JPH0675602U - パイプ面取り装置 - Google Patents

パイプ面取り装置

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JPH0675602U
JPH0675602U JP1763793U JP1763793U JPH0675602U JP H0675602 U JPH0675602 U JP H0675602U JP 1763793 U JP1763793 U JP 1763793U JP 1763793 U JP1763793 U JP 1763793U JP H0675602 U JPH0675602 U JP H0675602U
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JP
Japan
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pipe
shaft
chamfering
tubular member
shaft member
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Pending
Application number
JP1763793U
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English (en)
Inventor
壹司 浦部
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小口径の短いパイプの面取り作業を短時間で
容易に、しかもパイプを傷つけずに行えるパイプ面取り
装置を提供する。 【構成】 所定径の頭部12aを有する軸部材12の後
端側を筒部材11内に回り止めして軸方向相対移動可能
に挿入し、その頭部12aと筒部材11との間にパイプ
保持用のゴム13を装着する。また、軸部材後端にはネ
ジ軸14を設けて筒部材11から突出させ、その突出部
にスペーサ16とナット部材15を取り付ける。そし
て、ナット部材15の回転操作により軸部材12を没入
方向に移動させて、頭部12aと筒部材11との間でゴ
ム13を圧縮することにより半径方向に拡径させ、これ
によってパイプPをその内側から保持した状態で、モー
タにより回転駆動される面取り器3にパイプ端面を押し
付けられるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として小口径で長さの短いパイプの端面を面取りするパイプ面取 り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、浴槽の内側面から内方に向けて湯や泡等を勢いよく吐出することで身 体に対するマッサージ効果が得られるようにした噴流装置が知られているが、こ の種の噴流装置の配管においては、直径が10〜30mm、長さが数十〜100 mm程度の比較的小口径の樹脂製の短いパイプが使用されることが多い。その場 合、パイプの端面を予め面取りしておくのが通例である。
【0003】 このようなパイプの面取りを行う手段として従来においてはパイプ面取り器が 用いられている。これは、軸を介して回転自在に支承された円筒状の部材を有し 、その円筒状部材の軸とは反対側に位置する開口端側の内面に面取り用の刃部を 形成したものである。そして、使用に当たっては、作業者が片手でパイプ面取り 器をその軸回りに回転させなから、もう一方の手でパイプを握ってそのパイプの 端面を刃部に押し付けることにより面取り作業を行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のようにして人手によりパイプ面取り器を回転させて面取り作業 を行っていたのでは、作業に手間ないし時間がかかる。また、片手で小口径の短 いパイプを持って刃部に押し付けること自体が困難であるのみならず、押し付け 中に刃部の回転中心に対してパイプの中心軸の位置が少しでも狂うと、面取りが 不均一になるという不具合が生じる。
【0005】 このような不具合を回避するため、何らかのチャック手段によりパイプを保持 することも可能であるが、その場合、回転する刃部に対してパイプを押し付けた 際にパイプの位置がずれないように外面側からパイプを強くチャックすると、そ のチャックされたパイプの外面に傷がつき、製品価値の低下を招くという問題が 生じる。
【0006】 本考案は、このような事情に対処するもので、比較的小口径の短いパイプの面 取り作業を短時間で容易に、しかもパイプに傷をつけずに行えるパイプ面取り装 置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案のパイプ面取り装置は、次のように構成したこと を特徴とする。
【0008】 すなわち、基本的な構成要素として、一端が開口され且つその開口端側の内面 に面取り用の刃部が設けられた面取り器と、その回転駆動用のモータと、パイプ を保持してその端面を上記刃部に押し付ける方向に移動可能とされたチャック手 段とを備える。そして、このうちのチャック手段を、上記刃部へのパイプの押し 付け時にそのパイプの反対側の端部を前端側で受け止める筒部材と、この筒部材 内に後端側が挿入されて前端側が筒部材の前端から突出し且つその突出端に外径 がパイプ内径よりも小さな頭部が形成された軸部材と、その頭部と筒部材の前端 部との間に位置するように軸部材の突出部分の外周に装着されてパイプ内に挿入 可能とされたパイプ保持用のゴムと、上記軸部材の後端部に一端が取り付けられ て他端が筒部材の後端部から突出するネジ軸と、このネジ軸の突出部にネジ結合 された操作用のナット部材と、このナット部材と上記筒部材の後端部との間に介 装されたスペーサとで構成し、上記ナット部材を所定方向に回転させたときに上 記ゴムが軸部材の頭部と筒部材の前端部との間で軸方向に圧縮されて拡径するよ うに、上記軸部材を筒部材に対して回り止めして軸方向に相対移動可能な構成と する。
