JP2000010500A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JP2000010500A
JP2000010500A JP17707298A JP17707298A JP2000010500A JP 2000010500 A JP2000010500 A JP 2000010500A JP 17707298 A JP17707298 A JP 17707298A JP 17707298 A JP17707298 A JP 17707298A JP 2000010500 A JP2000010500 A JP 2000010500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
case body
circuit board
display element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17707298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3656796B2 (ja
Inventor
Toyokazu Kobayashi
豊和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP17707298A priority Critical patent/JP3656796B2/ja
Publication of JP2000010500A publication Critical patent/JP2000010500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3656796B2 publication Critical patent/JP3656796B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱膨張によるケース体や回路基板の変形が発
生した場合であっても、液晶表示素子の電極リードと回
路基板との半田付け部分に半田クラックを発生させず、
また、製造工程における組立作業性の向上を図ることの
できる液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 複数の電極リード2を有する液晶表示素
子1と、液晶表示素子1を配設するための載置部6を備
えるケース体3と、ケース体3と一体に設けられ液晶表
示素子1の電極リード2を挿通しこの電極リード2を位
置決めする案内部8と、案内部8のリード挿出部15に
対して内方位置に電極リード2の一部と当接可能に設け
た突出部14と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電極リード
を列状に有する液晶表示素子を回路基板へ取付けるため
に、この液晶表示素子を載置するケース体を備えた液晶
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置は、実公平1−14
049号公報等に開示されるものがあり、液晶表示部か
ら略鉛直方向へリードフォーミングされた複数の電極リ
ードを備えた透過型の液晶表示素子と、この液晶表示素
子をケースの上部に配設するケース体とを備え、このケ
ースには前記液晶表示素子の前記電極リードを各々離間
させて配設するために複数の溝部が設けられ、この溝部
に対応させて前記電極リードを配設し、前記ケース体を
回路基板に取付けると共に回路基板に形成される挿入孔
に前記電極リードを挿入させた後、前記電極リードと前
記回路基板とを半田付けにより固定する構造が採用され
ている。
【0003】前記液晶表示素子の前記回路基板への実装
において、前記電極リードを前記回路基板の前記挿入孔
に配設する場合、前記電極リードは列状に複数配設さ
れ、かつ前記電極リードが細く変形しやすいため、隣り
合う複数の電極リードが不揃いになり易く、前記各電極
リードを横一列に揃えるための専用の取付用治具を用い
ないと前記挿入孔にセットしにくいといった問題点を有
している。
【0004】この問題点を考慮するものとして、例え
ば、図9及び図10に示すように電極リード30のフォ
ーミング角度が前記鉛直方向より内側になるよう(鉛直
方向に対し電極リード30が鋭角になる角度)リードフ
ォーミングし、液晶表示素子31をケース体32の上部
に配設した際に、電極リード30のスプリングバック作
用を利用して電極リード30を溝部33に当接させるこ
とで、複数の電極リード30を横一列に揃えてケース体
32に位置決め配設し、この状態で電極リード30を回
路基板34の挿入孔35に挿通させることにより組付け
作業を容易に行なえるようにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この構成によれば、ケ
ース体32を回路基板34上に配設し、電極リード30
を回路基板34の挿入孔35に挿通させた後、回路基板
34の裏面側に突出した電極リード30を回路基板34
に形成されるランドに半田により固定するようにしてい
るが、例えば車両用表示装置としてこの液晶表示装置を
用いた場合、様々な使用環境により周囲温度が変化する
と、回路基板34とケース体32はそれぞれ熱により膨
張若しくは収縮して変形するが、回路基板34とケース
体32との熱膨張率の違いにより両部材にあってはそれ
ぞれ変形量が異なる。
【0006】このような液晶表示素子の実装構造では、
電極リード30が回路基板34に半田付けされた後もケ
