JP2004121451A - ストレッチ・サンダル - Google Patents

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JP2004121451A
JP2004121451A JP2002288348A JP2002288348A JP2004121451A JP 2004121451 A JP2004121451 A JP 2004121451A JP 2002288348 A JP2002288348 A JP 2002288348A JP 2002288348 A JP2002288348 A JP 2002288348A JP 2004121451 A JP2004121451 A JP 2004121451A
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Masakatsu Shimono
下野 正勝
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Abstract

【課題】運動不足や障害などによる足関節の可動域減少に伴う運動能力の低下を解消するよう本来の関節可動域を可能な範囲で大きく動かし、なおかつ運動時に関節が過伸展にならないよう考慮された状態で運動を行うことが可能な道具を考える。
【解決手段】体重による負荷によって変形しない固い素材のもので足接地面やや前方に凹みを有し、底面に半円柱状の突出部を有し、突出部の床面との接地点を支点とするシーソーのような形状で突出部とつま先を結ぶ角度、突出部と踵を結ぶ角度それぞれを長さや高さを変えることによって足関節の可動域を越えて不安定にならないように角度を設定した履物を利用し運動することによって関節可動域内で運動をおこなえるようにした。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【考案の属する分野】
本発明は、履物を利用した健康用品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の履物では足関節の背屈位をとる場合は 履いているものとは別の何かの台などを利用しなければならず、爪先立ちも行いにくかった。また、足関節を動かすよう考案された履物であっても関節の可動域を超えて不安定になりやすい形状のものや、可動域が狭い形状のために十分な運動が行われにくいものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
運動不足や障害のために足関節の可動域の自由度が低下し運動能力の低下もしくは可動範囲の減少がみられる物に対し、利用者が体重移動を行うことにより関節の過伸展をおこさぬよう考慮された状態で、関節が本体持つ可動域全体を使って底屈および背屈の運動を行えるようにする道具を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
体重による負荷によって変形しない固い素材の本体底面に半円状の一つの突出部をもち、その突出部の接地面を支点にシーソーのように前後に傾く形状を有し、突出部の接地点と前後の接地面との長さや形により傾きの角度を調整し、傾けたときの足接地面と床面との角度を底屈45度背屈20度に合わせ、なおかつ底屈時の足の不安定な状態を足の指の働きによって補助させる目的で本体の足接地面中央やや前方よりに凹みを持つ形状の履物により、利用者が体重移動など、姿勢を変えることによって底屈・背屈の位置を足関節の可動域内では自由にまた可動範囲を超えて不安定にならないように足関節の可動域にそった運動を行いやすくした事をもっとも主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本体に足を固定する鼻緒や布を取り付けそれによりサンダルのように履き本体に設けた突出部を支点に履いている者が本体後方へ体重移動を行うことにより本体が後方へ傾き足関節は背屈運動を行い、本体前方へ体重移動を行うことにより本体が前方へ傾き足関節は底屈運動を行うことになる。このとき本体の足接地面が直線的な形状では足が滑りやすく不安定になるが本体足接地面に設けた凹みにより足の指が凹み面を利用し支えることで足関節の底屈の運動が行いやすくなる。なおかつ本体が固い素材のために設定された爪先方向に約45度踵方向に約20度の角度で足関節の動きは止められるため関節の過剰な動きが起こらず、利用者は安心して運動を行える。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面に従って実施例を説明する。図1は本発明品2の本体に足を固定するため1の帯状のものを付けたものを横から見た図である。(図2において)本体は半円柱状の3突出部と足接地面に2a足接地面前部と2b足接地面後部とからなる凹みを有する形状を特徴とし、3突出部を支点としながらシーソーのように前後に傾くが、前後に傾けた場合それぞれ4つま先側接地面と5かかと側接地面により傾き角が制約を受ける形状のものである。(図3において)B本体突出部とかかと側接地面とを結ぶ線はA水平面に対し20度でありC本体突出部と本体つま先側接地面とを結ぶ線はB本体突出部とかかと側接地面とを結ぶ線に対して45度である。D本体足接地面前部面はA水平面に対してマイナス5度であり、E本体足接地面後部面はA水平面に対して10度である。これらの形状や各部分の角度によって(底屈時のすべり等による不安定解消に足の指の補助を使いながら)足関節の底屈や背屈の運動を足関節の過伸展を防ぎながら可動域の範囲内で効果的に行うことができるよう考えられたものである。
【0007】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は特殊な形状の履物を利用することによって足関節の過伸展になることを心配せずに足関節の可動域を効果的に使い背屈や底屈などの運動を行える。加えて立位で本発明品を用い底屈や背屈の運動を行いバランスをとることで下肢全体の筋群、腹筋背筋等の抗重力筋といわれる重力に対して姿勢を安定させようと働く筋肉全体のバランスに働きかけ良い姿勢を保つことにも効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体を横から見た図(本体に帯状の足固定部分を付けてある。)
【図2】本体を横から見た各部分の説明図
【図3】本体を横から見た各部分の角度説明の図
【図4】本体を下から見た図
【符号の説明】
1       帯状の足固定部分
2       本体
2a     足接地面前部
2b     足接地面後部
3       突出部
4       つま先側接地面
5       かかと側接地面
A       水平面
B       本体突出部とかかと側接地面とを結ぶ線
C       本体突出部と本体つま先側接地面とを結ぶ線
D       本体足接地面前部面
E       本体足接地面後部面

Claims (1)

  1. 体重による負荷によって変形しない固い素材の本体底面の中央やや前方よりに突出部をもち、足接地面の中央やや前方に足指による足関節の可動補助を行いやすくするための凹みを有し、本体の傾きが足関節可動域の底屈45度および背屈20度を越えぬよう考慮された構造により、利用者が体重移動によって足関節の関節可動域の過伸展を防ぎながら底屈や背屈の運動をおこないやすくするための道具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015051256A (ja) * 2013-02-27 2015-03-19 株式会社 Mtg サンダル
JP2015217279A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 浩 泓本 健康履物
GB2527037A (en) * 2014-06-08 2015-12-16 Michael John Allen Blood clot risk reducing footwear

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