JPH067111B2 - ガス検出装置 - Google Patents

ガス検出装置

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JPH067111B2
JPH067111B2 JP61042835A JP4283586A JPH067111B2 JP H067111 B2 JPH067111 B2 JP H067111B2 JP 61042835 A JP61042835 A JP 61042835A JP 4283586 A JP4283586 A JP 4283586A JP H067111 B2 JPH067111 B2 JP H067111B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、特定のガスの存在を検出するガス検出装置に
関するものであって、更に詳細には、LPガスや都市ガ
ス等の所定のガスが大気中に漏れたことを検出ガス漏れ
警報器として使用するのに適したガス検出装置に関する
ものである。
従来技術 従来、ガス検出装置として、金属酸化物半導体の内部に
電極と、電極を兼ねたヒータコイルを内蔵し、ヒータコ
イルにより加熱した金属酸化物半導体の抵抗値が表面で
のガス吸着によって低下することを利用したものがある
が、消費電力が大きく乾電池駆動には適さないという問
題があった。
この点を改良すべく、架橋構造や片持梁構造等の空中に
延在する張出し部を形成し、その上にガス検知部を形成
して、熱容量を可及的に最小とし、応答速度を向上し、
且つ消費電力を低下させる試みがなされている。然し乍
ら、従来のガス検知装置では、ガス検知部が1つの構成
であり、それが何等かの原因で故障した場合には、ガス
検出動作が行われなくなり、又機能障害を起こしている
場合にもそれを察知することが不可能であり、動作上に
信頼性に欠ける点が多い。
目的 本発明は、以上の点に鑑みなされたものであって、上述
した如き従来技術の欠点を解消し、消費電力を最小とし
電池駆動を可能とすると共に、ガス検出感度が高く、構
造が簡単であるから製造が容易であって而も一体的構造
を有しているので耐久性が向上されており、更に動作上
の信頼性が高いガス検出装置を提供することを目的とす
る。
構成 本発明は、上述した如き目的並びにその他の目的を達成
可能なガス検出装置を提供するものであるが、その第1
の側面に拠れば、同一の基板上に複数個のガス検知部を
設けると共に、各ガス検知部に接続して一対の検知リー
ドを設け、その一方のリードを共通接続させることを特
徴とする。これらのリードは、好適には、基板上に例え
ばPt等の所定の導電性物質を所定の形状に付着して形
成するが、その場合に一方の検知リードを共通接続させ
ることにより、外部回路との接続の為のワイヤ数を減少
することが可能となり、製造が容易となるばかりか構造
が堅牢化される。ガス検知部は、好適には、金属酸化物
半導体等のガス感応物質を有しており、ガスがガス感応
物質と接触反応することにより、ガス感応物質の抵抗値
が変化し、その抵抗値変化を一対の検知リードで検知し
てガスの存在を検知する。又、好適には、基板に空中に
延在する架橋構造又は片持梁構造の張出し部を形成し、
この張出し部上にガス検知部を形成する。更に、ガス検
知部を所定の温度へ加熱する為のヒータ部を設ける。こ
のヒータ部も、好適には、基板上に付着し対応するガス
検知部に隣接して並置して設ける。ヒータ部にも一対の
ヒータリードを接続して設け、ヒータリードを介して駆
動電流を印加することによってジュール発熱を起させ
て、加熱を行うと良い。この場合にも、ヒータリードの
一方を共通接続させる構成とした場合には、外部回路と
の接続用のワイヤは一本で良く、構成が簡単化される。
本発明の別の側面に拠れば、ガス検知部の動作電圧の上
限及び下限を設定し、動作電圧をモニタしてそれがこれ
らの何れかの限界を越えた場合にガス検知部の寿命が到
来したことを知らせる。又、ヒータ部に対しても上限及
び下限電圧を設定し、それらの何れかの限界を越えた場
合に、ヒータ部の寿命が到来したものとする。この様
に、ガス検知部及び/又はヒータ部の自己診断機能を設
けることにより、ガス検知動作の信頼性を向上させるこ
とが可能となる。又、複数個のガス検知部を設けると共
に、各ガス検知部の動作をモニタする上述した如き自己
診断構成を設け、ガス検知部の寿命が到来する毎に次の
ガス検知部へ切り換えることによって複数個のガス検知
部を順番に動作させる構成とすることにより、ガス検出
動作の信頼性を一層向上させることが可能となる。この
場合に、複数個のガス検知部の1つを基準検知部として
使用することも可能である。
本発明の更に別の側面に拠れば、複数個のガス検知部を
設けると共に、前記複数個のガス検知部からの検知信号
を受け取る検知回路を設け、前記複数個のガス検知部の
所定数以上のものが所定量以上のガスが存在することを
検知している場合に、前記検知回路が警報信号を発生す
るガス検出装置が提供される。この場合に、複数個のガ
ス検知部を逐次的に走査するダイナミック制御を使用す
ることも可能であり、一方複数個のガス検知部を同時的
にチェックするスタティック制御を使用することも可能
である。又、複数個のガス検知部を所定の時間に渡って
順次使用する構成とすることも可能である。
本発明の更に別の側面によれば、ガス検知部と該ガス検
知部を所定の温度へ加熱するヒータ部とを有するガス検
