JP3088208B2 - 非水系樹脂組成物 - Google Patents

非水系樹脂組成物

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JP3088208B2 JP04323812A JP32381292A JP3088208B2 JP 3088208 B2 JP3088208 B2 JP 3088208B2 JP 04323812 A JP04323812 A JP 04323812A JP 32381292 A JP32381292 A JP 32381292A JP 3088208 B2 JP3088208 B2 JP 3088208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種塗装剤用ビヒクルと
して有用な非水系樹脂組成物に関し、また、該ビヒクル
として用いるとき、優れた顔料分散性を有し、得られる
塗装剤の塗膜が、スレート材、モルタル等の無機質基
材、木質基材、鉄材等の金属基材などに対する優れた付
着性を有するため、これらの基材に直接塗布可能な塗装
剤ビヒクルとして用いることができるとともに、水性エ
マルジョン型塗装剤塗膜面やアルキッド樹脂塗装剤等の
塗膜面に対しても優れた付着性を有するので、既設塗膜
の上に塗り重ねることのできる補修用塗装剤ビヒクルと
して、さらに金属防錆塗膜や水性吹付けタイル塗膜等の
トップコート剤ビヒクルとして使用することができ、且
つ、得られる塗装剤塗膜に優れた耐水性、耐アルカリ
性、耐候性を付与することができる卓越した非水系樹脂
組成物に関し、
【0002】詳しくは、特定の炭化水素系溶媒を主成分
とする有機溶媒中に特定の単量体を構成成分として含む
共重合体を含有する非水分散型樹脂組成物であって、該
組成物中の溶解型分散安定剤成分の重量平均分子量が5
〜15万であることを特徴とする非水分散型樹脂組成物
に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、塗装剤用のビヒクルとしては、優
れた塗膜を形成することから有機溶媒溶解型樹脂組成物
が多くの用途に用いられてきた。しかし、近年、大気汚
染性や環境衛生上の問題点及び貯蔵や使用に際しての防
火上の安全性等の観点から光学不活性な脂肪族炭化水素
系溶媒を代表とした比較的引火点の高い非極性有機溶媒
に溶解または分散された樹脂組成物が注目され、中でも
非水分散型樹脂は通常の有機溶媒溶解型樹脂に比較し高
固形分にすることが可能であり、また粘度挙動上チキソ
トロピー性を有するものであって厚塗りが容易であるこ
となどの特徴を有しているため建築内外装などを中心に
多方面に使用されるようになってきた。
【0004】一方、塗装剤には極めて多くの種類があ
り、建築用途において、鉄材、亜鉛材等の金属基材、木
質基材、スレート材、モルタル、コンクリート等の無機
質基材といった被塗物に応じて、耐候性、耐薬品性、乾
燥性といった要求性能に応じて、あるいは刷毛、ローラ
ー、スプレーといった塗装方法に応じてさまざまな種類
の塗装剤が使用されているが、使用目的及び使用条件に
よってたくさんある塗装剤の中から適切な塗装剤を選択
しなければならないというわずらわしさがあり、どのよ
うな用途に対しても使用できる高性能な塗装剤が望まれ
ている。
【0005】このような実用上の要求に鑑みると、前記
非極性有機溶媒に溶解または分散された樹脂組成物から
なる従来の塗装剤には、各種下地に対する付着性と耐水
性、耐アルカリ性、耐候性などの塗膜性能とを同時に満
足するものはなく、特に非水分散型樹脂組成物からなる
塗装剤においては塗膜性能を維持したまま金属や防錆塗
膜に対して良好な付着性を得ることが困難であるという
問題点があった。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】本発明者等は前記塗装
剤にみられる問題点を解決すべく鋭意研究した結果、特
定の炭化水素系溶媒を主成分とする有機溶媒中に、下記
一般式(1)、
【0007】
【化2】
【0008】(但し、式中R1は水素またはメチル基で
あり、nは1〜10の整数である)
【0009】で表される特定の単量体を構成成分として
含む共重合体を含有する非水分散型樹脂組成物であっ
て、該組成物中の溶解型分散安定剤成分の重量平均分子
量が5〜15万であることを特徴とする非水分散型樹脂
組成物を塗装剤用ビヒクルとして用いたとき、顔料分散
性に優れ、得られる塗膜がスレート材、モルタル等の無
機質剤、木質基材、鉄材等の金属基材、水性エマルジョ
ン型塗装剤やアルキッド樹脂塗装剤等の塗膜面に対して
優れた付着性を有するとともに、耐水性、耐アルカリ
性、耐候性に優れるものとなることを見い出し本発明を
完成させた。
【0010】非水系樹脂における上記単量体(1)の共重
合による利用は新規であり、且つ、金属や防錆塗装等に
対する付着性が各種のカルボキシル基含有単量体、例え
ばアクリル酸、メタクリル酸などの使用によってもほと
んど得られないにもかかわらず、該単量体(1)を用いた
場合には著しく優れたものとなることを見い出した。
【0011】本発明は、脂肪族炭化水素系溶媒及び/又
は脂環族炭化水素系溶媒を主成分とする有機溶媒中に、
前記溶媒に可溶な溶解型分散安定剤成分と前記溶媒に不
溶な分散粒子成分を含有する非水分散型樹脂組成物であ
って、該成分の少なくとも一成分が下記一般式(1)で
表される単量体を構成成分として含む共重合体であり、
且つ、該溶解型分散安定剤成分の重量平均分子量が5〜
15万であることを特徴とする非水分散型樹脂組成物を
提供するものである。
【0012】
【化3】 (但し、式中R1は水素またはメチル基であり、nは1
〜10の整数である)
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】本発明に用いることのできる前記脂肪族炭
化水素系溶媒及び/又は脂環族炭化水素系溶媒として
は、例えば、n-ヘキサン、i-ヘキサン、n-ヘプタン、n-
オクタン、i-オクタン、n-デカン、n-ドデカン、シクロ
ヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロヘプタン、メ
チルシクロヘプタン、
【0015】「ロウス」、「ミネラルスピリット E
C」、「シェルゾール 72」、「VM & P ナフサ」、「シ
ェル TS 28 ソルベント」〔以上、シェル社製〕、「ア
イソパーC」、「アイソパーE」、「アイソパーG」、
「アイソパーH」、「アイソパーM」、「ナフサ3
号」、「ナフサ5号」、「ナフサ6号」、「ソルベント
7号」〔以上、エクソンケミカル社製〕、
【0016】「IP ソルベント 1016」、「IP ソルベン
ト 1620」、「IP ソルベント 2028」、「IP ソルベント
2835」〔以上、出光石油化学(株)製〕、「ホワイトゾ
ール」〔共同石油(株)製〕、「三菱ミネラルターペ
ン」、「ダイヤモンドソルベント」〔以上、三菱石油
(株)製〕、「ペガゾール AN-45」、「ペガゾール 304
0」〔以上、モービル石油(株)製〕などを挙げることが
できる。これらの炭化水素系溶媒はそれぞれ単独で、ま
たは2種以上混合して用いることができる。
【0017】本発明においては、本発明の優れた効果を
損わない範囲において、前記脂肪族炭化水素系溶媒及び
脂環族炭化水素系溶媒の他に、該炭化水素系溶媒以外の
有機溶媒を併用することができる。
【0018】このような有機溶媒としては、例えば、ベ
ンゼン、トルエン、エチルベンゼン、プロピルベンゼ
ン、t-ブチルベンゼン、o-キシレン、m-キシレン、p-キ
シレン、テトラリン、デカリン、「ソルベッソ 100」、
「ソルベッソ 150」〔以上、エクソンケミカル社製〕等
の芳香族炭化水素系有機溶媒;
【0019】例えば、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、n-プロピルアルコール、i-プロピルアルコール、
n-ブチルアルコール、i-ブチルアルコール、n-ヘキシル
アルコール、n-オクチルアルコール、i-オクチルアルコ
ール、2-エチルヘキシルアルコール等のアルコール系有
機溶媒;例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ル-i-ブチルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘキ
