JPH0674321B2 - 新規レゾルシノ−ル樹脂及びその製造方法 - Google Patents

新規レゾルシノ−ル樹脂及びその製造方法

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JPH0674321B2
JPH0674321B2 JP14414785A JP14414785A JPH0674321B2 JP H0674321 B2 JPH0674321 B2 JP H0674321B2 JP 14414785 A JP14414785 A JP 14414785A JP 14414785 A JP14414785 A JP 14414785A JP H0674321 B2 JPH0674321 B2 JP H0674321B2
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JP
Japan
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producing
resorcinol resin
same
parts
dicyclopentadiene
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宏彰 難波
稔 菱沼
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Nippon Paper Industries Co Ltd
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Nippon Paper Industries Co Ltd
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は下記一般式〔I〕 〔式中、Rは水素又は低級アルキル基を示し、nは平均
値0〜15を示す。〕 で表わされる新規レゾルシノール樹脂及びその製造方法
に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
フェノール樹脂及びレゾルシノール樹脂あるいは、レゾ
ルシノール変性フェノール樹脂は、機械的特性、電気的
特性、耐熱性、加工特性に優れているため電気・電子材
料及び塗料関係に広く使用されている。
最近、電子部品、中でも封止材料樹脂及び硬化剤におい
ては、集積回路の高集積化に伴い、耐熱性の向上、硬化
後の残留応力の緩和が要求される一方、プリント配線基
盤用樹脂及び硬化剤では、耐熱性、可撓性の向上が要求
されている。
従来、封止用樹脂材料において、硬化剤として用いられ
ているフェノールボラックが硬化体に対して残留応力緩
和能、可撓性付与能が無いのに対し、それらをもつ硬化
剤を鋭意検討した。その結果、本発明の新規レゾルシノ
ール樹脂とその製造方法を見出した。
〔問題を解決するための手段および作用〕
本発明の要旨とするところは、一般式〔I〕 〔式中、Rは水素又は低級アルキル基を示し、nは平均
値0〜15を示す。〕 で表わされる新規レゾルシノール樹脂及びレゾルシノー
ル類とジシクロペンタジエンを触媒の存在下で重合させ
ることを特徴とする上記レゾルシノール樹脂の製造法に
関するものである。従来のフェノールノボラック樹脂を
硬化剤とした場合に比べ、フェノールのかわりにレゾル
シノールを用いることにより、水酸基当量を上げ、硬化
体の架橋密度を上げることにより、耐熱性の向上をはか
り、メチレンジョイントのかわりに、ジシクロペンタジ
エンを用いることにより、可撓性、応力緩和性をもたせ
ることができる。
以下本発明を詳述する。
本発明の新規レゾルシノール樹脂は、レゾルシノール類
とジシクロペンタジエンを触媒を用いて重合させること
により得られる。ここで使用されるレゾルシノール類と
は、レゾルシノール、2−メチルレゾルシノール等であ
るが、これにフェノール、クレゾール等のフェノール類
を混合し、共重合することも可能である。
触媒としては、ルイス酸であれば使用でき、AlCl3、B
F3、ZnCl2、p−トルエンスルホン酸、TiCl4、H2SO4
を挙げることができる。
触媒は単一あるいは、混合して使用することができる。
触媒の添加量は、ジシクロペンタジエン1モルに対し
て、0.001〜0.1モル好ましくは、0.005〜0.05モルであ
る。レゾルシノール類は、ジシクロペンタジエン1モル
に対し、0.5モル〜20モル、好ましくは0.8〜8.0モルで
ある。各物質の重合方法としては、ジシクロペンタジエ
ンとレゾルシノール類の混合物に触媒を加えてもよい
し、レゾルシノール類と触媒の混合物にジシクロペンタ
ジエンを加えてもよい。添加時間は、配合によって異な
るが、0.1〜10時間である。添加後反応系をさらに数時
間反応させる。レゾルシノール類とジシクロペンタジエ
ンの重合反応温度は、20〜180℃で好ましくは60〜120℃
である。
重合反応によって得られた樹脂は、用途によって、未反
応モノマーを除去する必要があり、また残存する触媒も
系外に取り出す必要がある。
未反応モノマーの除去法としては、減圧蒸留又は分別沈
澱が行えるが、またそれらを組み合わせた方法でもよ
い。触媒の除去に関しては、BF3等では減圧蒸留により
モノマーと同時に除去が可能であるが、AlCl3その他の
触媒除去においては、溶剤分離法によって取り除くこと
もできる。
以上、減圧蒸留、分別沈澱、水洗等により不純物を取り
除いた後、減圧濃縮し一般式〔I〕で示される新規レゾ
ルシノール樹脂を得る。
〔実施例及び発明の効果〕
以下に実施例を挙げて説明するが、これらの実施例によ
って本発明は制限されるものではない。以下に部とある
のは、いずれも重量部である。
実施例1 レゾルシノール 333部 ジシクロペンタジエン 138部 を、温度計、冷却器、攪拌装置、及び滴下管を付けた反
応器内に仕込み、80±5℃に保ち攪拌しながら、エチル
エーテル50部に三フッ化ホウ素エーテル錯体(三フッ化
ホウ素47%)5部を溶解した液を2時間かけて滴下し
た。
反応液をさらに80±5℃に2時間保持、攪拌した後、メ
タノール500部に溶解した。
メタノール溶液に水250部を加え、不溶解分を回収し、
その中に残る溶媒を加熱留去し、目的とする重合物を33
0部得た。
この重合物の特性を次の表−1及び添付の第1図ないし
第3図に示した。
実施例2 実施例1におけるレゾルシノール333部を2−メチルレ
ゾルシノール388部に置き換えたほかは実施例1と同様
の方法で重合、精製を行うことにより目的とする重合物
378部を得た。この重合物の物性を表−1及び第4図に
示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1化合物のGPC(ゲル・パーミ
ュエーション・クロマトグラフ)を示す図、第2図は同
上のIRを示す図、第3図は同上のNMRを示す図である。
また、第4図は本発明の実施例2化合物のGPCを示す図
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔I〕 〔式中、Rは水素又は低級アルキル基を示し、nは平均
    値0〜15を示す。〕 で表わされる新規レゾルシノール樹脂。
  2. 【請求項2】レゾルシノール類とジシクロペンタジエン
    を触媒の存在下で重合させることを特徴とする下記一般
    式〔I〕で示される新規レゾルシノール樹脂の製造法。 〔式中、Rは水素又は低級アルキル基を示し、nは平均
    値0〜15を示す。〕
JP14414785A 1985-07-01 1985-07-01 新規レゾルシノ−ル樹脂及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0674321B2 (ja)

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JPS624720A JPS624720A (ja) 1987-01-10
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FR2746803B1 (fr) * 1996-03-29 1998-04-24 Ceca Sa Resines novolaques phenol/diene, procede de preparation et compositions a base de caoutchouc renfermant lesdites resines
FR2813886B1 (fr) 2000-09-08 2005-04-15 Ceca Sa Resines novolaques, leur procede de preparation et leurs utilisations

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