ース体32の溝部33のリード挿出部36に当接した状
態で配設されているため、異なる材質からなる2部材の
熱膨張若しくは熱収縮による変形量の違いから、場合に
よりケース体32の変位に伴ってこの当接したリード挿
出部36で電極リード30が押され、電極リード30と
回路基板34との半田付け箇所37に応力が加わり、半
田クラックが発生する恐れがあった。
【0007】この際、図9及び図10に示すような従来
構造にあっては、液晶表示装置が高温雰囲気中に晒され
熱膨張した場合、一般にケース体の方が回路基板より熱
膨張率が大きいため、この変形量の差分として基準Xに
対して相対的にケース体が基準Xから離間する方向に移
動することになる。すると、この場合リード挿出部36
が案内部である溝部33における当接箇所となり、この
リード挿出部36は溝部33の下端部に位置し、電極リ
ード30と回路基板34との半田付け箇所37に近接
(当接箇所であるリード挿出部36と半田付け箇所37
との距離Aが短い)しているためこの変位を吸収でき
ず、電極リード30と回路基板34との半田付け箇所3
7に応力が加わり、半田クラックが発生する恐れがある
というものである。
【0008】そこで、本発明は前記問題点に着目し、熱
膨張によるケース体や回路基板の変形が発生した場合で
あっても、液晶表示素子の電極リードと回路基板との半
田付け部分に半田クラックを発生させず、また、製造工
程における組立作業性の向上を図ることのできる液晶表
示装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、複数の電極リードを有する液晶表示素子
と、前記液晶表示素子を配設するための載置部を備える
ケース体と、前記ケース体と一体に設けられ前記液晶表
示素子の前記電極リードを挿通しこの電極リードを位置
決めする案内部と、前記案内部のリード挿出部に対して
内方位置に前記電極リードの一部と当接可能に設けた突
出部と、を設けたものである。
【0010】また、複数の電極リードを有する液晶表示
素子と、前記液晶表示素子を配設するための載置部を備
えるケース体と、前記ケース体と一体に設けられ前記液
晶表示素子の前記電極リードを挿通しこの電極リードを
位置決めする案内部と、前記案内部のリード挿出部側に
前記電極リードが変位可能な自由空間と、を設けたもの
である。
【0011】また、前記液晶表示素子は前記ケース体を
介して回路基板に取付可能に設け、前記回路基板には、
前記ケース体の取付位置を決定する位置決め部を設けた
ものである。
【0012】また、前記回路基板には、前記ケース体が
前記位置決め部により固定される位置で前記液晶表示素
子の前記各電極リードの位置に対応して複数の貫通孔を
設け、前記電極リードは前記回路基板の前記貫通孔に挿
通され半田付けされてなるものである。
【0013】また、前記案内部は、前記複数の電極リー
ドを各々離間させて配設する溝部からなるものである。
【0014】また、前記案内部を覆う保護壁を設けたも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】複数の電極リードを列状に備えた
液晶表示素子は、ケース体の上部の載置部に配設され、
ケースの側壁部に形成される溝部からなる案内部により
各電極リードが案内され、それぞれ離間状態でかつ横一
列に揃った状態で位置決め保持される。従って、ケース
体に液晶表示素子を配設した状態で、ケース体ごと回路
基板に組み付けることで、電極リードを専用の治具等を
用いることなく容易に回路基板の挿入孔に配設すること
ができるため、製造工程における組立作業性の向上を図
ることができる。
【0016】そして、本発明ではさらに案内部のリード
挿出部に対して内方位置に前記電極リードの一部と当接
可能に設けた突出部を案内部である溝部内に設けたこと
により、前記液晶表示素子が前記ケース体を介して回路
基板に取付られ、前記電極リードが前記回路基板の前記
貫通孔に挿通され半田付けされた実装状態にあっては、
ケース体や回路基板に、熱膨張による変形が発生し電極
リードがケース体の突出部により押された場合であって
も、この突出部はリード挿出部に対し内方に位置してい
るので、従来と比較して電極リードと回路基板との半田
付け箇所から離間しているため、この半田付け箇所への
応力集中を緩和でき、電極リードと回路基板との半田付
け箇所における半田クラックの発生を防ぐことができ
る。
【0017】また、本構成によれば、電極リードを位置
決めする案内部のリード挿出部側には前記電極リードが
変位可能な自由空間が設けられることになり、前記液晶
表示素子が前記ケース体を介して回路基板に取付られ、
前記電極リードが前記回路基板の前記貫通孔に挿通され
半田付けされた実装状態にあっては、ケース体や回路基
板に、熱膨張による変形が発生し電極リードがケース体
により押された場合であっても、この案内部のリード挿
出部側では電極リードが変位可能となっているので、半
田付け箇所への応力集中を緩和でき、電極リードと回路
基板との半田付け箇所におけるクラックの発生を防ぐこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を添付図面に記載した実施例に
基づき説明する。
【0019】図1から図4を用いて本発明の第1実施例
を説明する。
【0020】本発明における液晶表示装置は概して、液
晶表示素子1と、液晶表示素子1の電圧を印加するため
の電極リード2と、ケース体3と、回路基板4とから構
成されるものである。
【0021】液晶表示素子1は、一対の透光性基板間に
