bの 右辺により第2のばね足部36cの付勢力に抗して第2のローラ42bは第2の カム面32bの底辺から遠ざかる方向(第1のばね足部36bに接近する方向) に押し上げられ、やがて左側の当接突起46bの頂点を乗り越す。なお第2のロ ーラ42bが左側の当接突起46bの頂点付近にあるときには第1のローラ42 aは第2のカム面32aの底面平坦部に当接している。
【0037】 そして頂点を乗り越した直後に第1のばね足部36bの第1のローラ42aが 、図1の(B)に示す如く、第1のカム面32aの左側の当接突起44bの右辺 に当接して前述の図示しないスライド式操作釦の左方向への移動に抵抗する。ま たこの際には、第2のカム面32bの左側の当接突起46bの頂点を乗り越した 第2のローラ42bは左側の当接突起46bの左辺に当接していて、第2のカム 面32bの底面に到達しておらず上記底面に第2のばね足部36cの付勢力によ り衝突されない。ひいては、この衝突による打撃音を発生させることもない。
【0038】 このように、第2のローラ42bが第2のカム面32bの左側の当接突起46 bの頂点を乗り越し、その直後に第1のローラ42aが第1のカム面32aの左 側の当接突起42aの右辺に当接することにより、前述の図示しないスライド式 操作釦を操作する操作者はスライド式操作釦にかけられた指を介して急激な操作 力の減少とその直後に生じる急激な操作力の増大といういわゆるクリック感を明 確に感じることが出来る。また、この状態から左方へのさらなる移動には上記急 激に増大した操作力に打ち勝つ所定以上の左方に向かう力をスライド式操作釦に 改めて加えなければならないのでスライド式操作釦のいわゆるオーバーシュート が防止される。
【0039】 この状態でも、第1のカム面32aの左側の当接突起44b及び第2のカム面 32bの左側の当接突起46bは夫々に当接している第1及び第2のローラ42 a,42bを介してばね部材36の第1及び第2のばね足部36b,36cの先 端に相互に接近する方向に向かう略同じ大きさの力を負荷しており、第1及び第 2のばね足部36b,36cには相互に離間する方向に向かう略同じ大きさの反 力が生じている。
【0040】 また図1の(B)の状態からばね部材36を右方または左方に移動させるには 、前述の図示しないスライド式操作釦に右方または左方に向かう所定以上の力を 加えなければならない。従って前述の図示しないスライド式操作釦は第1図の( B)の状態に比較的安定して保持され、この状態で前述のテープレコーダにはプ レイ(再生)モードが設定される。
【0041】 図1の(A)の状態において前述の図示しないスライド式操作釦に右方に向か う所定以上の力が負荷されると、第1のカム面32aの右側の当接突起44aの 左辺により第1のばね足部36bの付勢力に抗して第1のローラ42aは第1の カム面32aの底辺から遠ざかる方向(第2のばね足部36cに接近する方向) に押し上げられ、やがて右側の当接突起44aの頂点を乗り越す。
【0042】 この直後に第2のばね足部36cの第2のローラ42bが、図1の(C)に示 す如く、第2のカム面32bの右側の当接突起46aの左辺に当接して前述の図 示しないスライド式操作釦の右方向への移動に抵抗する。またこの際には、第1 のカム面32aの右側の当接突起44aの頂点を乗り越した第1のローラ42a は右側の当接突起44aの右辺に当接して、第1のカム面32aの底面に到達し ておらず上記底面に第1のばね足部36bの付勢力により衝突されない。ひいて は、この衝突による打撃音を発生させることもない。
【0043】 このように、第1のローラ42aが第1のカム面32aの右側の当接突起44 aの頂点を乗り越し、その直後に第2のローラ42bが第2のカム面32bの右 側の当接突起46aの左辺に当接することにより、前述の図示しないスライド式 操作釦を操作する操作者はスライド式操作釦にかけられた指を介して急激な操作 力の減少とその直後に生じる急激な操作力の増大といういわゆるクリック感を明 確に感じることが出来る。また、この状態から右方へのさらなる移動には上記急 激に増大した操作力に打ち勝つ所定以上の右方に向かう力をスライド式操作釦に 改めて加えなければならないのでスライド式操作釦のいわゆるオーバーシュート が防止される。
【0044】 この状態でも、第1のカム面32aの右側の当接突起44a及び第2のカム面 32bの右側の当接突起46aは夫々に当接している第1及び第2のローラ42 a,42bを介してばね部材36の第1及び第2のばね足部36b,36cの先 端に相互に接近する方向に向かう略同じ大きさの力を負荷しており、第1及び第 2のばね足部36b,36cには相互に離間する方向に向かう略同じ大きさの反 力が生じている。
【0045】 図1の(C)の状態からばね部材36を右方または左方に移動させるには、前 述の図示しない操作レバーに右方または左方に向かう所定以上の力を加えなけれ ばならない。従って前述の図示しないスライド式操作釦は第1図の(C)の状態 に比較的安定して保持され、この状態で前述のテープレコーダの電源スイッチが オンになり前述のテープレコーダにはリワインド(早巻戻し)モードが設定され る。
【0046】 上述した実施例はこの考案を説明する為のものであり、この考案を限定するも のではない。この考案は実用新案登録請求の範囲の記載の範囲内で種々の変更が 可能である。
【0047】 例えば、図2に示す如く、第1及び第2のカム面32a,32bの2対の当接 突起44a´,44b´及び46a´,46b´の夫々を頂部を滑らかな曲線に より構成した略台形状とすることも出来る。
【0048】 このような形状とすることによりクリック感は幾分弱められるが、複数の位置 の間における操作レバーの移動が滑らかになる。
【0049】 また、第1及び第2のカム面を同じ方向を向くよう直列方向に配置し、またば ね部材の第1及び第2のばね足部を直列方向に配置して第1及び第2のローラを 第1及び第2のカム面に対応させて同じ方向に向けて回転自在に支持することに よっても上述した一実施例に類似したクリック機構を構成することも出来る。
