JP5895302B2 - 健康履物 - Google Patents

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本発明は、健康履物に関し、履物を通して脚筋を鍛え、健康に寄与するようにした履物の改良に関するものである。
昨今の健康食品、栄養剤の開発で、食生活から健康増進を図ることが多くなっていきているが、健康増進を運動に求めるのは古来より基本であると言ってよい。
地球上で重力に抗して生活を行う以上、人体の筋力強化は必須のものであり、老齢化による筋力低下を考えれば、尚更、筋力強化は重要となる。
こうした筋力強化は、トレーニングセンターなどの種々のトレーニング機器を利用するのが一般的であるが、特殊な機器は常時使用できるものでもなく、一般生活環境に存在するものではない。
尤も、こうした特殊機器は、身体の全体の筋肉を鍛錬するのに適していて有用ではあるが、日常生活において、身体の全ての筋力を鍛錬しなくても、十分に効果が期待できる方法も存する。そして、この種の運動機器の使用は、筋肉に対する負荷が比較的大きく、従って、老若男女に適したものと言い難い。
特に、老若男女の共通する身体の鍛錬で重要であるのは、基本的には足腰の鍛錬である。この意味において、上述した本格的な運動機器を使用しなくても、十分に効果的な運動を行う方法も考えるべきである。
昨今、注目されているのは、メディカルウォーキングという、歩行に重点を置いた鍛錬方法であり、足腰の強化は全身の強化に通ずるという考えである。歩行に科学的なメスを入れて、効率的な脚力強化、引いては全身の強化を図ろうという考え方である。
こうした考え方の下に考え出されたのが、履物に工夫を凝らして、足腰の鍛錬を行おうとするもので、比較的古くから提案は成されてきた。
かかる技術に関する履物としては、次の文献が挙げられる。
実用新案登録第4820973 特開2013−236501 特開2005−169053
上述した履物は、履物の底に突起を設けることで、履物を不安定な状態で履くように構成し、以って、バランスを取るための脚、足の筋肉の強化を図るようにしようとするものである。
こうした履物に工夫を凝らす解決方法は、格別に機器を使用するものでないので、簡便に実施できる利点が存するのであるが、上述した特許文献1及び3に提案されているように、円弧上の底を形成することで、足を前後左右に傾動させることができるようにしたものである。
このような手段を講じたことで、足、脚の筋肉などに対する刺激を付与できるので、有効な鍛錬方法となることは認められるのであるが、上述した履物底面の突起体は、円弧状側面を有する形状のもので、足を、その踝で前後左右に変位させることを強いるものであり、その結果、使用に際しては、足首の捻挫を引き起こす事態を招く虞が高いものであった。
ところで、脚の筋力強化に、脚筋を刺激し易い左右方向の足の傾斜は必要なものと考えられてきたが、近年のメディカルウォーキングの視点に立てば、必ずしも必要でなく、自然な足の歩行運動、即ち、踵から接地して土踏まずに移行し、指先に移行して蹴り出すという一連の動作でも、これを確実に行い得るならば、下腿三等筋(腓腹筋、アキレス腱など)などの緊張弛緩を促し、脚筋の強化を十分に行い得ることが分かってきた。
本発明は、上述した従来技術の現状に鑑み、足首を痛める虞のある左右傾斜動(ヨーイング)を行うのではなく、自然の足の動きである前後動(ピッチング)だけを行うことができるようにして、安全でありながら自然歩行の延長線上で脚力強化を図ることができるようにすることを目的とする。
本発明にかかる健康履物は、上記目的達成のために、
健康履物であって、
本体底部(1)の土踏まず相当位置に、下方に向けて突起部(2)を設け、
前記本体底部(1)の先端部(1A)又は後端部(1B)或は両端部(1A,1B)に高さ変更可能な突起体(3A)が設けられ、
前記突起部(2)を、前記本体底部(1)の幅方向において略同幅に形成し、履いたときに踝でピッチング作用を生じるように構成してある、という手段を講じた。
本発明に言う履物とは、運動靴、室内用のスリッパ、外用のサンダル、木製の下駄状の履物等も含まれる。
履物の素材としては、ゴム製、合成樹脂性、布、皮革など、履物として既存のものを用いてよい。
