JPH0675204U - パラボラ屈曲靴底 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる個々の足を多量生産靴に調和させるの
を援助する特殊な靴構造を提供すること。 【構成】 横側面から中間側面へ、靴底の最も巾広い部
分の前方弧状に延在する、靴底にある特殊な曲線を作る
屈曲溝を有する。この曲線を作る溝は中足骨頭部の前方
で趾骨の後の骨の下、即ち地面に係合する趾骨の外端部
の後の「内側空間」の下に横たわる。溝の最前頂点は靴
底の中間側面の方へ横に片寄っている。屈曲溝の半径は
足の反転中に取り囲まれた前足における回転せん断力を
処理する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案ははきものに関し、特に多方向つま先離れ靴の靴底構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

靴の靴底は、屡々歩行中に足の構造の自然な作用をとり入れるため、及び又は ある点で欠点のある足の作用を改良するために、何年にもわたり靴底に授けらた た多くの形状を持ってきた。人間の足は使用中は一連の協働する横と縦の運動を 作る骨と、腱と、靭帯と、筋肉との一連の複雑な配設であることは知られている 。多くのことがこれらの足の運動に関して現在知られているけれども、それを理 解することはまだ不完全である。更に各人の足は他人の足とかなり変わっている ので、歩行作動を最適にするためはきものを改良するように努力が常に行われて いる。それでも靴は実際の理由で多量生産されるために、個々の靴の特殊性の多 様さを受け入れることは全く可能ではない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は異なる個々の足を多量生産靴に調和させえるのを援助する特殊な靴構 造を提供することである。

【０００４】 本考案はつま先離れが歩き方のサイクルを通じてどの前方角度でも適当な重量 移動ができることにより個々の変化する足作動の特殊性に靴が適合することを増 大する新規な靴底構造を有する靴を提供することである。靴からの殆ど無限数の 重量移動方向が特定の足の特殊性に対する適当なつま先離れを可能にする。適当 なつま先離れは前足構造の骨が一直線になることにおける個々の変化を受け入れ て、つま先離れで趾骨の延在を援助する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案における靴は、横側面から中間側面へ、靴底の最も巾広い部分の前方へ 前方弧状に延在する、靴底にある特殊な曲線を作る屈曲溝を有する。この曲線を 作る溝は中足骨頭部の前方で趾骨の後の骨の下、即ち地面に係合する趾骨の外端 部の後の「内側空間」の下に横たわる。溝の最前頂点は靴底の中間側面の方へ横 に片寄っている。屈曲溝の半径は足の反転中に取り囲まれた前足における回転せ ん断力を処理する。

【０００６】

【実施例】

木考案のこれら及びその他の目的、利点及び特徴は以下の明細書を図面と関連 して研究すれば明らかになる。

【０００７】 次に特に図面を参照して、本考案は靴底部材１４の周辺２６の周りに固着され た上部１２を有するカジュアルシューズの形で示される。この靴底は下の地面と 係合する表面１４ａと上の足と係合する表面１４ｂとを有する。内側の靴底（図 示せず）又はその他の従来の成分は上の表面１４ｂと連携して望むように使用さ れる。

【０００８】 この靴底は靴の中に入れられた人間の足下の踵の下にある区域を収容する従来 の踵部分１６と、足の甲の下にある狭い中間部分１８とを有する。

【０００９】 靴底はここで従来の形で靴の前部へ向かい足骨構造の中足骨頭部の下にある最 も巾広い部分２０へ広がる。靴底の最前部分２２は次にこの最も巾広い部分から 狭くなり、足の趾骨の下になる。 中足骨頭部の前方であるように、特別な曲線を作る溝２４が最も巾広い部分２ ０の直ぐ前方で始まる。とりわけその溝２４は中足骨頭部と趾骨の前方の地面と 係合する部分との間に存在する足の「内側空間」の直接下である。この曲線を作 る溝２４は後の趾骨の下にある。

【００１０】 この溝２４は靴底周辺２６の横側面２４ａと中間側面２４ｂとの間に、これら の二側面から靴底の前方へ張り出す弧状経路で延在する。溝２４の最前部の頂点 部分２４ｃは靴底の中心から中間側面の方へ片寄っているので、親指から僅か靴 底の中心の方にある。この特殊溝２４が歩行中に殆ど無限数の曲げの前方への方 向つま先離れへの重量移動を可能にする。

【００１１】 溝２４の断面形状は好ましくは円滑に曲がっていて、上の最も深い部分では凹 形の概して半円形曲線（第１図）を有し、一方徐々に二つの凸形曲り縁端部分に 広がって靴底の底表面１４ａに溶け合っている。