出装置であって、周囲温度の変動によってヒータ部の温
度が変動しそれによってヒータ部の抵抗値が変化するが
この抵抗値変化を補償する補償手段を有するガス検出装
置が提供される。その場合に、ヒータ部の抵抗値変化に
応じてヒータ部へ印加される駆動電流を制御してヒータ
部における電圧を一定に維持する構成としても良く、一
方ヒータ部の抵抗値変化に応じてガス検知部へ印加され
る検知電流を制御してガス検知部における電圧を一定に
維持する構成としても良い。
以下、添付の図面を参考に、本発明の具体的実施の態様
に付いて詳細に説明する。
第1図乃至第4図は、同一の基板上に複数個のガス検知
部を設けたガス検出装置1であって、各ガス検知部を架
橋構造の張出し部上に形成した場合の実施例を示してい
る。第1図に示した如く、本実施例のガス検出装置1に
おいては、n個のガス検知領域D1乃至Dnを1列アレ
イ上に配列した場合であるが、本発明はこの様な特定の
アレイ構成に限定されるべきものではなく、1次元乃至
は2次元の所望のアレイ形状を取り得るものであること
に注意すべきである。
ガス検出装置1は、好適にはシリコンから構成される大
略矩形形状をした基板2を有しており、基板2の上表面
には非等方的エッチングにより凹設された複数個の凹所
2a1乃至2anが設けられている。基板2の上表面上
には、凹所2aを除いた部分に二酸化シリコン等が形成
される絶縁層3が被着形成されている。本例において
は、基板2上の絶縁層3を選択的にエッチング除去して
所定の個所に開口を形成し、残存する絶縁層3をマスク
として使用して該開口から基板2を非等方的にエッチン
グすることによって基板2の上部を部分的に除去して凹
所2aを刻設し、その際に空中に延在する架橋部3bを
形成する。本例においては、各凹所2aは、第1図の概
略平面図において、大略十字形状をしており、各架橋部
3bはその十字形状凹所2aを斜めに架橋して設けられ
ている。
架橋部3bの上には、その長手方向に延在してヒータ部
5bが形成されており、本実施例においては、このヒー
タ部5bは所定の幅を有しており且つ架橋部3bと略同
じ長さ延在している。ヒータ部3bの一端はヒータ部3
bよりも幅が広い個別ヒータリード5cに接続されてお
り(本例では同一物質から一体的に形成されている)、
該個別ヒータリード5cには夫々のワイヤ6bがボンデ
ィング接続されている。一方、ヒータ部5bの他端は基
板2の1側部に沿って長手方向に延在して設けられてい
る共通ヒータリード5aへ接続されている。本例におい
ては、共通ヒータリード5aも各ヒータ部5bと同一の
物質から一体的に形成されているが、ヒータ部5bと比
較してその幅は広く設定されており、従って電気的抵抗
は低く設定されている。この共通ヒータリード5aの左
端部には共通ヒータワイヤ6aがボンディング接続され
ている。従って、外部回路から、共通ヒータワイヤ6a
と各個別ヒータワイヤ6b1乃至6bnとの間に所定の
駆動電流、好適にはパルス電流、を印加させることによ
って、比較的高抵抗の各ヒータ部5bにおいてジュール
発熱を起す。尚、ヒータ部5bは、リード5a及び5c
と共にPt等の金属を絶縁層3上に付着形成すると良
い。この場合に、Ptの上下にMoを付着層として設け
ると良い。又、第2図に示される如く、各ヒータ部5b
を被覆して二酸化シリコン等からなる被覆絶縁層3cを
設けると良い。
架橋部3b上で略その中央部にには、ヒータ部5bと隣
接してガス感応物質からなるガス検知部Sが設けられて
いる。ガス感応物質としは、SnO等の金属酸化物半
導体を使用すると良い。このガス検知部Sの両側から一
対の検知リード7b、7cが延在しており、検知リード
7bは基板2の側部に沿って長手軸方向へ延在する共通
リード7aへ共通接続されており、一方検知リード7c
は個別検知リードを構成している。従って、個別検知リ
ード7cには対応する個別ワイヤ8bがボンディング接
続されており、一方共通リード7aの右側端部には共通
ワイヤ8aがボインディング接続されている。従って、
各個別検知リード7cと共通検知リード7bとの間の電
気的抵抗値はその間に介在するガス検知部Sの抵抗値に
よって決定される。ガス検知部Sは雰囲気中の特定のガ
スがそこに接触して反応すると抵抗値が変化するので、
この抵抗値変化を外部回路で検出することによって雰囲
気中の特定のガスの存在を検出することが可能である。
本実施例においては、検出リード7aと7bとは一体的
に形成されており、又検出リード7a、7b、7cは、
好適には、同一物質から同時的に形成する。1例とし
て、Ptを使用してこれらのリード7a、7b、7cを
付着形成すると良い。又、Ptの上下に付着層としてM
o層を形成するとよい。更に、第4図に示した如く、検
出リード7b、7cの架橋部3b上に延在する部分はガ
ス検知部Sと接続する部分を除いて二酸化シリコン等の
絶縁層でその周囲を被覆すると良い。
第5図及び第6図は、本発明の別の実施例に基づいて構
成されたガス検出装置1を示しており、この場合の実施
例は、好適にはシリコン等からなる同一の基板2上に複
数個のガス検知領域Dを設けるものであるが、各ガス検
知領域Dには片持梁構造の張出し部3bを形成してあ
る。即ち、基板2の上表面にはその一部をエッチング除
去して形成した凹所2aが複数個適当な間隔で基板2の
側部に沿って長手軸方向へ配列して設けられている。各
凹所2aは大略正方形で、その1つの角部から対角線方