サノン等のケトン系有機溶媒;例えば、酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸-n-ブチル、酢酸アルミ等のエステル系
有機溶媒;
【0020】例えば、メチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ、n-プロピルセロソルブ、i-プロピルセロソルブ、
n-ブチルセロソルブ、i-ブチルセロソルブ、i-アミルセ
ロソルブ、フエニルセロソルブ、ベンジルセロソルブ等
のセロソルブ系有機溶媒;メチルカルビトール、エチル
カルビトール、n-プロピルカルビトール、i-プロピルカ
ルビトール、n-ブチルカルビトール、i-ブチルカルビト
ール、i-アミルカルビトール、フエニルカルビトール、
ベンジルカルビトール等のカルビトール系有機溶媒;な
どを挙げることができる。
【0021】なお、本発明において、脂肪族炭化水素系
溶媒及び/又は脂環族炭化水素系溶媒を「主成分とす
る」とは、本発明で使用する全有機溶媒中に占めるこれ
ら炭化水素系溶媒の割合が 50重量%以上、好ましくは
70重量%以上であることをいう。該炭化水素系溶媒の割
合が該下限値未満と少なすぎては大気汚染や環境衛生上
の問題が生ずる場合があり、さらにトップコート剤など
塗り重ねを要する塗装剤として、または塗り替えや補修
塗り用等の塗装剤として用いる場合に下地塗膜や既設塗
膜を損傷することがあるので好ましくない。
【0022】本発明の非水分散型樹脂組成物は、前記脂
肪族炭化水素系溶媒及び/又は脂環族炭化水素系溶媒を
主成分とする有機溶媒中に、下記一般式(1)で表され
る単量体〔以下、必須単量体(a)と称することがあ
る〕を構成成分として含有する共重合体、すなわち、該
必須単量体(a)、下記一般式(2)で表される単量体
(b)、及び、必要に応じて、1個のラジカル重合性不
飽和基の他に少なくとも1個の官能性基を有する単量体
(c)を共重合してなる本発明に必須の共重合体(以
下、必須共重合体と称することがある)を含む1種以上
の(共)重合体(A)が溶解、及び/又は、分散されて
なるものである。ここでいう(共)重合体(A)とは、
一般式(1)及び(2)に示すようなラジカル重合性二
重結合を含む単量体の(共)重合体であり、必須共重合
体、単量体(b)の共重合体、及び/または単量体
(b)と単量体(c)との共重合体を好適に例示でき
る。
【0023】
【化4】
【0024】(但し、式中R1は水素またはメチル基で
あり、nは1〜10の整数である)
【0025】
【化5】
【0026】
【化5】
【0027】(但し、式中R2は水素またはメチル基、
XはCOOR3、CN、OCOR4、水素、炭素数1〜2
のアルキル基もしくはアルケニル基または炭素数6〜8
のアリール基であり、R3は水素原子の一部がフッ素原
子で置換されていてもよい炭素数1〜18の直鎖もしくは
分枝アルキル基、炭素数6〜8のシクロアルキル基また
は炭素数7〜12のアラルキル基、R4は炭素数1〜12の
直鎖もしくは分枝アルキル基である)
【0028】前記の必須単量体(a)としては、ω-カルボ
キシ-ポリカプロラクトンモノアクリレート、ω-カルボ
キシ-ポリカプロラクトンモノメタクリレートが挙げら
れ、nは平均値で2であるものが特に好ましい。前記必
須共重合体における該単量体(a)の共重合量は、該単量
体(a)と前記単量体(b)及び(c)との合計100重量%に対し
て一般に 0.05〜50重量%程度であり、好ましくは 0.1
〜25重量%程度である。
【0029】また、上記必須共重合体を含む1種以上の
全(共)重合体中に占める必須単量体(a)の構成量は
0.05〜10重量%、特には0.1〜8重量%であるのが好ま
しい。該単量体(a)の共重合量が該下限値以上であれ
ば、本発明の非水系樹脂組成物を塗装剤用ビヒクルとし
て用いたとき、得られる塗膜が優れた付着性を有し、ま
た顔料分散性にも優れたものとなるので好ましく、該上
限値以下であれば得られる塗膜の耐水性、耐アルカリ性
等の低下などの不都合が生ずることがないので好まし
い。
【0030】前記単量体(b)としては、前記一般式(2)に
おいて、XはCOOR3で、R3は水素原子の一部がフッ
素原子で置換されていてもよい炭素数1〜18の直鎖もし
くは分枝アルキル基、炭素数6〜8のシクロアルキル基
または炭素数7〜12のアラルキル基である単量体、すな
わち、(メタ)アクリル酸エステル単量体を用いることが
できる。この場合のR3の例としては、メチル基、エチ
ル基、n-プロピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、n-ヘキ
シル基、n-オクチル基、i-オクチル基、2-エチルヘキシ
ル基、i-ノニル基、n-ドデシル基、ステアリル基、シク
ロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基、ベンジル基な
どのアルキル基、シクロアルキル基またはアラルキル基
を挙げることができ、
【0031】その具体例としては、例えばメチルアクリ
レート、エチルアクリレート、n-プロピルアクリレー
ト、n-ブチルアクリレート、i-ブチルアクリレート、t-
ブチルアクリレート、n-ヘキシルアクリレート、n-オク
チルアクリレート、i-オクチルアクリレート、2-エチル
ヘキシルアクリレート、i-ノニルアクリレート、ステア
リルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベン
ジルアクリレートなどのアクリル酸エステル単量体;
【0032】例えば、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、n-ブチルメタクリレート、i-ブチルメタ
クリレート、t-ブチルメタクリレート、n-ヘキシルメタ
クリレート、n-オクチルメタクリレート、i-オクチルメ
タクリレート、2-エチルヘキシルメタクリレート、i-ノ
ニルメタクリレート、n-ドデシルメタクリレート、i-ド
デシルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、シ
クロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート
などのメタクリル酸エステル単量体;等を例示できる。
【0033】また、R3の例としては、(パー)フルオロ
アルキル基などの水素原子の一部がフッ素原子で置換さ
れた炭素数1〜18の直鎖もしくは分枝アルキル基または
炭素数6〜8のシクロアルキル基であってもよく、この
ような単量体としては、例えば、「ビスコート 8F」、
「ビスコート 8FM」、「ビスコート 3FM」〔以上、大阪
有機化学工業(株)製〕等の含フッ素(メタ)アクリル酸エ
ステル単量体も使用できる。
【0034】また単量体成分(b)としては、前記一般
式(2)において、XがCN、OCORまたは炭素数
6〜8のアリ−ル基である単量体が使用できる。このよ
うな単量体の例としては、XがCNであるシアン化ビニ
ル単量体、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル;XがOCORでRが炭素数1〜12の直鎖も
しくは分枝アルキル基である飽和脂肪酸ビニルエステル
単量体、例えば、蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、n−酪酸ビニル、「バ−サチック酸ビニル」
〔商品名:シェル社製〕等;
【0035】Xが水素、炭素数1〜2のアルキル基もし
くはアルケニル基であるオレフィン系単量体、例えば、
エチレン、プロピレン、n-ブチレン、i-ブチレン、ブタ
ジエン、イソプレン等;Xが炭素数6〜8のアリール基
である芳香族ビニル単量体、例えば、スチレン、α-メ
チルスチレン、ビニルトルエン、エチルビニルベンゼン
等も好適に使用できる。
【0036】本発明における前記必須共重合体中の該単
量体(b)の共重合量は、該単量体(a)〜(c)の合計100重量
%に対して、一般に 50〜99.95重量%程度であり、好ま
しくは 75〜99.9重量%程度である。
【0037】また、全(共)重合体中に占める単量体
(b)の構成量は65〜99.95%、特には75〜9
9.9重量%であるのが好ましい。該単量体の共重合量
が該下限値以上であれば、本発明の非水分散型樹脂組成
物を塗装剤用ビヒクルとして用いたとき、得られる塗膜