【0009】
【作用】 上記構成のパイプ面取り装置によれば、比較的小径で短いパイプの面取りを次 のようにして容易に行うことができる。
【0010】 まず、面取りを行うべきパイプ内にチャック手段における軸部材の頭部側を挿 入し、その軸部材の外周に設けられたパイプ保持用のゴムをパイプ内に位置させ る。そして、筒部材が回らないようにしてナット部材を所定方向に回転させる。
【0011】 このようにすると、ナット部材にネジ軸を介して結合された軸部材は、そのネ ジ軸とともに軸回りに回転しようとするが、筒部材に対して回り止めされている ので回転することができず、筒部材内に没入する方向に移動する。
【0012】 その結果、軸部材の頭部と筒部材の前端部との間に位置するパイプ保持用のゴ ムが軸部材の頭部によって筒部材側に押圧されて軸方向に圧縮され、これと同時 に半径方向に拡径することにより、そのゴムの外面側がパイプの内面に押し付け られる。これにより、パイプをその内面側から確実に保持することができ、しか もパイプ外面への傷つきを回避することができる。
【0013】 さらに、この状態で、モータによって回転駆動されている面取り器の刃部に対 してチャック手段を移動させ、そのチャック手段に保持されたパイプの先端面を 刃部に押し付けることにより、パイプ端面を容易に面取りすることができる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 図1は、この実施例に係るパイプ面取り装置の全体構成を示すものである。同 図に示すように、このパイプ面取り装置1は、テーブル2上に、面取り器3と、 その回転駆動用のモータ4と、面取りすべきパイプPを保持するチャック部5と を一列に配置した構成である。
【0015】 上記面取り器3は、一端が開口され且つその開口端側の内面に奥方向に向けて 刃部3a’を先細りテーパ状に設けてなる円筒状の面取り部材3aと、この面取 り部材3aに保持部3bを介して連結された軸3cを回転自在に支承する軸受け 3dとで構成されている。そして、上記軸3cの一端に連結部材6を介して上記 モータ4の軸4aが連結されており、このモータ4によって面取り部材3bが回 転駆動されるようになっている。
【0016】 また、チャック部5は、テーブル2の上面に固定されたレール7と、このレー ル7に沿って矢印A−A’方向(面取り器3に対して進退動する方向)に移動可 能に設けられた保持部材8と、この保持部材8に着脱自在に保持されてネジ9に より固定可能とされたチャック手段10とでなる。そして、このチャック手段1 0の先端側にパイプPを保持してそのパイプ端面を面取り部材3aに対して押し 付けることができるように、チャック手段10は、図2に示すような構成とされ ている。
【0017】 すなわち、チャック手段10は、円筒状の筒部材11と、この筒部材11内に 軸方向移動可能に挿入されて前端(図面では左端)側が筒部材11の前端部11 aから突出された丸棒状の軸部材12と、この軸部材12の突出部分の外周に装 着されたパイプ保持用の筒状のゴム13と、軸部材12の後端(図面では右端) に設けられて一端が筒部材11の後端部11bから突出されたネジ軸14と、こ のネジ軸14の突出部にネジ結合された操作用のナット部材15と、このナット 部材15と筒部材11の後端部11bとの間に介装されたスペーサ16とで構成 されている。
【0018】 このうち、筒部材11は、その前端部11aを除いた部分の外径がパイプPの 外径とほぼ同じで内径がパイプPの内径よりも所定量だけ小さな寸法とされてい る。そして、前端部11aの外径が他の部分の外径と比べて所定量だけ小さくさ れていることにより、図示のようにパイプPを装置した時にその前端部11aに 続く段部11a’でパイプPの一端面を受け止めるようになっている。
【0019】 また、軸部材12は、その前端(突出端)に、パイプPの内径よりも僅かに小 さな外径を有する頭部12aが形成されており、この頭部12a以外の部分の外 径が筒部材11の内径よりも若干小さくされている。そして、図例では、筒部材 11と軸部材12との間に回り止め用のキー17が設けられていることにより、 筒部材11を固定したうえで軸部材12と一体のネジ軸14に対してナット部材 15を回した時に、軸部材12が筒部材11に対して軸方向に相対移動するよう になっている。
【0020】 さらに、この軸部材12の外周に設けられたパイプ保持用のゴム13は、通常 の状態(軸方向に圧縮されていない状態)でパイプP内に挿入できるように、そ のパイプ内径よりも僅かに小さな外径を有し、その一端および他端の位置が軸部 材12の頭部12aおよび筒部材11の前端部11aによってそれぞれ規制され ている。そして、上述したナット部材15の所定方向への回転により筒部材11 に対して軸部材12を没入方向に所定量だけ移動させて、その頭部12aと筒部 材1の前端部11aとの間でゴム13を軸方向に圧縮したときに、ゴム13が半 径方向に拡径してその外面側がパイプPの内面に押し付けられることにより、パ イプPをその内面側から保持するようになっている。
