JPS625703Y2 - - Google Patents

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JPS625703Y2
JPS625703Y2 JP1980163842U JP16384280U JPS625703Y2 JP S625703 Y2 JPS625703 Y2 JP S625703Y2 JP 1980163842 U JP1980163842 U JP 1980163842U JP 16384280 U JP16384280 U JP 16384280U JP S625703 Y2 JPS625703 Y2 JP S625703Y2
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JP1980163842U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は摺動可能な操作体の操作性を安定さ
せるクリツク機構に関するものである。
従来この種のクリツク機構には摺動可能に設け
られた操作体を所望する位置に保持させるものと
して、第1図a,b,cに示すように複数の操作
モードを自在に切換接続させるスライドスイツチ
がある。図において1は図示しないスライドスイ
ツチのシヤーシに直線方向に摺動可能に設けられ
る操作体、2a,2b,2cはこの操作体1の一
側縁を図示しない操作モード(例えばテープレコ
ーダにおける録音、再生)回路を接続する固定接
片にそれぞれ対応させて切欠いて設けた係合部、
3はこの係合部2a,2b,2cに対向して設け
られるとともに操作体1の摺動力に応動し弾性部
材4の偏倚力により操作体1を所望する各係合部
2a,2b,2cに保持させるボールやローラな
どの保持部材である。
このスライドスイツチの操作体1を図示右方向
に順次摺動させると、保持部材3に係合部2a,
2b,2cが係合し弾性部材4の偏倚力によつて
操作体1を第1図a,b,cに示すよう所望の位
置に保持させることができる。
ところが、このものは操作体1を次の操作モー
ド位置にすなわち図示aから図示bの位置に移動
させようとすると、第2図aに示すように保持部
材3に操作体1の突起部5bが当接し操作体1の
摺動力によつて保持部材3は操作体1から離れる
方向に押しのけられる。このとき弾性部材4は保
持部材3を係合部2a,2b,2cに押し付けて
各操作モード位置における保持性を保証しなけれ
ばならならないため、ある程度強い偏倚力を必要
とする。このため弾性部材4の偏倚力に抗して操
作体1を摺動させると、第2図b,cに示すよう
に操作体1の慣性力により次の係合部2bに保持
部材3が係合される前に突起部5aに乗り上つた
り、また第2図dに示すように突起部5aを乗り
越え最後の係合部2cまでいつてしまうことがあ
る。このように弾性部材4の偏倚力を大きく設定
すると、この偏倚力に打勝つだけの摺動力で操作
体1を操作しなければならないため操作体1の操
作性に安定感がなくなる。一方操作体1の操作性
を向上させるために弾性部材4の偏倚力を小さく
すると、係合部2a,2b,2cと保持部材3と
の係合が弱くなり各操作モード位置での保持性が
悪くなる。このようなクリツク機構では保持性と
操作性とは相反する不具合を生ずる。
この考案は上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、弾性部材の偏倚力を比較的小さく設
定することにより保持力を弱めて操作者の操作を
容易ならしめた場合でも、ポジシヨン切換えの操
作時に操作体が所期のポジシヨンを飛び越えて移
動し過ぎてしまうようなことのないこの種のクリ
ツク機構を提供しようとするものである。
以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明
する。この実施例は例えばテープレコーダの各操
作モード(例えば録音、停止、再生)を任意に切
換接続させるスライドスイツチにこの考案を採用
した一例を示すものである。第3図において11
は図示しないスライドスイツチのシヤーシに摺動
自在に設けられるスライドスイツチの操作体であ
る。この操作体11はシヤーシの外に露出して設
けられる突起状の操作釦11aと、シヤーシに固
定された摺動支持部材12a,12bに遊嵌され
一定方向に往復摺動する板状のレバー11bとを
一体に成形して構成したものである。図示例では
レバー11bの板面に長孔13a,13bを形成
し、この長孔13a,13bをピン状の摺動支持
部材12a,12bに遊嵌させている。この操作
体11に図示しない可動接片を固定するととも
に、この可動接片に近接して設けられる複数個例
えば録音、停止、再生の各操作モードを接続する
3個の固定接片に可動接片を任意に摺接できるよ
うに、各操作モードの固定接片の設定位置に対応
させてレバー11bの一側縁を複数ケ所図示例で
は3ケ所切欠いて凹状の係合部14a,14b,
14cを形成している。このとき隣接する係合部
14a,14bまたは14b,14c,の間に形
成される突起部15a,15bを係合部14a,
14b,14cの開口部が広がる方向に傾斜させ
る。この係合部14a,14b,14cに対向さ