また、突起部は、合成樹脂、木製などでは本体底部と一体成形、接着などが有効であり、その形成形態は問わない。
本発明によれば、従前の健康履物とは異なり、所謂ヨーイング(左右傾斜)を行わない方式で、歩行に際しての足首の自然な傾動であるピッチング(前後傾斜)のみを行い得るようにした構成のもので、足首の捻挫を未然に回避しながら足の筋、下腿三等筋(腓腹筋、アキレス腱など)或は前脛骨筋、長指伸筋などを通常以上に刺激(伸長弛緩)し、筋力強化を図り、引いては脚全体の強化を図って、血行改善を促して健康増進を果たせることができる利点がある。そして、高さ変更可能な突起体の存在によって、上述のピッチングの傾斜限界を調整できるので、ユーザーの体力現状に合わせた無理のない使用形態を実現できる。こうした運動は、履物を使用するだけなので、室内の日常生活の中において実現できる。
そして、構造的にも本体底部に突起体を設けるだけであるので、製造コストも抑えることができる利点もある。
その他の利点は、以下の実施例の説明から明らかとなろう。
前記突起部(2)が、前記本体底部(1)から10mm乃至30mm突出するように構成されているのが好ましい。
かかる突起部のサイズは、履物を履いたときの足首の傾斜(前後方向)として、許容できる範囲であると共に履物の前後端で形成される傾斜による下腿三等筋(腓腹筋、アキレス腱など)或いは前脛骨筋、長指伸筋などの伸長についても適度の伸張を生み出すもので、好適な筋力強化を齎すものといえる。
前記本体底部(1)の先端部(1A)又は後端部(1B)或いは両端部(1A,1B)に高さ変更可能な突起体(3A)が設けられている、ことが好ましい。
このように構成することで、この履物を使用する者の身体的特徴に応じた足首の傾斜を調節することが可能であり、或いは、年齢、性別などの条件、更には当該履物の使用による筋力改善に応じ、改善された筋力の柔軟性などに応じた調節が可能となって、最適条件を創出、維持させることも可能となる。
また、前記突起部(2)の下端(2A)と前記本体底部(1)の後端部(1B)とを結ぶ線と、地面(G)との成す角度が6度乃至15度であることが好ましい。
このような角度選択を行うことができるようにすることで、足の傾斜角度(後方向傾斜)を好適な範囲で運動できることが出来て、脚の裏側の(腓腹筋、アキレス腱など)などの筋に対する好適な運動条件を確保でき易い。
また、前記突起部(2)の下端(2A)と前記本体底部(1)の先端部(1B)とを結ぶ線と、地面(G)との成す角度が10度乃至30度であることが好ましい。
このように構成すると、脚の前側の筋である、前脛骨筋、長指伸筋などに対する伸張、弛緩を一層促進し、筋力強化を図ることができる。
本発明にかかる履物の正面図。 本発明にかかる履物の底面図。 本発明にかかる履物の一作用を示す正面図。 本発明にかかる履物の一作用を示す正面図。 本発明にかかる履物の別態様を示す正面図。
本発明にかかる履物の好適実施例を図面に基づいて以下詳述する。
図1及び図2に示すように、ここでは、スリッパ形態の健康履物について説明する。スリッパの本体底部1の土踏まず相当位置に、下方に向けて突起部2を設け、該突起部2を、前記本体底部1の幅方向において略同幅に形成し、履いたときに踝でピッチング作用を生じるように構成してある。
ここでは、上記履物は、合成ゴムの成型品として構成されたもので、上記突起体2は、本体底部1と一体成型されたものであるが、本体と突起部とを別体として構成し、後に接着によって一体化してもよい。
前記突起体2は、ここでは、本体底部1から20mm下方に突出形成されており、この突起体2の下端と本体底部1の後端とを結ぶ線A1と地面Gとの成す角度は、約 度にされており、これが後傾斜角度となる。そして、本体底部1と前端と前記突起体2とを結ぶ線A2は、約 度とされており、これが前傾角度となる。このように、足首の前後傾斜(ピッチング傾動)が決まるのである。しかし、前記突起体2は、20mmから40mmの間であれば、本発明の目的達成に好都合であることが実験から確かめられているが、18mmと42mmとかの数値を採用することは可能であり、こうした変更は均等論に含まれるものである。
