JPH0719073Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JPH0719073Y2
JPH0719073Y2 JP1989012841U JP1284189U JPH0719073Y2 JP H0719073 Y2 JPH0719073 Y2 JP H0719073Y2 JP 1989012841 U JP1989012841 U JP 1989012841U JP 1284189 U JP1284189 U JP 1284189U JP H0719073 Y2 JPH0719073 Y2 JP H0719073Y2
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JP
Japan
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operator
operating
operating element
holding
switch
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JP1989012841U
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聰 小澤
誠司 堀
俊樹 秋田
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は2個のスイッチ機構を操作子によって個別に作
動させる構成のスイッチ装置に関する。
(従来の技術) 従来の押圧操作形のスイッチ装置,即ち押釦式スイッチ
装置では、複数個のスイッチ機構に一対一の関係で押釦
を設けており、押込み位置に保持されている押釦を復帰
させてそのスイッチ機構を不作動状態にするには、復帰
専用の押釦を押圧してキャンセル板を動作させ、押込み
位置に保持されている押釦のその保持を解除させるよう
にしている。また、2個のスイッチ機構が同時に作動状
態になることを防止するために、一の押釦が押込み位置
に保持された状態で、他の押釦が押込み操作されたとき
には、その押込み操作された押釦に連動してキャンセル
板が動作し、押込み位置に保持されている押釦のその保
持が解除されるように構成している。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来の押釦式スイッチ装置では、復帰専
用の押釦が必要で大形になる。かといって復帰専用の押
釦を省いたのでは、常に一の押釦が押込み位置に保持さ
れた状態になり、全てのスイッチ機構を不作動状態にす
ることができなくなってしまう。
そこで、本出願人はこのような不具合に対処すべく先に
実願昭55−177041号を出願して、復帰専用の操作部材が
不要で、二個のスイッチ機構が同時に作動状態になる虞
がなく、しかも全てのスイッチ機構を不作動状態にする
ことができるスイッチ装置を提供したが、この出願のも
のは操作子の押込方向と直交する方向にスライドする作
動部材により非操作側の操作子のロックを解除するもの
であるから、操作子の押込みにより作動部材に傾きが生
じて作動部材のスライドがスムーズに行われない傾向が
あって操作子の押込みのフィーリングが悪いという不具
合点が有った。
従って、本考案の目的は復帰専用の操作部材が不要で、
2個のスイッチ機構が同時に作動状態になる虞がなく、
しかも全てのスイッチ機構を不作動状態にすることがで
き、しかも、操作子の押込のフィーリングに優れたスイ
ッチ装置を提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のスイッチ装置は、ケースに夫々当接子を有する
第1及び第2の操作子を押圧操作可能に並設して、これ
ら第1及び第2の操作子を付勢手段により夫々押圧方向
とは逆方向に付勢するとともに、これら各操作子の押圧
操作に基づいて個別に作動する2個のスイッチ機構を設
け、前記各操作子の一側面に夫々カム突部を形成し、前
記ケースに各操作子の押圧操作毎にその各操作子に設け
られたカム突部に係合して該操作子を押込み位置に保持
する動作とその保持を解く動作とを繰返す2個のロック
部材を各操作子に夫々対応して揺動可能に設け、各操作
子の当接子に対応する傾斜部を有してその各操作子の内
の押圧操作された操作子の当接子よりこれと対応する傾
斜部が押圧されることによって前記各操作子間に位置す
る回動中心を中心として回動変位される作動部材を設
け、この作動部材の傾斜部をその延長線が前記回動中心
を通るように形成し、この作動部材の回動変位により非
操作側の操作子に対応するロック部材を揺動させて正規