液晶を封入したものであり、前記透光性基板にそれぞれ
形成された電極間への選択的な電圧印加によって液晶の
分子配列方向を変化させ、表示部の両面に設けられる偏
光板の偏光軸との関係により制御し、背後に設けられる
照明用光源5の照明光線を利用して所定の表示を行う透
過型からなるものである。
【0022】電極リード2は、液晶表示素子1の前記電
極間に電圧を印加し、液晶表示素子1の長手方向に列状
に複数並設される。この電極リード2は、液晶表示素子
1の電極部(図示しない)に接続されるとともに液晶表
示素子1の表示面1aから鉛直方向にリードフォーミン
グされ、かつ液晶表示素子1の電極リード2の取付位置
から所定の角度(後で詳述するケース体3の載置部に液
晶表示素子1を配設した際に、電極リード2がケース体
3の案内部に当接可能な角度)を持って鉛直方向より若
干内側に折り曲げ形成されている。
【0023】ケース体3は、例えば、合成樹脂材料によ
り形成された筐体からなる。このケース体3は、液晶表
示素子1を配設するための枠状の載置部6をケース体3
の上部に形成するとともに、各電極リード2を各々離間
させて配設する複数の溝部7を備える案内部8をケース
体3の側壁に形成している。また、ケース体3の内側に
は、回路基板4に配設される照明用光源5からの照明光
線を液晶表示素子1に案内する照明室9が形成され、こ
のケース体3は液晶表示素子1を支持する支持部材であ
るとともに液晶表示素子1のライトボックスとして構成
される。
【0024】また、このケース体3の下端部には、前記
ケース体の回路基板上への取付位置を決定するボス10
が設けられ、このボス10に対応して回路基板4には孔
部11からなる位置決め部12を設けている。
【0025】また、この回路基板4は、紙フェノールや
ガラス繊維入り樹脂等の絶縁材料からなるもので、絶縁
基板の表裏を貫通する貫通孔13が各電極リード2に対
応するように列状に形成されている。そして、前述した
ボス10と孔部11からなる位置決め部12との嵌合に
より、液晶表示素子1ごとケース体3を回路基板4に取
付けることで、液晶表示素子1の複数の電極リード2を
回路基板4の貫通孔13に案内できるようになってい
る。
【0026】そして、回路基板4の裏面側の貫通孔13
の周辺には、電極リード2と電気的に接続するための図
示しないランドが形成されている。
【0027】照明用光源5は、例えば、白熱電球からな
るもので、液晶表示素子1の透過照明用の光線を発する
ものであり、回路基板4に取り付けられ、この照明光が
前述したケース体3内の照明室9を介して液晶表示素子
1を背面から透過照明するようにしている。
【0028】そして、本発明にあっては、液晶表示素子
1の電極リード2を挿通しこの電極リード2を位置決め
する案内部8をケース体3と一体に設けており、この案
内部8は液晶表示素子の複数の電極リード2に対応した
溝部7としてケース体3の側壁に設けられ、この溝部7
に電極リード2が挿通されることにより、電極リード2
を各々離間させて配設することが出来ると共に複数の電
極リード2を横一列に揃えた状態とし、回路基板4の貫
通孔13への挿入を行ない易くするものである。
【0029】また、この溝部7からなる案内部8には断
面くの字状に突出する突出部14を設けている。この突
出部14は、案内部8のリード挿出部15に対して内方
位置(載置部6側)に設けられ、電極リードの一部と当
接可能に設けられている。
【0030】つまり、こうすることにより電極リード2
に対し、この突出部14を基点として電極リード2の先
端を変位可能な自由空間16を案内部8のリード挿出部
15側に設けた構成としている。
【0031】上記構成により、本発明の液晶表示装置の
組付けに際しては、まずケース体3の上部に設けられた
載置部6に液晶表示素子1を載置すると共に、複数の電
極リード2をケース体3の側壁に設けられた溝部7から
なる案内部8に挿入する。
【0032】すると、液晶表示素子1の電極リード2の
スプリングバック機能により電極リード2が案内部8の
突出部14に押し付けられた状態でセットされ、複数の
電極リード2が横1列に揃った状態で回路基板4への組
付けが行われる。
【0033】回路基板4へのケース体3の組付けにあっ
てはケース体3に設けたボス10を回路基板4の孔部1
1からなる位置決め部12に挿入することでケース体3
の固定位置が決定され、この位置で横1列に整列された
電極リード2を回路基板4の貫通孔13に各々挿入する
ことができるようになっている。
【0034】この際、図示しないがケース体3に爪状の
フックを設け、このフックに対応して回路基板4側に孔
部を設けることによりこのフックと孔部の係合によりケ
ース体の回路基板への取付を確実なものとすることもで
きる。またこのフックと孔部とにより位置決め部として
の作用を持たせてもよい。
【0035】そして、貫通孔13に挿入された電極リー
ド2を回路基板4の裏面側から半田付け接続するもので
ある。
【0036】次に液晶表示素子1の回路基板3への組付
け後(液晶表示装置の使用状態)において、温度変化を
受けた場合の作用について図2から図4を用いて説明す
る。
【0037】この場合、例としてケース体3の熱膨張率
が回路基板4より大きい場合について説明する。
【0038】液晶表示装置が高温雰囲気中に晒される
と、ケース体3の方が回路基板4より大きく膨張するた
め、ケース体3は常温での状態を示す図2から高温の状
態を示す図3のように変化する。つまり、ケース体3と
回路基板4との変形量の差分として、基準Xから離れる
方向にケース体3が相対的に移動することになる。
