JPH01208210A - 複輪用タイヤ滑り止め装置 - Google Patents
複輪用タイヤ滑り止め装置Info
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- JPH01208210A JPH01208210A JP3337988A JP3337988A JPH01208210A JP H01208210 A JPH01208210 A JP H01208210A JP 3337988 A JP3337988 A JP 3337988A JP 3337988 A JP3337988 A JP 3337988A JP H01208210 A JPH01208210 A JP H01208210A
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は複輪とされた車両のタイヤへ装着されて、積雪
路等でタイヤの滑りを防止する複輪用タイヤ滑り止め装
置に関する。
路等でタイヤの滑りを防止する複輪用タイヤ滑り止め装
置に関する。
積雪路等で使用される車両用タイヤ滑り止め装置として
は、金属チェーン製のものが一般的であった。しかしな
がら、金属チェーン製ものは脱着作業が容易ではなく、
走行中の振動・騒音が太きいことから車速を上げること
ができない等の欠点があった。
は、金属チェーン製のものが一般的であった。しかしな
がら、金属チェーン製ものは脱着作業が容易ではなく、
走行中の振動・騒音が太きいことから車速を上げること
ができない等の欠点があった。
そこで、小型乗用車やこれに準する車両用のタイヤ滑り
止め装置としては、ゴムや樹脂等で形成したコ字形断面
形状の複数の滑り止部材をロープで連結して梯子状とな
した装置や、同様な材料で本体を網状となした装置等が
普及してきている。
止め装置としては、ゴムや樹脂等で形成したコ字形断面
形状の複数の滑り止部材をロープで連結して梯子状とな
した装置や、同様な材料で本体を網状となした装置等が
普及してきている。
また、樹脂等で形成されてボス部からアーム部が放射状
に延出する滑り止め部材を、ホイールに取り付けられた
支持部材で支持するようにした装置も実用化されている
。
に延出する滑り止め部材を、ホイールに取り付けられた
支持部材で支持するようにした装置も実用化されている
。
ところで、トラックやバス等、車両総重量の大きな車両
では、駆動輪となる後輪が複輪とされているものが多く
、これらの車両では未だに金属チェーン製のタイヤ滑り
止め装置が用いられている。
では、駆動輪となる後輪が複輪とされているものが多く
、これらの車両では未だに金属チェーン製のタイヤ滑り
止め装置が用いられている。
第14図乃至第16図には、複輪に装着された金属チェ
ーン製のタイヤ滑り止め装置が示されている。
ーン製のタイヤ滑り止め装置が示されている。
第14図に示されるのはシングル形と称されるもので、
金属チェーンが外側タイヤにのみ装着されるようになっ
ている。第15図に示されるのはダブル形と称されるも
ので、一体の金属チェーンが外側タイヤと内側タイヤの
双方に装着されるようになっている。第16図に示され
るのはトリプル形と称されるもので、外側タイヤと内側
タイヤの夫々に独立して金属チェーンが装着されるよう
になっている。
金属チェーンが外側タイヤにのみ装着されるようになっ
ている。第15図に示されるのはダブル形と称されるも
ので、一体の金属チェーンが外側タイヤと内側タイヤの
双方に装着されるようになっている。第16図に示され
るのはトリプル形と称されるもので、外側タイヤと内側
タイヤの夫々に独立して金属チェーンが装着されるよう
になっている。
これらタイヤ滑り止め装置では、シングル形、ダブル形
、トリプル形の順で滑り止め性能が高くなるが、この順
番で重量が大きくなり脱着作業性も悪くなる。
、トリプル形の順で滑り止め性能が高くなるが、この順
番で重量が大きくなり脱着作業性も悪くなる。
前述したように複輪とされた車両は車両総重量の大きな
大型車に多いので、タイヤもそれに応じて大きなものと
なり、タイヤ滑り止め装置も大型化、重量化してより脱
着作業性が悪化する。このため、積雪路から乾燥路へ出
てもタイヤ滑り止め装置を取り外すタイミングがついつ