せて複数個のボールなどの保持部材16を設け
る。この保持部材16は弾性部材17の偏倚力を
受け操作体11の摺動力に応動して係合部14
a,14bまたは14b,14cに時間差をもつ
て係合し、操作体11を所望の操作位置(図示例
では左側から録音操作モード、停止操作モード、
再生操作モードとする。)に保持させるものであ
る。図示例では2個の保持部材16a,16bを
第4図a,cに示すように操作体11が録音操作
モード位置または再生操作モード位置に設定され
た状態で一対の保持部材16a,16bが隣接す
る係合部14a,14bまたは14b,14cに
掛け渡されるように保持部材16a,16bとの
間隙寸法を突起部15a,15bの当接最大巾寸
法より広くなるように設定するとともに、一方の
保持部材16aまたは16bが両端に位置する係
合部14aまたは14bに遊嵌される程度に係合
部14a,14bの巾寸法を設定する。
次にこの考案の作用を説明する。今操作部11
を第4図aに示すように再生操作モード位置に設
定すると一対の保持部材16a,16bは突起部
15bを嵌んで係合部14b,14cとに掛け渡
しされるとともに一方の保持部材16bが係合部
14cに遊嵌されているために操作体11は再生
操作モード位置に保持される。この状態から操作
体11を図示右方向に順次摺動させると、第5図
aに示すように保持部材16bが操作部11の突
起部15bに当接し、操作体11の摺動力によつ
て保持部材16bは弾性部材17bの偏倚力に抗
して操作体11から離れる方向に押しのけられ
る。この弾性部材17bの偏倚力に抗して操作体
11をさらに右側に摺動させると保持部材16b
は突起部15bの傾斜面を摺動し第5図bに示す
ように一対の保持部材16a,16bは係合部1
4bに係合されるため操作体11は停止操作モー
ド位置に保持される。次にこの状態から操作体1
1をさらに図示右方向に摺動させると、第5図c
に示すように保持部材16aが突起部15aに当
接し、操作体11の摺動力によつて保持部材16
aは弾性部材17aの偏倚力に抗して操作体11
から離れる方向に押しのけられる。この弾性部材
17aの偏倚力に抗して操作体11をさらに図示
右方向に摺動させると、保持部材16aは突起部
15aの傾斜面を摺動し第4図cに示すように係
合部14aに係合されるため、操作体11は録音
操作モード位置に保持される。
従つて上記本考案によれば、操作体の移動にと
もない係合部間の凸部により1つの保持部材が係
合部との係合が解除される位置〔第2の位置(第
5図aの保持部材16bの位置)〕に後退せしめ
られる場合においても、他の少なくとも1つの保
持部材は何れかの係合部に当接して係合による保
持力を生ずるに必要な水準位置〔第1の位置(第
5図aの保持部材16aの位置)〕まで突出した
状態を維持することになる。
従つてポジシヨン切換えのために操作体が移動
させられることによりある1つの保持部材が上記
第2の位置に後退しても、従来の装置のように後
退した保持部材そのものが上記第1の位置に復帰
するのを待たなければ再度保持力が生じないとい
うものではなく、既に第1の位置を維持している
他の保持部材が直ちに何れの係合部と当接するこ
とにより操作体の移動が確実に規制されることに
なる。この結果、弾性部材の偏倚力を比較的小さ
く設定することにより操作者のポジシヨン切換え
操作に必要とされる力を小さくして操作し易くし
ても、操作体が所期のポジシヨンを飛び越えて移
動し過ぎてしまうといつた不具合が解消されるこ
とになる。
次に第6図a,bを参照してこの考案の他の実
施例を説明する。ここで説明する他の実施例は上
述と同様にテープレコーダの各操作モード(例え
ば録音、停止、再生)を切換接続させるスライド
スイツチにこの考案を採用させたものである。図
において21は図示しないスライドスイツチのシ
ヤーンに摺動自在に設けられ突起状の操作釦21
aとレバー21bとを一体に成形してなる操作
体、22a,22b,22cは操作体21の板面
に図示しない操作モード(例えば録音、停止、再
生)回路を接続する固定接片にそれぞれ対応させ
て形成した長孔の係合部、23a,23bは操作
体21の板面に設けられ図しないシヤーシに固定
されたピン状の摺動支持部材24a,24bに遊
嵌され上記操作体21を直線方向に往復摺動させ
るガイド孔、25a,25bは上記係合部22
a,22b,22cに対向して設けられ弾性部材
26a,26bの偏倚力によつて操作体21の摺
動力に応動し係合部22a,22bまたは22
b,22cに段階的に係合して操作体21を所望
の操作位置に保持させる保持部材である。
このものは上記実施例の係合部を変形させたも
のであるため上記実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。
なおこの考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、要旨を変更しない範囲において種々変形
して実施することができる。
例えば上記実施例では両端に位置する係合部に
複数個例えば一対の保持部材の一方を係合させて
操作体を保持させたがこの考案はこれに限定され
るものではなく各係合部に一対の保持部材を係合
させて操作体を保持させることもできる。