向に延在して片持梁構造の張出し部3bが空中に延在し
て形成されている。この張出し部3bは、基板2の上表
面上に設けた二酸化シリコン等の絶縁層3を部分的にエ
ッチング除去して形成したものである。又、凹所2a
は、パターン化した絶縁層3をマスクとして基板2を非
等方的にエッチングすることによって形成すると良い。
基板2上に被着形成されている絶縁層3上には、その側
部に沿って長手方向に延在する共通ヒータリード15a
が設けられており、この共通ヒータリード15aから枝
分かれして複数個の個別ヒータリード15bが延在して
いる。各個別ヒータリード15bは大略逆U字形状に延
在しており、その一部は幅狭で蛇行形状に張出し部3b
の周辺に沿って延在している。この蛇行形状部はヒータ
部を形成しており、駆動電流が印加されるとこの部分で
ジュール発熱を起す。共通ヒータリード15aには共通
ワイヤ16aがボンディング接続されており、一方各個
別ヒータリード15bの先端部には個別ワイヤ16bが
ボンディング接続されている。従って、加熱用の駆動電
流(好適にはパルス電流)は外部回路から共通ワイヤ1
6aと各個別ワイヤ16bとの間に印加され、その駆動
電流により蛇行形状部で発熱が行われる。
大略逆U字形状をした各個別ヒータリード15bの内部
には一対の検知リード17b及び17cが平行に延在し
ており、その先端部は個別ヒータ電極の蛇行形状部で取
り囲まれた張出し部3bの中央を所定距離離隔し並列し
て延在している。これらの検知リード17b、17cの
先端部においては両者間に跨ってガス検知部Sが形成さ
れている。このガス検知部Sは、前述した実施例と同様
に、好適にはSnO等の金属酸化物半導体からなるガ
ス感応物質から構成されており、一対の検知リード17
b、17c間の電気的抵抗を設定する。即ち、ガス検知
部Sがガスと接触してその抵抗値が変化することによ
り、その変化が一対の検知リード17b、17cを介し
て検知され雰囲気中の特定のガスの存在が検知される。
尚、一対の検知リード17b、17cの基端部には夫々
ワイヤ18a、18bがホンディング接続されており、
外部回路へ接続されている。又、リード15及び17は
好適にはPt等の金属を絶縁層3上に付着形成しパター
ニングして形成すると良い。尚、Ptの上下には付着性
を増加させる為にMo層を設けると良い。更に、これら
のリード15及び17は、ガス検知部Sが設けられる部
分及びワイヤ16及び18とボンディング接続される部
分を除いて二酸化シリコンの如き絶縁層で周囲を被覆す
る構成とすると良い。
次に、第7図乃至第10図を参照して、本発明の別の実
施例に付いて詳細に説明する。本実施例は、ガス検出装
置におけるガス検知部及びヒータ部の特性を自己診断す
る自己診断機能を具備しており、ガス検知部及び/又は
ヒータ部の何れの特性が所定の限界を越えた場合に寿命
に到達したものと判断することを特徴とするものであ
る。
第7図に示した如く、本実施例においては、ガス検知部
Sが設けられており電源電圧と接地との間に接続されて
検知電流が印加される構成となっている。このガス検知
部Sは通常は所定の抵抗値を有しているが、雰囲気中の
所定のガスと接触するとその抵抗値が変化し、従ってガ
ス検知部Sに置ける電圧が変化する。この電圧変化はバ
ッファとして機能するオペアンプOP1を介して寿命自
己診断機能を具備した検知回路25へ供給される。即
ち、夫々比較器として機能するオペアンプOP2の反転
入力端子と、オペアンプOP3の非反転入力端子と、オ
ペアンプOP4の反転入力端子とに供給される。オペア
ンプOP2の非反転入力端子は検知基準電圧E2が印加
され、一方オペアンプOP3の反転入力端子及びオペア
ンプOP4の反転入力端子には、夫々、上限基準電圧E
3及び下限基準電圧E4が印加されている。オペアンプ
OP2の出力端子は2入力アンドゲート20の一方の入
力端子に接続されている。一方、オペアンプOP3とO
P4の出力端子は3入力オアゲート21の夫々の2つの
入力端子に接続されており、オアゲート21の出力端子
からはガス検知部寿命出力SLが出力されると共に、そ
れはアンドゲート20の他方の入力端子に接続されてい
る。アンドゲート20の出力端子からはガス漏れを表す
ガス検出出力Gが出力される。尚、オアゲート21の残
りの入力端子は、後述するヒータ寿命検出回路からのヒ
ータ寿命出力HLが入力されるべく接続されている。
供給電源ラインVddと接地ラインとの間には所定の電圧
を設定する電源E1が接続されており、更に抵抗R1と
ヒータ部Hとが直列に接続されている。従って、ヒータ
部Hには所定の駆動電流が好適にはパルスの形で供給さ
れ、ジュール発熱により隣接して設けられているガス検
知部Sを所定の温度に加熱させる。ヒータ部Hのヒータ
電圧HDは、第9図に示したヒータ部寿命検出回路へ供
給される。即ち、このヒータ部寿命検出回路はバッファ
として機能するオペアンプOP5を介してヒータ電圧H
Dを受け取り、その信号は比較器として機能するオペア
ンプOP6とOP7の夫々の一方の入力端へ供給され
る。オペアンプOP6及びOP7の夫々の他方の入力端
にはヒータ上限電圧E6及びヒータ下限電圧E7が印加
されており、これらのオペアンプの夫々の出力端は2入
力アンドゲート22の夫々の入力端に接続されている。
アンドゲート22の出力端からはヒータ部寿命信号HL
が出力される。
上述した如き第7図及び第9図に示したガス検出回路の