い遅れがちとなり、このことが路面を損傷する一因とな
っていた。
大型車に多いので、タイヤもそれに応じて大きなものと
なり、タイヤ滑り止め装置も大型化、重量化してより脱
着作業性が悪化する。このため、積雪路から乾燥路へ出
てもタイヤ滑り止め装置を取り外すタイミングがついつ
い遅れがちとなり、このことが路面を損傷する一因とな
っていた。
また、このような大型車は一般に業務用であるから、車
速を上げられないことで運行上の制約を大きく受けるこ
とになり、経済効率を悪くしていた。
速を上げられないことで運行上の制約を大きく受けるこ
とになり、経済効率を悪くしていた。
本発明は上記に鑑み、脱着作業性及び走行性能を向上さ
せることができる複輪用タイヤ滑り止め装置を提供する
ことが目的である。
せることができる複輪用タイヤ滑り止め装置を提供する
ことが目的である。
本発明に係る複輪用タイヤ滑り止め装置では、互いに隣
り合う一対のタイヤの外周面の夫々に周方向に沿って配
置される複数の滑り止め部材と、前記一対のタイヤの対
向間隙で前記複数の滑り止め部材を環状に連結する連結
部材と、を備えた構成としている。
り合う一対のタイヤの外周面の夫々に周方向に沿って配
置される複数の滑り止め部材と、前記一対のタイヤの対
向間隙で前記複数の滑り止め部材を環状に連結する連結
部材と、を備えた構成としている。
第1図乃至第6図には本発明に係る複輪用タイヤ滑り止
め装置の第1実施例が示されている。
め装置の第1実施例が示されている。
第1図に示されるように、この実施例のタイヤ滑り止め
装置では、滑り止め部材としての複数のアーム10が連
結部材としての複数のリンク12とジヨイント14を介
して連結されている。
装置では、滑り止め部材としての複数のアーム10が連
結部材としての複数のリンク12とジヨイント14を介
して連結されている。
アーム10は第2図及び第3図に示されるように、長手
方向中間部が滑らかに屈曲した略り字形断面の板材で、
樹脂等から形成されて弾性を有している。アームlOの
屈曲部内面には短辺側の面の端部にかけて一対のリブ1
6が形成されている。
方向中間部が滑らかに屈曲した略り字形断面の板材で、
樹脂等から形成されて弾性を有している。アームlOの
屈曲部内面には短辺側の面の端部にかけて一対のリブ1
6が形成されている。
アーム10の短辺側内面には一対のリブ16の中央部に
円形の突部が突設され、この突部の中央部には板厚方向
へ貫通する通し孔18が形成されている。アーム10の
長辺側は第3図(C)に示されるように幅方向に沿って
外面に向けて凸に湾曲され、外面には円柱形で硬質金属
製のスパイクピン20が複数突設され、内面には略半球
形の複数の突起22が一体に形成されている。
円形の突部が突設され、この突部の中央部には板厚方向
へ貫通する通し孔18が形成されている。アーム10の
長辺側は第3図(C)に示されるように幅方向に沿って
外面に向けて凸に湾曲され、外面には円柱形で硬質金属
製のスパイクピン20が複数突設され、内面には略半球
形の複数の突起22が一体に形成されている。
リンク12は軽金属やFRP (繊維強化プラスチック
)等から形成され、ジヨイント14に隣り合うものを除
いて他は全て同一形状とされ、第2図に示されるように
長手方向端部が板厚の約半分に切り欠かれるとともに、
板厚方向に貫通する通し孔24が形成されている。
)等から形成され、ジヨイント14に隣り合うものを除
いて他は全て同一形状とされ、第2図に示されるように
長手方向端部が板厚の約半分に切り欠かれるとともに、
板厚方向に貫通する通し孔24が形成されている。
互いに隣り合うリンク12は端部の切欠部同士が対向さ
れ、通し孔24に挿通されるボルト26、ワッシャ28
、ナツト30を介して連結されている。また、このボル
ト26はリンク12の外側でアームIOの通し孔18に
挿通されて、同時に一対のアーム10をリンク12へ連
結している。この一対のアーム10は長辺側が互いに離
隔するように配置されている。
れ、通し孔24に挿通されるボルト26、ワッシャ28
、ナツト30を介して連結されている。また、このボル
ト26はリンク12の外側でアームIOの通し孔18に
挿通されて、同時に一対のアーム10をリンク12へ連