の耐水性、耐アルカリ性等の低下などの不都合が生ずる
ことがないので好ましく、一方、該上限値以下であれ
ば、得られる塗膜が優れた付着性を有し、また顔料分散
性にも優れたものとなるので好ましい。
【0038】本発明における、前記必須共重合体は、前
記必須単量体(a)及び前記単量体(b)の外に、必要に応じ
て、1個のラジカル重合性不飽和基のほかに少なくとも
1個の官能性基を有する単量体(c)(以下、官能性単量
体と称することがある)を共重合させることができる。
【0039】このような単量体成分(c)としては、官能
性基として、例えば、カルボキシル基、アミド基もしく
は置換アミド基、アミノ基もしくは置換アミノ基、水酸
基、エポキシ基、メルカプト基、ラジカル重合性不飽和
基などを有する単量体を挙げることができ、本発明にお
いてはこれらの中から1種または2種以上の単量体を適
宜選択して用いることができる。
【0040】これら単量体の具体例としては、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、
無水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸
(好ましくは、アクリル酸、メタクリル酸)などのカル
ボキシル基含有単量体;例えば、アクリルアミド、メタ
クリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N-メチル
アクリルアミド、N-n-ブトキシメチルアクリルアミド
(好ましくは、アクリルアミド、メタクリルアミド)な
どのアミド基もしくは置換アミド基含有単量体;
【0041】例えば、2-ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシ
エチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリ
レート、アリルアルコール、メタリルアルコール(好ま
しくは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキ
シプロピルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリ
レート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート)などの
水酸基含有単量体;
【0042】例えば、アミノエチルアクリレート、N、N-
ジメチルアミノエチルアクリレート、N、N-ジエチルアミ
ノエチルアクリレート、N、N-ジメチルアミノエチルメタ
アクリレート、N、N-ジエチルアミノエチルメタアクリレ
ート(好ましくは、N、N-ジメチルアミノエチルアクリレ
ート、N、N-ジエチルアミノエチルメタアクリレート)な
どのアミノ基もしくは置換アミノ基含有単量体;
【0043】例えば、グリシジルメタクリレート、グリ
シジルアクリレート、グリシジルアリルエーテル、グリ
シジルメタリルエーテル、グリシジルビニルエーテルな
どのエポキシ基含有単量体;例えば、ビニルメルカプタ
ン、アリルメルカプタンなどのメルカプト基含有単量
体;例えば、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
アリル(メタ)アクリレート、トリアリルシアヌレート、
トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレート、ジ
ビニルベンゼンなどの1分子中に2個以上のラジカル重
合性不飽和基を有する単量体;等を例示することができ
る。
【0044】これらの単量体(c)のうち、カルボキシ基
含有単量体、アミド基含有単量体、水酸基含有単量体及
び置換アミノ基含有単量体の使用が好ましい。
【0045】本発明における前記必須共重合体における
該単量体(c)の共重合量は、該単量体(a)〜(c)の合計100
重量%に対して、例えば0〜25重量%程度の量を挙げる
ことができる。また、前記全(共)重合体中に占める単量
体(c)の構成量も0〜25重量%程度の量を挙げることが
できる。
【0046】本発明においては、前記必須共重合体を含
む1種以上の全(共)重合体の重量平均分子量は、1〜
25万、特には5〜15万であるのが好ましい。該分子量が
該下限値以上であれば、本発明の非水系樹脂組成物を塗
装剤用ビヒクルとして用いたとき、得られる塗膜の耐水
性、耐アルカリ性、耐候性等の低下などの不都合が生ず
ることがないので好ましく、また、該上限値以下であれ
ば、得られる塗膜の基材に対する付着性が低下すること
がないので好ましい。
【0047】なお本発明における重量平均分子量の値
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(以
下、GPC法と略称することがある)によって測定して得
られた値を用いるものとする。
【0048】本発明の非水分散型樹脂組成物とは、具体
的には、例えば、
【0049】
【0050】(ロ) 前記必須共重合体を前記有機溶媒中の
溶解成分として含有する非水分散型樹脂組成物。
【0051】(ハ) 前記必須共重合体を前記有機溶媒中に
分散した分散粒子成分として含有する非水分散型樹脂組
成物。
【0052】(ニ) 前記必須共重合体を前記有機溶媒中の
溶解成分及び分散粒子成分として含有する非水分散型樹
脂組成物。
【0053】などを指称するものである。これらの非水
分散型樹脂組成物は高固形分化が可能であること;塗装
剤用ビヒクルとしたとき粘性が適度なチキソトロピ−性
を有するため厚塗りが容易であること;などの特徴を有
する点で好ましく、上記(ロ)及び(ニ)の非水分散型
樹脂組成物であるのがより好ましく、上記(ロ)の非水
分散型樹脂組成物であるのが特に好ましい。
【0054】本発明における好適な態様である非水分散
型樹脂組成物の製法は、公知の非水系エマルジョンの製
法に準じて行うことができる。
【0055】これらの製法としては、例えば、脂肪族炭
化水素系溶媒及び/又は脂環族炭化水素系溶媒を主成分
とする有機溶媒中において、分散安定剤成分(A)として
予め製造された該有機溶媒に可溶性の(共)重合体を用
い、その存在下に分散粒子成分(B)となる(共)重合体の
重合を行う方法;該有機溶媒中において、1度の重合で
分散安定剤成分(A)および分散粒子成分(B)が同時に形成
されるように単量体の組成を選択して重合する方法;該
有機溶媒中に、分散粒子成分(B)形成用単量体と同時に
分散安定剤成分(A)を添加して重合を行う方法;などの
方法を挙げることができ、また、これらの方法を併用す
ることもできる。
【0056】さらに、重合終了後に得られる非水分散型
樹脂組成物の安定性(機械的安定性、沈降安定性など)
を一層向上させるために、該有機溶媒に可溶性の(共)重
合体を添加することもできる。
【0057】本発明における前記非水分散型樹脂組成物
の製法としては、必ずしも上記方法に限定されるもので
はないが、一般には、上記の有機溶媒中において、予め
製造された(共)重合体を分散安定剤成分(A)として用
い、その存在下に分散粒子成分(B)となる(共)重合体の
重合を行う方法、すなわち、予め製造された(共)重合体
の該有機溶媒溶液に、必要に応じて、さらに該有機溶媒
を添加して分散安定剤成分(A)の溶液とし、この溶液に
分散粒子成分(B)形成用単量体の1種または2種以上と
重合開始剤等とを添加して重合する方法が好適に用いら
れる。
【0058】本発明に用いることのできる分散安定剤成
分(A)は、上記有機溶媒に溶解可能である必要があり、前
記単量体(a)〜(c)を適宜組合わせて該有機溶媒中で(共)
重合することにより調製することができる。
【0059】上記分散安定剤成分(A)は、その共重合体
の構成成分中に前記一般式(1)で表される単量体(a-1)を
含有させることができる。該単量体(a-1)の使用量は、
該成分(A)を構成する(共)重合体の総量100重量%に対し
て、0〜10重量%程度であり、0.2〜10重量%、特には
0.5〜5重量%であるのが好ましい。該単量体の共重合
量が 0.2重量%以上であれば、得られる塗膜が優れた付
着性を有し、また顔料分散性にも優れたものとなるので
好ましく、10重量%以下であれば、得られる分散安定剤
成分(A)の前記有機溶媒に対する溶解性が損なわれるこ
とがなく、また得られる塗膜の耐水性、耐アルカリ性等
の低下などの不都合が生ずることがないので好ましい。