また上記実施例では係合部を操作体に設けこの
係合部に対向させて保持部材を設けたが、この考
案はこれに限定されるものではなく逆に保持部材
を操作体に設けこの保持部材に対向させて係合部
を設けることも可能である。
さらに上記実施例では操作体を直線方向に摺動
可能に設けたがこの考案はこれに限定されるもの
ではなく操作体を回転方向に摺動可能に設けるこ
ともできる。
以上述べたようにこの考案によれば、弾性部材
の偏倚力を比較的小さく設定することにより保持
力を弱めて操作者の操作を容易ならしめた場合で
も、ポジシヨン切換えの操作時に操作体が所期の
ポジシヨンを飛び越えて移動し過ぎてしまうよう
なことのないこの種のクリツク機構を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cおよび第2図a,b,c,d
は従来のクリツク機構を説明するための概略的な
構成図、第3図はこの考案の一実施例を示す正面
図、第4図a,b,cおよび第5図a,b,cは
同実施例を説明するための概略的な構成図、第6
図a,bはこの考案の他の実施例を示す正面図と
断面図である。 1……操作体、2a,2b,2c……係合部、
3……保持部材、4……弾性部材、5a,5b…
…突起部、11……操作体、11a……操作釦、
11b……レバー、12a,12b……摺動支持
部材、13a,13b……長孔、14a,14
b,14c……係合部、15a,15b……突起
部、16a,16b……保持部材、17a,17
b……弾性部材、21……操作体、21a……操
作釦、21b……レバー、22a,22b,22
c……係合部、23a,23b……ガイド孔、2
4a,24b……摺動支持部材、25a,25b
……保持部材、26a,26b……弾性部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基体に対し摺動変位可能に設けられた操作体
    と、 上記操作体に所定の位置系列で設けられた複数
    の係合部と、 上記操作体のとり得る複数の各特定位置におい
    て弾性部材の偏倚力により上記係合部に係合し上
    記操作体に対しその変位に抗する保持力を作用せ
    しめる複数の保持部材とを具備し、 上記保持部材は、上記弾性部材の偏倚力により
    突出し上記係合部に当接する位置であつて上記保
    持力を生ずるに必要な水準位置である第1の位置
    と上記操作体の移動にともなつて発生させられる
    変位力により上記係合部との係合が解除されるま
    で後退した第2の位置との間で進退自在に設けら
    れ、 且つ上記係合部及び保持部材は、上記操作体の
    移動にともなつて当該保持部材が上記第2の位置
    に後退変位せしめられる場合において少なくとも
    1つの当該他の保持部材は上記第1の位置を維持
    し得るよう、相互の位置関係が設定されてなるも
    のであることを特徴とするクリツク機構。
JP1980163842U 1980-11-15 1980-11-15 Expired JPS625703Y2 (ja)

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JP1980163842U JPS625703Y2 (ja) 1980-11-15 1980-11-15

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JP1980163842U JPS625703Y2 (ja) 1980-11-15 1980-11-15

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Publication Number Publication Date
JPS5788222U JPS5788222U (ja) 1982-05-31
JPS625703Y2 true JPS625703Y2 (ja) 1987-02-09

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ID=29522608

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JP1980163842U Expired JPS625703Y2 (ja) 1980-11-15 1980-11-15

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60100827U (ja) * 1983-12-13 1985-07-09 株式会社豊田自動織機製作所 トランスミッションに於けるシフトフォークのデテント機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5177558U (ja) * 1974-12-17 1976-06-18

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JPS5788222U (ja) 1982-05-31

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