結している。この一対のアーム10は長辺側が互いに離
隔するように配置されている。
前記ボルト26は軸部が段付形状とされて先端部側にの
み螺子山が螺設されていて、ナツト30の締付トルクに
拘りなくアーム10及びリンク12が、他のアーム10
及びリンク12のいずれに対しても変位可能となってい
る。
み螺子山が螺設されていて、ナツト30の締付トルクに
拘りなくアーム10及びリンク12が、他のアーム10
及びリンク12のいずれに対しても変位可能となってい
る。
ジヨイント14に隣り合うリンク12は、一端部が前記
同様の形状で前記同様に隣り合うリンク12と連結され
るが、第4図に示されるように他端部には切欠部が形成
されておらず、通し孔24は若干長手方向中央部寄りに
形成されている。この通し孔24には前記同様にしてボ
ルト26が挿通され、一対のアーム10を前記同様にし
てリンり12に連結している。
同様の形状で前記同様に隣り合うリンク12と連結され
るが、第4図に示されるように他端部には切欠部が形成
されておらず、通し孔24は若干長手方向中央部寄りに
形成されている。この通し孔24には前記同様にしてボ
ルト26が挿通され、一対のアーム10を前記同様にし
てリンり12に連結している。
また、このジヨイント14に隣り合うリンク12の他端
部には通し孔24よりも外側の先端部に通し孔32が形
成さており、一方のリンク12の通し孔32にはロープ
34が挿通され、他方のリンク12の通し孔32にはC
形のフック36が掛止されている。
部には通し孔24よりも外側の先端部に通し孔32が形
成さており、一方のリンク12の通し孔32にはロープ
34が挿通され、他方のリンク12の通し孔32にはC
形のフック36が掛止されている。
ロープ34及びフック36は、0形リング38及び0形
リング38へ摺動可能に取り付けられたC形すング40
とともにジヨイント14を構成している。ロープ34は
一端部に結び目34Aが形成されて通し孔32からの抜
は止めとされ、中間部が0形リング38に第4図のよう
に取り回されてC形すング40に巻き回されている。0
形リング38はフック36に掛止可能となっている次に
本実施例装置のタイヤへの着脱手順について説明する。
リング38へ摺動可能に取り付けられたC形すング40
とともにジヨイント14を構成している。ロープ34は
一端部に結び目34Aが形成されて通し孔32からの抜
は止めとされ、中間部が0形リング38に第4図のよう
に取り回されてC形すング40に巻き回されている。0
形リング38はフック36に掛止可能となっている次に
本実施例装置のタイヤへの着脱手順について説明する。
第5図及び第6図に示されるように、本実施例装置が装
着される車輪は複輪(所謂ダブルタイヤ)とされており
、一体に締結された2個のホイール42に夫々取り付け
られたタイヤ44はサイドウオール部が間隙Cを隔てて
対向している。
着される車輪は複輪(所謂ダブルタイヤ)とされており
、一体に締結された2個のホイール42に夫々取り付け
られたタイヤ44はサイドウオール部が間隙Cを隔てて
対向している。
本実施例装置は0形リング38がフック36から分離し
た状態で、第6図に示されるようにリンク12が間隙C
に位置し、アーム10の長辺側の面がタイヤ44の外周
に位置するようにタイヤ44へ配置される。
た状態で、第6図に示されるようにリンク12が間隙C
に位置し、アーム10の長辺側の面がタイヤ44の外周
に位置するようにタイヤ44へ配置される。
次いで、0形リング38がフック36に掛止され、C形
すング40で折り返され0形リング38から抜は出して
いるロープ34の自由端側(結び目34Aが形成されて
いる側の反対側端部)が牽引される。これにより、ロー
プ34は中間部がC形すング40及び0形リング38に
対して摺動し、結び目34AとC形すング40との間の
離間距離が短かくなってゆく。ロープ34に所定の張力
が発生したところで牽引を中止するが、牽引を中止して
もロープ34は中間部がC形すング40及び○形すング
38との間に発生する摩擦力により拘束されるので、緩
み出すことはない。
すング40で折り返され0形リング38から抜は出して
いるロープ34の自由端側(結び目34Aが形成されて