【0060】なお、上記単量体(a-1)と後記する分散粒
子成分(A)を構成する単量体(a-2)との合計が前記分散安
定剤成分(A)と該分散粒子成分(B)とをからなる全エチレ
ン系(共)重合体成分〔以下、単に全(共)重合体成分と略
称することがある〕100重量%に対して占める割合は、
前記の単量体(a)の割合と同一であり、0.05〜10重量
%、特には 0.1〜8重量%であるのが好ましい。
【0061】前記分散安定剤成分(A)は、その構成成分
中に上記単量体(a-1)の他に、前記一般式(2)で表される
単量体(b-1)を含有する。該単量体(b-1)としては、前記
単量体(b)、すなわち、(メタ)アクリル酸エステル単量
体、シアン化ビニル単量体、飽和脂肪酸ビニルエステル
単量体、オレフィン系単量体及び芳香族ビニル単量体の
中から適宜選択して用いることができる。
【0062】このような単量体(b-1)のうち好ましいも
のとしては、例えば、n-ヘキシルアクリレート、n-オク
チルアクリレート、i-オクチルアクリレート、2-エチル
ヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステア
リルアクリレート等のアクリル酸の炭素数4〜18の直鎖
もしくは分枝アルキルエステル類;
【0063】例えば、n-ブチルメタクリレート、i-ブチ
ルメタクリレート、t-ブチルメタクリレート、n-ヘキ
シルメタクリレート、n-オクチルメタクリレート、i-オ
クチルメタクリレート、2-エチルヘキシルメタクリレー
ト、ラウリルメタクリレート、ステアリルメタクリレー
ト等のメタクリル酸の炭素数4〜18の直鎖もしくは分枝
アルキルエステル類;例えば、シクロヘキシルアクリレ
ート、シクロヘキシルメタクリレート等の炭素数6〜8
のシクロアルキルエステル類;
【0064】例えば、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等のシアン化ビニル単量体;例えば、「バーサチ
ック酸ビニル」〔商品名:シェル社製〕等の炭素数6〜
12の直鎖もしくは分枝アルキル基を有する飽和脂肪酸ビ
ニルエステル単量体;エチレン、プロピレン、ブタジエ
ン、イソプレン等のオレフィン系単量体;スチレン等の
芳香族ビニル単量体;を挙げることができ、
【0065】2-エチルヘキシルアクリレート、n-ブチル
メタクリレート、i-ブチルメタクリレート、t-ブチル
メタクリレート、n-ヘキシルメタクリレート、n-オクチ
ルメタクリレート、i-オクチルメタクリレート、2-エチ
ルヘキシルメタクリレート、スチレンの使用が特に好ま
しい。
【0066】前記単量体(b-1)の使用量は、分散安定剤
成分(A)を構成する(共)重合体の総量100重量%に対し
て、80〜100重量%程度であり、85〜99.8重量%、特に
は 90〜99.5重量%であるのが好ましい。該単量体の共
重合量が該下限値以上であれば、得られる分散安定剤成
分(A)の前記有機溶媒に対する溶解性が損なわれること
がなく、また得られる塗膜の耐水性、耐アルカリ性等の
低下などの不都合が生ずることがないので好ましく、該
上限値以下であれば、得られる塗膜が優れた付着性を有
し、また顔料分散性にも優れたものとなるので好まし
い。
【0067】なお、上記単量体(b-1)と後記する分散粒
子成分を構成する単量体(b-2)との合計が前記全(共)重
合体成分100重量%に対して占める割合は、前記の単量
体(b)の割合と同一であり、65〜99.95重量%、特には 7
5〜99.9重量%であるのが好ましい。
【0068】さらに本発明に用いる分散安定剤成分(A)
は、その共重合体の構成成分中に前記単量体(a-1)及び
(b-1)と共に、必要に応じて、上記(a-1)及び(b-1)以外
の共単量体(c-1)を共重合させることができる。
【0069】上記の単量体(c-1)としては、前記単量体
(c)、すなわち、カルボキシル基含有単量体、アミド基
もしくは置換アミド基含有単量体、水酸基含有単量体、
アミノ基もしくは置換アミノ基含有単量体、エポキシ基
含有単量体、メルカプト基含有単量体及び1分子中に2
個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体等の中
から適宜選択して用いることができる。
【0070】このような単量体(c-1)のうち好ましいも
のとしては、カルボキシル基含有単量体、例えば、アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸;アミド基含有単量
体、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド;水酸
基含有単量体、例えば、2-ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシ
エチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリ
レート;
【0071】アミノ基もしくは置換アミノ基含有単量
体、例えば、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、
N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジエチ
ルアミノエチルアクリレート、N,N-ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート;エポキシ基含有単量体、例えば、グ
リシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート;等
を挙げることができる。
【0072】前記単量体(c-1)の使用量は、分散安定剤
成分(A)を構成する(共)重合体の総量100重量%に対し
て、0〜10重量%程度であるのが好ましい。なお、上記
単量体(c-1)と後記する分散粒子成分(B)を構成する単量
体(c-2)との合計が前記全(共)重合体成分100重量%に対
して占める割合は、前記の単量体(c)の割合と同一であ
り、0〜25重量%程度であるのが好ましい。
【0073】本発明に好適に用いられる分散安定剤成分
(A)の重量平均分子量は、3〜20万、特には5〜15万で
あるのが好ましい。該分子量が該下限値以上であれば、
分散安定性、耐水性、耐アルカリ性等の低下などの不都
合が生ずることがないので好ましく、また、該上限値以
下であれば、得られる非水分散性樹脂組成物の粘度が高
くなり過ぎるなどの実用上の不都合が生じないので好ま
しい。
【0074】本発明に用いる分散安定剤成分(A)は、前
記の要件を満足するものならば特に限定されるものでは
なく、市販の樹脂を用いることもできるが、通常は、後
記する分散粒子成分(B)の重合に先立って、前記の脂肪
族炭化水素系有機溶媒及び/又は脂環族炭化水素系有機
溶媒を主成分とする有機溶媒と同じ有機溶媒中で、前記
単量体(a-1)〜(c-1)を適宜の重合開始剤、並びに、必要
に応じて用いられる連鎖移動剤を用い、窒素気流中また
は有機溶媒の還流温度で、撹拌しながら数時間加熱反応
させることによって製造することができる。この場合に
これら有機溶媒、単量体、重合開始剤及び/又は連鎖移
動剤の少なくとも一部を逐次添加してもよい。
【0075】上記重合開始剤としては、例えば、ベンゾ
イルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、カプロイ
ルパーオキシド、ジ-i-プロピルパーオキシジカーボネ
ート、ジ-2-エチルヘキシルパーオキシジカーボネー
ト、t-ブチルパーオキシビバレート等の有機過酸化物;
例えば、2,2'-アゾビス-i-ブチロニトリル、2,2'-アゾ
ビス-2,4-ジメチルバレロニトリル、2,2'-アゾビス-4-
メトキシ-2,4-ジメチルバレロニトリル等のアゾ化合
物;等をそれぞれ単独又は組合せて使用することができ
る。該重合開始剤の使用量は、前記単量体(a-1)〜(c-1)
の合計100重量部に対して、一般に、約0.01〜5重量
部、好適には約0.02〜2重量部用いられる。
【0076】また、前記連鎖移動剤としては、例えば、
シアノ酢酸;アルキル基の炭素数が1〜8のシアノ酢酸
アルキルエステル類;ブロモ酢酸;アルキル基の炭素数
が1〜8のブロモ酢酸エステル類;アントラセン、フェ
ナントレン、フルオレン、9-フェニルフルオレンなどの
芳香族化合物類;p-ニトロアニリン、ニトロベンゼン、
