JPH07327705A - 健康履物 - Google Patents
健康履物Info
- Publication number
- JPH07327705A JPH07327705A JP15666794A JP15666794A JPH07327705A JP H07327705 A JPH07327705 A JP H07327705A JP 15666794 A JP15666794 A JP 15666794A JP 15666794 A JP15666794 A JP 15666794A JP H07327705 A JPH07327705 A JP H07327705A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- geta
- outsole
- footwear
- parallel
- heel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歩行時に、意識しないでも、自然に、順次踵
の外側−踵の内側−土踏まず−親指内側−爪先−小指外
側が接地するのを繰り返すか、または、その逆廻りを繰
り返して、新しい健康法に適し、かつ、O脚またはX脚
の矯正に役立つ履物を提供する。 【構成】 本底1の裏面において、踵部分に後方斜め外
方向周縁に向かって傾斜する傾斜面2と、先端部分に、
前方斜め内方向周縁に向かって傾斜する傾斜面3を設け
る。傾斜面2と3との傾斜を本底1の中心線に対して対
称的に反対に傾斜させてもよい。下駄においては、二本
の歯を、下駄の前後縁に対して非平行に設ける。二本の
歯が前後縁に対して平行または非平行の下駄において
も、歯に前記傾斜面2および3と同様の傾斜面を設けて
もよい。
の外側−踵の内側−土踏まず−親指内側−爪先−小指外
側が接地するのを繰り返すか、または、その逆廻りを繰
り返して、新しい健康法に適し、かつ、O脚またはX脚
の矯正に役立つ履物を提供する。 【構成】 本底1の裏面において、踵部分に後方斜め外
方向周縁に向かって傾斜する傾斜面2と、先端部分に、
前方斜め内方向周縁に向かって傾斜する傾斜面3を設け
る。傾斜面2と3との傾斜を本底1の中心線に対して対
称的に反対に傾斜させてもよい。下駄においては、二本
の歯を、下駄の前後縁に対して非平行に設ける。二本の
歯が前後縁に対して平行または非平行の下駄において
も、歯に前記傾斜面2および3と同様の傾斜面を設けて
もよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は健康履物に関するもの
である。
である。
【0002】
【従来の技術】従来、天板の表面に、足裏の凹凸に合わ
せた高低の多数の突起を設け、使用時体重により突起が
足裏を刺激する健康サンダルがある。
せた高低の多数の突起を設け、使用時体重により突起が
足裏を刺激する健康サンダルがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の健康サンダ
ルは、常時使用していると突起が常に足裏を押し摩擦す
るので、足裏の皮膚が角質化する。いわゆる足裏に「タ
コ」が出来、足裏の皮膚の感覚が麻痺する。ところが、
足裏には多くの「つぼ」があるので足裏の皮膚感覚が麻
痺すると、各種の健康障害を来すことになる。
ルは、常時使用していると突起が常に足裏を押し摩擦す
るので、足裏の皮膚が角質化する。いわゆる足裏に「タ
コ」が出来、足裏の皮膚の感覚が麻痺する。ところが、
足裏には多くの「つぼ」があるので足裏の皮膚感覚が麻
痺すると、各種の健康障害を来すことになる。
【0004】最近の研究により、歩行時には、順次、踵
の内側−踵の外側−足裏の外側側方−小指外側−爪先−
親指内側が接地するのを繰り返すか、または、その逆回
りを繰り返すのが健康によく、また、O脚またはX脚の
矯正にもなることが判明した。
の内側−踵の外側−足裏の外側側方−小指外側−爪先−
親指内側が接地するのを繰り返すか、または、その逆回
りを繰り返すのが健康によく、また、O脚またはX脚の
矯正にもなることが判明した。
【0005】この発明は、歩行時には、意識しないでも