【００１２】 側面から側面への溝２４の曲線を作る形状は溝２４に容積を加えて柔軟性を援 助し趾骨がつま先離れのときに更に延びるようにする。

【００１３】 屈曲溝の曲線がカジュアルシューズで殆ど無限数の前方への運動方向を指向す るのができることは全体の歩き方サイクルを通じて適当な重量移動をできるよう にしている。屈曲溝の半径は足の反転の間に取り囲まれる。前足における回転せ ん断力を処理する。溝の深さは幾らか変化する。

【００１４】 単一型式靴底と連結して使用するならば、屈曲溝は溝のより多くの表面積のた めにかなり深くなり、そのより多い表面積はそれがまた増大した柔軟性になる。

【００１５】 靴底を歩行に使用するときに、地面との係合に対する足の通常の基本模様は第 ３図に破線の連続２５で示される。知られているように、破線の連続は踵の２５ ａで始まり、足の横側面の中足骨頭部２５ｂの方へ進み、次に中足骨頭部を横切 って中間側面の親指後の頭部２５ｃへ進む。引き続くつま先離れの間は、中足骨 頭部の前の方の肉質２７と次に足指の前端部が係合区域を提供し、趾骨は前方向 にばね作用のため延在している。特定人の足のつま先離れは第５図の矢印のよう に直接前になっている。

【００１６】

【発明の効果】

それでも異なる人々とその人達自身の独得な足の構造では、つま先離れ方向は 角度的に真っ直ぐ前から変化する。この新規な靴底は靴底をその角度方向に、円 滑な気持よい作用のために曲げることができるのでどんなそのような個々の歩行 足指離方向特性でも直ぐに受け容れる。 ある追加の利点と構造の少しの修正とは以上の教示と図示された好ましい実施 例によって技術分野の当業者には具像化できるであろう。本考案は前述の請求の 範囲とそこに画定された構造と合理的に同等の構造とによってのみ限定されるこ とを意図している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を使用しているカジュアルシューズの側
面立面図

【図２】図１の靴の底面図

【図３】インクしみ足印刷に靴底輪郭の破線線図指示
と、地面に対する足の接触の前進ライン破線指示と、中
足骨頭部の前で趾骨の地面係合部分の後の屈曲溝位置の
破線指示とを加えた写真再生図。

【図４】屈曲溝が下にある内側空間の位置を示す足の側
面立面線図。

【図５】内側空間の下の屈曲溝位置を線図で示す足の底
面図である。

【符号の説明】

１０ カジュアルシューズ １２ 上部 １４ 靴底部材 １４ａ 地面係合表面 １４ｂ 足係合表面 １６ 踵部分 １８ 中間部分 ２０ 最も巾広い部分 ２２ 最前部分 ２４ 溝 ２４ａ 横側面 ２４ｂ 中間側面 ２４ｃ 頂点部分 ２５ 破線連続 ２５ａ 始点 ２５ｂ 中足骨頭部 ２５ｃ 頭部 ２６ 周辺 Ｆ 足

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 靴底において、先細形の靴底部材（１
   ４）は地面係合表面の表面（１４ａ）と、足係合表面
   （１４ｂ）と、中間と横の側面を含む外周とを持ち、前
   記地面係合表面（１４ａ）は、足のかかとと接する踵部
   分（１６）と、足の甲の下にあるせまい中間部分（１
   ８）と、足の中足骨の頭部分の下にあって、これと接す
   る巾広い部分（２０）と、前記巾広い部分（２０）の前
   にあって、足の内側のスペースの下にあり、中足骨の頭
   の前に起って、足の指骨の前の端と接する最前部分（２
   ２）とを持ち、 前記靴底は前記巾広い部分（２０）の前方の前記せまく
   なった最前部分（２２）の地面係合表面（１４ａ）の内
   に、中間の足係合表面（２４ｂ）から伸びて、前方に向
   いてそれから後の方向に弧を描き、前記地面係合表面
   （２４ａ）に中足骨の頭の前の、足の内部のスペースの
   下側にあるように形成し、位置し、つま先をしていろい
   ろな前の方向をとることを許す曲線の溝（２４）をも
   ち、 当該溝（２４）の前記曲線は前記中間の足係合表面（２
   ４ｂ）の方向にむかって靴底の中心から横に離れて最先
   端の頂点部分（２４ｃ）をもち、 前記溝（２４）はその断面形状において凹面状にカーブ
   した上の部分が凸面状に曲った前記地面係合表面（１４
   ｂ）をもつ接合部に調和していることを特徴とするパラ
   ボラ屈曲靴底。