前述の突起体2の幅を本体底部1の横幅と略同じに構成しているのは、左右方向への傾動が起き難いように、安定的に足を支持させようとした為である。尤も、突起体2の幅を多少短くしても、本発明の目的は達成可能である。
前記突起体2の下端部分は、ここでは、僅かに丸みを帯びるように形成されており、踵接地から足指接地に移行する際にスムースに足首が曲げられるようにしてある。しかし、下駄の歯のように、直角の先端を呈する形状としてもよい。
作用について説明すると、図3に示すように、履物を履いた状態では、踵が接地する状態であり、この場合、前が側において前記突起体2が接地して、足裏は、上述した線A1の持つ角度で傾斜することになる。
これによって、足の裏側の筋肉、下腿三等筋(腓腹筋、アキレス腱など)が伸張状態となり、これらの筋肉に刺激を与えることができる。
歩行に移ると、暫時重臣を前方に移動させて身体を前傾させることになるが、この際、前記突起体2の上に足の重心が移行し、ここを基点として足首間接が回動し、身体が前傾に移行することになる。
次いで、前記突起体2と本体底部1の先端が接地し、前記下腿三等筋(腓腹筋、アキレス腱など)が弛緩し、逆に、前脛骨筋、長指伸筋などが伸張される刺激を受ける。そして、指先の蹴りに移行して踵接地に移ることになる。
本発明は、図5に示すように一部変更して実施できる。
ここでは、前記本体底部1の先端部1A及び後端部1Bに高さ変更可能な突起体3Aが設けられている。
この突起体3Aは、前記突起部2との接地によって、地面Gとの成す角度を調節するためにある。これは、履物を用いる身体特徴、年齢、性別による適合性を配慮するためである。つまり、急な傾斜が可能かどうか、逆に急な傾斜を行う方が鍛錬として好ましいかどうかという問題を解決する為の手段で、寧ろ、緩慢な傾斜から始めることが望ましいという場合もある。
ここでは、前記突起体3Aは、所定厚みの3層のシート状態を粘着剤テーで剥離容易に貼り付けて構成しており、最初は緩やかな傾斜を利用する状態から、それらを一枚ずつ剥がして、前記本体底部1の傾斜を急な角度に移行させてゆくという使用形態を選択できるようにしている。尤も、このような剥離方式でなく、予め切り目を入れておいて、そこから切除するか、折って取り除くようにしてもよい。図5の複数の傾斜線は、前述の剥離を行った場合の傾斜を示す。
これによれば、前記突起部2の下端2Aと前記本体底部1の後端部1Bとを結ぶ線と、地面Gとの成す角度が6度から15度に三段階に変更でき、また、前傾についても、10度から30度に三段階に変更できる。
本発明にかかる健康履物は、従来の健康履物よりも安全性に優れ、室内使用でも、屋外使用でも実施可能であって、日常生活に取り入れできるもので、その応用範囲は広い。
1: 本体底部
1A:先端部
1B:後端部
2: 突起部
2A:下端
3A:突起体
G: 地面

Claims (4)

  1. 健康履物であって、
    本体底部(1)の土踏まず相当位置に、下方に向けて突起部(2)を設け、
    前記本体底部(1)の先端部(1A)又は後端部(1B)或は両端部(1A,1B)に高さ変更可能な突起体(3A)が設けられ、
    前記突起部(2)を、前記本体底部(1)の幅方向において略同幅に形成し、履いたときに踝でピッチング作用を生じるように構成してある、ことを特徴とする健康履物。
  2. 前記突起部(2)が、前記本体底部(1)から10mm乃至30mm突出するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の健康履物。
  3. 前記突起部(2)の下端(2A)と前記本体底部(1)の後端部(1B)とを結ぶ線と、地面(G)との成す角度が6度乃至15度であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の健康履物。
  4. 前記突起部(2)の下端(2A)と前記本体底部(1)の先端部(1B)とを結ぶ線と、地面(G)との成す角度が10度乃至20度であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の健康履物。
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