JPH068009U - タイヤ用滑止具 - Google Patents
タイヤ用滑止具Info
- Publication number
- JPH068009U JPH068009U JP4776092U JP4776092U JPH068009U JP H068009 U JPH068009 U JP H068009U JP 4776092 U JP4776092 U JP 4776092U JP 4776092 U JP4776092 U JP 4776092U JP H068009 U JPH068009 U JP H068009U
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- tightening
- tire
- cord
- tightening cord
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行開始後の締直しの不要化、タイヤへの装
着の容易化と時間短縮、高速走行中の浮き上がり防止等
を図る。 【構成】 滑止具本体2 の掛止部4 に係合フック6 を介
して非伸張性緊締索8 を係合すると共に、タイヤ外側側
の緊締索8 に、該索8 よりも長さの短かい非伸張性の内
周緊締索10を、複数の弾性体11により連結し、前記内周
緊締索10は有端状として締付具12により連結すると共
に、周長を調節して締付けを行ない弾性体11を伸長させ
て求心力を発生させる。
着の容易化と時間短縮、高速走行中の浮き上がり防止等
を図る。 【構成】 滑止具本体2 の掛止部4 に係合フック6 を介
して非伸張性緊締索8 を係合すると共に、タイヤ外側側
の緊締索8 に、該索8 よりも長さの短かい非伸張性の内
周緊締索10を、複数の弾性体11により連結し、前記内周
緊締索10は有端状として締付具12により連結すると共
に、周長を調節して締付けを行ない弾性体11を伸長させ
て求心力を発生させる。
Description
【0001】
本考案は、自動車タイヤの外周面に巻装して使用されるタイヤ用滑止具に関す るものである。
【0002】
一般に、この種タイヤ用滑止具としては、図6〜図7に例示するものが使用さ れている。この滑止具1 は、タイヤTの外周面及び両側面に適合しうる内側形状 を備えかつ所要幅とされたネット状のゴム等の弾性材料からなる滑止具本体2 に 、その幅方向各端縁に掛止部3,4 を設け、該掛止部3,4 に係合フック5,6 を介し て非伸張性緊締索7,8 を係合するようになっている。
【0003】 この滑止具1 をタイヤTに装着する場合、滑止具本体2 をタイヤTの外周に巻 付けた後、タイヤ内側側の緊締索7 の両端を連結し、タイヤ外側側の緊締索8 を 図7に示すように長さ調節具9 を介して連結している。 タイヤ用滑止具1 には、雪上、氷上における基本性能以外に、次の事項が要求 される。即ち、 (a) 、車輪をジャッキアップしないで滑止具装着ができること。
【0004】 (b) 、走行開始後の締直しが不要なこと。 (c) 、タイヤへの装着に大きな力が不要なこと。 (d) 、高速走行時に滑止具本体2 が自動車のタイヤハウジング内面と接触させ ないこと(遠心力による滑止具本体の膨れあがりが少ないこと。) 。 (e) 、片寄って装着しても、走行開始後滑止具本体2 が自動的に片寄りがなく なるように作用すること。等である。
【0005】 従来、タイヤ外側側の緊締索8 の内周に、該緊締索8 よりも小径のゴム製締付 内リング(図示せず)を配して、内リングと緊締索8 を複数本の連結金具で連結 することによって、走行開始後の滑止具本体の緩みを内リングの弾性により吸収 し、再度締め直し(増締め) を不要にする手段が提案されている(例えば実開昭 63−107210号公報参照) 。
【0006】
ところで、上記従来技術では、ゴム製締付内リングを大きく伸長させておく必 要があるが、これの伸長には相当大きな力を要し、装着が非常に面倒で相当多く の時間を要するという問題がある。 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、走行開始後の締め直しが不要でしかもタイヤへの装着が至極容易であり、滑 止具本体が高速走行中に浮き上がってタイヤハウジングに接触することのないタ イヤ用滑止具を提供するにある。
【0007】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案は、滑止具本体の幅方向各端縁の掛止部に係合フックを介して非 伸張性緊締索を係合するようにしたタイヤ用滑止具において、タイヤ外側側の前 記緊締索に、該緊締索よりも長さの短い非伸張性の内周緊締索を、複数の弾性体 により連結したことを特徴としている。
【0008】 また、本考案は、タイヤ外側側の前記内周及び外周緊締索のうち、少なくとも 一方又は両方に締付具を介装したことを特徴としている。
【0009】
