JP3024063U - 外反拇趾改善・予防用スリッパ - Google Patents

外反拇趾改善・予防用スリッパ

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JP3024063U
JP3024063U JP1995006362U JP636295U JP3024063U JP 3024063 U JP3024063 U JP 3024063U JP 1995006362 U JP1995006362 U JP 1995006362U JP 636295 U JP636295 U JP 636295U JP 3024063 U JP3024063 U JP 3024063U
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toe
heel
point
foot
ball
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JP1995006362U
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English (en)
Inventor
八郎 最上
Original Assignee
株式会社最上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 足指を自然に開かせることにより、爪先を上
向きにし、外反拇趾の改善と予防を可能とする。 【構成】 足の土踏まず部(B地点)に対応して凸状に
隆起せしめ、この凸状隆起部23より爪先方向および踵
方向へ緩やかな凹状の窪み24、25となし、爪先方向
への窪み24を拇趾球部(C地点)で最低となし、拇趾
球部より中足骨長軸と趾基節骨の関節部(D地点)にか
けて緩やかに上向きとなし、この関節部から最先端部2
6での地面とのなす角度を10°とせしめ、踵方向への
窪み25を踵部(A地点)で最低となし、踵部より最後
端部27にかけて平坦となし、各部の高低差をA=C<
D<Bとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は足の土踏まず部分に対応して隆起せしめて足にフィットさせ、足の指 を開け、爪先を上向きにし、外反拇趾の解消を図る外反拇趾改善・予防用スリッ パに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的な型のスリッパ4には、図4に示すように、踵部Aで一番高く、 踵部Aから土踏まず部B、拇趾球部C、中足骨長軸と趾基節骨の関節部Dへ行く ほど緩く凹状にカーブしながら低くなった芯材5を使ったものがある。そして、 この芯材5の上にスポンジ(図示せず)を載置貼着し、上面のスポンジから芯材 5の側面51と底面52の周囲に亘って生地を被せ、芯材5底面に底ゴム(図示 せず)を縫着または接着して図3に示すように形成している。
【0003】 また、足裏の土踏まず部に対応して単に上面を高くしたスリッパ等の履物は周 知である。その中で、実用新案登録第3001648号公報のようなものも開示 されている。この公報では、土踏まず部付近で上面を踵部より隆起させ、この隆 起部分から爪先側および踵側へ滑らかに下降させ、爪先側最先端より踵寄り、踵 側最後端より爪先寄りで最下降させる。そして、この最下降部分より爪先側最先 端および踵側最後端に向かっては僅かに隆起させている。
【0004】 しかし、これらには足の指を広げるために、拇趾球部から中足骨長軸と趾基節 骨の関節部にかけて上向きとし、この関節部からスリッパ最先端部を上方に向け て傾斜させたものは存在しなかった。即ち、積極的に外反拇趾を改善したり、予 防する外反拇趾の解消を目的としたこの種スリッパ等の履物は存在しない状態で あった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 従来のただ単に土踏まず部に対応して上面を高くしたスリッパ等の履物は、足 裏を圧迫治療して健康の増進等を図ったり、足裏にフィットし、履き心地がよく 、長時間にわたって履いても疲れにくいことを目的としたものである。そして、 本考案のような外反拇趾を解消する目的を全くもたないものであった。