自然に、順次、踵の内側−踵の外側−足裏の外側側方−
小指外側−爪先−親指内側が接地するのを繰り返すか、
または、その逆回りを繰り返して、新しい健康法に適合
し、O脚またはX脚の矯正にも役立つ履物を提供するこ
とを目的とする。
自然に、順次、踵の内側−踵の外側−足裏の外側側方−
小指外側−爪先−親指内側が接地するのを繰り返すか、
または、その逆回りを繰り返して、新しい健康法に適合
し、O脚またはX脚の矯正にも役立つ履物を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】履物の裏面において、踵
部分に、中心線に対して後方斜め外方向周縁に向かって
傾斜する面と、先端部分に、中心線に対して前方斜め内
方向周縁に向かって傾斜する面とを設ける。
部分に、中心線に対して後方斜め外方向周縁に向かって
傾斜する面と、先端部分に、中心線に対して前方斜め内
方向周縁に向かって傾斜する面とを設ける。
【0007】履物の裏面において、踵部分に、中心線に
対して後方斜め内方向周縁に向かって傾斜する面と、先
端部分に、中心線に対して前方斜め外方向周縁に向かっ
て傾斜する面とを設ける。
対して後方斜め内方向周縁に向かって傾斜する面と、先
端部分に、中心線に対して前方斜め外方向周縁に向かっ
て傾斜する面とを設ける。
【0008】下駄の平行な二本の歯を下駄の前後縁に対
して非平行に設ける。
して非平行に設ける。
【0009】下駄の前後縁に対して平行または非平行に
二本の歯を設けてなる下駄において、前方の歯が外また
は内側斜め前方方向に傾斜下向する面を設け、後方の歯
は下駄の縦方向中心線に対して前記前方の歯の傾斜面と
対称的に斜め後方方向に傾斜下向する面を設ける。
二本の歯を設けてなる下駄において、前方の歯が外また
は内側斜め前方方向に傾斜下向する面を設け、後方の歯
は下駄の縦方向中心線に対して前記前方の歯の傾斜面と
対称的に斜め後方方向に傾斜下向する面を設ける。
【0010】
【作用】本底の裏面に、踵部と先端部に、中心線に対し
て対称的に斜め外方向と内方向に傾斜する二つの面があ
るので、歩行時に、本底が順次踵の高い部分から踵の傾
斜面、次いで裏面側部、先端部の高い部分、先端部の傾
斜面が接地し、しかる後に裏面が地面から離れる。歩行
はこの運動を繰り返す。従って、歩行時には、本底の接
地部分に応じた足裏の部分に順次重力がかかり、上記の
本底の接地の繰り返しにより、順次、踵の内側−踵の外
側−足裏の外側側方−小指外側−爪先−親指内側が接地
するのを繰り返すか、または、その逆回りを繰り返し
て、自然に足裏の周囲を巡回して押すことになり足裏の
各所のツボを巡回して繰り返し刺激するとともに、両膝
に内方向と外方向に反復して動かす運動を与える。
て対称的に斜め外方向と内方向に傾斜する二つの面があ
るので、歩行時に、本底が順次踵の高い部分から踵の傾
斜面、次いで裏面側部、先端部の高い部分、先端部の傾
斜面が接地し、しかる後に裏面が地面から離れる。歩行
はこの運動を繰り返す。従って、歩行時には、本底の接
地部分に応じた足裏の部分に順次重力がかかり、上記の
本底の接地の繰り返しにより、順次、踵の内側−踵の外
側−足裏の外側側方−小指外側−爪先−親指内側が接地
するのを繰り返すか、または、その逆回りを繰り返し
て、自然に足裏の周囲を巡回して押すことになり足裏の
各所のツボを巡回して繰り返し刺激するとともに、両膝
に内方向と外方向に反復して動かす運動を与える。
【0011】下駄において、平行な二本の歯が下駄の前
後縁に非平行に設けられているので、前方の歯の前縁と
下駄の前方下方縁を含む仮想面および前方の歯の前縁と
下駄の下方側縁の前方部分とを含む仮想面が、前記履物
の本底の先端部の傾斜面と対応し、後方の歯の後縁と下
駄の後方下方縁とを含む仮想面および後方の歯の後縁と
下駄の下方側縁の後方部分とを含む仮想面が、前記履物
の本底の踵部の傾斜面と対応し、歩行により、前記本底
を有する履物と同様の運動を繰り返す。
後縁に非平行に設けられているので、前方の歯の前縁と
下駄の前方下方縁を含む仮想面および前方の歯の前縁と
下駄の下方側縁の前方部分とを含む仮想面が、前記履物
