JPH0677718B2 - 塗膜形成方法 - Google Patents

塗膜形成方法

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JPH0677718B2
JPH0677718B2 JP59182126A JP18212684A JPH0677718B2 JP H0677718 B2 JPH0677718 B2 JP H0677718B2 JP 59182126 A JP59182126 A JP 59182126A JP 18212684 A JP18212684 A JP 18212684A JP H0677718 B2 JPH0677718 B2 JP H0677718B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、美観に優れた塗膜の形成方法に関するもので
ある。
近時、建造物の外壁などにエマルジョンタイプの塗料、
例えばアクリルゴム系の弾性塗料を塗布して該塗料特有
の凹凸のある、また弾性のある面を得ようとする試みが
行われている。
[従来の技術及びその問題点] かかる塗面を得る場合、通常基材の上に下塗り塗料、ア
クリルゴム系弾性塗料、上塗り塗料の順に塗るのが一般
的である。しかしながら、現在アクリルゴム系弾性塗料
に対する密着性の良好な下塗り、又は上塗り塗料は非常
に少い。かかる用途に用いられる代表的な例として二液
架橋型のアクリルウレタン樹脂塗料があるが、かかる樹
脂はイソシアネートなどの架橋剤を使用するのでポット
ライフの制約があり、作業性の点で大きな問題がある。
又アクリルウレタン系の樹脂塗料はコストが非常に高い
ため、一般的な普及を妨げている。又、ウレタン樹脂以
外にも下塗り塗料として使用されうるものもあるが、上
塗りとしては変色の問題等で使用できない等上塗り、下
塗りで樹脂を変えなければならない等の問題がある。従
って業界では、アクリルウレタン樹脂の如き高価な樹脂
を用いることなく、上塗り、下塗り兼用タイプであって
密着性及び作業性にも優れた塗料の開発が望まれてお
り、又それによるアクリルゴム系弾性塗料の特性を生か
した塗膜形成方法の確立が急務となっている。
[問題点を解決するための手段] しかるに本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、 (A)2種以上の樹脂からなる組成物中の10〜90重量%
が塩基性モノマーを1〜30重量%含有する樹脂である塗
料 (B)アクリルゴム系弾性塗料 を(A)、(B)任意の順に基材に塗布する場合、前記
問題を解決しうることを見出し、本発明をするに到っ
た。
本発明においては、上記塗料(A)をアクリルゴム系弾
性塗料(B)という特定の塗料の下塗り用、あるいは上
塗り用として用いて塗膜を形成させる点に特徴があり、
以下に述べるように塗料(A)は特定の樹脂の混合物で
なければ本発明の目的とする美麗な塗膜形成は到底望め
ないものである。
まず塗料(A)は2種以上の樹脂からなる樹脂組成物で
あって、かつ該組成物中の10〜90重量%が塩基性モノマ
ーを1〜30重量%含有する樹脂(以下該樹脂を塩基性樹
脂と言う)でなければならない。即ち、換言すれば塗料
(A)は10〜90重量%の塩基性樹脂と90〜10重量%のそ
れ以外の樹脂よりなるものである。かかる範囲以外では
アクリルゴム系に対する密着性、ならびに塗料(A)そ
のものの物性の低下が見られる。該塩基性樹脂における
塩基性モノマーとしてはジメチルアミノエチルアクリレ
ート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチル
アミノプロピルアクリレート、ジメチルアミノプロピル
メタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、
ジエチルアミノエチルメタクリレート、ブチルアミノエ
チルアクリレート、ブチルアミノエチルメタクリレー
ト、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−メ
チル−5−ビニルピリジン、2−エチル−5−ビニルピ
リジン、N−ビニルイミダゾール、2−メチル−N−ビ
ニルイミダゾール、ジメチルアリルアミン、ジアリルア
ミン、ビニルピロドリン、ビニルキノリン、ビニルイソ
キノリン、N,N−ジメチルアミノエチルビニルエーテ
ル、2−(N,N−ジメチルアミノ)−4−ビニルピリミ
ジン、トランス−1,2−ジピリジルエチレン、3−シン
ナモイルピリジン、2−メチル−5−シンナモイルピリ
ジン、4,6−ジアミノ−2−ビニル−5−トリアジンの
群から選ばれる少なくとも一種が例示される。該モノマ
ーは塩基性樹脂中の1〜30重量%、より好ましくは5〜
20重量%使用する。1重量%以下ではアクリルゴム系弾
性塗料との密着性が低下し、30重量%以上では耐水性の
低下、表面タックの発生など塗料として物性に問題を生