【0039】すると、電極リード2に当接する突出部1
4も共に基準Xから離れる方向に移動することになり電
極リード2を押圧することになるが、突出部14はリー
ド挿出部15から内方に位置してなるので、この突出部
14と半田付け箇所17からは距離Bだけ離れているの
で、図9及び図10に示す従来例における距離Aと比較
してこの突出部14と半田付け箇所17との距離Bが大
きいため、この案内部8のリード挿出部15側を自由空
間16とし、この移動分を電極リード2で吸収すること
ができ、この半田付け箇所17への応力集中を緩和で
き、電極リード2と回路基板3との半田付け箇所17に
おける半田クラックの発生を防ぐことができる。
【0040】逆に液晶表示装置が低温雰囲気中に晒され
ると、ケース体3の方が回路基板より大きく収縮するた
め、ケース体3は常温での状態を示す図2から低温の状
態を示す図4のように変化する。つまり、ケース体3と
回路基板4との変形量の差分として基準Xに接近する方
向にケース体3が相対的に移動することになる。
【0041】すると、電極リード2に当接する突出部1
4も共に基準Xに接近する方向に移動することになり電
極リード2から離間するよう移動することになり、この
場合応力集中は起こらない。
【0042】図5から図8は、本発明の第2実施例を示
し、第1実施例で示したような液晶表示装置のケース体
3に対し、案内部8を覆う保護壁18を設けたものであ
り、この保護壁18により、案内部8に挿通される電極
リード22へのゴミや埃、水滴等の侵入を防止してショ
ート等の発生を防止するようにしている。
【0043】この場合、案内部8と対向して配設される
保護壁18にも突出部19を設けることにより、電極リ
ード2が案内部8と保護壁18とにより囲まれた構成に
あっても温度変化による膨張変形及び収縮変形にも対応
可能に設けて構成したものである。
【0044】この第2実施例の液晶表示素子1の回路基
板3への組付け後(液晶表示装置の使用状態)におい
て、温度変化を受けた場合の作用について図6から図8
を基に説明する。
【0045】この場合、例としてケース体3の熱膨張率
が回路基板より大きい場合について説明する。
【0046】液晶表示装置が高温雰囲気中に晒される
と、ケース体3の方が回路基板4より大きく膨張するた
め、ケース体3は常温での状態を示す図6から高温の状
態を示す図7のように変化する。つまり、ケース体3と
回路基板4との変形量の差分として、基準Xから離れる
方向にケース体3が相対的に移動することになる。
【0047】すると、電極リード2に当接する突出部1
4も共に基準Xから離れる方向に移動することになり電
極リード2を押圧することになるが、突出部14はリー
ド挿出部15から内方に位置してなるので、この突出部
14と半田付け箇所17からは距離B1だけ離れている
ので図9及び図10に示す従来例における距離Aと比較
してこの突出部14と半田付け箇所17との距離B1が
大きいため、この案内部8のリード挿出部15側を自由
空間16とし、この移動分を電極リード2で吸収するこ
とができ、この半田付け箇所17への応力集中を緩和で
き、電極リード2と回路基板4との半田付け箇所17に
おける半田クラックの発生を防ぐことができる。
【0048】逆に液晶表示装置が低温雰囲気中に晒され
ると、ケース体3の方が回路基板4より大きく収縮する
ため、ケース体3は常温での状態を示す図6から低温の
状態を示す図8のように変化する。つまり、ケース体と
回路基板4との変形量の差分として、基準Xに接近する
方向にケース体3が相対的に移動することになる。
【0049】すると、電極リード2に当接する突出部1
4も共に基準Xから離れる方向に移動することになり電
極リード2から離反することになるが、保護壁18に設
けられた突出部19に当接することになる。この場合保
護壁18に設けられる突出部19は、リード挿出部15
から内方に位置してなるので、この突出部19と半田付
け箇所17からは距離B1だけ離れているので、図9及
び図10に示す従来例における距離Aと比較してこの突
出部19と半田付け箇所17との距離B1が大きいた
め、この案内部8のリード挿出部15側を自由空間16
とし、この移動分を電極リード2で吸収することがで
き、この半田付け箇所17への応力集中を緩和でき、電
極リード2と回路基板4との半田付け箇所17における
半田クラックの発生を防ぐことができる。よって、この
実施例においては、案内部8と対向して配設される保護
壁18にも突出部19を設けることにより、電極リード
2が案内部8と保護壁18とにより囲まれた構成にあっ
ても温度変化による膨張変形及び収縮変形にも対応可能
に設けて構成したものである。
【0050】この場合、案内部8と保護壁18との組合
せにより広義の案内部8として構成されるものである。
【0051】なお、本発明では前述した実施例に限らず
様々な変形実施が可能であり、例えば、案内部は、溝部
に限らず複数の凸部によって囲まれ、この突部間に電極
リードを挿通させるものや、載置部から挿出部に向けて
側壁を貫通する孔部からなるものであってもよい。
【0052】また、突出部は、断面くの字状に限らず円
弧状や三角状に突出するものであっても良く、電極リー
ドの先端部がこの突出部を基点として変位可能な形状に
適宜選択可能である。また、案内部が孔部からなる場合
には、この孔部の挿出部側を載置部側より径大に設定す
ることにより、この内径寸法の変化する箇所を突出部と
して機能させ、電極リードの挿出部側を自由空間として
構成することもできる。
【0053】また、第2実施例では、案内部8に設けら