いる側の反対側端部)が牽引される。これにより、ロー
プ34は中間部がC形すング40及び0形リング38に
対して摺動し、結び目34AとC形すング40との間の
離間距離が短かくなってゆく。ロープ34に所定の張力
が発生したところで牽引を中止するが、牽引を中止して
もロープ34は中間部がC形すング40及び○形すング
38との間に発生する摩擦力により拘束されるので、緩
み出すことはない。
最後に、O形すング38から抜は出して張力の発生して
いない部分のロープ34をリンク12に巻回して、第4
図のように端止めをして作業が終了する。この状態では
、複数のリンク12及びジヨイント14は第1図に示さ
れるように多角形を形成し、アーム10は第6図に示さ
れるよう−に長辺側の内面がタイヤ44のトレッド部を
押圧している。
いない部分のロープ34をリンク12に巻回して、第4
図のように端止めをして作業が終了する。この状態では
、複数のリンク12及びジヨイント14は第1図に示さ
れるように多角形を形成し、アーム10は第6図に示さ
れるよう−に長辺側の内面がタイヤ44のトレッド部を
押圧している。
こうようにして装着される本実施例装置のタイヤ44か
らの装着解除は次のようになされる。始めにリンク12
に巻き回されているロープ34を解いてから、0形リン
グ38の第4図左側端部を図面紙面手前側に引いてロー
プ34の中間部に作用している摩擦力を軽減させロープ
34の張力を消失させる。そして、この後に0形リング
38をフック36から分離してから、タイヤ44から取
り外される。
らの装着解除は次のようになされる。始めにリンク12
に巻き回されているロープ34を解いてから、0形リン
グ38の第4図左側端部を図面紙面手前側に引いてロー
プ34の中間部に作用している摩擦力を軽減させロープ
34の張力を消失させる。そして、この後に0形リング
38をフック36から分離してから、タイヤ44から取
り外される。
次に本実施例装置のタイヤ滑り止め作用について説明す
る。
る。
タイヤ滑り止め装置は、アーム10の長辺側の面がタイ
ヤ44のトレッド部に押圧当接しているのでタイヤ44
と共に回転し、タイヤ44の接地部においてはタイヤ4
4と路面との間に位置してタイヤ44の滑り止め作用を
なす。即ち、積雪路においてアームlOO長辺側の面の
エツジ部が雪をかき、強いトラクション、ブレーキ性能
を発揮する。この際、タイヤ44の接地部周辺に位置す
るリンク12は、タイヤ44が接地部周辺で変形するの
に倣って隣り合うリンク12同士がボルト26を介して
の連結部で互いに回動して相対変位するので、タイヤ4
4の変形に滑らかに追従する。
ヤ44のトレッド部に押圧当接しているのでタイヤ44
と共に回転し、タイヤ44の接地部においてはタイヤ4
4と路面との間に位置してタイヤ44の滑り止め作用を
なす。即ち、積雪路においてアームlOO長辺側の面の
エツジ部が雪をかき、強いトラクション、ブレーキ性能
を発揮する。この際、タイヤ44の接地部周辺に位置す
るリンク12は、タイヤ44が接地部周辺で変形するの
に倣って隣り合うリンク12同士がボルト26を介して
の連結部で互いに回動して相対変位するので、タイヤ4
4の変形に滑らかに追従する。
これにより、積雪路は勿論のこと乾燥路においても振動
が少なく乗心地を悪化させることはない。
が少なく乗心地を悪化させることはない。
また、本実施例では突起22が局部的に強くタイヤ44
のトレッド部を押圧するか乃至はトレッド溝に喰い込む
ので、トラクション、ブレーキ力を発生する時にタイヤ
44とアーム10との間の滑りを抑制して効率的に力を
伝達することができる。
のトレッド部を押圧するか乃至はトレッド溝に喰い込む
ので、トラクション、ブレーキ力を発生する時にタイヤ
44とアーム10との間の滑りを抑制して効率的に力を
伝達することができる。
また、本実施例でスパイクピン20が設けられているの
で、周知のようにアイスバーンにおいても高い踏破性能
を発揮する。
で、周知のようにアイスバーンにおいても高い踏破性能
を発揮する。
また、タイヤ44と共に回転しているアーム10には、
長辺側の面をタイヤ44のトレッド部から離隔させるよ
うとする遠心力が作用するが、本実施例ではリブ16に
よってアーム10の屈曲部の曲げ剛性が高められていて