ずるようになる。塩基性樹脂における塩基性モノマー以
外の構成々分は塗料として特に壁などの使用に適する通
常の単量体で前記塩基性モノマーと共重合性を有するも
のであれば良いが、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)ア
クリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル等の他、スチレン、ビニルトルエン、バーサチック酸
ビニル、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル
アミド、(メタ)アクリル酸グリシジルエステル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシエチルエステル、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシプロピルエステル、(メタ)アクリ
ル酸ヒドロキシエチルエステル等が用いられる。特に塗
膜の物性の点からメタクリル酸メチル及び/又はスチレ
ンを塩基性樹脂中の40〜80重量%程度となる様に使用す
ると好ましい結果が得られる。
一方塗料(A)における塩基性樹脂と混合される樹脂
は、塩基性樹脂と相溶性があってかつ塗料として一般に
使用されるものであれば特に限定されるものではない
が、通常はメタクリル酸メチル及び/又はスチレンを主
成分とし、他に前記塩基性モノマー以外の単量体を共重
合した樹脂が使用される。かかる樹脂の中でも特に樹脂
中に数重量%、好ましくは0.5〜2重量%程度の酸性モ
ノマー、例えば無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン
酸モノアルキル、フマール酸、フマール酸モノアルキ
ル、無水イタコン酸、イタコン酸、イタコン酸モノアル
キル、無水シトラコン酸、シトラコン酸、アクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸の群から選ばれる少くとも一
種を使用する場合、塗料(A)の顔料分散性が更に向上
するので後述するように特に上塗り用として好ましい実
施態様である。更にリン酸エステル含有モノマーなどを
共重合させることもできる。但し、本発明においては前
記塩基性樹脂とそれ以外の樹脂、特に好ましくは酸性モ
ノマーを含有する樹脂を混合することが必須であり、例
えば塩基性樹脂中に同時に酸性モノマーを導入した共重
合体を用いたり、あるいは塗料(A)として混合物を用
いずに塩基性樹脂を単独で用いて該樹脂中の塩基性モノ
マーの含有量を適宜調整してもいずれもアクリルゴム系
弾性塗料(B)との密着性が低下する傾向があり、本発
明の目的を達成することはできない。
塗料(A)は上記の如き樹脂の組成物であればアクリル
ゴム系弾性塗料(B)に対し良好な密着性を有するもの
であるが、かかる塗料(A)を特に上塗り用として用い
る時には更に耐クラック性、光沢、耐候性、顔料分散性
等、下塗り用に比較して非常に厳密な性能を要求される
ので実用的にはより限定された樹脂組成のものを用いる
ことが必要となる。かかる上塗り用樹脂組成として好ま
しい態様は次の如くである。
まず、塩基性樹脂においてはジメチルアミノエチルアク
リレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエ
チルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチル
アクリレートより選ばれる少くとも一種の塩基性モノマ
ーの含有量が1〜30重量%でかつ塩基性モノマー以外の
構成々分がスチレン0〜50重量%、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル等のアルキル基
の炭素数が1〜8の(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルより選ばれる少くとも一種が10〜80重量%、(メタ)
アクリル酸2−エチルヘキシル等の官能基を有する(メ
タ)アクリル酸エステルより選ばれる少くとも一種が0
〜20重量%を基本構成とし、かつ得られる塩基性樹脂の
数平均分子量が10,000〜40,000、ガラス転移温度(Tg)
が0〜50℃の範囲内にあるものが使用される。又、該樹
脂と混合される樹脂においてはスチレン0〜50重量%、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のアルキル基
の炭素数が1〜8の(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルより選ばれる少くとも一種が10〜80重量%、等の官能
基を有する(メタ)アクリル酸エステルよりなるものを
基本構成とし、これにより好ましくは酸性モノマーを0.