動作に付いて、第8図及び第10図を参照して説明す
る。前述した如く、所定のガスが接触することによりガ
ス検知部Sの抵抗が変化するのでガス検知部Sでの検知
電圧が変化し、その検知電圧はバッファOP1を介して
比較器OP2へ供給されそこで検知基準電圧V2と比較
される。この検知基準電圧V2は電源E2によって供給
されるものであり、第8図に示した如く、検知電圧がこ
れを越えて低下した場合には、雰囲気中の所定のガス濃
度が基準値を越えていることを表す。従って、比較器O
P2はガス漏れを表すガス検出出力Gを出力し、それは
オアゲート21からは寿命出力SLが出力されない場合
に、アンドゲート20を介して外部へ出力される。
一方、ガス検出部Sからの検知電圧は、比較器OP3及
びOP4へも同時に印加されている。これらの比較器に
夫々の電源E3及びE4から供給される上限電圧V3及
び下限電圧V4は正常なガス検出動作では取り得ないガ
ス検知部Sにおける上限及び下限の値として予め設定し
てあり、検知電圧がこれらの何れかの限界値を越えた場
合には、それに対応する比較器から寿命信号SLが出力
されオアゲート21を介して他の回路、例えば表示回路
等へ供給されると共に、アンドゲート20を閉成する。
同様に、ヒータ部Hにおけるヒータ電圧HDは第9図に
示したバッファOP5を介して上限及び下限比較器OP
6及びOP7へ供給され、そこでヒータ電圧として正常
時には取り得ない予め設定した上限ヒータ電圧Ru及び
下限ヒータ電圧R1と比較され、ヒータ電圧HDがこれ
らの何れかの限界を越えている場合にはオアゲート22
を介してヒータ寿命信号HLが出力され、この信号HL
は第7図に示したオアゲート21を介して寿命信号SL
として外部へ出力される。
この様に、本実施例においては、検知電圧及びヒータ電
圧が予め定めた所定の範囲内にある場合には、検知電圧
が基準電圧V2と比較されて、その結果に従ってガス検
出信号Gを出力するが、検知電圧又はヒータ電圧の少な
くとも一方が限界値を越えた場合には、寿命信号SLが
発生され、装置が正常状態でないことが知らされる。
次に、第11図乃至第13図を参照して、本発明の更に
別の実施例に付いて説明する。第11図に示した如く、
この実施例においては、複数個のガス検知領域D1乃至
Dnが設けられており、各ガス検知領域Dは同様な構成
を有している。即ち、各ガス検知領域Dには、ガス検知
部Sとそれを所定の温度へ加熱させる為のヒータ部Hと
が設けられており、更に一対のスイッチングトランジス
タWA及びWBが設けられている。これらの一対のトラ
ンジスタWA及びWBはMOSトランジスタであって、
それらのゲートは共通接続されると共にオアゲート26
の対応する入力端子に接続されると共にレジスタ27の
対応するビットQに接続されている。レジスタ27の各
ビットQからの選択信号qは、更に、第12図に示した
寿命診断回路へ供給される。この選択信号は高/低の2
状態の何れかを取り、それが高である場合に、対応する
一対のスイッチングトランジスタWA及びWBをオンと
させてそのガス検知領域Dを活性状態即ち動作状態とさ
せる。従って、複数個のガス検知領域D1乃至Dnはレ
ジスタ27からの選択信号qに応じて一度に1つが選択
されて動作状態とされる。
オアゲート26の出力は2入力オアゲート24の一方の
入力端子へ供給され、2入力オアゲート24の他方の入
力端子へは第12図の寿命検知回路の出力である寿命信
号SLが供給される。オアゲート24の出力はアンドゲ
ート25の一方の入力端子へ供給され、アンドゲート2
5の他方の入力端子へは発振器23からのクロック信号
23が供給され、アンドゲート25の出力はレジスタ2
7のクロック入力端CKへ供給される。尚、本実施例に
おいては、n個のガス検知領域D1乃至Dnが設けられ
ており、レジスタのn個のビットの夫々が対応するガス
検知領域のスイッチングトランジスタWA及びWBへ接
続されている。レジスタ27のn+1ビットQn+1
エンド信号ENDを出力する。
第12図に示した如く、本実施例においては、n個のス
イッチングトランジスタWC1乃至WCnが設けられて
おり、各スイッチングトランジスタWCの一方のドレイ
ン/ソースは対応するガス検知部Sからのガス検知信号
gを受け取るべく接続されており、又そのゲートはレジ
スタ27からの対応する選択信号qを受け取るべく接続
されており、その他方のドレイン/ソースはバッファO
P1を介して寿命検知回路25へ接続されている。この
寿命検知回路25の出力である寿命信号SLは前述した
如く2入力オアゲート24へ入力される。
上述した如き構成の本実施例装置の動作に付いて第13
図を参照して説明する。本ガス検出装置がパワーオンさ
れると、発振器23が常時発振動作状態とされ、先ずレ
ジスタ27の選択信号qが高とされスイッチングトラ
ンジスタWA1及びWB1がオンされるので、1番目の
ガス検知領域D1が動作状態とされ、ガス検知部S1に
よる検知動作が開始される。同時に、選択信号qによ
ってスイッチングトランジスタWC1もオンされるの
で、ガス検知部S1からの検知電圧g1がトランジスタ
WC1及びバッファOP1を介して検知回路25へ供給
される。従って、検知電圧g1が所定の範囲内の値であ
り、且つそれが検知基準電圧V2よりも低くなると、検
知回路25からはガス漏れ検知信号Gが出力される。一
方、検知電圧g1が上限又は下限を越えると、検知回路
25からは寿命信号SLが出力され、これに基づいてレ