本考案によれば、内外周緊締索を複数の弾性体により連結するので、各弾性体 の伸長にさほどの力を要せず、装着に大きな力が不要で容易にかつ短時間で行な うことができる。 また、内外周緊締索の両方又はいずれか一方を締付具を介して締付けることに より、より小さな力で弾性体の伸長を大きくし、タイヤ用滑止具を装着して走行 開始後における滑止具の緩み吸収力を大きくすることができる。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1〜図3は本考案の第1実施例を示し、タイヤ滑止具本体2 及びタイヤ内側 側緊締索7 、タイヤ外側側の外周緊締索8 等は、図6に示すものと基本的に同じ であるから、図6と同符号を付すと共に同名称を用い、図6をも参照して主とし て本考案の特徴部分について詳述する。
【0011】 タイヤ用滑止具1 は、芯材を埋入したネット状のゴム等の弾性材料からなる滑 止具本体2 と、該本体2 の幅方向各端縁に設けられた掛止部3,4 にカシメ固定さ れた係合フック5,6 と、両フック5,6 に係合される内外側緊締索7,8 と、タイヤ 外側側の前記外周緊締索8 の内周側に略同心的に配される内周緊締索10と、内外 周緊締索8,10を連結する複数の弾性体11と、内周緊締索10の締付具12から主構成 されている。
【0012】 前記滑止具本体2 は、長手方向両端に連結帯部2A,2B を備え、図6に示すよう に、タイヤ内側側端の一方は係合フック5 により、他方は索連結フック部13A を 備えた連結フック13により緊締索7 に係合されており、緊締索7 の一方の環状部 7Aに他方の索連結フック部13A を引掛けることによって、両連結帯部2A,2B のタ イヤ内側側が連結されるようになっている。
【0013】 また、前記連結帯部2A,2B のタイヤ外側側端は、二連フック14により連結され るようになっている。なお、前記係合フック5 は、タイヤ内側側緊締索7 にカシ メ固定されており、係合フック6 はタイヤ外側側の外周緊締索8 に、係脱自在に 引掛けると共に、周方向に緊締索8 が移動可能になっている。 前記外周緊締索8 は、非伸張性材料からなる無端状索体であり、内周緊締索10 は非伸張性材料からなる有端状索体で、該緊締索10は前記締付具12により長さ調 節即ち締付け可能に連結されてリング状になるようにしてある。
【0014】 前記弾性体11は、ゴム等の弾性材料からなり、図2に示すように両端に係合リ ング11A,11B を備え、一方には係合フック15がカシメ固定され、他方には連結リ ング16が嵌入されており、前記フック15は外周緊締索8 に係脱自在に引掛けられ 、前記連結リング16には内周緊締索10が挿通されている。 前記締付具12は、図3に例示するように、締付具本体12A の一端に設けた索連 結ピン17に内周緊締索10の一端10A を連結し、前記本体12A の他端に回動自在に 取付けた係止部材18を介して索係止ピン19に緊締索10の他端部を巻掛けた後、緊 締索10の他端10B を外方に引き出し、ロック部材20によって係止部材18のロック を行なうようになっており、係止部材18はその角孔21に挿入したハンドル22によ り回動させるようになっている。したがって、緊締索10は、小さな力でハンドル 22を回動操作することにより、容易に締付けることができる。
【0015】 上記第1実施例において、タイヤTに滑止具1 を装着する場合は、タイヤ外周 に滑止具1 を巻装し、タイヤ内側側の緊締索7 を連結した後、タイヤ外側側の係 合フック6 に外周緊締索8 を引掛ける。内周緊締索10は緩めた状態でかつ弾性体 11が係合されているので、弾性体11の係合フック15を外周緊締索8 の適所に引掛 けて連結する。このとき、係合フック15の1つは二連フック14の隣りに位置させ 、連結帯部2A,2B の浮き上がりを防止する。
【0016】 次いで、締付具12のロック部材20を図3に実線で示す状態とし、図中矢印(イ ) で示す方向にハンドル22を操作して係止部材18による索係止固定を開放し、緊 締索10の他端10B を図中矢印(ハ) で示す外方に引張った後、ハンドル22を図矢 印(ロ) 方向に回動させることにより、内周緊締索10の周長即ち前記両ピン17,1 9 間の長さを小さくし、弾性体11を引き伸ばすことにより、弾性体11を介して外 周緊締索8 を締付け、緊締することができ、以上の操作で滑止具1 のタイヤTへ の装着作業が完了する。
【0017】 そこで、自動車を走行開始すると、滑止具本体2 が片寄って(偏心して) 装着 されるために生じる緩みは、弾性体11の弾性によって吸収され、滑止具本体2 の 偏心が自然に矯正され、従って、走行開始後に、滑止具1 の締め直し(増締め) が不要であり、高速走行時に生じる遠心力によって滑止具本体2 が浮き上がろう とするが、弾性体11の伸張によって生じている求心力によって吸収され、自動車 のタイヤハウジングに滑止具本体2 が接触せず、音を発したり耐久性を損ねるこ とはない。
【0018】 図4は本考案の第2実施例を示し、第1実施例と異なるところは、締付具12に 設けた二連フック23を、連結帯部2A,2B を連結した二連フック14の両側に位置さ せて外周緊締索8 に係合した点であり、連結帯部2A,2B の浮き上がりをより効果 的に防止することができる。なお、他の構成およびタイヤTへの装着作業は、第 1実施例と同じであるから、図1と同符号を付し、詳細説明は省略する。また、 締付具12は、図3に2点鎖線で示すように本体12A に、二連フック23をピン24に より取付けたものとすることができる。