5〜2重量%程度導入したものでかつ数平均分子量10,00
0〜40,000、Tg0〜50℃のものが用いられる。
かくして上記樹脂の混合物中において塩基性樹脂の占め
る割合は20〜80重量%、より好ましくは20〜40重量%で
あることが上塗り塗料としての性能を最大に発揮するの
でかかる範囲内の割合で混合することが望ましい。
尚、塗料(A)における塩基性樹脂及びこれと混合する
樹脂は各々従来公知の方法で製造できるので特に限定は
ないが、代表的には溶媒の存在下又は不存在下に塩基モ
ノマー及び/又はその他の単量体を触媒と共に仕込み、
90〜110℃で8〜12時間程度反応させることにより得ら
れる。かかる反応溶媒としてはトルエン、キシレン、メ
チルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等が任意に
用いられ、又重合触媒としてはアゾビスイソブチロニト
リル、アゾビスイソバレロニトリル等が仕込みモノマー
全量に対し、0.2〜1.0重量%程度使用される。
アクリルゴム系弾性塗料(B)とは、アクリル酸エステ
ル又はメタクリル酸エステルの共重合体であり、通常は
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−
エチルヘキシル等の共重合体、例えばスチレン/アクリ
ル酸2−エチルヘキシル共重合体、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル/アクリロニトリル共重合体、アクリル酸ブ
チル/アクリロニトリル共重合体等である。この共重合
体には架橋反応を容易に行わせるため、各種の官能基、
例えばアクリル酸等が共重合させられ、いわゆるカルボ
キシル基含有アクリル系共重合体エマルジョンタイプの
塗料として使用される。更に必要に応じてアルミニウ
ム、亜鉛等を用いて金属によるキレート架橋を行わせる
が、特に限定されるものではない。
上記塗料(A)、(B)にはその目的に応じて顔料を配
合したり、その他可塑剤、垂れ防止剤、沈降防止剤、消
泡剤などの添加剤を加えたり、又有機溶剤に更に希釈し
ても良い。
顔料としては酸化チタン、炭酸カルシウム、タルク、リ
トポン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、アルミナ、ク
レー、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、紺
青、群青、レーキイエロー、黄鉛、オーカイエロー、ハ
ンザイエロー、ベンガラ、レーキレッド、クロムバーミ
リオン、フタロシアニングリーン、酸化クロム等を単独
で又は二種以上混合して用いることができる。
又、有機溶剤としてはトルエン、キシレン、ベンゼン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジメチ
ルケトン、ジエチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチル、
酢酸プロピル、酢酸ブチル、セロソルブ、セロソルブア
セテート、カルビトール等が使用される。
しかして塗料(A)、アクリルゴム系弾性塗料(B)を
基材に塗布するという本発明の塗膜形成方法を実施する
場合には、基材上に実用に適合した任意の順で各々の塗
料が塗布される。いずれにしても塗料(A)塗膜面と塗
料(B)の塗膜面とが接触する様に施行を実施すれば本
発明の効果は充分発揮されるのである。塗料(A)、
(B)の塗膜面が極めて良好な密着性を発揮するので、
耐水性、耐候性等が優れ、美麗な塗膜の形成が可能とな
る。最も一般的には基材上に下塗り用として塗料(A)
を塗布、更にアクリルゴム系弾性塗料(B)を塗布した
後、上塗り用として適宜顔料等を加えた塗料(A)を塗
布するが、これに限らず基材−塗料(A)−塗料
(B)、基材−塗料(B)−塗料(A)などでも本発明
の特徴は充分に発揮させ得るものである。
基材としてはモルタル、コンクリート、スレート、木材
等が任意に用いられる。
塗装方法としてはコテ塗り、刷毛塗り、ローラー塗り、
スプレー塗りなどの方法が採用される。塗布量は下塗
り、上塗り等の目的・使用形態によって異ってくるので
一概に決められないが、通常固形分換算で10〜100g/m2
の範囲から適宜選択される。
[発明の効果] かくして得られる塗膜はアクリルゴム系弾性塗料特有の
なだらかな凹凸に富んだ弾性的な、かつ美しい塗面をも
つもので、かかる塗面は建築物の外部装飾壁として非常
に有用なものである。
[実施例] 以下実施例を挙げて本発明の方法を更に詳しく説明す
る。尚、例中「部」とあるのは特にことわりのない限
り、重量基準である。
・塗料(A)中、塩基性樹脂として次にA1−1〜A1−12
の樹脂、それ以外の樹脂としてA2−1〜A2−5を用意し
た。但し樹脂の共重合比は重量比である。
A1−1:スチレン/メタクリル酸メチル/アクリル酸n−
ブチル/ジエチルアミノエチルメタクリレート=27/35/