ジスタ27は第1ビットQ1を「0」とすると共に第2
ビットQ2を「1」とし、従って選択信号g1は抵とな
って1番目のガス検知領域D1を不作動状態とすると共
に選択信号g2が高となるので2番目のガス検知領域D
2が作動状態とされる。以下、この様に、n個のガス検
知領域Dは順次1つづつ作動状態とされ、最後のガス検
知領域Dnが寿命になると、レジスタ27は終了信号E
NDを発生する。
次に、第14図乃至第17図に示した更に別の実施例に
付いて説明する。第14図に示した構成は第11図に示
した構成と同様であり、従って同一要素には同一の参照
番号を付して説明の繰り返しを回避する。本実施例は、
第15図に示した構成も有しており、即ち夫々のガス検
知電圧gが入力されるn個のスイッチングトランジスタ
WCと、バッファとしてのオペアンプOP8とを有して
いる。更に、比較器として機能するオペアンプOP9が
設けられており、その一方の入力端子には検知電圧gが
入力され、たほの入力端子には電源E8から基準電圧が
供給される。オペアンプOP9の出力はアンドゲート2
8の一方の入力端子へ入力され、アンドゲート28は他
方の入力端子を位相クロック30へ接続すると共に、そ
の出力端子をレジスタ29のクロック入力端子CKへ接
続している。位相クロック30は、更に、発振器23へ
接続されてると共にカウンタ31へ接続されており、カ
ウンタ31はデコーダ32へ接続されている。デコーダ
32はn個の選択信号qを夫々対応するスイッチングト
ランジスタWCのゲートへ供給する。
上述した構成の本実施例の動作に付いて、第16図及び
第17図を参照して説明する。尚、第16図及び第17
図はn=5個とした場合の例である。即ち、カウンタ3
1へ供給されるクロックに基づいて、デコーダから出力
される選択信号qは順次1つづつ高とされ、従って複数
個のガス検知領域はダイナミックに順次スキャンされ
る。その際にガス検知電圧が基準電圧よりも低いとガス
漏れ検知としてレジスタ29内の対応するビットが高状
態とされ、それが所定数以上(第15図に示した例にお
いては半数即ちn/2以上、従って第16図及び第17
図の例においては3個)のガス検知領域からガス漏れが
検知されると、レジスタ29から警報信号が出力され
る。尚、本例においては、複数個のガス検知領域を順次
走査するものであるが、これらの全てを同時的に検知し
その際に所定数以上のものがガス漏れを検知している場
合に警報信号を出力させる構成とすることも可能であ
る。
次に、第18図乃至第23図を参照して、本発明の更に
別の実施例に付いて説明する。本実施例は、周囲温度が
変化してヒータ部の抵抗が変動することを補償するもの
である。即ち、第18図に示した如く、ガス検知部Sと
ヒータ部Hとを有するガス検知領域Dが設けられてお
り、ガス検知部Sからの検知電圧は比較器とし機能する
オペアンプOP11のへ入力され、そこで電源E11か
ら入力される基準電圧と比較され、検知電圧が基準電圧
よりも低くなるとオペアンプOP11はガス漏れ検知信
号Gを出力する。一方、ヒータ部Hと直列に接続してM
OSトランジスタWが設けられており、ヒータ部Hのヒ
ータ電圧はオペアンプOP10へ入力され、そこで電源
E10から供給される所定の基準電圧と比較され、その
比較結果に基づいてオペアンプOP10の出力はトラン
ジスタWのゲートへ印加される。
ところで、第19図に示した如く、周囲温度が上昇する
と、ヒータ部Hの抵抗値Rが上昇し、従ってヒータ部H
へ印加される駆動電流Iが一定であると、ヒータ部Hの
加熱温度が上昇することとなる。この様に加熱温度が変
動することは、ガス検知部Sの検知特性が変動するので
好ましくない。そこで、本実施例においては、周囲温度
が上昇してヒータ部Hの抵抗が上昇すると、ヒータ電圧
が高くなるので、その上昇分に見合って駆動電流Iを低
下させ、ヒータ電圧を常に一定に維持することによって
ヒータ部Hの加熱温度を一定にさせるものだる。即ち、
第20図に示した如く、周囲温度が上昇するに従い、実
線で示した駆動電流Iを減少させ、その結果点線で示し
たヒータ電圧を一定に維持するものである。
一方、第21図に示した実施例においは、ヒータ部Hの
ヒータ電圧をオペアンプOP12を介して別のオペアン
プOP13の一方の入力端子へ接続しており、オペアン
プOP13の出力端子ははMOSトランジスアWのゲー
トに接続されており、又オペアンプOP13の他方の入
力端子は可変抵抗RVとトランジスタWの一方のドレイ
ン/ソースと接続されている。ガス検知部Sからの検知
電圧はオペアンプOP14へ入力されそこで電源E14
から入力される基準電圧と比較され、その結果としてガ
ス漏れ検知信号Gが出力される。ガス検出を行わない定
常状態において、ガス検知部Sからの検知電圧は一定と
なることが必要である。ところで、周囲温度が上昇して
ヒータ部Hの抵抗が上昇すると、ヒータ部Hへの駆動電
圧が一定であるとすると、ヒータ部Hの加熱温度は第2
2図にHRで示した如く上昇することとなる。加熱温度
がこの様に上昇すると、その分ガス検知部Sの抵抗は第
22図にSRで示した如く減少することとなる。そこ
で、ヒータ部Hの抵抗の増加分に応じてガス検知部Sへ
印加する検知電流の変化させ(この場合には増加)るこ
とによって、第23図にSR′で示した如く、ガス検知
部Sではガス検知を行わない場合には、一定の抵抗、即
ち一定の電圧が維持される様にする。
次に、第24図乃至第27図を参照して、本発明の更に
