JP5101307B2 - ガス検知方法及びガス検知装置 - Google Patents
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上記実状に鑑み、本発明の課題は、燃料ガスと不完全燃焼ガスとを、燃料ガスセンサと不完全燃焼ガスセンサとを用いて識別検知するガス検知技術において、燃料ガスセンサと不完全燃焼ガスセンサとを有効に活用できるガス検知技術を提供することである。
適な実施形態の1つでは、前記燃料ガスセンサが熱線型半導体式であり、当該燃料ガスセンサが前記不完全燃焼ガスの検知に適した状態に達するタイミングが、前記第1加熱電流印加部における加熱電流の印加直後、例えば、印加後1秒程度に設定される。
メタンガス検知とCOガス検知の繰り返し検知間隔が異なる場合、まず、どちらのガスセンサによるガス検知を行うかどうかがチェックされる(#01)。このチェックは内部クロックと予め設定された各ガス検知の繰り返し検知間隔とに基づいて決定することができる。ステップ#01のチェックでメタンガス検知のタイミングである場合、第1加熱電流印加パルスがメタンガスセンサ1に印加される(#02)。図12から理解できるように、第1加熱電流印加パルスの立ち下がりの立ち下がり点の少し手前からほぼ立ち下がり点の間の時点でメタンガスセンサ1の温度はメタンガス検知に適した高温度域(約500℃)に達するので、第1加熱電流印加パルスの少し手前であるかどうかがチェックされる(#03)。第1加熱電流印加パルスの立ち下がりの少し手前の時点が検出されると(#03Yes分岐)、メタンガス検知パルス(信号)が燃料ガス検知値取得部42aに送出される(#04)。これにより、燃料ガス検知値取得部42aが第1検出回路部31を介してメタンガスセンサ1におけるガス検知値をメタンガス検知値として取得し、検知値評価部45に転送する(#05)。さらに、検知評価部45は、受け取ったメタンガス検知値を、必要の場合、蓄積されている過去の検知値をも含めて評価する(#06)。
最初に、故障しているガスセンサを特定するため、故障フラッグがチェックされる(#21)。
[COガスセンサが故障の場合]
故障フラッグに"1"がセットされており、COガスセンサが故障していると見なされた場合、メタンガスセンサ1によるメタンガスとCOガスの検知が行われる。
まず、第1加熱電流印加パルスがメタンガスセンサ1に印加される(#30)。図12から理解できるように、第1加熱電流印加パルスの立ち上がり直後、立ち上がりから約1秒後にメタンガスセンサ1の温度は約250℃に達しCOガスを検知するに適した状態となる。このため、ここでは、第1加熱電流印加パルスの立ち上がりから1秒経過するまで待機し、1秒経過すると(#31Yes分岐)、COガス検知パルス(信号)が不完全燃焼ガス検知値取得部42aに送出される(#32)。これにより、燃料ガス検知値取得部42aが第12検出回路部31を介してメタンガスセンサ1におけるガス検知値をCOガス検知値として取得し、検知値評価部45に転送する(#33)。続いて、第1加熱電流印加パルスの立ち下がりの少し手前であるかどうかがチェックされる(#34)。第1加熱電流印加パルスの立ち下がりの少し手前の時点が検出されると(#34Yes分岐)、メタンガス検知パルス(信号)が燃料ガス検知値取得部42aに送出される(#35)。これにより、燃料ガス検知値取得部42aが第1検出回路部31を介してメタンガスセンサ1におけるガス検知値をメタンガス検知値として取得し、検知値評価部45に転送する(#36)。検知評価部45は、受け取ったメタンガス検知値とCOガス検知値とを、必要の場合、蓄積されている過去の検知値をも含めて評価し(#37)、ガス漏れ警報レベルであるかどうかを判定する(#38)。警報レベルであれば(#38Yes分岐)、警報処理(#39)を行った後、警報レベルでなければ(#38No分岐)、そのまま故障判定処理に入る(#50)。この故障判定処理において、メタンガスセンサ1の故障が判定されなければ(#51No分岐)、ステップ#30に戻り、これまでのステップを繰り返す。但し、メタンガスセンサ1の故障が判定されると(#51Yes分岐)、メタンガスセンサ1とCOガスセンサ2とが故障したことになるので、このガス検知装置の作動はもはや不可能として、その旨の報知が行われる(#52)。
故障フラッグに"2"がセットされており、メタンガスセンサが故障していると見なされた場合、COガスセンサ2によるメタンガスとCOガスの検知が行われる。