の保持解除動作を経ずして強制的に保持解除状態に戻す
ようにしたものである。
(作用) 上記した手段によれば、各ロック部材は夫々第1及び第
2の操作子の押圧操作毎に該操作子を押込み位置に保持
する動作とその保持を解く動作とを繰返すので、押込み
位置に保持されている操作子の保持解除は当該操作子を
押圧することでなし得る。また、1個の操作子が押込み
位置に保持されている状態で他の操作子を押込み操作す
ると、作動部材が回動変位してその押込み位置に保持さ
れている別の操作子のロック部材を揺動させることによ
りその保持を強制的に解除するので、2個のスイッチ機
構が同時にオン状態になる虞はなく、しかも、作動部材
が従来のもののようにスライドではなく回動であるから
動きがスムーズに行われ、操作子の押込みのフィーリン
グが優れている。
(実施例) 以下本考案の一実施例について図面を参照して説明す
る。1はケースとしてのボディで、これの外側に筒状の
ハウジング2を嵌合している。ボディ1は仕切り壁1aに
よって二分されていてこの内部に第1及び第2の操作子
3及び4がスライド移動可能に配設されており、これら
両操作子3及び4は付勢手段としての圧縮コイルばね5,
5で前方に付勢されており、各前端部に嵌着された押釦
6,7によって後方に押込操作し得るようになっている。
8及び9は各操作子3及び4を押込位置に保持するため
の保持機構で、これら両保持機構8及び9は仕切り壁1a
を挟んで左右対象な形状になっているが、いずれもボデ
ィ1側に設けられたばね線材製のロック部材10と操作子
3,4の一側面に形成されたカム突部11とから構成されて
いる。以下第4図を参照して第2の操作子4側に設けら
れた保持機構9について詳述すると、カム突部11は操作
子3の一側面に形成した凹段部12の略中央位置に突設さ
れていて、カム突部11の係合面11aに近接した面13は凹
段部12よりも浅くなっていて該凹段部12とは斜面14によ
って連ねられている。保持機構8は保持機構9と左右対
象であるから、説明は省略する。一方、ロック部材10は
コイル部10aをボディ1に突設した突起1bに嵌合すると
共に、該コイル部10aの一方の巻端を前方に延長してそ
の先端部に略L字状の折曲部10bを形成している。そし
て各保持機構8,9のロック部材10は自身の弾発力により
折曲部10bを常時矢印A,Bの各方向に付勢しており、該折
曲部10bは常には(押釦6,7が押込まれていない状態で
は)カム突部11の直下における凹段部12の内面側に弾接
している(第1図,第4図参照)。而して、操作子4を
押込むと、各ロック部材10の折曲部10bは第4図に矢印
aで示すように面13の周側面に沿って摺動し、そして、
押し込みを解除すると同第4図に矢印bで示すように斜
面14を乗り上げて最終的にカム突部11の係合面11aの立
上り部11b近傍の位置に係合して操作子4を押込位置に
保持する。この保持状態から操作子4を押圧して押込み
位置から若干押し下げると、ロック部材10の折曲部10b
はカム突部11の立上り部11bから外れて操作子4の保持
を解き、その後、操作子4が圧縮コイルばね5により前
方に移動されることによって面13に設けられた溝部13a
に沿って第4図に矢印cで示すように摺動して元位置に
戻る。一方、操作子3を押込んだ時のロック部材10の動
きは操作子4を押込んだ時と左右対象になる。
以上のように構成されたロック部材10は、上記の説明か
ら明らかなように、操作子3,4の押圧操作毎に、該操作
子3,4を押込み位置に保持する動作と、その保持を解除
する動作とを交互に繰返えすものである。
さて、15はボディ1の仕切り壁1aに突設された軸16を回
動中心として回動可能な略扇形の作動部材で、これの両
端の当接部15a,15aは各ロック部材10の折曲部10bの近傍
が対向位置しており、押釦6,7が押込まれていない第1
図の状態ではその折曲部10bの近傍が作動部材15の第1
図における下面側にもぐり込んだ状態を呈している。一
方、各操作子3,4の一側面には、カム突部11の上部近傍
に位置して当接子17が夫々突設されて、作動部材15の当
接部15a,15bに連続するように形成された傾斜部15b,15b
に対向されており、押釦6により操作子3が押込み操作
されると作動部材15が矢印E方向に回動変位され、押釦
7により操作子4が押込み操作されると作動部材15が反
矢印E方向に回動される。この場合、傾斜部15b,15b
は、その延長線が作動部材15の回動中心たる軸16の中心
を通るように設定されている。18はボディ1内に装着さ
れたインシュレータで、これはコネクタ端子19に電気的
に接続された固定コンタクト20が操作子3,4と対向する
面に夫々適宜に設けられており、また、操作子3,4には
