JPH0672293U - 電子機器の熱遮へい構造 - Google Patents

電子機器の熱遮へい構造

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JPH0672293U
JPH0672293U JP3071192U JP3071192U JPH0672293U JP H0672293 U JPH0672293 U JP H0672293U JP 3071192 U JP3071192 U JP 3071192U JP 3071192 U JP3071192 U JP 3071192U JP H0672293 U JPH0672293 U JP H0672293U
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幸一 東條
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体内に発熱部品を備える電子機器におい
て、発熱部品から発生した熱が筐体内の他の電子部品や
機構部に悪影響を及ぼすことを防止し、安定した性能が
発揮できるようにすることを目的とする。 【構成】 シャーシ1の内部には、高熱を発生する発熱
素子12,12と、他の電子部品5,6,7及び再生ユ
ニット9とが混在して設けられている。発熱素子12,
12が取付けられた発熱部Aは仕切部材17によって覆
われており、シャーシ1内で隔離された状態となってい
る。仕切部材17には複数の中空層17cが設けられて
おり、発熱部Aからの熱はこの中空層17cによって充
分に遮へいされるようになっている。よって、再生ユニ
ット9や電子部品5,6,7側に高熱が伝達されること
がなく電子機器の性能の劣化を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば車載用カセットテーププレーヤやCDプレーヤ等のように、 筐体内に発熱部品を備えた電子機器に係り、特に筐体内における熱の遮へい構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の車載用カセットテーププレーヤを一部断面にて示す側面図である 。図中符号21は金属板等から折曲形成された内部中空のシャーシであり、その 前面(図示左方)には、各種操作釦22a,22b,22cや図示しないカセッ ト挿入口を備えた操作パネル22が取付けられている。また、シャーシ21の後 面には、アルミニウム等の熱伝導性の良好な材質からなるヒートシンク23が固 着されている。
【0003】 上記シャーシ21の内方下部には、多数の電子部品(図示せず)が実装された メイン基板24が配置されており、このメイン基板24の上面にはスペーサ25 ,25,…を介して再生ユニット26が取付けられている。この再生ユニット2 6内には特に図示しないが磁気ヘッドやリール軸等が設けられており、操作パネ ル22のカセット挿入口から挿入されたテープカセットがこの再生ユニット26 にて再生されるようになっている。
【0004】 メイン基板24上の後方端には、発熱素子27が装着されている。この発熱素 子27は更に上記ヒートシンク23の内面にねじ止めされており、発生した熱が ヒートシンク23を介してシャーシ21の外方に発散されるようになっている。
【0005】 また、発熱素子27から発生した熱がシャーシ21内に拡散して再生ユニット 26や他の電子部品に悪影響を及ぼすことを防止するために、発熱素子27と再 生ユニット26との間には仕切板28が配設されている。この仕切板28はある 程度熱伝導率の低い材質、例えば合成樹脂によって形成されており、発熱素子2 7から発生した熱を遮へいして再生ユニット26や他の電子部品が高温にさらさ れることを防ぐものである。
【0006】 上記構成からなる車載用カセットテーププレーヤによれば、発熱素子27から 発生した熱は仕切板28によって遮へいされて、シャーシ21内に拡散されるこ となくヒートシンク23を介してシャーシ21の外方に発散されるものである。 よって、再生ユニット26や他の電子部品が熱せられることがなく、安定した性 能を発揮できるものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
最近、例えば車載用カセットテーププレーヤ等の電子音響機器では大出力用の オーディオアンプを内蔵するものが主流となっており、これに伴って発熱素子2 7の数やその発熱量も増加する傾向にある。
【0008】 これに対して上記従来の電子機器の構造では、ヒートシンク23の表面積を増 大させることによって放熱量を増やすことは可能であるものの、車載用音響機器 等のように限られたスペース内に取付けられる電子機器においては外形寸法の制 約があり、単純にヒートシンク23を大きくすることは困難である。よって発熱 素子27から発生した熱がヒートシンク23から充分に発散しきれずにシャーシ 21内に蓄積されることになる。従って合成樹脂等からなる仕切板28による熱 の遮へいが不充分となり、この仕切板28を伝達してシャーシ21内全体に熱が 拡散され、再生ユニット26や他の電子部品が熱せられてその性能が劣化し、更 には動作不良を起こすという問題があった。
【0009】 本考案は上記問題点に鑑みなされたものであり、発熱部品から発生した熱がシ ャーシ内の機構部や他の電子部品に悪影響を及ぼすことを防止して安定した性能 を発揮できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、発熱部品を備えた発熱部が機構部または 他の電子部品とともに筐体内に設けられてなる電子機器において、発熱部を中空 層を有する仕切部材によって筐体内で隔離するようにしたものである。
【0011】
【作用】
上記手段によれば、仕切部材に設けられる中空層によって断熱効果が著しく向 上するので、発熱部品を有する発熱部が高温になった場合でも、この発熱部から の熱を仕切部材によって充分に遮へいすることが可能となる。よって発熱部とと もに筐体内に設けられる機構部や他の電子部品が高温にさらされることがなく、 電子機器の性能の劣化を防止できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例である車載用カセットテーププレーヤの内部構造を示 す平面図、図2は同車載用カセットテーププレーヤの部分側断面図である。
【0013】 図中符号1は金属板によって矩形筒状に形成されたシャーシ(筐体)である。 このシャーシ1の前面側(図1における下側)には、各種操作釦2a,及び2b ,2b,…、ボリュームノブ2c、更に図示しない表示部やカセット挿入口等を 備えた操作パネル2が取付けられている。また、シャーシ1の後面には、熱伝導 率の高いアルミニウム合金等の材質からなるヒートシンク3がネジ4,4によっ て固着されている。このヒートシンク3の背面には複数のフィン3a,3a,… が形成されている。
【0014】 上記シャーシ1の底板1a上には、多数の電子部品5,5及び6,7が実装さ れたメイン基板8が配置されている。このメイン基板8の上面中央には、モータ 9aを有する再生ユニット(機構部)9がスペーサ10,10,…を介して設け られている。この再生ユニット9内には特に図示しないが磁気ヘッドやリール軸 等が設けられており、操作パネル2のカセット挿入口から挿入されたテープカセ ットの情報を再生できるようになっている。この再生ユニット9の側部には、メ イン基板8に直交する状態でサブ基板11が取付けられている。
【0015】 更にメイン基板8上の後方端には、一般的にパワーICと称される発熱素子1 2,12が実装されている。この発熱素子12は、その前面側がブラケット13 によって支持され、発熱面である背面12aを上記ヒートシンク3の内面に密着 させた状態で取付ネジ14,14,14によって固定されている。そして、発熱 素子12から発生した熱がヒートシンク3を介してシャーシ1の外方に発散され るようになっている。 尚、図中符号15,16はメイン基板8に装着されたコネクタであり、このコ ネクタ15,16を介して電源や各種信号の授受が行われるものである。
【0016】 図中符号17は仕切部材を示し、この仕切部材17は合成樹脂によってL字状 に形成された第1の仕切壁17aと、金属板からなり第1の仕切壁17aの背面 にネジ止めされる第2の仕切壁17bとからなっており、上記発熱素子12,1 2を備えた発熱部Aを覆うようにメイン基板8上に立設されている。上記第1の 仕切壁17aの背面には複数の凹部が形成されており、第2の仕切壁17bが取 付けられた状態で図1に示すように中空層17c,17c,…が形成されるよう になっている。 また、図2に示すようにシャーシ1の上板1bには仕切部材17の中空層17 cと連通する複数の放熱孔1c,1c,…が穿設されている。
【0017】 上記構成からなる車載用カセットテーププレーヤでは、通電により発熱素子1 2から高熱が発生するが、この発熱素子12が取付けられている発熱部Aは仕切 部材17によって覆われシャーシ1内で隔離された状態となっているので、発熱 素子12からの熱はこの仕切部材17によって遮へいされ、再生ユニット9や電 子部品5,6,7、またサブ基板11が熱せられることがなく、その性能が劣化 することがないようになっている。そして発熱素子12の熱はシャーシ1内全体 に拡散されることなくヒートシンク3を介して、または、仕切部材17の中空層 17cと連通する放熱孔1c,1c,…からシャーシ1の外方に発散されるもの である。
【0018】 ここで参考までに、鉄、合成樹脂、空気の熱伝導率を比較してみると、鉄が約 67W/mKであるのに対し、合成樹脂がおよそ0.15〜0.25W/mK、 空気が常温にて0.0257W/mKとなっている。よって、上述した如く仕切 部材17に中空層17cを設けたことにより、従来のものに比べて熱の遮へい効 率が著しく向上するものである。
【0019】 尚、仕切部材の形状は上述したものに限定されることはなく、例えば図3に示 すように金属板からなる第2の仕切壁17bの上端を屈曲して固着片17dを形 成し、この固着片17dをシャーシ1の上板1bにネジ止めやスポット溶接によ って連結させることにより、発熱部Aの熱を第2の仕切壁17bを介して上板1 bに伝達させ、この上板1bからも放熱させるようにしてもよい。
【0020】 また、図4に示すように合成樹脂からなる第1の仕切壁18aに2つの中空層 18c,18dを設け、この第1の仕切壁18aの背面側に第2の仕切壁18b を固着して仕切部材18を形成するようにしてもよい。この場合、発熱部Aから の熱は仕切部材18の2つの中空層18c,18dによって充分遮へいされるの で、仕切部材18の前面側すなわち再生ユニット9側に伝達される熱は上記仕切 部材17に比べても更に少なくなるものである。
【0021】 また、仕切部材は必ずしも合成樹脂製の第1の仕切壁と金属製の第2の仕切壁 とによって形成する必要はなく、例えば図5に示すように断面三角形状の多数の 中空層19a,19b,…を備えた仕切部材19を合成樹脂によって一体に形成 してもよい。 更に、上述したような中空層内を真空状態として密閉する構造とすれば、断熱 効果は更に格段に向上するものである。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、発熱部品を備えた発熱部が機構部または 他の電子部品とともに筐体内に設けられてなる電子機器において、発熱部を中空 層を有する仕切部材によって筐体内で隔離するようにしたので、仕切部材の中空 層が断熱材として作用し、発熱部が高温になった場合でもこの中空層によって効 果的に熱が遮へいされるものである。よって発熱部とともに筐体内に設けられる 機構部や他の電子部品が高温にさらされることがなく、電子機器の性能の劣化或 は動作不良の発生を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である車載用カセットテープ
プレーヤの内部構造を示す平面図である。
【図2】本考案の一実施例である車載用カセットテープ
プレーヤの部分側断面図である。
【図3】本考案の他の実施例である車載用カセットテー
ププレーヤの部分側断面図である。
【図4】本考案の他の実施例である仕切部材を示す斜視
図である。
【図5】本考案の他の実施例である仕切部材を示す斜視
図である。
【図6】従来の車載用カセットテーププレーヤを一部断
面にて示す側面図である。
【符合の説明】
1 シャーシ 5,6,7 電子部品 9 再生ユニット 12 発熱素子 17,18,19 仕切部材 17c,18c,18d,19a,19b 中空層 A 発熱部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱部品を備えた発熱部が機構部または
    他の電子部品とともに筐体内に設けられてなる電子機器
    であって、前記発熱部を中空層を有する仕切部材によっ
    て前記筐体内で隔離したことを特徴とする電子機器の熱
    遮へい構造。
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