【0050】 また、第1のカム面の1対の当接突起と第2のカム面の1対の当接突起とを相 互に対象に配置し、ばね部材の第1及び第2のばね足部の長さを相互に異ならせ ることによっても上述した一実施例に類似したクリック機構を構成することも出 来る。
【0051】 さらには、第1及び第2のカム面を有した第1の部材を上記リモートコントロ ール装置のスライド式操作釦に固定してスライド式操作釦とともに移動自在とし 、第1及び第2のローラを保持した第1及び第2のばね足部を有したばね部材を 上記リモートコントロール装置のシャーシに固定された部材とすることも出来る 。
【0052】 さらにまた、前述した一実施例の2対の当接突起44a,44b及び46a, 46bを含む第1及び第2のカム面32a,32bを外形状に沿ってゴムの如き 弾性材料で覆うとともに第1及び第2のローラ42a,42bをゴムの如き弾性 材料で構成することにより、一実施例のクリック機構の動作時に発生する騒音を さらに低下させることが出来る。
【0053】 なお上記実施例では一方のカム面に当接突起が2個しか設けられていないが、 3個以上設けるようにしても良い。
【0054】 また上記実施例では図1の(B)の状態で前述のテープレコーダにはプレイ( 再生)モードが設定され図1の(C)の状態で前述のテープレコーダにはリワイ ンド(早巻戻し)モードが設定されるようになっていたが、図1の(C)の状態 で前述のテープレコーダにレコード(録音)モードが設定されるようになってい ても良いし、図1の(B)の状態で前述のテープレコーダにレコード(録音)モ ードが設定されると共に図1の(C)の状態で前述のテープレコーダにリワイン ド(早巻戻し)モードが設定されるようになっていても良い。
【0055】
【効果】
以上詳述した如く、この考案に従ったクリック機構では、移動部材の所定の位 置への安定した配置の度に生じるクリック音を低下させることが出来ると共に、 いわゆるオーバーシュートも防止出来、しかも明確なクリック感を維持すること が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は例えば洋服のポケットに入れて携帯す
ることが可能なハンディタイプのテープレコーダの如き
電気機器の為のリモートコントロール装置のスライド式
操作釦を有する操作スイッチにこの考案の一実施例に従
ったクリック機構が適用されスライド式操作釦が所定の
ストップモード設定位置に配置されている場合のクリッ
ク機構の状態を概略的に示す平面図、(B)は(A)の
スライド式操作スイッチにおいてスライド式操作釦が所
定のリワインドモード設定位置に配置されている場合の
クリック機構の状態を概略的に示す平面図、そして
(C)は(A)のスライド式操作スイッチにおいてスラ
イド式操作釦が所定のプレイモード設定位置に配置され
ている場合のクリック機構の状態を概略的に示す平面図
である。
【図2】図1の一実施例に従ったクリック機構の変形例
を概略的に示す平面図である。
【図3】(A)は従来のクリック機構が適用された電気
機器であるハンデイタイプのテープレコーダのスライド
式操作スイッチにおいてスライド式操作釦が所定のスト
ップモード設定位置に配置されている場合のクリック機
構の状態を概略的に示す平面図、(B)は(A)のスラ
イド式操作スイッチにおいてスライド式操作釦が所定の
リワインドモード設定位置に配置されている場合のクリ
ック機構の状態を概略的に示す平面図、そして(C)は
(A)のスライド式操作スイッチにおいてスライド式操
作釦が所定のプレイモード設定位置に配置されている場
合のクリック機構の状態を概略的に示す平面図である。
【符号の説明】
30…シャーシ(第1の部材)、32a,32b…第1
及び第2のカム面、34…開口、36…ばね部材(第2
の部材)、36a…連結部、36b,36c…第1及び
第2のばね足部(付勢手段)、38…外装ハウジング、
40…連結ピン、42a,42b…第1及び第2のロー
ラ、44a,44b,46a,46b…当接突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状の第1及び第2のカム面を有し
    た第1の部材と;第1の部材に対して上記第1及び第2
    のカム面に沿って相対的に移動し、上記第1及び第2の
    カム面に向かい付勢手段により付勢された第1及び第2
    の当接部材を有した第2の部材と;を備えており、 上記第1及び第2のカム面は、上記第1の部材と第2の
    部材とが相対的に移動される際に、上記第1及び第2の
    当接部材のいずれか一方と一方向への移動において当接
    して上記一方向への上記第2の部材の相対的な移動に抵
    抗するとともにいずれか他方と他方向への移動において
    当接し上記他方向への上記第2の部材の相対的な移動に
    抵抗し、また上記第1及び第2の当接部材に相反する方
    向に向かい相互に均衡する反力を負荷する、 ことを特徴とするクリック機構。
JP2271593U 1993-04-28 1993-04-28 クリック機構 Pending JPH0681016U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7208692B2 (en) 2004-04-13 2007-04-24 Olympus Corporation Operating switch mechanism
KR20220042946A (ko) * 2020-09-28 2022-04-05 대륜산업 주식회사 체결 상태 확인이 가능한 잠금 노브

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US7208692B2 (en) 2004-04-13 2007-04-24 Olympus Corporation Operating switch mechanism
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