、長辺側の面が短辺側の面に対して大きく屈曲角度を変
えることがないので、遠心力による不具合を生じない。
長辺側の面をタイヤ44のトレッド部から離隔させるよ
うとする遠心力が作用するが、本実施例ではリブ16に
よってアーム10の屈曲部の曲げ剛性が高められていて
、長辺側の面が短辺側の面に対して大きく屈曲角度を変
えることがないので、遠心力による不具合を生じない。
なお、アーム10はリンク12等が間隙Cに位置してい
るから、タイヤ44の軸線方向へある程度は移動するこ
とがあっても、長辺側の面がタイヤ44のトレンド部か
ら離脱してしまうことはない。
るから、タイヤ44の軸線方向へある程度は移動するこ
とがあっても、長辺側の面がタイヤ44のトレンド部か
ら離脱してしまうことはない。
このように本実施例装置では、軽量な構造とすることが
でき、ジヨイント14を前記のように操作する簡単な作
業で複輪の両タイヤ44に容易に脱着することができる
とともに、装着状態は前述のトリプル型に相当して高い
滑り止め性能を発揮する。
でき、ジヨイント14を前記のように操作する簡単な作
業で複輪の両タイヤ44に容易に脱着することができる
とともに、装着状態は前述のトリプル型に相当して高い
滑り止め性能を発揮する。
第7図乃至第9図にはアーム10の変形例が示されてい
る。
る。
第7図に示されるアーム10では、長辺側の外面、即ち
接地面にはゴム板46が接着されており、耐摩耗性が向
上されている。ゴム板46はアーム10に接着剤を介し
て結合したり、第1実施例のよ・うにアーム10が樹脂
製の場合には型成形時にモールドにセットして融着させ
る等の種々の接着手段が適用可能である。
接地面にはゴム板46が接着されており、耐摩耗性が向
上されている。ゴム板46はアーム10に接着剤を介し
て結合したり、第1実施例のよ・うにアーム10が樹脂
製の場合には型成形時にモールドにセットして融着させ
る等の種々の接着手段が適用可能である。
第8図に示されるアーム10では、長辺側のエツジ部に
金属板からなるエツジプレート48が取り付けられてい
る。アーム10の摩耗はエツジ部から進行するのでエツ
ジプレート48によりエツジ部の摩耗が防止されて全体
の摩耗寿命が延長される。また、エツジプレート48に
よりエツジ効果が増大して、トラクション、ブレーキ性
能も向上する。
金属板からなるエツジプレート48が取り付けられてい
る。アーム10の摩耗はエツジ部から進行するのでエツ
ジプレート48によりエツジ部の摩耗が防止されて全体
の摩耗寿命が延長される。また、エツジプレート48に
よりエツジ効果が増大して、トラクション、ブレーキ性
能も向上する。
第9図に示されるアーム10では、エツジプレート48
にスパイクピン20が突設されており、特にアイスバー
ンにおけるトラクション、ブレーキ性能が著しく向上す
る。
にスパイクピン20が突設されており、特にアイスバー
ンにおけるトラクション、ブレーキ性能が著しく向上す
る。
なお、第8図及び第9図のエツジプレート48は、略C
字形断面形状として両側を分離した構造や、略C字形断
面形状として両側を一体とした構造等とすることができ
る。
字形断面形状として両側を分離した構造や、略C字形断
面形状として両側を一体とした構造等とすることができ
る。
第10図にはアーム10の配置状態が異なる第1実施例
の変形例が示されており、夫々のタイヤ44に対応する
アーム10は並列せずに全体として千鳥状配置となって
いる。この場合には、リンク12とリンク12を連結す
る1本のボルト26には1本のアーム10が対応するこ
とになり、リンク12は長さが短かくなって本数が倍増
するので、タイヤ44の変形に対する追従性がよりなめ
らかになって振動が軽減し、乗心地が向上する。
の変形例が示されており、夫々のタイヤ44に対応する
アーム10は並列せずに全体として千鳥状配置となって
いる。この場合には、リンク12とリンク12を連結す
る1本のボルト26には1本のアーム10が対応するこ
とになり、リンク12は長さが短かくなって本数が倍増
するので、タイヤ44の変形に対する追従性がよりなめ
らかになって振動が軽減し、乗心地が向上する。
また、車両の左右両輪間において、トラクション、ブレ