ジニトロベンゼン、p-ニトロ安息香酸、p-ニトロフェノ
ール、p-ニトロトルエン等の芳香族ニトロ化合物類;
【0077】ベンゾキノン、2,3,5,6-テトラメチル-p-
ベンゾキノン等のベンゾキノン誘導体類;トリブチルボ
ラン等のボラン誘導体;四臭化炭素、四塩化炭素、1,1,
2,2-テトラブロモエタン、トリブロモエチレン、トリク
ロロエチレン、ブロモトリクロロメタン、トリブロモメ
タン、3-クロロ-1-プロペン等のハロゲン化炭化水素
類;クロラール、フラルデヒド等のアルデヒド類;
【0078】炭素数1〜18のアルキルメルカプタン類;
チオフェノール、トルエンメルカプタン等の芳香族メル
カプタン類;メルカプト酢酸;メルカプト酢酸の炭素数
1〜10アルキルエステル類;炭素数1〜12のヒドロキル
アルキルメルカプタン類;ビネン、ターピノレン等のテ
ルペン類;等を挙げることができる。該連鎖移動剤を用
いる場合その使用量は、前記単量体(a-1)〜(a-3)の合計
100重量部当り、約0.005〜3.0重量部であるのが好まし
い。
【0079】重合温度としては、一般に約30〜180℃、
好ましくは約60〜150℃の範囲がよい。
【0080】本発明の好適な態様である非水分散型樹脂
組成物は、脂肪族炭化水素系有機溶媒及び/又は脂環族
炭化水素系有機溶媒を主成分とする有機溶媒中で、前記
の分散安定剤成分(A)の存在下に、分散粒子成分として
前記単量体(a)〜(c)を適宜組合わせて該有機溶媒中で
(共)重合することにより調製することができる。
【0081】上記分散粒子成分(B)は、その構成成分中
に前記一般式(1)で表される単量体(a-2)を含有させるこ
とができる。該単量体(a-2)の使用量は、該分散粒子成
分(B)を構成する(共)重合体の総量100重量%に対して、
0〜10重量%程度であり、0.5〜10重量%であるのが好
ましい。該単量体の共重合量が 0.5重量%以上であれ
ば、得られる塗膜が優れた付着性を有し、また顔料分散
性にも優れたものとなるので好ましく、10重量%以下で
あれば、得られる塗膜の耐水性、耐アルカリ性等の低下
などの不都合が生ずることがないので好ましい。
【0082】なお、前記単量体(a-1)と上記単量体(a-2)
との合計が前記全(共)重合体成分 100重量%に対して占
める割合は、前記の単量体(a)の割合と同一であり、0.0
5〜10重量%、特には 0.1〜8重量%であるのが好まし
い。
【0083】前記分散粒子成分(B)は、その構成成分中
に上記単量体(a-2)の他に、前記一般式(2)で表される単
量体(b-2)を含有する。該単量体(b-2)としては、前記単
量体(b)、すなわち、(メタ)アクリル酸エステル単量
体、シアン化ビニル単量体、飽和脂肪酸ビニルエステル
単量体及び芳香族ビニル単量体の中から適宜選択して用
いることができる。
【0084】このような単量体(b-2)のうち好ましいも
のとしては、アルキル基の炭素数が1〜4の(メタ)アク
リル酸アルキルエステル単量体、例えば、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、n-プロピルアクリレー
ト、n-ブチルアクリレート、i-ブチルアクリレート、t-
ブチルアクリレート等のアクリル酸エステル類;例え
ば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n-
ブチルメタクリレート、i-ブチルメタクリレート、t-ブ
チルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類;
【0085】アクリロニトリル等のシアン化ビニル単量
体;蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、n-
酪酸ビニル等の飽和脂肪酸ビニルエステル単量体;スチ
レン等の芳香族ビニル単量体;を挙げることができる。
【0086】前記単量体(b-2)の使用量は、分散粒子成
分(B)を構成する(共)重合体の総量100重量%に対して、
70〜100重量%程度であり、80〜99.5重量%であるのが
好ましい。該単量体の共重合量が該下限値以上であれ
ば、得られる塗膜の耐水性、耐アルカリ性等の低下など
の不都合が生ずることがないので好ましく、該上限値以
下であれば、得られる塗膜が優れた付着性を有し、また
顔料分散性にも優れたものとなるので好ましい。
【0087】なお、前記単量体(b-1)と上記単量体(b-2)
との合計が前記全(共)重合体成分100重量%に対して占
める割合は、前記の単量体(b)の割合と同一であり、65
〜99.95重量%、特には 75〜99.9重量%であるのが好ま
しい。
【0088】さらに本発明に用いる分散粒子成分(B)
は、その構成成分中に前記単量体(a-2)及び(b-2)と共
に、必要に応じて、上記(a-2)及び(b-2)以外の共単量体
(c-2)を共重合させることができる。
【0089】上記の単量体(c-2)としては、前記単量体
(c)、すなわち、カルボキシル基含有単量体、アミド基
もしくは置換アミド基含有単量体、水酸基含有単量体、
アミノ基もしくは置換アミノ基含有単量体、エポキシ基
含有単量体、メルカプト基含有単量体及び1分子中に2
個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体等の中
から適宜選択して用いることができる。
【0090】このような単量体(c-2)のうち好ましいも
のとしては、カルボキシル基含有単量体、例えば、アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸;アミド基含有単量
体、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド;水酸
基含有単量体、例えば、2-ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシ
エチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリ
レート;
【0091】アミノ基もしくは置換アミノ基含有単量
体、例えば、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、
N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジエチ
ルアミノエチルアクリレート、N,N-ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート;エポキシ基含有単量体、例えば、グ
リシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート;等
を挙げることができる。
【0092】前記単量体(c-2)の使用量は、分散粒子成
分(B)を構成する(共)重合体の総量100重量%に対して、
0〜30重量%程度であるのが好ましい。なお、前記単量
体(c-1)と該単量体(c-2)との合計が前記全(共)重合体成
分100重量%に対して占める割合は、前記の単量体(c)の
割合と同一であり、0〜25重量%程度であるのが好まし
い。
【0093】本発明の好適な態様である非水分散型樹脂
組成物は、脂肪族炭化水素系有機溶媒及び/又は脂環族
炭化水素系有機溶媒を主成分とする有機溶媒中で、前記
の分散安定剤成分(A)の存在下に、分散粒子成分(B)とし
て前記単量体(a-2)〜(c-2)を、適宜の重合開始剤、並び
に、必要に応じて連鎖移動剤を用い、窒素気流中または
有機溶媒の還流温度で、撹拌しながら数時間加熱して共
重合させることにより製造することができる。この場
合、重合開始剤、連鎖移動剤等は前記分散安定剤成分の
製造において使用したと同様のものを使用することがで
き、また、これら有機溶媒、単量体、重合開始剤及び/
又は連鎖移動剤の少なくとも一部を逐次添加してもよ
い。
【0094】本発明の非水分散型樹脂組成物中に含有さ
れる前記分散安定剤成分(A)と前記分散粒子成分(B)との
量比は、前記全(共)重合体成分の合計を100重量%とし
て、該分散安定剤成分(A)5〜80重量%、特には 10〜60
重量%及び該分散粒子成分(B)20〜95重量%、特には 40
〜90重量%であるのが好ましい。
【0095】上記分散安定剤成分(A)の割合が上記下限
値以上であれば、得られる非水分散型樹脂組成物の安定
