JPH0646030Y2 - スライドスイッチ - Google Patents

スライドスイッチ

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JPH0646030Y2
JPH0646030Y2 JP1988058415U JP5841588U JPH0646030Y2 JP H0646030 Y2 JPH0646030 Y2 JP H0646030Y2 JP 1988058415 U JP1988058415 U JP 1988058415U JP 5841588 U JP5841588 U JP 5841588U JP H0646030 Y2 JPH0646030 Y2 JP H0646030Y2
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JP
Japan
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contact
housing
shaft
switch
switch knob
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JP1988058415U
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JPH01160631U (ja
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和夫 伊藤
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Omron Corp
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両のシートレバーの位置検出等に用いるスラ
イドスイッチに関し、特にヒステリシス特性に特徴を有
するスライドスイッチに関するものである。
〔従来技術〕
従来スライドスイッチはスイッチを押し込むことによっ
て接点がオンオフするような構造となっている。そして
ストロークに対するオンオフ特性は往路と復路が共に同
一か又は往路のオン点及び復路のオフ点が夫々遅くなる
ようなヒステリシスが形成される。従ってある基準スト
ロークに対して往路はより大きいストロークでオンし、
復路ではより小さいストロークでオフするようになって
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
従ってこのような従来のスライドスイッチでは基準スト
ロークに対して往路では基準ストロークより小さい時点
でオンし、復路では基準ストロークに達するまでにオフ
するように構成することができなかった。しかるに例え
ば車両のシートスイッチ等においては、シートを前後に
調整しようとしてレバーを回動するときにシートのロッ
クが外れるまでにスイッチ出力をオンとし、レバーを少
し戻したときにスイッチ出力をオフとする通常と異なっ
たヒステリシスを有するスイッチが要求されている。
本考案はこのような従来のヒステリシスを有するスライ
ドスイッチとは異なり、逆のヒステリシス特性を有する
ようにすることを技術的課題とする。
〔考案の構成と効果〕
(課題を解決するための手段) 本考案は車両のシートレバーの位置検出等に用いるスラ
イドスイッチであって、内面に一対の固定接点が形成さ
れたプレートを有する筺体状のハウジングと、ハウジン
グの底面までの間に一定の空隙が形成されハウジング内
に摺動自在に保持されその摺動方向に沿ってハウジング
内の固定接点に対向する面に窪みを有しスイッチノブと
一体に形成されたシャフトと、ハウジング内のプレート
とシャフト間に摺動自在に保持されシャフトに対向する
面に設けられて隣接する第1,第2の溝を有し、ハウジン
グの底部との間に一定の空隙が形成された接点ケース
と、接点ケースの固定接点に対向する面に弾性的に保持
され、該固定接点間に相当する幅を有する可動接点部材
と、シャフトの窪み内に弾性的に保持され、接点ケース
の第1又は第2の溝に嵌入して夫々シャフトと接点ケー
スを第1又は第2の係合位置で係合させるローラと、ハ
ウジングとスイッチノブの端部間に設けられスイッチノ
ブを外部に押圧する復帰バネと、を有し、シャフト及び
接点ケースが第1の係合位置で係合する状態でスイッチ
ノブを押圧したときに接点を閉成する第1のストローク
位置(S1)を介してシャフト及び接点ケースの第2の係
合位置に移動させ、スイッチノブへの押圧を停止したと
きに第1のストローク位置より内部の第2のストローク
位置(S2)で接点を開放させるようにしたことを特徴と
するものである。
(作用) このような特徴を有する本考案によれば、シャフトに弾
性的に保持されたローラが接点ケースの第1の溝に嵌入
し、接点ケースとシャフトとが第1の係合位置で係合し
ている。そして接点ケースに設けられる可動接点とハウ
ジング内のプレートの固定接点とは一定距離離れた位置
に保持されており、スイッチノブを押下するに従って接
点ケースとシャフトとが一体に移動して可動接点とプレ
ートの固定接点が接触することによりスイッチが閉成す
る。そしてスイッチノブが所定の摺動位置まで達すると
接点ケースの移動が停止され、更にスイッチノブを押圧
することによってシャフトに保持されたローラが接点ケ
