JP3278731B2 - 保持具 - Google Patents

保持具

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JP3278731B2
JP3278731B2 JP10513693A JP10513693A JP3278731B2 JP 3278731 B2 JP3278731 B2 JP 3278731B2 JP 10513693 A JP10513693 A JP 10513693A JP 10513693 A JP10513693 A JP 10513693A JP 3278731 B2 JP3278731 B2 JP 3278731B2
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cylinder
fastening
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均 石川
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NT Tool Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/117Retention by friction only, e.g. using springs, resilient sleeves, tapers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械において、ドリ
ル等の工具又は加工を施すべき被工作物を保持するよう
にした保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の保持具は、工具又は被工作物を装
着する締着筒を先細に形成し、これの外周に嵌合する回
動筒と締着筒との間にこれら軸線と交差しないが前記軸
線に対し適宜の傾斜角をなすようにした多数のローラを
広範囲にわたり配列し、回動筒を回動させることにより
ローラが自転しつつ螺旋公転し、締着筒の収縮を行なわ
せるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の保持具では
工具又は被工作物に半径方向の大きな撓み力が加わった
場合、上記締着筒が撓んで工具又は被工作物が偏心を起
こし、その結果工作精度が悪化する問題点があった。
【0004】そこで回動筒の後端面が、締着完了時点で
本体側に形成する受止部の受止面に圧接するようにする
と、回動筒は受止部に一体化して回動筒に囲まれる締着
筒の撓みは防止できる。しかし、上記受止部の受止面は
本体の軸線に対して完全な直交面に形成できるが、一
方、回動筒の軸線は周知の如く本体の軸線に対して僅か
に斜交する関係上回動筒の後端面は受止面に対し完全に
は平行しない。従って回動筒を回して回動筒と受止部と
の圧接面を一体化させる時、その一体化を高める為に強
く回すと、受止面に回動筒の後端面が密着固定され、そ
れに伴って回動筒と締着筒とが僅かに芯振れする問題点
があった。
【0005】これらの問題点を解決する為に上記回動筒
の後端面と、本体の受止部との間に環状弾性部材を介設
すると(例えば実公昭59-14085号公報参照)、上記問題
は解消する。しかし、上記環状弾性部材が介在している
と、回動筒を回して締付け操作をする時、弾力的反撥力
が徐々に強くなるものの、回動筒は環状弾性部材を圧縮
しながら幾らでも廻り過ぎる欠点がある。即ち、作業員
は適切な回動量の終点が分からないので廻し過ぎて回動
筒を破壊する欠点がある。さらに回動筒の後端面が環状
弾性部材に当たった後においてもぐるぐる回すと、そこ
の摩擦抵抗が徐々に大きくなり、大事な回動筒による締
着筒の締具合の手応えが判断できなくなる大きな問題点
もあった。
【0006】この為作業者は締め過ぎないように途中で
やめると、環状弾性部材は充分に押し縮められず、同時
に締着筒の締りも悪く、切削作業時は環状弾性部材が縮
んで工具の芯振れ、或は工具の抜脱が生じる問題点もあ
る。
【0007】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、回動筒を回して
工具を締め終えた状態において、本体側と回動筒側とを
強く圧接させても、回動筒も、締着筒も共に芯振れする
ことのないようにした保持具を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明における保持具
は、本体(1)の一端には半径方向に弾性変形可能な締着