ーキ性能が均一となるので、直進性、特に制動時の直進
性が向上する。
ーキ性能が均一となるので、直進性、特に制動時の直進
性が向上する。
第11図乃至第13図には本発明の第2実施例が示され
ている。この実施例では、アーム10が断面路丁字形と
されており、1本の了−ム10が互いに対向する一対の
タイヤ44の双方のトレッド部に押圧当接するようにな
っている。
ている。この実施例では、アーム10が断面路丁字形と
されており、1本の了−ム10が互いに対向する一対の
タイヤ44の双方のトレッド部に押圧当接するようにな
っている。
この実施例の場合には、アーム10の本数が半減するの
で、部品点数が大幅に減少し組立に要する時間も軽減さ
れる。
で、部品点数が大幅に減少し組立に要する時間も軽減さ
れる。
以上に説明した通り本発明に係る複輪用クイヤ滑り止め
装置では、互いに隣り合う一対のタイヤの外周面の夫々
に周方向に沿って配置される複数の滑り止め部材と、前
記一対のタイヤの対向間隙で前記複数の滑り止め部材を
環状に連結する連結部材と、を備えて構成されるので、
脱着作業性及び走行性能を向上させることができる効果
を有する。
装置では、互いに隣り合う一対のタイヤの外周面の夫々
に周方向に沿って配置される複数の滑り止め部材と、前
記一対のタイヤの対向間隙で前記複数の滑り止め部材を
環状に連結する連結部材と、を備えて構成されるので、
脱着作業性及び走行性能を向上させることができる効果
を有する。
第1図は本発明に係る複輪用タイヤ滑り止め装置の第1
実施例を示す概略正面図、第2図は第1実施例における
アームとリンクの連結部の詳細を示す分解斜視図、第3
図は第1実施例におけるアームの詳細図で(A)は縦断
面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図、第4図は
第1実施例におけるジヨイントを示す詳細正面図、第5
図は第1実施例のタイヤへの装着状態を示す斜視図、第
6図は第5図の断面図、第7図乃至第9図はアームの変
形例を示す斜視図、第10図はアートの配置状態が異な
る第1実施例の変形例を第5図に対応して示す斜視図、
第11図は本発明の第2実施例を第5図に対応して示す
斜視図、第12図は第11図の断面図、第13図は第2
実施例におけるアームとリンクの連結部の詳細を示す分
解斜視図、第14図乃至第16図は従来の複輪用タイヤ
滑り止め装置のタイヤへの装着状態を示す斜視図である
。 10・・・アーム(滑り止め部材)、 12・・・リンク(連結部材)、 14・・・ジヨイント(連結部材)、 44・・・タイヤ。
実施例を示す概略正面図、第2図は第1実施例における
アームとリンクの連結部の詳細を示す分解斜視図、第3
図は第1実施例におけるアームの詳細図で(A)は縦断
面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図、第4図は
第1実施例におけるジヨイントを示す詳細正面図、第5
図は第1実施例のタイヤへの装着状態を示す斜視図、第
6図は第5図の断面図、第7図乃至第9図はアームの変
形例を示す斜視図、第10図はアートの配置状態が異な
る第1実施例の変形例を第5図に対応して示す斜視図、
第11図は本発明の第2実施例を第5図に対応して示す
斜視図、第12図は第11図の断面図、第13図は第2
実施例におけるアームとリンクの連結部の詳細を示す分
解斜視図、第14図乃至第16図は従来の複輪用タイヤ
滑り止め装置のタイヤへの装着状態を示す斜視図である
。 10・・・アーム(滑り止め部材)、 12・・・リンク(連結部材)、 14・・・ジヨイント(連結部材)、 44・・・タイヤ。
Claims (1)
- (1)互いに隣り合う一対のタイヤの外周面の夫々に周
方向に沿って配置される複数の滑り止め部材と、前記一
対のタイヤの対向間隙で前記複数の滑り止め部材を環状
に連結する連結部材と、を備えたことを特徴とする複輪