【0006】 本考案は、足指を自然に開かせることにより、爪先を上向きにし、外反拇趾の 改善と予防を可能にした外反拇趾改善・予防用スリッパを提供することを目的と する。
【0007】 詳しくは、先ず、足の土踏まず部に凸状隆起を形成せしめ、スリッパを足裏に フィットさせ、土踏まず部の最高点から爪先方向および踵方向へ緩やかな凹状の 窪みを形成せしめ、それぞれの方向への窪みを拇趾球部、踵部で最低点とする。 また、拇趾球部から中足骨長軸と趾基節骨の関節部にかけて上向きとし、中足骨 長軸と趾基節骨の関節部から最先端部にかけて地面とのなす角を10°とする。 さらに、踵部から最後端部までを平坦にする。そして、拇趾球部や踵部に体重を かけることにより、足指を自然に開かせ、爪先を上向きにするスリッパを提供す ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を達成するために、本考案においては、足の土踏まず部に対応して凸 状に隆起せしめ、この凸状隆起部より爪先方向および踵方向へ緩やかな凹状の窪 みとなす。
【0009】 また、爪先方向への窪みを拇趾球部で最低となし、拇趾球部より中足骨長軸と 趾基節骨の関節部にかけて緩やかに上向きとなし、この関節部から最先端部での 地面とのなす角度を10°とせしめる。一方、踵方向への窪みを踵部で最低とな し、踵部より最後端部にかけて平坦となす。
【0010】 そして、各部の高低差を踵部と拇趾球部を等しく、前記関節部をこれら踵部と 拇趾球部より高く、土踏まず部をこの関節部よりさらに高くせしめてなる。
【0011】
【作用】
足の土踏まず部に当接するB地点を最高点とする凸状隆起部とすることにより 、足裏の土踏まず部がスリッパにフィットし、スリッパ上での足の位置決めにな る。
【0012】 また、足の土踏まず部を凸状隆起部に当てたままで、足の拇趾球部(C地点) に体重をかけることにより、第1足指の中足骨長軸と趾基節骨の関節部がD地点 に密着する。そして、このD地点においては、C地点より高く(3mm)上向きに 形成され、さらに、足の中足骨長軸と趾基節骨の関節部から最先端部が地面と1 0°の角度で上向きになっているため、第1足指の指先が上向きになり、自然に 第1足指が開いた状態となる。そのために、第1足指の中足骨が人体の外側(足 の内側)へ突出することが改善され、すなわち、足の親指が中足骨の関節から足 裏の方(親指の指先が小指の方)へ曲がる外反拇趾が改善される。
【0013】 次に、足の土踏まず部を凸状隆起部に当てたままで、足の踵部(A地点)に体 重をかけることにより、自然に足の指先が上向きとなり、爪先が開き、第1足指 の中足骨が人体の外側(足の内側)へ突出することが改善される。
【0014】 本考案においては、前記のように、一般的な型のスリッパより爪先の開き具合 が大きく、本考案のスリッパをはくと、爪先が自然と上向きになるため、自然と 足指が開くようになる。このため、足指を開くと、足指が甲被いで支持され、中 足骨長軸と趾基節骨の関節部(D地点)が足の踵部(A地点)より高くても、土 踏まず部(B地点)が隆起していることと相まってスリッパが足より前に飛び出 さない。
【0015】
【実施例】
以下に、本考案に係る外反拇趾改善・予防用スリッパの実施の一例を示した添 付図面に基いて詳細に説明する。
【0016】 図1は左足用の本考案における外反拇趾改善・予防用スリッパを示すもので、 図2は図1の外反拇趾改善かつ予防用スリッパに使用される芯材を示すものであ る。図3は左足用の従来の一般的な型のスリッパを示すもので、図4は図3の従 来の一般的な型のスリッパに使用される芯材を示すものである。
【0017】 図1に示す外反拇趾改善・予防用スリッパ1は、公知手段により、図2に示す 芯材2の上にスポンジ(図示せず)を載置貼着し、スポンジの上面から芯材2の 側面21と底面22の周囲にかけて生地で被い、甲被い3を施し、芯材2の底面 22に底ゴム(図示せず)を縫着或いは接着したものである。