その移動により固定コンタクト20に選択的に接離する板
ばね製の可動コンタクト21が夫々設けられており、これ
ら固定コンタクト20と可動コンタクト21にて第1及び第
2の操作子3,4に夫々個別に対応する2個のスイッチ機
構22が構成されている。
次に上記構成の作用について説明する。
第1図の状態から右側の押釦7を押圧すると、第2の操
作子4が後方に移動し、その最終過程で当接子17を作動
部材15の傾斜部15bに当接して該作動部材15が反矢印E
方向に回動変位され(第6図参照)、同時に保持機構9
のロック部材10が反矢印B方向に変位される。そして押
釦7から手指を離すと、第2の操作子4は圧縮コイルば
ね5のばね力により若干上昇し、これにより保持機構9
のロック部材10の折曲部10bがカム突部11に係合して第
2の操作子4を第7図に示す押込み位置に保持する。こ
の状態にあって第2の操作子4の当接子17は作動部材15
から離間しており、作動部材15は右側の当接部15aが右
側のロック部材10の折曲部10bの近傍に対向(当接可
能)な状態にされ、この第2の操作子4に対応するスイ
ッチ機構22が作動状態になされる。そして第7図の状態
で再度押釦7を介して第2の操作子4を押圧すると、該
第2の操作子4は保持機構8のロック部材10による保持
を解かれ、圧縮コイルばね5のばね力により押されて元
位置(第1図に示す位置)に復帰する。
斯かる第2の操作子4の復帰により、第2の操作子4に
対応するスイッチ機構22が不作動状態となる。
次に右側の押釦6を介して第1の操作子3を押圧する
と、該第1の操作子3は上記第2の操作子4を押圧した
場合と同様に、後方に移動して最終的に保持機構9のロ
ック部材10によって押込み位置に保持され、これにより
第1の操作子3に対応するスイッチ機構22が作動状態に
なされる。この状態で押釦6を介して再度第1の操作子
3を押圧すると、該第1の操作子3は第2の操作子4の
場合と同様にして元位置に復帰し、これにより第1の操
作子3に対応するスイッチ機構22が不作動状態となる。
ところで、両操作子3,4のうち一方の操作子が押込み位
置に保持されている状態で、他方の操作子を押圧するこ
とがあるが、このようにしても両操作子3,4に対応する
2組のスイッチ機構22が同時に作動状態となるような不
都合は生じない。即ち、例えば第7図のように第2の操
作子4が押込み位置に保持されている状態で第1の操作
子3を押圧すると、第1の操作子3が後方に移動してゆ
く最終過程でその当接子17が作動部材15の傾斜部15bに
当接することにより作動部材19が矢印E方向に回動変位
されて保持機構9のロック部材10を反矢印B方向に撓ま
せる(第8図参照)。するとそのロック部材10の折曲部
10bが第2の操作子4のカム突部11から外されて、正規
の解除動作(第4図に矢印Cで示す経路)を経ずして第
2の操作子4に対する保持を強制的に解除する。これに
より第2の操作子4が圧縮コイルばね5のばね力により
自動復帰して、この第2の操作子4に対応するスイッチ
機構22を不作動状態に戻す。この後、第1の操作子3が
保持機構8のロック部材10により押込み位置に保持さ
れ、この第1の操作子3に対応するスイッチ機構22を作
動状態にする。従って、第1及び第2の操作子3及び4
に対応する2組のスイッチ機構22が同時に作動状態とな
るといった不都合は全く生じない。
また、両操作子3,4を同時に押圧してしまうことがある
が、この場合には、両操作子3,4の各当接子17が作動部
材15の傾斜部15b,15bを互に押合うようになって矢印E
及び反矢印Eの各方向の力が均衡するため、両操作子3,
4は押込み位置に至ることなく、その上方の位置で下降
を止められる。従って、2組のスイッチ機構22は共に不
作動状態に維持され、双方共に作動状態になることが防
止される。
上記したものにおいて、第3図に示すように第1の操作
子3の押釦6には「AC」の表示が付されていて、この操
作子3の押込みにより対応するスイッチ機構22が作動さ
れるとエアコンが通常運転を行ない、また第2の操作子
4の押釦7には「ECON」の表示が付されていて、この操
作子4の押込みにより対応するスイッチ機構22が作動さ
れるとエアコンがエコノミー運転を行うようにされてい
る。
而して出願人が先に出願した実願昭55−177041号のもの
は、作動部材が操作子の押込み方向と直角な方向にスラ
イドする構成で、操作子と作動部材とが摺動し、且つ、
作動部材がケースに対して摺動するから、操作子の押込
みにより作動部材に傾きが生じて円滑な摺動が阻害され
たり、各部の製作精度により摺動抵抗が変化することに
より、操作子の押し込みが円滑に行われず操作のフィー