性が優れており、またこれを塗装剤用ビヒクルとして用
いたとき得られる塗膜の付着性が優れているので好まし
い。一方、該割合が上記下限値以下であれば、該組成物
を用いた塗装剤の塗工適性や乾燥性が低下することがな
く、得られる塗膜の付着性も優れているので好ましい。
【0096】なお、前記の分散粒子成分(B)形成重合に
よって、前記分散安定剤成分(A)の一部は、前記分散粒
子成分(B)形成用単量体(a-2)〜(c-2)のグラフト化によ
り、或いは、該単量体からなる(共)重合体との絡み合い
等による結合により不溶化して分散粒子となるが、大部
分は前記有機溶媒の溶解成分となる。また、該分散粒子
成分(B)形成用単量体の一部は、該有機溶媒に可溶の
(共)重合体を形成することもあるが、大部分は該有機溶
媒に不溶の分散粒子となる。
【0097】従って、本発明の好適な態様である非水分
散型樹脂組成物は、前記分散安定剤成分(A)とほぼ同一
の(共)重合体組成からなる前記有機溶媒に可溶な溶解成
分、及び、前記分散粒子成分(B)とほぼ同一の(共)重合
体組成からなる該有機溶媒に不溶な分散粒子からなるも
のである。そして、該組成物中に含有される該溶解成分
の量比は、前記全(共)重合体成分の合計を100重量%と
して、5〜80重量%、特には 10〜60重量%であるのが
好ましい。
【0098】重合温度としては、一般に約30〜180℃、
好ましくは約60〜150℃の範囲がよい。
【0099】かくして得られた本発明の好適な態様であ
る非水分散型樹脂組成物は、分散安定剤成分及び分散粒
子成分からなる樹脂成分を、一般に、20〜70重量%、好
ましくは 40〜60重量%含有しており、粘度は、一般
に、約100〜20,000cpsであるのがよい。
【0100】また、本発明の非水分散型樹脂組成物中の
全(共)重合体成分の重量平均分子量は、一般に、5〜25
万、好ましくは5〜15万程度であるのがよい。該平均分
子量が該上限値以下であれば、該組成物を用いた塗装剤
塗膜が硬く脆弱になるなどの不都合が生じないので好ま
しく、また、該下限値以上であれば、得られる塗装剤塗
膜にブロッキング性が生じて汚れ易くなる等の不都合が
生ずることがなく、該塗膜の耐水性、耐アルカリ性及び
耐候性が低下することもないので好ましい。
【0101】本発明の非水分散型樹脂組成物は、本発明
の優れた効果を妨げない範囲において、アルキッド樹
脂、アクリル変性アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、アミ
ノ樹脂等を配合して使用することができる。
【0102】本発明の非水分散型樹脂組成物は、そのま
ま、または、該非水分散型樹脂組成物に、必要に応じ
て、例えば、酸化チタン、カ−ボンブラック、フタロシ
アニンブル−等の有機もしくは無機の着色剤;例えば、
炭酸カルシウム、シリカ、クレ−、タルク、水酸化アル
ミニウム、ガラス粉等の無機質充填剤;老化防止剤;防
腐剤;防黴剤;紫外線吸収剤;帯電防止剤;等を添加混
合して、各種の塗装剤として使用することができる。
【0103】上記着色剤、無機質充填剤を添加混合する
場合には、これらを本発明の非水分散型樹脂組成物に直
接分散混合してもよく、また、前記一般式(1)で表さ
れる単量体を構成成分として含有する共重合体であって
前記溶媒に可溶である共重合体の該有機溶媒溶液にこれ
らを予め高濃度に分散した後、添加混合してもよい。
【0104】また、本発明の非水分散型樹脂組成物は、
所望により、本発明の優れた効果を妨げない範囲におい
て、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、イソシアネ−ト系化合
物、金属キレ−ト等の架橋剤を配合し、架橋して使用す
ることもできる。
【0105】本発明の非水分散型樹脂組成物を含有する
塗装剤は、必要に応じて、適宜な有機溶媒によって希釈
して、浸漬、噴霧、塗布、印刷等の各種の方法により、
種々の基材に適用することができる。
【0106】このような本発明の非水分散型樹脂組成物
を含有する塗装剤を好適に適用できる基材としては、例
えば、モルタル、コンクリ−ト、ガラス、セラミック、
スレ−ト板、岩石、硅カル板、鉱石等の無機質基材;例
えば吹付けタイル塗膜、アルキッド樹脂系錆止塗膜、エ
ポキシ樹脂系錆止塗膜等の新設・既設の各種塗膜面;例
えば、トタン、カラ−トタン等の特に建築物や構造物の
外壁、屋根等に用いられる金属基材;などを挙げること
ができる。
【0107】本発明の非水分散型樹脂組成物をビヒクル
として用いた塗装剤は、この他、例えば、アルミニウム
板、亜鉛板、鉄板、ステンレス鋼板等の金属板;例え
ば、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル
樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、ウ
レタン樹脂、SBR等の熱可塑性合成樹脂の成型物、例
えば、フェノ−ル樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、エ
ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂
等の熱硬化性合成樹脂の成形物;等の基材に対して好適
に用いることができる。
【0108】本発明の非水分散型樹脂組成物をビヒクル
として用いた塗装剤は、例えば、刷毛、ロ−ラ−、スプ
レ−等の手段により塗装することができる。
【0109】
【実施例】以下、実施例、比較例及び参考例によって本
発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例
により限定されるものではない。なお、実施例及び比較
例における塗装剤の配合、塗装板の作成及び各種塗装剤
・塗膜物性試験の方法を次に示す。
【0110】(1) 塗装剤の配合 サンドミル中に、非水分散型樹脂組成物(樹脂成分含量
約50〜55重量%)100重量部及び酸化チタン「TCR-30」
〔(株)トーケムプロダクツ製〕50重量部を添加して充分
混練した後、「ロウス」16重量部を加えて塗装剤を調製
した。得られた塗装剤は、不揮発分60重量%、粘度は20
00〜8000cps、顔料重量濃度(PWC)50重量%であった。
但し、実施例12の非水分散型樹脂組成物については、下
記(2)項の塗装剤貯蔵安定性試験を除き、さらに [OH]/
[NCO]=1/1となる様に、イソシアネート系架橋剤
「バーノック DN-990」〔大日本インキ化学工業(株)
製〕を配合した。
【0111】(2) 塗装剤貯蔵安定性試験 前(1)項で得られた塗装剤を粘度が 2000〜2500cpsとな
るように、必要に応じて「ロウス」により調整した後、
ガラス瓶で3ヵ月間室温放置し、塗装剤の状態変化を観
察し、また、この塗装剤を用いて後(3)項の方法により
光沢を測定し、次の基準により評価を行った。
【0112】○・・・・・・顔料の沈降、上澄みの発生なし。
塗膜光沢殆ど変化なし。 △・・・・・・顔料の沈降、上澄みの発生少し有。塗膜光沢殆
ど変化なし。 ×・・・・・・顔料の沈降、上澄みの発生有。塗膜光沢低下。
【0113】(3) 光沢の測定 前(1)項で得られた塗装剤を粘度が 2000〜2500cpsとな
るように、必要に応じて「ロウス」により調整した後、
ガラス板上に6ミルのドクターブレードを用いて塗布し
1週間室温乾燥して、可変角光度計「TC-108D」〔東京
電色(株)製〕により 60゜光沢を測定した。
【0114】(4) 試片の作成 (4-1) 付着性試験用試片 前(1)項で得られた塗装剤を粘度が 2000〜2500cpsとな
るように、必要に応じて「ロウス」により調整した後、
刷毛にて試験基材に湿時厚み約150g/m2で1回塗布し、
1週間室温乾燥し、付着性試験用の試片とした。試験基
材としては以下のものを用いた。
【0115】鋼板・・・・・・・・・・・・・・JIS G 3141 (SPCC-SB)
に定める磨き鋼板をトルエンにて脱脂して使用。
【0116】亜鉛鋼板・・・・・・・・・・JIS G 3302 (SGH 340)
に定める亜鉛メッキ鋼板をトルエンにて脱脂して使用。
【0117】錆止め塗膜・・・・・・・・JIS G 3141 (SPCC-SB)
に定める磨き鋼板にアルキッド樹脂系錆止め塗料(JIS
K 5621 第2種錆止め塗料)を刷毛にて試験基材に湿時
厚み約150g/m2で1回塗布し、1週間室温乾燥したもの
を使用。
