JPH025461Y2 - - Google Patents

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JPH025461Y2
JPH025461Y2 JP1984105050U JP10505084U JPH025461Y2 JP H025461 Y2 JPH025461 Y2 JP H025461Y2 JP 1984105050 U JP1984105050 U JP 1984105050U JP 10505084 U JP10505084 U JP 10505084U JP H025461 Y2 JPH025461 Y2 JP H025461Y2
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switching
switch
lever
spring
recording
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JP1984105050U
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JPS6119917U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、スイツチの切換装置に関し、特にク
リツク機構を備えていないスイツチの切換装置に
係る。
(ロ) 従来の技術 テープレコーダーは、磁気テープに信号を記録
する録音機能と磁気テープに記録されている信号
を再生する再生機能を備えているが、斯かるテー
プレコーダーは増幅回路を録音動作使用状態と再
生動作使使用状態に切換える録音再生切換スイツ
チを備えている。斯かる録音再生切換スイツチは
複数の切換接点を有していると共に該切換接点を
切換えるべく変位する切換子を備えている。そし
て斯かる録音再生切換スイツチに組込まれている
切換子はスプリングによつて一方向一般には再生
側に付勢されており、録音操作時刻スプリングの
付勢力に抗して該切換子を録音側に変位せしめる
ように構成されている。斯かる録音再生切換スイ
ツチを切換える技術としては実公昭50−25131号
公報に開示されたものがある。斯かる構成のスイ
ツチ切換装置は、一般に普及しているラジオ付き
テープレコーダーと呼ばれるテープレコーダーに
多く採用されている。また最近では、片手で操作
することができる超小型のテープレコーダーが普
及しているが、斯かるテープレコーダーでは形状
の小型化に伴なつて録音再生切換スイツチとして
使用されるスイツチの形状も小さくなる。小型の
スイツチでは、該スイツチの切換接点を切換える
べく設けられている切換子を一方向に付勢するス
プリングを取付けることが困難となるため、該ス
プリングを備えていないもの即ちクリツク機構を
備えていないものが一般的である。斯かるクリツ
ク機構を備えていないスイツチを録音再生切換ス
イツチとして使用した技術としては実公昭55−
50824号公報に開示されたものがある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 クリツク機構を備えていないスイツチを録音再
生切換スイツチとして使用したテープレコーダー
では、該スイツチに組込まれている切換子を再生
動作状態では再生側に保持し、録音動作状態では
録音側に保持する必要があるため、一般には前述
した公報に開示されているようにコの字の板バネ
を録音操作時変位せしめられる切換レバー上に取
付け、該板バネの弾性力によつて切換子を再生側
又は録音側に付勢保持するように構成されてい
る。また斯かる構成のテープレコーダーでは、前
記板バネが取付けられている切換レバーを録音動
作の解除時再生側に復帰せしめる戻し用スプリン
グを備えていると共に前記板バネの弾性力は切換
子の変位荷重より大に設定されている。従つて斯
かる構成のテープレコーダーにおける録音操作力
は、前記戻し用スプリングの付勢力に加えて板バ
ネの弾性力となり、大きな力を要するという問題
があると共に切換レバーの変位ストロークが長く
なるという問題があつた。本考案は、斯かる点を
改良したスイツチの切換装置を提供しようとする
ものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、クリツク機構を備えていないスイツ
チに組込まれている切換子と係合する係合部が形
成されている切換変位レバーを第1方向に付勢す
る第1スプリングと、切換操作時非切換位置より
切換位置に変位せしめられる切換操作レバーと前
記切換変位レバーに両端が固定されている第2ス
プリングとより構成され、該第2スプリングの弾
性力を第1スプリングの弾性力より大にしたもの
である。
(ホ) 作用 本考案は、スイツチに組込まれている切換接点
を切換えるべく設けられている切換子を切換変位
せしめるべく摺動可能に取付けられている切換変
位レバーを弾性力の異なる2つのスプリングによ
つて互いに反対方向に付勢し、スイツチの切換操
作時該スプリングの弾性力の差を利用して該切換