別の実施例に付いて説明する。第24図に示した構成は
第11図の構成に類似しているが、本例においては、基
準用として使用されるガス検知領域D0が設けられてい
る点が異なる。この基準用のガス検知領域D0内のガス
検知部S0からの検知電圧はオペアンプOP20を介し
てスイッチングトランジスタ40とコンデンサ41とで
形成されるサンプル・ホールド回路へ供給される。トラ
ンジスタ40のゲートへは第25図に示した基準用レジ
スタ43からの選択信号cが供給される。このサンプ
ル・ホールド回路で保持された基準用検知電圧はオペア
ンプOP21を介して基準電圧V21として供給され、
それはオペアンプOP24乃至OP26と抵抗とダイオ
ードとで形成される絶対値増幅回路へ入力される。絶対
値増幅回路の入力オペアンプOP24にはオペアンプO
P22を介して対応するスイッチングトランジスタWC
がオンとされることにより各検知電圧gが供給される。
各トランジスタWCのゲートへ供給される選択信号cは
第25図に示したレジスタ46から供給される。オペア
ンプOP22の出力は比較用のオペアンプOP23へ入
力され、そこで電源E23から入力される基準電圧と比
較して検知電圧が基準電圧よりも低いとオペアンプOP
23は警報信号を出力する。絶対値増幅回路の出力オペ
アンプOP26はその出力を比較器OP27へ入力し、
そこで電源E27から入力される差電圧の基準電圧V
と比較し、絶対値増幅回路からの出力の電圧がVより
も大きい場合には、オペアンプOP27は寿命検出信号
LDを出力する。
第25図に示した如く、発振器42がレジスタ43に接
続されており、レジスタ43の基準選択信号cを供給
する。発振器42は更にアンドゲート45の一方の入力
端子に供給され、アンドゲート45の他方の入力端子に
は寿命検出信号LDが供給される。アンドゲート45の
出力はレジスタ46へ供給され、レジスタ46は夫々の
ビットから選択信号cを供給する。
上述した実施例の動作に付いて第26図及び第27図を
参照して説明する。サンプリング期間の短時間中に基準
ガス検知領域D0を駆動して、基準電圧V21を形成
し、その基準電圧を使用して、より長時間のサンプリン
グ期間中に、選択信号cによって選択されたガス検知領
域Dにおいてガス検知を行う。この場合に、基準電圧V
21と検知電圧との差電圧がVを越えている場合(第
27図にt及びtで示した如く)には、オペアンプ
OP27から寿命検出信号LDが出力され、その信号L
Dはアンドゲート45へ印加されて、レジスタ46によ
って別の選択信号が高とされる。n個の検知領域全てが
寿命となると、レジスタ46は終了信号ENDを出力す
る。
次に、第28図乃至第30図を参考に、本発明の更に別
の実施例に付いて説明する。第28図に示した構成は第
11図に示した構成と基本的に同じであるが、ここでは
スイッチングトランジスタWA及びWBを制御する選択
信号はcで示してある。第29図に示した構成も第12
図の構成に類似しているが、ここでは選択信号をcで表
しており、オペアンプOP30はバッファとして機能し
オペアンプOP1に対応しているが、オペアンプOP3
1は自己診断機能付検知回路25の代りに設けられてお
り、その一方の入力端子から検知電圧gを受け取ると共
に電源E31から基準電圧を受けとって比較をし、その
結果検知電圧が基準電圧より低いと、ガス漏れ検出信号
Gがその出力端子から出力される。
第30図に示した如く、本実施例においては、発振器5
0がタイマーとして機能する分周回路51へ接続されて
おり、分周回路51は所定の周期のパルス信号SCKを
レジスタ53のCK端子へ入力する。一方、抵抗56と
コンデンサ55との相互接続点はインバータ54を介し
て分周回路51及びレジスタ53へ接続されており、夫
々パワーリセット信号PRを供給する。レジスタは制御
パルス信号SCKに基づいて夫々のビットをその周期で
順次「1」とさせるので、選択信号cは所定の周期で順
番に高状態とされる。従って、複数個のガス検知領域D
は順番に所定の周期で1つづつ動作状態とされ、その期
間中に対応するガス検知部Sからの検知電圧gを採取す
ると共にオペアンプOP31で基準電圧と比較する。こ
の動作は第31図を参照すると一層良く理解することが
可能である。n個の検知領域Dを一巡すると、レジスタ
から終了信号ENDが出力される。
効果 以上、詳説した如く、本発明に拠れば、構造が簡単であ
り製造が容易である。特に、一般的なICの製造方法を
適用することが可能であり、量産し易く、従ってコスト
低減が可能であると共に、バラツキを最小限に抑えるこ
とが可能である。単一の基板上に複数個の検知部を設け
ることが可能であり、基本的にその数に制限がないの
で、製造上の柔軟性に富んでおり、又数を増やしても、
その容積はそれほど増加しないので、コンパンクトのも
のを製造することが可能である。安定時間が1msec乃至
1secと短いので、複数個の検知部を切り換えて使用す
る場合にも特に問題となることはない。消費電力が小さ
く、電池駆動とすることが可能である。複数個の検知部
を同一の基板上に同一のプロセスで同時的に形成される
ので、特性が最初から揃っており、バラツキは極めて少
ない。
複数個の検知部を選択的に順次使用する構成とすること
により、長期間使用することが可能である。又、自己診
断機能を設けて検知部乃至はヒータ部の寿命が到来する
ことを検知することにより動作の信頼性を確保すること
