JPH0680192U - 時計ケースの構造 - Google Patents

時計ケースの構造

Info

Publication number
JPH0680192U
JPH0680192U JP2656593U JP2656593U JPH0680192U JP H0680192 U JPH0680192 U JP H0680192U JP 2656593 U JP2656593 U JP 2656593U JP 2656593 U JP2656593 U JP 2656593U JP H0680192 U JPH0680192 U JP H0680192U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bezel
case
watch case
watch
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2656593U
Other languages
English (en)
Inventor
ゆり江 兎洞
Original Assignee
シチズン時計株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シチズン時計株式会社 filed Critical シチズン時計株式会社
Priority to JP2656593U priority Critical patent/JPH0680192U/ja
Publication of JPH0680192U publication Critical patent/JPH0680192U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベゼル及びガラスに発生した静電気に対し
て、モジュール機能に悪影響を及ぼすことのない時計ケ
ース構造を提供することにある。 【構成】 ガラス5が固定されたベゼル2がパッキン4
を介して固定された時計ケースの構造において、ベゼル
下面2aと胴上面1aとの間で前記二部品と接するよう
にコイルバネ3、波バネ6等の導電性部材を配置した事
を特徴とする。 【効果】 本考案によれば、いかなる静電気環境におい
ても、時計機能を損なうことなく、長期間信頼性のある
時計ケースの構造を提供することが可能となった。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は時計ケースの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な2体(ベゼルと胴)からなる時計ケースの構造は、ベゼルを胴 の上方にパッキンを介して固定するものである。
【0003】 前記従来の時計ケースの構造においては、ベゼルと胴とが絶縁部材である樹脂 製のパッキンにより固定されているため、ベゼル及びベゼルに固定されているガ ラスに発生した静電気が胴を介して人間の体に流れず、この静電気によりモジュ ールや指針に対して悪影響を及ぼしていた。この悪影響とは、止まり、時刻表示 のズレ、モジュールのIC破壊等である。
【0004】 この静電気による問題を解決するため、図3の時計ケースの要部断面図に示す 様に、ガラス15が固定されたベゼル12の下面12aと胴11の内面11aと の間に導電ペースト17を塗布し、パッキン14を介して固定されているベゼル 12と胴11との導通性をとっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記導電ペースト17を塗布し導通性を可能とする構造におい ても、外部からの衝撃等により前記導電ペースト17が剥離してしまい、長期間 信頼性に欠ける問題があった。その上、剥離した導電ペースト17がモジュール の中に入り、時計の止まり等を起こすこともあった。
【0006】 本考案の目的は上記問題点を解決し、特に、静電気に対し安定した時計機能の 信頼性を保証する時計ケースの構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成は下記の通りである。ガラス5が固定 されたベゼル2がパッキン4を介して固定された時計ケースの構造において、ベ ゼル下面2aと胴上面1aとの間で前記ふたつの部品と接するようにコイルバネ 3、波バネ6、軟質金属の中に少なくとも1つの導電性部材を配置したことを特 徴とするものである。
【0008】
【実施例】
以下図面により本考案の実施例を詳述する。図1及び図2(A)は、本考案の 時計ケースの構造の要部断面図であり、図2(B)は、図2(A)で使用してい る導通性部材の側面図である。ガラス5が固定されたベゼル2がパッキン4を介 して胴1の上方に固定されている。胴上面1aには、円筒形状の穴1bが複数形 成され、前記穴1bに導電性部材であるコイルバネ3が挿入され、前記コイルバ ネ3の一端3aは、ベゼル下面2aと圧接され、ベゼル2と胴1との導通がとら れている。次に、図2(A)は他の導電性部材を使用した実施例である。胴上面 1aに環状からなる凹形状の溝1cが形成され、前記凹形状の溝1cに、この溝 1cと同様の環状の導電性部材である波バネ6が装入され、前記ベゼル下面2a に圧接されている。これにより、ベゼル2と胴1との導通がとられている。また 、図面には示さないが、他の導電性部材としてハンダ等の軟質金属がある。この 軟質金属の使用方法は、前記コイルバネ3や波バネ6の場合と殆ど同じで、胴上 面に穴や溝を形成し、この穴や溝に軟質金属を配設した後、パッキンを介してベ ゼルを胴に固定することで達成される。即ち、軟質金属にベゼル下面を圧接する ことで、ベゼルと胴との導通がとられるためである。また、更にベゼルと胴との 導通を確実なものとしたい場合には、胴とベゼルに熱を加え、軟質金属を溶解し 、胴とベゼルとを軟質金属で接合するこによりなされる。
【0009】 以上、いずれの構造においてもベゼルと胴は、確実な導通性をとることが可能 となった。
【0010】 尚、上記実施例においてはコイルバネ3、波バネ6、軟質金属をそれぞれ単体 で使用したが、2つまたは3つを併用して使用できることは言うまでもない。
【0011】
【考案の効果】
上記のごとく本考案によれば、パッキンを介してベゼルが胴に固定された2体 からなる時計ケースにおいて、いかなる静電気環境においても、時計機能を損な うことなく、長期間信頼性のある時計ケースの構造を提供することが可能となっ た。又コイルバネ3を使用した構造においては、環状の溝1cが配設できない異 形等のモデル対応等、巾広いモデル対応も可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例で時計ケースの構造を示す要
部断面図である。
【図2(A)】本考案の他の実施例で時計ケースの構造
を示す要部断面図である。
【図2(B)】導電部材である波バネの側面図である。
【図3】従来例で時計ケースの構造を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 胴 1a 胴上面 1b 穴 1c 溝 2 ベゼル 2a ベゼル下面 3 コイルバネ 3a 1端 4 パッキン 5 ガラス 6 波バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス5が固定されたベゼル2がパッキ
    ン4を介して胴1に固定された時計ケースの構造におい
    て、ベゼル下面2aと胴上面1aとの間で前記ふたつの
    部品と接するようにコイルバネ3、波バネ6、軟質金属
    の中の少なくとも1つの導電性部材を配置したことを特
    徴とする時計ケースの構造。
JP2656593U 1993-04-23 1993-04-23 時計ケースの構造 Pending JPH0680192U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2656593U JPH0680192U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 時計ケースの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2656593U JPH0680192U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 時計ケースの構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0680192U true JPH0680192U (ja) 1994-11-08