【0021】 なお、この実施例においては、軸部材12の前端側の部分121 が後端側の部 分122 にネジ部121 ’を介して結合一体化されており、面取りすべきパイプ の長さに応じて前端側の部分121 を取り替えられるように構成されている。
【0022】 次に、この実施例の作用を説明するために、上記パイプ面取り装置1を用いて 実際にパイプPを面取りする場合について述べる。 まず、チャック手段10にパイプPを保持させるために、軸部材12の外周に 設けられたパイプ保持用のゴム13を軸方向に圧縮していない状態で、その軸部 材12の頭部12a側からパイプP内に挿入してゴム13の外周側にパイプPを 被せるように装着する。
【0023】 次いで、上記ゴム13を軸方向に圧縮させるために、例えば手で筒部材11を 持って回らないようにした上で、ナット部材15を所定方向に回転させる。この 時、軸部材12は、その後端側のネジ軸14を介してナット部材15に連結され ているとともに、筒部材11に対しては回り止めされて軸方向に相対移動可能と されているので、上記ナット部材15の回転に伴って筒部材11内に没入する方 向に移動する。
【0024】 その結果、軸部材12の頭部12aと筒部材11の前端部11aとの間にある パイプ保持用のゴム13は、軸方向に圧縮されると同時に径方向に膨張つまり拡 径して、その外面側がパイプPの内面に押し付けられる。これにより、チャック 手段10における軸部材12の外周側にパイプPが確実に保持されることになる 。しかも、この場合、パイプPはゴム13を介して内面側から保持されるので、 パイプPの外面への傷つきが回避されることになる。
【0025】 次に、こうしてパイプPを保持した状態で、図1示すようにチャック手段10 をテーブル2上の保持部材8に取り付けてネジ9を締め付けることにより、チャ ック手段10における筒部材11を固定する。そして、保持部材8の前方に位置 する面取り部材3aをモータ4により回転させた状態で、テーブル2上のレール 7に沿って矢印A方向に保持部材8を所定量だけ移動させることにより、チャッ ク手段10に保持されているパイプPの端面を面取り部材3aの刃部3a’に当 てて面取りする。この時、チャック手段10はレール7上に設けられた保持部材 8に固定されているので、面取り部材3a側からの回転力がパイプ端面に作用し ても中心軸の位置が狂うことがない。従って、パイプPの端面がその全周にわた って均一に面取りされることになる。
【0026】
【考案の効果】
以上のように本考案のパイプ面取り装置によれば、チャック手段でパイプを保 持して、モータにより回転駆動される面取り器の刃部にパイプの端面を当てるこ とにより、そのパイプ端面を均一に面取りすることができる。従って、作業者が 片手で面取り器を回転させつつ他方の手でパイプを持って面取り器に当てること で面取りを行っていた従来の場合に比べると、比較的小口径の短いパイプの面取 り作業を短時間で容易に行うことができる。
【0027】 しかも、チャック手段によるパイプの保持は、その外周に設けられたパイプ保 持用のゴムを介してパイプの内側から行うので、パイプ外面への傷つきを回避す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るパイプ面取り装置の全体
構成を示す正面図
【図2】同実施例におけるチャック部の周辺を拡大して
示す拡大縦断面図
【符号の説明】
1・・・パイプ面取り装置 3・・・面取り器 3a’・・・刃部 4・・・モータ 10・・・チャック手段 11・・・筒部材 11a・・・筒部材の前端部 11b・・・筒部材の後端部 12・・・軸部材 12a・・・軸部材の頭部 13・・・ゴム 14・・・ネジ軸 15・・・ナット部材 16・・・スペーサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの端面を面取りするパイプ面取り
    装置であって、一端が開口され且つその開口端側の内面
    に面取り用の刃部が設けられた面取り器と、その回転駆
    動用のモータと、パイプを保持してその端面を上記刃部
    に押し付ける方向に移動可能とされたチャック手段とを
    具備し、このチャック手段は、上記刃部へのパイプの押
    し付け時にそのパイプの反対側の端部を前端側で受け止
    める筒部材と、この筒部材内に後端側が挿入されて前端
    側が筒部材の前端から突出し且つその突出端に外径がパ
    イプ内径よりも小さな頭部が形成された軸部材と、その
    頭部と筒部材の前端部との間に位置するように軸部材の
    突出部分の外周に装着されてパイプ内に挿入可能とされ
    たパイプ保持用のゴムと、上記軸部材の後端部に一端が
    取り付けられて他端が筒部材の後端部から突出するネジ
    軸と、このネジ軸の突出部にネジ結合された操作用のナ
    ット部材と、このナット部材と上記筒部材の後端部との
    間に介装されたスペーサとを有し、上記ナット部材を所
    定方向に回転させたときに上記ゴムが軸部材の頭部と筒
    部材の前端部との間で軸方向に圧縮されて拡径するよう
    に、上記軸部材が筒部材に対して回り止めされて軸方向
    に相対移動可能とされていることを特徴とするパイプ面
    取り装置。
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