の本底の先端部の傾斜面と対応し、後方の歯の後縁と下
駄の後方下方縁とを含む仮想面および後方の歯の後縁と
下駄の下方側縁の後方部分とを含む仮想面が、前記履物
の本底の踵部の傾斜面と対応し、歩行により、前記本底
を有する履物と同様の運動を繰り返す。
【0012】下駄において、前縁に平行または非平行の
二本の歯の内、前方の歯の一方の側方に前方下方に傾斜
する面は、前記履物の本底の先端部の傾斜面と対応し、
後方の歯の一方の側方で、かつ、前記前歯の傾斜面と反
対側の側縁に対向する側方の傾斜面は、前記履物の本底
の踵部の傾斜面と対応し、歩行により、前記本底を有す
る履物と同様の運動を繰り返す。
二本の歯の内、前方の歯の一方の側方に前方下方に傾斜
する面は、前記履物の本底の先端部の傾斜面と対応し、
後方の歯の一方の側方で、かつ、前記前歯の傾斜面と反
対側の側縁に対向する側方の傾斜面は、前記履物の本底
の踵部の傾斜面と対応し、歩行により、前記本底を有す
る履物と同様の運動を繰り返す。
【0013】
【実施例】図1および図2に示すものは、サンダル、ぞ
うり等の左足用の本底1である。本底1は、合成樹脂、
皮、ゴム、木等従来から使用されている材料よりなり、
一枚のシートまたは、複数のシートを接着するか、また
は木を削って形成する。図中一点鎖線は地面を示し、本
底1は体重をかけずに自然に地面に置いた状態を示すも
のである。
うり等の左足用の本底1である。本底1は、合成樹脂、
皮、ゴム、木等従来から使用されている材料よりなり、
一枚のシートまたは、複数のシートを接着するか、また
は木を削って形成する。図中一点鎖線は地面を示し、本
底1は体重をかけずに自然に地面に置いた状態を示すも
のである。
【0014】本底1の裏面において、踵部分に、後方斜
め外方向周縁に向かって傾斜する傾斜面2と、先端部分
に、前方斜め内方向周縁に向かって傾斜する傾斜面3と
を設ける。傾斜面2は、本底1の裏面において、踵部の
内周ほぼ中間点と外周のほぼ前方端を結ぶ線より外縁に
斜め外方向に向かって傾斜し、傾斜面3は、本底1の先
端部の内周の、使用時ほぼ親指の付け根部分の側方と、
外周の、使用時ほぼ小指の先端側方を結ぶ線より外縁に
斜め内方向に向かって傾斜するのが好ましい。傾斜面2
および3は、本底1の接地面より外縁に向かって上向き
に傾斜している。
め外方向周縁に向かって傾斜する傾斜面2と、先端部分
に、前方斜め内方向周縁に向かって傾斜する傾斜面3と
を設ける。傾斜面2は、本底1の裏面において、踵部の
内周ほぼ中間点と外周のほぼ前方端を結ぶ線より外縁に
斜め外方向に向かって傾斜し、傾斜面3は、本底1の先
端部の内周の、使用時ほぼ親指の付け根部分の側方と、
外周の、使用時ほぼ小指の先端側方を結ぶ線より外縁に
斜め内方向に向かって傾斜するのが好ましい。傾斜面2
および3は、本底1の接地面より外縁に向かって上向き
に傾斜している。
【0015】前記傾斜面2および3の代わりに、本底1
の裏面において、踵部分に、後方斜め内方向周縁に向か
って傾斜する傾斜面と、先端部分に、前方斜め外方向周
縁に向かって傾斜する傾斜面とを設けてもよい。その場
合に、傾斜面2および3とは傾斜方向を中心線Cに対し
てほぼ90度反対に、踵部分の外周中間点から内周のほ
ぼ前方端を結ぶ線より外側に外縁に向かって傾斜する傾
斜面を形成し、本底1の先端部の外周の、使用時ほぼ子
指の付け根部分の側方と、外周の、使用時ほぼ親指の先
端側方を結ぶ線より外縁にに向かって傾斜させるのが好
ましい。
の裏面において、踵部分に、後方斜め内方向周縁に向か
って傾斜する傾斜面と、先端部分に、前方斜め外方向周
縁に向かって傾斜する傾斜面とを設けてもよい。その場
合に、傾斜面2および3とは傾斜方向を中心線Cに対し
てほぼ90度反対に、踵部分の外周中間点から内周のほ
ぼ前方端を結ぶ線より外側に外縁に向かって傾斜する傾
斜面を形成し、本底1の先端部の外周の、使用時ほぼ子
指の付け根部分の側方と、外周の、使用時ほぼ親指の先
端側方を結ぶ線より外縁にに向かって傾斜させるのが好
ましい。
【0016】本底1を、体重をかけずに、地面に置いた
場合には、図1の(B)の斜線を引いた部分は、接地す