Family

ID=12197070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2656593U Pending JPH0680192U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 時計ケースの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0680192U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008007783A1 (fr) 2006-07-13 2008-01-17 Citizen Holdings Co., Ltd. Horloge avec fonction sans fil

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008007783A1 (fr) 2006-07-13 2008-01-17 Citizen Holdings Co., Ltd. Horloge avec fonction sans fil
US8328415B2 (en) 2006-07-13 2012-12-11 Citizens Holdings Co., Ltd. Clock with wireless function

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100261884B1 (ko) 기울기검출장치
KR890005859A (ko) 집적회로 칩 조립품
JPH0680192U (ja) 時計ケースの構造
US4025806A (en) Suspension and package for piezo-electric resonators
JPH085267B2 (ja) 半導体装置カード
JP2002323581A (ja) センサ付き電子腕時計
JP2003316282A (ja) 液晶表示装置
JP2000010500A (ja) 液晶表示装置
JP3334423B2 (ja) 電子機器の接続装置
JPS6244385Y2 (ja)
JPS6228798Y2 (ja)
JPH09107186A (ja) 電子部品とその製造方法
JP2848361B2 (ja) シールド構造及びシールド方法
JPH0754874Y2 (ja) 報音機能付き腕時計の構造
JP2600974Y2 (ja) センサー付き電子時計
JPH0239127A (ja) 液晶表示装置
JPH0720258A (ja) 腕時計のアラーム構造
JP2519903Y2 (ja) 報音機能付き腕時計の構造
JPS6215974Y2 (ja)
JPS6215141B2 (ja)
JPH0786865A (ja) 封入型振動子用ホルダ
JPS6292486A (ja) 太陽電池時計構造
JP2002324603A (ja) 可撓性配線基板の接続固定構造
JPH10341045A (ja) 圧電トランス
JPS63153845A (ja) Icパツケ−ジ