【0118】弾性塗膜・・・・・・・・・・溶剤型下塗り剤で処理
されたフレキシブル板に、水性エマルジョン型弾性塗料
を乾燥厚み約1mmとなるようにドクターブレードを用い
て塗布し、1日室温乾燥したものを使用。
【0119】フレキシブル板・・・・JIS A 5403 (F)に定め
るフレキシブル板を使用。
【0120】(4-2) 塗膜試験用試片 前(1)項で得られた塗装剤を粘度が 2000〜2500cpsとな
るように、必要に応じて「ロウス」により調整した後、
刷毛にてフレキシブル板に湿時厚み約150g/m2で2回塗
布し、1週間室温乾燥し、次いで前(3)項と同様に可変
角光度計により60゜光沢を測定した後、各種塗膜試験用
の試片とした。
【0121】(5) 付着性試験 前(4-1)項にて作成した試験片を用い、JIS K 5400に定
められた碁盤目テープ法にて付着性を評価した。但し、
碁盤目のマス目の間隔及びマス目の数はそれぞれ2mm、
100とした。付着性の評価は次の基準に従って点数で表
した。
【0122】10点・・・・・・切り傷1本ごとが細く両側が滑
らかで、切り傷の交点と正方形の一目一目にはがれがな
い。
【0123】8点・・・・・・切り傷の交点にわずかにはがれ
があって、正方形の一目一目にはがれがなく、欠損部の
面積は全正方形面積の5%以内。
【0124】6点・・・・・・切り傷の両側と交点にはがれが
あって、欠損部の面積は全正方形面積の5〜15%。
【0125】4点・・・・・・切り傷によるはがれの幅が広
く、欠損部の面積は全正方形面積の15〜35%。
【0126】2点・・・・・・切り傷によるはがれの幅は4点
よりも広く、欠損部の面積は全正方形面積の35〜65%。
【0127】0点・・・・・・はがれの面積は全正方形面積の
65%以上。
【0128】(6) 塗膜試験 (6-1) 耐水性試験 前(4-2)項にて作成した試片を脱イオン水中に7日間浸
漬し、塗膜面のフクレ発生の有無を観察し、更に室温で
2時間放置して、前(3)項と同様に可変角光度計により
60゜光沢を測定し光沢保持率を求めて、次の基準にした
がって評価を行った。
【0129】◎・・・・・・フクレがなく、光沢保持率が 90
%以上。 ○・・・・・・フクレがなく、光沢保持率が 70〜90%。 △・・・・・・部分的にフクレ発生、または、光沢保持率が 5
0〜70%。 ×・・・・・・全面にフクレ発生、または、光沢保持率が 50
%未満。
【0130】(6-2) 耐アルカリ性試験 前(4-2)項にて作成した試片を5重量%水酸化ナトリウ
ム水溶液中に2日間浸漬し、試片を取り出して流水で静
かに洗い、フクレ等の塗膜の変化の有無を観察し、更に
室温で2時間放置して、前(3)項と同様に可変角光度計
により 60゜光沢を測定し光沢保持率を求めて、前(6-1)
項記載の基準にしたがって評価を行った。
【0131】(6-3) 耐候性試験 前(4-2)項にて作成した試片を、JIS B 7753に規定する
サンシャイン・カーボンアーク灯式耐候性試験機を用
い、JIS A 1415の5項に従って 500時間試験を行った
後、前(3)項と同様に可変角光度計により 60゜光沢を測
定し光沢保持率を求めた。
【0132】分散安定剤成分の合成: 参考例1 温度計、撹拌機、還流冷却器および窒素ガス導入管を備
えた反応器に「ロウス」の200重量部を仕込み、次い
で別の容器にスチレン(St)30重量%、i−ブチル
メタクリレート(iBMA)30重量%、n−ブチル
クリレート(nBMA)20重量%、2−エチルヘキ
シルアクリレート(2EHA)19重量%、ω−カルボ
キシ−ポリカプロラクトンモノアクリレート(nの平均
値2)(CPCA)1重量%からなる単量体混合物60
0重量部を用意し、このうち200重量部を反応器に仕
込み、反応器内を窒素置換した後100℃に昇温し、重
合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキ
サノエート(tBPOO)1.2重量部添加して30分
間同温度で保った。
【0133】さらに残りの単量体混合物400重量部、
「ロウス」50重量部及び tBPOO6重量部からなる混合物
を2時間かけて逐次滴下し、滴下終了後同温度で30分保
持した後、次いで tBPOO2重量部添加し、さらに3時間
同温度で保ってから「ロウス」350重量部を加えて冷却
し、分散安定剤成分溶液を得た。
【0134】使用した単量体の組成、得られる共重合体
の酸価(計算値)及び重量平均分子量、並びに、得られ
た分散安定剤成分溶液の不揮発分及び粘度を表1に示し
た。
【0135】参考例2 参考例1で使用したのと同様の反応器に「ロウス」の 5
0重量部を仕込み、次いで別の容器に参考例1と同一組
成の単量体混合物 600重量部を用意し、このうち 200重
量部を反応器に仕込み、反応器内を窒素置換した後 100
℃に昇温し、重合開始剤 tBPOO 0.6重量部添加して 30
分間同温度で保った。さらに残りの単量体混合物 400重
量部、「ロウス」50重量部及び tBPOO2重量部からなる
混合物を2時間かけて逐次滴下し、滴下終了後同温度で
30分保持した後、次いで tBPOO2重量部添加し、さら
に3時間同温度で保ってから「ロウス」500重量部を加
えて冷却し、分散安定剤成分溶液を得た。
【0136】使用した単量体の組成、得られる共重合体
の酸価(計算値)及び重量平均分子量、並びに、得られ
た分散安定剤成分溶液の不揮発分及び粘度を表1に示し
た。
【0137】参考例3 参考例1で使用したのと同様の反応器に「ロウス」の 5
0重量部を仕込み、次いで別の容器に参考例1と同一組
成の単量体混合物 600重量部を用意し、このうち300重
量部を反応器に仕込み、反応器内を窒素置換した後 100
℃に昇温し、重合開始剤 tBPOO 0.2重量部添加して 30
分間同温度で保った。さらに残りの単量体混合物 300重
量部、「ロウス」50重量部及び tBPOO1重量部からなる
混合物を2時間かけて逐次滴下し、滴下終了後同温度で
30分保持した後、次いで tBPOO3重量部添加し、さら
に3時間同温度で保ってから「ロウス」500重量部を加
えて冷却し、分散安定剤成分溶液を得た。
【0138】使用した単量体の組成、得られる共重合体
の酸価(計算値)及び重量平均分子量、並びに、得られ
た分散安定剤成分溶液の不揮発分及び粘度を表1に示し
た。
【0139】参考例4 参考例1において、2EHA 19重量%及び CPCA1重量%を
用いる代わりに、2EHA17重量%及び CPCA3重量%用い
る以外は参考例1と同様にして酸価の異なる共重合体の
分散安定剤成分溶液を得た。
【0140】使用した単量体の組成、得られる共重合体
の酸価(計算値)及び重量平均分子量、並びに、得られ
た分散安定剤成分溶液の不揮発分及び粘度を表1に示し
た。
【0141】参考例5 参考例2において、2EHA 19重量%及び CPCA1重量%を
用いる代わりに、2EHAを 20重量%用い CPCAを用いない
以外は参考例2と同様にして酸価の異なる共重合体の分
散安定剤成分溶液を得た。
【0142】使用した単量体の組成、得られる共重合体
の酸価(計算値)及び重量平均分子量、並びに、得られ
た分散安定剤成分溶液の不揮発分及び粘度を表1に示し
た。
【0143】参考例6 参考例1において、iBMA 30重量%、nBMA 20重量%及び
2EHA 19重量%用いる代わりに、iBMA 40重量%、2EHA
24重量%及び 2-ヒドロキシメチルメタクリレート(2HEM
A)5重量%用いる以外は参考例1と同様にして分散安定
剤成分溶液を得た。
【0144】使用した単量体の組成、得られる共重合体
の酸価(計算値)及び重量平均分子量、並びに、得られ
た分散安定剤成分溶液の不揮発分及び粘度を表1に示し
た。
【0145】参考例7 参考例1において、2EHA 19重量%及び CPCA1重量%を
用いる代わりに、2EHA19.28重量%及びアクリル酸(AA)
0.72重量%用いる以外は参考例1と同様にして分散安定
剤成分溶液を得た。
【0146】使用した単量体の組成、得られる共重合体
の酸価(計算値)及び重量平均分子量、並びに、得られ
た分散安定剤成分溶液の不揮発分及び粘度を表1に示し
た。
【0147】参考例8〜10 参考例2において、2EHA 19重量%及び CPCA1重量%を
用いる代わりに、2EHA19.28重量%及び AA 0.72重量
%、2EHA 18重量%及び AA2重量%、または、2EHA 19.
