JP3108243U

JP3108243U - 健康履物

Info

Publication number: JP3108243U
Application number: JP2004006603U
Authority: JP
Inventors: 孝明最上
Original assignee: 有限会社ザ・ハイエスト
Priority date: 2004-10-14
Filing date: 2004-10-14
Publication date: 2005-04-14
Anticipated expiration: 2010-10-14

Abstract

【課題】一般に身体の健康を維持する手段の一つとして、まず歩くことが挙げられる。本考案は、身体に無理な負担をかけることなく、健康維持とともに下半身の運動バランス感覚を培うことができ、身体全体の姿勢改善を図ることができる健康履物を提供する。
【解決手段】図１に示す履物の左足用の底台裏面において、底台裏面の内側部１のみが地面に接し、底台裏面の外側部２が地面に接しないような形状構造とする。また、履物の底台の爪先部から踵部に及ぶ裏面を、爪先部、土踏まず部及び踵部の３つに分割し、土踏まず部及び踵部について、足の内側部と外側部とに２分割し、その内側部のみを地面に接する形状とし、該内側部と爪先部とが地面に接する形状構造とする。
【選択図】図１

Description

本考案は身体機能を改善し、健康維持とともに下半身の運動バランス感覚を培い、かつ身体全体の姿勢改善を図ることができる健康履物に関する。

一般に身体の健康を維持する手段の一つとして、まず歩くことが挙げられる。そこで従来の健康履物は、履き心地の良さ、歩き易さまたは指圧やダイエットの効果が期待できるものなど、様々な健康履物が考案され多くの人々に愛用されている。

例えば、腰痛や外反母趾等を防止する健康サンダルとして、サンダル底のつま先部分を高くし、かかと部分を低くした健康サンダル等が下記の特許文献１により提案されている。また、Ｏ脚を改善する履物として、履物の底面を左右両側に向かって上方に傾斜させた底面構造が下記の特許文献２により提案されている。
実用新案登録第３０９３８２６号公報実用新案登録第３１００７７７号公報

上述のとおり、様々な健康履物が考案されているが、健康維持とともに下半身の運動バランス感覚を養い、身体全体の姿勢改善に結びつくような履物はいまだ見受けられていない。本考案は、身体に無理な負担をかけることなく、健康維持とともに下半身の運動バランス感覚を培い、身体全体の姿勢改善を図ることができる健康履物を提供する。

本考案の健康履物は、（１）履物の底台の爪先部から踵部に及ぶ裏面を、足の内側部と外側部とに２分割し、内側部の裏面のみが地面に接する形状構造としたことを特徴とする。
また、（２）履物の底台の爪先部から踵部に及ぶ裏面を、爪先部、土踏まず部及び踵部の３つに分割し、土踏まず部及び踵部について、足の内側部と外側部とに２分割し、その内側部のみを地面に接する形状とし、該内側部と爪先部とが地面に接する形状構造としたことを特徴とする。

履物の底台の地面に接する面を、左側部と右側部とに２分割し、該左側部と右側部の底面のうち、足の内側部となる低面のみが地面に接する形状としたことにより、日常生活における歩行の際など、今まで無意識に足の裏面全体にかけていた体の重心を、意識的に足の内側部に移動させて行動することにより、大腿部の内側の筋肉が鍛えられ、これにより健康増進及び維持が図られ、また、下半身の運動バランス感覚が培われ、かつ身体全体の姿勢が改善される。

本考案による履物の底台の構造を、図面を参照して説明する。図１は本考案の履物の左足用の底台裏面（下側から見た平面図）を示す。同図において、１は左足用の底台裏面の内側部、２は左足用の底台裏面の外側部である。

図２は本考案の左足用の履物の爪先側から見た正面図である。符号１及び２は、図１の符号と同様に、１は左足用の底台裏面の内側部、２は左足用の底台裏面の外側部である。３は足の甲が覆われる部分である。図３は本考案の左足用の履物の踵側から見た正面図である。符号１及び２は、図１の符号と同様に、１は左足用の底台裏面の内側部、２は左足用の底台裏面の外側部である。４は足の踵が覆われる部分である。

図１〜図３に示すように、履物の底台を左側部と右側部とに２分割し、該左側部と右側部の底面のうち、足の内側部となる低面１のみが地面に接する形状としたことにより、今まで無意識に足の裏面全体にかけていた体の重心を、意識的に足の内側部に移動させて歩いたりすることとなる。

なお、右足用の履物の底台については図示を省略しているが、左足用の履物と同様に、足の内側部となる低面のみが地面に接するよう、左足用の履物と左右対称の形状とする。

また、図２及び図３では、地面に接しない外側部の形状として、接地部から上方に傾斜している形状を開示しているが、この形状に限定されず、外側部が地面に接しない形状であればよく、例えば、内側部と外側部とに階段状の段差を設けた形状としてもよい。

また、体の重心を足の内側部のみに移動させて歩行しなければない苦痛感をやや和らげるため、履物の底台の裏面を爪先部、土踏まず部、踵部の３つに分割し、土踏まず部及び踵部について、足の内側部と外側部とに２分割し、その内側部のみを地面に接する形状とし、この内側部と爪先部とが地面に接する形状構造としてもよい。

本発明による履物は、ウォーキングシューズ、スポーツシューズ、ビジネスシューズ、ミュール、サンダル等の履物に適用される。特に、ダンス練習用や足の内側に力を入れることが要求されるスポーツのトレーニング用等に好適に適用される。

履物の左足の裏面を示す図である。履物の左足の爪先正面を示す図である。履物の左足の踵の正面を示す図である。

符号の説明

１左足用の底台裏面の内側部
２左足用の底台裏面の外側部
３左足用の履物の甲を覆う部分
４左足用の履物の踵を覆う部分

Claims

履物の底台の爪先部から踵部に及ぶ裏面を、足の内側部と外側部とに２分割し、内側部の裏面のみが地面に接する形状構造としたことを特徴とする健康履物。
履物の底台の爪先部から踵部に及ぶ裏面を、爪先部、土踏まず部及び踵部の３つに分割し、土踏まず部及び踵部について、足の内側部と外側部とに２分割し、その内側部のみを地面に接する形状とし、該内側部と爪先部とが地面に接する形状構造としたことを特徴とする健康履物。