【0018】 この芯材2はウレタンゴムや発泡合成樹脂等の任意のもので作製し、側面21 と底面22を除く内部は格子状のリブ構造(図示せず)とし、芯材2の軽量化を 図ったものである。そして、足の土踏まず部(B地点)を凸状の隆起部23とし 、その最高点の地面よりの高さを27mmとし、この凸状隆起部23の最高点(B 地点)よりそれぞれ爪先方向および踵方向へ緩やかな凹状の窪み24,25とな す。この内、爪先方向への窪み24を足の拇趾球部(C地点)で最低となし、そ の最低点の地面よりの高さを10mmとする。また、拇趾球部(C地点)より中足 骨長軸と趾基節骨の関節部(D地点)にかけて緩やかに上向き(D地点での地面 よりの高さを13mm)となす。そして、中足骨長軸と趾基節骨の関節部(D地点 )から最先端部26にかけて、この部分と地面とのなす角度を10°とせしめる 。一方、踵方向への窪み25を踵部(A地点)で最低となし、その最低点の地面 よりの高さを10mmとなす。そして、足の踵部の最低点(A地点)から最後端部 27にかけては平坦となす。
【0019】 このように、各部A,B,C,Dの高低差を踵部の最低点Aと拇趾球部Cを等 しく、中足骨長軸と趾基節骨の関節部Dをこれら踵部Aと拇趾球部Cより高くす る。そして、土踏まず部の最高点Bを中足骨長軸と趾基節骨の関節部Dよりさら に高く,A=C<D<Bとする。
【0020】 この外反拇趾改善・予防用スリッパ1を履き、足の拇趾球部(C地点)に体重 をかけると、足の中足骨長軸と趾基節骨の関節部がD地点に押し当てられる。こ のとき、D地点はC地点より3mm高く形成されており、さらに、D地点から最先 端部26までは、地面と10°の角度で上向きの状態となっているので、足の指 先が上向きとなり、自然に親指(第1)の中足骨長軸と趾基節骨の関節部が開く 。このことにより、第1中足骨の足の内側への突出、すなわち外反拇趾が改善さ れかつ予防が可能となる。
【0021】 また、踵部(A地点)に体重をかけることにより、自然に足指が上向きとなり 、爪先が開き、第1中足骨の足の内側への突出、すなわち外反拇趾が改善されか つ予防が可能となる。
【0022】
【考案の効果】
本考案の外反拇趾改善・予防用スリッパ1を履くことにより、簡易に外反拇趾 の改善かつ予防ができ、外反拇趾に悩む人達にとって重宝である。
【図面の簡単な説明】
【図1】左足用の本考案の外反拇趾改善・予防用スリッ
パの斜視図である。
【図2】外反拇趾改善・予防用スリッパに使用する芯材
の側面図である。
【図3】左足用の従来の一般的な型のスリッパの斜視図
である。
【図4】一般的な型のスリッパに使用する芯材の側面図
である。
【符号の説明】
1 外反拇趾改善・予防用スリッパ 2 芯材 21 側面 22 底面 23 凸状隆起部 24,25 緩やかな凹状の窪み 26 最先端部 27 最後端部 3 甲被い 4 一般的な型のスリッパ 5 芯材 51 側面 52 底面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足の土踏まず部に対応して凸状に隆起せ
    しめ、この凸状隆起部より爪先方向および踵方向へ緩や
    かな凹状の窪みとなし、爪先方向への窪みを拇趾球部で
    最低となし、拇趾球部より中足骨長軸と趾基節骨の関節
    部にかけて緩やかに上向きとなし、この関節部から最先
    端部での地面とのなす角度を10°とせしめ、踵方向へ
    の窪みを踵部で最低となし、踵部より最後端部にかけて
    平坦となし、各部の高低差を踵部と拇趾球部を等しく、
    前記関節部をこれら踵部と拇趾球部より高く、土踏まず
    部をこの関節部よりさらに高くせしめたことを特徴とす
    る外反拇趾改善・予防用スリッパ。
JP1995006362U 1995-06-26 1995-06-26 外反拇趾改善・予防用スリッパ Expired - Lifetime JP3024063U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230083748A (ko) * 2021-12-03 2023-06-12 김남희 온라인 개인 맞춤형 인솔 제작 시스템
KR20230083717A (ko) * 2021-12-03 2023-06-12 김남희 개인 맞춤형 인솔 제작 장치

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