る裏面であっり、踵部の傾斜面2により踵部分の後縁か
ら外縁は地面から浮き上がり、先端部の傾斜面3により
先端部の上縁および内縁は地面から浮き上がる。
場合には、図1の(B)の斜線を引いた部分は、接地す
る裏面であっり、踵部の傾斜面2により踵部分の後縁か
ら外縁は地面から浮き上がり、先端部の傾斜面3により
先端部の上縁および内縁は地面から浮き上がる。
【0017】本底1の上面またはその上面に取り付けた
表板の上面に、踵部分の内周中間点より外周のほぼ前方
端を結ぶ線より後方斜め外方向に向かって順次傾斜する
傾斜面4、または、踵部分の外周ほぼ中間点より内周の
ほぼ前方端を結ぶ線より後方に斜め内方向に向かって順
次傾斜する傾斜面を形成するのが好ましい。
表板の上面に、踵部分の内周中間点より外周のほぼ前方
端を結ぶ線より後方斜め外方向に向かって順次傾斜する
傾斜面4、または、踵部分の外周ほぼ中間点より内周の
ほぼ前方端を結ぶ線より後方に斜め内方向に向かって順
次傾斜する傾斜面を形成するのが好ましい。
【0018】図3は、踵部6の境界が明らかな靴の左足
用の本底5を示すものである。踵部6の外側の前方端ま
たはその近点と内側の中間点を結ぶ線より外方向に順次
傾斜する傾斜面7を形成する。右足用本底は本底5と対
称形をなす。
用の本底5を示すものである。踵部6の外側の前方端ま
たはその近点と内側の中間点を結ぶ線より外方向に順次
傾斜する傾斜面7を形成する。右足用本底は本底5と対
称形をなす。
【0019】本底5の裏面先端部においては、先の実施
例における傾斜面3と同様に、本底5の先端部の内周
の、使用時ほぼ親指の付け根部分の側方と、外周の、使
用時ほぼ小指の先端側方を結ぶ線より外側に外方向に向
かって順次上向きの傾斜面8を形成する。この本底5に
も、上記0013に記載の傾斜と同様に、傾斜面7、8
とは中心線に対してほぼ90度反対方向に傾斜する傾斜
面を設けてもよい。
例における傾斜面3と同様に、本底5の先端部の内周
の、使用時ほぼ親指の付け根部分の側方と、外周の、使
用時ほぼ小指の先端側方を結ぶ線より外側に外方向に向
かって順次上向きの傾斜面8を形成する。この本底5に
も、上記0013に記載の傾斜と同様に、傾斜面7、8
とは中心線に対してほぼ90度反対方向に傾斜する傾斜
面を設けてもよい。
【0020】図3において、斜線を引いた部分は、体重
をかけずに本底5を地面に置いた場合の接地部分であ
る。
をかけずに本底5を地面に置いた場合の接地部分であ
る。
【0021】駒下駄の底面においても、図3に示すもの
と同様に、踵部に傾斜面7と先端部に傾斜面8を形成す
る。
と同様に、踵部に傾斜面7と先端部に傾斜面8を形成す
る。
【0022】図において、傾斜面2、3、7、8、の境
界を直線で示しているが、それら傾斜面と他の部分との
境界は歴然と区画しないで、アールを設けるのが好まし
い。
界を直線で示しているが、それら傾斜面と他の部分との
境界は歴然と区画しないで、アールを設けるのが好まし
い。
【0023】上記の本底1または本底5に、公知の方法
で上板または胛部を接着または逢着し、あるいは鼻緒や
ベルトを取り付けて履物を製造する。もちろん履物は左
右対称の構造とする。
で上板または胛部を接着または逢着し、あるいは鼻緒や
ベルトを取り付けて履物を製造する。もちろん履物は左
右対称の構造とする。
【0024】上記の本底1または本底5を使用した履物
を使用した場合の作用について説明する。人が歩く場合
には、先ず踵を接地し、次いで重心を各指に移し、次い
で足を地面から離す運動を繰り返す。
を使用した場合の作用について説明する。人が歩く場合
には、先ず踵を接地し、次いで重心を各指に移し、次い
で足を地面から離す運動を繰り返す。
【0025】そこで、履物の踵部分を接地すると、踵部
分の傾斜面のない部分から接地してその接地箇所が順次
傾斜面2または7に移行し、次いで接地箇所が、傾斜面
2または7と傾斜面3または8の間の中間部分に移行す
るが、足裏の土踏まずを除いた側部が前記中間部分を強
く押すことになり、続いて接地箇所が傾斜面3または8
に移行し、接地箇所が親指の先端に移行して履物の裏面