れる突出部14と保護壁18に設けられる突出部19と
を、リード挿出部からほぼ同じ距離に設定していたがそ
れぞれの形成位置を異ならせて互い違いに構成したもの
であってもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明は、熱膨張によるケース体や回路
基板の変形が発生した場合であっても、液晶表示素子の
電極リードと回路基板との半田付け部分に半田クラック
を発生させず、また、製造工程における組立作業性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の液晶表示装置において液
晶表示素子の実装構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の液晶表示装置における常
温時での取り付け状態を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の液晶表示装置における高
温時での取り付け状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例の液晶表示装置における低
温時での取り付け状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の液晶表示装置において液
晶表示素子の実装構造を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例の液晶表示装置における常
温時での取り付け状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例の液晶表示装置における高
温時での取り付け状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施例の液晶表示装置における低
温時での取り付け状態を示す断面図である。
【図9】従来例の液晶表示装置における常温時での取り
付け状態を示す断面図である。
【図10】従来例の液晶表示装置における高温時での取
り付け状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示素子 2 電極リード 3 ケース体 4 回路基板 6 載置部 7 溝部 8 案内部 12 位置決め部 13 貫通孔 14 突出部 15 リード挿出部 16 自由空間 17 半田付け箇所 18 保護壁 19 突出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電極リードを有する液晶表示素子
    と、前記液晶表示素子を配設するための載置部を備える
    ケース体と、前記ケース体と一体に設けられ前記液晶表
    示素子の前記電極リードを挿通しこの電極リードを位置
    決めする案内部と、前記案内部のリード挿出部に対して
    内方位置に前記電極リードの一部と当接可能に設けた突
    出部と、を設けたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の電極リードを有する液晶表示素子
    と、前記液晶表示素子を配設するための載置部を備える
    ケース体と、前記ケース体と一体に設けられ前記液晶表
    示素子の前記電極リードを挿通しこの電極リードを位置
    決めする案内部と、前記案内部のリード挿出部側に前記
    電極リードが変位可能な自由空間と、を設けたことを特
    徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶表示素子は前記ケース体を介し
    て回路基板に取付可能に設け、前記回路基板には、前記
    ケース体の取付位置を決定する位置決め部を設けたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶表示
    装置。
  4. 【請求項4】 前記回路基板には、前記ケース体が前記
    位置決め部により固定される位置で前記液晶表示素子の
    前記各電極リードの位置に対応して複数の貫通孔を設
    け、前記電極リードは前記回路基板の前記貫通孔に挿通
    され半田付けされてなることを特徴とする請求項3に記
    載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記案内部は、前記複数の電極リードを
    各々離間させて配設する溝部からなることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記案内部を覆う保護壁を設けたことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶表示装
    置。
JP17707298A 1998-06-24 1998-06-24 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3656796B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17707298A JP3656796B2 (ja) 1998-06-24 1998-06-24 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17707298A JP3656796B2 (ja) 1998-06-24 1998-06-24 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000010500A true JP2000010500A (ja) 2000-01-14