が可能である。周囲温度に対する補償を行うことによ
り、特性が安定化される。
以上、本発明の具体的実施の態様に付いて詳細に説明し
たが、本発明はこれら具体例にのみ限定されるべきもの
では無く、本発明の技術的範囲を逸脱すること無しに種
々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は同一の基板に架橋構造の複数個のガス検知素子
を形成した場合の本発明の1実施例に基づいて構成した
ガス検出装置の概略平面図、第2図は第1図中のI−I
線に沿っての概略断面図、第3図は第1図の部分拡大
図、第4図は第3図中のII-II線に沿っての概略断面
図、第5図は同一の基板に片持梁構造の複数個のガス検
知素子を形成した本発明の別の実施例を示した部分概略
平面図、第6図は第5図中のIII-III線に沿っての概略
断面図、第7図乃至第10図は寿命の到来をも検知する
ことの可能な検知回路を有する本発明の更に別の実施例
を示した各説明図、第11図乃至第13図は寿命検知信
号に基づいて複数個のガス検知素子を順番に切り換えて
使用する本発明の更に別の実施例を示した各説明図、第
14図乃至第17図は複数個のガス検知素子の内所定数
以上のものからガス漏れが検知された場合に警報信号を
出力する構成とした本発明の更に別の実施例を示した各
説明図、第18図乃至第20図は周囲温度の変化による
ヒータ抵抗の変化をヒータへの駆動電流を制御すること
によって補償する構成とした本発明の更に別の実施例を
示した各説明図、第21図乃至第23図は周囲温度の変
化によるヒータ抵抗の変化をガス検知電流を制御するこ
とによって補償する構成とした本発明の更に別の実施例
を示した各説明図、第24図乃至第27図は複数個のガ
ス検知素子の1つを基準素子として使用し他の素子と比
較しながらガス検知を行う構成とした本発明の更に別の
実施例を示した各説明図、第28図乃至第31図は複数
個のガス検知素子を所定の周期で順番に検知動作を行わ
せる構成とした本発明の更に別の実施例を示した各説明
図、である。 (符号の説明) 2:基板 3b:張出し部 5a:共通ヒータリード 5b:ヒータ部 5c:個別ヒータリード 7a:共通検知リード 7b:検知リード 7c:個別検知リード D:ガス検知領域 H:ヒータ部 S:ガス検知部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−103654(JP,A) 特開 昭56−18381(JP,A) 特開 昭58−72059(JP,A) 特開 昭57−136153(JP,A) 特開 昭60−236054(JP,A) 特開 昭57−139657(JP,A) 特開 昭60−31049(JP,A) 特開 昭51−134695(JP,A) 特開 昭60−125555(JP,A) 特開 昭55−15080(JP,A) 実開 昭58−145552(JP,U) 実開 昭50−146490(JP,U) 実開 昭53−127590(JP,U)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一基板上に複数個の検知部を有するガス
    検出装置において、前記複数個の検知部は前記基板に形
    成された空中に張り出す張り出し部上に形成されてお
    り、各検知部に接続して一対の検知リードが前記基板上
    に設けられており、前記一対のリードの一方を共通接続
    させており、前記各検知部を所定の温度以上に加熱する
    加熱手段が前記張り出し部において前記検知リードと同
    一の面上に配設して設けられていることを特徴とするガ
    ス検出装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記検知
    部はガス感応物質層を有しており、前記ガス感応物質層
    はガスと接触反応することによりその抵抗値が変化しこ
    の抵抗値変化を検出することによってガス検出を行うこ
    とを特徴とするガス検出装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項において、前記ガス
    感応物質層が金属酸化物半導体を有することを特徴とす
    るガス検出装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項において、前記加熱
    手段は複数個のヒータ部と各ヒータ部の両側に接続され
    る一対のヒータリードとを有しており、前記各ヒータ部
    は前記複数個の検知部の対応する1つに並置されている
    ことを特徴とするガス検出装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項において、前記ヒー
    タリードの一方が共通接続されていることを特徴とする
    ガス検出装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項乃至第5項の内のい
    ずれか1項において、前記張り出し部が架橋構造である
    ことを特徴とするガス検出装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項乃至第5項の内のい
    ずれか1項において、前記張り出し部が片持梁構造であ