が地面より離れる。
分の傾斜面のない部分から接地してその接地箇所が順次
傾斜面2または7に移行し、次いで接地箇所が、傾斜面
2または7と傾斜面3または8の間の中間部分に移行す
るが、足裏の土踏まずを除いた側部が前記中間部分を強
く押すことになり、続いて接地箇所が傾斜面3または8
に移行し、接地箇所が親指の先端に移行して履物の裏面
が地面より離れる。
【0026】歩行を続けると上記運動を繰り返すことに
なる。このことは、足裏にかかる重心が順次足裏の周囲
を巡回することになる。上記0013に記載した傾斜面
を設けた場合には、上記とは逆廻りの巡回をする。この
ことは足裏に循環した適当な刺激を繰り返し与えること
になり、両膝を内方向と外方向に反復して押すことを繰
り返すことになる。
なる。このことは、足裏にかかる重心が順次足裏の周囲
を巡回することになる。上記0013に記載した傾斜面
を設けた場合には、上記とは逆廻りの巡回をする。この
ことは足裏に循環した適当な刺激を繰り返し与えること
になり、両膝を内方向と外方向に反復して押すことを繰
り返すことになる。
【0027】図4は本発明に係る下駄の左足用の下駄9
の底面図である。下駄本板10の裏面の二本の歯11、
12、下駄の内側側縁すなわち図において右側の側縁に
おける前端から歯11、12までの距離よりも、下駄の
外側側縁ななわち図において左側の側縁における前端か
ら歯11、12までの距離を大きくし、下駄の前後縁に
対して非平行とし、二本の歯11、12を平行に設け
る。下駄の側縁に対する二本の歯11、12の角度を上
記とは反対にしてもよい。
の底面図である。下駄本板10の裏面の二本の歯11、
12、下駄の内側側縁すなわち図において右側の側縁に
おける前端から歯11、12までの距離よりも、下駄の
外側側縁ななわち図において左側の側縁における前端か
ら歯11、12までの距離を大きくし、下駄の前後縁に
対して非平行とし、二本の歯11、12を平行に設け
る。下駄の側縁に対する二本の歯11、12の角度を上
記とは反対にしてもよい。
【0028】下駄本板10には鼻緒用の孔13を設け、
鼻緒(図示省略)を取り付ける。右足用の下駄は図のも
のと対称の構造とする。
鼻緒(図示省略)を取り付ける。右足用の下駄は図のも
のと対称の構造とする。
【0029】この下駄は歯が前後縁に対し上記のように
非平行であるので、前方の歯11の前縁と下駄本板10
の前縁を含む仮想面が、丁度先の実施例における傾斜面
3または8と同様の傾斜をなし、後方の歯12の後縁と
下駄本板10の後縁を含む仮想面が、丁度先の実施例に
おける傾斜面2または7と同様の傾斜をなす。この下駄
9を使用した場合には、歩行時に、体重は、図4におい
て、歯12の左下から歯11の左下、下駄の前方内側
角、下駄の前縁方向、歯11の右、歯12の右、下駄の
後方外側角、下駄の後縁に移行する。従って、左足裏は
順次踵の左側方から土踏まず側方、小指、爪先、親指が
下駄本板10を押すことを巡回して繰り返すことにな
る。下駄側縁に対する歯11および12の角度を上記の
ものとは逆にすると、上記の巡回運動を逆に繰り返す。
歩行によりこの運動が繰り返される。これらの運動は先
の実施例における運動と同じである。従って、歩行時に
は、自然に、順次、踵の内側−踵の外側−足裏の外側側
方−小指外側−爪先−親指内側を押するのを繰り返す
か、または、その逆回りの押しを繰り返して、足裏の各
所のツボを巡回して繰り返し刺激するとともに、両膝に
内方向と外方向に反復して動かす運動を与える。
非平行であるので、前方の歯11の前縁と下駄本板10
の前縁を含む仮想面が、丁度先の実施例における傾斜面
3または8と同様の傾斜をなし、後方の歯12の後縁と
下駄本板10の後縁を含む仮想面が、丁度先の実施例に
おける傾斜面2または7と同様の傾斜をなす。この下駄
9を使用した場合には、歩行時に、体重は、図4におい
て、歯12の左下から歯11の左下、下駄の前方内側
角、下駄の前縁方向、歯11の右、歯12の右、下駄の
後方外側角、下駄の後縁に移行する。従って、左足裏は
順次踵の左側方から土踏まず側方、小指、爪先、親指が