用タイヤ滑り止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63033379A JP2743969B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 複輪用タイヤ滑り止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63033379A JP2743969B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 複輪用タイヤ滑り止め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01208210A true JPH01208210A (ja) | 1989-08-22 |
JP2743969B2 JP2743969B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12384958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63033379A Expired - Lifetime JP2743969B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 複輪用タイヤ滑り止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2743969B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006049403A1 (en) * | 2004-11-03 | 2006-05-11 | Il Jun Park | Preventing device of sliding for vehicle |
KR100794048B1 (ko) * | 2006-12-07 | 2008-01-10 | 박일준 | 차량용 미끄럼 방지 장치 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090050249A1 (en) | 2007-02-16 | 2009-02-26 | Scs Systems | Anti-slipping device for dual tires |
KR100949243B1 (ko) * | 2009-09-29 | 2010-03-24 | 강대진 | 차량용 스노우 체인 |
KR101499888B1 (ko) * | 2012-02-24 | 2015-03-10 | 이창호 | 복륜용 미끄럼 방지 장치 |
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JPS4320243Y1 (ja) * | 1964-10-28 | 1968-08-26 | ||
JPS4835503A (ja) * | 1971-09-04 | 1973-05-25 |
-
1988
- 1988-02-16 JP JP63033379A patent/JP2743969B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4320243Y1 (ja) * | 1964-10-28 | 1968-08-26 | ||
JPS4835503A (ja) * | 1971-09-04 | 1973-05-25 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006049403A1 (en) * | 2004-11-03 | 2006-05-11 | Il Jun Park | Preventing device of sliding for vehicle |
US7624778B2 (en) | 2004-11-03 | 2009-12-01 | Il Jun Park | Traction device for dual wheels |
KR100794048B1 (ko) * | 2006-12-07 | 2008-01-10 | 박일준 | 차량용 미끄럼 방지 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2743969B2 (ja) | 1998-04-28 |
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