リングを悪くすることが有ったが、上記した構成では作
動部材15が軸16を中心として回動運動を行うために操作
子3,4が押込み操作されても作動部材15とボディ1との
間の摺動抵抗が増加するようなことはなく、従って、従
来のものに比べて操作子3,4の押込み操作が円滑に行わ
れて操作フィーリングが大幅に向上する。
[考案の効果] 本考案は以上説明したように、第1及び第2の各操作子
の一側面にカム突部を形成するとともに、各操作子に対
応するロック部材を設け、この各ロック部材を各操作子
の押圧操作毎にそのカム突部に係合して該操作子を押込
み位置に保持する動作とその保持を解く動作とを繰返す
ように構成したので、押込み位置に保持されている操作
子を押圧すると、当該操作子が復帰する。従って従来と
は異なり復帰専用の操作子が不要となり、スイッチ装置
全体の小形化を図ることができるとともに、復帰専用の
操作子がなくとも全ての操作子を復帰させて全てのスイ
ッチ機構を不作動状態にすることができる。しかも、各
操作子間に位置して各操作子の内の押圧操作された操作
子の当接子によりこれと対応する傾斜面が押圧されるこ
とによって回動変位するように作動部材を設け、この作
動部材の回動変位により非操作側の操作子に対応するロ
ック部材を正規の保持解除動作を経ずして強制的に保持
解除状態に戻すように構成したので、第1及び第2の操
作子を同時に操作しても或いは一方の操作子が押込み位
置に保持されている状態で他方の操作子を押込み操作し
ても、同時に2個のスイッチ機構が作動状態になる虞が
なく、電気機器を常に正常に作動させることができると
いう優れた効果を得ることができるものであり、その
上、上述のような効果を第1及び第2の操作子間に1個
の作動部材を回動可能に設けるという極く簡単な構成で
得られ、コストの低減化に寄与し得るものであり、しか
も、操作子の押込みのフィーリングが優れているという
実用的な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は一部を
破断して示す上面図、第2図は一部を破断して示す側面
図、第3図は正面図、第4図は要部の拡大斜視図、第5
図はインシュレータの背面図、第6図乃至第8図は夫々
異なる作用状態を示す第1図相当図である。 図面中、1はボディ(ケース)、3は第1のコイル操作
子、4は第2の操作子、5は圧縮コイルばね、10はロッ
ク部材、11はカム突部、15は作動部材、15bは傾斜部、1
7は当接子、22はスイッチ機構である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースと、 該ケースに押圧操作可能に並設され、夫々当接子を有
    し、付勢手段により夫々押圧方向とは逆方向に付勢され
    た第1及び第2の操作子と、 これら各操作子の押圧操作に基づいて個別に作動する2
    個のスイッチ機構と、 前記各操作子の一側面に夫々形成されたカム突部と、 前記ケースに前記各操作子に夫々対応して揺動可能に設
    けられ、各操作子の押圧操作毎に各操作子に設けられた
    カム突部に係合して各操作子を押込み位置に保持する動
    作とその保持を解く動作とを繰返す2個のロック部材
    と、 前記各操作子間に位置する回動中心を中心として回動変
    位するように設けられ、前記各操作子の当接子に対応し
    延長線が前記回動中心を通る傾斜部を有して、各操作子
    の内の押圧操作された操作子の当接子によりこれと対応
    する傾斜部が押圧されることによって回動変位され、そ
    の回動により非操作側の操作子に対応するロック部材を
    揺動させて正規の保持解除動作を経ずして強制的に保持
    解除状態に戻す作動部材とを具備してなるスイッチ装
    置。
JP1989012841U 1989-02-06 1989-02-06 スイッチ装置 Expired - Lifetime JPH0719073Y2 (ja)

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JPH02104535U JPH02104535U (ja) 1990-08-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0140103Y2 (ja) * 1980-12-10 1989-12-01
JPS59126429U (ja) * 1983-02-15 1984-08-25 富士通テン株式会社 2連式のプツシユスイツチ

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