    ることを特徴とするガス検出装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第6項又は第7項におい
    て、前記張り出し部が前記複数個の検知部毎に複数個形
    成されていることを特徴とするガス検出装置。
  9. 【請求項9】同一基板上に複数個の検知部を有するガス
    検出装置において、前記複数個の検知部は前記基板に形
    成された空中に張り出した張り出し部上に形成されてお
    り、前記各検知部を所定の温度以上に加熱する加熱手段
    が前記張り出し部において前記検知部と同一の面上に配
    設されており、前記ガス検知部における電圧を検出する
    と共にその検出電圧を所定の基準電圧と比較してガス検
    出信号を発生するガス検出手段が設けられており、前記
    ガス検出部からの検出電圧を所定の上限及び下限電圧と
    比較して前記検出電圧が上限又は下限を超えた場合にセ
    ンサ寿命信号を発生するセンサ寿命検出手段が設けられ
    ていることを特徴とするガス検出装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項において、前記複
    数個のガス検知部を選択的に動作状態とさせる選択手段
    が設けられており、前記センサ寿命検出手段からのセン
    サ寿命信号に応答して前記選択手段が少なくとも1個の
    別のガス検知部を選択することを特徴とするガス検出装
    置。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第10項において、前記
    複数個のガス検知部の1つを基準用のガス検知部とし、
    前記比較されるべき所定の基準電圧を発生することを特
    徴とするガス検出装置。
  12. 【請求項12】同一基板上に複数個の検知部を有するガ
    ス検出装置において、前記複数個の検知部は前記基板に
    形成された空中に張り出した張り出し部上に形成されて
    おり、前記各検知部を所定の温度以上に加熱する加熱手
    段が前記張り出し部において前記検知部と同一の面上に
    配設されており、前記各ガス検知部からの検知信号を所
    定の基準信号と比較し前記検知信号が前記基準信号を超
    えている場合にガス検出信号を発生する比較手段が設け
    られており、前記複数個のガス検知部の所定数以上のも
    のから前記ガス検出信号が発生されている場合に警報信
    号を発生する計数手段が設けられていることを特徴とす
    るガス検出装置。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲第12項において、前記
    所定数のガス検知部は前記複数個のガス検知部の半数の
    ガス検知部であることを特徴とするガス検出装置。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第12項において、前記
    複数個のガス検知部を順次走査して前記比較手段による
    比較を行うことを特徴とするガス検出装置。
  15. 【請求項15】同一基板上に複数個の検知部を有するガ
    ス検出装置において、前記複数個の検知部は前記基板に
    形成された空中に張り出した張り出し部上に形成されて
    おり、前記各検知部を所定の温度以上に加熱する加熱手
    段が前記張り出し部において前記検知部と同一の面上に
    配設されており、前記ガス検知部からの検知信号を所定
    の基準信号と比較し前記検知部信号が前記基準信号を超
    えている場合にガス検出信号を発生する比較手段が設け
    られており、前記複数個のガス検知部を所定の順番に従
    って所定の時間毎に動作状態とさせる選択手段が設けら
    れていることを特徴とするガス検出装置。
  16. 【請求項16】同一基板上に複数個の検知部を有するガ
    ス検出装置において、前記複数個の検知部は前記基板に
    形成された空中に張り出した張り出し部上に形成されて
    おり、前記各検知部を所定の温度以上に加熱する加熱手
    段が前記張り出し部において前記検知部と同一の面上に
    配設されており、前記ガス検知部における電圧を検知し
    その検知電圧を所定の基準電圧と比較してガス検出信号
    を発生する比較手段が設けられており、前記ヒータ部の
    周囲温度に基づく抵抗値変化を補償する補償手段が設け
    られていることを特徴とするガス検出装置。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第16項において、前記
    補償手段は前記ヒータ部の電圧の変動分に応じて前記駆
    動電流を制御する電流制御手段を有しており、前記ヒー
    タ部の電圧を一定に制御することを特徴とするガス検出
    装置。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲第16項において、前記
    補償手段は前記ヒータ部の抵抗変化に応じて前記ガス検
    知部へ流す検知電流を制御する電流制御手段を有してお
    り、前記ガス検知部での電圧を一定に制御することを特
    徴とするガス検出装置。
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