【0019】 さらに、締付具12は、図3に示すもののほか、図5に例示するように、係止部 材として歯車25を用い、係止爪26を有するロック部材20により緊締索10を係止固 定するようにしたもの等、種々のものを採用することができる。なお、図6にお いて図3に示す締付具12と共通する部分は同符号を付し、詳細説明は省略する。 また、前記外周緊締索8 の周長は、滑止具本体2 をタイヤ外周に巻掛けたとき 、係合フック6 の先端を結ぶ全周長よりも若干大きくされている。この外周緊締 索8 の周長の調節具として、図7に例示する調節具9 を採用することができ、さ らには、図3, 図5に示す締付具12を採用して、積極的に弾性体11の伸張を行な い締付けを行なうことができる。外周緊締索8 に締付具12を装着する場合は、内 周緊締索10は無端状リングとすることができる。
【0020】 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば弾性体11はリング状 又は無端状として係合フック15を固着し、内周緊締索10を弾性体11内に挿通する ことができ、種々設計変更することができる。
【0021】
本考案は、上述のように、滑止具本体の幅方向各端縁の掛止部に係合フックを 介して非伸張性緊締索を係合するようにしたタイヤ用滑止具において、タイヤ外 側側の前記緊締索に、該緊締索よりも長さの短い非伸張性の内周緊締索を、複数 の弾性体により連結したことを特徴とするものであるから、車輪をジャッキアッ プしないで滑止具装着ができ、走行開始後の締直しが不要で、滑止具本体を片寄 って装着しても走行開始後に自然に矯正され、高速走行時に滑止具本体が浮き上 がらず、タイヤハウジングに接触しないので耐久性の向上を図ることができると 共にタイヤから脱落するという事故を防止でき、さらに、タイヤへの装着に大き な力が不要であり、作業性が向上する。
【0022】 また、本考案は、タイヤ外側側の前記内周及び外周緊締索のうち、少なくとも 一方又は両方に締付具を介装したことを特徴とするものであるから、タイヤへの 滑止具の装着作業、特に緊締索の締付け及び弾性体の伸長を至極容易にかつ十分 にしかも小さな力で短時間で行なうことができ、また、タイヤから滑止具を取外 す作業も容易である。
【図1】本考案の第1実施例を示すものでタイヤへの装
着状態の正面図である。
着状態の正面図である。
【図2】弾性体の拡大正面図である。
【図3】締付具の一例を示す一部破断正面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示すものでタイヤへの装
着状態の正面図である。
着状態の正面図である。
【図5】第2実施例に採用される締付具の他の例を示す
一部破断正面図である。
一部破断正面図である。
【図6】従来例を示す平面図である。
【図7】従来例のタイヤへの装着状態を示す一部省略正
面図である。
面図である。
1 タイヤ用滑止具 2 滑止具本体 3 掛止部 4 掛止部 5 係合フック 6 係合フック 7 タイヤ内側側緊締索 8 タイヤ外側側の外周緊締索 10 タイヤ外側側の内周緊締索 11 弾性体 12 締付具
Claims (2)
- 【請求項1】 滑止具本体の幅方向各端縁の掛止部に係
合フックを介して非伸張性緊締索を係合するようにした
タイヤ用滑止具において、タイヤ外側側の前記緊締索
に、該緊締索よりも長さの短い非伸張性の内周緊締索
を、複数の弾性体により連結したことを特徴とするタイ
ヤ用滑止具。 - 【請求項2】 タイヤ外側側の前記内周及び外周緊締索
のうち、少なくとも一方又は両方に締付具を介装したこ
とを特徴とする請求項1のタイヤ用滑止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4776092U JPH068009U (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | タイヤ用滑止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4776092U JPH068009U (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | タイヤ用滑止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068009U true JPH068009U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=12784332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4776092U Pending JPH068009U (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | タイヤ用滑止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068009U (ja) |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP4776092U patent/JPH068009U/ja active Pending
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