筒(3)を一体連接状に備えており、しかも該締着筒(3)の
内部は先端側が開口した被保持物(22)の差込孔(4)とな
っている一方、上記締着筒(3)の周囲には硬質材製の回
動筒(17)を配設すると共に、締着筒(3)の外周面と回動
筒(17)の内周面との間には、回動筒(17)を回すことによ
ってそれを締着筒(3)の軸線方向へ移動させ得るようそ
の締着筒(3)の軸線に対し夫々ねじれの位置の関係にあ
る複数のローラ(14)を介在させて、上記回動筒(17)を回
動させてそれを締着筒(3)の元部側へ移動させることに
より締着筒(3)を収縮させて被保持物(22)を締着するよ
うにしてある保持具に於て、上記本体(1)における上記
回動筒(17)の後端面(17b)と対向する位置には、上記回
動筒の後端面(17b)の側を開口させた環状の液体溜まり
(15)を形成すると共にその開口部(15a)には上記軸線方
向に向けての進退動を自在にした環状のピストン(19)を
配置し、上記回動筒(17)の回動によって被保持物(22)を
締着し終えた状態においては、上記環状のピストン(19)
の表面(20)は回動筒の環状の後端面(17b)に圧接し、
環状のピストン(19)の背面(21)は上記環状の液体溜まり
(15)内の液体により受け止められるようにしたものであ
る。
【0009】
【作用】回動筒を回して締着筒を締め付ける。回動筒の
後端面はピストンに当たる。ピストンは液体溜まりに押
込められるが、液体圧にて受止められる。ピストンは上
記後端面に平行した状態で止まる。
【0010】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1及び図3において、1は本体、2はその元部に
備わった連結部で、工作機のスピンドルに取付けるよう
にした部分である。3は本体1の一端に一体に連接具備
された締着筒で、半径方向に弾性変形可能に構成してあ
り、内部には被保持物22を挿入する為の差込孔4が形成
されている。5は締着筒3の内周面の締着面を示し、そ
こには必要に応じて多数の溝が締着筒3の軸線に対し斜
めに形成される。7は締着筒3の外周面を示し、連結部
2の側(元部側)が太くなるテーパ状に形成してある。
【0011】次に17は締着筒3の外周側に配設した回動
筒で、その内周面18は前記外周面7と平行なテーパ状に
形成してあり、かつこれらの間には複数のローラ14が配
してある。又外周面には周知のスパナ掛溝12が形成して
ある。なおこれら本体1と締着筒3と、回動筒17に関係
する各種の構成は周知の構成であればよい。
【0012】次に筒状の受止部材9は硬質材で形成さ
れ、元部9bは本体のフランジ1aに固着され、元部側内周
面9cも本体の側に嵌合されている。自由端9aは元部から
大きく延設してあり、内周面9dの内側には締着筒3との
間に回動筒17が嵌入する空間10が形成してある。
【0013】11は必要に応じて回動筒17の外周面に周設
する押当部材で、その後方の押当面(端面)11aは図3
の状態で上記自由端9aとしてある受止面9aに対接可能な
形状にしておいてもよい。
【0014】15は環状の液体溜まりを示し、本体側の受
止面1bと、受止部材9で共用する外周壁9e及び締着筒3
の元部で共用する内周壁3eとで構成している。16は液体
溜まり15内の液体15b、例えばオイルを抜く為の油抜機
構を示す。19は環状のピストンを示し、表面20は、回動
筒17の後端面17bに圧接可能な平坦面にしてある。25と2
6はオイル漏れ防止用のOリングを示す。このピストン1
9は液体溜まり15の開口部15aを塞ぐ状態で軸線方向に進
退可能にしてある。なお液体15bはピストン19を外した
状態で多めに注入し、ピストン19を嵌めた後は押ねじ16
aをゆるめるとボール16bの周囲から液体15aは抜ける。
従って図3の状態が得られるように液量を調節し、その
後押ねじ16aを締める。
【0015】次に上記構成の保持具を用いて被保持物と
して例示する刃具22を保持する操作について説明する。
先ず刃具22の元部を差込孔4の内部に差し込む。次に回
動筒17を回動させる。すると上記多数のローラ14は回転
し、外周面7に沿って螺旋状に元部8の側に向けて進行
する。これにより回動筒17も同方向に進行する。このよ
うに回動筒17が元部8の側に向けて進行すると、締着筒
3は回動筒17によりローラ14を介して押し縮められるこ
ととなり、締着筒3は減径する。その結果締着面5は刃
具22の外周面に密着し、これを強く締付ける。
【0016】上記のように回動筒17を回動させながら元