ースの第2の溝に移動し、第2の係合位置に係合するこ
ととなる。そしてスイッチノブを引き戻すと接点ケース
が元の位置に達するまで接点ケースとシャフトとは一体
に移動するため、短いストロークでスイッチ接点が開放
されることとなり、更にスイッチノブを引き伸ばせばシ
ャフトと接点ケースとは元の第1の係合位置に復帰する
こととなる。
(考案の効果) そのため本考案によれば、わずかにスイッチノブを押下
することによってスイッチ接点が閉成し、スイッチノブ
を完全に押し込んだ状態ではシャフトと接点とが第2の
係合位置に達する。そしてこの状態でスイッチノブをわ
ずかに引き戻すと直ちに接点が開放されることとなる。
従って本考案によるスライドスイッチは通常のスイッチ
とは異なったヒステリシス特性を有するものとなる。こ
のようなスイッチは車両のシートレバーの位置検出スイ
ッチ等として好適である。
〔実施例の説明〕
第1図は本考案の一実施例によるスライドスイッチの中
央縦断面図、第2図はその組立構成図である。本実施例
によるスライドスイッチ1は図示のようにスイッチノブ
2aと一体化されたシャフト2と、シャフト2を摺動自在
に保持するハウジング3及びハウジング3とシャフト2
の間に挟まれる接点ケース4から成り立っている。又ハ
ウジング3の長手方向の前面には第1,2図に示すよう
に、筺体状に形成され先端にはスイッチノブ2aを停止さ
せる直方体状の貫通孔を有する凸部5が形成されてい
る。又ハウジング3の一方の面には第3図に下方から見
た斜視図を示すように、内面に固定接点6a,6bが形成さ
れたプレート7が設けられている。さてハウジング3内
に摺動自在に保持されるシャフト2にはプレート7に対
向する面に窪みとして円筒孔8aが形成され、その周囲の
軸に垂直な方向に溝8bが形成される。
一方このシャフト2の上部に保持される接点ケース4は
断面が略L字状の部材であって、内側の中央部には細い
V字形の溝10a,10bが長手方向に隣接して設けられる。
そしてこれらの溝10a,10bに対応する側面には内向きに
突起を有する係合突片11a,11bが設けられて下方に突出
している。接点ケース4の一端には長方形状の溝13が形
成されその両端はより深く形成されている。又その中央
には円筒形の溝14が形成されている。溝13の両端には夫
々内向きに突起を有する突片15,16が突出している。
さて第2図に組立構成図を示すように、接点ケース4の
溝14にはバネ20が埋設され、断面コ字状で両端が突出し
た導電性の可動接点部材21が溝13内に挿入されてバネ20
によって接点ケース4の面から上向きに付勢される。可
動接点部材21は上面の幅がプレート7の固定接点6a,6b
間に相当するものとする。又シャフト2の円筒孔8a及び
溝8bには円筒形のローラ22がバネ23を介して嵌入され上
向きに付勢されている。そしてシャフト2と接点ケース
4とはローラ22が溝10aと嵌合する第1の係合位置及び
溝10bと嵌合する第2の係合位置のいずれかで係合突片1
1a,11bによって連結されることとなる。さてこうして係
合させたシャフト2及び接点ケース4を前述したハウジ
ング3内に収納し、スイッチノブ1とハウジング3の凸
部5との間に復帰バネ24を設ける。こうすればスイッチ
ノブ1を押圧しない状態ではローラ22は溝10aと係合す
る第1の係合位置にあり、可動接点部材21はプレート7
の固定接点6a,6bとは接触しておらずスイッチは閉成さ
れていない。
次に本実施例によるスライドスイッチの動作について第
1図及び第4,5図を参照しつつ説明する。まずスイッチ
ノブ2aに力が加えられていなければ、復帰バネ24によっ
て第1図に示すようにスイッチノブ2aは右端に位置して
おり、シャフト2と接点ケース4とは第1の係合位置で
係合している。この状態で第5図(a)に示すようにス
イッチノブ2aを矢印A方向に押下すると、ローラ22が溝
10aに嵌合しているためシャフト2と接点ケース4とは
第1の係合位置のまま一体になって矢印A方向に移動す
る。そしてシャフト2が可動接点部材21とプレート7の
固定接点6a,6bとが接する第1のストローク位置S1に達
すると、第4図の曲線h1を通ってスイッチ接点が閉成さ
れる。そしてこの位置でスイッチノブ2aへの操作力を停
止すると、復帰バネ24によって接点が開放し元の位置に
復帰する。さてスイッチノブ2aを更に矢印A方向に押圧
し第1のストローク位置S1より内側の第2のストローク
位置S2に達すれば、第5図(a)に示すように接点ケー
ス4がハウジング3の内壁に接することとなり、以後接
点ケース4の動作が停止する。しかしシャフト2の先端
部とハウジング3の内壁とはまだ一定の間隙があるた
め、スイッチノブ2aを更に押下することができる。スイ
ッチノブ2aを更に押圧すればローラ22は溝10aとの係合
が外れて溝10bに係合する第2の係合位置に達すること
となる。そしてストロークノブ2aを完全に押し込みスト
ロークS3に達すれば、シャフト2と接点ケース4とは端
面がいずれもハウジング3の内壁に接する。
そしてスイッチノブ1への操作力を停止すると、第5図
(b)に示すように復帰バネ24のバネ力によってシャフ
ト2及び接点ケース4は第2の係合位置のまま元の状態
に復帰する。このとき接点ケース4とシャフト2とが矢
印B方向に移動するため、第1のストローク位置S1より