下駄本板10を押すことを巡回して繰り返すことにな
る。下駄側縁に対する歯11および12の角度を上記の
ものとは逆にすると、上記の巡回運動を逆に繰り返す。
歩行によりこの運動が繰り返される。これらの運動は先
の実施例における運動と同じである。従って、歩行時に
は、自然に、順次、踵の内側−踵の外側−足裏の外側側
方−小指外側−爪先−親指内側を押するのを繰り返す
か、または、その逆回りの押しを繰り返して、足裏の各
所のツボを巡回して繰り返し刺激するとともに、両膝に
内方向と外方向に反復して動かす運動を与える。
【0030】図5は本発明に係る下駄14の他の実施例
の底面図である。下駄本板10の裏面の前歯15と後歯
16とは、従来からの一般の下駄と同様に、下駄本板1
0の前後縁に対して平行である。
の底面図である。下駄本板10の裏面の前歯15と後歯
16とは、従来からの一般の下駄と同様に、下駄本板1
0の前後縁に対して平行である。
【0031】前歯15は一方の側方、図5においては右
側方において、前方斜方向に傾斜下降する傾斜面17を
有し、後歯16は、前歯の傾斜面とは反対側方、図5に
おいては左側方において、後方斜方向に傾斜下降する傾
斜面18を有する。図5において、斜線を引いた部分
は、体重をかけずに下駄14を地面に置いた場合の前歯
15および後歯16の接地する面である。
側方において、前方斜方向に傾斜下降する傾斜面17を
有し、後歯16は、前歯の傾斜面とは反対側方、図5に
おいては左側方において、後方斜方向に傾斜下降する傾
斜面18を有する。図5において、斜線を引いた部分
は、体重をかけずに下駄14を地面に置いた場合の前歯
15および後歯16の接地する面である。
【0032】下駄本板10には鼻緒用の孔13を設け鼻
緒(図示省略)を取り付ける。
緒(図示省略)を取り付ける。
【0033】この下駄14を使用した場合には、歩行時
に、体重は、図5において、後縁左角、後歯16の左下
の傾斜面18から前歯15の左に移行し、続いて下駄1
4の前縁方向に、更に前歯15の傾斜面17に移行し、
続いて後歯16の右の平坦部分に移行する。従って、左
足裏は順次踵の左側方から足裏の左側方、続いて小指、
親指、土踏まずの側方から踵の右側方が下駄本板10を
押すことを巡回して繰り返すことになる。前歯15およ
び後歯16の傾斜を上記のものとは逆にすると、上記の
巡回運動を逆に繰り返す。歩行によりこの運動が繰り返
される。これらの運動は先の実施例における運動と同じ
である。従って、歩行時には、自然に、順次、踵の外側
−踵の内側−親指内側−爪先−小指外側を押すのを繰り
返すか、または、その逆回りの押しを繰り返して、足裏
の各所のツボを巡回して繰り返し刺激するとともに、両
膝に内方向と外方向に反復して動かす運動を与える。
に、体重は、図5において、後縁左角、後歯16の左下
の傾斜面18から前歯15の左に移行し、続いて下駄1
4の前縁方向に、更に前歯15の傾斜面17に移行し、
続いて後歯16の右の平坦部分に移行する。従って、左
足裏は順次踵の左側方から足裏の左側方、続いて小指、
親指、土踏まずの側方から踵の右側方が下駄本板10を
押すことを巡回して繰り返すことになる。前歯15およ
び後歯16の傾斜を上記のものとは逆にすると、上記の
巡回運動を逆に繰り返す。歩行によりこの運動が繰り返
される。これらの運動は先の実施例における運動と同じ
である。従って、歩行時には、自然に、順次、踵の外側
−踵の内側−親指内側−爪先−小指外側を押すのを繰り
返すか、または、その逆回りの押しを繰り返して、足裏
の各所のツボを巡回して繰り返し刺激するとともに、両
膝に内方向と外方向に反復して動かす運動を与える。
【0034】
【効果】この発明に係る履物は、歩行時には、意識しな
いでも自然に、順次、踵部分の外側−踵部分の内側−親
指内側−爪先−小指外側が接地するのを繰り返すか、ま
たは、その逆回りを繰り返して、足裏を刺激し、新しい
健康法に適合し、両膝を内方向と外方向に反復して押
し、O脚またはX脚の矯正にも役立つ。
いでも自然に、順次、踵部分の外側−踵部分の内側−親
指内側−爪先−小指外側が接地するのを繰り返すか、ま
たは、その逆回りを繰り返して、足裏を刺激し、新しい