JP3656796B2 JP3656796B2 (ja) 2005-06-08

Family

ID=16024643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17707298A Expired - Fee Related JP3656796B2 (ja) 1998-06-24 1998-06-24 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3656796B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008053748A1 (de) * 2008-10-29 2010-05-06 Preh Gmbh Anzeigevorrichtung
WO2012105287A1 (ja) * 2011-01-31 2012-08-09 日本精機株式会社 表示装置
JP2013092550A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Clarion Co Ltd 表示装置
JP2014197230A (ja) * 2014-07-10 2014-10-16 日本精機株式会社 表示装置
JP2015222360A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 日本精機株式会社 表示装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008053748A1 (de) * 2008-10-29 2010-05-06 Preh Gmbh Anzeigevorrichtung
WO2012105287A1 (ja) * 2011-01-31 2012-08-09 日本精機株式会社 表示装置
JP2012160505A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置
CN103339554A (zh) * 2011-01-31 2013-10-02 日本精机株式会社 显示装置
CN103339554B (zh) * 2011-01-31 2016-01-13 日本精机株式会社 显示装置
JP2013092550A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Clarion Co Ltd 表示装置
JP2015222360A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 日本精機株式会社 表示装置
JP2014197230A (ja) * 2014-07-10 2014-10-16 日本精機株式会社 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3656796B2 (ja) 2005-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101168436B1 (ko) 표면 장착 커넥터
US20050215087A1 (en) Electronic part-mounting socket
WO2008001566A1 (fr) Carte d'alimentation en puissance, connecteur de carte, appareil d'éclairage, appareil d'affichage et récepteur de télévision
JP2008300147A (ja) ランプ用コネクタおよびランプ用コネクタユニット
JP3932285B2 (ja) ランプ保持構造
JP3106967B2 (ja) 基板用コネクタ
JP2000010500A (ja) 液晶表示装置
JPH07245147A (ja) モジュラージャック
JP3989696B2 (ja) コネクタ
JP2008300146A (ja) ランプ用コネクタ
JP2005216923A (ja) 電子素子用の表面実装ベース
JP2003243721A (ja) 発光ダイオードの固定構造
JP2003045525A (ja) コネクタ
JP2008300145A (ja) ランプ用コネクタ
JP3097073B2 (ja) 液晶表示素子の実装構造
JPH11283738A (ja) Elランプの取付構造
JP3395176B2 (ja) 液晶表示素子の実装構造
JPS62269985A (ja) 表示素子用の接触装置を備える表示装置
KR101177739B1 (ko) 컨택트 및 커넥터
JP3467426B2 (ja) 基板用コネクタの保持構造
JP4073874B2 (ja) コネクタ
JP2584171Y2 (ja) 基板の保持装置
JPH06275346A (ja) 電気的接続装置とそれに使用される電気的接続用基板及び電気コネクタ
JP2022050782A (ja) ランプ装置およびその製造方法
JP3122926B2 (ja) フローティングコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041118

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050302

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees