JPH03309Y2 - - Google Patents

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JPH03309Y2
JPH03309Y2 JP12809986U JP12809986U JPH03309Y2 JP H03309 Y2 JPH03309 Y2 JP H03309Y2 JP 12809986 U JP12809986 U JP 12809986U JP 12809986 U JP12809986 U JP 12809986U JP H03309 Y2 JPH03309 Y2 JP H03309Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は摩擦溶接等に用いるスピンドル装置に
関する。
(従来の技術) エンジンバルブの傘部とステム部とを摩擦溶接
する装置として従来からスピンドル装置を用いて
いる。
斯るスピンドル装置は第5図、第5図のC−C
線断面図である第6図、第5図のD−D線断面図
である第7図に示すように、ケース100内のベ
アリング101を介してスピンドル筒102を回
転自在に支承し、このスピンドル筒102先端に
ボルト103にてコレツトアウター104を固着
し、またスピンドル筒102内にスリーブ105
及び駆動棒106を収め、駆動棒106の先端に
設けたドローバー107の凹部108内に、コレ
ツトインナー109の後端部を挿入して90゜回転
せしめた後、第6図及び第7図に示すように回り
止め110を凹部108内に挿入してコレツトイ
ンナー109をドローバー107に係合し、更に
前記スリーブ105と駆動棒106の後端部に螺
着したナツト111との間に皿バネ112を縮装
している。そして、操作ロツド113を前方に押
し、皿バネ112の弾発力に抗して駆動棒106
及びドローバー107を前進させ、ドローバー1
07の前進によりコレツトインナー109をコレ
ツトアウター104から突出させてコレツトイン
ナー109を拡径させ、この状態でワーク114
をコレツトインナー109内にストツパー115
に当接するまで挿入し、次いで操作ロツド113
による押圧状態を解除する。すると駆動棒106
及びドローバー107は皿バネ112の弾発力で
後退し、ドローバー107の後退によつてコレツ
トインナー109が引き込まれ、コレツトインナ
ー109の外周部はコレツトアウター104の内
周部に拘束されコレツトインナー109は緒径し
ワーク114を強固に保持する。
そしてこの状態でコレツトインナ109はコレ
ツトアウター104に圧接しているため、モータ
によつて回転するスピンドル筒102の回転はコ
レツトインナー109に伝達され、コレツトイン
ナー109に保持されているワーク114が回転
する。そこで、回転するワーク114を他のワー
クに当接せしめれば、ワーク間の摩擦によつて熱
が発生し、この熱によつて当接部が溶融し、スピ
ンドル装置の回転を停止すれば、ワーク同士が溶
接せしめられる。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したようにスピンドル装置を用いて摩擦溶
接する場合には、最終的に電源をオフにしてスピ
ンドル筒102の回転を停止し、コレツトインナ
ー109の回転を停止することになる。
ここで、スピンドル装置が回転駆動していると
きは、スリーブ105、ドローバー107及び皿
バネ112も各所において回転する部材と接触し
ているため高速で回転している。斯る状態で電源
をオフとするとコレツトインナー109の回転は
直ちに停止するが、スリーブ105、ドローバー
107及び皿バネ112は慣性にてある程度回転
を続けてしまう。その結果、スリーブ105とコ
レツトアウター104との間、スリーブ105と
ドローバー107或いはスリーブ105と皿バネ
112との間で摩擦が生じ、振動が発生する。そ
して振動が発生すると、コレツトインナー109
とドローバー107等の芯ずれが生じ、コレツト
インナー109の保持力が低下し、摩擦溶接の精
度が悪化する不利がある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、スピンドル
筒内にスリーブ及び駆動棒を配し、これらスリー
ブと駆動棒間にバネ部材を介設し、このバネ部材
の弾発力で、駆動棒のドローバーに係合するコレ
ツトを引き込み、スピンドル筒の回転をコレツト
に伝達するようにしたスピンドル装置において、
前記スリーブ及びドローバーをスピンドル筒又は
これと一体的に回転する部材に直接又は間接的に
係合せしめ、スリーブ、ドローバー(駆動棒)及
びバネ部材がコレツト(スピンドル筒)と一体的
に回転し且つ停止するようにした。
(作用) 摩擦溶接等において、電源をオフとし、スピン
ドル筒及びコレツトの回転を停止せしめる際に、
スリーブ、ドローバー等の部材も一体的に回転を
停止するため、回転停止に伴つて振動が発生する
ことがない。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。
第1図は本考案に係るスピンドル装置の全体断
面図、第2図はコレツトの部分を示す端面図、第
3図は第1図のA−A線断面図、第4図は第1図
のB−B線断面図である。
スピンドル装置は基台1にケース2を取り付
け、このケース2内にベアリング3を介してスピ
ンドル筒4を回転自在に支承している。スピンド
ル筒4の後端部にはプーリ5を嵌着し、このプー
リ5とモータ6の軸に嵌着したプーリ7との間に
ベルト8を張設することで、モータ6の回転をス
ピンドル筒4に伝達するようにしている。
また、スピンドル筒4の先端にはボルト9によ
つてコレツトアウター10が固着され、このコレ
ツトアウター10内にコレツトインナー11が出
没自在に保持されている。コレツトインナー11
は軸方向に沿つて第2図に示すように3分割さ
れ、これら分割体の間にはコレツトアウター10
と一体的に回転するキヤツプ12にネジ13を介
して固着したストツパ14を軸方向に隙間Sをも
つて割り込ませ、コレツトアウター10に対し、
コレツトインナー11が空廻りしないようにして
いる。またコレツトインナー11の前面には回転
治具が係合する小孔11aを形成している。
一方、スピンドル筒4内にはスリーブ15及び
駆動棒16を配している。スリーブ15は前方に
向つて開口する有底筒状をなし、その前端部はコ
レツトアウター10に係合し、また、駆動棒16
はその後端面が操作ロツド17の前端面に当接
し、且つ後端部にはナツト18を螺着し、このナ
ツト18にて支持するバネシート19と前記スリ
ーブ15の背面との間に皿バネ20を縮装してい
る。更に駆動棒16の前部はスリーブ15内に臨
むドローバー21となつている。
ドローバー21はスリーブ15に対しキー嵌合
しており、且つ前記コレツトアウター10と係合
している。即ち第3図及び第4図にも示すように
コレツトインナー11の後部には小径部22及び
この小径部22につながる縦長の係止部23が形
成され、ドローバー21の前部には上記小径部2
2の径とその高さが略々等しい横長の穴24及び
この穴24につながりその径が前記係止部23の
長さに略々等しい円筒穴25が形成され、この円
筒穴25の奥に更に小径の円筒穴26が形成さ
れ、この円筒穴26内にはスプリングにて付勢さ
れるエジエクター27を挿入している。而して、
図においては、コレツトインナー11の係止部2
3が円筒穴25内において横長の穴24と90゜角
度を異ならせているため、コレツトインナー11
はドローバー21に係合保持されている。
尚、ドローバー21の背面と前記スリーブ15
内面との間にはシム28を介設し、空クランプ時
にコレツトインナー11を引つ張りすぎて、コレ
ツトインナー11等を破損することを防止してい
る。
以上において、ワークであるステム29をコレ
ツトインナー11にてクランプするには、操作ロ
ツド17を前方(図中左方)に押圧する。する
と、操作ロツド17によつて駆動棒16及びドロ
ーバー21が皿バネ20に抗して前進し、ドロー
バー21の前進によりコレツトインナー11がコ
レツトアウター10から突出する。このコレツト
インナー11の突出量は前記隙間S分、つまりコ
レツトインナー11の前面がストツパー14に当
接するまでである。そして、コレツトインナー1
1が若干突出することで、コレツトインナー11
の分割体は拡径する。そこでコレツトインナー1
1の分割体間にステム29を挿入する。
次いで、操作ロツド17の押圧状態を解除す
る。すると皿バネ20の弾発力で駆動棒16及び
ドローバー21が後退し、ドローバー21の後退
によつてコレツトインナー11が引き込まれる。
すると、コレツトインナー11の外周部はコレツ
トアウター10の内周部に拘束され、コレツトイ
ンナー11の分割体は縮径し、ステム29を強固
に保持する。またこの状態でコレツトアウター1
0とコレツトインナー11とは強く圧接している
ので、モータ6を駆動すると、モータ6の回転は
スピンドル筒4及びコレツトアウター10を介し
てコレツトインナー11に伝達され、ステム29
が高速回転する。
尚、本考案に係るスピンドル装置にあつては、
上記の動力伝達経路の他にコレツトアウター1
0、スリーブ15及びドローバー21の経路を介
してコレツトインナー11に回転駆動力が伝達さ
れる。
そこで、ステム29を他のワークであるエンジ
ンバルブの傘部30に当接せしめれば、接触によ
つて発生する摩擦熱で両者の接触部が溶融する。
以上のようにしてワークの接触部が溶融したな
らば、電源をオフとしモータ6を停止し、コレツ
トインナー11の回転を停止せしめる。ここで、
前記スリーブ15はコレツトアウター10に係合
し、ドローバー21はスリーブ15にキー嵌合し
ているため、スリーブ15、ドローバー21、駆
動棒16及び皿バネ20をコレツトインナー11
と一体的にその回転が停止する。したがつて回転
停止に伴なう振動は発生しない。
更に、ワークの径等が変更された場合には、コ
レツトインナー11のみを交換する。この手順を
以下に述べる。
先ず、ネジ13を緩めてキヤツプ12からスト
ツパ14を取外す。次いでコレツトインナー11
に形成した小孔11aに治具を差し込んでコレツ
トインナー11を90゜回転せしめる。すると、コ
レツトインナー11の後端部に形成した係止部2
3とドローバー21の横長の穴24との長手方向
が一致する。そしてコレツトインナー11はドロ
ーバー21内に設けたエジエクター27にて前方
に付勢されているため、係止部23と穴24の長
手方向が一致した時点でコレツトインナー11は
前方に突出する。そこでコレツトインナー11を
コレツトアウター10から取り出す。
この後新たなコレツトインナーをドローバー2
1に係合せしめるのは前記と逆に、新たなコレツ
トインナーの係止部をドローバー21の穴24に
合せた状態で係止部を円筒穴25内に差し込み、
90゜回転せしめ、この後ネジ13にてストツパ1
4を締め付ければよい。
尚、図示例にあつてはコレツトをコレツトアウ
ターとコレツトインナーとに分けたものを示した
が、コレツトアウターの部分はスピンドル筒の一
部としたものであつてもよい。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、スピンド
ル装置の電源をオフとし、ワークを保持するコレ
ツトの回転を停止せしめる際に、スリーブ、ドロ
ーバー、駆動棒及びバネ部材もコレツトと一体的
に回転が停止するため、これらの部材間で摩擦が
生じたり振動が発生することがない。
したがつて回転停止の際に軸芯ずれがなくコレ
ツトによるワーク保持力が弱まる等の不具合も生
じないため、精度のよい摩擦溶接等を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスピンドル装置の全体断
面図、第2図はコレツトの断面を示す図、第3図
は第1図のA−A線断面図、第4図は第1図のB
−B線断面図、第5図は従来のスピンドル装置の
断面図、第6図は第5図のC−C線断面図、第7
図は第5図のD−D線断面図である。 尚、図面中4はスピンドル筒、10はコレツト
アウター、11はコレツトインナー、14はスト
ツパ、15はスリーブ、16は駆動棒、20は皿
バネ、21はドローバー、23は係止部、29,
30はワークである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スピンドル筒内にドローバーを有する駆動棒
    及びスリーブを配設し、これら駆動棒とスリー
    ブ間にバネ部材を介設し、バネ部材の弾発力で
    ドローバーに係合するコレツトを引き込んでコ
    レツトの外周部をスピンドル筒側で拘束し、コ
    レツトを縮径せしめてワークを保持するととも
    にコレツトに動力を伝達するようにしたスピン
    ドル装置において、前記スリーブ及びドローバ
    ーがコレツトと一体的に回転すべく、スリーブ
    をスピンドル筒及びドローバーの双方に係合せ
    しめたことを特徴とするスピンドル装置。 (2) 前記コレツトはワークを保持するコレツトイ
    ンナーと、スピンドル筒先端に固着されるコレ
    ツトアウターからなり、このコレツトアウター
    と前記スリーブとが係合していることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のスピ
    ンドル装置。
JP12809986U 1986-08-22 1986-08-22 Expired JPH03309Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12809986U JPH03309Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

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JP12809986U JPH03309Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

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JPS6334582U JPS6334582U (ja) 1988-03-05
JPH03309Y2 true JPH03309Y2 (ja) 1991-01-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2571369Y2 (ja) * 1992-03-26 1998-05-18 豊田工機株式会社 主軸装置

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JPS6334582U (ja) 1988-03-05

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