内側の第2のストローク位置S2に達すると直ちにプレー
ト7の固定接点6a,6bと可動接点部材21とが非接触状態
となって第4図の曲線h2を通ってスイッチ接点が開放す
る。そしてシャフト2が更に矢印B方向に移動し第1の
ストローク位置S1に達すると、接点ケース4の前面がハ
ウジング3の内壁に当接することとなり接点ケース4の
移動が停止する。そして更にシャフト2を戻すとローラ
22と溝10bとの嵌合が外れ、溝10aとが嵌合する第1の係
合位置、即ち第1図に示す元の状態に復帰する。従って
本考案ではスイッチノブを一定距離押下すれば直ちにス
イッチ接点が閉成することとなり、完全に押下した後わ
ずかにスイッチノブを引き戻せばオフとなるヒステリシ
ス特性を有するスライドスイッチとすることができる。
第6図は本考案によるスライドスイッチを車両のシート
の調整検出用スイッチに適用した状態を示す斜視図であ
る。本図において車両の底面に摺動自在に設けられるス
ライド31上に図示しないシートが取付けられスライド31
と共に摺動自在に保持されており、スライド31にはロッ
ク解除用のレバー32が設けられる。レバー32は支点33を
中心に回動自在に保持され通常はバネ34によって上方に
保持されている。そしてレバー32の他端には前述したス
ライドスイッチ1が固定され、そのスイッチノブ2をス
ライド31の上面に向けて固定している。さてレバー32を
矢印C方向に回動すればスイッチノブ2aがスライド31の
上面に当接するが、そのときロックが解除されるまでに
スイッチ出力が得られる。そして車両のシートを任意の
位置に設定した後レバー32を外すと、ロック機構による
ロックが完了する前に直ちにオフ信号が得られることと
なる。従って車両のシートベルトを自動的に設定する機
構を有する車両についてそのシートベルトの操作をこの
スイッチに基づいて制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるスライドスイッチの中
央縦断面図、第2図はその組立構成図、第3図はプレー
ト及び接点ケースのハウジング方向から見た斜視図、第
4図は本実施例によるスライドスイッチのヒステリシス
を示す図、第5図(a)及び第5図(b)は本実施例に
よるスライドスイッチのスイッチノブを押下したときの
シャフトと接点ケースの移動状態を夫々示す断面図、第
6図は本考案によるスライドスイッチを車両のシート検
出用スイッチとして適用した状態を示す斜視図である。 1……スライドスイッチ、2……シャフト 2a……スイッチノブ、3……ハウジング 4……接点ケース、6a,6b……固定接点 7……プレート、20,23……ばね、21……可動接点部
材、22……ローラ、24……復帰バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に一対の固定接点が形成されたプレー
    トを有する筺体状のハウジングと、 前記ハウジングの底面までの間に一定の空隙が形成され
    前記ハウジング内に摺動自在に保持されその摺動方向に
    沿って前記ハウジング内に固定接点に対向する面に窪み
    を有しスイッチノブと一体に形成されたシャフトと、 前記ハウジング内のプレートと前記シャフト間に摺動自
    在に保持され、前記シャフトに対向する面に設けられて
    隣接する第1,第2の溝を有し、前記ハウジングの底部と
    の間に一定の空隙が形成された接点ケースと、 前記接点ケースの前記固定接点に対向する面に弾性的に
    保持され、該固定接点間に相当する幅を有する可動接点
    部材と、 前記シャフトの窪み内に弾性的に保持され、前記接点ケ
    ースの第1又は第2の溝に嵌入して夫々前記シャフトと
    接点ケースを第1又は第2の係合位置で係合させるロー
    ラと、 前記ハウジングとスイッチノブの端部間に設けられスイ
    ッチノブを外部に押圧する復帰バネと、を有し、 前記シャフト及び接点ケースが第1の係合位置で係合す
    る状態で前記スイッチノブを押圧したときに接点を閉成
    する第1のストローク位置(S1)を介して前記シャフト
    及び接点ケースの第2の係合位置に移動させ、スイッチ
    ノブへの押圧を停止したときに前記第1のストローク位
    置より内部の第2のストローク位置(S2)で接点を開放
    させるようにしたことを特徴とするスライドスイッチ。
JP1988058415U 1988-04-27 1988-04-27 スライドスイッチ Expired - Lifetime JPH0646030Y2 (ja)

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JPH01160631U JPH01160631U (ja) 1989-11-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5443329Y2 (ja) * 1973-01-26 1979-12-14
JPS5254316Y2 (ja) * 1973-05-30 1977-12-08
JPS5591016U (ja) * 1978-12-20 1980-06-24

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