28/10 (ガラス転移温度Tg28℃、数平均分子量Mn26,000) A1−2:同上組成で共重合比が60/10/28/2 (Tg32℃、Mn29,000) A1−3:同上組成で共重合比が10/70/22/8 (Tg19℃、Mn24,000) A1−4:スチレン/アクリル酸n−ブチル/ジエチルアミ
ノエチルメタクリレート=75/20/5 (Tg43℃、Mn22,000) A1−5:メタクリル酸メチル/アクリル酸n−ブチル/ジ
エチルアミノエチルメタクリレート=75/20/5 (Tg51℃、Mn55,000) A1−6〜10:A1−1においてジチルアミノエチルメタク
リレートの代わりに2−ビニルピリジン(A1−6:Mn24,0
00)、N−ビニルイミダゾール(A1−7:Mn26,000)、ジ
メチルアリルアミン(A1−8:Mn23,000)、ビニルピロリ
ドン(A1−9:Mn26,000)、ジエチルアミノエチルメタク
リレート(A1−10:Mn25,000)を使用した樹脂。
A1−11:メタクリル酸メチル/メタクリル酸n−ブチル
/ジエチルアミノエチルメタクリレート=24/70/6 (Tg35℃、Mn27,000) A1−12:スチレン/メタクリル酸メチル/アクリル酸2
−エチルヘキシル/ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト=20/43/30/7 (Tg28℃、Mn25,000) A2−1:スチレン/メタクリル酸メチル/アクリル酸n−
ブチル/アクリル酸=27/43/28/1 (Tg38℃、Mn25,000) A2−2:スチレン/メタクリル酸メチル/アクリル酸n−
ブチル/マレイン酸=50/25/24/1 (Tg43℃、Mn27,000) A2−3:スチレン/メタクリル酸メチル/メタクリル酸n
−ブチル=30/40/30 (Tg34℃、Mn24,000) A2−4:スチレン/メタクリル酸n−ブチル=70/30 (Tg30℃、Mn27,000) A2−5:メタクリル酸/メタクリル酸n−ブチル=70/30 (Tg37℃、Mn41,000) ・比較のために次の樹脂を用意した。
C−1:スチレン/メタクリル酸メチル/メタクリル酸n
−ブチル/ジエチルアミノエチルメタクリレート/アク
リル酸=27/33/28/10/2 (Tg28℃、Mn24,000) C−2:同上組成で共重合比が27/43.2/28/1.6/0.2 (Tg36℃、Mn23,000) 実施例 塗料(A)として上記A1及びA2の樹脂を表に示す如き組
合せ、割合で混合した後、混合樹脂と同量のトルエンを
加えて希釈して下塗り塗料及び上塗り塗料を各々調製し
た。次に下塗り塗料を基材(ストレート板)上に刷毛に
て塗布量30g/m2(固形分換算)となるように塗布後、温
度20℃にて24時間乾燥し、この上に市販のアクリルゴム
系弾性塗料(B)(組成:アクリル酸2−エチルヘキシ
ル/アクリロニトリル/アクリル酸=85/10/5重量比)
を同様に塗布した。乾燥後、更に上塗り塗料(但し、顔
料として酸化チタンを塗料100部に対し、3.5部配合)を
塗布量50g/m2(固形分換算)となるようにスプレーで塗
布、これを温度20℃で乾燥した。
かくして得られた塗膜について塗料(A)層と塗料
(B)層との密着性を調べた。
結果を表に示す。
比較例 実施例において塗料(A)のかわりに表に示す如き塗料
を使用して塗膜を形成した。
かかる塗膜について同様に性能評価を行った。
結果を表に示す。
尚、性能評価は以下の如くして行った。
1,下塗り塗料とアクリルゴム系弾性塗料との密着性・標
準状態及び浸水後の項はJIS A−6910付着テストに準
拠して測定した。
尚、剥離部の欄の表示は下塗り用塗料の層をa、アクリ
ルゴム系弾性塗料の層をb、上塗り用塗料の層をcとし
て前記付着テストにおける引張試験の際にa、b、c層
のどの部分で剥離が起ったかを表わす。
表示において「a/b」とあるのはa層とb層の界面で剥
離が起ったことを示し、a層とb層の密着性が弱いこと
を示す。又「b,a/b」とあるのは剥離の大部分はb層で
あるが、一部にa層とb層の界面における剥離も観察さ
れたことを示し、「a/b,b」はその逆である。
従ってa層及びb層、b層及びc層の密着性がいずれも
良好である場合には、剥離部は「b」と表示されること
になる。
2,上塗り塗料とアクリルゴム系弾性塗料との密着性・ゴ
バン目テスト(1)(初期密着性及び二次密着性の項)
塗膜表面にサンシャインウェザーメーターで500時間照
射後、「セロテープテスト」によって調べた。
・ゴバン目テスト(2)(二次密着性の項) 塗膜試験片を40℃の温水に7日間浸漬後、「セロテープ
テスト」によって調べた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)2種以上の樹脂からなる組成物中の
    10〜90重量%が塩基性モノマーを1〜30重量%含有する
    樹脂である塗料 (B)アクリルゴム系弾性塗料 を(A)、(B)任意の順に基材に塗布することを特徴
    とする塗膜形成方法
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