健康法に適合し、両膝を内方向と外方向に反復して押
し、O脚またはX脚の矯正にも役立つ。
【図1】(A)は本底の平面図であり、(B)は背面図
であり、(C)は正面図である。
であり、(C)は正面図である。
【図2】本底の側面図である。
【図3】(A)は本底の側面図であり、(B)は底面図
である。
である。
【図4】下駄の底面図である。
【図5】下駄の底面図である。
1 本底 2 傾斜面 3 傾斜面 4 傾斜面 5 本底 6 踵部 7、8 傾斜面 9 下駄 10 下駄本板 11、12 歯 13 孔 14 下駄 15、16 歯 17、18 傾斜面
Claims (4)
- 【請求項1】 裏面において、踵部分に、後方斜め外方
向周縁に向かって傾斜する面と、先端部分に、前方斜め
内方向周縁に向かって傾斜する面とを設けた本底を備え
てなる履物。 - 【請求項2】 裏面において、踵部分に、後方斜め内方
向周縁に向かって傾斜する面と、先端部分に、前方斜め
外方向周縁に向かって傾斜する面とを設けた本底を備え
てなる履物。 - 【請求項3】 平行な二本の歯を下駄の前後縁に対して
非平行に設けてなる下駄。 - 【請求項4】 下駄の前後縁に対して平行または非平行
に二本の歯を設けてなる下駄において、前方の歯が外ま
たは内側斜め前方方向に傾斜下向する面を有し、後方の
歯は下駄の縦方向中心線に対して前記前方の歯の傾斜面
と対称的に斜め後方方向に傾斜下向する面を有すること
を特徴とする下駄。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15666794A JPH07327705A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 健康履物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15666794A JPH07327705A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 健康履物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07327705A true JPH07327705A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15632675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15666794A Pending JPH07327705A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 健康履物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07327705A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008526269A (ja) * | 2004-01-13 | 2008-07-24 | マサイ、マーケティング、アンド、トレイディング、アクチエンゲゼルシャフト | 斜めにねじれたソール |
WO2009142442A3 (ko) * | 2008-05-21 | 2010-02-25 | (주)인투스에이치씨앤 | 경사면을 갖는 밑창 및 이를 포함하는 무릎 관절화 |
WO2010095907A3 (en) * | 2009-02-23 | 2010-12-02 | Intoos Hcn Corporation Ltd. | Shoe having a functional sole for degenerative osteoarthritis of knee joint |
KR101025614B1 (ko) * | 2009-02-23 | 2011-03-30 | (주)인투스에이치씨앤 | 퇴행성 무릎 관절을 위한 기능성 밑창을 구비한 신발 |