変位レバーを変位せしめるようにしたものであ
る。
(ヘ) 実施例 図面は、何れも本考案の切換装置に関し、第1
図は再生状態を示す平面図、第2図は録音状態を
示す平面図である。図において、1は固定基板2
に固定されていると共に増幅回路等の電気回路が
組込まれている印刷配線基板、3は該印刷配線基
板1に固定されていると共に該印刷配線基板1に
組込まれている増幅回路を録音動作使用状態と再
生動作使用状態に切換える録音再生切換スイツチ
であり、内部に組込まれている切換接点を第1位
置から第2位置、また第2位置から第1位置への
変位によつて切換える切換子4を備えている。5
は前記固定基板2にピン6,7及びガイド孔8,
9との協働により矢印A及びB方向への変位を可
能に取付けられている切換変位レバーであり、前
記録音再生切換スイツチ3の切換子4と係合され
る係合部10が形成されている。11は固定基板
2に軸12によつて回動可能に取付けられている
と共に録音操作時計方向に回動変位せしめられる
切換操作レバーであり、前記切換変位レバー5の
端部5aに当接する当接ピン13が形成されてい
る。14は一端が固定基板2に固定されていると
共に他端が前記切換変位レバー5に固定されてい
る第1スプリングであり、該切換変位レバー5を
第1位置である矢印A方向へ付勢する作用を有し
ている。15は一端が前記切換変位レバー5に固
定されていると共に他端が前記切換操作レバー1
1に固定されている第2スプリングであり、その
弾性力は前記第1スプリング14の弾性力よりも
大になるように設定されている。以上の如く本考
案の切換装置は構成されており、次に切換動作に
ついて説明する。
第1図に示した状態は、非切換操作状態即ち再
生使用状態であり、斯かる状態にあるとき切換変
位レバー5は、第1スプリング14の付勢力によ
つて矢印A方向即ち第1位置に変位せしめられた
状態にある。前記切換変位レバー5が第1位置に
ある状態では、該切換変位レバー5に形成されて
いる係合部10と係合した状態にある切換子4は
矢印A方向へ変位した第1位置にあり、録音再生
切換スイツチ3は印刷配線基板1に組込まれてい
る増幅回路を再生用増幅回路として動作させる状
態にある。斯かる状態にあるとき録音再生切換ス
イツチ3に組込まれている切換子4は第1スプリ
ング14の切換変位レバー5への付勢力によつて
第1位置に付勢保持された状態にある。また切換
操作レバー11は、第2スプリング15の付勢力
によつて反時計方向である非切換位置に位置せし
められており、その回動変位位置は当接ピン13
の切換変位レバー5の端部5aとの当接によつて
位置決めされている。
テープレコーダーが再生動作状態にあるときに
は、各部材は前述したように各位置に保持された
状態にあるが、次に録音操作を行なつた場合の動
作について説明する。テープレコーダーの録音操
作とすると録音操作釦(図示せず)への操作力に
よつて切換操作レバー11が第1図に示した非切
換位置より第2図に示した切換位置に回動変位せ
しめられる。前記切換操作レバー11が録音操作
によつて時計方向に回動変位すると該切換操作レ
バー11と第2スプリング15を介して連結され
ている切換変位レバー5が矢印B方向への変位力
を受ける。そして第2スプリング15の弾性力は
第1スプリング14の弾性力よりも大に設定され
ているため、前記切換変位レバー5は第1スプリ
ング14の付勢力に抗して矢印B方向へ変位せし
められる。前記切換変位レバー5の矢印B方向へ
の変位に伴なつて録音再生切換スイツチ3の切換
子4が矢印B方向である第2位置に変位せしめら
れ第2図に示した状態になる。斯かる切換子4の
第2位置への変位によつて録音再生切換スイツチ
3は印刷配線基板1に組込まれている増幅回路を
録音用増幅回路として動作させる状態にある。ま
た斯かる状態にあるとき録音再生切換スイツチ3
に組込まれている切換子4は第2スプリング15
の切換変位レバー5への付勢力によつて第2位置
に付勢保持された状態にある。斯かる操作による
録音再生切換スイツチ3の切換によつてテープレ
コーダーの録音状態への切換は行なわれるが、斯
かる状態より停止操作を行なうと録音操作釦の動
作位置におけるロツクが解除される。録音操作釦
の動作位置におけるロツクが解除されると第1ス
プリング14及び第2スプリング15の付勢力に
よつて切換変位レバー5及び切換操作レバー11
が夫々録音再生切換スイツチ3の切換子4が第1
位置に変位せしめられ、該録音再生切換スイツチ
3は印刷配線基板1に組込まれている増幅回路を
再生用増幅回路として動作させる状態になる。
尚本実施例では、テープレコーダーの録音動作
と再生動作とを切換える録音再生切換スイツチを
切換える場合について説明したが、他のスイツチ
を切換える場合に利用することは勿論可能であ
る。
(ト) 考案の効果 本考案の切換装置は、スイツチに組込まれてい
る切換子と係合する係合部が形成されていると共
にその変位動作によつて前記切換子を変位せしめ
る切換変位レバーを第1方向に付勢する第1スプ
リングと、前記切換子を第1位置より第2位置へ
変位せしめるとき第1位置より第2位置に変位せ
