JP2799282B2 - ソフトブロック - Google Patents

ソフトブロック

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JP2799282B2
JP2799282B2 JP5174000A JP17400093A JP2799282B2 JP 2799282 B2 JP2799282 B2 JP 2799282B2 JP 5174000 A JP5174000 A JP 5174000A JP 17400093 A JP17400093 A JP 17400093A JP 2799282 B2 JP2799282 B2 JP 2799282B2
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JP
Japan
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soft block
foam
coating
present
soft
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太一郎 井上
篤 見塩
龍吾 今脇
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株式会社学習研究社
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はソフトブロックに関
し、詳しくは幼児が乗ったり積み重ねたりして遊ぶため
の遊戯用ソフトブロック、あるいは床材等に使用可能な
ソフトブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、主として幼児等が乗ったり積
重ねたりして遊ぶための遊戯用ソフトブロックが知られ
ている。こうしたソフトブロックの材料として、従来、
発泡ポリエチレンや発泡EVA(エチレン−酢酸ビニル
共重合体)が知られている。ところで、こうしたソフト
ブロックの製作は、発泡体原反をスライスし、貼り合わ
せるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た方法で製作されたソフトブロックの表面は平滑でな
く、微細な凹凸を有している。このため、遊戯中にソフ
トブロック表面が汚れ易く、また一旦ついた汚れがなか
なか落ちにくいという問題点を有している。
【0004】そこで、この問題点を解消する手段とし
て、表面を塗料等でコーティングすることが考えられ
る。しかし、この方法は最も簡単な方法であるが、通常
の塗料では塗膜が硬くなるため、ブロックの変形に追従
できない。
【0005】この発明はこうした事情を考慮してなされ
たもので、プラスチック製発泡体の表面に弾性を有する
被膜を設けることにより、表面が汚れにくく、また仮に
汚れても容易に汚れをおとすことができ、更に発泡体の
変形に追従可能なソフトブロックを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、プラスチッ
ク製発泡体の表面に、引張強度60〜180Kgf/c
2 、伸び約200%である被膜を被覆し、かつこの被
膜がアクリル系樹脂を主原料としたコーティング剤を前
記発泡体表面にコートすることにより得られるものであ
ことを特徴とするソフトブロックである。この発明に
おいて、前記プラスチック製発泡体の材料としては、例
えばポリエチレン,エチレン−酢酸ビニル共重合体(E
VA),ポリウレタン,ポリ塩化ビニルが挙げられる。
【0007】この発明において、前記被膜としては、引
張強度60〜180Kgf/cm2、伸び約200%
ものを用いた。この理由は、引張強度が60Kgf/c
2未満ではソフトブロックが加圧されたとき、被膜が
破断しやすくなり、耐久性に問題が生じるからである。
また、引張強度が180Kgf/cm2 を越えると、被
膜が硬くなり、良好な感触を得られなくなるからであ
る。更に、伸びを約200%としたのは、ブロック加圧
時の変形量を考慮し、充分に追従できるとの判断からで
ある。
【0008】この発明において、前記被膜としては、
クリル系樹脂を主原料としたコーティング剤を前記発泡
体表面にコートすることにより得られるものを用いた。
(なお、塩化ビニル系やウレタン系を主原料としたコー
ティング剤では発泡体の変形に追従できず、被膜が割れ
たり剥がれたりするため、好ましくない。)
【0009】
【作用】この発明のソフトブロックは、発泡体の原反を
スライス,貼り合せて所定の形状のプラスチック製発泡
体を形成した後、例えばアクリル系樹脂を主原料とした
コーティング剤を前記発泡体表面にコートして被膜を形
成することにより得られる。
【0010】この発明によれば、プラスチック製発泡体
の表面に弾性を有する被膜を設けることにより、表面が
汚れにくいとともに、また仮に汚れても容易に汚れをお
とすことができ、更に発泡体の変形に追従することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1
(A),(B)を参照して説明する。ここで、図1
(A)はこの発明に係る遊戯用ソフトブロックの斜視図
で、図1(B)は図1(A)のX−X線に沿う断面図で
ある。
【0012】この発明に係る立方体状の遊戯用ソフトブ
ロック1は、EVA製発泡体2と、この発泡体2の表面
に被覆された引張強度約120Kgf/cm2 ,伸び約
200%の被膜3とからなる。ここで、前記被膜3は、
アクリル系樹脂を主原料としたコーティング剤を塗布し
て形成されたものである。具体的なコーティング剤の組
成は、 (1) トルエン …20部 (2) キシレン …22部 (3) 酢酸ブチル …8部 (4) メタクリル酸アルキルエステルとメタクリル酸 ヒドロキシアルキルエステルの共重合体 …38部 (5) HMDI系イソシアネート …12部 である。
【0013】このように、上記実施例に係る遊戯用ソフ
トブロックは、EVA製発泡体2の表面に適宜な引張強
度,伸びを有する被膜3を設けることにより、表面が汚
れにくいとともに、仮に汚れても容易に汚れをおとすこ
とができる。また、発泡体2が変形しても、上記被膜3
がこの変形に十分追従できるため、被膜3が発泡体2に
良好に密着することできる。従って、被膜3が割れたり
剥がれたりすることを回避できる。
【0014】なお、上記実施例では、立方体状の遊戯用
ソフトブロックについて述べたが、これに限らず、図2
(A)のような直方体形状、図2(B)のような円柱体
形状、図2(C)のような円筒体形状、図2(D)のよ
うな三角形状、図2(E)のように凹部を有する形状等
種々の遊戯用ソフトブロックでもよい。
【0015】また、上記実施例では、遊戯用ソフトブロ
ックの場合について述べたが、これに限らず、薄くスラ
イスした発泡体に被膜を形成して床材や壁の内側の建材
等に使用してもよい。
【0016】更に、上記実施例では、EVA製発泡体を
用いた場合について述べたが、これに限らず、他のプラ
スチックからなる発泡体でもよい。また、この発明に係
るソフトブロックを例えば床材に用いる場合、スライス
したプラスチック製発泡体のコーナー部にゴム状弾性体
を設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
プラスチック製発泡体の表面に弾性を有する被膜を設け
ることにより、表面が汚れにくいとともに、仮に汚れて
も容易に汚れをおとすことができ、また発泡体の変形に
追従可能で割れ,剥がれ等がなく、遊戯用,床材等にも
使用可能なソフトブロックを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る遊戯用ソフトブロッ
クの説明図であり、図1(A)は遊戯用ソフトブロック
の斜視図、図1(B)は図1(A)のX−X線に沿う断
面図。
【図2】この発明の他の実施例に係るソフトブロックの
その他の例の説明図。
【符号の説明】
1…ソフトブロック、 2…EVA製発泡体、
3…被膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 A63H 33/04 - 33/14 D06N 1/00 - 7/00 C08J 9/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製発泡体の表面に、引張強
    度60〜180Kgf/cm 2 、伸び約200%である
    被膜を被覆し、かつこの被膜がアクリル系樹脂を主原料
    としたコーティング剤を前記発泡体表面にコートするこ
    とにより得られるものであることを特徴とするソフトブ
    ロック。
JP5174000A 1993-07-14 1993-07-14 ソフトブロック Expired - Fee Related JP2799282B2 (ja)

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JPH0724945A JPH0724945A (ja) 1995-01-27
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