まず、第2加熱電流印加部34を介して第2加熱電流印加パルスがCOガスセンサ2に印加される(#40)。同時に、又はその直前にCOガス検知パルス(信号)が不完全燃焼ガス検知値取得部42aに送出される(#42)。これにより、不完全燃焼ガス検知値取得部42bが第2検出回路部32を介してCOガスセンサ2におけるガス検知値をCOガス検知値として取得し、検知値評価部45に転送する(#43)。続いて、第2加熱電流印加パルスの立ち下がりの少し手前であるかどうかがチェックされる(#44)。第2加熱電流印加パルスの立ち下がりの少し手前の時点が検出されると(#44Yes分岐)、メタンガス検知パルス(信号)が不完全燃焼ガス検知値取得部42bに送出される(#45)。これにより、不完全燃焼ガス検知値取得部42bが第2検出回路部32を介してCOガスセンサ2におけるガス検知値をメタンガス検知値として取得し、検知値評価部45に転送する(#46)。検知評価部45は、受け取ったメタンガス検知値とCOガス検知値とを、必要の場合、蓄積されている過去の検知値をも含めて評価し(#37)、ガス漏れ警報レベルであるかどうかを判定する(#48)。警報レベルであれば(#38Yes分岐)、警報処理(#39)を行った後、警報レベルでなければ(#38No分岐)、そのまま故障判定処理に入る(#60)。この故障判定処理において、COガスセンサ2の故障が判定されなければ(#61No分岐)、ステップ#40に戻り、これまでのステップを繰り返す。但し、COガスセンサ2の故障が判定されると(#61Yes分岐)、メタンガスセンサ1とCOガスセンサ2とが故障したことになるので、このガス検知装置の作動はもはや不可能として、その旨の報知が行われる(#62)。
2:COガスセンサ(燃料センサ)
31:第1検出回路部
32:第2検出回路部
33:第1加熱電流印加部
34:第2加熱電流印加部
41a:加熱制御部
41b:加熱制御部
42a:燃料ガス検知値取得部
42b:不完全燃焼ガス検知値取得部
43a:第1検知制御部
43b:第2検知制御部
44a:燃料ガスセンサ故障判定部
44b:不完全燃焼ガス故障判定部
45:検知値評価部
Claims (4)
- 特定温度域で不完全燃焼ガスを検知可能な燃料ガスセンサと、特定温度域で燃料ガスを検知可能な不完全燃焼ガスセンサとを用いたガス検知方法であって、
前記燃料ガスセンサを燃料ガスの検知に適した状態にするための加熱電流を印加する第1加熱電流印加ステップと、
前記燃料ガスの検知に適した状態に達するタイミングで前記燃料ガスセンサによるガス検知値を燃料ガス検知値として取得するステップと、
前記不完全燃焼ガスセンサを不完全燃焼ガスの検知に適した状態にするべくパージするための加熱電流を印加する第2加熱電流印加ステップと、
前記不完全燃焼ガスの検知に適した状態に達するタイミングで前記不完全燃焼ガスセンサによるガス検知値を不完全燃焼ガス検知値として取得するステップと、
前記燃料ガスセンサ及び前記不完全燃焼ガスセンサの故障を判定するステップと、
前記燃料ガスセンサが故障と判定された場合には、前記不完全燃焼ガスセンサが前記燃料ガスの検知に適した状態に達するタイミングで前記不完全燃焼ガスセンサによるガス検知値を燃料ガス検知値として取得するステップと、
前記不完全燃焼ガスセンサが故障と判定された場合には、前記燃料ガスセンサが前記不完全燃焼ガスの検知に適した状態に達するタイミングで前記燃料ガスセンサによるガス検知値を不完全燃焼ガス検知値として取得するステップと、
からなるガス検知方法。 - 特定温度域で不完全燃焼ガスを検知可能な燃料ガスセンサと、特定温度域で燃料ガスを検知可能な不完全燃焼ガスセンサとを備えたガス検知装置であって、
前記燃料ガスセンサを燃料ガスの検知に適した状態にするための加熱電流を印加する第1加熱電流印加部と、
前記燃料ガスの検知に適した状態に達するタイミングで前記燃料ガスセンサによるガス検知値を燃料ガス検知値として取得する燃料ガス検知値取得部と、
前記不完全燃焼ガスセンサを不完全燃焼ガスの検知に適した状態にするべくパージするための加熱電流を印加する第2加熱電流印加部と、
前記不完全燃焼ガスの検知に適した状態に達するタイミングで前記不完全燃焼ガスセンサによるガス検知値を不完全燃焼ガス検知値として取得する不完全燃焼ガス検知値取得部と、
前記燃料ガスセンサ及び前記不完全燃焼ガスセンサの故障を判定するセンサ故障判定部と、
前記不完全燃焼ガスセンサが故障と判定された場合には、前記燃料ガスセンサが前記不完全燃焼ガスの検知に適した状態に達するタイミングで前記燃料ガスセンサによるガス検知値を不完全燃焼ガス検知値として前記燃料ガス検知値取得部に取得させる第1検知制御部と、
前記燃料ガスセンサが故障と判定された場合には、前記不完全燃焼ガスセンサが前記燃料ガスの検知に適した状態に達するタイミングで前記不完全燃焼ガスセンサによるガス検知値を燃料ガス検知値として前記不完全燃焼ガス検知値取得部に取得させる第2検知制御部と、
からなるガス検知装置。 - 前記不完全燃焼ガスセンサが熱線型半導体式であり、当該不完全燃焼ガスセンサが前記燃料ガスの検知に適した状態に達するタイミングが、前記第2加熱電流印加部における加熱電流の印加終了時である請求項2に記載のガス検知装置。
- 前記燃料ガスセンサが熱線型半導体式であり、当該燃料ガスセンサが前記不完全燃焼ガスの検知に適した状態に達するタイミングが、前記第1加熱電流印加部における加熱電流の印加直後である請求項2又は3に記載のガス検知装置。
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