WO2020202404A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社アシックス | ソール、靴、ソールの製造方法、およびソールのねじれ制御システム |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP15666794A patent/JPH07327705A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008526269A (ja) * | 2004-01-13 | 2008-07-24 | マサイ、マーケティング、アンド、トレイディング、アクチエンゲゼルシャフト | 斜めにねじれたソール |
WO2009142442A3 (ko) * | 2008-05-21 | 2010-02-25 | (주)인투스에이치씨앤 | 경사면을 갖는 밑창 및 이를 포함하는 무릎 관절화 |
WO2010095907A3 (en) * | 2009-02-23 | 2010-12-02 | Intoos Hcn Corporation Ltd. | Shoe having a functional sole for degenerative osteoarthritis of knee joint |
KR101025614B1 (ko) * | 2009-02-23 | 2011-03-30 | (주)인투스에이치씨앤 | 퇴행성 무릎 관절을 위한 기능성 밑창을 구비한 신발 |
CN102361566A (zh) * | 2009-02-23 | 2012-02-22 | 因托斯Hcn股份有限公司 | 具有用于膝关节的退行性骨关节炎的功能鞋底的鞋 |
JP2012518461A (ja) * | 2009-02-23 | 2012-08-16 | イントゥス エイチシーエヌ コーポレイション リミテッド. | 退行性膝関節症のための機能性靴底を備えた履物 |
WO2020202404A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社アシックス | ソール、靴、ソールの製造方法、およびソールのねじれ制御システム |
JPWO2020202404A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2791658B1 (ja) | 靴の底およびそれを含む靴ならびにサンダル | |
JP7166035B1 (ja) | 履物の底板構造 | |
JPH0675204U (ja) | パラボラ屈曲靴底 | |
JPH07327705A (ja) | 健康履物 | |
JP2008062005A (ja) | 膝痛止板付き靴 | |
JP2002282011A (ja) | 前部に突起部を備えた中底およびこの中底を備えた靴 | |
JP3800249B2 (ja) | 健康履物 | |
JP5895302B2 (ja) | 健康履物 | |
KR200362908Y1 (ko) | 고도의 등산자세를 재현할 수 있는 신발 | |
JP3009039B2 (ja) | 履 物 | |
JP2005169053A (ja) | 履物 | |
JP3124942U (ja) | 履物の底板または中敷 | |
JP2006247218A (ja) | 履物 | |
JP6721995B2 (ja) | 筋力をトレーニングする方法及びそれに用いる履物 | |
JP2007061563A (ja) | 履物 | |
US2265853A (en) | Footwear | |
JP3167656U (ja) | 履物 | |
JP6966078B2 (ja) | 足用矯正具 | |
JP3224134U (ja) | 履物 | |
JP2000004902A (ja) | 自発性筋力強化履物 | |
JP3117036U (ja) | 浮き趾改善サンダル | |
JPH1085004A (ja) | 履 物 | |
JP3112263U (ja) | 足の趾の接地力を改善する、履物の内底の形状 | |
JP3108243U (ja) | 健康履物 | |
JPH0436878Y2 (ja) |