しめられる切換操作レバーと前記切換変位レバー
に両端が固定されていると共に前記第1スプリン
グの弾性力より大なる弾性力を有する第2スプリ
ングとを設け、前記第1スプリング及び第2スプ
リングの弾性力によつて前記切換子を第1位置及
び第2位置に付勢保持するようにしたので切換子
を各位置に保持するクリツク機構が組込まれてい
ないスイツチの切換装置として最適なものであ
る。また、前記切換子を第1位置より第2位置に
変位せしめるとき操作される切換操作レバーに加
わる負荷は、切換変位レバーを第1方向へ戻す作
用を有する第1スプリングの付勢力のみになるた
め切換操作力が小さくて済むだけでなく切換変位
レバーによつて切換子を直接変位せしめるように
したので該切換変位レバーの変位ストロークが短
かくなり、本考案の切換装置はテープレコーダー
等の小型化に大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、何れも本考案の切換装置に関し、第1
図は再生状態を示す平面図、第2図は録音状態を
示す平面図である。 主な図番の説明、1…印刷配線基板、3…録音
再生切換スイツチ、4…切換子、5…切換変位レ
バー、10…係合部、11…切換操作レバー、1
4…第1スプリング、15…第2スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 切換子の第1方向へ変位した第1位置と第2方
    向へ変位した第2位置との間の変位動作によつて
    接点が切換えられると共にクリツク機構を備えて
    いないスイツチと、固定基板に摺動変位可能に取
    付けられていると共に前記切換子を変位せしめる
    べく該切換子と係合した状態にある係合部が形成
    されている切換変位レバーと、前記切換子を第1
    位置より第2位置に変位せしめるとき第1位置よ
    り第2位置に変位せしめられる切換操作レバー
    と、両端が固定基板と切換変位レバーに固定され
    ていると共に該切換変位レバーを第1方向に付勢
    する第1スプリングと、両端が前記切換変位レバ
    ーと切換操作レバーに固定されていると共に前記
    第1スプリングより大なる弾性力を有する第2ス
    プリングとより成り、前記切換子が第1位置にあ
    るとき前記第1スプリングの付勢力により前記切
    換変位レバーを第1位置に保持せしめると共に第
    2スプリングの付勢力により前記切換操作レバー
    を第1位置に保持し、スイツチの切換操作に伴な
    う前記切換操作レバーの第2位置への変位動作時
    前記第2スプリングの付勢力により前記切換変位
    レバーを第2方向である第2位置に摺動変位せし
    め、以つて前記切換子を第1位置より第2位置に
    変位せしめるようにしたことを特徴とするスイツ
    チの切換装置。
JP10505084U 1984-07-11 1984-07-11 スイツチの切換装置 Granted JPS6119917U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10505084U JPS6119917U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 スイツチの切換装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10505084U JPS6119917U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 スイツチの切換装置

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Publication Number Publication Date
JPS6119917U JPS6119917U (ja) 1986-02-05
JPH025461Y2 true JPH025461Y2 (ja) 1990-02-09

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JP10505084U Granted JPS6119917U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 スイツチの切換装置

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JP (1) JPS6119917U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230255Y2 (ja) * 1978-11-17 1987-08-04

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JPS6119917U (ja) 1986-02-05

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