部8の側へ移動させる過程において、回動筒17の後端部
17aは受止部材9の内側にある空間10に入る。
【0017】さらに回動筒17が回動すると図2の如く回
動筒の後端面17bの一部が軸線に直交しているピストン1
9の表面20に接し、一部に間隙17cが残る状態になる。さ
らに回動筒17を回すと、ピストンの表面はオイルを加圧
する状態で表面20と後端面17bが圧接し、図3の状態に
なる。
【0018】上記のようにして刃具22を締着した図3の
状態でもって工作機を作動させ、刃具22を被工作物の工
作に使用する。この状態において刃具22の先端部に矢印
23方向の大きな力が加わっても、締着筒3は多数のロー
ラ14を介して回動筒17に対し上記矢印23方向には一体と
なっており、更に回動筒17における後端面17bはピスト
ン19と液体溜まり15内のオイルを介して本体1に対し一
体状態となる。よって締着筒3が矢印23方向に振動する
ことが阻止される。従って、刃具22は上記矢印23方向に
振動することが防止(防振)される。その結果、刃具22
による被工作物の加工精度が極めて高く保持される。
【0019】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、被保
持物22を保持したいとき、被保持物22の元部を締着筒3
の差込孔4に差込み、回動筒17を回してそれを締着筒3
の元部8の側に移動させて締着筒3を押し縮め、その内
周面5により被保持物22の元部を締着してそれを保持す
る効果がある。
【0020】上記の如くして被保持物22を締め終わり回
動筒17の後端面17bがピストンの表面20に圧接した状態
になると、上記被保持物22に上記締着筒3の半径方向23
に向けて大きな力が加わっても、締着筒3の横方向の撓
みが阻止され、その結果、被保持物22の矢印23方向への
横振れを頑強に防止して良質の加工ができる効果があ
る。
【0021】その上回動筒17の環状の後端面17bが軸線
に対して僅かに傾斜した状態で後退(ピストン19に向け
て前進)するものであっても、これを受け止めるピスト
ン19の背面21は、環状の液体溜まり15内を自由に流動す
る液体により受け止められているので、ピストンの環状
表面20はその傾斜面に従動した状態で回動筒の環状の
後端面17bに圧接し、全面で回動筒17の環状の後端面17b
を受け止める特長があり、締着筒3の芯振れ防止に優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図。
【図2】本体の受止面に対して回動筒の後端面が僅かに
傾斜した状態で進行している状態の縦断面図。
【図3】刃具を締付け終えた状態の縦断面図。
【符号の説明】
1 本体 3 締着筒 15 液体溜まり 17 回動筒 19 ピストン 22 刃具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(1)の一端には半径方向に弾性変形
    可能な締着筒(3)を一体連接状に備えており、しかも該
    締着筒(3)の内部は先端側が開口した被保持物(22)の差
    込孔(4)となっている一方、上記締着筒(3)の周囲には硬
    質材製の回動筒(17)を配設すると共に、締着筒(3)の外
    周面と回動筒(17)の内周面との間には、回動筒(17)を回
    すことによってそれを締着筒(3)の軸線方向へ移動させ
    得るようその締着筒(3)の軸線に対し夫々ねじれの位置
    の関係にある複数のローラ(14)を介在させて、上記回動
    筒(17)を回動させてそれを締着筒(3)の元部側へ移動さ
    せることにより締着筒(3)を収縮させて被保持物(22)を
    締着するようにしてある保持具に於て、 上記本体(1)における上記回動筒(17)の後端面(17b)と対
    向する位置には、上記回動筒の後端面(17b)の側を開口
    させた環状の液体溜まり(15)を形成すると共にその開口
    部(15a)には上記軸線方向に向けての進退動を自在にし
    た環状のピストン(19)を配置し、上記回動筒(17)の回動
    によって被保持物(22)を締着し終えた状態においては、
    上記環状のピストン(19)の表面(20)は回動筒の環状の
    端面(17b)に圧接し、環状のピストン(19)の背面(21)
    は上記環状の液体溜まり(15)内の液体により受け止めら
    れるようにしてあることを特徴とする保持具。
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