14重量%及びメタクリル酸(MAA) 0.86重量%用いる以外
は参考例2と同様にして分散安定剤成分溶液を得た。
【0148】使用した単量体の組成、得られる共重合体
の酸価(計算値)及び重量平均分子量、並びに、得られ
た分散安定剤成分溶液の不揮発分及び粘度を表1に示し
た。
【0149】
【表1】
【0150】非水分散型樹脂組成物の合成: 実施例1 参考例1で使用したのと同様の反応器に、「ロウス」 1
10重量部及び参考例1で得られた分散安定剤成分溶液 3
00重量部を仕込み、窒素置換した後 100℃に昇温し、St
25重量%、エチルアクリレート(EA) 35重量%、メチル
メタクリレート(MMA) 20重量%、nBMA 20重量%からな
る単量体混合物 350重量部、「ロウス」150重量部、並
びに、tBPOO 3.5重量部を2時間かけて逐次添加し、添
加終了後同温度で 30分間保持した後、次いで tBPOO 3.
0重量部添加し、さらに3時間同温度で保って非水分散
型樹脂組成物を得た。
【0151】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0152】実施例2〜3 実施例1において、反応器への「ロウス」の初期仕込み
量を 200重量部に変え、また、参考例1で得られた分散
安定剤成分溶液を用いる代わりに、参考例2〜3で得ら
れた分散安定剤成分溶液を用いる以外は実施例1と同様
にして非水分散型樹脂組成物を得た。
【0153】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0154】実施例4 実施例1において、参考例1で得られた分散安定剤成分
溶液を用いる代わりに、参考例4で得られた分散安定剤
成分溶液を用いる以外は実施例1と同様にして非水分散
型樹脂組成物を得た。
【0155】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0156】実施例5 参考例1で使用したのと同様の反応器に、「ロウス」の
60重量部及び参考例1で得られた分散安定剤成分溶液
500重量部を仕込み、窒素置換した後 100℃に昇温し、
実施例1と同一組成の単量体混合物 250重量部、「ロウ
ス」100重量部、並びに、tBPOO 2.5重量部を2時間かけ
て逐次添加し、添加終了後同温度で 30分間保持した
後、次いで tBPOO 3重量部添加し、さらに3時間同温
度で保って非水分散型樹脂組成物を得た。
【0157】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0158】実施例6 参考例1で使用したのと同様の反応器に、「ロウス」の
200重量部及び参考例2で得られた分散安定剤成分溶液
200重量部を仕込み、窒素置換した後 100℃に昇温し、
実施例1と同一組成の単量体混合物 400重量部、「ロウ
ス」200重量部、並びに、tBPOO 4重量部を2時間かけ
て逐次添加し、添加終了後同温度で 30分間保持した
後、次いで tBPOO 3重量部添加し、さらに3時間同温
度で保って非水分散型樹脂組成物を得た。
【0159】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0160】比較例1 実施例1において、反応器への「ロウス」の初期仕込み
量を 200重量部に変え、また、参考例1で得られた分散
安定剤成分溶液を用いる代わりに、参考例5で得られた
分散安定剤成分溶液を用いる以外は実施例1と同様にし
て非水分散型樹脂組成物を得た。
【0161】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0162】実施例7〜9 実施例1において、反応器への「ロウス」の初期仕込み
量を 200重量部に変え、また、参考例1で得られた分散
安定剤成分溶液を用いる代わりに、参考例5で得られた
分散安定剤成分溶液を用い、さらに、EA 35重量%を用
いる代わりに、EA 34重量%及び CPCA1重量%、EA 32
重量%及び CPCA3重量%、または、EA 30重量%及び C
PCA5重量%用いる以外は実施例1と同様にして非水分
散型樹脂組成物を得た。
【0163】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0164】比較例2〜4 比較例1において、MMA 20重量%を用いる代わりに、MM
A 18.8重量%及び AA1.2重量%、MMA 15重量%及び AA
5重量%、または、MMA 18.57重量%及び MAA1.43重量
%用いる以外は比較例1と同様にして非水分散型樹脂組
成物を得た。
【0165】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0166】実施例10〜11 実施例1において、反応器への「ロウス」の初期仕込み
量を 200重量部に変え、また、EA 35重量%を用いる代
わりに、EA 34重量%及び CPCA1重量%、または、EA 3
4重量%及びジエチルアミノエチルメタクリレート(DE)
1重量%用いる以外は実施例1と同様にして非水分散型
樹脂組成物を得た。
【0167】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0168】実施例12 実施例1において、参考例1で得られた分散安定剤成分
溶液を用いる代わりに、参考例6で得られた分散安定剤
成分溶液を用い、また、St 25重量%及びMMA 20重量%
を用いる代わりに、St 20重量%、MMA 10重量%及び 2H
EMA 15重量%用いる以外は実施例1と同様にして非水分
散型樹脂組成物を得た。
【0169】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0170】比較例5 実施例1において、参考例1で得られた分散安定剤成分
溶液を用いる代わりに、参考例7で得られた分散安定剤
成分溶液を用いる以外は実施例1と同様にして非水分散
型樹脂組成物を得た。
【0171】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0172】比較例6〜8 実施例1において、反応器への「ロウス」の初期仕込み
量を 200重量部に変え、また、参考例1で得られた分散
安定剤成分溶液を用いる代わりに、参考例8〜10で得ら
れた分散安定剤成分溶液を用いる以外は実施例1と同様
にして非水分散型樹脂組成物を得た。
【0173】使用した分散安定剤成分溶液の種類及び全
樹脂中の分散安定剤成分含有量、分散粒子成分の単量体
組成及び分散粒子成分の共重合体の酸価(計算値)を表
2に、また、得られた非水分散型樹脂組成物の樹脂成分
の組成、樹脂成分の酸価(計算値)、不揮発分及び粘度
を表3に示した。
【0174】
【表2】
【0175】
【表3】
【0176】また、得られた非水分散型樹脂組成物を用
いて前記方法により塗装剤を作成し、各種塗装剤物性試
験を行った。結果を表4に示した。
【0177】
【表4】
【0178】
【発明の効果】本発明は、特定の炭化水素系溶媒を主成
分とする有機溶媒中に特定の単量体を構成成分として含
有する共重合体が分散されてなることを特徴とする非水
分散型樹脂組成物に関するものである。
【0179】本発明の非水分散型樹脂組成物を塗装剤用
ビヒクルとして用いるとき、顔料分散性が優れており、
得られる塗装剤塗膜が、スレ−ト材、モルタル等の無機
質基材、木質基材、鉄材等の金属基材などに対する優れ
た付着性を有するため、これらの基材に直接塗布可能な
塗装剤ビヒクルとして用いることができ、また、エマル
ジョン型塗料塗膜面やアルキッド樹脂塗膜等の塗膜面に
対しても優れた付着性を有するので、旧塗膜の上に塗り
重ねることのできる補修用塗装剤ビヒクルとして、さら
に金属防錆塗膜や水性吹付けタイル塗膜等のトップコ−
ト剤ビヒクルとして使用することができ、且つ、得られ
る塗装剤に優れた耐水性、耐アルカリ性、耐候性を付与
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 内田 靖恵 (56)参考文献 特開 平5−171103(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 33/14 C09D 133/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪族炭化水素系溶媒及び/又は脂環族炭
    化水素系溶媒を主成分とする有機溶媒中に、前記溶媒に
    可溶な溶解型分散安定剤成分と前記溶媒に不溶な分散粒
    子成分を含有する非水分散型樹脂組成物であって、該成
    分の少なくとも一成分が下記一般式(1)で表される単
    量体を構成成分として含む共重合体であり、且つ、該溶
    解型分散安定剤成分の重量平均分子量が5〜15万であ
    ることを特徴とする非水分散型樹脂組成物。 【化1】 (但し、式中Rは水素またはメチル基であり、nは1
    〜10の整数である)
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